2009年08月31日

●民主党圧勝を考える

国民は、自民党が駄目だから、だから、仕方なく、民主党を選んだのだ 
 
 予想どおり、民主党の圧勝であった(苦笑)。
 昨夜は、越川禮子先生のお宅にお邪魔させて頂いていたのだが、選挙結果を知ったと同時に、
「やはりこうなってしまったか」
 という、忸怩とした気持ちになった(苦笑)。
 本当であれば、保守政党の自民党が国益と国民の生活を最優先に、もっとしっかりとした政治をしてくれていれば、こうはならなかったはずなのだ。
 民主党を応援したくて投票したのではなく、自民党が駄目だから、仕方がなく、民主党に一度政権交代させてみよう、そう思った人たちが動いたのだ。
 特に、年金問題では、官僚の横暴を許す自民党への不信感が募った。

故郷の長崎県の諫早市や島原市は、年々錆びれるばかりであった

 たとえば、私の故郷長崎県の場合、自民党が強かったのだが、今回、新人で、それも20代の女性・福田衣里子氏が民主党の要請で立候補、見事に当選した。
 私の故郷のことだからよくわかるのだが、諫早市や島原市の駅前はシャッター街と化し、文字通り年を追うごとに町は錆びれていった。一方では、道路や諫早干拓に代表される公共事業は、毎年推進され続けて、公共の建築物や道路だけが立派になって、住民は、ますます貧しくなるばかりなのだ。
 経済の活性化に向けて何の手も打たない自民党は、久間章生氏はいったい何をしているんだ、というのが、県民の偽らざる思いであった。

自民党は、日独型ではなく、米英型資本主義に傾斜したことで、案の定、アメリカ同様の格差社会を作り出してしまった

 ところで、留学を含め、アメリカの大学を出た日本人が増えたことと、4年前の小泉政権のアメリカ寄りの政策とは、決して無関係ではない。
 数年前に、知人の紹介で自民党の某大物政治家と会って小一時間話を交わしたことがあるが、私の話を聞くのではなく、アメリカのハーバード大学を出たという自分の息子の自慢話や同志であるはずの浜田幸一氏の悪口などを聞かされた(笑)。某氏はすでに故人となった。
 自民党は、日独型ではなく、に傾斜したことで、案の定、アメリカ同様の格差社会を作り出してしまった。

お金がお金を生むというアメリカ型の金融資本主義は、必然的に格差社会を生み出すのである

 お金がお金を生むというアメリカ型の金融資本主義は、必然的に格差社会を生み出すのである。お金がお金を生むというシステムが存在するということ自体、もう資本主義経済が病気になっていることの証なのである。
 お金持ちは限りなくお金持ちになるし、お金がない人は、永遠に貧しさから抜け出せないことになる。
 おりしも、雑誌の取材で、思想家の立場から、お金のことについて一言言わせて頂くことになったので、ルドルフ・シュタイナーの「社会の三層化理論」や作家・ミヒャエル・エンデが注目していたドイツの経済学者シルビオ・ゲゼルの考え方を、改めて見直しているところなのだが、今回の民主党圧勝へ向けてのカウントダウンは、すでに2005年の小泉政権圧勝のときに始まっていたのである。

今後、民主党が中高年派と若者派の二つに割れてくれたらと・・・

「奢れる平家久しからず」
 で、圧勝したこと、勝ち過ぎたことで、小泉政権は、自民党は奢ってしまったのだ。
 同じことは、今回の民主党にも言える。
 今回の圧勝、勝ち過ぎは、民主党への過剰な期待票を含んでいるだけに、転落への危機を十分にはらんでいると言っていい。
 自民党政権に慣れ親しんできた国民はこれから、民主党の正体を、目の当たりにするからである。
 民主党の政策の中でも、

・国立国会図書館法改正案
・従軍慰安婦法案
・外国人参政権

 は、自民党ならずとも、私だって、大問題だと思っている。
 民主党の中にいらっしゃるであろう心ある保守派の方々に、自民党の政策を引き継いで頂けるよう、期待するばかりである。
 というわけで、次回の衆議院選挙こそが、真の政権交代劇となるはずなのだ。
 これは、私の希望的観測であるが、今後、民主党が中高年派と若者派の二つに割れてくれたらと・・・、そうなれば、さらに政治が面白くなり、政治に興味を持つ人達が増えるのだが(笑)。
 中高年の政治家の中に、シルビオ・ゲゼルの名前を知っている人が、いったい何人いることだろうか(苦笑)。



akio_hayashida at 22:54│Comments(0)TrackBack(1) このエントリーをはてなブックマークに追加

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1. すっぽん料理がおいしい  [ 諫早市お元気Today! ]   2009年09月05日 09:45
長崎県の第3の都市といわれる諫早市。すっぽん料理がおいしいのです。

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