モーツァルトが活躍していた時代のワルター製
ハンマークラヴィーアを使用したピアノ協奏曲
を聴いています。

モーツァルトが短調で書いた二つのピアノ協奏曲
は、当時の社交的な音楽を望んでいたウイーンの
聴衆からは見放されていたようです。しかし、
短調の世界に踏み込んだモーツァルトは音楽を
娯楽から芸術にまで高めたとも言われています。

モーツァルトの短調はどこかしらミステリアスで
これから起こる悲劇を予感させるような雰囲気を
感じずにはおれません。フランス・ブリュッヘン
の指揮する18世紀オーケストラも、流石に上手く
その独特の雰囲気を表現しています。ですが、
ハンマークラヴィーアの音色は不思議で、郷愁を
駆り立てられるような感じです。そうセピア色の
音色とでも言うのでしょか。モダン楽器に比べる
と丸みを帯びたダークな音色なんですね。ところ
が、20番の2楽章Romanceや24番の2楽章Larghetto
などは、とても優雅でその落ち着いた音色が良く
合っています。

ブリュッヘン/18世紀オーケストラは、いつもの
古楽器独特のやや乾いたザラツキ感のある音色で
迫ってくる感じではなく、音量の小さなピアノに
寄り添ったバランス重視のサポートです。

--------------------【ディスクデータ】--------------------

フランス・ブリュッヘン_モーツァルトピアノ協奏曲
ナクソス・ミュージック・ライブラリー

【曲名】モーツァルト
    (1)ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
    (2)ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491

【演奏】ジョン・ギボンズ(フォルテピアノ)
    ワルター製ハンマークラヴィーア使用
    18世紀オーケストラ
【指揮】フランス・ブリュッヘン
【録音】1986年11月 オランダ(ライヴ録音)

【レーベル】Philips (DECCA)(UNIVERSAL MUSIC)
【規格品番】UCCD-7359
【発売年月】2016年5月11日
【記録形式】CD


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