中学2年生 女子 バレーボール部

長崎選抜と佐賀選抜の練習にスポーツトレナーとして参加しているときに、他の中学生チームの選手が捻挫したということで体育館で治療した。
ブロックの際、相手の選手の足の上に乗り捻挫する。

足首の捻挫は殆んどが内反捻挫であるが、今回のケースは外反捻挫である。
足を床につけることが出来ない状態だった。
治療は普通の足首の捻挫と同じである。足首の動作転位の理論が理解できてあれば簡単である。

治療後、痛みはあるものの床に足をつけることが出来た。次の日が日曜日だったので、アイシングをやることを指導して終った。
月曜日、母親から電話があり、「娘の捻挫は痛みがとれました。それでも治療に行かなければいけないですか?」
「当然です。私が確認していませんから」
確かにウソのように痛みが取れていた。

「ジョギングとダッシュして痛みがなければ練習復帰していいよ」
それを確認し、3回で治療は終了した。
ご両親がついて来ていたがあまりの回復の早さにビックリした様子であった。

解説
外反捻挫はめずらしい。それは足首の構造が複雑で、外反しにくくなっていることや、内側の三角靱帯が外側の前距腓靱帯や踵腓靱帯に比べると強いからである。

田中整骨院
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