2012年07月10日
●7年前にいじめ自殺した中井佑美さん(当時12歳)の今日の裁判には、腐った大人のにおいがする
◆今日、見に来てくれた方の人数は、ライブ・ドアの方だけでもPVが3万7344、UUが1万9634と、1日で数万の数字を出したのには、正直驚いている。
9日(月)である。
陽明学をテーマにしたブログであることを謳(うた)いながら、いじめ問題を過去何度も何度も取り上げてきたのだが、いじめによる自殺事件が、今回ほど注目を集めたのは、私のブログでは初めてのことである。
ライブドア・ブログをスタートし、その後、数年前からアメブロにも同じ記事を掲載させて頂いているのだが、今日、見に来てくれた方の人数は、ライブ・ドアの方だけでもPVが3万7344、UUが1万9634と、1日で数万の数字を出したのには、正直驚いている。
ちなみに、アメブロの方では、午後10時半現在、総合デイリー:15、729位、歴史好きランキング:39位、子育てパパランキング:69位(この数字、流石にちょっと気になる〈笑〉)、である。
頂戴させて頂いたコメントにあるいじめ体験などを読ませて頂きながら、涙することしきりであった。
そして、私の思いや意見に共感して頂けることに、改めて生きる勇気を頂戴させて頂き、
「日本人は、まだ捨てたものじゃないな」
との思いを新たにさせて頂いている。
◆「いなくなってせいせいした」
さて、今日も、いじめ問題であるが、本日9日、注目すべき裁判があった。
既に今日のニュースで御存じかも知れないが、7年前に埼玉県の中学1年生の女子生徒が飛び降り自殺するという事件があったのだが、
「自殺の原因はいじめによるものだ」
として両親が国を訴えたのである。
その事件に関する裁判の判決が今日出たのだが、その結果は、
「いじめによる自殺とは認められない」
とのことであった。
この判決も、事件の中身をよく精査するなら、誰が見ても、不当としか言いようがないものなのだ。公平であるはずの裁判も、ねじれているとしか思えない。
もう少し、詳しく紹介させて頂こう。
事件は、2005年に起きた。
自殺したのは埼玉県北本市立北本中学校1年の中井佑美さん(当時12歳)。
両親は、
「自殺はいじめが原因で、学校側はいじめ防止の義務を怠った」
として、国と市に計約7600万円の損害賠償を求めたのである。
今日の訴訟の判決によれば、東京地裁(舘内比佐志〈たてうち・ひさし〉・裁判長)は、同級生から
「きもい」
と言われたり、げた箱から靴を落とされたりしたことは認定したが、
「一方的、継続的ではなく、自殺の原因になるようないじめがあったとは認められない」
として、国と市の賠償責任を認めず、請求を棄却したのだ。
もう、この判断が、おかしい、と私などは思う。
また、
「市の調査が不十分だった」
との主張も退けた。
原告側は控訴する方針。
さらに詳しく見て頂きたい。
以下は、
「NPO法人全国不登校新聞社」
が発行する、不登校、子ども若者、教育、社会問題、等を発信するタブロイド版新聞
『Fonte(フォンテ)』
のウェブサイトからである。
最初の二つは、昨年の6月と7月の記事で、最後の記事が、本日のニュースである。
////////////////////
●初の「いじめ自殺国賠訴訟」、証人喚問へ
2011年6月21日
中井佑美さん(当時12歳)は、埼玉県北本市立中学校1年生のときに自殺。この自殺の原因がいじめだったとし、両親は北本市と国を相手取り、計2000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
「いじめ防止義務」
などを怠ったとして、学校や市教育委員会の責任を追及するほか、成果主義の導入や不登校政策など文科省の施策がいじめ自殺や隠ぺいを助長したとして国の責任も問う構えだ。
なお、文科省の施策がいじめ自殺裁判の訴えの対象になったのは初めてのこと。
訴状によると、佑美さんは小学生のころからいじめにあっていた。
小学校6年生のとき
「キモイ」
「うざい」
「死ね」
などと悪口を言われていたため、母親は担任教師に注意をするよう要請。
担任は佑美さんと同級生2名を交えた話し合いの場を設けた。
しかし、その後、佑美さんは同級生2名らにトイレへ連れ込まれ
「便器に顔を突っ込め」
と言われるなど、いじめは深刻化した。
中学校へ進学すると、さらに深刻化し、悪口や無視、靴を隠されるなどのいじめを受けていた。
そして05年10月11日、午前8時20分ごろ、佑美さんは8階立てマンションの屋上から飛び降りて亡くなった。
佑美さん自殺後、佑美さんの仏前で謝罪をする生徒もいたが、
「いなくなってせいせいした」
と話す生徒がいたり、佑美さんの机に
「see you,the end」
と書かれていたりするなどの状況があった。
また、佑美さんのいたクラスは、自殺後もほかの生徒の机がぐちゃぐちゃにされるなどのこともあった。
////////////////////
●いじめ自殺国賠訴訟 証人尋問へ
11−07−15
2005年10月、埼玉県北本市の中学校に通う中井佑美さん(当時12歳)が自殺した問題で、両親が市と国に損害賠償を請求していた裁判の証人尋問が6月30日、東京地裁であった。
証人尋問には、小学校担任、中学校担任、中学校校長の3人が呼ばれた。三者はそれぞれ、
「いじめはなかった」
「自殺は予見できなかった」
と証言した。
最初は佑美さんの小学6年生時の担任。
反対尋問では、佑美さんとの交換日記の内容について言及。
「中井くんと呼ばれた」
「キモイと言われた」
などの記述に対し、担任は
「細かい事実はよくおぼえていないが、教師として適切な対応は取ったと思う」
とくりかえした。
続いて、中学1年生時の担任。
事件後の対応に不備はないとしたうえで、
「過去に暴力沙汰は1件あったものの、本校にいじめはまったくない」 と強調した。
最後に証言台に立ったのは、中学校の校長。
事件後、中学校では学校生活アンケートが行なわれた。佑美さんへのいじめや自殺について直接問うものではなかったが、全校生徒520名に対し、10回ほど実施。
ところが、現存するアンケートは1100枚程度、およそ8割が破棄されたことになる。
校長は
「保管場所が確保できないため、無回答や質問にそぐわないものは破棄した」
と証言したが、裁判官から破棄する基準について問われると、詳細に関しては口を濁した。
今後の証人尋問では、佑美さんのご両親も法廷に立つ予定。
終了後に行なわれた報告会で、父親の紳二さんは
「とにかく私たちは真実が知りたい」
と訴えた。
いじめ自殺がふたたび社会問題となったのは、2006年に北海道滝川市でおきた事件がきっかけだ。
松木友音さん(当時12歳)がいじめを苦に自殺したが、学校と教育委員会はいじめの事実を否定。
遺書の存在も隠し続け、発覚後も
「手紙である」
との認識を示した。
その後、同年10月11日に福岡県筑前町で中学2年の男子生徒、同月23日には岐阜県瑞浪町で中学2年の女子生徒が自殺した。
それを受け、文科省は
「子どもを守り育てる体制づくり推進本部」
を設置。
翌年1月に出した報告書では、この2件のほかに7件の自殺がいじめによるものと認定されている。
ところが、佑美さんの一件はそれに含まれておらず、その後も文科省が認める気配はない。この裁判がほかのいじめ自殺裁判と異なり、文科省をも相手取った訴訟であることがその一因として考えられる。
原告は文科省がすすめてきた成果主義などの施策が、いじめの事実を隠蔽する事態を助長したとして、今後は同省の責任も問う構えだ。
次回の証人尋問には教育委員会の教育長と主幹が呼ばれる。
滝川の事件と同様、いじめも遺書の存在も認めていない教育委員会の証言が注目される。(小熊広宣)
///////////////////
◆「この裁判がほかのいじめ自殺裁判と異なり、文科省をも相手取った訴訟であることがその一因として考えられる」
繰り返しになるが、上記2つの記事は、今日の裁判の前に書かれたものである。
トイレに連れ込まれて「便器に顔を突っ込め」などと言われた、とあったように、既に小学校6年生からいじめがあり、中学校にはいってさらに深刻化し、悪口や無視、靴を隠されることがあったという。
『佑美さん自殺後、佑美さんの仏前で謝罪をする生徒もいたが、
「いなくなってせいせいした」
と話す生徒がいたり、佑美さんの机に
「see you,the end」
と書かれていたりするなどの状況があった』
とあるが、正直、道徳心はまるで欠如しているし、残酷すぎる。
そして、証人尋問で呼ばれた小学校担任、中学校担任、中学校校長の3人ともが、堂々としらを切ってしまった。まさしく保身である。
校長が、アンケートの8割を捨ててしまったというのには、もはや呆れて声も出ない。
大人とは、子供の御手本になるような存在ではなかったのか。
「この裁判がほかのいじめ自殺裁判と異なり、文科省をも相手取った訴訟であることがその一因として考えられる」
とあるように、まさしく
「国家権力に反抗したら、どんな目に会うか思い知るがいい」
と言われているようで、なんとも後味が悪い裁判である。
腐った大人の臭いがしてくるのは、私だけだろうか。
そして、次に掲げるのが、今日の裁判についてのニュースである。
以下の記事を読むと、さらに腹がたって、と同時に、大人として、自己保身に走る大人が多いことに、悲しくなるのは、私だけであろうか。
さらに問題がある。
このことには気づいて頂けたであろうか。
このことというのは、佑美さんを自殺に追いやったいじめの加害者たちは、なんの罰も制裁も受けていないということである。
野放しなのである。
悲しいかな、これが、今の日本の現実なのである。
民主党は、人を大事にするはずではなかったのか。
このまま民主党に政治をやらせていて、いいのだろうか。
////////////////////
●女子中学生自殺「いじめ認められず」
「TBS JNN NEWS」7月9日 19:50
7年前、埼玉県北本市で中学1年生の女子生徒が自殺しました。
両親は
「いじめ防止の対策を怠った」
として市と国を提訴し、9日にその判決が東京地裁で言い渡されました。
「今年、誕生日が来れば20歳になるけど、何か想像できない。中学1年の子どものまま止まってしまっているので・・・」(中井節子さん)
コスモスに囲まれて笑顔を浮かべる中井佑美さん(当時12)。7年前、佑美さんは自宅近くのマンションから飛び降り、自ら命を絶ちました。部屋は今も当時のまま。佑美さんはここに遺書を残していました。
「生きるのに疲れました。本当にごめんなさい。
死んだのはクラスの一部に、勉強に、テストのせいかも。
楽しいこともあるけどつらい。いやな事は何億倍もあるから」(佑美さんの遺書)
「なぜ死ななければいけなかったのかわからない限り、いつまでたってもこの子の死を受け入れることができない」(佑美さんの父 中井紳二さん)
埼玉県北本市の中学校に通っていた佑美さん。小学校の時から悪口やカバンを隠されたりするなどのいじめに悩んでいたといいます。しかし、佑美さんの死後も中学校や市の教育委員会は
“いじめがあった”
とは認めませんでした。
娘はなぜ自ら命を絶ったのか―――両親は真相解明を求め、北本市と文部科学省を相手取り裁判を起こしました。国にもいじめによる自殺の責任があると訴えた裁判は初めてのことです。
その裁判の中で明らかになったのは
「いじめ隠し」
とも思われる実態でした。
文部科学省が中学校に対して行った聞き取り調査に関する資料はほとんどが黒塗り。
中学校が実施した生徒のアンケート調査は
「処分した」
として一切開示されませんでした。
Q.遺族らへの説明を実施しているか確認は?
「いきなり国と3万3000の学校ということではなく、各段階で取り組んでいくことが大事と言っている」(文科省児童生徒課 郷治知道生徒指導室長)
佑美さんの死から7年。
今も学校でのいじめと自殺は繰り返されています。
そして迎えた判決の日。
東京地裁は
「佑美さんがいじめを受けていたとは認められない」
と指摘。
いじめの調査については
「各学校の裁量で国に責任はない」
などとして両親の訴えを全面的に退けました。
「非常に残念だ。この結果で、いじめられている子どもたちがやっぱり何をしてもだめなんだと、自殺に走らないでほしい気持ちでいっぱい」(佑美さんの父 中井紳二さん)
(09日19:27)
/////////////////
●中1いじめ自殺「認定できない」 両親の請求棄却、東京地裁
「産経ニュース」2012.7.9 21:15 [民事訴訟]
平成17年に飛び降り自殺した埼玉県北本市の中学1年、中井佑美さん=当時(12)=の両親が、
「学校はいじめを認識していたのに適切な対応をとらなかった」
などとして国と市に計約7700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が9日、東京地裁であった。
舘内比佐志・裁判長は
「自殺の原因がいじめと認定できない」
として行政の責任を否定、請求を棄却した。
佑美さんの遺書は自殺の理由の一つとして
「クラスの一部」
を挙げていたが、舘内裁判長は
「遺書の内容から自殺を決意した原因を特定するのは困難」
と指摘。
原因究明に向け具体的な校内調査をしなかった市については
「調査報告が合理的な裁量の範囲を逸脱するとは言えない」
とした。
両親側は文部科学省のいじめ対策の問題点も訴えたが、判決は
「自殺と相当の因果関係があるとは到底言えない」
として退けた。
佑美さんの母、節子さんは判決後、
「優しい子で、遺書で誰に何をされたとは書けない。機械的な判決だ」
と涙ながらに話した。

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9日(月)である。
陽明学をテーマにしたブログであることを謳(うた)いながら、いじめ問題を過去何度も何度も取り上げてきたのだが、いじめによる自殺事件が、今回ほど注目を集めたのは、私のブログでは初めてのことである。
ライブドア・ブログをスタートし、その後、数年前からアメブロにも同じ記事を掲載させて頂いているのだが、今日、見に来てくれた方の人数は、ライブ・ドアの方だけでもPVが3万7344、UUが1万9634と、1日で数万の数字を出したのには、正直驚いている。
ちなみに、アメブロの方では、午後10時半現在、総合デイリー:15、729位、歴史好きランキング:39位、子育てパパランキング:69位(この数字、流石にちょっと気になる〈笑〉)、である。
頂戴させて頂いたコメントにあるいじめ体験などを読ませて頂きながら、涙することしきりであった。
そして、私の思いや意見に共感して頂けることに、改めて生きる勇気を頂戴させて頂き、
「日本人は、まだ捨てたものじゃないな」
との思いを新たにさせて頂いている。
◆「いなくなってせいせいした」
さて、今日も、いじめ問題であるが、本日9日、注目すべき裁判があった。
既に今日のニュースで御存じかも知れないが、7年前に埼玉県の中学1年生の女子生徒が飛び降り自殺するという事件があったのだが、
「自殺の原因はいじめによるものだ」
として両親が国を訴えたのである。
その事件に関する裁判の判決が今日出たのだが、その結果は、
「いじめによる自殺とは認められない」
とのことであった。
この判決も、事件の中身をよく精査するなら、誰が見ても、不当としか言いようがないものなのだ。公平であるはずの裁判も、ねじれているとしか思えない。
もう少し、詳しく紹介させて頂こう。
事件は、2005年に起きた。
自殺したのは埼玉県北本市立北本中学校1年の中井佑美さん(当時12歳)。
両親は、
「自殺はいじめが原因で、学校側はいじめ防止の義務を怠った」
として、国と市に計約7600万円の損害賠償を求めたのである。
今日の訴訟の判決によれば、東京地裁(舘内比佐志〈たてうち・ひさし〉・裁判長)は、同級生から
「きもい」
と言われたり、げた箱から靴を落とされたりしたことは認定したが、
「一方的、継続的ではなく、自殺の原因になるようないじめがあったとは認められない」
として、国と市の賠償責任を認めず、請求を棄却したのだ。
もう、この判断が、おかしい、と私などは思う。
また、
「市の調査が不十分だった」
との主張も退けた。
原告側は控訴する方針。
さらに詳しく見て頂きたい。
以下は、
「NPO法人全国不登校新聞社」
が発行する、不登校、子ども若者、教育、社会問題、等を発信するタブロイド版新聞
『Fonte(フォンテ)』
のウェブサイトからである。
最初の二つは、昨年の6月と7月の記事で、最後の記事が、本日のニュースである。
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●初の「いじめ自殺国賠訴訟」、証人喚問へ
2011年6月21日
中井佑美さん(当時12歳)は、埼玉県北本市立中学校1年生のときに自殺。この自殺の原因がいじめだったとし、両親は北本市と国を相手取り、計2000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
「いじめ防止義務」
などを怠ったとして、学校や市教育委員会の責任を追及するほか、成果主義の導入や不登校政策など文科省の施策がいじめ自殺や隠ぺいを助長したとして国の責任も問う構えだ。
なお、文科省の施策がいじめ自殺裁判の訴えの対象になったのは初めてのこと。
訴状によると、佑美さんは小学生のころからいじめにあっていた。
小学校6年生のとき
「キモイ」
「うざい」
「死ね」
などと悪口を言われていたため、母親は担任教師に注意をするよう要請。
担任は佑美さんと同級生2名を交えた話し合いの場を設けた。
しかし、その後、佑美さんは同級生2名らにトイレへ連れ込まれ
「便器に顔を突っ込め」
と言われるなど、いじめは深刻化した。
中学校へ進学すると、さらに深刻化し、悪口や無視、靴を隠されるなどのいじめを受けていた。
そして05年10月11日、午前8時20分ごろ、佑美さんは8階立てマンションの屋上から飛び降りて亡くなった。
佑美さん自殺後、佑美さんの仏前で謝罪をする生徒もいたが、
「いなくなってせいせいした」
と話す生徒がいたり、佑美さんの机に
「see you,the end」
と書かれていたりするなどの状況があった。
また、佑美さんのいたクラスは、自殺後もほかの生徒の机がぐちゃぐちゃにされるなどのこともあった。
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●いじめ自殺国賠訴訟 証人尋問へ
11−07−15
2005年10月、埼玉県北本市の中学校に通う中井佑美さん(当時12歳)が自殺した問題で、両親が市と国に損害賠償を請求していた裁判の証人尋問が6月30日、東京地裁であった。
証人尋問には、小学校担任、中学校担任、中学校校長の3人が呼ばれた。三者はそれぞれ、
「いじめはなかった」
「自殺は予見できなかった」
と証言した。
最初は佑美さんの小学6年生時の担任。
反対尋問では、佑美さんとの交換日記の内容について言及。
「中井くんと呼ばれた」
「キモイと言われた」
などの記述に対し、担任は
「細かい事実はよくおぼえていないが、教師として適切な対応は取ったと思う」
とくりかえした。
続いて、中学1年生時の担任。
事件後の対応に不備はないとしたうえで、
「過去に暴力沙汰は1件あったものの、本校にいじめはまったくない」 と強調した。
最後に証言台に立ったのは、中学校の校長。
事件後、中学校では学校生活アンケートが行なわれた。佑美さんへのいじめや自殺について直接問うものではなかったが、全校生徒520名に対し、10回ほど実施。
ところが、現存するアンケートは1100枚程度、およそ8割が破棄されたことになる。
校長は
「保管場所が確保できないため、無回答や質問にそぐわないものは破棄した」
と証言したが、裁判官から破棄する基準について問われると、詳細に関しては口を濁した。
今後の証人尋問では、佑美さんのご両親も法廷に立つ予定。
終了後に行なわれた報告会で、父親の紳二さんは
「とにかく私たちは真実が知りたい」
と訴えた。
いじめ自殺がふたたび社会問題となったのは、2006年に北海道滝川市でおきた事件がきっかけだ。
松木友音さん(当時12歳)がいじめを苦に自殺したが、学校と教育委員会はいじめの事実を否定。
遺書の存在も隠し続け、発覚後も
「手紙である」
との認識を示した。
その後、同年10月11日に福岡県筑前町で中学2年の男子生徒、同月23日には岐阜県瑞浪町で中学2年の女子生徒が自殺した。
それを受け、文科省は
「子どもを守り育てる体制づくり推進本部」
を設置。
翌年1月に出した報告書では、この2件のほかに7件の自殺がいじめによるものと認定されている。
ところが、佑美さんの一件はそれに含まれておらず、その後も文科省が認める気配はない。この裁判がほかのいじめ自殺裁判と異なり、文科省をも相手取った訴訟であることがその一因として考えられる。
原告は文科省がすすめてきた成果主義などの施策が、いじめの事実を隠蔽する事態を助長したとして、今後は同省の責任も問う構えだ。
次回の証人尋問には教育委員会の教育長と主幹が呼ばれる。
滝川の事件と同様、いじめも遺書の存在も認めていない教育委員会の証言が注目される。(小熊広宣)
///////////////////
◆「この裁判がほかのいじめ自殺裁判と異なり、文科省をも相手取った訴訟であることがその一因として考えられる」
繰り返しになるが、上記2つの記事は、今日の裁判の前に書かれたものである。
トイレに連れ込まれて「便器に顔を突っ込め」などと言われた、とあったように、既に小学校6年生からいじめがあり、中学校にはいってさらに深刻化し、悪口や無視、靴を隠されることがあったという。
『佑美さん自殺後、佑美さんの仏前で謝罪をする生徒もいたが、
「いなくなってせいせいした」
と話す生徒がいたり、佑美さんの机に
「see you,the end」
と書かれていたりするなどの状況があった』
とあるが、正直、道徳心はまるで欠如しているし、残酷すぎる。
そして、証人尋問で呼ばれた小学校担任、中学校担任、中学校校長の3人ともが、堂々としらを切ってしまった。まさしく保身である。
校長が、アンケートの8割を捨ててしまったというのには、もはや呆れて声も出ない。
大人とは、子供の御手本になるような存在ではなかったのか。
「この裁判がほかのいじめ自殺裁判と異なり、文科省をも相手取った訴訟であることがその一因として考えられる」
とあるように、まさしく
「国家権力に反抗したら、どんな目に会うか思い知るがいい」
と言われているようで、なんとも後味が悪い裁判である。
腐った大人の臭いがしてくるのは、私だけだろうか。
そして、次に掲げるのが、今日の裁判についてのニュースである。
以下の記事を読むと、さらに腹がたって、と同時に、大人として、自己保身に走る大人が多いことに、悲しくなるのは、私だけであろうか。
さらに問題がある。
このことには気づいて頂けたであろうか。
このことというのは、佑美さんを自殺に追いやったいじめの加害者たちは、なんの罰も制裁も受けていないということである。
野放しなのである。
悲しいかな、これが、今の日本の現実なのである。
民主党は、人を大事にするはずではなかったのか。
このまま民主党に政治をやらせていて、いいのだろうか。
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●女子中学生自殺「いじめ認められず」
「TBS JNN NEWS」7月9日 19:50
7年前、埼玉県北本市で中学1年生の女子生徒が自殺しました。
両親は
「いじめ防止の対策を怠った」
として市と国を提訴し、9日にその判決が東京地裁で言い渡されました。
「今年、誕生日が来れば20歳になるけど、何か想像できない。中学1年の子どものまま止まってしまっているので・・・」(中井節子さん)
コスモスに囲まれて笑顔を浮かべる中井佑美さん(当時12)。7年前、佑美さんは自宅近くのマンションから飛び降り、自ら命を絶ちました。部屋は今も当時のまま。佑美さんはここに遺書を残していました。
「生きるのに疲れました。本当にごめんなさい。
死んだのはクラスの一部に、勉強に、テストのせいかも。
楽しいこともあるけどつらい。いやな事は何億倍もあるから」(佑美さんの遺書)
「なぜ死ななければいけなかったのかわからない限り、いつまでたってもこの子の死を受け入れることができない」(佑美さんの父 中井紳二さん)
埼玉県北本市の中学校に通っていた佑美さん。小学校の時から悪口やカバンを隠されたりするなどのいじめに悩んでいたといいます。しかし、佑美さんの死後も中学校や市の教育委員会は
“いじめがあった”
とは認めませんでした。
娘はなぜ自ら命を絶ったのか―――両親は真相解明を求め、北本市と文部科学省を相手取り裁判を起こしました。国にもいじめによる自殺の責任があると訴えた裁判は初めてのことです。
その裁判の中で明らかになったのは
「いじめ隠し」
とも思われる実態でした。
文部科学省が中学校に対して行った聞き取り調査に関する資料はほとんどが黒塗り。
中学校が実施した生徒のアンケート調査は
「処分した」
として一切開示されませんでした。
Q.遺族らへの説明を実施しているか確認は?
「いきなり国と3万3000の学校ということではなく、各段階で取り組んでいくことが大事と言っている」(文科省児童生徒課 郷治知道生徒指導室長)
佑美さんの死から7年。
今も学校でのいじめと自殺は繰り返されています。
そして迎えた判決の日。
東京地裁は
「佑美さんがいじめを受けていたとは認められない」
と指摘。
いじめの調査については
「各学校の裁量で国に責任はない」
などとして両親の訴えを全面的に退けました。
「非常に残念だ。この結果で、いじめられている子どもたちがやっぱり何をしてもだめなんだと、自殺に走らないでほしい気持ちでいっぱい」(佑美さんの父 中井紳二さん)
(09日19:27)
/////////////////
●中1いじめ自殺「認定できない」 両親の請求棄却、東京地裁
「産経ニュース」2012.7.9 21:15 [民事訴訟]
平成17年に飛び降り自殺した埼玉県北本市の中学1年、中井佑美さん=当時(12)=の両親が、
「学校はいじめを認識していたのに適切な対応をとらなかった」
などとして国と市に計約7700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が9日、東京地裁であった。
舘内比佐志・裁判長は
「自殺の原因がいじめと認定できない」
として行政の責任を否定、請求を棄却した。
佑美さんの遺書は自殺の理由の一つとして
「クラスの一部」
を挙げていたが、舘内裁判長は
「遺書の内容から自殺を決意した原因を特定するのは困難」
と指摘。
原因究明に向け具体的な校内調査をしなかった市については
「調査報告が合理的な裁量の範囲を逸脱するとは言えない」
とした。
両親側は文部科学省のいじめ対策の問題点も訴えたが、判決は
「自殺と相当の因果関係があるとは到底言えない」
として退けた。
佑美さんの母、節子さんは判決後、
「優しい子で、遺書で誰に何をされたとは書けない。機械的な判決だ」
と涙ながらに話した。
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この記事へのコメント
1. Posted by 通りすがり 2012年07月10日 08:29
内閣法制局出身の官僚裁判官みたいですよ。
クソですね。
2. Posted by 埼玉県民 2012年07月10日 13:11
判決を下した裁判官は、因果応報、いつか自分の所に回ってくるのでしょう。自分の子供が自殺して、ようやく、自分が犯した罪が分かるんでしょうね。
3. Posted by 林田明大 2012年07月10日 19:06
埼玉県民 様
コメントありがとうございます。裁判官たるもの、後ろ指さされないように、きちんと仕事をしてほしいですね。妻子はいないのでしょうか。まず、妻子に対して恥ずかしいと思います。
コメントありがとうございます。裁判官たるもの、後ろ指さされないように、きちんと仕事をしてほしいですね。妻子はいないのでしょうか。まず、妻子に対して恥ずかしいと思います。
4. Posted by ブラックお兄さん 2012年07月12日 06:02
当時の関係者(同級生)証言、してやれよ
もう7年もたってんだぞ
このままだと、見て見ぬフリした奴等
含めて、個人情報流出なんて・・・
もう7年もたってんだぞ
このままだと、見て見ぬフリした奴等
含めて、個人情報流出なんて・・・
5. Posted by みさ 2012年08月29日 02:02
腐ってまで守る何か・・って、何?
腐らないほうがいいでしょうに、
もう、子供でも分かる当たり前な事を、
思い出せないほど腐ってしまったんですね。
『大人になっていく』
『年を重ねていく』を、
間違えたくないものです。
その間違いのせいで、
善良な誰かを巻き込むのは、
それこそ裁きの対象だ。
腐らないほうがいいでしょうに、
もう、子供でも分かる当たり前な事を、
思い出せないほど腐ってしまったんですね。
『大人になっていく』
『年を重ねていく』を、
間違えたくないものです。
その間違いのせいで、
善良な誰かを巻き込むのは、
それこそ裁きの対象だ。
6. Posted by 北本イジメ裁判と同じ 2012年09月10日 23:32
北本イジメ裁判と同じ舘内比佐志、杉本宏之、後藤隆大裁判官の口頭弁論があります。
http://beauty.geocities.jp/souzoku_nakano/
日時:2012年10月22日14時〜
場所:東京地方裁判所610号法廷
http://beauty.geocities.jp/souzoku_nakano/
日時:2012年10月22日14時〜
場所:東京地方裁判所610号法廷
7. Posted by 北本イジメ裁判の舘内比佐志がまた 2012年10月08日 22:08
北本イジメ裁判の舘内比佐志裁判長、後藤隆大裁判官は最高裁裏金訴訟でも過剰警備の人権侵害が批判されています。
8. Posted by まや 2012年12月04日 20:35
中途半端な目で見ているから!いじめは無くならない!未成年でも逮捕するべきです!学校!教育委員会!文部科学省!先生!政治家!警察は何も役に立っていない!大津市いじめで加害者達がお咎め無しになったら!被災者がまた、出ます!法律で少年法を改善して下さい!教育委員会は腐っています!隠蔽大好き人間の集まりですから!
9. Posted by まや 2012年12月28日 20:09
〉いじめ撲滅
一度!いじめが始まれば止まらないです!でも守ってあげる事は!出来るのでは無いか!と私は思う。一児の母親として!
〉いじめを止められないのは!大人達が悪いと思う。
〉子供の異変に気がつけばいい〉親です。もし子供がいじめられている事が!分かれば
〉学校に報告する事です。
〉次は!教育委員会です。
〉それでも!無理なら!警察署です。
〉それでも!相手にしてくれない場合は!報道です。拡大させるのです。
〉最後は!子供が学校に行きたく無いと言ったら!無理に行かない方がいいと思います。子供を守れるのは!親しかいません〉私だったら!この方法で行きます!参考まで絶対に死んだらダメ!親子で闘うんです!公務員が役に立たない場合です。
一度!いじめが始まれば止まらないです!でも守ってあげる事は!出来るのでは無いか!と私は思う。一児の母親として!
〉いじめを止められないのは!大人達が悪いと思う。
〉子供の異変に気がつけばいい〉親です。もし子供がいじめられている事が!分かれば
〉学校に報告する事です。
〉次は!教育委員会です。
〉それでも!無理なら!警察署です。
〉それでも!相手にしてくれない場合は!報道です。拡大させるのです。
〉最後は!子供が学校に行きたく無いと言ったら!無理に行かない方がいいと思います。子供を守れるのは!親しかいません〉私だったら!この方法で行きます!参考まで絶対に死んだらダメ!親子で闘うんです!公務員が役に立たない場合です。