クソスマス

12月、街はネオンで彩られ、あちこちから(もう何度も聞いた)陽気なメロディが流れてくる時期だ。
クリスマスの到来である。 
はっきり申し上げて、秋音はこのクリスマスというものが大嫌いである。
赤と白のコントラストに目は血走り、ジングルベルの旋律は耳鳴りに変わる。
街中の“クリスマスムード”は、四方八方から秋音を容赦なく攻め立て、あざ笑っているかのようだ。
「ちくしょう。ちくしょう・・・・」
楽しげな通行人とは対照的に、秋音の心は暗く沈んでいる。
まるで街中から「なんでお前こんなとこにいるの??wwお呼びでないですよww」と言われているように錯覚する。
紛れ込んだ異界から一刻も早く脱出するかのように、秋音はより早足になるのだ。


 なにもはじめからクリスマスが嫌いだったわけではない。
子供の頃はとても楽しみだった。秋音はサンタさんを信じる純粋な子供だった。25日の朝に枕もとのプレゼントを見つけるのを心待ちにしていた。 その頃は12月に入ったときから、クリスマスが待ち遠しくて仕方なかったものだ。
いつからか、そんな気持ちが180度逆転してしまったのは・・・
多分大学生になってからだろう。
大学生にもなると、クリスマスは、それまでの“クリスマス”とは違った意味合いのものとなる。 
今まで家族と団欒していた神聖で健全なイベントは(それがクリスマスの本来の姿であるが)、一転、“女といちゃこらする卑猥なイベント” に成り下がるのである。
それまでの純粋な心を失った(もしくは持ったままの)多くの男子学生は、クリスマスをそういった下世話な欲望の対象として見直すことになるのだ。
紛れもなく、秋音もクリスマスをそういう目で見ていた。 
第二次性徴期はとうに終えている。秋音はまっとうな男である。女に興味がある。彼女が欲しい。彼女とクリスマスにデートしたい!!
そう思うのは普通のことだろう!?!?

秋音がまだ純粋だったころ、大学生なんて遥か先のことで、とんでもなく大人に思えて、自分がその時どうなっているかなんて全く想像できなかった。
しかし、父母の話なんかを聞きながらなんとなく「あ~大学生になったら彼女っていうのができて、愛を育んだり喧嘩したりするんやろうなぁ」と漠然と考えていた。
それは秋音の人生にとって“普通に待ち構えている出来事”と思って疑わなかったので、たいした焦りも執着もなく、そのときはただただ新作のゲームが手に入るほうが最優先事項だった。


しかし、現実は違った。
高校時代からその予兆はあったが、「まだまだ大丈夫。だって男子校だしっw」と高をくくっていた。
大学に入って、秋音は無残で過酷な現実を突きつけられた。
秋音は、全く、見事に、完膚なきまでに、モテなかった。
大学時代に知った女のメールアドレスは片手で数えられるほど。そのどれもが仕事や連絡で使う程度。
もちろん女友だちなんていなかったし、大学時代に女と話した内容すべてを書きだしたとしても、星新一のちょっと長い版のSSぐらいであろう。
彼女なんてとんでもなかった。
そういうと、決まってリア充どもは「それはお前の努力が足りない」と分かったようなことを言い出す。
そんな戯言は糞食らえである。
秋音だってただ漫然と不遇に甘んじていたわけではない。
慣れない美容院に行ったりした。
部活に突撃訪問して部員となってイベントを開催したりした。
バイトでは率先して“人の嫌がること”をやった。
老若男女別け隔てなく接した。
映画や本やマンガやサブカルを漁り、話のネタを探した。
度胸をつけようとして『一人シリーズ』を開発した。
筋トレを頑張った。
・・・・とまぁ書いていて虚しくなってきたのでこのあたりでやめにするが、ともかく秋音は心機一転モテる男になるべく、様々なことに惜しみなく立ち向かっていたのだ!!!

秋音の思いとは裏腹に、状況は一向に改善しなく、時だけが無残に流れてゆくのだった。

嗚呼神よ、あなたはなんて意地悪なのだ。
俺は多くは望まない。どこぞのやり◯ンのように何人もの女をはべらせたいとな思わない。
ただ一人、俺を認めてくれる、好いてくれる人を与えてくれるだけでよいのだ。
冗談を言って笑い合うだけでよいのだ。
寒い時に手をつなぐだけでよいのだ。
平々凡々な幸せでよいのだ。
なぜそれを許してくれぬのか。
俺が何をしたというのか。
キリスト教学の成績は良かっただろう?
天に唾したこともないだろう?
人を裏切ったり、悲しませたりしたこともないだろう?
毎日毎日誠実に生きてきただろう?
なのに、なのに・・・・・・

そうして秋音は、神を恨み、社会を呪い、自分を憎むようになってしまった。
クリスマス、幸せそうなカップルを見ると自然と顔が歪む、楽しそうなグループを見ると拳がわなわなと震える、本来あるべき姿であるはずの家族でさえも、その笑顔が悪魔の嘲笑に見えるようになってしまった。

辛い時代だった。
秋音の大学デビューは見事に失敗し、暗黒の4年間を過ごすこととなった。
その間に傷は広がり続けた。
リア充への憎悪は膨れ上がり、女への偏見はとどまることを知らない。
自分以外の幸せそうな人間にことごとく嫉妬した。
逆に不幸な人間には安心した。
まさに“歩くメシウマ人間”だった。
しかし、そんな荒んだ思考にまみれながらも、心のどこかでは「なんとかなる」という淡い希望を持っていた。
今にも消えてしまいそうなそのか弱い希望をなんとか守りながら、ついに秋音は大学を卒業した。

ボードゲームとは?!

紳士淑女の皆さんこんにちは、こんばんは。

このブログは私、秋音之彦というしがない成人男性が、ボードゲームのことを(中心に色々な雑記を)気の向くままに書いていこうと思う。



さて皆さん、ボードゲームという言葉を聞いた時、一体どんなことを思い浮かべるだろうか?
多くの人が『人生ゲーム』や『モノポリー』、『オセロ』等を思い浮かべるだろう。 

もちろん!それが正解!!


しかーし!!!
ボードゲームはそれだけではない!!!
日本には、いや世界には、その他にも数々のボードゲームが存在しているのだ!!!!

その多さ、奥深さ、面白さは 留まる事を知らず、2012年現在も拡大し続けている!!! 
歴史をテーマにしたものやファンタジーの世界を冒険するもの、探偵を演じるもの、数分で決着のつくもの、プレイ時間が数時間にも及ぶ長大なもの、ゾンビをぶっ飛ばすもの、宇宙人をぶっ飛ばすもの、人を陥れるもの、汚物を消毒するものなどなどなど・・・・(失礼、穏やかじゃないなw)、様々な趣向を凝らした魅惑的なボードゲームがこの世界には溢れている、ということを是非知ってほしい。


TVゲームが主流となった現代において、ボードゲームはマイノリティな存在であることは事実である。
しかし、ボードゲームにはTVゲームとは違った楽しさや魅力があることも確かである。
それは100円でライターが買えるようになった現代でも、ZIPPOやIMCOが昔と変わらず人々を惹きつけることにも似ていると思うのだ。


この場でボードゲームについて(極めて独断と偏見まみれではあるが)書くことで、皆さんにボードゲームの世界の面白さや魅力について少しでも伝われば嬉しいと思う。




青年よ大志を抱け!

夢や妄想は無限に広がるけれども、それを実際に形にできるのは限られた人間だけ。

しかし!踏み出さなければ未来は無い!

己の先に道は無くとも、己の後ろに道はあり!

足跡だけでもいいじゃん
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