恵方巻はあほう巻き!男性自身に見立てた芸者遊び! 

 「鬼は外 福は内」と言って豆をまきながら、自分の年の数だけ豆を食べる。これが2月3日の節分の日だった。

 ところがいつの間にか「恵方巻」なるものが登場。神のいる方角、恵方を向いて太巻き1本を丸かじりすると願いがかなうと言って関西で広まった。

 これに目を付けたのが商魂たくましいスーパー。「節分には恵方巻を食べて願いを叶えよう」と大PR作戦を展開。ズバリ当たって全国的なイベントに拡大した。

 なぜ、こんなものが誕生したのか?

 戦前、大阪や京都の花柳界で巻き寿司を切らずに芸者に頬張らせた。男性のシンボルに見立てた芸者遊びだ。上方風に言うと「エゲツナイ」お遊びだ。わいせつなおふざけだ。

 それを知ってか知らずか、若い女性や主婦が楽しそうに太巻きを口いっぱいに頬張っている光景は滑稽だ。

 宣伝に乗せられやすい人がなんと多いことか。 恵方巻はあほう巻き!