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第8回 同人ゲーム体験版レビュー「蟲ノ目」 8回目のインタビューはこの1年、イベントごとに続編を出し続けてついに完成させたヨツツジエコーさんの作品、蟲ノ目です。デザイン性やストーリーもさることながら、何よりも完成までやり抜いた彼らに拍手を送りたい一作です。

タイトル画面。ここから、視界と世界を拡げる物語【蟲ノ目】が始まります。
▲タイトル画面。ここから、視界と世界を拡げる物語【蟲ノ目】が始まります。
蟲毒を管理する三人の蟲憑き(=能力者)。三尸と呼ばれる彼らの能力とは……?
▲蟲毒を管理する三人の蟲憑き(=能力者)。三尸と呼ばれる彼らの能力とは……?
三荊(=さんちゃ)を貫く虹色の何かは一体……?物語を進めるにつれ明らかになる謎、深まる謎。
▲三荊(=さんちゃ)を貫く虹色の何かは一体……?
物語を進めるにつれ明らかになる謎、深まる謎。

Q:蟲ノ目制作のきっかけを教えてください。
A:作り出した「世界観」で、たくさんの人に楽しんで貰いたい!と思ったのがきっかけです。
例えば、二條久保という「キャラクター」。
例えば、刑部村という「舞台」。
例えば、蟲毒という「出来事」。
それらを楽しんで貰う事が出来たら、それはとても幸せな事だと思います。

Q:制作期間は?
A:構想(というか妄想)二年。
制作し始めてからは一年半です。
第一章を2011年冬コミ、第二章を2012年春コミティア、第三章を2012夏コミ、
完結編となる第四章を2012年冬コミで発売しました。
「連作ノベルゲームは完成しないから手が出しにくい」といった声をよく聞きますので、
圧倒的な勢いを出す為に、イベント毎の新作を心掛けました。

Q:制作の中で大切にされたことは?
A:たくさんの人に楽しんで貰う為に「作品の完成度をなるべく上げる事」を大切にしています。
キャラクターの名前・見た目・性格だけでなく、生きてきた歴史や判断基準まで設定する、とか。
なるべく読みやすい文章を心がける…とか。

一度読み始めたら、止まらず最後までプレイしちゃう!
…ような、ストーリーの構築にも気を使ってみました。

Q:制作の中で、大変だった事は?また、現在最も困難なことは?
A:立ち絵の種類・カットインの種類がかなり多めなので、大変でした。
1シーンしか出番の無い立ち絵もあるので、キャラのポーズ・表情の変化が見所です!
二章、三章、四章と、章を重ねるごとに、
イラスト素材の数が二倍三倍…と増えていきます。
画面の派手さなら自信があります!

スケジュールタイトな中、非常に困難でしたが、今となっては良い思い出ですかね…!

Q:影響を受けた作品や好きな作品は?(制作に直接関係のない作品もOKです。)
A:可愛いけどどこか毒がある・ポップで不気味・ブギー&ポップな作風を目指しているので、
G=ヒコロウ先生のキャラデザや、Panty and Stockingの作画に影響を受けています。
「女の子が戦う」のが好きなので、ガンスリンガーガールも大好きです。
同人作品では、オメガの視界。伝奇×女の子バトル。
大好物です!

Q:制作メンバーは何つながりの方ですか?
A:イラスト担当の四辻躑躅(よつつじつつじ)と、シナリオ担当の四辻十字(よつつじじゅうじ)。
その関係と正体は、第四章までプレイしたら判明するかもしれません…!

プレイ画面は大きめ設定。デフォルメ調のキャラクター達も、大きく表示されます。
▲プレイ画面は大きめ設定。デフォルメ調のキャラクター達も、大きく表示されます。
スチル(一枚絵)もたっぷり。臨場感溢れる鳥肌展開、続出!
▲スチル(一枚絵)もたっぷり。臨場感溢れる鳥肌展開、続出!
固有キャラ別のテーマ曲、戦闘シーンだけの立ち絵も用意。
▲固有キャラ別のテーマ曲、戦闘シーンだけの立ち絵も用意。

■内容
Q:パッケージ版のジャケットやCDも含めて作品全般のデザインが凝っていていいですね。どうやって作られましたか?
A:ありがとうございます!
厨二病精神をくすぐる(=自分がワクワクするようなw)、
スタイリッシュなデザインを意識しました。
自分でも気に入っているのは、パッケージ版のCDに印刷されている「庚申円陣」。
蟲ノ目のテーマである「庚申信仰」「三尸九虫」に関わる紋様です。

Q:どんな人に薦めたいですか?
A:能力者・伝奇物・微百合、がキーワード。
これらがピンと来る人には楽しんで頂けると思います。
また、謎解き的要素が好きな人にもお薦めです。
「視界と世界が拡がるADVG」を謳っている通り、第一章は、伏線だらけ・謎だらけの序章で、章が進んでいくごとに、舞台の裏側が見えてきます。
この八日間に何が起こっていたのか?
物語の裏側を予想するのが好きな「挑戦者」、大歓迎です!

Q:お気に入りの登場人物はいますか?
A:皆大好きですが、強いて言うなれば「さんちゃ」こと「三荊(さんばら)」。
ツインテ紫髪ロリ猫目ミニスカ才女で「最強の能力者」とか、正義だと思うんです。
全キャラ、名前にもこだわっていて、読みにくいキャラしか登場しません。
例えば「一舎」「四月一日」「五百雀」等…。
全て数字が入っている為、記号的に認識する事は出来るようになっていますが、
全員分の読み仮名を覚えられたら、凄いですw
ネット上で人気のキャラは、一舎・五百雀・九、あたりでしょうか。

Q:炭酸飲料で酔っ払う人って本当にいるそうですね。
A:四辻躑躅も四辻十字も、炭酸どころか酸素で酔えちゃう体質です。
お酒いらず。

Q:世界観を描いた小冊子は今後もイベントで配布してもらえますか
A:設定集の発行を予定しています。
蟲ノ序(むしのめよこくへん)、という名の、蟲ノ目序編冊子を過去に発行しましたが、
既にDL版以外は絶版になってしまいました。
2013年の夏コミを目処に、蟲ノ目の超設定資料集である、
蟲辞苑(ちゅうじえん)~ムシノメマニアックス~を販売する予定です。

Q:四部作制作を終えた感想は?
A:気が狂いそうなスケジュールでした!笑
今は、自分をよくやったと褒めてあげたいです。

ヒロインの三荊(=さんちゃ)と、六斉堂の戦闘シーン。固有の戦闘カットインも豊富!
▲ヒロインの三荊(=さんちゃ)と、六斉堂の戦闘シーン。固有の戦闘カットインも豊富!
主人公(=二條久保=にぃ)の覚醒シーン。目覚める蜻蛉-とんぼ-(退避=マルチモニター)!
▲主人公(=二條久保=にぃ)の覚醒シーン。目覚める蜻蛉-とんぼ-(退避=マルチモニター)!
第二章より登場の八木沢と、彼女を見上げる一舎。惨劇前夜、憩いの一時。
▲第二章より登場の八木沢と、彼女を見上げる一舎。惨劇前夜、憩いの一時。

■今後のサークル活動
Q:今後参加されるイベントは?
A:前述の通り、2013夏コミで蟲辞苑~ムシノメマニアックス~の販売を予定しています。

Q:制作において最も大事なものはなんだと思いますか。
A:世界観・ストーリー・設定を練りに練った上で制作に着手する事でしょうか。

舞台を作って、人物を置けば、後はキャラクターが人格を持って勝手に動き出す!…位まで、世界観・ストーリー・設定(舞台設定やキャラ設定)を作り込む事が大事だと思います。

Q:注目されている同人ゲームは?
A:少女バトル系、という事で、オメガの視界シリーズです。
世界観と文章の作りが独特ですね。

Q:このレビューをご覧の皆様に一言おねがいします。
A:蟲ノ目は、視界と世界を拡げる物語。
プレイすれば、その意味が必ず分かります。
異能力バトル好きの貴方にも。
微百合好きの貴方にも。
伝奇物好きの貴方にも。
明日への活力に、蟲ノ目を一粒。
蟲ノ目 第一章はHPから無料ダウンロード出来ます。
まずはお試し、二~三時間。
是非プレイしてみて下さい!
止まらない!感覚を、提供致します……!

七々原の最硬能力、甲虫-かぶとむし-(拒絶=マイワールド)。異能力バトルに括目せよ!
▲七々原の最硬能力、甲虫-かぶとむし-(拒絶=マイワールド)。異能力バトルに括目せよ!
死んでも死なない能力者、四月一日。蚯蚓-みみず-(回帰=リセット)を纏った一撃が唸る!
▲死んでも死なない能力者、四月一日。蚯蚓-みみず-(回帰=リセット)を纏った一撃が唸る!

▲二條久保と三荊のサポート役、九。蜘蛛-くも-(眷族=クラスタ)の力で、隠密しながら二人をサポート。
キーワードは、虹色。蟲毒を闘う彼女達の前に、幾度となく立ちはだかる巨大な敵。その正体とは……?
▲キーワードは、虹色。蟲毒を闘う彼女達の前に、幾度となく立ちはだかる巨大な敵。
その正体とは……?

■雑記
第一章は7時間くらいの作品で、伝奇バトルな路線の物語で4部作の第1部です。

厨二的なノリも程よく織り込まれたバトルものです。

あまりにも痛々しくてゲームを中断せざるを得なかったりとか、明らかに主人公が作者の理想像で、3次元で苦しめられている何かに物語の中で圧勝していく様を延々と見せられるというような読み手置いてきぼりとかそういう厨二なノリではないので読み手の皆さんも安心して楽しめると思います。

つい先日、筆者は過去の自分のレビューを見て自我肥大した誇大妄想なるものがいかに人間として恥ずかしいのかというのを思い知らせれ、悶絶したので厨二なノリにやや警戒をしていたりしたのですが、そういう痛々しさは特になかったです。もう少し悪ノリしてもいいかもしれません。

物語は、巻き込まれ型な主人公の二條久保さんがこれでもかと戦いの渦中に巻き込まれていくわけですが、その理不尽さに怒ったりすることもなく健気に頑張っていく姿は涙を誘います。皆さんも彼女を応援してあげてください。

伝奇バトルなので、随所に戦闘描写が出てきます。各キャラの技や演出、デザインが印象に残る作品でした。残酷描写は特にないので、苦手な方も大丈夫かだと思います。

1作目ということもあり、物語の冒頭に触れられた蟲の謎についてはまだ明らかになりません。このあたりも次回作への期待が寄せられます。

登場人物では、五百雀さんの真っ直ぐな性格は好感が持てていいですね。
七々原さんも好きなので、筆者は円卓に属するようです。

1年間、常にイベントごとに次回作を出し続けてこの1年を送られたこのサークルさんの苦労は並大抵のものではなかったと思います。

体験版は公式サイトからダウンロード可能ですので、まずは体験版でこの物語の雰囲気に浸ってみてはどうでしょう。

(インタビュー:四辻躑躅さん/インタビュアー:moarea88)



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【リンク】
蟲ノ目体験版ダウンロード
ヨツツジエコー

蟲ノ目 - ヨツツジエコー -(メロンブックス)




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