サルベージしたベースギターのボディ材の話(その2)

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「フジゲン」は、Fender Japan や Greco などのブランドのギターを製作していたメーカーで、CoolZブランドのギター(ベース)もフジゲン製だ。
 ネットで調べたところ、フジゲン製のギター(ベース)のシリアルナンバーには表示の仕方に規則があって、それに則るならば今回のベースギターの製作年月日がわかるということらしい。
 最初のアルファベットはAから順に1月、2月・・・と製作月を、その後の数字2桁は西暦で製作年の下二桁を表しているらしい。
 
いうことで、サルベージしたベースギターのシリアルナンバーを撮影してみたところ…
 L130XXX=2013年12月製ということだ。
 とうことで、ペグのプレートは大きい方が装着されていること、2013年のカタログではボディ材が「アルダー」と表示されていること、2017年のカタログに初めて紹介されたバスウッド・ボディの「V/R」への過渡期とするにしても期間が長すぎることから、この個体は十中八九、アルダー・ボディの「ZJB-1R」と推測される。

■…と長々と書きましたが、楽器に興味ない方には「???」な話で...
只々、自己満足的に「いい買い物をしたと自慢したかっただけ」でございます。(お粗末様でした…)

サルベージしたベースギターのボディ材の話(その1)

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20250305_CoolZ ZJB-R1ヘッド

アルダーなのかバスウッドなのか。

質的に「アルダー」の方が(良くも悪くも)バランスが良いとされているようだが、「バスウッド」だからと言って必ずしも外れってわけでもなさそうだ。
 けど、アルダーの代替えとしての「バスウッド」より「アルダー」の方が現在新品を買うとなったらそれなりの金額を出さなきゃいけない。
 「弘法筆を選ばず」ということわざもありはするが、俗世間にまみれた私は「弘法」ではないので、「アルダー」なのか「バスウッド」なのかは正直に言って大いに気になるところで、帰宅してから再度調べてみた。

村楽器発行の過去のカタログのアーカイブを見たところ、2008年のカタログからエントリークラスのブランドとしてCoolZが独立して紹介されており、そこに所謂フェンダーのジャズベースのコピーモデルとして「ZJB-1R(以下「1R」と標記)」が載っている。
 ここから2013年のカタログまでは同製品が同じ品番で記載されており、そこではボディーは「アルダー」であることを確認した。
 2015年のカタログには「ZJB-10R」という「1R」より1ランク上の製品は載っていたものの「1R」は販売終了になったのか、姿は見当たらない。
 2017年のカタログに「1R」と同価格帯の製品として「ZJB-V/R(以下「V/R」と標記)」という見た目「1R」そっくりのものが載っていてボディ材は「バスウッド」となっている。
 品番がわかればボディ材がどちらかわかるはずだが、ベースギター本体に品番が表記されていないのと、べた塗りのボディのため木目からも木材の種類を判別することは、この段階ではできない。
 そこで、カタログ上で「1R」と「V/R」の違いが他にないか見比べたところ、ペグ(弦巻)の仕様が違うことに気が付いた。
 「1R」のペグは「GOTOH FB-3/N」、「V/R」のペグが「GOTOH GB-1/N」で両者の決定的な違いは裏のプレートの大きさで、前者の方が大きく、後者の方が小さい。
 ネットでも画像で検索をかけてみたところ、カタログ上の仕様に間違いなさそうだ。
 これでやっとどちらの品番か、「アルダー」か「バスウッド」かが解かるということになるのだが…

サルベージしたベースギターの話

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年3月の話。
年末から気になっていたあるグッズをゲット(サルベージ)。以前からギターに少し飽きたときや宅録のためにベースギターが欲しかったのだが、あわよくば我が子達(の誰か)が興味をも持ってくれたらとの目論見(言い訳?)もあって物色していた。昨年末に立ち寄ったとある2nd STREETで見つけて以来、気になっていたものがあり、現在まで数か月が経っていたが、その間その製品のメーカーや仕様などをネットで調べたりしていた。
 
調べたところ…
【1】フジゲンという信頼できる日本のメーカーの製品。(ブランド名は島村楽器の「CoolZ(クールゼット)」)
【2】製作年の仕様によってはボディー材が「アルダー」の可能性があり、もしそうならコピーメーカーを含め、現在はローエンドより上のモデルに使用されているということ。そうでなくても「バスウッド」という材が使用されておりローモデルでは今ではポピュラーな材で、他のメーカーではハイモデルにも使用されるので販売価格からしても妥当である。
…ということからサルベージに値するものと考えていた。

て、すでに売れていれば縁がなかったとあきらめるつもりで本日(3月5日)お店に行ってみたところ、ラッキーなことにまだ売れてなく、さらに初見時から販売価格が1万円も下がっていたので一気にアドレナリンが上昇。最上段に展示があったものを下してもらって動作確認をしたところ、フレットに錆があるものの、ペグ、ブリッジなどに中古品によくありがちなクスミ等もなく、保管は確りされていたと見え問題は全くなく、本日購入ということと相成った。

The Police Live Hatfield Polytechnic

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初にポリス(The Police)の曲を聞いたのは、FMラジオの音楽番組で聴いた「ロクサーヌ(Roxanne)」だったと思うが、その曲にノックアウトされてすぐにアルバムを買いに行ったというほどでもなかった。当時高校生だったから、おいそれとアルバムを買える身分ではなかったし、ハードロックが大好きだった私にはもっと他に買うべきアルバムがあると思っていたからなのかなとも思う。ハードロック好きの周りの友達には当時ニューウェーブとかパンクとかに分類されていたポリスが好きだということを自分から率先していうことはなかったし、バンド自体にそこまで入れ込んだわけでもなかった。それでも、今でも大好きといえるのには多分これだろうという理由がある。

時、NHK FMだったと思うがアーティストの日本未公開のライブ録音を流す番組があって、気になるアーティストのライブがあれば録音して聴いていた。その中にポリスのライブがあって、それを録音したテープをちょっとハードロックに飽きたら、お口直し的な意味合いでちょくちょく聞いていた。結果、そうしているうちにこのバンドの魅力が伝わってきて、大げさに言えば自分の血となり肉となりになったんだろうと思う。また、アルバムの4枚目、5枚目と変容(本性を現す)していく様は興味深かったし、このバンドが与える他のバンドへの影響が見え隠れするにつれ、自身の感性は間違いなかったと確信を得たこともその理由だとも思う。

婚を機に処分してしまったのだが、そのテープは残しておくべきだったと後悔がないわけでもなかった。が、そのNHK FMで放送された音源の元は、イギリス国営放送BBCがそれ以前に放送したものだったようで、動画付きで販売されている(いた?)。また音源だけのバージョンも(海賊版か?)流通しているようで、今時当然のことながらどちらもYouTubeで視聴ですることができる。最初にYouTubeでこの動画を見たとき、自分が幾度となく聴いていたあのライブ音源だということは、それが血肉となった私には何年経っていても当然すぐに分かった。しかも、今それが動画を伴って聴くことができるとは、長生きはするもんだ。

■YouTube / The Police - Live Hatfield Polytechnic 1979 [BEST QUALITY]
動画も見れるが音はモノラル(元々のDVDの仕様か、一曲目の頭がカットされている)


■YouTube / The Police-Hatfield "Hatfield Polytechnic"
 動画はないが音はステレオ (一曲目からしっかり録音されており、私が当時聴いていたのはまさにこのバージョン)

ストラトキャスターな人(その1-4:ジェフ・ベック)

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黒猫の叫び

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ッティ・イメージでジェフ・ベックの画像を検索をかけて探してみたところ、フュージョンへの音楽転換をする前のベック,ボーガト&アピス(BBA)時代の1972年9月18日の画像では、ネックのトラスロッドの調整がまだヘッド側に変更になっていない1971年前半までの現行モデルのクリーム色に近いストラト・キャスターを使用している。1976年のヤン・ハマー・グループとのツアー時にはネック側にトラスロッド・ナットが見えることから、1971年後半以降の現行モデルを使用しているように思われる。ただ、後者の個体はピックアップカバーがクリーム色に変色していることから、もしかしたらBBA時代に使用していた個体のネックだけを何かの都合で付け替えたということも考えられる。

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1976年頃のヤン・ハマー・グループとのライブ・ツアーでは、主に白いストラトキャスターをマーシャルの100Wのヘッド・アンプにユニボックスの(スピーカー)キャビネットをつないでいたようだ。もともとそのライブ当時に使用していた100Wのマーシャル・アンプ・1959は歪みにくいアンプだったらしく、ヤードバーズ時代のカラーサウンドのトーン・ベンダーから始まって歪み系のエフェクターをずっと使用していたようで、このライブ当時ではカラーサウンドのオーバードライバーというエフェクターを使用していたとのこと。このエフェクターはオーバードライバーという名前なのだが基本的にはブースターで、無理やりマーシャルに大きい音量を入力してアンプを歪ませるようなものと思っていい。回路図を見てもクリッピング・ダイオードが見当たらないので只々音声信号をブーストするのだが、ある一定までドライブ・コントロールを上げると内部のトランジスタの結構乱暴な歪みが加味されるようで、それが私の感じていた「ギターを怒らせる」一因になっていると思われる。もちろんジェフが弾くフレーズ自体も「怒らせる」要因なのだが、今、当時のライブを聴き直してみてなるほどなとも思ってもいる。例えばラリー・カールトンのようなナチュラルでスムースな歪みが「善」だと思っていたが、この歳になってこのような荒い歪みも「悪」ではないとの心境だ。そして前回も書いたが、ジェフ・ベックの凄いところは、ギターの弾き方やボリュームをコントロールすることでその歪み具合もコントロールしてギターの音色に変化を持たせ表現しているところだ。

■amazon
「ライブ・ワイヤー/ジェフ・ベック」
ライブ・ワイアー
ジェフ・ベック
エピックレコードジャパン
1989-11-22



■デジマート・マガジン
「COLORSOUND POWER BOOST & OVERDRIVER 〜最初期のプリアンプ・ペダルを知る」
https://www.digimart.net/magazine/article/2020092804138.html

ストラトキャスターな人(その1-2:ジェフ・ベック)

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1976年のヤン・ハマー・グループとのライブでジェフ・ベックが使用しているのがフェンダーのストラトキャスター。ヤン・ハマー・グループとのツアーの前、1975年にジョン・マクラフリン率いるマハヴィシュヌ・オーケストラと共演している。その時がどうかはわからないが、ジョン・マクラフリンからストラトキャスターの使用を強く推薦されたそうだ。画像はヤン・ハマー・グループとのライブ盤(海賊版)の裏ジャケットだが、ラージ・ヘッドであることから、CBSに買収された後のフェンダーの現行モデルのストラトキャスターと思われる。ジョン・マクラフリンからもらったといわれるものだろう(※)。CBS買収以降のストラトキャスターは少しずつ部品などの仕様を変更しており、ストリング・ガイドが2つ、ピックガード他のパーツ類が白、別画像だとローズ指板なのにネック裏にはスカンク・ラインがあることから推測すると、画像のギターは1974年頃製造のものだろう。

の当時は、トレモロ・アームはまだビブラートをかける程度での使用に収まっており、まだ発展途上のジェフ・ベックではあるのだが、それでも唯一無二の個性を発している。ストラトキャスターのシングル・コイル・ピック・アップ、カラーサウンドのオーバードライブを経由して、マーシャルのヘッドアンプの組み合わせからか音色は実に荒々しく、「ギターを怒らせる」という私個人の感想はそこから来ているのだが、ヤン・ハマー・グループのライブを聴いているとギターのボリュームを頻繁にコントロールして、歪み具合をコントロールしているのがわかる。いつもフルテンで弾きまくるギターとは違う次元で、エレキ・ギターという楽器で何らかを表現をしようとしているように感じる。また、そのいくつかの表現方法の一つとしてストラト・キャスターのトレモロ・アームは必要不可欠なのだろう。以降、原点回帰するようなアルバムを除いては、ほぼストラトキャスターを使用していた。

(※)ジョン・マクラフリンにもらったといわれるストラトキャスターは、ジェフ・ベックの自宅でのインタビューでも紹介されているがチラッとしか映っていない中、ネックのロゴが所謂スパゲッティロゴといわれるもので、そこから推測するに1960年代のストラトキャスターのようだ。したがって、ヤン・ハマー・グループとのツアーで使われているギターは、それとは違うものと思われる。

ライブ盤(その6:ライブ・ワイヤー/ジェフ・ベック)

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ライヴ・ワイアー
ジェフ・ベック
SMJ
2015-04-22


ェフ・ベックのライブ盤。といっても、半分はヤン・ハマー・グループの曲なのだが、歌バンをあきらめてインスト化した初期の名盤「Blow By Blow」「Wired」の2枚から「Freeway Jam」「She's a Woman」「Scatterbrain」「Blue Wind」の4曲を収録している。最近、たまたま YouTubeでこのライブ盤と同時期のヤン・ハマー・グループとのライブを聴くことができたので、そういえばと思い本日の記事と相成った。

ェフ・ベックの音との出会いは、確かNHKのFMで聴いた「There And Back」。一曲目の「Star Cycle」からノックアウトされてしまい、最後の曲「The Final Peace 」までよく聴いたしコピーもした。その後、ジェフ・ベックと同じ髪形をした高校の友人からこのライブ盤のレコードを借りて聞いたところ、私の素人の耳にもわかるくらいジェフ・ベックのギターの鳴らし方が他のギタリストとは違うことを感じて、ますます好きになり一番のギター・ヒーローとなった。感情的な音を出すギタリストをよく「泣きのギター」と表現することがあるが、私はジェフ・ベックのことを「ギターを怒らせるのが一番うまい」と表現していた。

の頃のジェフ・ベックの使用ギターは、フェンダーのストラトキャスターだ。当時は、フロイド・ローズ・トレモロやロック・ナットなどない時代。ジミ・ヘンドリックスはグニャグニャとシンクロナイズド・トレモロを使って少々チューニングを崩している場面が時に見受けられるが、ジェフ・ベックはトレモロの使い方が絶妙でその辺のコントロールは素晴らしいように思う。…と語り始めたら終わらないので…

■Youtube
Jeff Beck with The Jan Hammer Group - 1976-10-10 Music Hall, Boston, MA, USA [AUD]


時は流れて、未だ時を刻む(CITIZEN ATTESA)

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ATTESA


初にこの時計の記事を書いたのが2006年12月12日だから、もう彼此18年になろうとしている。その時の記事には「あと何年間、私に正確な時を教えてくれるだろうか、楽しみでもあるのだ」と書いた。その後、2年間程充電不足のため止まっていたのだが、それ以降は止まらず、相変わらず正確な時を刻んでくれている。もちろんその後は、他の時計に浮気するなんてことは全くなかった。流石にベルトは傷だらけになってはいるがオリジナルのまま、そして文字盤のサファイヤ・ガラスは未だに全く傷がない。

の時計を買ったとき、仕事場の大先輩にこの時計の自慢をしたのだが、よっぽど高価な時計と比較したのか、鼻でわらわれた。でも、私はその時の自慢は今は確信となり、誇りとさえ思っている。もしかしたら、オリジナルのベルトはいつか金属疲労でちぎれてしまうかもしれない。何度も地面に落としたりしているから、内部だっていつかは故障するかもしれない。そう思いつつ、今でも私の左腕に君臨している。再度書こう「あと何年間、私に正確な時を教えてくれるだろうか、楽しみでもあるのだ」。

Fender Classic 60s Tele Custom(その8:ブリッジの交換)

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Bridge弦ずつのチューニングの正確さを求めて、テレキャスター(Fender Classic 60s Tele Custom)のブリッジ・ユニットを6連ブリッジタイプに交換。昔、所有していた Fender Japan TL52-80SPLに装着されていたものと同じタイプのものだ。
人的な感想でいうと、プレートの長さがオリジナルの3連ブリッジのものより若干長くなるため、オリジナルに比べて鼻の下を伸ばしたような顔つきになるのがあまり好きではない。
た、プレートが厚く重たくなるのでテレキャスター独特のプレート自体が鳴る現象が薄れ生鳴り感が減る傾向になるので、テレキャスターらしさが無くなってしまいがちだ。

TLbody1■変更前(画像左)
■変更後(画像右)


れでも、昔でいえばキース・リチャーズやアンディー・サマーズのテレキャスターに、新しめではフェンダーのリッチー・コッチェンモデルやアメリカン・シリーズなどのテレキャスターにこのタイプのブリッジユニットが初期装備されているし、私自身が以前のテレキャスターに装備していたこともあることを言い訳にして、今回は各弦のチューニングを優先しての交換だ。
イク・スターンの昔のテレキャスターおよびヤマハのシグネイチャーモデルに装着されているオリジナルのプレートに6連サドルを載せたブリッジ・ユニットもあるのだが、以前そのタイプに交換した際、ブリッジの駒自体が小さく弦を張った後も動くような感じで頼りなく、すぐに元に戻した経験がありそれ以降、そのタイプのものはチューニング精度は3連ブリッジよりはよいとはいえ選択肢から外れてしまった。

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