PowerShellを利用している場合、コマンドとして四則演算(加減乗除)が行える。
Excel等と同じで、「1 + 1」のように入力すると、次の行に計算結果が表示される。

以下、サンプル。

PS C:\> #四則演算
PS C:\> 2 + 3
5
PS C:\> 2 - 3
-1
PS C:\> 2 * 3
6
PS C:\> 2 / 3
0.666666666666667

上記の演算以外にも、除算の余りを計算することも可能である。
この場合には、以下のように%を演算子として利用する。
PS C:\> #余りの算出
PS C:\> 2%3
2

変数を使った計算も可能である。
PS C:\> $Val1 = 2
PS C:\> $Val2 = 3
PS C:\> $Val1 + $Val2
5

演算結果を別の変数に代入したい場合には、以下のようにする。
PS C:\> $Val3 = $Val1 + $Val2
PS C:\> $Val3
5

変数は、データ型(文字列や数値)に関係なく設定することができる。
そのため、一方の値が文字列、もう一方の値が数値となる場合がある。
この場合に演算を行うと、次のようになる。

PS C:\> $Val1 = "abc"
PS C:\> $Val2 = 3
PS C:\> $Val1 + $Val2
abc3
PS C:\> $Val1 * $Val2
abcabcabc

減算(-)と除算(/)を指定するとエラーが発生する。
(減算と除算は、文字列を使った計算はできない)
加算(+)の場合は、文字列と数値を連結し、乗算(*)の場合は、文字列を数値分繰り返すという動作になる。

前述の例では、演算子の前に文字列、後に数値という組み合わせだった。
今度は、演算子の前に数値、後に文字列という組み合わせで計算する。

PS C:\> $Val1 = 3
PS C:\> $Val2 = "abc"
PS C:\> $Val1 + $Val2
値"abc"を型"System.Int32"に変換できません。エラー:発生場所 行:1 文字:8
+ $Val1 + <<<< $Val2
PS C:\> $Val1 + $Val2
値"abc"を型"System.Int32"に変換できません。エラー:発生場所 行:1 文字:8
+ $Val1 + <<<< $Val2

この場合、上記のようにエラーが発生する。
これは、PowerShellが、演算子の前に指定したデータ型で演算を行おうとするためである。そのため、演算子の前に数値、文字列を指定するとエラーが発生してしまう。
これを回避するためには、以下のようにデータ型の変換(キャスト)を明示する必要がある。

PS C:\> [String]$Val1 + $Val2
3abc

但し、乗算(*)の場合には、演算子の後が文字列だとエラーが発生する。
(乗算の場合、演算子の後が文字列の計算はできない)

【補足事項】
・電卓の代用としても利用できる。
 →但し、四則演算と除算の余りを計算するための演算子しか用意されていない。
  高度な計算を行う場合には、.NETとの連携、または、コマンド拡張が必要となる。
・演算子と値の間にスペースはなくても良い。
 →1+1のような記述でもエラーは発生しない。
・扱うデータのデータ型を明示することは可能である。
 →変数には、どのようなデータ型も代入できるが、データ型という概念自体は存在する。
・データ型の変換(キャスト)は、[データ型]という指定方法である。