透析人生

長期透析(45年)を生きる

腰椎すべり症手術

 第1診の脊椎専門医の診察は無事終え、2診のY医師の診察を1週間後に控えた透析日の月曜朝、災難は突然やってきた。テレビを見ながら歯を磨き、洗面台に向かう途中敷居に右足先をひっかけ大音響とともに転倒、床に倒れ込んでしまった。前方にあった食卓テーブルに右肘部を強打し、左手、左足膝関節部を床に殴打したのである。

 床で擦った左手は出血、右肘、左膝部はみるみる膨れあがり立ち上がることもできなく、骨折の疑いもあり急遽、救急車を要請をし近くの総合病院に向かった。そこでは、ストレッチャーに横たわったまま強打した各部のX線撮影をしてもらった。小生は骨折は間違いなく入院だと決め込んでいた。間もなくX線検査の結果が出たようで、救急医から告げられた結果は、「何処にも骨折の兆しはありませんし、当院では透析施設は空いておりませんから、帰ってそちらの施設で透析を受けてください」とさらりと告げられてしまった。

 ぱんぱんに腫れあがった患部の応急処置をしてもらい、出血箇所を5針縫って、痛々しく帰ることとなった。それにしても骨折してないとは信じられないが神のご加護か、小生の骨が強かったのか不幸中の幸いとはよく言ったものである。病院からは我がクリニックに連絡が入っていたようで、午後からの透析は出血を抑えるプロタミンを使用しくれて無事終えることができた。

 そのような訳で2診は一週間延期してもらい、去る7日に無事済ますことができ、20日の手術は確定したのである。手術名は腰椎後方椎体間固定術(PLIF) のようで、小生の場合、狭窄箇所が多いので「椎弓切除術」「開窓術」も必要とか、固定ボルトは4本とのことで、回復後の運動制限は相当あるので覚悟せねばなるまい。
 いずれにしても老体にとってはこれが最後のチャンスと考えているので、歩行が現状より少しでも改善できれば成功であると考えており、少しも心配はしてない。

 現在、打撲の腫れと痛みは80%は改善しており、無事手術が終わることを願っている。

 
 
 

脊椎すべり症(脊柱管狭窄症)の手術

 脊椎すべり症により歩行障害が発症したのは、定年退職直前のことであった。当時は歩く事が趣味で、その日は、飲み会のため会社の駐車場に置いた車を取りに家から6kmほど歩いて行く途中、2kmほどで急に臀部に痛みが走り歩けなくなったのである。そこは丁度小さな公園でベンチもあったので、しばらく休憩、痛みが回復したので再度歩き出す、という所謂、間欠ハ行の始まりとなったのである。

 透析クリニック推薦の整形外科を受診したのは、それから二年後、股関節部位に痛みが出てきためで、MRI検査の結果は、腰椎すべり症による脊柱管狭窄症であった。しかも悪いことに、某大学病院の脊椎専門医に画像診断をしてもらったらしく、当方の透析歴と体調から判断して手術は不可と診断されたと、担当医から言い渡されたのである。

 典型的な間欠ハ行であるが、50〜100m位は歩けるし車、自転車には支障なく乗れるし、日常生活にはさほど支障はないので。そのまま何と19年過ごしてしまった。しかし、歩行能力は徐々に衰えていき現在は10m以下で、しかも、ここ2年ほど前から下肢皮膚がざわざわと気持ち悪く、てっきりカーボスターによる副作用、副甲状腺亢進、乾皮症などを疑い内分泌の専門医にも診てもらったのだが、全く異常は見られなかったのである。

 ところが最近、下肢異常は急激に進行し、臀部筋肉の拘縮感、下肢のざわざわ感は酷くなる一方でしかも間欠ハ行は5m以下となり、急遽、透析クリニック推薦の脊椎専門医がいる病院を受診したのである。MRI等の検査の結果は腰部脊椎は相当に変形しており、下肢麻痺が相当進行していることから脊椎を矯正するしか方法はなく、手術の適応となりOPの予定に組み込まれることとなったのである。

 ゆえに、下肢のあのざわざわ感は脊柱管の狭窄による神経圧迫からくる麻痺が原因で、いわゆる下肢のシビレが犯人であったのである。色々とあらぬ事を詮索したが、全ては脊柱管狭窄症であったという事で、OPは6月施行予定となった。全身麻酔手術は過去に2回ほど経験しているので心配はしてないが、アミロイド症による脊椎損傷も考えられ、手術を決断された先生に先ずは感謝である。

 ともあれ、透析患者の他科診療(特に整形外科)は誤解を招き易く、透析を受けているというだけで診察医は身構えてしまう。特に小生のような長期透析者は確たる検査もしないうちから偏光メガネで見られ正当な評価がされないよういだ。
 ところが、当専門医は「手術の可否は透析の長さには関係ありません」とハッキリと断言されたのである。小生にとってはまさしく神の言葉とも思え感激この上ないことでありました。ともあれ、5月に細かな検査をして手術は確定するのだが、果たして? 

 

 

 

 

鉄剤注射の毒性

 

小生が鉄剤注射を止めたのは8年前、ある中堅病院の理事から標記のような件でメールをいただいた事から始まっている。理事本人も鉄剤注射は「鉄の囲い込み」が起き易く、これが様々な毒性を発揮し慢性疾患の原因をつくることから、一度も受けたことがなく、もっぱら経口投与で貧血の管理をされていると言う。

 理事は医師の身分だから、透析者の鉄管理を自身が体験しながら研究をされており、これまで一度も鉄剤の経口投与で不自由を感じたことも、副作用が起きた事もないと言う。
 小生が経口投与を始めた当初はフェロミア50mgを服用していたが、胃部不調があり、これを4分割し食後に一粒を服用することにより、鉄不足は解消し胃の不快感を避けることができた。

 その後は市販のサプリメントでヘム鉄10mgカプセルがあることを知り、今はもっぱらこれを常用している。本来、鉄の補給は普通の食事をしておれば十分であるが、透析者は回路の残血などにより貯蔵鉄フェリチンの減少を来すことから鉄剤の補給は欠かせない。
 ヘム鉄は二価の有機鉄で、動物性食品に含まれており腸管からの吸収が早い一方、保険薬の鉄剤は三価の無機鉄で、そのままでは吸収されず、消化酵素やビタミンC、胃酸などにより二価のヘム鉄に変えてから吸収される。ゆえにヘム鉄のほうが吸収は良いと言われる。

 さて、鉄剤による毒性であるが、もともと、鉄本来に細胞毒性があり体内では蛋白と結合することにより無毒化される。
しかし、鉄剤注射は強制的にしかも一気に静脈内に無機鉄が蔓延するので、生体は防御のため細網内皮系細胞にどんどん取り込み、フリーな鉄も蓄積する。

細胞内に余分な鉄が存在すると、活性酸素が発生し猛烈な毒性を発揮する。このハイドキシラジカルは細胞膜やDNAを傷つけ、細胞障害、アポトーシス、易感染性を引き起こすことが知られている。

 一方、経口投与では 鉄は腸上皮細胞に取り込まれ、フェリチンと結合した状態でそこにとどまり、生体に鉄が十分に足りている状態では、腸上皮細胞の剥離・脱落とともに便中に排泄される。生体で鉄が欠乏している場合には、ヘプシジンの産生が低下して、腸上皮細胞に貯蔵された鉄の一部が末梢血に放出される。

 鉄過剰では鉄障害による持続性の炎症やエリスロポエチンの欠乏があると、鉄のコントロール形態が破綻してしまい、ペプシジンの産生が亢進したままとなり、血清鉄が低いにも関わらず貯蔵鉄からの補充はされない。その様な時に鉄剤が補給されると貯蔵鉄が増え鉄過剰は増大する。

 ほかに、鉄過剰症において傷害を受けやすい臓器は,心臓,肝臓 および内分泌組織(膵臓など)であり,進行 すると不可逆的となり生命予後に影響する.また、透析患者は鉄剤注射を多用するので、酸化アルブミンが多く、酸化ストレスが高く合併症の原因ともなっている。

 特に、 C型肝炎、肝硬変ではペプシジンの産生が低下しやすく、十二指腸からの鉄吸収が促進され、肝臓での鉄貯蔵がますます増え、ラジカル反応の繰り返しにより肝臓障害、肝臓がんが増加する。生体には貯蔵鉄を管理する機構はないので、この治療には主として瀉血が行われ、フェリチン10ng/ml以下に管理される。

 小生はかってC型肝炎感染者であったが、現在は完治しており肝炎ウイルスはゼロである。しかし、感染中に初期の肝硬変にまで進展しており、担当内科医から鉄剤の管理を、Hbは10〜12、フェリチンは60ng/ml以下に管理するように言われている。

 従って、鉄剤注射は禁忌で経口鉄剤補充においても必要最小限を維持するように、とのことであるが、ESA製剤の投与との関連もあり目標値を維持するのは難しい。というのも、ESA製剤と言え過剰投与の副作用もあるといわれており、鉄とのバランスは非常に難しい。


 最後に日本内科医学会の鉄投与の考え方の要旨をそのままでご紹介しておきます。

 

    

人工透析における鉄代謝管理

倉賀野隆裕 中西

 

要旨

  人工透析患者は慢性炎症・酸化ストレス状態にあり,そのために起因する鉄代謝障害を伴っていると 考えられている.この鉄代謝障害は単に貧血の原因となるだけではなく,透析患者の様々な合併症(動 脈硬化・易感染性・栄養障害)の原因となっている可能性がある.また,鉄代謝障害を伴う人工透析患 者に,血清鉄の上昇および貧血の改善をめざして安易に経静脈的鉄剤投与をおこなっても合併症の悪化 を招き,かえってQOLqualityoflife)の低下や生命予後を損ねる可能性がある.鉄代謝障害を配慮し た腎性貧血治療が必要とされている.

 〔日内会誌 99122612322010

 Keywords:人工透析患者,鉄囲い込み,DIMES症候群,慢性炎症


      中略

 透析患者に鉄剤を投与するにあたり認識すべ き事は,一旦投与された過剰な鉄は生理的に排 泄する系が存在しないこと,透析症例の多くは 細胞レベルで鉄過剰状態(‘鉄の囲い込み’)にな りやすい傾向にあることであり,これら症例に 対して安易に鉄剤を投与すると鉄過剰に起因する様々な合併症(動脈硬化・ESA低反応性・栄 養障害・易感染症)の原因となる可能性があり, 貧血は一時的に改善するかもしれないが,長期 的にみると,かえって予後を損なう可能性があることを考慮する必要がある.
 以上の事を踏まえると透析患者への鉄剤投与は基本的には経口 投与が望ましく,経口投与で貧血や貯蔵鉄の増加が認められない症例に限り,血清フェリチン 値等で貯蔵鉄の状態を把握しながら,またさら に投与間隔をあけながら少量の鉄剤を投与する等の細心の注意を払いつつ経静脈的投与を行うべきであると考えられる.

 

 






 


 

 

 
 

初めての四時間透析体験

 透析黎明期のキール時代の7〜8時間透析はとも角、五時間以上透析を一日たりとも崩したことはなかった。この度、年末年始の早出透析を契機に四時間透析を三回ほど体験してみた。病院側から短縮の要請があった訳でもないが、五時間以上透析によるイオン化Caの急激な低下が掻痒症の原因ではないか、という疑問の検証をしたかったからである。

 このことについては、先に富永先生の診断で透析後のiPTHの急激な増高も無いことも判明しており、副甲状腺の過形成も無いことから5.5時間程度のカーボスター透析は透析者の骨代謝生理を狂わすような異変も起きない事がわかった。ただ一つ気懸りなのは四時間透析では小生のような掻痒症は発症しない事実があり、四時間透析を体験すれば何らかの手掛かりがつかめるのではと思ったのである。

 その結果は、掻痒症の程度は全く減弱もなく、ただ、原因不明の頭重と食欲不振、年末から気になっていた軽度の顎関節症が酷くなってきたことである。三回だけの四時間透析だから、これらが全て透析不足のせいとは断言できないが、反面、カーボスター透析は貧弱な透析に向いていると言う根拠も希薄なように思える。

 小生のカーボスター透析歴はおよそ二年になるが、これまでの検証結果を踏まえると高効率透析でも骨代謝には悪い影響は無く、透析終了直後からPTHの上昇があるとしても、半日程度で正常化され、低下したイオン化Caは補足されると思われる。

 従って、この度の掻痒症はカーボスターは関与してないと思われる。

 

 

 

掻痒症の原因は?

 透析者にとって体が痒いのは、当たり前と言われるほど誰にでもあることで、小生においても同様で、さほど気にはしていなかったのですが、、透析液がカーボスターになってからどうにも我慢ならなくなってきた。皮膚に湿疹やアトピー様の異常がある訳でもなく、見た目は全く普通で何ら問題があるようには見えないが、身体全体がざわざわして、大変に気持ちが悪いのである。

 医師に申し出て抗ヒスタミン剤を処方してもらったが、眠くなるばかりで全く効果はなく、ケナコルト(副腎皮質ホルモン)にも反応しないのである。どうも、普通の皮膚疾患ではないようだ。

 カーボスターが原因と考えられるのは、
  。機ィ技間透析の後半におけるイオン化Caの急激な低下によりPTH増高、透析終了後も続き、そのフラグメント蓄積が痒みを引き起こすのでは?

 ◆々盡率透析のため結合型のクエン酸Caが増え、イオン化Caが減少しカルシウム分画が大きく崩れ、増加したクエン酸Caや、増加した総Ca負荷が痒みに関与してないだろうか?

  クエン酸が蓄積する、という事を聞いたことがあるが、これとの関与は?

 病院に相談したところ、名古屋第二に勤務されていた富永先生が今池のクリニックで内分泌の外来をされているというので、予約を取り診断を受けてきた。小生としては、透析も長いことだし、もしかして副甲状腺の過形成も考えられ良い機会だと思ったのである。

  検査は血液採血、副甲状腺エコー造影、骨塩量測定があり、一時間ほど待って診断が下された。結果は副甲状腺は米粒大を呈しており正常で、iPTHも正常範囲、Ca値も正常で副甲状腺由来の掻痒症は考えられない、との診断でした。

 カーボスター透析については、いろいろと議論されているようだが、掻痒症との因果関係は良く分からないとのことでした。小生としては、副甲状腺の疑惑が晴れただけでも大変な収穫でした。本年はこれで終わり、掻痒症は継続中で来年に持ち越しとなる。



今池ブログ用骨密度































 

 

 


今池 血液検査


 

ケナコルトによる手根管症候群治療

 透析アミロイド症の見本のような小生にとって手のシビレは慢性化しており、就寝時に手が痺れて眠れなくなったら森田先生に診てもらい処置してもらっている。手根管手術の経緯は長く、透析15年目から始まり現在も進行中で、右手5回、左手4回の手術歴がある。

 この度は左手で、昨年12月末にケナコルト注入(20mg)をしてもらい、およそ10か月就寝中のシビレは発症しなかったが、11月に入り徐々に悪化、ついに睡眠障害が出てきたので再度ケナコルイト注入を依頼することとした。

 ただ、前回の20mg注入では副作用による不定愁訴が激しいことから、今回は10mgに減量してもらい様子をみることにしてもらった。結果は注入時の夜から就寝中のシビレは無くなり不定愁訴もほぼ発症してない。この良好な状態が5か月以上続けば10mg減量は成功と言えるだろう。

 ケナコルトは副作用などのことから使用しない医師が多いが、用法容量を改善し確実な実績を上げておられる某整形外科医の「使用ガイドライン論文」の冒頭だけをご紹介しておきます。


   ケナコルトの有効性と使用ガイドライン 〜膝関注から〜

 <はじめに>
 ケナコルト(トリアムシノロンアセトニド)は様々なステロイド剤がある中、最も長期間(2〜3 週間)効果を発揮する薬剤である。注射薬の中でこれほど長期間持続的に局所で効果を示す薬剤は他になく、そのメリットを考えるとケナコルト以上に局所の消炎効果を少量で多大に発揮できる薬剤は存在しない。

 ドラッグデリバリーシステムの観点から、ケナコルトは事実上この世でもっとも効果の高い消炎薬である(レミケードなどは消炎効果はケナコルトより勝るが、全身投与であるためデメリットも莫大である)。すなわちケナコルトは少量で局所のみに強力な消炎効果を発揮、そして持続時間が極めて長く、そして安価であり、コストパフォーマンスとして現代においてケナコルトより優れた薬剤は他に存在しないと明言できる。

 しかしながら長期間効果を発揮する半面、副作用も同様に長期間出現するため、副作用を考えずに使用する医師が多いことが問題視されてきた。現在でも整形外科領域では関節内や腱鞘内注射などにしばしば用いられているが、その副作用対策や患者へのインフォームドコンセントはほとんど行われていない。そのため、ケナコルトの局所注射で組織の萎縮などが生じると訴訟問題にも発展しやすい。よってこの薬剤の使用に関しては賛否両論で、ケナコルトを過度に嫌う医師と、無謀に大量に長期使用する医師が散在するように思える。

 またケナコルトを嫌う医師がステロイドは全く使用しないかといえばそうではなく、リンデロンやデカドロンは躊躇せずに使用するという矛盾行動があり、さらにステロイドより重篤な副作用が報告されているレミケードなどを気軽に全身投与することも私はよく見てきた。

 世間ではステロイドの副作用だけが独り歩きし、実際に「どのくらいの用量でどれだけの期間使用すれば、どのような副作用が出やすいのか」が研究されることもなく使用に対する不安感と不信感がのみが煽られている。逆に、これだけ嫌われ否定されているケナコルトがなぜ今も使用され続けるのか、むしろその理由(メリットとデメリット)も考えたい。
 以下省略

 
森田先生もケナコルト投与には相当に慎重なようで10mg使用であれば、年三回が限度である、と言われた。ということは四か月毎に使用できるから、このまま5か月間、効果があれば安心して次回が続行できるのでは?。

 

 



 

透析の検査

2017  10月の検査結果

  透析手法

       週3回  5.5時間      MFX-21Eeco  i HDF(間欠補液 )+後補液30ml/m,
 、     QB300ml/m,    QD670ml/m   針15Gプラスチック
       
                    基礎体重 59.0kg  



   項目        基準値          結果             判定(感想)

  総蛋白      6.7−8.3g/dl          6.6      
            静脈補正値          7.3
  アルブミン   3,5−5.3g/dl          3.3        
            静脈補正値           3.6
  AST       10−40IU/L          16       
  ALT          5 −45IU/L          11         
  ALP       100−325IU/L         264          
    Che       234−483IU/L         187    
  CK        60−270IU/L           37
  血清アミラーゼ   40−122IU/L         103  
  尿素窒素                    43.9 ⇒ 5.2          除去率=88%
  KT/V                                                                     Weekly Standardized Kt/V,
  クレアチニン                 6.51 ⇒ 1.28 
  尿酸                       4.6 ⇒ 0.7  
  ナトリウム                     140 ⇒ 142 
  クロール                      103 ⇒ 104  
  カリウム                       4.5 ⇒ 3.0
  カルシウム                     10.2 ⇒ 9.4        補正なし
  イオン化カルシム1.05ー1.30                          mmol/L
  無機リン                      4.6 ⇒ 1.3  
  血清鉄                          65
  TIBC                         268          鉄飽和率=24%
  フェリチン                 前回44.7⇒ 今回55.7    目標 100以下
  総コレステロール                   172
  LDL                          
  HDL                          
  中性脂肪                         59  
  グルコース                                         
  HbA1c                                                
  CRP                           0.22                                        
  β2MG                      14.8 ⇒ 3.4        除去率77% 
  NT−proBNP (125以下)                                 透析者の基準は8000以下
  白血球                        5500                
  赤血球数                         378
  ヘモグロビン                     11.5
  Ht                           34.6
  血小板数                       11.1万    
  MCV                            92  
  MCH                          30.4
  MCHC                         33.2
  網状赤血球                      12      
  白血球像
     好中球(NEUT)                58.3
     リンパ球(LYMPH)               25.9
     単球(MONO)                  6.9 
      好酸球(EOSINO)                   7.1
     好塩基球(BASO)                 0.7
    iPTH                     前回127⇒今回51    管理目標値は180〜360
  hANP (43以下)                   42.0   
  心胸比                            

 副甲状腺に異常が無い場合、PTHを下げるにはカルシウム剤を服用してイオン化カルシウムを増やすか、活性型ビタミンDを増やして消化管からのカルシウムの吸収を促進すればよい。ただし、ビタミンD増量ではリンの吸収も増える一方、PTHの分泌を抑制したり、骨吸収や骨形成にも影響するから注意が必要である。
 この度、訳あって炭カルを一切やめ、アルファロールを0.5μ/日から0.75μ/日に増量してもらい様子をみることとした。

 小生の場合、カーボスター透析は透析後半(4時間を超える頃)からカルシム分画が崩れ、クエン酸カルシウムが増加する一方、急激にイオン化カルシウムが低下しPTHの増高を招いてしまう。
 そこで、透析日の昼食後だけアルファロールを1.5μ服用して透析5時間目くらいに最高濃度に持っていけばPTHの増高を抑えらられるのでは、と思い実施してみた。

 結果,iPTHは51と今迄にない低い値となった。但しこれは透析前の数値であって肝腎の透析後ではないので本当の事は良く解らない。無駄な実験をしてしまったようだ。お陰で、総Ca値が高いと云うことでアルファロールを0・5μに戻すこととなった。

 

ケナコルトによる副作用 その後

 ここ一か月程前から偽マイクロソフト詐欺のウェブに取り付かれ、何度、PCの電源を切ったことやら。今はそいつが出たらCtrl+Alt+Deltきーで逃れることを知り常用している。
 しかし、そのうちにブログのログインをすると必ず現れるようになり往生してしまった。専門家によると、そいつはウイルスではなくただのウェブで、閲覧中のサイトに現れ警報音を鳴らしたりして詐欺本部に電話するように誘導してくるのだと言う。

 ところが、昨日から急にログインできるようになった。Cデスクのクリーンアップで一時ファアイルを削除したせいか良く解らないが、やれやれである。

 
 ところで表題の戻りますが、ケナコルトによると思われる不定愁訴、特に食欲不振、眼の奥の圧迫感や不快感はかなり改善してきたが未だに小生の悩みの主流を占めている。どうも変だ、ケナコルトばかりに目がいっていたが、よくよく思い出してみると、ステロイド含有薬剤を使用するようになったのは、実は2015年の秋からである。


 その経緯は
、2015 09に帯状疱疹にかかり多量のステロイド軟膏を処方してもらい、全て使い切ったこと。
 2016 02 虫刺症湿疹により同皮膚科より最強ステロイド軟膏を5本処方してもらい、全て使い切ったこと。
 2016 10 白内障手術によりステロイド含有点眼薬も使用。
 2016 12 左手手根管にケナコルトを注入。

 小生の実感では、ステロイドの副作用は離脱後の回復時が一番苦しくて、不定愁訴も大きいと感じている。しかるに、今回の件は二年前の秋から完全に離脱しないままにケナコルトを使用したことにあり、不定愁訴が長引いている原因ではなかろうかと思われるのである。

 ステロイドからの離脱は本来であれば徐々に減薬し,自身のホルモン分泌の様子を診ながら断薬するのだが、小生のような外用例でも離脱症が現れることも考えるべきかと思うのだが?

 最近は整形外科においてもリリカやサインバルタ等の向精神薬が原因不明の鎮痛用として処方されており、離脱症で悩んでいる方も多いのではと心配させられる。小生も体験したが初期の内に断薬し難を逃れる事ができている。

 
 

 
 

透析の検査

  2017  6月の検査結果

  透析手法

       週3回  5.5時間      MFX-21Eeco  i HDF(間欠補液 )+後補液30ml/m,
 、     QB300ml/m,    QD670ml/m   針15Gプラスチック
       
                    基礎体重 60.5kg  



   項目        基準値          結果             判定(感想)

  総蛋白      6.7−8.3g/dl          6.6      
            静脈補正値          7.3
  アルブミン   3,5−5.3g/dl          3.3        
            静脈補正値           3.6
  AST       10−40IU/L          14       
  ALT          5 −45IU/L          10         
  ALP       100−325IU/L         209          
    Che       234−483IU/L         197    
  CK        60−270IU/L           46
  血清アミラーゼ   40−122IU/L         119  
  尿素窒素                    56.8 ⇒ 7.8          除去率=86.3%
  KT/V                                                                     Weekly Standardized Kt/V,
  クレアチニン                 7.30 ⇒ 1.47 
  尿酸                       5.2 ⇒ 0.9  
  ナトリウム                     142 ⇒ 141 
  クロール                      105 ⇒ 105  
  カリウム                       4.9 ⇒ 3.0
  カルシウム                      9.6 ⇒ 9.3        補正なし
  イオン化カルシム1.05ー1.30     1.28            mmol/L
  無機リン                      4.7 ⇒ 1.4  
  血清鉄                          82
  TIBC                         282          鉄飽和率=29%
  フェリチン                 前回50.1⇒ 今回44.7  目標 100以下
  総コレステロール                   179
  LDL                          
  HDL                          
  中性脂肪                         39  
  グルコース                                         
  HbA1c                                                
  CRP                           0.16                                        
  β2MG                                              除去率  % 
  NT−proBNP (125以下)                                 透析者の基準は8000以下
  白血球                        5400                
  赤血球数                         376
  ヘモグロビン                     11.3
  Ht                           34.5
  血小板数                       10.0万    
  MCV                            92  
  MCH                          30.1
  MCHC                         32.8
  網状赤血球                      11      
  白血球像
     好中球(NEUT)                56.6
     リンパ球(LYMPH)               30.0
     単球(MONO)                  6.9 
      好酸球(EOSINO)                   6.1
     好塩基球(BASO)                 0.4
    iPTH                     前回179⇒今回127    管理目標値は180〜360
  hANP (43以下)                   31.4    
  心胸比                            50.0


  iPTH管理目標値を180〜360にしている理由は?

 透析者の骨折頻度は健常者の10倍多いと言われている。これは、腎臓を棄損している我々透析者の骨カルシウム代謝管理が如何に難しいかを物語っている。

 このことについて、「透析患者の骨密度と骨代謝マーカー」の論文では、iPTHが150以下の群と300以上の群で新規骨折のリスクが優位に高かったと報告している。つまり骨管理から見るとIPTHの目標値は150〜300が適正と言うことになる。この結果については米国の腎臓財団(K/DOQI)や骨学会でもほぼ同様の報告をしている。

 透析者の長期生命予後を考えたとき、骨折は極めて重大なリスクとなる。一方、心血管系へのリン酸カルシム沈着は透析初期からの重大な生命リスクで、1〜3年の生命予後を左右するとされ、学会ではあえてiPTHの管理範囲を60〜240としているようだ。

 長期透析者では骨折による死亡リスクが非常に高いことから、小生としてはiPTH管理は某透析研究サイトの表記180〜360を参考に、できれば200〜300位の範囲で管理できればと考えている。これは、高齢の長期透析者のためPTHの骨抵抗性がかなり高くなっていることもあってのことで、人それぞれであり、万人に進められる真理ではないので誤解なきようお願いします。



 

 

 


 
 

 

透析の検査

 2017  5月の検査結果

  透析手法

       週3回  5.5時間      MFX-21Eeco  i HDF(間欠補液 )+後補液30ml/m,
 、     QB300ml/m,    QD670ml/m   針15Gプラスチック
       
                    基礎体重 61.0kg  



   項目        基準値          結果           判定(感想)

  総蛋白      6.7−8.3g/dl          6.6      
            静脈補正値          7.3
  アルブミン   3,5−5.3g/dl          3.2        
            静脈補正値           3.5
  AST       10−40IU/L          14       
  ALT          5 −45IU/L          10         
  ALP       100−325IU/L         206          
    Che       234−483IU/L         191    
  CK        60−270IU/L           48
  血清アミラーゼ   40−122IU/L         110  
  尿素窒素                    57.3 ⇒ 7.7          除去率=86.6%
  KT/V                                                                     Weekly Standardized Kt/V,
  クレアチニン                 7.00 ⇒ 1.49 
  尿酸                       5.3 ⇒ 0.8  
  ナトリウム                     142 ⇒ 143 
  クロール                      107 ⇒ 105  
  カリウム                       4.6 ⇒ 2.9
  カルシウム                      9.4 ⇒ 8.9        補正なし
  イオン化カルシム1.05ー1.30                     mmol/L
  無機リン                      4.0 ⇒ 1.2  
  血清鉄                          70
  TIBC                         287         鉄飽和率=24%
  フェリチン                 前回52.5⇒ 今回50.1  目標 100以下
  総コレステロール                   180
  LDL                          
  HDL                          
  中性脂肪                         40  
  グルコース                                         
  HbA1c                                                
  CRP                           0.15                                        
  β2MG                         14.4                    除去率  % 
  NT−proBNP (125以下)                                 透析者の基準は8000以下
  白血球                        4700                
  赤血球数                         372
  ヘモグロビン                     11.5
  Ht                           34.3
  血小板数                       8.8万    
  MCV                            92  
  MCH                          30.9
  MCHC                         33.5
  網状赤血球                       8      
  白血球像
     好中球(NEUT)                50.0
     リンパ球(LYMPH)               28.5
     単球(MONO)                  7.0 
      好酸球(EOSINO)                  10.0
     好塩基球(BASO)                 0.0
    iPTH                         前回⇒今回    管理目標値は180〜360
  hANP (43以下)                   42.9    
  心胸比                            47.8


 血清蛋白の静脈補正値について

 これは静脈採血した場合に生じるであろうと思われる数値の補正をした場合を言い、以下の根拠によるものである。
 http://blog.livedoor.jp/aki684210/archives/cat_50051024.html

 これはあくまでも推定値で完全なるエビデンスのあるものではないが、アルブミンは栄養の指標として特に重要視されており、Ca補正にも使用されることから、小生は補正値を使用している。小生の経験では、総Ca値からイオン化Ca値を推定する場合には、この補正値を使用したほうがより正確ではないかと思っている。

 

 
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Akizy

 1972年9月ネフローゼ悪化で透析導入、長期透析による全身アミロイド症を発症、手根管手術8回、肩手術1回受けております。

 2004年から脊柱管狭窄症で歩行ままならぬ状況ですが、全身性アミロイド症を少しでも改善すべく、より良い透析を模索しております。

 現在は5.5時間、血流400でオンラインHDF透析を受けております。

連絡先 aki63@ma.medias.ne.jp