2005年08月30日

明治維新の鍵は長崎だった!

幕末で最も有名な人物の1人、坂本龍馬。

「新選組!」では、江口龍馬が香取近藤に地球儀を説明し、香取近藤が「意味が分からない!」とつぶやく場面がありますよね。
龍馬の未来を見据える目、物事をありのままに受け止める器量、柔軟かつ大胆な考え方などがいまだにたくさんの人に魅かれる所以なのでしょう。

でも、ですよ。
よぉ〜く考えてみると、疑問が…。

当時、土佐を既に脱藩していた知名度も何もない一介の浪人が、本当に薩長同盟などという偉業を成し遂げることが出来たのか。
幕府滅亡が決定付けられたと言っても過言ではないこの密約締結に関し、第3者である脱藩浪人が仲介しただけで、桂…おっと木戸っちと西郷どんが、本当にすんなり納得してハグし得たのか(笑)。

龍馬は単なるエージェントに過ぎず、実は他に黒幕が存在したのではないか。

そして龍馬の足取りが分からない空白の半年(1864年10月から65年4月)の謎。
有名な乙女ねーちゃん宛の手紙「日本を今一度洗濯したく…」の言葉の謎。

この謎を探るべく、1冊の本と出会ってしまいました。




そもそも私がフリーメーソンという言葉を初めて耳にしたのは、ダイアナ元妃の死にはフリーメーソンが深く係わっている、というテレビのドキュメンタリーでした。
フリーメーソンって、カルト集団?宗教もどき?という好奇心から読んでみた本ですが、驚くべき事が書かれていたのですよ!


この本では、明治維新の陰の立役者はトーマス・グラバーであると断言しています。

長崎にある現存する日本最古の木造洋館、国指定重要文化財であるグラバー邸の、あのグラバーです。

彼は1938年スコットランドのアバディーン近くの漁村に生まれ、1859年21歳でジャーディ・マセソン商会、デント商会の代理人として長崎(出島)にやって来ます。
なぜ、21歳の日本語もしゃべれない若造クンが大手貿易商社の代理人になれたのか。
これにはフリーメーソンが背景にあるのですが、その話は置いといて(笑)。


実は、長崎のグラバー邸には隠し部屋があり、西南雄藩の志士たちを匿っていたのだそうです。
しかもグラバーの力で、1863年伊藤博文や井上馨ら長州の若者5人、1865年には五代友厚ら15人の薩摩藩士をそれぞれイギリスに密航させているのです。
土佐の長岡謙吉や陸奥宗光もグラバーにより上海に行っています。

なぜ密航代を全額負担してまで幕末の志士たちを渡航させたのか。


グラバーの目的は、武器商人としての富を得ること。
もうひとつは、ズバリ「倒幕」だったといわれています。

日本をイギリス化することが最終目的だったとか、封建社会打倒という正義感によるものだったとか「倒幕への信念」の根底は実際には分かりません。推測するしかないです。

そして、どうやら坂本龍馬も空白の半年を利用してヨーロッパ(か上海)に密航していたらしいのですよ!!
あのおりょうちゃんと日本初のハネムーンに九州に行った龍馬が、ですよ!(笑)
ただ、文献などの史料は残っていません。密航ですから(笑)。

有名な「日本を今一度洗濯したく…」は、グラバーが発した言葉の和訳だったのでは、と加治氏は書いています。
“掃除”とは言わずに“洗濯”する。
確かに英語的な発想なんですよね〜、laundry(クリーニングする)なんて。

龍馬は帰国後の1865年、長崎で亀山社中(のちの海援隊)を設立…といっても、これはもはやグラバーの“代行”に過ぎない。
武器の調達も販売もグラマー自身が既にレールを敷いていました。
フリーメーソンの精神上、歴史の表舞台に出たくないグラマーの格好の代理人として選ばれたのが、当時左幕派にも倒幕派にも属していない自由人・坂本龍馬だったのですよ!

そして、翌1866年の薩長同盟成立。

晩年、グラマーは
「五里夢中の情勢にあって、私がパークスと薩摩、長州の両藩の間にあった壁を壊してやった。これが私の一番の手柄だ。」
と話したとのこと。

つまり、既に長崎のグラバー邸隠れ部屋で懇意の間柄にあったグラバーを介して、薩摩と長州の密約が結ばれたというのが真実なのではないか。
坂本龍馬はあくまで表舞台での顔に過ぎず、その実、糸を引いていたのはグラマーだった。
だからこそ敵対関係にあった薩長両藩が手を取り合うことに同意したのではないか。

明治維新の要は、京でも江戸でもなく、実は長崎だった!ようなのです…。

結果的に、龍馬はいいように使われ…あ、なんか龍馬ファンが怒りそうな展開ですか、ね?(滝汗)
き、嫌いじゃないんですよ、坂本龍馬。
例え、遊び過ぎによる性病のせいでハゲちゃっていたとしても…(笑)。

To be continued!です。

akichan10314002 at 23:00│clip! →倒幕派 │Edit

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1. 龍馬さん  [ けみすと+b。 ]   2005年09月01日 21:18
24時間TV、旅行中だったので全く見てなかったんですが、面白かったみたいですねぇ。 いろは丸引き上げだなんて。 『坂本龍馬完全読本』を読み終えたばかりの身としてはとっても気になる。 ということで探してみました、詳細。 歴史パロディさんのブログでいろは...

この記事へのコメント

1. Posted by 一人虫   2005年08月31日 20:36
Akiさん、こんにちは。あちこちお邪魔しております、一人虫と申します、よろしく。
坂本龍馬エージェント説は、もう7年位前だったかな?NHKの歴史番組(「その時歴史が動いた」の前の番組)で、かなりはっきりとやったことがあるんですよ。要点は、

・薩摩藩は、なん人ものエージェントを雇っており、坂本龍馬は長州藩担当だった。じつはもう一人、長州担当になるはずの人物がいたが、たまたま龍馬ということになった。だから、ひょっとしたら薩長同盟の手柄は、もう一人の人物のものだったかもしれない。
・薩長同盟は、薩摩藩の計画だったが、そのまんまじゃ長州がうんと言わないだろうから、あたかも龍馬のアイディアのようなフリをさせた。
2. Posted by 一人虫   2005年08月31日 20:46
(つづき)
・龍馬は、明治の初期にはすっかり忘れられた人物だったが、明治政府は富国強兵・挙国一致の国策のため、龍馬を英雄に仕立て上げ、軍国日本の大軍神に祭り上げた。

私のような土方&新選組ファン(佐幕派w)でさえ青くなるような内容でした。案の定、龍馬ファンと高知県民から非難轟々だったようです(龍馬って、けなされたことがないからね。ファンは打たれ弱い)。
皆様のNHK、びっくりしてこの話は打ち止め(笑)。
でも、「週間○○」みたいな、いわゆるオヤジ雑誌には、けっこう「戊辰戦争の影にフリーメーソン」「坂本龍馬は英雄にあらず。実は売国奴」といった記事が載るんですよ。教科書の英雄に盾突くのは、元気なオヤジさんだけ?
3. Posted by 一人虫   2005年08月31日 20:57
すいません、もうひとつ。
この番組では、龍馬暗殺は薩摩藩の仕業である、とはっきり言ってました。薩長同盟が成立した後、いろいろウザくなった龍馬を始末した、というわけ。
これもびっくりしましたが、近年の研究では、「黒幕=薩摩藩、実行犯=京都見廻組」は定説になりましたね。「組!」でもしっかりその説だったし。
いろは丸の動かぬ証拠もあることだし(笑)、もうこの辺で「英雄&優等生・坂本龍馬」の呪縛から解き放ってあげるべきじゃないのかなあ。
まるでヤクザ映画の主人公のような、ハチャメチャに型破りで乱暴者で陽気なトンデモ男、でも妙に可愛げがあって、でもやっぱり憎らしい。そのほうが「龍馬らしい」と思いませんか(私の気分は、土方目線ですからw)。
4. Posted by 天牙   2005年08月31日 22:20
フリーメーソンとは面白い説に目をつけましたね〜。
歴史ってこうして色んな捉え方、説があるから面白いんだよなぁ。
中岡慎太郎のほうが実務的な活動の主役だったという説もありますし、どれが一体真実なのか考えるのは楽しいですよね♪

でも、龍馬を極端に英雄視する人も極端にけなす人がいますけど、どっちも明確な根拠といえないものを動かぬ証拠とか言ってて、自説に固執して頭カチカチで困ったもんです。
特に歴史家の○○先生がこういってたから間違いない、とか本でこう書いてあったから間違いない、とかいう思い違いをしている人には、いつも頭を抱えてます(笑)
なんでもそうですが、頭を柔らかくしないといかんです。
定説ってのは沢山ある可能性の一つでしかないですから。
「○○に違いない。」と「○○である可能性が高い。」、似ている文章ですが、その差は大きいです。

5. Posted by 水魚   2005年08月31日 23:08
秋らしくなりましたねー。
一人虫さんのおっしゃってるNHKの番組、私も見ました。あれ、そんなに非難轟々だったんですか? 私も半分土佐人だけど、龍馬はこれまでが持ち上げられすぎだったので、そろそろ冷静に見られるようになるのかな、と期待しましたけどね。
殿方の好きな陰謀史観ですが、歴史ってそんな簡単なものじゃないですよね。まぁ、面白がるレベルでとどめておくくらいで良いかと思います。
そう言えば、グラバーが龍馬暗殺黒幕説もありましたね。あの人、死の商人なんですねー、修学旅行で脳天気に行ったけど、グラバー邸。
6. Posted by Vega   2005年09月01日 00:17
そういえば、「坂本龍馬はフリーメーソンの手先だった!」とかいう見出しを中吊りで見たことあるな〜(笑)
確かに、戊辰戦争は英仏の代理戦争みたいな面もあるし、さらにアメリカも関わってるし、フランス革命やアメリカ建国同様「革命」でもあるので、フリーメーソンが出てきても不自然ではないですよ。
実は幕末の日本って知らぬ間に(?)国際政治の舞台だったのかも知れないし。
そんな中で、薩長や幕府や外国人たちと渡り合っていた龍馬は、ダーティな面もあったしヤバい橋も相当渡ったでしょう!
もしかして、「竜馬がゆく」的イメージの龍馬より実像の方がずーっと面白い人物かも。

ところで最近は陰謀論でばかり名前を聞くフリーメーソンですが(笑)、成り立ちとか歴史とかは、いろいろ面白いです。
そこらへんは澁澤龍彦の「秘密結社の手帖」に詳しいですよ〜。
7. Posted by 天衣   2005年09月01日 01:06
こんばんは!
面白い説の本ですね!フリーメーソンが幕末や龍馬にかかわってきてたなんて…。
全然詳しくないのに、フリーメーソンって聴いてモーツァルトが浮かんできたので
何でだっけ?と、検索したら、フリーメーソンに暗殺されたかも、って説があるんですね。
vegaさんがおっしゃるように、その手の話が多いようで…。

8. Posted by Aki_1031   2005年09月01日 01:24
一人虫さん、こんにちは!
お名前は拝見したことあります。こちらこそよろしくです〜。

ええっ、その歴でそんな美味しいことやってたんですか?!
見たかったなぁ…。
なにせ幕末歴(っていうのか?)が短いビギナーなので、
色々とお勉強中です…。
これからも教えて下さい。

N○Kをも動かす土佐人&龍馬フリークのツッコミ!面白すぎ〜(爆笑)。
一人虫さんの土方目線、いいですね〜。好きです♪
9. Posted by Aki_1031   2005年09月01日 01:28
水魚さん、こんにちは♪

グラバー邸行かれたことあるんですか?!
私はまだ長崎の地を踏んだことがないです〜っ(涙)。

以前、五稜郭に行った時も、
まだ新選組に関しての知識皆無の状態だったので
全く何も憶えてないし…。
会津に函館に長崎、行かなきゃならないノルマ(笑)がいっぱいです(汗)。
10. Posted by Aki_1031   2005年09月01日 01:31
天牙さん、こんにちは!
そうなんですよね〜、定説や史実は覆るんですよね。

今までそうと信じていたものが、実は全く違っていた!なんてこと、
歴史の中では本当にたくさんあるし。
事実そのものが曲げられていることもいっぱい。

だから色んな妄想(笑)もできて楽しいですよね♪
11. Posted by Aki_1031   2005年09月01日 01:38
Vegaさん、さすがに詳しいですね〜。
いつも色々教えてもらえて勉強になります(ぺこり)。
これからもご教授お願いしますね♪

今回のことで陸援隊があったというのも初めて知りました。
その隊長が慎ちゃんだったことも(笑)。

テンプル騎士団なども飛び出してきて、世界史にウトい私は
ハテナマークを頭に浮かべつつ(汗)読みました。
う〜ん歴史って縦にも横にも繋がってるんですよね…(しみじみ)。
12. Posted by Aki_1031   2005年09月01日 01:42
天衣さん、やっぱり興味もちますよね? ね、ね?(笑)

そっかー、モーツアルト陰謀説もあるんですね〜。
とりあえずミステリアスな事柄は、
フリーメーソンと絡ませとけ!みたいなノリなんでしょうかねぇ。

世のオヤジがこの手の話題に食いつくのも分かる気がします。
ってか、私もオヤジ達に混じって食いついてます!(笑)