2013年03月16日

風景写真を習いにゆく(3)

奥様手作りの美味なるブランチを済ませ、座学を開始。

最初は、小生のこれまでの作品(とは呼べないことが、すぐあとで分かった)をみていただく。まずは昨年暮れに登った雲取山〜奥多摩で撮った渓流の写真から。ドキドキ

R0109417


小生は以前これを選択して、このブログに載せた。理由は「最も長時間(1秒)シャッター開けていたから」

三條の湯 冬の流れ 小生選択


しかし先生が選んだのはこれ。理由は「流れが豊かに見えるから」。なるほど、撮った側の事情ではなく、観る側の視点で評価するのね(当然か)

三條の湯 冬の流れ 大津先生選定

「コンテスト出せますかねぇ」
「氷が少ないからダメでしょう」
しょぼん

次に小生の山歩き撮影で最大の力作(と本人が思っている)穂高のモルゲンロートは・・・

槍ヶ岳モルゲンロード

「美麗なる空、華麗なる山、中景で雲海、そしてセオリーどおりの近景。すべて入ってるでしょ」
「あれもこれもと入れるから、主役が何なのか分からんのです」
「だってぇー、4日間も歩いてぇ、やっと出会えたんだもーん」
「これは「記録」であって「作品」ではありません。誰でも撮れます」
先生から指摘されたように切り取ってみた

カット例


更に先生は「明けゆく空を主役にすれば良かった」。そこで当日を思い出し画像合成してみた。輝く山の鋭い稜線から立ち上がる明るい空、そこから暗に至る豊かなグラデュエーションには雲ひとつない(あのとき、ホントにそうだった)。これが心に響く「作品」となる、はずだった

合成画像

ああ折角だったのにぃ

もうひとつ気に入っている写真がこれ。燕岳山頂から朝日を受け輝く北燕岳を捉えた。その先には鹿島槍や水晶岳など、後立山に連なる山々がはっきりと。ああ、あの稜線を踏破してみたい・・・山ヤなら誰でもそう想うだろうの渾身ショット

北燕岳 アンシャープマスクON

しかしこれは「手前の稜線が明確でない」と、あっけない評価。そうなのかぁ、山の写真といっても、「何が写っているか」を見る山ヤと、「どのように表現されているか」を見る写真家によって価値が異なる。これからは記録用(山ヤ用)は、とりあえずそこそこ写るデジカメだけにしよう。

さて次は先生がこれまで入賞された沢山の作品を原盤でみてゆく

R0109420先生の入賞作はこうして遠くからみると良い色と明快なカタチをしている

1枚1枚、主題は何か、どのような状況でどのようにして撮ったのか、どんな味付けがされているのか、つまり入賞できた理由を分析的にみてゆくのだが、気をつけていないと「ほぉーっ」とか言って鑑賞してしまう。また目の前に大伸ばしにプリントされた作品もあるのだが、ライトボックスを使い原盤フィルムを高質なルーペで見るほうがずーっと素晴らしい。だから更に鑑賞者になってしまう。

そして最後に写真コンテスト誌で入選している多くの作家の作品を同じ観点で分析的にみてゆく

R0109424秀麗な作品は絵画に通じると。東山魁夷の作を横に、秀作を分析す

入選作、特に上位入賞作には、先生が指摘されている観点が網羅されていることが分かる。しかしなかには、いや、半分ほどは「どうして入選できたの?」という作品も混じっている。入選したからといって、そのすべてが優秀であるということではなさそうだ。選ぶ者も選ばれる者も人間であるからかもしれない。

そして楽しみになってきた奥様手作りのお食事。また今夜も手が込んでいる。野菜やキノコなどはすべて自家製。どうりでトマトも白菜もサラダも美味なんだ。当たり前なんだけど、ちゃんと、その野菜の味がする。それも濃厚な

R0109425


昨晩とはうってかわって教育のこと、子供のこと、仕事のこと、モノづくりのこと、逆境を乗り越えたこと、健康のこと、食の安全、雪国の暮らし・・・美味なる食事に食い過ぎ、寝るときおなか苦しかったぞィ



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aki_miz at 20:00コメント(0)トラックバック(0) 
写真道 

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