ヴィスコンティの不朽の名作と誉高いが、今見ると、いろんな角度で楽しめる。
まずもって、マーラーの曲がしつこい。
マーラーだけで乗り切ろうとしているのではなかろうかとすら思える。
ダーク・ボガードの挙動が変で、Mr.ビーンを思い出してしまう。
日本だったら三國連太郎がぴったりだったかもしれない。
運に見放された男のヴェニス旅行というほとんどコメディシチュエーションをマーラーと美しすぎる映像で芸術的な悲劇に仕立てる。
この堂々たる図々しさこそ巨匠たる所以。