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ほんっっっとうに久々の『紅』。
前巻の『醜悪祭』下巻が出たのが2008年4月ということで、実に6年半ぶりの新刊なんですね。
実感としてはもう10年くらい経ってる気がしてました。6年半か……

内容もまずは現在の真九郎の立ち位置をはっきりさせつつ、登場人物の顔見せのような展開。
そこから裏十三家筆頭『歪空』の姫との出会いへと続きます。

文体は相変わらずしつこさを感じさせない淡泊な筆致と、「表御三家」「裏十三家」なんていう中二ワードがさらっと出てきて、ああ、これが紅だわ……俺たちの待ってた紅だわ……!!と涙が出そうなくらい懐かしさを感じてしまいました。

今回はなにかの間違いで本当に新刊が出てしまったようですが、次回はさていつになるのか。この物語の終着点はどこになるのか。そして俺たちの待ち望む再アニメ化はあるのか。
様々な不安と期待を一身に乗せ、『紅』シリーズ再稼働です。

レビュー:yuu_be

 
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片山 憲太郎 山本ヤマト

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