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第21回 ほぼ週刊同人ゲームレビュー「fault」 21回目のレビューはfaultです。アメリカから渡ってきた制作メンバーが作った作品で、のほほんお姫様と堅物天才従者が落城する城から脱出してワープ装置で脱出しようとしたら全然違う所に行っちゃった!というお話です。

サークル:ALICE IN DISSONANCE「fault -milestone one-」
▲サークル:ALICE IN DISSONANCE「fault -milestone one-」
西洋ファンタジーな世界観で描かれる物語。背景も美しい
▲西洋ファンタジーな世界観で描かれる物語。背景も美しい

■インタビュー:Munisixさんからいただきました。

Q:fault制作のきっかけを教えてください。

A:企画自体を思いついたのがあまりにも昔の事なので忘れてしまいました。「ノベルゲーム」を創るきっかけとなったのはCLANNAD になります。ころっとやられました。

Q:制作期間は?

A:浮き沈みな期間を入れると一年。集中した製作が始まったのは五~六ヶ月程前になります。

必要な人材が揃うまでじっくり待ったり、イメージ通りの曲が仕上がるまで何度もリテイクを出して粘ったり等、かなり贅沢に時間を使ってしまいました。

でも、これでだいたい重要な駒は揃ったので、次からはもっとテンポよくなるのを祈ってます。

Q:制作の中で情熱を注いだ点は?

A:監督の立場上ここは『全部』と答えないといけないかと(笑。シナリオライターとして答えるなら、後で支障が出ないよう、世界観を確立させるのに、かなり神経を削りました。

あと、『Suspension of Disbelief』の概念を常に肝に銘じながら、可能な限りリアリティと生臭さを出そうと頑張っています。

Q:制作で影響を受けた作品があれば教えてください。

A:CLANNAD(というかKey全般)、家族計画、CROSS†CHANNEL(というか山田一/田中ロミオ)、STAR TREK:TNG、STAR TREK: VOY、HOUSE MD、ハンターハンター…当たりでしょうか? 他にも結構あると思いますが、いま思い浮かぶのはこれくらいです。(殆どゲーム外ジャンルw

Q:アメリカのご出身と伺いましたが、今は日本におられるのですか?

A:はい。Project Writtenが軌道に乗るまで帰国するつもりもありません。

Q:最近はアメリカでもノベルゲームを出されるサークルさんがおられますが、敢えて日本語で制作しようと思われた理由は?

A:感情表現を日本語でしたかった、という一点に尽きます。英語でやりたい部分とかもあるんですが、重要な部分/メッセージは日本語のほうが伝えやすいんじゃないかと勝手に思っています。

話の軽い部分は八割英語二割日本語で、佳境に入ったら全部日本語にシフトする、みたいな感じで書けたら個人的には一番しっくりくるんですが、ありとあらゆる意味で非合理的なので日本語で統一しました。

Q:制作メンバーは何つながりの方ですか

A:縁(幼馴染/友人等)と、運(ネット募集)ですね。本当に人材には恵まれています。

転移されたところは同盟国の城ではなくて鬱蒼と茂った森の中
▲転移されたところは同盟国の城ではなくて鬱蒼と茂った森の中
辿り着いた最初の街での夜。なにげにワインとかビールがあるがいいのか!?
▲辿り着いた最初の街での夜。なにげにワインとかビールがあるがいいのか!?
燃え落つ城。城の主と襲撃の主
▲燃え落つ城。城の主と襲撃の主

■内容

Q:どんな人に薦めたいですか?

A:現実逃避を「架空の学園」ではなく、まるごと架空の世界でやりたい人にオススメです。青春時代が嫌いな人にぴったりかも。

あ、あと、ゲームの出来を見て「これなら金を払ってもいい」って思えるような人には超オススメしたいです。

Q:お気に入りキャラは?

A:デザイン的にはマリエーシェル。設定的にはリトナ。無難に可愛いのはセルフィーネ。でも総合的に一番思い入れがあるのはメラノさんです。体験版だとほんのちょっとしか出てこないですが、いい感じなキャラに仕上がったと自負しております。

Q:物語のテーマは?

A:Philanthropy(博愛)になります。でも物語の方が先にありましたので、意識して博愛をテーマにしたわけではありません。

Q:ノベルゲームエンジンは何を使われていますか。

A:milestone oneではRen'Pyを使用しています。Pythonベースのエンジンで、いまも活発に開発が進んでいる元気なエンジンです。

Nスクや吉里吉里に慣れきってる方は、ちょっと違和感を覚えるかもしれませんが、その分クロスプラットフォームであったり、完全フリーであったり、コミュニティが若くマジでやる気のある人達が揃ってたり等、メリットのほうが大きいのでこれからもサポートしていきたいと思います。

Q:英語版の予定は?

A:milestone oneが終わったらすぐに翻訳する予定です。いまのところ訳を他人に任せるか自分でやるかで迷ってます。(十中八九自分でやる結果になると思いますが…)

雨に濡れたルーンの思いつめたような表情
▲雨に濡れたルーンの思いつめたような表情
過去の1枚。
▲過去の1枚。

■今後のサークル活動

Q:注目している同人ゲームサークルさんを教えてください

A:ぱっと思い浮かぶのは、Nyaatrap(アルカナアヴァターアカリ)、atelier773(DEAD END JUNCTION)、活動漫画屋(柊鰯)、Novectacle(ファタモルガーナの館)等。

気になっているサークルさんは他にもまだまだありますが、じっくり見る機会(というか時間)が最近ないのでちょっと悲しいです…(orz

Q:このレビューをご覧の皆様に一言おねがいします。

A:長い道のりになると思いますが、セルフィーネとリトナの帰郷の旅を暖かく見守ってやってください。皆さんの応援があればきっと二人は無事にルゼンハイドにたどり着くはずです。

メインの主人公たち
セルフィーネ・ルゼンハイド(フォーマル)、ルゼンハイド国のお姫様であり、9代目パスダウン継承者
▲セルフィーネ・ルゼンハイド(フォーマル)、ルゼンハイド国のお姫様であり、9代目パスダウン継承者
リトナ・ラインヴァスタ(フォーマル)、セルフィーネ姫のフォーマルガーデン。堅実な性格をしているが昔は不良だった
▲リトナ・ラインヴァスタ(フォーマル)、セルフィーネ姫のフォーマルガーデン。堅実な性格をしているが昔は不良だった
ルーン、辿り着いた先で出会った謎の多い女の子。少し抜けていて危なっかしいところがある
▲ルーン、辿り着いた先で出会った謎の多い女の子。少し抜けていて危なっかしいところがある
セルフィーネ・ルゼンハイド(カジュアル)、フォーマル服は目立ち過ぎるので、旅先で着替えることになった
▲セルフィーネ・ルゼンハイド(カジュアル)、フォーマル服は目立ち過ぎるので、旅先で着替えることになった
リトナ・ラインヴァスタ(カジュアル)
▲リトナ・ラインヴァスタ(カジュアル)

■雑記
1時間くらいの体験版です。

いわゆる貴種漂流譚というのでしょうか、貴族のお姫様と従者がやむを得ない事情で都からワープして、えらい遠いところに行ってしまって帰ってくる物語です。

体験版ではこの冒頭にあたる部分が描かれ、主人公のセルフィーネ姫と従者のリトナさんがえらい遠い所にワープしてしまい、彼女たちが日々当たり前のように使っている魔法があまり使えない異郷の街にたどり着き、現地の少女サラとの邂逅が描かれます。

あまり重々しくもなく、どちらかというと観光みたいな雰囲気で物語は進み、読み手も気楽に読めると思います。

一方で、都を滅ぼしに来た敵方の描写はほんの少しだけ登場します。
まだその目的や意図は明らかになりませんので製品版を楽しみにしたいところです。

体験版はまだ序盤ですが、テキストも読みやすくストレスを感じることなく楽しめるところや、サイトの美しさは目を見張るものがあります。一度ご覧ください。

海外から制作にやってきた制作陣が描いた、少しのんびりした性格のお姫様と天才堅物従者が都へ還るまでの物語を楽しんでほしいと思います。

体験版は公式サイトからダウンロードできます。

(インタビュー:Munisixさん、インタビュアー:moarea88)

ルゼンハイドを襲撃した4人組
メラノ、4人組のリーダー。皆にはそれなりに怖がられている模様。現時点ではそれ以外のことはあまり明かされていない
▲メラノ、4人組のリーダー。皆にはそれなりに怖がられている模様。現時点ではそれ以外のことはあまり明かされていない
シャンゼリン、襲撃の際は戦略を練った頭脳派。人のクラフトを見て解析して真似ることを得意とするリバースエンジニアリングの達人
▲シャンゼリン、襲撃の際は戦略を練った頭脳派。人のクラフトを見て解析して真似ることを得意とするリバースエンジニアリングの達人
ココ、影兵と呼ばれるマナで作られた兵士を召喚し、ルゼンハイド襲撃の際先陣での戦闘を務めた。他にもクイン系と呼ばれるマナの4大元素に当てはまらない特殊なクラフトを使用する
▲ココ、影兵と呼ばれるマナで作られた兵士を召喚し、ルゼンハイド襲撃の際先陣での戦闘を務めた。他にもクイン系と呼ばれるマナの4大元素に当てはまらない特殊なクラフトを使用する
マリエーシェル、襲撃の歳、ココのサポート役を務めた。片言で言葉を話す。現時点では色々と謎に包まれている物静かな女の子
▲マリエーシェル、襲撃の歳、ココのサポート役を務めた。片言で言葉を話す。現時点では色々と謎に包まれている物静かな女の子


fault -milestone one- Prelude from Alicemagic on Vimeo.

Modus Operandi short ver from Alicemagic on Vimeo.

※画像はオリジナルサイズより縮小してあります。

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カテゴリー:ほぼ週刊同人ゲームレビュー


【リンク】
ALICE IN DISSONANCE - PROJECT WRITTEN
fault ― フォルト
fault -milestone one-(DLsite.com)





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