2017  6月の検査結果

  透析手法

       週3回  5.5時間      MFX-21Eeco  i HDF(間欠補液 )+後補液30ml/m,
 、     QB300ml/m,    QD670ml/m   針15Gプラスチック
       
                    基礎体重 60.5kg  



   項目        基準値          結果             判定(感想)

  総蛋白      6.7−8.3g/dl          6.6      
            静脈補正値          7.3
  アルブミン   3,5−5.3g/dl          3.3        
            静脈補正値           3.6
  AST       10−40IU/L          14       
  ALT          5 −45IU/L          10         
  ALP       100−325IU/L         209          
    Che       234−483IU/L         197    
  CK        60−270IU/L           46
  血清アミラーゼ   40−122IU/L         119  
  尿素窒素                    56.8 ⇒ 7.8          除去率=86.3%
  KT/V                                                                     Weekly Standardized Kt/V,
  クレアチニン                 7.30 ⇒ 1.47 
  尿酸                       5.2 ⇒ 0.9  
  ナトリウム                     142 ⇒ 141 
  クロール                      105 ⇒ 105  
  カリウム                       4.9 ⇒ 3.0
  カルシウム                      9.6 ⇒ 9.3        補正なし
  イオン化カルシム1.05ー1.30     1.28            mmol/L
  無機リン                      4.7 ⇒ 1.4  
  血清鉄                          82
  TIBC                         282          鉄飽和率=29%
  フェリチン                 前回50.1⇒ 今回44.7  目標 100以下
  総コレステロール                   179
  LDL                          
  HDL                          
  中性脂肪                         39  
  グルコース                                         
  HbA1c                                                
  CRP                           0.16                                        
  β2MG                                              除去率  % 
  NT−proBNP (125以下)                                 透析者の基準は8000以下
  白血球                        5400                
  赤血球数                         376
  ヘモグロビン                     11.3
  Ht                           34.5
  血小板数                       10.0万    
  MCV                            92  
  MCH                          30.1
  MCHC                         32.8
  網状赤血球                      11      
  白血球像
     好中球(NEUT)                56.6
     リンパ球(LYMPH)               30.0
     単球(MONO)                  6.9 
      好酸球(EOSINO)                   6.1
     好塩基球(BASO)                 0.4
    iPTH                     前回179⇒今回127    管理目標値は180〜360
  hANP (43以下)                   31.4    
  心胸比                            50.0


  iPTH管理目標値を180〜360にしている理由は?

 透析者の骨折頻度は健常者の10倍多いと言われている。これは、腎臓を棄損している我々透析者の骨カルシウム代謝管理が如何に難しいかを物語っている。

 このことについて、「透析患者の骨密度と骨代謝マーカー」の論文では、iPTHが150以下の群と300以上の群で新規骨折のリスクが優位に高かったと報告している。つまり骨管理から見るとIPTHの目標値は150〜300が適正と言うことになる。この結果については米国の腎臓財団(K/DOQI)や骨学会でもほぼ同様の報告をしている。

 透析者の長期生命予後を考えたとき、骨折は極めて重大なリスクとなる。一方、心血管系へのリン酸カルシム沈着は透析初期からの重大な生命リスクで、1〜3年の生命予後を左右するとされ、学会ではあえてiPTHの管理範囲を60〜240としているようだ。

 長期透析者では骨折による死亡リスクが非常に高いことから、小生としてはiPTH管理は某透析研究サイトの表記180〜360を参考に、できれば200〜300位の範囲で管理できればと考えている。これは、高齢の長期透析者のためPTHの骨抵抗性がかなり高くなっていることもあってのことで、人それぞれであり、万人に進められる真理ではないので誤解なきようお願いします。