2015年12月
2015年12月28日
厳寒の撮影合宿
大学の写真同好会の年間行事としての合宿は11月で終わったが、特に熱心な学生は私が個人として大津塾に行くとき同行することにしている。年も押し詰まった日程で、裏磐梯の大津塾に到着
今回は男子学生ばかりだから荷物が少なめ
早速、大津師匠から露出についてレクチャーを受けます。もうマニュアル露出はウチの学生にとって当然になってきました
ではいつも通り、リバーサルフィルムを詰めます
ひとり、中判をやってみたいとの希望があり、小生のマミヤ7を貸します
では撮影に出発。大津宅付近は薄日が射すくらいだったのに、裏磐梯の中心部は、こんな雪
うーっ、寒い
寒さにメゲず、大津師匠は熱い指導
暗くなってきたので大津宅に戻り、各自持ってきた作品を評価してもらいます。むろん、小生のも。ここで構図のとり方について、明快な事例をもとに指導を受けました
もうひとつの楽しみ、奥様の手料理は、いつもながら唸ってしまいます
さて翌朝、再び裏磐梯の中心部に行き少し広いところにクルマを置いて雪道をすすみます。道幅が積雪で狭くなるうえ、除雪車への配慮など、雪国ではクルマを停めるにも制約と苦労があります
師匠のラッセルのあとをみんなで踏み固め、すすんでゆくと・・
風情ある池のホトリに着きました
粉雪降るなか、撮影開始
中判撮影に期待高まります。ただ水に弱いマミヤ7が、チと心配・・・
場所を替え
更に替え・・吹雪が強くなってきました
それでも大津師匠の指導が続きます。我々はタッタ二日ですが、師匠の冬は、ほぼ毎日、こんなのね
昼前に撮影終了。食事処に入り、ひとごこちつきます
さいごに来年度の合宿計画をご相談して、帰路につきました。今回、学生の厳寒対策が不足していたのが小生の反省点
また来年もよろしくお願いしまーす
今回は男子学生ばかりだから荷物が少なめ
早速、大津師匠から露出についてレクチャーを受けます。もうマニュアル露出はウチの学生にとって当然になってきました
ではいつも通り、リバーサルフィルムを詰めます
ひとり、中判をやってみたいとの希望があり、小生のマミヤ7を貸します
では撮影に出発。大津宅付近は薄日が射すくらいだったのに、裏磐梯の中心部は、こんな雪
うーっ、寒い
寒さにメゲず、大津師匠は熱い指導
暗くなってきたので大津宅に戻り、各自持ってきた作品を評価してもらいます。むろん、小生のも。ここで構図のとり方について、明快な事例をもとに指導を受けました
もうひとつの楽しみ、奥様の手料理は、いつもながら唸ってしまいます
さて翌朝、再び裏磐梯の中心部に行き少し広いところにクルマを置いて雪道をすすみます。道幅が積雪で狭くなるうえ、除雪車への配慮など、雪国ではクルマを停めるにも制約と苦労があります
師匠のラッセルのあとをみんなで踏み固め、すすんでゆくと・・
風情ある池のホトリに着きました
粉雪降るなか、撮影開始
中判撮影に期待高まります。ただ水に弱いマミヤ7が、チと心配・・・
場所を替え
更に替え・・吹雪が強くなってきました
それでも大津師匠の指導が続きます。我々はタッタ二日ですが、師匠の冬は、ほぼ毎日、こんなのね
昼前に撮影終了。食事処に入り、ひとごこちつきます
さいごに来年度の合宿計画をご相談して、帰路につきました。今回、学生の厳寒対策が不足していたのが小生の反省点
また来年もよろしくお願いしまーす
2015年12月25日
2015年12月21日
100人展レセプション
六本木のフジフィルムスクエア
やってる、やってる
まずは、我が作品を探す
ご対面。きれいな仕上がりは、撮影のウデよりプリントのウデ
写真同好会から二人やってきて、大津師匠とも合流
会場では、多くのプロ写真家の方々を師匠や『風景写真』誌の石川編集長よりご紹介いただく。左側のかたは野呂希一氏。『家庭画報』誌などで活躍されていて、今回の出品作の解説をいただいく。なんとも、柔らかな物腰のひとよ
受賞者等が集うレセプションパーティが始まった
入り口で、出展記念のピンバッチをもらう
パーティでも数々の写真家と歓談。丹地敏明氏「毎朝、新宿御苑で撮ってるよ。明日いらっしゃいな」。プロ写真界の重鎮なのに、いたって気さく、そして雄弁
初出展者が壇上に呼ばれる。何とも晴れがましい。今年は過去最多の28名。そのぶん、涙を飲んだひとがいたことになる
中締めは石川編集長があいさつ。手前のこの二人、来年はチャレンジしようよ。私も必ず残るよう精進続けるから
今年はポスターやタペストリーまで作られていた。そこに大津師匠の出品作が。石川編集長が考えたコピーが効いている
今回の小生の出展で、師匠の背中が少し見えたと思っていたが、また離された。風景写真誌の巻頭掲載といい、師匠の快進撃はどこまで続くのやら
やってる、やってる
まずは、我が作品を探す
ご対面。きれいな仕上がりは、撮影のウデよりプリントのウデ
写真同好会から二人やってきて、大津師匠とも合流
会場では、多くのプロ写真家の方々を師匠や『風景写真』誌の石川編集長よりご紹介いただく。左側のかたは野呂希一氏。『家庭画報』誌などで活躍されていて、今回の出品作の解説をいただいく。なんとも、柔らかな物腰のひとよ
受賞者等が集うレセプションパーティが始まった
入り口で、出展記念のピンバッチをもらう
パーティでも数々の写真家と歓談。丹地敏明氏「毎朝、新宿御苑で撮ってるよ。明日いらっしゃいな」。プロ写真界の重鎮なのに、いたって気さく、そして雄弁
初出展者が壇上に呼ばれる。何とも晴れがましい。今年は過去最多の28名。そのぶん、涙を飲んだひとがいたことになる
中締めは石川編集長があいさつ。手前のこの二人、来年はチャレンジしようよ。私も必ず残るよう精進続けるから
今年はポスターやタペストリーまで作られていた。そこに大津師匠の出品作が。石川編集長が考えたコピーが効いている
今回の小生の出展で、師匠の背中が少し見えたと思っていたが、また離された。風景写真誌の巻頭掲載といい、師匠の快進撃はどこまで続くのやら
2015年12月16日
2015年12月13日
2015年12月10日
2015年12月06日
アコガレの全紙プリント
近づいてきた、大学の写真同好会の写真展
顧問として、拙作の展示スペースをいただく。どうせなら学生の作品とは少しだけ差をつけたいのでモノクロで制作することにした
まず三浦半島の劔崎で撮影を
フィルム現像は、超微粒子となる液を使って
慎重に・・
2本あがりました
ではいよいよプリント。サイズは「全紙」という、もっとも大きいサイズ。だから処理液を入れるバットも大きい
室温を高めに設定し、液温を保ちます
もっとも表現意図が出やすいと思うコマをえらび
じっくり、構図を微調整
印画紙にどのくらい露光したらいいかを知るため、まずキャビネサイズ(178ミリ×127ミリ)で試してみます
表現意図にあわせ、焼き込んだりするため型紙を切り抜いて、覆い焼き
どこをどのくらい焼けば(露光すれば)いいか、あらためてじっくり検討
ではいよいよ本番。全紙のサイズとは、559ミリ×458ミリ。だいたい新聞紙1ページの大きさ。さっきキャビネサイズで露光した秒数を参考に拡大率にあわせ露光時間を計算します
一枚目の焼き上がり。あ、不本意なところが黒くなってる。光線がカブったか
こうして何枚も焼いては評価し・・を繰り返し、自分の意図にあわせた濃淡をつけてゆきます。これぞ、自分で焼く醍醐味
プリント枚数が増えると水洗で使う水の量が半端じゃなくなる。今年春にさんざん焼いたとき、翌月にこんな紙がポストに入っていた
かの土門拳も、「一カ月の水道代は近くの風呂屋の次であり、電気代は近隣の家の1年分である」云々と自著にあったっけ
会心の一枚ができましたが、細かなゴミやネガの小さなキズが目立ちますので黒のポスターカラーを溶かし細い筆でスポッテッング修正します
用意していた額に入れると、作品らしくなってきました
他にA2サイズにプンリトしたカラー作品も額装していたのですが、これは出展しないことにします。顧問がデカい作品を2作も出すなんて厚かましいし、限られた展示スペースは学生の発表の場ですからね
顧問として、拙作の展示スペースをいただく。どうせなら学生の作品とは少しだけ差をつけたいのでモノクロで制作することにした
まず三浦半島の劔崎で撮影を
フィルム現像は、超微粒子となる液を使って
慎重に・・
2本あがりました
ではいよいよプリント。サイズは「全紙」という、もっとも大きいサイズ。だから処理液を入れるバットも大きい
室温を高めに設定し、液温を保ちます
もっとも表現意図が出やすいと思うコマをえらび
じっくり、構図を微調整
印画紙にどのくらい露光したらいいかを知るため、まずキャビネサイズ(178ミリ×127ミリ)で試してみます
表現意図にあわせ、焼き込んだりするため型紙を切り抜いて、覆い焼き
どこをどのくらい焼けば(露光すれば)いいか、あらためてじっくり検討
ではいよいよ本番。全紙のサイズとは、559ミリ×458ミリ。だいたい新聞紙1ページの大きさ。さっきキャビネサイズで露光した秒数を参考に拡大率にあわせ露光時間を計算します
一枚目の焼き上がり。あ、不本意なところが黒くなってる。光線がカブったか
こうして何枚も焼いては評価し・・を繰り返し、自分の意図にあわせた濃淡をつけてゆきます。これぞ、自分で焼く醍醐味
プリント枚数が増えると水洗で使う水の量が半端じゃなくなる。今年春にさんざん焼いたとき、翌月にこんな紙がポストに入っていた
かの土門拳も、「一カ月の水道代は近くの風呂屋の次であり、電気代は近隣の家の1年分である」云々と自著にあったっけ
会心の一枚ができましたが、細かなゴミやネガの小さなキズが目立ちますので黒のポスターカラーを溶かし細い筆でスポッテッング修正します
用意していた額に入れると、作品らしくなってきました
他にA2サイズにプンリトしたカラー作品も額装していたのですが、これは出展しないことにします。顧問がデカい作品を2作も出すなんて厚かましいし、限られた展示スペースは学生の発表の場ですからね
2015年12月02日
今年四度目の合宿
またまたやってきました、裏磐梯の大津塾へ
あいさつもそこそこ、早速撮影に
朝、東京を出たときと異なり、こちらはすっかり冬。右手の樹木を被写体に、撮影開始
場所を変え高木を狙います。さっきから出ているカスミが良い味付けに
大津師匠から詳しく、具体的な指導が
さて大津塾のもうひとつの楽しみは、奥様の手料理。いついただいても、こりゃ家庭料理の範疇を超えているぞ。みんな、大感激
夕食後は持ち寄った作品をもとに撮影指導が続きます
このシーン、やらせじゃないよ。主題を同時に指さしたら同じところになっちゃった
翌朝は6時半に出発。「そのときの天候と光でベストなポイントを」という師匠の方針どおり、道端の見過ごしそうな場所に見つけた「マユミ」の紅色を撮ってみます
場所を変え、池のほとりに
何撮ってんだか
ここで記念写真。みんなでモニター覗きます
森の奥へ、雪道を
小さな池が凍りかけています。いつもながら、師匠の指導は氷を溶かすほど熱い
最後の撮影ポイントへ。今回は全員が3年生。そして全員が合宿経験者。だから指導もワンランク上ですね
正直、寒い。そしてお腹がすいてきた。しかしよりよき作品を得るために、師匠と教え子の撮影は続きます
そして立ち寄った食事処では挑戦的な大きさのカツ丼にありつき、幸福感と満足感いっぱいの合宿は終わるのでした
あいさつもそこそこ、早速撮影に
朝、東京を出たときと異なり、こちらはすっかり冬。右手の樹木を被写体に、撮影開始
場所を変え高木を狙います。さっきから出ているカスミが良い味付けに
大津師匠から詳しく、具体的な指導が
さて大津塾のもうひとつの楽しみは、奥様の手料理。いついただいても、こりゃ家庭料理の範疇を超えているぞ。みんな、大感激
夕食後は持ち寄った作品をもとに撮影指導が続きます
このシーン、やらせじゃないよ。主題を同時に指さしたら同じところになっちゃった
翌朝は6時半に出発。「そのときの天候と光でベストなポイントを」という師匠の方針どおり、道端の見過ごしそうな場所に見つけた「マユミ」の紅色を撮ってみます
場所を変え、池のほとりに
何撮ってんだか
ここで記念写真。みんなでモニター覗きます
森の奥へ、雪道を
小さな池が凍りかけています。いつもながら、師匠の指導は氷を溶かすほど熱い
最後の撮影ポイントへ。今回は全員が3年生。そして全員が合宿経験者。だから指導もワンランク上ですね
正直、寒い。そしてお腹がすいてきた。しかしよりよき作品を得るために、師匠と教え子の撮影は続きます
そして立ち寄った食事処では挑戦的な大きさのカツ丼にありつき、幸福感と満足感いっぱいの合宿は終わるのでした