2007年02月18日

補助人就任

 先々週2月6日、補助開始の審判の申立てに同行しました。今回は、個人後見ではなく、法人後見の担当者としての案件ですが、補助人候補者(の担当者)として家庭裁判所に伺いました。

 今回は(も?)、先月中旬頃ご依頼いただき、急げ〜急げ〜という感じで、半月程度で何とか申立てまで持ち込めました。まずはこれで一段落……、と思いきや、何と先週、家庭裁判所から審判書謄本が届き、2月13日付で補助人に選任されたようです。申立てから4営業日しか経っていません。恐るべき早さです。

 その理由は(推測)、

1.補助開始の審判の申立てであるため、申立時に提出する診断書で足り、鑑定が不要である。

(これに対し、鑑定を要する成年後見または保佐開始の審判の申立ての場合、精神科医の先生が忙しいから、なかなか鑑定ができない)。

2.ご本人が家庭裁判所へ来庁されたため、申立時に本人面接が終了した。また、ご本人が、申立てにつき、はっきりと賛成の意を示された。

(ご本人が来庁することができない場合、別に日を設けて、家事調査官がご本人の居所を訪問することになる)。

3.推定相続人であるお子様が行方不明である(ご本人の預金通帳を持ってどこかへ行ってしまった)。つまり、本件申立てにつき、照会状を郵送して、ご意見を伺うことができない。また、申立時にご親族が3人同行され、申立てにつき、賛成の意を示された。これにより、親族に対する照会手続が省略された。

(これに対し、親族間で申立てにつき争いがあると、当然、調整に時間がかかることになる)。

 ……ということで、即・決という感じです。

 今回は、代理権付与の審判を併せて申し立てました。ご本人は施設で生活されている方なので、日常生活で必要となる銀行取引、税金の支払い等々を、わたしが代理で行うわけです。つまり、財産管理を行うことになるため、実務上は、成年後見業務とほとんど代わらないように思います。

 ちなみに、同意権のみが付与された補助の場合、財産管理はご本人がご自身で行いますので、何かない限りは(ご本人が悪徳商法に引っかかって補助人が取消しをする必要があるとか)、時々訪問をして見守ることが主な仕事になります。任意後見契約(移行型)の見守り契約(ホームロイヤー契約)に似ています。

 わたし自身は、同意権付与のみの保佐・補助案件を扱ったことがないのですが、わたしが所属しているNPOではその業務もあって、とても興味深いなぁと思います。

akikok at 20:39│Comments(3)TrackBack(0) 成年後見 

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この記事へのコメント

1. Posted by 桜咲く   2007年03月11日 16:33
初めまして

小田先生のサイトからこちらに来ました。
早稲田出身の方々の法人なんですね。
私は、そんな難しい大学には入れないので、
ご縁がありませんが、
これからどんどん増えていく高齢者のために
頑張ってください。
2. Posted by 久保晶子   2007年03月12日 22:21
はじめまして!
コメント、ありがとうございます。
小田先生のお知り合いの方??でしょうか。

今回の法人後見の案件は、わたしがもうひとつ所属している「ライフサポート品川」というNPOの案件でした。

これからの超高齢社会がやってきますが、少しでもお役に立てるように頑張ります!

3. Posted by 桜咲く   2007年03月20日 20:14
こんにちは

また来てしまいました。
小田先生とは、以前、一泊研修会でいろいろお話をお伺いしました。法律に詳しい先生ですね。

ところで、私は、3月10日前後から、ブログというものを探していろいろ読み始めました。それまで、ブログというものを知らなかったのです(恥ずかしい)。
掲示板には書き込みをしたことはあるのですが、ブログに何か書くのは初めての経験です。
ドキドキしながら、投稿するという所をクリックさせていただきました。

それから、サムライ塾という所へ、偶然たどり着いて、先生に関する紹介文を、拝見しました。講師ができるというのはすごいですね。

自己紹介に関しては、ネットでは個人情報を書いてはいけないと言われていますのでご勘弁を。

最期に、成年後見とは関係のないことを書きましたことをお詫び申し上げます。

それでは、失礼します。


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