2021年07月08日

自分でやってみよう

現役教員のときから世話している 日本学生写真部連盟

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任意団体としてたちあげ、事務局を大学の自研究室としていたが、退職にともない事務局を外に出す必要がでた。顧問企業であるふたつの出版社のどちらかにお願いもできるだろうけど、学生と写真界の接点にたつ立場であるからには、独立しておくことが望ましいと、拙宅を事務局とした。

しかし個人宅が事務局の任意団体では、広く世間から信用を得ることは難しいだろうと、法人設立を考えた。法人にはいろいろあるが、費用面や揃えておく人数が少なく済む一般社団法人とした。

ネットで「法人 設立」とすると法律事務所やらコンサル会社やらの設立代行サービスが出てくる。こっちが楽のようだが、費用かかるし、ここは自分でやってみよう。

最初は実印とゴム印を制作

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この時代、郵便使うなんて少ないかもしれないけれど、でも皆無じゃないからゴム印は必須と思う。ほかに必要な銀行印は任意団体をたちあげたときに作っておいた。

さて手続きの方法やら、必要な書類やらを知るために一冊の本を求める。ネットで調べれば出てくるのだが、小生、最初は書籍に頼ってしまう。

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まずは設立人を定め定款を作り公証人役場で認証を受ける。法人設立には小生以外に最低3人の役員が必要だ(最低1人でも可能だが)。連盟の顧問企業のおふたりと、在学中に連盟設立に大汗かいてくれて現在は中・高校教諭しているOBに協力を仰いだ。なかでも小生とともに設立人になってもらった某専門誌元編集長現在代表者には色々手をわずらわせた。

上の書籍にあった定款例を参考に定款を作成。活動の目的は任意団体の設立時に定めた活動目的をそのままもってくる。そして定款のなかに「余剰金は分配できない」記述をする。これでこの法人は非営利団体として扱われることになる。

横浜駅近くの公証人役場に電話で相談したら「まず、定款をファイルで送ってください。拝見して修正点を指示します」となった。未だ全然カネ払っていないのに、なんと親切なこと。

桜を追って奥三河の山中を走っているところに電話かかってきた。路肩によせて車内で訂正箇所を聞き取る。

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小生のほか設立人の印鑑証明などを揃え公証人役場に予約して赴く。案の定、聞き取りミスで2箇所の訂正。事務のかたがたの手を1時間ほどわずらわせる。

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訂正が済んだら、やおら「公証人」たるご高齢のかたが窓口にお越しになり、小生の名前を尋ね法人設立の意図を確認、そして自席に戻られた。このあいだ約1分。たちまち認証済の定款やら、証書がうやうやしく事務のかたから渡され、認証料5万円余を支払って辞す。

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曰く「本公証人の面前で法人設立に自認している旨を陳述」。なんとも凄い表現だこと。チとおかしかったのは、小生が反社会的勢力の者ではないことを申告したことが文書になっていること。逆のこと言うひとって居るんかなぁ

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ともかく書類は揃った。さぁいよいよ登記だぁ。雨ふるなか、管轄(だろう)の法務局へ

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「ココは不動産登記だけで法人登記は本局です」
初戦敗退

あわせて「事前に相談されたほうがよろしいですよ。ただし予約してください」に従い本局のしかるべき部署に電話いれて相談予約。男声「指定時刻に来てください。少しでも遅れたらキャンセルとします。相談時間は20分で、それを越えたらあらためて予約です」棒読みを聞かされチとたじろぐ

絶対に遅れてはならじ。1時間前に横浜の本局に着いて待機

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指定時刻ピッタリに窓口で来意を告げると「そこに掛けて待ってください」。となりの相談カウンターでは向かいにいるオバさまに若いニィちゃんがネチネチ訊いているではないか・・・・

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ネチネチが終わったのは小生の指定時刻20分経過直前。うわ、これでは「相談20分を超える」ことになりゃせんか・・・

という心配ご無用で、ハデな時計にネイルアート目立つオバさま、定款やら付属書類を丁寧に見てくれて、「ここ、もしかしたら、いや、たぶん訂正が入りますから、そのときまた書類もってきてもらうかもしれませんよ」。再度出直そうか。でも今日は友引だから、とりあえず出しておこう。出した日が登記日になるんだから。何もなければ10日ほどで完了するそうな。貼った印紙6万円ナリ

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翌々日に法務局から電話。若そうな女声「ここ、直しておきますねー。あれ?用語がおかしいなー。どうしましょー・・・これでいいですか。ではすすめておきますねー(そんな感じ)」再度行く必要なくなったし、電話口で「あとは最終決裁だけですヨ」なので数日間ネットでみていると10日を経たずに登記されていることが確認できた。

あらためて法務局に行き印鑑カードを受け取り、謄本写し(正確には下の写真にあるように言うそうな)と印鑑証明を得る。晴れて登記の完了なり! 先日訪れた相談窓口をチラと見ると、あのオバさま、今日もハデ時計して待機されていた。

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やることは続く。税務署に行って設立届け。神奈川県と横浜市の法人住民税の届けもここですませられる。

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数日後、源泉徴収の手続き書類が届く。写真家への謝金、学生アルバイト。法人として所得税を支払う義務がある。

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財務表が出るように会計処理を備える必要かあるので会計ソフトを導入。

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登記したあたりから税理士事務所などからDMが届くようになってきた。面倒な会計処理はお任せするのも方法なのだが、あいにく連盟にはそんな余裕は無いし、ともかくまずは自分でやってみることだ。

謄本と印鑑証明が出たところで、最後に銀行口座の開設。任意団体のときに法人での銀行口座を開設していて、小生は単に口座名義を書き換えるだけだと思っていたが「解約いただいて、新規口座の開設していただきます」だって。

融資とか受け無いだろうから銀行はどこでもよかったのだが、長らく個人で使っている都市銀行にした。各地の支店の場所を良く覚えているという単純な理由から。

まずは窓口をネットで予約。当日は口座開設にあたり大量の記入。なかには「資金調達の方法」「現在保有の資産」さらには「法人名の由来」など、考えさせられる。更に私個人の預金状況やら、これまでの活動実態やら、取引相手や役員の素性やら、さんざん訊かれ参考資料などを大いに提出させられて「いまから審査するから一週間ほどお待ちいただきます」

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ちょうど一週間後、電話かかってきて「審査おりたから来てくれ。予約が必要だからいつがいいですか」。もー、いますぐ行きますよ。

また色々書かされ捺印しまくる

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やれやれホッとしたところで、やおらにこやかに「ただいまキャンペーン中でございます」だって

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なんでも月三千円余りかかる法人向けネットバンキングが1年間タダ。うーむこうやって囲い込むんか。しかし正直、ネットバンキングは楽なのである。そのハナシ、乗ろうか。

そして一週間、本日、ネットバンキングに必要なIDやらトークンが書留で届いて。これでひととおりの手続きは終わったようです。

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思えば公証人役場〜法務局〜税務署まで、いわゆる公的機関系は表向きとっつきは良くないけど応対されているときは実に親身・親切・フレンドリー。これらをネットで、しかも一括して手続きできる仕組みも用意されているようだが、これは使い方がよくわからんかった。

しかし最後の銀行は、ホントわずらわしかったなー





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aki_miz at 20:35コメント(1) 
カメラ・写真 | お仕事(教員)

2021年05月08日

変わってゆくのかな

今年は入学式を挙行。昨年の1年生すなわち現2年生にも入学式を

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我が呼称は大学教授→兼任教員に変わり、経済的な余裕は乏しくなったが時間的な余裕ができてきて

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我がハスラー、まもなく16万キロなり

前々から考えていたカーナビを入れ換えた

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取り付けはモチ、自分で

こういう機器の進化は目ざましく道案内は当然なのだがAV性能にも目をみはる。

そんな多量にCDは所有していないのだが、それでも手持ちのCD全部がこのSDカード1枚に収まった

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移動の車中で聴く機会が増えだすと「もう少し上を」と考えてしまう。ドアに付いていたスピーカーを交換し、ついでに余計な穴をふさぐ。こうするとスピーカー本来の性能が出る

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高音用のスピーカーも追加

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なんといままで聴こえていなかった音が出てきた。東京スカパラが乗せ、MISIAが聴かせ、巨匠アシュケナージが奏で、Enyaが沁みる(なんちゅう雑食)

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地方に行ったとき地元局が一発で聞けるのはありがたいぞ

旅の空へ

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出る前に、機材の整理を

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ニコンのフィルム機材などは一気に売った

売ったカネで中判機材のオーバーホールを

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もっと撮りたいんだが・・・またコロナだ

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aki_miz at 21:34コメント(2) 
日々のこと | 写真道

2021年03月30日

私も卒業です

先月いただいた花束は、しおらしく生き続け

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狼藉きわまる大学の自室は、ようやく片づいてきて

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これは廃棄するブツ。これが3山ほど

ひきつぐモノ、継続するモノ、持ち帰るモノに分けて、部屋で最後の一枚

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さて学生の卒業式。今年も大ホールではなく、学内でゼミ別にわかれて実施。学位記(これ正式名称。通称は卒業証書)をゼミ生ひとりひとり、手渡す

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渡しているところを渡されている学生に撮られた!

なんか、気の利いた演出

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終わったら早く帰れと指示するものの、やはり残ってしまう。仕方ないよねー。

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で、新学期。だだっ広い教室で「密」を避けガイダンス

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私も卒業したものの、あと1年担当する(担任をつとめる)学生がいるので別の部屋をあてがわれた

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なんか、前の部屋より快適みたいな

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aki_miz at 20:17コメント(0) 
お仕事(教員) 

2021年02月26日

ひとつの区切り

本学の大教室

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しかし、居るのは学長や学部長と数名のスタッフのみ

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ほかの教員は、みんなネット会議室に。その前で晴れて「最終講義」なり

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ウチの大学では、定年退官する教員に「何を講義してもいい」機会がいちどだけ与えられている

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専門領域を披露するひと、ここぞとばかり成果を誇示するひともいたっけ。小生は「こんなアタシが大学教員だなんて・・・」で締めた。それがホンネだったから

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あとは、この狼藉極まる自室を、どう片づけるか

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aki_miz at 12:46コメント(2) 
お仕事(教員) 

2021年01月11日

中判カメラとのおつきあい

中判フィルムカメラは、いつも使っている感覚がある。このブログで2012年11月にフジのGF670を買ったとある。

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山行のために

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このカメラの広角レンズバージョンも導入したのだが、このシリーズには小生にとって決定的な弱点がある

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カイロ抱かしてます

冬はこうして暖めないと使えないのだ。電池式はある程度仕方ないのだが、この機材は気温ひと桁台で、もう警告が出てしまう。何度もメーカー送りしたのだが「規格内」とのこと。

結局、手放してハッセルブラッド購入資金としたのだが、そのハッセルはいま封印中

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昨年9月から、デジタルは標準レンズ1本のみで撮影しているが、フィルムは撮り続けたいので軽いGS645Wという中判フィルム機を中古で入手した。

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冬になりおかしな現象が発生。シャッターボタンを押してもシャッターが切れない

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修理出すべきかと思ったが折しも二度目の緊急事態宣言。また暫く撮影行は無しになりそうだから自分で修理に挑戦。まず表皮をはがして

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どんどんバラしてゆく

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ヘリコイド部分も分割してシャッター部分のみにする

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シャッター部分を洗って専用グリスを塗布

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ヘリコイドグリスを抜き替え

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ヘリコイドをバラしたので、ピントの確認が必要です。まずアクリル板をフィルム1コマの大きさに切り細いクロス線を入れサンドペーパーで表面をスリガラス状にし

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これをカメラのフィルム面にセット

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シャッターと絞りを開放にして光源(写ってないけど向こう側のカメラの先にアリ)を通じこちら側の一眼レフカメラでクロス線を観察

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ピントリングを無限遠にしてクロス線が鮮明に見えたらピントは出ていることになります。すなわち簡易コリメーター

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でも念のためフィルムを詰め実写で確認しておきます

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組み付ける前に、ピントリング3mの位置と絞りリングf16 1/2の位置にくぼみを入れる加工を

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常用する絞りはf16〜f22、そして至近から無限遠までパンフォーカスで撮ること多いため、こうしておくと常用ピントと常用絞りにクリックが出てきます。

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これは組あがった後に撮影

さて、このカメラはシャッター制御にワイヤーを使っているのですが、どうやらこのワイヤーが低温時に収縮するため、シャッターが切れなくなるようです。この際ですから取り替えて調整しておきます。

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ピンセットで挟んでいるのがワイヤー。ホームセンターで入手したステンレスワイヤーに交換

組み上げる前に低温テスト。冷凍庫にしばらく入れておき

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取り出すとみるみる霜がつきますが、すかさずシャッターテスト

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機械式は少々の低温でもキチンと動きますね。40年前の世代のカメラですが、これからも活躍してもらいましょう。

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aki_miz at 00:36コメント(1) 
カメラ 

2020年12月02日

贅沢な撮影行

新潟県の星峠

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その近くの美人林にも行き

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勢いで新潟からフェリーに乗る

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秋田で降りて下北半島の先端へ

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そして奥入瀬も

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超メジャー撮影ポイント、蔦沼が近くにあるのを知らなかった!

下って裏磐梯

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転じて長野の自然湖へ

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志賀高原も

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いままで一切行かなかった、超有名撮影地点ばかりなり。装備は、この標準レンズ付けたデジタルと広角レンズ固定の中判フィルム

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鬱病のときドンキで買ったトートバックが大活躍

こんなショボイ装備のまま時間と旅費かけて出ていて、なんか贅沢。でもこの制約があるから撮れてゆけるのかも


ところで、持病(生活習慣病)の定期検診で主治医に行った

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山行を再開したことを言ったら「コロナだからやめとけ」と。うーん、たしかに山ではみーんなマスク外して、それでも「密」なんだよなぁ

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aki_miz at 20:40コメント(2) 
写真道 

2020年10月27日

ふたたび原点回帰

半年ぶりの撮影行

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自分なりに、撮れていないことがわかる。そりゃそうだわなぁ

じゃあまたやってみようと、機材を容器に

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どんどん詰めてゆく

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乾燥剤を入れて

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密閉する

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残したのは標準レンズを付けたデジタルと広角単焦点の中判フィルム

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これはこれで、撮れてゆける

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おなじこと、4年前にもやったところ、なんか入賞するようになってきた

持っているレンズだけで撮る

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案外撮れるもんです

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視点がはっきりしてくるのかな

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それにしても、なんで写真を撮ってるんだろ

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山道を歩きながら考えた

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答えなんか、出てこないけど、少なくとも今年の百人展は「落ちた」という答えは出た

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aki_miz at 22:19コメント(2) 
写真道 

2020年09月16日

久々の山行は疲労困憊

八王子から特急に乗り

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茅野でバスに乗り継ぎ八ヶ岳ロープウェイの乗り場へ着く

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しばらく、マトモな食事ができないから、ここでしっかり食べておく

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山頂駅へ

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到着

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よく晴れた

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久々に来た

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そして、久々の山道へ

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縞枯山というピーク。何も眺望がない

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少し歩くと「展望台」というところへ。ここは眺めが良し

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おりてきて、国道を渡る

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いい雰囲気の池があるのだが・・・ほぼ枯れている

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7年前にきたときの画像

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そのときは、こんな感じだった

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麦草峠に着く

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まだ夏だなぁ
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このルートをたどるのは7年ぶりかぁと感慨深く森の中をたどり、今日の目的地、白駒池の青苔荘(せいたいそう)に着く

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テント設営、夕食となるのだが暗くなってしまったので画像は無し。平日なのにすでにテント10張りはあったっけ

翌朝、くらいうちにテント撤収して行動開始。まずは近くの「白駒湿原」へ

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ここもすっかり枯れていた。これは7年前の画像。これを想像していたのだが・・・

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北八ヶ岳の森は撮る楽しみがある

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どれだけ被写体を発見できるか

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分岐点で荷をおろし、朝食タイム

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出発時の重量16キロ。常用している40リットルザックは左に添えているカメラバッグに比べかなり色褪せてきた

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もってきた撮影機材。使い込んだデジカメと、初めて持ってきた中判フィルムカメラ。広角レンズが付いたこれは全機械式だから信頼できそう

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さてどうしたものか。通常なら、ここから「ニユウ」という山頂を目指すのだろうが(7年前はそうした)、右の下山道をたどることにした

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静かな山道。他の登山者は滅多にみかけない。混雑極まる丹沢あたりと比べ別世界

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しかし道は荒れている。7年前も、ここを通ったように記録していたが、まったく覚えていない。シャクナゲが多くなってきた

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地図のコースタイムだと2時間半とあるところ3時間半かかって稲子湯に到着

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湯につかり、町営バスに乗る

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山行は7カ月ぶり、テント泊は3年ぶり。八ヶ岳も3年ぶり。そりゃ疲れるわな

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aki_miz at 14:23コメント(1) 
八ヶ岳 

2020年05月24日

コロナがもたらしたこと

滅多に大学に行かなくなった。

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ほこりかぶりはじめた、大学自室の我が机

GW明けから授業開始。未だ会ったことのない1年生のゼミ、どうなるかと心配だったが

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無事スタート。PC未だ持っていない学生はスマホだけで授業を受け、レポートを出してくる。地方で受験した学生は一度もキャンパスに来たことが無い。それでも学ぶ意欲は旺盛に。なんか、健気に思えてくる。

写真部の部活も細々ながら開始。これまた会わぬ新入生を部員として迎える。

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私のZoom IDを使ってネット上で親睦会するんだって

ずっと開発していたネット上の写真競技会、4月末に学生向けに、そして昨日は読者向けに開催。どちらも YouTube ライブ配信。
無事終了して、これはなんだか新しい写真の楽しみ方として定着しそう。

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競技会が終わってネット上の飲み会。昼間はネット上で会議や打ち合わせ。ネット上という制約あるものの何だか打ち合わせしている時間が増えたように思える。とともに、別に出向かなくても出来るんだ、と思ってきた。この変化、「働く」「学ぶ」「楽しむ」への意識が変わってくるのではないか。

さて、これは Stay Home とは関係ないが、ずっとかかりつけにしていた大学近くの医者が2月から突然の廃業。4月には再開とあったが、そうでもなかった。こんなことって、あるんだなぁ

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超高級外車を数台乗りまわしていたのはアンタの勝手だが患者放り出して、それはないわな

この医者、初診で行ったのがココに残っている。診断結果は帯状疱疹。もう10年以上、なるんだなぁ。



家に籠もっているのは、実はそんなに苦ではないし、家ですること、できること、結構ある。しかしそろそろ外に出たいなぁ。なんでもなかった日々が、実は貴重だったんだと気がつく。あの山道、あそこの樹木、必ず立ち寄った店、どうなっているのやら

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aki_miz at 22:34コメント(0) 
日々のこと | お仕事(教員)

2020年04月12日

いったいどうしたことだろう

一カ月前とまったく変わってしまった。あのときは、とにかく他人との接触を「自粛」すりゃいいんだろと勝手に解釈して写真撮りに出ていたが、急転直下、Stay Home。そして緊急事態に

感染拡大が警戒されはじめた3月上旬からは高校まで休校になり、大学はそもそも春休みだった。すなわち多くの学校にひとを集めてなかったから、まだいまの状況なのだと解釈できる。5月明けから大学の授業開始の予定が出ているが

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これは非常勤先の大学から届いた知らせ。ここも5月明けから授業とあるが・・・

緊急事態による自粛期間が予定どおり5月6日に終了しても、大学に集まって授業なんてしないと思う。それにしても、現役での教員生活最後の一年がこんなになるんなんて・・

そして撮りに行けない、登りにも行けない。いやそんなこと考えることは、いまは出来ない。

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カメラからフィルム取り出して冷蔵庫へ。しばらくお休みだ

いま何ができるか。自分が自宅からできることは・・・学生や愛好家たちが自宅での写真活動を実現できるネットの環境づくり

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システム開発とテストを敢行中

社会に貢献できることで、いま自分ができることは、これなのかなと

昨日、日経紙にJリーガー三浦知良氏のコラムが掲載されていた。緩いとも評価されている緊急事態宣言を「日本人の力を信じているからだ」と。「戦争や災害で苦しいとき、隣の人へ手を差し伸べ助けあってきた。暴動ではなく協調があった。」と。

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こういうひとを、オピニオンリーダーと呼ぶのではないか。

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aki_miz at 18:42コメント(0) 
日々のこと | カメラ・写真
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