VBAで名前付きセルを利用してセルを参照する方法について説明する。
Rangeオブジェクトに名前付きセルを指定することで参照できる。

名前付きセルとは、セルの範囲に対して名前を付けることで、参照しやすくするための仕組み。
(計算式の範囲指定やセル参照等に利用できる)

以下、サンプル。
《名前付きセルの設定》
1.メニューバーから[挿入]-[名前]-[定義]を選択する。
2.「名前の定義」ウィンドウで以下の操作を行う。
 1)[名前]の欄にセルの名前を入力する。
 2)[参照範囲]にシート名!セルを指定する。
  →関数と同様にセルをドラッグする等の操作で指定することができる。
 3)[追加]ボタンを押す。
今回は、Sheet1のA1〜A10セルに"Sample"という名前を付ける。

《コード》
Public Sub Main
 'Rangeオブジェクトを利用する
 'Sampleの範囲(A1〜A10)を選択する
 Range("Sheet1!Sample").Select
 'こちらの方法でも同じことができる
 'Application.Goto Reference:="Sheet1!Sample"


 'Sampleの範囲の文字を太字にする
 Range("Sheet1!Sample").Font.Bold = True

 'Sampleの範囲を合計値算出関数の引数に指定する
 Sheets(1).Cells(11, 1) = "=SUM(Sample)"

 '名前付きセルの範囲のセルを1つずつ扱う
 Dim idx As Integer
 idx = 1
 For Each oCell In Range("Sample")
  oCell.Value = idx
  idx = idx + 1
 Next oCell

 '名前付きセルを定義する
 ActiveWorkbook.Names.Add Name:="Sample2", _
  RefersTo:="=Sheet1!$B$1:$B$5"
End Sub

【補足事項】
・ファイル名込みで指定する場合には、以下のようにする。
 ファイル名を"Sample.xls"とした場合を例に説明する。
  1.ファイル名、シート名込みで指定する。
   Range("[Sample.xls]Sheet1!Sample")
  2.ファイル名のみ指定する。(シート名は指定しない)
   Range("Sample.xls!Sample")
・名前付きセルの範囲を1セルずつ繰り返し処理する場合には、For Eachステートメントを利用する。