CSVファイルをデータベースとして扱いたいことがあります。
VB.NETでこれを実現するためには、ADO.NETを利用します。
(VB 6やExcel VBAで実現する方法は、以前の記事「【Excel VBA】ADOを使ってCSVファイルを読み込む」を参照して下さい)

以下、サンプルです。
《事前準備》
 1.フォームにDataGridViewを配置します。
 2.CSVファイルを用意します。
  1)メモ帳を起動します。
  2)以下の内容を入力し、ファイルの保存を行います。
   ファイル名  :Sample.csv
   ファイルの種類:すべてのファイル

《CSVファイルの内容》
商品コード,商品名,単価
00001,商品1,100
00002,商品2,200
00003,商品3,300
00004,商品4,400
00005,商品5,500


《コード》
Public Class Form1
Dim Con As New OleDb.OleDbConnection
Dim Command As New OleDb.OleDbCommand()
Dim ConnectionString As String = _
"Provider=Microsoft.Jet.OLEDB.4.0;" & _
"Data Source=" & Application.StartupPath & "\;" & _
"Extended Properties=""Text;HDR=YES;FMT=Delimited"""
Try
Dim oDataSet As New DataSet
Dim oDataAdapter As New OleDb.OleDbDataAdapter
Dim oDataTable As DataTable = New DataTable

Con.ConnectionString = ConnectionString
Command.Connection = Con
Command.CommandText = _
"SELECT * FROM Sample.CSV"

oDataAdapter.SelectCommand = Command
oDataSet.Clear()
oDataAdapter.Fill(oDataTable)
DataGridView1.DataSource = oDataTable

Catch ex As Exception
Debug.Write(ex.Message)
Finally
If Not Command Is Nothing Then
Command.Dispose()
End If
If Not Con Is Nothing Then
Con.Dispose()
End If
End Try
End Class


以下、接続文字列の説明です。
Provider
 ・Microsoft.Jet.OLEDB.4.0を利用します。
Data Source
 ・利用するファイルが保存されているフォルダを指定します。
 ・上記では、実行ファイルと同じフォルダを参照しています。
  (Application.StartupPathで実行ファイルと同じフォルダを参照)
Extended Properties
 ・拡張プロパティを指定します。
 ・上記のサンプルでは、"Text;HDR=NO;FMT=Delimited"を指定しています。
  1.Textは、データベースの種類でテキストファイルを扱うことを示します。
  2.「HDR=」は、参照するファイルの最初の行がヘッダーかどうかを示します。
   指定できる値は、「YES」と「NO」です。
   YESの場合はヘッダー行を列名に、NOの場合は列名を自動的に指定します。
  3.「FMT=Delimited」は、ファイルのフォーマット形式がCSVファイルであることを示します。

上記のCSVファイルの内容で1行目(商品コード,商品名,単価)をヘッダーとして扱う場合は、「HDR=YES」を指定します。「HDR=NO」を指定した場合、「商品コード,商品名,単価」もデータとして扱われます。
以下の場合には、このプロパティ値を確認して下さい。
 ・ヘッダー行があるのにデータとして扱ってしまう場合
 ・ヘッダー行がないのに列名にされてしまう場合

【補足事項】
・CSVファイルにヘッダー行がないの場合、列名は、F1,F2,F3...というように付けられます。
 →"F" + 連番という命名規則に従って列名が割り当てられます。