VC++でスレッド用のライブラリ(pThread)を利用する方法について説明します。
今回は、ライブラリを入手して利用できる環境を整える部分に焦点を当てます。
(次回以降で、スレッドの使い方を説明します)

VC++でpThreadを利用する場合、以下のサイトからライブラリをダウンロードする必要があります。

Open Source POSIX Threads for Win32

以下、設定手順です。
 1.上記のサイトにアクセスする。
 2.以下のリンクをクリックする。
  ftp://sourceware.org/pub/pthreads-win32/dll-latest
 3.FTPディレクトリで以下のリンクをクリックする。
  1)ディレクトリ include
   リンク先から以下のヘッダファイルをダウンロードする。
    ・pthread.h
    ・sched.h
    ・semaphore.h
  2)ディレクトリ lib
   リンク先から以下のDLLファイルとLIBファイルをダウンロードする。
    ・pthreadGC2.dll
    ・pthreadGCE2.dll
    ・pthreadVC2.dll
    ・pthreadVC2.lib
    ・pthreadVCE2.dll
    ・pthreadVCE2.lib
    ・pthreadVSE2.dll
    ・pthreadVSE2.lib
 4.ダウンロードしたファイルを以下のフォルダに保存する。
  ※Visual Studio 2008をインストールした場所が「C:\Program Files」の場合を例に説明します。

  1)ヘッダファイル
   …「C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\include」
  2)LIBファイル
   …「C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\lib」
  3)DLLファイル
   …「C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\bin」

これでpThreadを利用する準備が整いました。

【補足事項】
・VC++には、MFCでスレッド用のライブラリが提供されています。
 Linuxへの移植性を検討しない場合には、こちらを利用することが多いです。
・pThreadのヘッダファイルとライブラリファイルを一括ダウンロードする場合は、以下の手順を参考にして下さい。
 1.上記のサイトにアクセスする。
 2.以下のリンクをクリックする。
  ftp://sourceware.org/pub/pthreads-win32
 3.FTPディレクトリで以下のリンクをクリックする。
  pthreads-w32-2-8-0-release.exe
  ※FTPディレクトリのページの下の方にあります。
 4.ダウンロードしたファイルを自己解凍する。
 5.解凍してできた「Pre-built.2」フォルダに「bin」フォルダを作成する。
 6.作成した「bin」フォルダに「lib」フォルダ内のDLLファイルを移動する。
 7.「Pre-built.2」フォルダの「bin」、「lib」、「include」フォルダを以下のフォルダにコピーする。
  ※Visual Studio 2008をインストールした場所が「C:\Program Files」の場合を例に説明します。
   「C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC」