マイクロパルスレーザー

マイクロパルス・レーザー、IQ577TxCellを2019年2月に導入することになりました。 マイクロパルス・レーザーは網膜疾患と緑内障に対する治療で,従来型レーザーよりも安全性と有効性で優れています.従来型のレーザー治療では組織に熱損傷を残します.この副作用のために,網膜疾患では最も大切な黄斑部分に対しては従来型のレーザーは行うことが出来ず,緑内障に対しては,回数に制限があります.マイクロパルス・レーザーでは組織に損傷を残さず,網膜疾患では最も大切な黄斑の中心窩の近くに対してもレーザー照射が可能です.適応疾患としては糖尿病網膜症網膜静脈閉塞症でみられる黄斑浮腫と漿液性網脈絡膜症,そして緑内障です.緑内障に対しては従来型のレーザーよりも眼圧は下がり,しかも、眼圧が上昇が見られる場合は再度レーザーを照射することが可能です.

ブルーライトを受けても失明になることはない

「スマートフォンからのブルーライトを受けても失明になることはない」ことを米国眼科学会議(AAO)が発表した。
スマートフォンからのブルーライトをうけても失明になることはない(英語)

これに対して日本の眼科医の集団であるブルーライト研究会が「『ブルーライトは視力に影響しない』というネット等の報道が散見されています。一部には英語の誤訳もみられ、本質が伝えられていない状況に、健康を守ることを仕事とする医師として、危惧しています。」として、本文を完訳している。
「ブルーライトは視力に影響しない」というネット等の報道について(ブルーライト研究会のHP)


ブルーライト研究会による完訳

この完訳なるものがブルーライトについての
wikipediaの英語版と日本版と同様、意図的に書き直された部分がある。
ブルーライトWikipedia英語日本版の違い(2013年1月6日投稿)


元々の英語

There is evidence that blue light can interfere with humans’ circadian rhythms, making it harder to fall asleep. For some people, it can be a good idea to limit screen time before bed. Or to filter out blue light from screens before bedtime.

 

ブルーライト研究会による完訳

ブルーライトが体内時計を狂わせ、眠りにつくのが悪くなるというエビデンスはあります。寝つきが悪い方の一部には、寝る前の電子機器の液晶画面の使用制限により良い傾向 がみられ、液晶画面にブルーライトカットのフィルター設定をすることも推奨できます。

 

英語の「can」(可能性がある)を削除し、「can be a good idea」を「推奨できます」と翻訳している。正確に翻訳すれば、

ブルーライトが体内時計を狂わせ、眠りにつくのが悪くなる可能性があるというエビデンスはあります。寝つきが悪い方の一部には、寝る前のスクリーンの使用時間を制限したり、睡眠前にはスクリーンにブルーライトカットのフィルター設定をすることも良い考えかもしれません

 

様々な医師が存在する。私はブルーライト研究会の医師集団とは異なり、AAOの声明を支持する。ブルーライト研究会が主張するAAOの誤訳とは何かは知らないが、はっきり言えることはブルーライト研究会の完訳なるものが意図的に書き直されていることだ。

漿液性網脈絡膜症

眼科でのレーザー治療としてmicropulse laserを導入することになりました。適応疾患として、眼底の黄斑疾患(‥尿病網膜症による黄斑浮腫、¬嵋貔徒閉塞症による黄斑浮腫、2知隹斑変性、ま液性網脈絡膜症)と緑内障があります。micropulse laserは今までの従来型レーザーと異なり、レーザーによる組織への損傷が見られず、従来型に比べて、その安全性と有効性が格段に良くなっています。しかも、費用は従来型と同じです。

ここではい涙液性脈絡膜症の治療法について米国眼科会議でのwebのサマリーの部分を翻訳を掲載します。日本では健康保険制度を考えるとmicropulse laser治療を第一選択と考えてよろしいかと思います。


漿液性網脈絡膜症 米国眼科学会議 Eye Wiki

サマリー

漿液性網脈絡膜症(CSC)は様々な要因があり、メカニズムが不明な疾患である。副腎皮質機能亢進と最も強い相関があり、脈絡膜の透過性亢進と二次的な色素上皮機能不全が漿液性網膜剥離を引き起こすとの仮説が立てられている。CSCの急性期の殆どは自然治癒が見られるが、慢性期に移行する場合は治療を要する。現在の主要な治療は光線力学療法(PDT)であるが、閾値下マイクロパルスレーザーか電解質コルチコイド拮抗薬による治療が勢いを増している。

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aki

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