2006年01月24日

パピルス(Papyrus)

パピルス花

 こんにちは。わたしの名前はパピルスです。和名をカヤツリグサといいます。

 アシ(葦)の仲間で、湿地にはえる植物です。草丈は4〜5辰曚鼻断面が三角形の茎は太さが6造阿蕕い如∈茎によって増殖します。現在、パピルスが自生しているのはコンゴ、ウガンダ、スーダン、エチオピアやシリアの一部だけとなっているそうです。

 古代エジプト時代には中央アフリカの湖から洪水のとき株が流されて、ナイル河口のデルタ地帯に繁茂していたといわれ、その茎がパピルス紙、ロープや建築材料、籠などの生活用品、そして舟の材料などとして利用されたそうです。

 パピルスは古代エジプトではファラオ(王)の所有物とされ、プトレマイオス朝時代には製品が地中海地域、ヨーロッパの島々や南西アジアまで輸出されていました。

 英語のパピルス(papyrus)は、古代ギリシャ語のパプロス(papuros)を語源にラテン語を経由してきています。英語の‘paper’ やフランス語の 'papier’はこの植物名の‘papyrus’に由来するといわれます。ところが、ギリシャ語名にはバブロス(bublos)という別名があったといわれ、 紀元前4世紀の記録によると、当時ギリシャでは、この植物を食材としてはパプロス(papuros)と呼び、食材以外に使うときはバブロス(bublos)と呼んだそうです。そして、後者が英語のbibliography(引用文献とか書誌学)やbible(聖書)の語源といわれます。

 紀元前1世紀ごろには羊皮紙が普及し始め、西暦800年ごろまでには取って代わられたといわれます。やがて紙の製法が中国で発明され、アラブ人によって伝えられると、湿気にも強く、どこでも作ることができ、しかも製造コストの安い紙は急速に普及しました。パピルス紙は正式文書に使われたそうですが、1057年のローマ教皇勅書と1087年のアラビア文書を最後に姿を消したといわれます。

 パピルス紙の復活が試みられましたが、今ではイタリアのシシリー島とエジプトで観光客向けにごく少量生産されているそうです。

カヤツリグサ科の多年生の草本
(学名:Cyperus papyrus L. )

(撮影>2006.01.08 神代植物公園で)
(画像をクリック>拡大)



aki22 at 11:33│Comments(2)TrackBack(0)clip!植物 

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この記事へのコメント

2. Posted by Power Block   2007年01月26日 19:27
今日は画面がおかしいですよ。

どうしたんでしょう?

PowerBlockをクリックすると、おかしくなってしまいます。
1. Posted by tvstaff   2007年01月21日 14:43
パピルスって、こんな形をした花なんですね。 生活用品、建築材料、食料になるなんて、「世界不思議発見」番組の好材料になりそうですね。

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