2013年07月

2013年07月29日

うれしいネェ

ゼミ受け持っている学生たちから。

3倍近く、歳が離れているのだぞ

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お仕事(教員) | 日々のこと

2013年07月28日

コンサートへ

学校で東京交響楽団の公演チケットを貰った。

誕生日の今日、いそいそと川崎のホールへ

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なかはこんなの

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いちばん聴きたかったのは、メンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルト。略称「メン・コン」。中学のとき買ってもらったレコード、何度も何度も聴いたっけ。いまもスマホに入れて年に数回は聴く。出だし、あの主題が奏でられた途端、あの頃思い出して思わずナミダ出てしまった

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ライブで聴くのはCDと大違い。また聴きにゆきたいなっ

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2013年07月20日

やられてしまって

関越道乗って奥秩父あたりの渓谷を撮りに、小さいほうのバイクに乗って出かけたら、早朝の環八通りで追突された。場所は、首都高用賀入り口の少し北にあるこの交差点で、信号が黄色になったので停止した直後

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右へ放り出され右肩から路面に落ちた。衣服が路面をこすり、コゲたニオいがした。我がバイクのアイドリングの音が聞こえて、どこかで倒れているのだろう。このままじゃ危ないなぁと思いつつも路面にベタッと横たわる。動けない。動きたくない。追突したトラックの運転手、通りがかった自転車のオッちゃん、後続車のおニイさんが次々に集まって上から覗き込み声かけてくる。ああ、マズいなぁと思う。運転手の肩借りて歩道へ。バイクはオッちゃんが移動させた。おニイさんが目撃者になりますのでと連絡先のメモ残してくれた。バイクからデジカメ取り出し、当てられたトラックの写真を撮っておく。

救急車がほどなく到着。どこ打ったか、頭部は大丈夫か、などと聞かれたあとストレッチャー乗るかと問われ辞退。それ乗ったら、まんま重傷者じゃん。蒼ざめた運転手に任意保険入っているかを確かめ、名刺を得ておく。

救急車内部は実に機能的。お世話になるの二度目なのね。名前と生年月日を訊かれ、脈と体温と血圧測られる

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早速、救急隊員が携帯使って搬送先の病院さがし。ああまたタライマワシかいな(前回、それがあった)と思ったが最初のところが受け入れOKとなる。私の年齢間違えて病院に伝えそうになり横から口はさむ。オレ、そんな若くないゾっ。それにしても救急隊員はホントにありがたいし、頼りになる

看護師さん数名に迎えられ脈拍、体温などを再計測。血圧を右腕で測られて苦しい。右から落ちたから右が痛むんですよぉ

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散々レントゲン撮られ眠たそうな当直医師の診断。右肩、右股部、右大腿、左手 打撲 全治一週間 だってさ。

タクシー乗って事故現場へ戻る。現場検証が終わったところ。テニスの練習行くと言っていたさっきのオッちゃんが戻っていたので礼を言う。運転手からの詫びを受ける。

このトラックの停止直前、右サイドミラーが、こちらのトップケースに接触した模様。バンパーのへこみは我がバイクのリアタイヤに当たったからか、それとも元々なのか

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警視庁のパネルバンのなかで調書作成。勤務先、お伺いしていいですか、お名前、お電話番号、ご住所、お勤め先、どこまで加害者にお伝えしていいですか・・様々なところで「お伺い」される。ああそうか、あなたンとこも個人情報保護ですか。学校も気を使ってタイヘンなんですよ。お互い、仕事しにくいですナァと共感しあう。

バイクは自走できる。傷心を抱え自分で乗って帰宅。最近は突然の雨降りに備え登山用のレインウェアを着ているが、あらためてみると結構破れている

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レザーのパンツも

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打撲程度で済んだのは、このおかげ。プロテクターを付けていた。つながっているように見えるが、上半身(胸と背中、肩も含む)、前腕(ヒジから手首の上まで)、下肢(膝からスネまで)の3部分に分かれている。今回、それぞれが立派に機能した。特に前腕と下肢のプロテクターには数年前にエアバッグベストとともに助けてもらった

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靴はハイカットの登山用を履いていた。これは路面にこすられながら足を守ってくれた

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さてバイクは右側にコケたので、その面の損傷がいくつかある

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製造されて15年を超え、数年前に入手したこのバイク、少しくらいの損傷は気にならないが、ハンドルが若干右に曲がった状態で直進するようになった。フォークが曲がったのか

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さきほどバイク屋に持っていった。あとは保険屋との見積もり交渉になるのだろう。

バイク屋のオヤジ、今夜は酒飲むな、風呂はシャワー程度にしておけ、今日は緊張しているが明日にカラダ悪いところが出るかもと言う。救急病院の医師よりずっと親切かつ具体的な指示だ。

心配なのは来月行くつもりの北海道にバイクの修理が間に合うのか、またケガがこれだけで済んでいるのか(医者はしばらく様子みなさいと言っていた)、この二点だ


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バイク/クルマ | 日々のこと

2013年07月15日

白馬岳で学ぶ

アウトドアブランドであるモンベルが出している冊子で白馬三山の紹介を見てから、ここに行きたくなってきた。折しも7月の三連休、大学に有給休暇を出し休みを増やした。この季節、高山植物が咲くのも楽しみ。ただ北アルプス周辺地方は梅雨が明けていないのが気がかりだが。

どこから登るか悩ましいが、白馬も本格シーズンにならないと平日は登山口までのバスが運休しているところが多い。私は足が遅いので、できるだけ早く登り始められるルートとして、まず新幹線で長野へ

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長野から特急バスに乗り、栂池へ着く。早朝に家を出てまだ10時になっていない

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ゴンドラとロープウェイで一気に高度を稼ぐ。この栂池や八方尾根、30年あたり前は毎年のようにスキーに来たなぁ

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ロープウェイ降り場、栂池自然園にあるヒュッテで昼食。平日だが観光客で賑やか

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ストレッチしてからストックを伸ばし、カメラバッグと三脚を別に下げ、地図を確かめていると観光にきた夫婦から「縦走ですか」と声かけられる。はいテントで泊まりながら白馬三山の予定ですと応える。まわりの団体客に一斉に注目される。気をつけてと送りだされ午前11時30分、山道をたどりだす。そうなんだ、無事で降りることなのだとあらためて思い起こす

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山の水が溜まっているところに水芭蕉の群生。眼福とはこのことか

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これから、2000メートルを越えたところにしばらく居ることになる

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樹木が少しずつ低くなり、視界が開けてきた。あれは最初のピーク、乗鞍岳か

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向こうにあるのは白馬三山のようだが

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木道に出た

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天狗原という湿地帯。行き交わした男女三人組は関西弁

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しばし、撮影を楽しむ

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湿地帯を抜けると雪原に。用意していたアイゼンを付ける

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結構な急登。転倒して数メートル下に流され肝を冷やす。これも明確な滑落事故ではないか

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振り返ると、さっき居た湿地帯が箱庭のように

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いま思えば、最大の難所だったような

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きつい斜度、締まりかけ滑りやすい雪のほか、このロープ見失うと進路が不明になることが難所と思った理由

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雪原を過ぎしばらく登るとハイマツの先に三角形のケルンが見えてきた。その先は、明日行く山々

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午後4時20分、だだっ広い乗鞍岳に着く

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ここから先は少し下るだけだ。雪が残る白馬大池と山荘が見えてきた

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午後5時30分、白馬大池山荘に着き手続きののちテント設営を完了。今夜は私のグリーンのテントの他、黄色のテントがふたつだけ

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今回の山行の食事は炊飯をやめレトルト食品とアルファ米、そしてカップヌードルリフィルなど、調理不要のもの主体とした。山のなかでは食事の不自由さを甘受しようと思う。それに山小屋の昼食が期待できるし。
で、今夜はレトルトシチューにアルファ米。米は注いだお湯の量が多すぎて、おかゆ状になり、見た目よくないが、これでも結構美味なのだ、ここでは

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翌朝はパスタを茹で、レトルトのミートソースでいただく

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夜半、風が強く私のテントはしきりにたわんだ。見えるはずの白馬岳は隠れている

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今回、装備はできるだけ割り切って重量と容積を抑えた。食事もそのひとつ。また、これまでのテント泊では、濡れることが前提となるレインウェアやテントはザックの外にサイドバッグを付け、軽いのに図体が大きいシュラフマットも外に付けていたが、いずれも狭い場所を通るとき支障になったり、バランスが悪くなるので、すべてをこの40リットルのザック内に入れた。シュラフマットはエアで膨らませるタイプに変更し、万一の穴あきに備えリペアテープを持参した。
カメラは中判フィルムを持つことは譲れないが、レンズは広角と望遠を1本ずつに制限し、広角レンズはボディとともに左下に写っている小さなバッグに入れ、望遠レンズはフィルム10本などとともにザック上部に入れた。三脚は常用のカーボン4段、これに軽量で操作が確実な梅本製作所の自由雲台を付け重量は1.5キロ。この半分くらいの重さの三脚(おそらく家人がデジカメ買ったときオマケで付いていたものだろう)もあるが、苦労して登った山でブレた写真撮りたくないので、せめてこれだけはと確実性を優先させた。
別に記録用のデジカメ(このブログ記事の写真は、すべてこれ)。水濡れや衝撃に強いアウトドア仕様なので山行には気を使わないで済む。
これで出発時の全重量は19.8キロ。更に行動中の飲料水(スポートドリンク)1リットルが加わるが、これくらいが私の限界だろう

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午前6時45分、山荘をあとにする。テント場には黄色いテントがひとつ残っている

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残雪に自分の影が長い。今日は起きたときから軽い頭痛がする。まだ高所適応できていないのか

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朝陽を鈍く反射する白馬大池

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ハイマツで囲まれたこの道、雷鳥坂というそうな。早暁に白馬山頂を出てきた人達としばしば行き交い、朝の挨拶をかわす

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路傍の花が増えてきた

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穂高へ続く北アルプスの山々、白馬三山を含むこのあたりは特に後立山と言うそうだが「うしろたてやま」、この読み、好きだ

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今日ひとつめのピークに到着

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これからたどる稜線をフィルムで撮る。これは自己満足の「思い出写真」となる予定

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上の写真で写っている道で、いったん降りきったところから、あらためて行く先を見ていると、どこからかカン高い鳥の声が

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ライチョウのヒナではないか(部分拡大)

雷鳥のヒナ


おそらく、親とはぐれてしまったのだろう。探してやりたいがどうしようもない。あとで案内書をみるとライチョウのヒナは生まれて4週間で約40パーセントが死亡し、翌年まで生きれるのは5〜15パーセントとあった。このヒナもそんな運命になるのだろうか。

しばらく登ったところで黄色いイワベンケイ、紅紫のミヤマアズマギクを眺めていたら、視界左上に何やら動くものが・・

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いたぞっ。それも親子だ

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あいかわらずノコノコ、登山道を先導するように歩き、ところどころで座り込んで穴掘るようなことしたり。おーい、アンタの子、下のほうで探していたぞ

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登りが厳しくなってきた

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あれは大雪渓か。左下にある屋根は白馬尻の小屋か

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午前10時、小蓮華山に

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うねる稜線の道を更に歩く

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ここを右へたどれば雪倉岳から朝日岳を経て、ついには日本海へ

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キツい登り

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ふりかえれば、たどってきた稜線が正面に。左へ伸びる稜線は日本海の親不知へと続く線

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更にキツい。胸深い呼吸を意識して進む

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ガスの先にうっすらと

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着くぞっ

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午後0時30分、白馬岳に

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いちお、記念写真を。しかしガスでまったく視界がきかない

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下りがけ、いきなり出くわす

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赤い肉冠があるから、コイツはオスだな。あんまり驚かすなよなぁ

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ここには日本一大きな山小屋、白馬山荘がある。しかし濃いガスのため、どのくらい大きいのか分からない。レストラン(山のなかでレストランとは!)に入る

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とても山上とは思えない

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暖かい味噌汁にホッとする。風が窓を強く鳴らす。まだ2時前なので今日じゅうにあとふたつのピーク(白馬岳に加え杓子岳と鑓ヶ岳で白馬三山となる)を越し、その先にある天狗山荘でテント泊することも可能だが、ガスが濃いことと、いささか疲れを覚えた(昨晩テントを張った大池山荘のひとに足どりをみられ「お疲れのようですね」と言われたくらい)ので今日はこの近くでテントとする

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少し下ると村営の白馬岳頂上宿舎が。ここも規模が大きいようだがガスのため全容分からず。テント泊の手続きをする

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強風のため張るのに難儀した。一度は失敗したが、あらためて基本に忠実に作業し二度目で設営完了(画面左前)。平日だが20張りほど居た

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強風ますます強く、我がテントは大きくたわむ。他のテントをみると、そんなにたわんでいない。柔よく剛を制す、のだろうか、この柔軟な動きが却って強風に強いのだと勝手に解釈しテント内で迫る内幕を避け浮き上がる床を抑えながらビール、昼寝(昨晩も風強くあまり眠れなかったし軽い頭痛はまだ続いている)、そしてレトルトカレーとアルファ米の夕食を済ませ、歯磨きして早々にシュラフにもぐり込む。
夜7時前にNHK長野のラジオは山の天気予報を告げる。それによると明日の北アルプスは「曇りまたは霧、ところどころ雨」ということで特に風のことは言わなかった。しかし実際、風はより激しく、それにしたがいテントのたわみも強くなり、ときおり寝ている顔に幕が触れるのが気になる

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ぱらぱら、テントをたたく雨の音に目をさます。猛烈な風は一向に止むことなく雨は次第に強くなってきた。風が止まる一瞬にテントが元のカタチに復帰しているので、このテントはこんな動きするのだと思い込む。このまま、風雨続くようであれば、明日は一日ここで滞留していようか・・天気悪いのにあとふたつの山は極めたくないし・・

異変は明るくなったとき起こった。テントが元に復帰しなくなったのだ。風雨を避けるフライシートが風でめくれあがり、雨が横からテント内にやってきた。シュラフから出て急ぎレインウェアを着込みファスナーを開け外に出ると・・なんとテントを支えるジュラルミンのポールが折れている

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これは帰宅してから撮影。このほか、フライシートの破れやガイライン(張り綱)の引きちぎれなど数カ所の破損があった。なお帰宅直後、荷解き前にザックを測ると2キロ以上重くなっていた。テントを始め多くの装備が雨水を含んだことが原因だろう。

途方にくれていても仕方ない。ここで縦走をあきらめ(当然だ)撤収し下山することにした。ぺちゃんこになった我がテントにもぐりこむ

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まず絶対に濡らせないカメラ、レンズ、露出計、フィルム、スマホを防水袋(ゴミ出しに使う大きな袋を一枚もってきた)に入れる。次に登山靴をテントのフライシートで包む。靴の中が水びたしになると歩くのに難儀するし、この低温で強風と雨のなか足を濡らしたままだと体力の消耗が激しくなる。

シュラフやシュラフマットを畳み込みそれぞれの収納袋に入れ、テント内で散乱していたコッフェル(食器)類やガスボンベなどを集め、持ってきたときのように重ねて収納袋に入れる。これらをしておかないとザックに無駄な空間ができてしまい、ぎりぎり容量のザックに全部が入りきらなくなるからだ。あとは手あたりしだい、ザックに詰めてゆくが食料はできるだけすきまに入れるようにした。そう、食料が結構な容積を占めるし、今回は滞留も考え5日ぶんの食料15食(昼食含む)を持ってきたのに、まだ3食しか消費していない。

そんなことしているうちにも雨は容赦なく降りこみ、あらゆる荷物を濡らしにかかる。濡れてもいい。下山できれば、あとはどうにかなるのだから。

ザックに念のためレインカバーをかけ出発準備が整ったのは撤収作業はじめてから約1時間後の午前6時。ふう、何とかなった。たまたま、前日に満たしておいたスポーツドリンクをひとくち飲んで出発。他のテント客も次々に出ていった

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濃いガスと雨のなかゆっくり降りてゆく。後続の登山者に次々に追い越される

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避難小屋に入り装備のチェックをおこなう。屋根のあるところがありがたい

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たまたま持ってきたアミノドリンクを朝食がわりに

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小雪渓を横切る

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こんなところで滑ったら大変なことになるぞ

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ハクサンイチゲが見送ってくれる

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下はどうですか、上は荒れてますよ、テント壊して降りてますから・・早朝からあがってきたひとと情報を交換

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葱平(ねぎかっぴら)を通りすぎると・・

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これが大雪渓かぁ・・・・まさか今回、ここを降りるとは・・・

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あそこでアイゼン、付けるんだな

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今回、二度目のアイゼン

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慎重に一歩踏み出す

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たくさんのひとが登ってくる。赤く示されたところが登山道

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そう、ここは落石が最もこわい

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こんな岩がごろごろと。これすべて落石

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実際、いちどだけ落石をみた。上のほうから「ラクーッ!」の声が。ふりむくと登山道の真上を野球ベースくらいの大きさの岩が転がってきた。それは言われている通り、まさに音もなく、不気味だった

ときおり、凍った雪がある。ここは踏まないように注意

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みるみる高度が落ち、ついに2000メートルを切る。濡れた手のまま防水グローブを使ったためグローブが用をなさず、途中から素手のまま

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降りるにしたがい雨は少なくなってきたが、深いガスのなか登る人達は下を向いたまま黙々と

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このようなクレバスが至るところに

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白馬尻の小屋が見えてきた。そういえば昨日、ずっと上からこの小屋を遠望したっけ

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午前10時40分、小屋に着く。ここまでくれば安心

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持参した非常食を口にして更に下る。途中から林道になり白馬鑓温泉への分岐点をすぎる。当初は白馬三山を経てもう1〜2泊しここに降りてくる予定だった

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白馬駅へのバスが出る猿倉に着く。このバスは今日から夏のあいだ、毎日運行される。ようやく、帰宅のめどがついてきた

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バスを待っていた単独行の男性、一昨日の白馬大池山荘のテント場で黄色のテント張っていたかただった。昨晩はテント泊ではなく山頂宿舎に泊まったそうだ。今日は不帰嶮(かえらずのけん、と呼び白馬三山の南にある難所)に行く予定だったが、道が崩落したとの知らせで諦め降りてきたとのこと

白馬駅に着き、列車のキップを買ってから駅前の案内所で教えてくれた風呂に行く。なかなかの露天風呂に満足

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列車がくるまでのあいだ、駅前でソバ定食。こうして次第にひとごこちつく

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大糸線に一日1本だけの新宿ゆき特急あずさに

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さて下山しソフトバンクの電波が復活したら、設定しておいた山の天気予報(ヤマテン)から北アルプス北部を含む山域の大荒れ予報の配信が入っていた。実際に配信されたのは入山した日の夕刻で、私が白馬大池に着いたときくらいだ。さきほどバス停で会った男性は、この情報をもとにテント泊から山小屋泊に切り換えたのかも知れぬ。ではもし私が山のなかで同じ情報を得ていたら、どうしただろうか。折角食料持ってきているし、テント泊は昨年から何度も経験しているのだから大丈夫だろうと思い込み同じ結果になっていただろう。
しかし逆に山小屋泊をしたなら、そのまま山に居続け、この日はあと二山を強行していたかも知れぬ。折角休みをとってきたし、交通費もかかっているし、装備はそこそこ吟味してきたし。強い風雨の中、単にふたつのピークを見にゆくだけになったかも知れないが、もっと悪い事態を招いていたかも知れぬ。大池山荘で言われた「お疲れのようですね」がその根拠だ。
幸いだったことは直ちに下山ルートがとれる場所でトラブルに遇ったこと。白馬山荘での昼食時、そのまま足を伸ばし先まで行くことにして、そこでテント破損させたら下山に倍以上の時間がかかり体力消耗は大きかったことだろう。更に幸いだったのはテント破損が明るくなってからだったこと。寝入りばなや、真夜中だったら、それこそ暗闇のなか荷物を放棄し山小屋に駆け込むことになったかも知れぬ。
山をはじめて2シーズン目、いままでがうまくいっただけなのだ。安易な思い込みや楽観を捨て、すべてが自己責任のもと判断せねばならぬ。もとより、経験浅い者が天候の安定しない時期に行くこと自体が無謀なことなのだろう。今回はテント破損で済んだだけで良かったと思う

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列車に乗る前に、ふたたび白馬岳をみる。山頂は雲のなか。あそこでは相変わらず激しい風雨になっているのか。翌日の配信では雷情報も流され、天候が回復するのは連休明けからのようだ。結果的に予定を早く打ち切って正しかった。

もっと経験してライチョウの棲むこの山にまた登ろう。山は逃げないのだから

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北アルプス 

2013年07月07日

また写真を習いにゆく

仕事を早めに終え、バスで夕方の東北道を新宿から会津へ向かう

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行き先は、猪苗代にある「風景写真 大津塾」。ここは今年の3月に初めて行って、露出の測り方をはじめとした「観るひとの心に響く」作品づくりを習った・・はずだった。はい、たしかに露出について失敗は大幅に減りました。しかしながら・・・相変わらずオソマツな写真しか撮れていない。「観るひとのこころ」どころか「自分のこころ」にすら響いてこない。つい先日だって八ヶ岳行ったのに相変わらず思い出写真ばっかり。

しかし大津塾のおかげで写真を自己表現の手段とする楽しさを覚え、そして高みを目指したいという願いは強くなるばかり。これを写真道と言わずして何とする。

今回は大津先生に、主題の捉え方と、主題を明確に表現する仕方を習いにゆく。あらかじめメールで意図を伝えたら「それは最も難しいテーマ」との返答が。むむっ、小生の悩みは多少レベルアップしたのかも

大津宅到着は夜半。お風呂が用意されていて、自家製野菜を素材にした奥様の手料理が。うわ、また手が込んでるぅ

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すみませんピンボケで。これから写真習うのに先が思いやられるわな

さて翌朝、学びのはじまり。まずは、小生が持ってきた最近の愚作を見てもらう

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まずは「露出は外すことが少なくなりましたね」とおホメを。で、黒い枠をフィルムにあてがって、「ここ切り取るといいですね」

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たとえば、これ

安房勝浦 八幡岬


灯台も、朝陽も、輝く海も、そんな欲張りがイケない。現地で感動した部分はこれでしょうとばっさり切り取られ

安房勝浦 八幡岬トリミング


おおーっ、これやがな、これこれ(しかし先生によると「潮目が良くない」)

どうして欲張りするのか・・・午前1時に起きバイクすっ飛ばしてきたから、折角いい朝陽になったから、画を絞り込むにも、これ以上長いレンズ(望遠レンズ)無いから・・・あーっ、いかん、また言い訳だ

もひとつ

三浦半島 剣崎


そうなんだ、これだったんだ

三浦半島 剣崎トリミング


これはさっきの言い訳は通じない。どして、どーして、現地で「もうひと工夫」できなかったんだろう。

先生曰く
「詰めが甘いっ!」
そーなんだよなぁ。シャッター押したら、もうそれで終わってるもんなぁ

いささか傷心のまま先生のクルマ乗り込み撮影に出る。

今回、持ってきた機材はこれ。中判フィルムカメラ「マミヤ7」のレンズだけ4本と、まんなかにあるスポットメーター(露出計)、そしてズームの付いたコンパクトデジカメ

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マミヤ7のボディは持ってきていない。実は八ヶ岳行ったとき、20枚撮りフィルムが10枚くらいしか撮れなくなってしまい、修理に出した

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フィルム後半部分は写せなくなってまっくろ

先生も同種の機材持っておられ、貸していただけるとのことなので、せめてレンズだけはと思い持ってきた。しかしこの機材構成が、今回意外な展開となった。

さて国道からそれたところでクルマを停め、この樹を被写体にするとおっしゃる

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こんな道端でっせ

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しかしここで、どうしてこの樹が「画」になるか、どうやって「画」にするか、まずは自分で考え答えを出してから先生の考えを伺う。

・・・そっかー、そういうふうに観るのかぁ

先生、大判カメラ取り出し「使ってみますか」
え、まだまだ早い、と思っていたが、大判カメラに高価な大判フィルム(シートフィルム)を使うのではなく、いつもの中判ロールフィルムを使うと望遠撮影に便利だと言われ、早速操作指導を受ける

まずは、折り畳まれたカメラを組み立て

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レンズを付け、構図を決め、ピントを合わせ、露出を測ってレンズにセットし(記録撮ってないけどこの一連が最も時間かかる)

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そそ、フィルムホルダーにフィルム詰め

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ピントグラス外しフィルムホルダーに交換し

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何度も空シャッター切ったあと、遮光板を引き抜き

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いよいよ、シャッター押し、遮光板を差し込み、フィルム巻き上げる

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いやーっ、1枚撮るたび「お疲れサマー」と言いたくなるほど、手間かかるわぁ

小生にとって大判カメラの記念すべきファースト・ショットは、現像あがったフィルム見たら撮れてなかった・・・たぶん、どっかで手順ミスがあって露光しなかったんだろう

お昼は喜多方の先まで足を伸ばし、先生がずっと前に来てあのとき美味だったという蕎麦屋に

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およそ蕎麦に関してはウンチクのひとつも語れるほどの小生、大盛りを注文

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しかしこれが・・・もひとつだった。だいたいソバ通と語るモンが勢いだけで大盛り頼むかぁ

昼からは、いくつかの撮影ポイント(といっても、さっきのような道端とか、そこから入っていった、何の変哲もなさそうなとこ)で「はい、これ撮ってみて」

たとえば1本のブナを指定されデジカメで自分なりに撮ってみる

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ぜーんぜん、インパクトが無い。しかし先生からいくつかヒントをもらい、大きくアングル変え1枚撮り、更に助言受け修正しながら撮り重ねると、こんなのができあがる

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まず学習者は自ら考えてから指導者の助言を得て学んでゆく・・・ウチの大学でも盛んにやってるなぁ。アクティブ・ラーニングだね。正解がいくつも考えられる科目での学習方法のひとつ。指導者(教員)としては、もどかしい一面あるし、常に気を配っておかないと大外れしたり学習効果が少ないことあるけど、学習者が学習目標を明確に理解しておけば受け身の学習より効果が高いとされてる・・とまぁお仕事モードになったりしながら自分で考え先生の助言を受けていた

さて、小生の学習効果は未だ分からないまんま夕刻に激しく雨が降ってきたこともあり、先生宅にひきあげお風呂のあと、楽しみな夕食。おおーっ、今夜もまた豪華だぞ

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翌朝は雨がすっかり上がり、昨日行けなかった撮影ポイントへ向かう。その道すがら、道路脇の花を先生が見つける

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あれを、どう撮るか。すっかり貸与状態になった大判カメラを自分で組み立て、慎重に構図を決める

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マジメな顔してるがホントはニヤつている。だって楽しいんだもん。いま見ると右手かかっているノブは、この状態で動かしてはいけないんだけどね

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ヤラセでなくホントに道のまんなかに三脚たてて撮ってる。交通量が皆無だからできるけど

事実上、小生の大判ファーストショット

2013_6 大津塾 裏磐梯 ジンマーS150ミリ
(クリックすると大きな画面)

さて今日の撮影ポイント、達沢不動滝というところに着く。おやおや、ここは有名な場所か

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早速、「ハイ、撮影ポジション自分で探してみて」。実はこういう有名撮影ポイント、苦手といおうか、好きじゃないんだなぁ。だって、こんな万人が来るところなんて、どう転んでも自分らしい、自分しか撮れないところなんて、ありゃしないと諦めてしまうし、もとより他人と同じこと、したくないんだなぁ。写真雑誌には作品とともに撮影ポイントガイドが載っているが、あんなの見て行くくらいなら少々条件悪くっても自分のアシで探すわな・・・なーんて、こんなこと言うのはウデが伴ってからだよね

滝に近づいたり、少し高いとこからみたりしたが、もひとつ主題が明確にならない。ここで先生の助言

主題は滝にするのか?
望遠で切り取る方法もあるぞ

そっかー、大判カメラはマミヤより長いレンズ(望遠)使えるんだよね。あそこの枝の緑、主題にしましょう。緑を爽やかに表現する露出にしますね。滝は脇役に。

更に先生から

枝のどれを主題にする?
観るひとの目線の流れをどのように誘導する?

先生と相談しながら構図を決め、ようやく三脚立てカメラ組み立て、位置を微調整。最後に先生のチェック

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こうして撮れた1枚。まさに一写入魂とはこのことか

2013_6 大津塾 達沢不動滝 フジノンT400ミリ
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片づけていたら観光客が続々とやってきた。おや、先生もスマホで撮ることあるんですか

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カメラ忘れてきたオジさんに見えたのか、シャッター押してと頼まれフツーに押してあげる先生

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駐車場への帰路、こんな面白いカタチした樹木をデジカメで撮ってみることに

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小生が撮った

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(クリックすると大きな画面)

同じカメラで撮った先生はこれ

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(クリックすると大きな画面)

さて今日の昼食は、また蕎麦。昨日のリベンジ。この店は先生のオススメ

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また勢いで大盛りを頼む

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水ソバ出すところは自信あるんだよねぇ

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新ソバじゃないから香り薄めだが、今日は満足しました!

昼からも先生がいくつか撮影ポイントに連れてくださり、次第に自問自答できるようになってきたようです

2013_6 大津塾 裏磐梯 フジノンT400ミリ
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ここは3月に訪れた諸橋近代美術館の近くを流れる川。観るひとの目を右上から左下に誘導するつもりで構図を考えた

2013_6 大津塾 諸橋近代美術館 アポジンマー120ミリ
(クリックすると大きな画面)

同じ場所で3月に撮ったのは、これ。少しは進化したか

裏磐梯 小川 順光撮影


美術館にあるカフェでコクの深いトラジャコーヒーいただきながら、先生と話し込む。さっきの滝、私どもはタッタ1枚だけで帰ってきたけど、高価なデジカメのおじさんたちは一体何枚撮るんでしょうねぇ、とか、大学でもし写真同好会できたら応援してね、とか、自分で言葉で表せてはじめて、主題は明確になると思います、とか、中判の一眼レフに大きな望遠持つより大判のほうが却って軽いよ、レンズも豊富で安いし、とか。
この席からは美術館の池ごしに磐梯山が正面に見えるのだが、今日は残念なことに雲のなか

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もう少し、おつきあいを
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さて帰宅して、そのまんまでは折角の学習成果が低下してゆく。早速復習しましょう(こういうことなら勤勉になる)。ココは茨城と群馬と埼玉にまたがる、渡良瀬遊水池

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バイク降りゆっくり歩いてゆくと・・見つけた。超ローアングルにして

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天気よくないけど、カタチはっきり

樹木とタンポポ 24mm
(クリックすると大きな画面)理想とするバックは朝焼けかな

あ、魅力的な樹だ

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下へ入り込み

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この撮り方、定番になりそう

樹木
(クリックすると大きな画面)

先生に伺ったところ、露出計測は入射光ではまずしないとのこと。実際、私もやってみて何度も失敗している。そこで思い切って露出計からその部分を外した。これで保証対象外。でもこうするとカメラなどと高さが揃い山行くとき収納が楽になる

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いつも、露出を測ってから撮る。これ習慣になりました

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曇天を映す、くすんだ青に緑映え

水面


この色も

ヒルガオ


帰路、都内で高速を降り、まずここへ。赤坂にあるマンションの半地下、一見すると怪しそうなのは「フォトグラファーズ・ラボラトリー」というプロラボ。今春から、ずーっとここに現像お願いしている。雑誌『風景写真』の定期購読したら初回にここの案内が同封されてきた。春まで送っていた「沼津カラー」が隔日現像になり少し不便になったところだった。顔がみえるところは何かと安心。ほぼ毎週、お願いしている状態

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更に水道橋のマミヤへ寄る

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マミヤ7、修理あがってきた。今回これ持ってゆけなかったことで、大判カメラの経験ができた。先生にとって小生は「大判引きずり込み第2号」。ううむ、ハメられたか

しかしあの煩雑な手順が(ひとつ間違うと、もう写っていない。自動とか、誤操作防止とか、確実とか、そういった便利機能とは正反対の位置にある)、じっくりと被写体に向き合い、検討を重ねさせる効果があることが分かった。いずれ大判に手を出すだろうが、その心構えはどんなカメラでも同じであると思う。シャッターを押してしまったら緊張が解け、そこで終わる。押す前にどのように考えてゆくかが今回得られた最大の成果と思う。

あらためて、3月のとき大津先生からいただいたプリントをみる。ここにある三要素を確実に実践することが「心に響く作品」を創りあげることになる。

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風景写真 大津塾、どうせ習うなら、こういったところがオススメ




aki_miz at 17:46コメント(0)トラックバック(0) 
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