Webアプリケーションの開発時に重宝するWeb Development Helperというツールがあるので、紹介する。
このツールは、以下のような機能を持つ。(一部抜粋)
 ・HTTP通信のパケットキャプチャ
 ・ViewStateの確認
 ・AJAXにおけるXMLHttpRequestのロギング
 ・HTMLの階層構造(DOM)の確認
 ・キャッシュ項目のチェック
 ・スクリプト実行時のエラー情報の表示

Internet Explorerのプラグインとして機能するので、ブラウザで簡単にチェックすることができる。
尚、このツールの動作環境は、以下の通り。
 ・Internet Explorer(IE7でも動作する)
 ・Microsoft .NET Framework 2.0
【Web Development Helperの入手方法】
 1.Web Development Helper - Homeにアクセスする。
 2.[Releases]タブを選択する。
 3.[Files]の以下のファイルをダウンロードする。
  1)Web Dev Helperを選択する。(現時点でのバージョンは、0.8.5.1)
  2)Documentationを選択する。
   →ツールの操作マニュアル(英文)
 ※ダウンロード時にライセンスに同意するかのダイアログが表示される。
  [I Agree]を選択するとダウンロードが開始される。


【インストール手順】
 1.ダウンロードしたファイルを解凍する。
 2.解凍したファイルにある「WebDevHelper.msi」を実行する。
 3.ウィザードに従ってインストールする。
  →現在のバージョンでは、GACやレジストリの設定は不要となっている。

【実行方法】
 1.Internet Explorerを実行する。
 2.メニューバーの[ツール]-[Web Development Helper]を選択する。
  →Internet Explorerの画面下部にWeb Development Helperの画面が表示される。

【補足事項】
・ライセンスは、Microsoft Public License(Ms-PL)に準拠している。
・Internet Explorerのプラグインであるため、他のブラウザでは利用できない。
・ページ情報、ログ情報、タグの階層構造(DOM)等は、どのサイトでも、ある程度は解析できる。
・Webブラウザの性能は、DOMとParserの質によって決まる。
 →出回っているブラウザは、ある程度の階層構造のミスを許容するようになっている。
  そのため、厳密なHTMLを記述しなくても動作する。
 →ブラウザのバージョンや種類によって表示が変わるのは、これが原因。
・HTMLの階層構造や構文は、W3CのDTDで既定されている。
・用途は違うが、JavaScriptのデバッガ機能ならば、FireFoxのFireBugも便利である。

【用語解説】
分かりやすい言葉を選んでいるため、本来の意味と若干ずれている場合があります。

1.DOM(ドム)
 ・文書内におけるタグの階層構造のこと。
 ・例えば、以下のような場合に、HTMLタグ内にHEADタグとBODYタグがあるという階層構造を保持する。
  <HTML>
   <HEAD>
   </HEAD>
   <BODY>
   </BODY>
  </HTML>
2.Parser(パーサ)
 ・タグの構文解析機能のこと。
 ・特定のブラウザのみで動作するタグは、このParserにタグが組み込まれているためである。
3.DTD(ディーティーディー)
 ・タグの要素や属性を規定するための設定ファイルのこと。
 ・HTMLは、このDTDが標準化されているため、利用できるタグが決められている。
 ・XMLは、このDTDを自分たちで構築することができる。

【参考URL】
koguma
ナオキにASP.NET(仮)
.NET Developer Empire 帝国の逆襲