2012年02月06日

アジアマーケットコメント(2012.2.6)

【為替】
○人民元
人民元相場は、対ドルで続落して引けた。一方、人民元の上昇予想(人民元相場と、ドル・人民元の1年物NDF相場との差)は、今年1月に、昨年9月半ば以来4カ月ぶりの高水準に上昇した後で、現在もそれに近い水準にある。
トレーダーによると、今年に入って、リスク選好が高い投資家が、株式、「点心債」(香港の人民元建て債券)NDFなどの中国関連資産に資金を投じている。さらに、今月は習近平中国国家副主席の訪米(2月14日)など、注目の政治・外交イベントが目白押しであるため、中国政府が米国などへの友好のしるしとして人民元を元高に誘導する公算が大きいと一部の投資家は判断した。ある香港の欧州系銀行のトレーダーは「もし人民元の上昇に賭けたいなら、2月がその時期だ」と断言した。
人民元の対ドル相場終値は銀行間取引で、前営業日(3日)終値(1ドル=6.3028元)に比べ0.0093元の元安・ドル高の1ドル=6.3121元で終了。中国人民銀行はこの日、人民元の対ドル基準値を、前営業日の基準値に比べわずかに元安・ドル高の6.3108元に設定した。
ドル・人民元の1年物NDF相場は取引終盤で1ドル=6.2755元で、この日の人民元相場終値に比べ0.0366元の元高・ドル安。今後1年間で人民元相場が0.58%上昇することを織り込んでいる。人民元相場と1年物NDFとの差は1月20日に4カ月ぶり高水準の0.0500元に達した。現在も、1月の月間平均の0.0100元よりもはるかに高い水準にある。

○アジア通貨
韓国ウォンやシンガポールドルが下落。ギリシャ情勢に進展がみられないとの懸念から、短期筋が新興アジア通貨に利食い売りを出し、ロングポジションを圧縮した。
予想を上回る米雇用統計はアジア通貨の支援材料となったが、市場ではギリシャ情勢に対する懸念が根強いという。
一部のアジア通貨には割高感があり、目先調整する可能性が指摘されている。ドル/ルピー、ドル/リンギ、ドル/台湾ドルは14日物相対力指数(RSI)が30を下回っており、売られ過ぎの水準にあるとみられている。
ドル/ウォンは3カ月ぶり安値付近の1ドル=1114.8ウォンで取引を開始したが、その後急反発した。
証券保管銀行がドル/ウォンに買いを入れたが、一部はローンスターによるハナ・フィナンシャル・グループへの韓国外換銀行株売却に絡む取引だったとの見方が出ている。 
ドル/シンガポールドルはショートカバーで上昇。介入警戒感が強まった。1.2450シンガポールドル超の水準で一部の投資家からドル売りが出たものの、ユーロ安を背景に同水準を超えてドル高が進んだ。
ドル/ルピアは上昇。ドル/シンガポールドルの上昇を背景に、国内の投資家から引き続き買いが入った。ユーロ圏債務危機への懸念で再び9000ルピア台に乗せる可能性もある。
ドル/フィリピンペソはショートカバーが入ったものの、下落。ただ一部のインターバンク勢は、市場は依然としてドルのショートに傾いていると指摘、安値ではドル買いを入れたいとしている。

【株式】
○上海総合指数  2331.136  (+0.731)
横ばいで終了した。週後半に予定される経済指標発表を控え、金融株に利食い売りが出た。 

○その他アジア株式
香港株式市場は3営業日ぶり反落。これまでアウトパフォームしていた銘柄に利食い売りが出た。主要指数がチャート上の上値抵抗線をつけたことを受け、マイナス圏に転じた。ハンセン指数は47.04ポイント(0.23%)安の2万0709.94。ハンセン中国企業株指数(H株指数)は40.71ポイント(0.35%)安
の1万1564.86。
前週末に発表された予想を上回る米雇用統計を受けて上昇していたが、ギリシャ債務問題が行き詰まりをみせる中、欧州株式先物が下落して始まったことを受けを上げ幅を縮小した。ハンセン指数は、昨年9月と8月の高値である上値抵抗線2万0975─2万1017までほぼ上昇した後、この日の取引レンジの安値近くで取引を終えた。
タンリッチ証券エクイティ販売部門バイスプレジデントのジャクソン・ウォン氏は「投資家は利食い売りを出しながら銘柄入れ替えの買いを入れている。ファンダメンタルに変化がなければ、現在の水準で上値が抑えられるだろう」と述べた。
ジャカルタ市場の総合株価指数は1.31%高で終了。先週前半に付けた6カ月ぶり高値近辺で推移している。
マニラ市場の主要株価指数は2.26%高。1日の上げ幅としては約4カ月ぶりの大きさだった。銀行大手メトロポリタン・バンク・アンド・トラスト・カンパニー(メトロバンク)が2.7%高と、株価指数上昇を主導した。

今週は9─10日に中国の1月消費者物価指数(CPI)や貿易統計などが公表されるのを前に、前週のアウトパフォーム銘柄を中心に一部利食い売りが出た。

【コモディティ】
○NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=97.84(+1.48 +1.54%)
3日のNY原油先物相場は6日ぶりに反発。この日発表になった米雇用統計が予想外に強い内容となったことで、景気の先行きに対する期待感が高まった。前日まで5日続落となっており、値ごろ感からの買い戻しが強まっている。
3月限は一時98ドル台まで上昇する場面も見られ、75日線付近まで戻る展開となった。

○金 NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1740.30(-19.00 -1.08%)
3日のNY金先物相場は4日ぶりに反落。この日発表になった米雇用統計が予想外に強い内容となったことで、景気の先行きに対する不安感が後退。安全資産として買いが続いてきた金は利益確定売りが強まっている。

akira_land at 21:30|PerlmalinkComments(1)TrackBack(0)clip!

2012年02月04日

アジアマーケットコメント(2012.2.3)

【為替】
○人民元
人民元相場は、対ドルで小幅ながら、5営業日ぶりに反落して引けた。中国人民銀行(中央銀行)がこの日の人民元の対ドル基準値を、前日よりも元安に設定したことで、銀行間取引で元相場が元安に誘導された形となった。ただ人民元は今週、週間ベースでは0.57%上昇。この先2週間で人民元が適度に上昇すると市場が予想していることが背景にある。
中国の次期最高指導者の地位が確実視されている習近平国家副主席は2月14日に訪米する予定で、トレーダーは訪米前や訪問中に、中国当局が友好のしるしとして人民元の上昇を許容する可能性があると考えている。元相場が1月前半に付けた取引時間中の過去最高値である6.2919元を上抜ける可能性もあるという。
ただトレーダーは、この日の基準値が前日より元安に設定されたことから、中国人民銀行は元の過去最高値水準への上昇を急いでいないようだと述べた。人民元はこの日下落したものの、午前の取引では節目の6.3元近辺の水準にとどまった。
上海のある欧州系銀行のトレーダーは「人民銀行はいつも通り、人民元の上昇ペースをコントロールしている。ただきょうの小幅下落が、習近平国家副主席の訪米に向けた人民元の新たな上昇局面を狂わせることはないだろう」と語った。 
人民元の対ドル相場は銀行間取引で、前日終値(1ドル=6.3018元)に比べ、小幅な元安・ドル高の1ドル=6.3028元で終了。2010年6月の元相場弾力化以降の上昇率は8.3%。
中国人民銀行はこの日、人民元の対ドル基準値を、前日の基準値(6.3075元)よりも元安・ドル高の6.3102元に設定した。 
ロイター通信がストラテジストとエコノミスト37人を対象に行った調査では、今後1年間で人民元の上昇ペースが鈍化すると予想された。人民元は1年後に6.13元に上昇すると見込まれ、上昇率は2.8%と、昨年の4.7%を下回る。 
オフショアのNDF市場では、ドル・人民元の1年物NDFが午後の取引で6.2720元付近で推移し、人民元が今後1年間で0.61%上昇することを織り込んでいる。前日終値は0.63%上昇を織り込んでいた。

○アジア通貨
資金流入を背景に総じて堅調だった。インドルピーは週間ベースの上昇が続いており、過去15カ月余りで最長となっている。
ただ、きょうの1月の米雇用統計の発表を前に、一部でポジション縮小の動きがみられたほか、1月の中国サービス部門PMIも若干の圧迫要因となった。
最近の流動性とリスク許容度の改善から、見通しは強気。ただ、きょうの米雇用統計で非農業部門就業者数の増加が予想を下回れば、短期的に調整される可能性がある。
一方、雇用統計の数字が悪くても、米連邦準備理事会(FRB)による追加支援の期待が浮上して、アジア通貨が必ずしも下落するとは限らないとの声も聞かれた。
インドルピーは週初から0.8%の上昇。このまま引けまで上昇が維持されれば、続いている週間ベースの上昇が2010年10月以降で最長となる。
台湾ドルは週初から1.6%の上昇で、アジアで最もパフォーマンスが良かった通貨となる見込み。台湾の為替および株式市場は、旧正月の連休に伴う休場の代わりに4日も取引が行われる。 
米ドル/韓国ウォンはほぼ変わらず。1119ウォン付近で輸出企業から大量のオーダーがあり、海外ファンドもこれに続いた。
ドルは序盤上昇していたが、その後下落に転じ、一時は10─12月の上昇の76.4%戻しにあたる1115.8ウォンの下値支持線を下回った。これがストップロスの売りを加速させたが、その後再びショートカバーで持ち直す展開となった。
この支持線を割り込めば、ドル/ウォンは11月4日の安値付近で200日移動平均の1109─1110ウォンが目安になるという。
韓国当局によるドル買い介入については、大半のディーラーがみられなかったと述べている。
フィリピンペソは小幅安。米雇用統計を控えたドルのショートカバーに押された。 

【株式】
○上海総合指数  2330.405  (+17.849)
下げていた前場から切り返し、続伸して引けた。金融株が上昇し、上海総合指数の終値は12月初旬以来の高値をつけた。 

○その他アジア株式
大半の市場が上昇。消費関連株が株価全体を押し上げた。主要国で経済状態が改善しつつある兆候が見られることが、リスク資産への投資意欲を高めた。 一方で、この日発表される米雇用統計を控え、アジアの株式投資家は慎重姿勢を崩さな
かった。クアラルンプール市場は来週6日と7日は祝日のため休場で、取引は8日に再開される。
マニラ市場は取引前半での上昇分を消し、1.32%安で引けた。週間では1.68%上昇となり、ホーチミン市場の週間上昇率7.7%を大きく下回った。ホーチミン市場はこの日0.03%高で終了。他の大半の市場は今週、週間ベースでこの2市場よりも小幅な上昇だった。
マニラを拠点とする、BPIアセットマネジメントの株式ファンドマネジャーによると、マニラ市場では最近の株価上昇を受けて投資家が利益を確定した。同ファンドマネジャーは「マニラ市場はバリュエーション(株価評価)の面では地域平均を若干上回っているので、株価は今後上昇するまでに、幾分調整するかもしれない。市場は流動性が高い。多くのファンド筋が現金を多く保有し、まだ完全に投資に回していない。債券利回りが低水準にある中で、彼らはより利回りの高い資産を探すだろう」と語った。
トムソン・ロイター・スターマインによると、マニラ市場の株価は、今年の各社の予想利益の14.6倍の水準にあり、シンガポール市場(同13.2倍)、ジャカルタ(12.8倍)、クアラルンプール(12.2倍)、バンコク(10.3倍)、ホーチミン(9.6倍)、そしてアジア全体(8.9倍)を上回っている。
マニラ市場では、今週は金利の低下が不動産株を押し上げ、ロビンソンズ・ランド・コープは今週7.7%上昇。3日は利食い売りに値下がりした。
カジノ併設総合リゾートの運営会社ゲンティン・シンガポールは、四半期利益が強い内容になるとの期待から1.3%高。タイの石炭大手バンプーは2%高。今年の石炭需要の見通しが良好であることから買われたとみられる。
インドネシアの二輪車販売大手で、同国の消費関連株の指標銘柄とみなされているアストラ・インターナショナルが0.9%上昇したほか、マレーシアの金融大手CIMBグループ・ホールディングスは1%高。

<ソウル株式市場> 4営業日ぶりに反落。世界最大の造船会社である現代重工業が低調な決算を嫌気されて7.7%安と急落した。
<台湾株式市場> 7営業日続伸で引けた。自動車指数が4.25%高、ガラスセラミック指数が2.01%高となるなど、ディフェンシブ株が加権指数を押し上げた。

【コモディティ】
○NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=97.84(+1.48 +1.54%)
3日のNY原油先物相場は6日ぶりに反発。この日発表になった米雇用統計が予想外に強い内容となったことで、景気の先行きに対する期待感が高まった。前日まで5日続落となっており、値ごろ感からの買い戻しが強まっている。
3月限は一時98ドル台まで上昇する場面も見られ、75日線付近まで戻る展開となった。

○金 NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1740.30(-19.00 -1.08%)
3日のNY金先物相場は4日ぶりに反落。この日発表になった米雇用統計が予想外に強い内容となったことで、景気の先行きに対する不安感が後退。安全資産として買いが続いてきた金は利益確定売りが強まっている。

akira_land at 13:55|PerlmalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2012年02月02日

アジアマーケットコメント(2012.2.2)

【為替】
○人民元
人民元相場は、対ドルで4営業日続伸した。人民元は1ドル=6.30元の主要な上値抵抗線近辺で推移している。トレーダーらによると、中国人民銀行(中央銀行)が人民元の対ドル基準値を前日よりも元高・ドル安に設定していることもあり、人民元は6.30元の水準を近々上抜けるとみられている。
中国の次期最高指導者の地位が確実視されている習近平国家副主席の訪米を2月14日に控え、市場は人民元相場が適度な上昇局面に入り、1月前半に付けた過去最高値6.2919元を上回ると見込んでいる。
人民元は新たな上昇局面に入るとの見方が広がっているものの、弱い世界経済が自国の輸出に与える影響を中国政府が見極める中、今年人民元相場が大幅上昇する前触れではないと考えられている。
トレーダーらは、今年の人民元の上昇率について、昨年(4.7%)から鈍化し約3%と予測している。
上海の主要な中国国営銀行のトレーダーは「世界経済の全般的な状態は昨年よりも弱く、中国政府は為替相場については昨年よりも防御的な戦略を選ぶと予想されている」と語った。
人民元の対ドル相場は銀行間取引で、前日終値(6.3067元)に比べ元高・ドル安の6.3018元で終了。一時、6.2980元まで値上がりする場面もみられた。中国人民銀行はこの日、人民元の対ドル基準値を6.3075元と、前日(6.3103元)よりも幾分元高・ドル安に設定した。
オフショアのノンデリバラブル・フォワード(NDF)市場では、ドル・人民元の1年物NDFが午後の取引で6.2700元と、人民元が今後1年間で0.60%上昇することを織り込んでいる。前日終値は0.53%上昇を織り込んでいた。

○アジア通貨
総じて上昇した。ユーロ圏や世界の景気減速をめぐる懸念の後退を背景に、リスク許容度が増しアジアへの資金流入が促されたことが背景。台湾ドルは4カ月半ぶり高値をつけた。
ただアナリストやディーラーは、危機が完全に解決するまで投資家の警戒は続くとみており、投資規模は1月を下回る可能性がある。シンガポールのサムスン・アセット・マネジメントのマネジング・ディレクター、クリス・リー氏は、インドルピーのなど昨年パフォーマンスがさえなかった通貨は資金流入の恩恵を受けるとみている。
トムソン・ロイターのデータによると、1月はアジア新興国の通貨の多くが上昇。インドルピーは少なくとも17年間で最大の月間上昇率を記録した。2011年は16%の下落だった。
あるマレーシアの銀行のシニアディーラーは「リスク資産への投資意欲は日々増しており、マネーはアジア以外に行き先を見つけられずにいる。これらの資金はアジアの株に向かうだろう」と述べた。
米ドル/台湾ドルは、海外の政府系ファンドと台湾の保険会社がノンデリバラブル・フォワード(NDF)を売る一方、スポットは海外からの資金流入で押し下げられた。
米ドル/台湾ドルは1カ月物NDF、スポットともに4カ月半ぶり安値をつけた。ただ、台湾当局によるドル買い介入もみられたという。ディーラーによると、スポットは29.50台湾ドルの下値支持線を割り込むと29.40台湾ドルを目指す見込み。
米ドル/韓国ウォンは2カ月半ぶり安値に下落。海外投資家の韓国株買いが続く中、海外ファンド勢の売りに押された。トレーダーによると、韓国当局の介入はみられなかった。
ドル/ウォンは0.8%安の1117.3ウォンで11月14日以来の安値をつけた。さらに下落余地があるとみられており、10─12月の上昇の76.4%戻しにあたる1115.8ウォンを目安としている。その次は11月4日の安値付近で200日移動平均の1109─1110ウォンが視野に入ると言う。

【株式】
○上海総合指数  2312.56(+44.48 +1.96%)
反発して終えた。銀行の配当性向が引き下げられるとの報道を受け、金融株が相場を主導した。内部留保を高め、銀行が直面する資本調達圧力を和らげる狙いがあるという。上海総合指数は心理的な節目となる2300ポイントを上回った。
 
○その他アジア株式
香港ハンセン指数   20739.45(+406.08 +2.00%)
台湾加権指数     7652.46(+103.25 +1.37%)
韓国総合株価指数  1984.30(+25.06 +1.28%)
豪ASX200指数    4267.84(+42.17 +1.00%)
インドSENSEX30種  17431.85(+131.27 +0.76%)
シンガポールST指数  2901.04(-3.72 -0.13%)

大半の市場で上昇した。各国で発表された製造業関連統計が上向きな内容となり、世界経済成長への期待感が高まったほか、銀行株など域内の主要銘柄への需要が増加した。世界的な景気回復への楽観論が、根強いユーロ圏債務危機懸念を和らげているようで、各市場の株価は新たな高値水準に上昇した。マニラ市場では過去最高値を付け、シンガポール、クアラルンプール、バンコクの各市場の主要株指数は約6カ月ぶり高値に上伸した。ジャカルタ市場の総合株価指数は1.31%高で終了。先週前半に付けた6カ月ぶり高値近辺で推移している。
<ソウル株式市場> 続伸して引けた。海外勢の買い意欲が旺盛で、取引時間中には一時6カ月ぶり高値をつけた。前日の決算発表で携帯電話事業の黒字転換を発表したLG電子は7.35%急伸した。
<台湾株式市場> 6営業日続伸し、終値としては5カ月ぶり高値で引けた。光電気指数(液晶パネル株など) やコンピューター・周辺機器指数が上昇した。

【コモディティ】
○WTI NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=97.61(-0.87 -0.88%)
1日のNY原油先物相場は4日続落。この日発表になった米週間石油在庫統計で、原油やガソリン在庫が大幅に増加したことで売りが優勢となった。100ドルに接近すると戻り売りが強くなる展開が続いていることから、一旦、見切売りも出ていた模様。
3月限は97.50付近まで一時下落し75日線付近まで到達している。

○金 NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1749.50(+9.10 +0.52%)
1日のNY金先物相場は続伸。この日発表になっていた中国やユーロ圏、英国の製造業PMIが底堅い内容となったことを材料に市場はリスク選好的な雰囲気が強まった。
4月限は一時1754ドルまで上昇し、約1ヵ月半ぶりの高値水準を更新。

akira_land at 23:32|PerlmalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

アジアマーケットコメント(2012.2.1)

【為替】
○人民元
人民元相場は、対ドルで3営業日続伸で引けた。人民元は1ドル=6.30元の主要な上値抵抗線に近づいた。トレーダーによると、中国人民銀行(中央銀行)はこの日の基準値を前日よりも元高・ドル安に設定することで、人民元の上昇を許容した。
人民元の対ドル相場は銀行間取引で、前日終値(6.3085元)に比べ元高・ドル安の6.3067元で終了。中国人民銀行はこの日、人民元の対ドル基準値を前日(6.3115元)よりも元高・ドル安の6.3103元に設定した。
中国の次期最高指導者と目される習近平国家副主席の2月中旬の訪米を控え、市場は人民元が緩やかな上昇局面に入り、1月初旬につけた取引時間中の過去最高値6.2919元を上回ると予想している。
それでも、人民元が6.3元よりも大幅に元高に振れるとは予想されていない。低調な世界経済とユーロ圏債務危機が輸出に及ぼす影響を中国当局が見極めようとする中、第1・四半期に人民元は狭いレンジで推移する可能性が高いとみられている。深センの中国系商業銀行のシニアトレーダーは「政府は政治的な必要性と経済の現実のバランスを取ろうとするだろう」と語った。
上海の欧州系銀行のトレーダーは「習近平国家副主席の訪米を控えて、政治が短期的には相場に影響するだろう。一方、中期的には経済の現実が相場を動かすだろう」と述べた。
オフショアのノンデリバラブル・フォワード(NDF)市場では、ドル・人民元の1年物NDFが午後の取引で6.2830元と、人民元が今後1年間で0.43%上昇することを織り込んでいる。前日終値は0.45%上昇を織り込んでいた。

○アジア通貨
総じて下落した。輸出の低迷を示す統計発表が韓国ウォンとインドネシアルピアを圧迫する中、世界経済の成長鈍化でアジアへの投資流入が細るのではないかとの懸念が強まり、利益確定売りが優勢となった。
中国物流購買連合会がまとめた1月の購買担当者指数(PMI)は事前予想に反して上向き、中国経済がハードランディングするとの懸念は和らいだものの、韓国知識経済省が発表した1月の輸出は前年同月比6.6%減少と、予想外に大きく落ち込み、新規輸出受注は6カ月連続で減少した。
また、インドネシアの12月の輸出伸び率は2009年9月以来の低水準に鈍化した。
1月には大半のアジア通貨がドルに対して上昇し、トムソン・ロイターのデータによると、インドルピーは少なくとも17年間で最大の月間上昇率を記録した。ルピーや台湾ドルなどは買われ過ぎとの見方が出ていた。
ドル/ウォンは輸出統計を受けて上昇した。輸入企業の決済需要も上昇要因だった。
一部のトレーダーは、米投資会社ローンスターによる韓国外換銀行株のハナ・フィナンシャル・グループへの売却に絡んだ需要も、ドルの押し上げ要因になったのではないかとみている。
ただオフショアファンド勢や造船会社などの国内輸出企業の売りで、ドルは上げ幅を縮小した。
ドル/バーツは31.00バーツを上回る水準に上昇した。オフショアファンド勢は売りに回ったものの、国内投資家の買いが先行した。アジア市場の遅い時間帯にユーロが一段安となったこともドルの上昇を後押しした。
ドル/ルピアは国内勢の買いで上昇。ただインドネシアの株式・債券市場への投資資金流入期待で上値は限られた。
ドル/台湾ドルは外資系銀行のショートカバーで上昇した。ディーラーによると、台湾の輸入企業も押し目で買いに回っていたほか、ノンデリバラブル・フォワード(NDF)の値決めに絡む需要も支援要因となった。

【株式】
○上海総合指数  2268.080   (-24.530)
反落して終えた。中国製造業の低迷がそれほど深刻ではない可能性を示唆する1月の購買担当者指数(PMI)が公表されたにもかかわらず、投資家のセンチメントは弱気で、大型株が相場を主導した。
 
○その他アジア株式
比較的控えめな上昇となった。1月の上昇の後で、域内で幅広く利益確定の動きが見られた。その中で、成長株への需要が消費関連株や資源関連株を押し上げ、これらの株は株価全般を上回る値動きを見せた。
ブローカーによると、東南アジアが他地域よりも速いペースで成長を続けるとの楽観や、世界経済が改善するとのいくばくかの期待が、投資家を東南アジア市場に引き寄せたという。
また割安株狙いの投資家は、好決算期待から優良株を物色した。
シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数は0.07%安。同指数は1月に9%超上昇していた。
ジャカルタ市場は荒い値動きの後で、0.59%高で終了。バンコク市場のSET指数は0.22%高。
東南アジア6市場で1月の月間上昇率がトップだったホーチミン市場のVN指数は0.7%高。同指数は1月に10.4%上昇していた。
マニラ市場の主要株価指数は0.71%高。先週付けた過去最高値に近づいている。エナジー・デベロップメント・コープが1.6%高、メトロポリタン・バンク・アンド・トラスト・カンパニー(メトロバンク)が4%高と、株価指数押し上げに寄与した。
クアラルンプール市場は祝日で休場。2日に取引を再開する。
幾つかの大型株は、先月の上昇の後で下落した。シンガポールの金融大手DBSグループ・ホールディングスは0.15%安。同株は先月18%近く急伸していた。海底油田掘削装置(リグ)建造を手掛ける政府系複合企業ケッペル・コープは2.2%安。同株は先月16.7%上伸していた。
バンコク市場では、タイ最大の産業コングロマリット(複合企業)のサイアム・セメントが1.2%安。同株は1月に11%近く上昇していた。
この日は東南アジア地域で循環物色が盛んで、タイ最大のコンビニエンスストアチェーンを運営するCPオールは2.6%上昇し、上場来高値。力強い国内消費が株価を押し上げた。


【コモディティ】
○WTI NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=97.61(-0.87 -0.88%)
1日のNY原油先物相場は4日続落。この日発表になった米週間石油在庫統計で、原油やガソリン在庫が大幅に増加したことで売りが優勢となった。100ドルに接近すると戻り売りが強くなる展開が続いていることから、一旦、見切売りも出ていた模様。
3月限は97.50付近まで一時下落し75日線付近まで到達している。

○金 NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1749.50(+9.10 +0.52%)
1日のNY金先物相場は続伸。この日発表になっていた中国やユーロ圏、英国の製造業PMIが底堅い内容となったことを材料に市場はリスク選好的な雰囲気が強まった。
4月限は一時1754ドルまで上昇し、約1ヵ月半ぶりの高値水準を更新。

【前日】

【本日】

akira_land at 00:26|PerlmalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2012年01月31日

アジアマーケットコメント(2012.1.31)

【為替】
○人民元
人民元相場は、対ドルで続伸。中国の次期国家主席就任が確実とされる習近平国家副主席の2月中旬の訪米予定を控え、緩やかな元高が進行するとの期待が市場で強まる中、約1カ月ぶりの大幅上昇となった。元は今後2週間のうちに1ドル=6.30元を突破し、その後、第1・四半期中は狭いレンジ内で推移すると予想されている。
中国人民銀行(中央銀行)は、この日の基準値を前日よりも元安方向に設定したが、こうした元高観測が相場の下支え要因。ただ、1月を通しては、元相場は0.23%下落。
在上海のアジア系銀行のトレーダーは「年明け以降、中国政府は元相場安定に向けたシグナルを送ってきた。ただ、こうしたスタンスは、元の周期的な上昇には影響を及ぼさない」と話した。
銀行間取引における人民元の対ドル相場終値は、1ドル=6.3085元。前日終値比では0.36%上昇し、1日の上昇率としては昨年末以来の大きさとなった。
人民銀は、この日の基準値を6.3115元と、前日の6.3056元に比べ、元安・ドル高に設定した。
オフショアのNDF市場では、ドル・人民元の1年物NDFが午後の取引で6.2830元となり、今後1年間に元が0.45%上昇することを織り込んでいる。前日終値では、0.47%の上昇が織り込まれていた。

○アジア通貨
総じて上昇。ギリシャのパパデモス首相が、同国政府と民間債権者による債務減免交渉が週内にも合意し同国のデフォルト(債務不履行)回避につながる可能性があると述べたことで、アジア地域の通貨・株式とユーロが買われた。ただし投資家らは、ポルトガルが第2のギリシャになるのではとの懸念を強めている。インドルピーは1月月間では、対ドルで約7%上昇。トムソン・ロイターのデータによると、2001年終盤以降で最大の上昇率で、少なくとも10年ぶりの好パフォーマンスを達成した。
その他のアジア通貨も、1月は概ね上昇。新年に入り、域内の株式・債券市場に多くの資金が流入していることが支援材料となった。中でも、欧州債務危機解決を目指した交渉の進展で同危機への警戒感が和らぎつつあることが、アジア株の追い風となった。
2月についても、域内通貨は堅調さを維持する見通し。ただし、欧州の問題が最終解決に至らない限り、テクニカルな調整が入る可能性はある。
シティグループ(シンガポール)の外為・デリバティブ営業責任者、アダム・ギルモア氏は「全ては欧州の状況次第だ。仮にそれを度外視するとすれば、私はアジア通貨についてかなり強気だ」と述べた。また、一部のリアルマネー系(年金、投資信託などの運用主体)投資家はアジアに戻りつつあるが、大半は欧州問題への懸念からアジア資産の買い増しには依然消極的だと指摘した。
マレーシアリンギも好調なルピーに追随し、対ドルで4.1%上昇した。
クアラルンプールの国内銀行の上級ディーラーは「市場参加者はアジア通貨に対するドルショートに積極的だ。(アジア通貨には)若干の調整が入るだろうが、上昇局面での売りを待ち構える空気が強いので、調整は非常に小幅だろう」と予想した。
台湾ドルは他のアジア通貨をアウトパフォームし、対ドルで4カ月半ぶりの高値をつけた。株式に資金が流入した。
シンガポールドルは、マクロ系と長期ファンドの買いで上昇。韓国ウォンとタイバーツは、輸出業者の月末決済向け需要が支援要因となった。
ただディーラーやアナリストの多くは、台湾ドルやリンギなどは買われ過ぎとみており、調整リスクもあると指摘している。ユーロ圏債務危機や世界経済減速への懸念が根強いため、アジア地域への資金流入も鈍化する可能性があるという。

【株式】
○上海総合指数  2292.61(+7.57 +0.33%)
反発して取引を終えた。ただ、企業のさえない決算発表が予想されることから商いは薄く、投資家の警戒姿勢をうかがわせた。エネルギー株が堅調だった。
 
○その他アジア株式
香港ハンセン指数   20390.49(+230.08 +1.14%)
台湾加権指数     7517.08(+109.67 +1.48%)
韓国総合株価指数  1955.79(+15.24 +0.79%)
豪ASX200指数    4262.68(-10.06 -0.24%)
インドSENSEX30種  17193.55(+330.25 +1.96%)
シンガポールST指数  2906.69(+18.40 +0.64%)
小幅高となった。決算発表シーズンを迎え、好業績銘柄が物色される一方、欧州のソブリン債問題が依然として懸念材料。 もみ合い商状となる中、シンガポールのストレーツ・タイムズは0.64%高で終了。月間では、1月は9.7%上昇し、2年超ぶりの上昇率を記録した。東南アジア市場では、ベトナムの10.4%高に次いで、2番目の上昇率だった。マレーシアのクアラルンプールは0.5%高。1日は休場となる。インドネシアのジャカルタ総合株価指数は0.7%高のほか、フィリピン総合指数も0.8%高。タイのSET指数は、0.86%高。
 <ソウル株式市場>  荒っぽい値動きとなったが、結局反発して取引を終えた。造船株が上昇をけん引した。1月月間では7%上昇した。寄り付き前に発表された12月の鉱工業生産は、季節調整済みで前月比0.9%低下と予想以上の低下幅となったが、これに対する市場の反応は限定的だった。

<台湾株式市場> 続伸。金融・保険指数が3.8%高と上昇が目立った。電子製品指数は1.14%高。パソコン(PC)大手の宏碁(エイサー)は、同社の会長が第1・四半期の黒字転換に自信を示したとの新聞報道を受け、5.62%高と急伸した。

【コモディティ】
○WTI NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=98.48(-0.30 -0.30%)

31日のNY原油先物相場は3日続落。ギリシャ債務交換協議の進展期待もあり、大幅に反発して始まったものの、この日発表になった米経済指標が予想外に弱かったことで、戻り売りが優勢となっている。

4月限は一時101ドル台まで上昇していたものの、98ドル台に急落する値動きの激しい展開となった。
○金 NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1740.40(+6.00 +0.35%)

31日のNY金先物相場は反発。この日発表になった米経済指標が予想外に弱かったことで、利益確定売りに押される場面があったものの、旺盛な需要から資金流入が続いている。4月限は一時1750ドル近辺まで上昇し、1ヵ月半ぶりの高値水準を更新している。

【前日】

【本日】


akira_land at 23:34|PerlmalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2012年01月18日

1/17の動き

ドル/円は前日比3銭円安の77円80銭にてクローズ、ユーロ/円は前日比30円円安の97円80銭、ユーロ/ドルは前日比+0.065ドルの1.2745ドルにてクローズし、円が対ユーロで売られ、対ドルではほぼ横ばいにて推移しました。それでは、昨日のドルとユーロの動きを振り返ってみましょう。

○東京市場では、明け方にEFSF債の信用格付けをAAA→AA+に一段階下げたことにより、リスク回避の動きを継続してオープンしました。その後は、この日注目されていた中国3QGDPの内容が8.9%と市場予想の8.5%よりも上ブレた事を好感したことや、欧州圏での格下げが一巡したことでユーロ売りが一服し、これまでのリスク回避姿勢を巻き戻す動きとなり、円は最弱通貨のユーロに対して下落し、ユーロ/円はこれまでの97円台前半から98円を回復しました。一方、円は対ドルでは買われ、ドル/円は一時76円半ばまで円高に推移しました。欧州市場においては、ドル/円は材料に乏しいことから77円60-70銭付近とほぼ横ばいに推移し、一方、ユーロはEFSF債格下げ後の入札も好調であったことや、ドイツの1月ZEW景況感調査が-21.6 と市場予想の-49.4を上回ったことから リスク回避の巻き戻しの動きが継続し、ユーロ/円は98円30銭付近まで上昇、ユーロ/ドルは1.28をつけるも、その後、NY時間にかけて、フィッチがギリシャのデフォルトに陥る可能が高いことを示すと、これまでのユーロの上昇が縮小し、ユーロ/円は98円台を割れて再び97円台後半に、ユーロ/ドルは1.281ドルから1.27ドル前半まで下落しました。一方、ドル/円は米1月ニューヨーク連銀製造業景気指数が市場予想を上回ったことから77円80銭付近まで円が対ドルで売られ、ドル/円は前日とほぼ変わらない水準でNY市場をクローズしました。尚、動きとなるものの、影響度は限定的でした。

本日も、引続きマーケットの主役は最弱通貨であるユーロであり、ドル/円の動きは乏しいでしょう。今後の焦点は、ギリシャのデフォルトの可能性であり、3月のギリシャの大規模な国債入札までユーロの緊張は高まりそうです。
本日は、日本において11月鉱工業生産・確報、米国では、12月PPI・鉱工業生産の発表 があり、米国では引続き、堅調な結果が予想されるも値動きが乏しいでしょう。本日のドル/円のレンジは77円50銭〜77円90銭と小幅な動きを予想致します。


akira_land at 00:44|PerlmalinkComments(0)TrackBack(0)clip!相場動向 

2012年01月17日

アジアマーケットコメント(2012.1.16)

【為替】
○人民元
人民元相場CNYは、中国人民銀行(中央銀行)の基準値につれて小幅安となり、対ドル相場は銀行間取引で、前営業日終値(6.3066元)に比べ小幅元安・ドル高の1ドル=6.3165元で引けた。
人民銀はこの日、基準値を6.3306元と小幅の元安・ドル高水準に設定していた。人民元は今後数週間、6.30―6.40元の水準で推移すると予想されている。
中国政府は2012年の対外貿易の伸びが大幅に減速するとの見通しを示す一方、同年の資本流入は急減すると予想している。これは、対立する材料のバランスを取るために、人民元相場が現行のレンジ付近で推移する可能性を示唆している。
上海駐在のあるアジア系の銀行ディーラーは「ユーロ圏の債務危機がおおむね収束するまでは、中国が人民元の大幅上昇を容認する可能性は低そうだ」との見方を示した。
ドル・人民元の1年物NDFは午後の取引で6.3070元で取引された。これは人民元が今後1年間で0.37%上昇することを織り込んだ水準。

○アジア通貨
域内通貨の大半が下落した。前週末にスタンダード&プアーズ(S&P)がフランスなどユーロ圏9カ国の国債の格下げを発表したことを受け、ヘッジファンド勢がリスク資産へのエクスポージャーを縮小したことが背景。タイバーツは5カ月ぶり安値をつけた。
ただ、市場筋によると、依然として一部投資家が域内通貨を買う動きも見られる。
S&Pによる今回の格下げについてはサプライズではなく、市場では、域内通貨レートには概ね織り込み済みだったとの見方が大勢。
アジア諸国の信用格付けにはまだ引き下げの動きが及んでおらず、シンガポールは最上級のトリプルAの格付けを維持している。
16日のシンガポールドルは対米ドルで小幅上昇し、他のアジア通貨をアウトパフォームした。また、対ユーロでは、ほぼ10年ぶりの高値をつけた。
ドル/バーツは国内外から買いが膨らみ、一時、昨年8月16日以来の高値となる31.99バーツまで上昇した。
ただ、市場筋によると、15日付の日本経済新聞が、ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)が大規模洪水で被災したタイの工場を500億円(6億5000万ドル)超を投じて全面刷新すると報じたことに関連し、日本の投資家の動きがバーツを下支えした。
ドル/ウォンはオフショアのファンド勢の買いで上昇したが、外国人投資家による現代重工業株式購入で上値が抑えられた。輸出業者によるドル売りも見られた。韓国のKCCは先週、現代重工業株6972億ウォン(6億0721万ドル)相当を売却した。しかし、売却規模が一部の予想ほど大きくなかったため、国内のインターバンク投機筋の一部が、韓国市場への資金流入期待から積み上げていたショートポジションを解消したという。
ドル/フィリピンペソは、投資家によるショートカバーを受けて上昇した。一部の市場関係者は、市場が依然としてショートに傾いているとして、さらに上昇するとみている。
ドル/インドネシアルピアは上昇。ただ、投資家の中には、オンショア市場におけるドルの流動性が改善しているとして、上昇局面ではドル売りを出そうとする向きもある。インドネシア中央銀行総裁は、ルピア防衛のため、為替市場への介入を続けると表明。トムソン・ロイターのデータによると、ルピアは今年に入り、アジアの新興国通貨の中で最もパフォーマンスが悪い。シンガポール駐在のあるエコノミストは「ルピアに対するわれわれの見方はそれほど変化していない。長期的にみて、堅調なファンダメンタルズが続くと考えている」と述べた。

【株式】
○上海総合指数 2206.193 (-38.387)
続落。17日の第4・四半期国内総生産(GDP)発表を前に、前週上昇していた大型株中心に利食い売りが出た。 指数に対するウェートが最も大きい中国石油天然ガス(ペトロチャイナ) は1.1%安。中国工商銀行(ICBC)も0.7%下げた。
香港株式市場は反落。17日の中国指標公表を控え、前週のアウトパフォーム銘柄に利食い売りが出た。下値はチャート上の支持水準にとどまった。
 
○その他アジア株式
ユーロ圏の一部諸国の格下げが引き下げられたことで、債務危機への懸念が再燃し、商品(コモディティー)や銀行銘柄主導で下落した。
S&Pは前週末、ユーロ圏17カ国のうち、最上位格付けのフランスとオーストリアを含む9カ国の格下げを発表。欧州金融安定化基金(EFSF)についても、近く格下げするかどうかの判断を下すとした。
ユーロ圏の投資家の信頼感を試すイベントとして、週内に予定されているフランスとスペイン入札の結果待ちとなる中、この日の東南アジア市場は薄商いとなった。
下落を主導したのはシンガポール市場で、1.26%安。同市場は前週末の13日には1.8%上伸していた。トレーダーらは、旧正月を前にした現金需要の高まりで、個人投資家や目先筋が一段と売りを強めるとの見方を示している。
マニラ市場は0.76%安で、2営業日続落。同市場の株価は前週には、金利低下見通しを背景とした外国資金の流入や商品関連株への需要から、過去最高値まで上伸していた。トムソン・ロイターの統計によると、同市場では13日までの11営業日で、1億9100万ドルの資金が外国から流入していた。ABキャピタル・セキュリティーズのアナリストは、「ファンド資金はフィリピンなどの新興国に流入している。世界的な低金利傾向に加え、大半の市場が低迷していることから、こうした傾向は当面続く可能性がある」と指摘した。
クアラルンプール市場は0.92%安、ジャカルタ市場は0.65%安、バンコク市場は0.75%安。
ホーチミン市場は1%高と逆行高となり、約4週間ぶりの高値。トレーダーらは、機関投資家や外国人投資家から優良株への需要があり、週内は一段高となる可能性があるとの見方を示した。
<ソウル株式市場> 反落。S&Pがユーロ圏9カ国を格下げしたことを受け、ユーロ圏に対する懸念が再燃した。ただ、多くの投資家は格下げを予想していたことから、下げは限定的だった。
 
<台湾株式市場> 続落。総統選で馬英九総統の再選が決まったことで、S&Pによる一部ユーロ圏諸国の格下げを受けたユーロ圏の債務問題にあらためて焦点が当たった。 ファンドマネジャーらは、馬総統の再選により、短期的には株式相場が上昇すると予想 していた。しかし週明けの市場では売り圧力が台頭した。

【コモディティ】
○WTI キング牧師誕生日

○金 キング牧師誕生日
【前日】

【本日】
中国10-12月GDP
中国12月鉱工業生産
中国12月小売売上高

akira_land at 06:42|PerlmalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2012年01月13日

アジアマーケットコメント(2012.1.12)

【為替】
○人民元
人民元相場は、対ドルで比較的小幅な下落で引けた。これで7営業日続落となる。
ドル指数の夜間での上昇を受けて、中国人民銀行(中央銀行)はこの日の人民元の対ドル基準値を1ドル=6.3230元と、前日の基準値よりも0.0075元の元安・ドル高の水準に設定した。
人民元の対ドル相場CNYは銀行間取引で基準値に追随し、前日終値比0.0023元元安・ドル高の1ドル=6.3178元で終了した。2010年6月の弾力化以降の上昇率は8.1%となる。
最近のドル指数と人民元基準値の密接な関係は、人民銀行の模様眺め姿勢を表している。人民銀は為替相場を今年どのように管理するかを検討中と見られる。
政策立案者らは人民元の大きな値動きを誘導する前に、さらなる経済統計の発表を待つ公算が大きい。トレーダーによると、人民元は今後1カ月間で主要な壁である6.30元を上抜ける可能性はほとんどなく、6.30─6.35元で推移する見通し。
春節(旧正月)連休が昨年の2月前半ではなく、今年は1月下旬になるため、1月の経済指標が影響される見込みであることから、当局の様子見期間はさらに長く続く可能性もある。
ある上海の外資系銀行のトレーダーは「1月の貿易統計は春節連休のためあまり重要視されないかもしれない。当局は2月と3月の統計を注視するだろう」と語った。
ドル・人民元の1年物NDFは午後終盤の時点で6.325元と、人民元が1年後に0.07%下落することを織り込んだ水準。昨年12月15日の時点では1.1%の下落を織り込んでいた。

○アジア通貨
台湾ドルとインドルピーが、資金流入を背景に上昇している。ただ、ユーロ圏の債務問題や世界的な景気減速への懸念から、アジア通貨の見通しは依然として圧迫されている。
スペインの国債入札と欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、大方の通貨がほぼ変わらずとなる中、タイバーツはオフショアファンドの売りに押されてアンダーパフォームしている。
この日発表された12月の中国消費者物価指数(CPI)上昇率は1年3カ月ぶりの低水準となり、中国政府に成長支援型の政策へシフトする一段の余地を与える内容となったものの、投資家は減速する世界経済と、アジア新興国への影響を引き続き注視すると、アナリストは指摘している。
豪コモンウェルス銀行(シンガポール)のアジア通貨ストラテジスト、アンディ・ジー氏は「市場はまだアジアの輸出、特に域内の出荷について鈍化の程度を完全に把握していない。日本を除くアジア通貨は今後数カ月間にさらに下落する余地がある」との見方を示した。
米ドル/台湾ドルは台湾株式市場への資金流入を背景に、約2カ月ぶりの安値をつけた。市場筋によると、その後、インターバンク投機筋のショートカバーや中銀のドル買い介入などでやや持ち直した。
ドル/ルピーは、インド債券市場への資金流入を背景に下落。ファンド勢や輸出業者からの売りも出た。インドの鉱工業生産データが強い内容となったことが、ルピーを支援した。ドル/韓国ウォンはほぼ変わらず。
ドル/バーツはオフショアファンドとタイの輸入業者のドル買いで上昇した。 

【株式】
○上海総合指数 75.010 (-1.036)
続落。12月の消費者物価指数(CPI)が1年3カ月ぶりの低い伸びとなるなか、もみ合いとなった。業績の悪化傾向がみられた証券株もさえなかった。香港株式市場は4営業日ぶり反落。中国の消費者物価指数(CPI)は上値追いの材料とはならず、抵抗水準で失速した。
 
○その他アジア株式
小幅な値動きとなった。アジアの各市場では全般的にリスク資産への投資意欲が弱めだった。欧州債務危機への根強い懸念の中で、投資家の信頼感を試す重要な試金石として、スペイン国債入札が待たれた。マニラ市場の主要株価指数.PSIはほぼ横ばい(0.05%高)で終了。クアラルンプール市場は0.21%高、バンコク市場.SETIは0.06%高、ホーチミン市場は0.2%高と、限定的な上げ幅だった。ジャカルタ市場はほぼ変わらず
で引け、シンガポール市場.FTSTIは0.13%安だった。韓国市場は反発。一進一退の展開が続いたが、終盤に値を上げた。ただ欧州中央銀行(ECB)理事会、スペイン国債入札を控え、買い意欲は引き続き抑えられた。13日の韓国中銀理事会では、基準金利の据え置きが予想されているが、次の措置として引き下げを予想する向きが強まっている。台湾市場は薄商いの中を、3営業日ぶりに反落して引けた。接戦が伝えられている14日の台湾総統選挙を控え、投資家が様子見姿勢を維持した。

【コモディティ】
○WTI 99.10(-1.77 -1.75%)
大幅続落。序盤はイラン情勢への緊張感から買い優勢となっていたものの、午後になってEUのイラン原油輸入禁止措置が6ヵ月先送りされる可能性があるとの報道が伝わったことで、急速に売りが強まった。
米国や中国のソフトランディング期待もあるが、原油の場合はイラン情勢の緊迫化により、先行して上昇していた面も強く、きょうのニュースは失望売りを誘ったようだ。
2月限は103ドル近辺まで上昇した後、時間外では一気に98ドル台に急落している。

○金 1647.70(+8.10 +0.49%)
3日続伸。イタリアやスペインの国債入札が好調だったことなどで、欧州懸念が一服しており、買いが優勢となった。資金流入が復活してきており堅調な動きが続いている。
2月限は一時1660ドルまで上昇しており、75日線の水準(本日1675ドル)を目指す動きが続いている。

【前日】
インドWPI
中国CPI

akira_land at 06:51|PerlmalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2012年01月11日

アジアマーケットコメント(2012.1.10)

【為替】
○人民元
人民元相場は、対ドルで前日からほぼ変わらずで引けた。中国人民銀行(中央銀行)がこの日の基準値を前日よりも元高に設定した後を受けた。きょうの基準値設定は、目先の人民元相場の誘導においてはドル相場が支配的要素になるとの強い信号を市場に送った形となった。
ドルがオーバーナイトで若干軟化したことを受けて人民銀行は人民元の対ドル基準値を前日よりも元高・ドル安に設定。これまで3営業日では、ドル高を受けて基準値は元安に設定されていた。
人民元の対ドル相場の銀行間取引終値は1ドル=6.3150元と、前日終値6.3146元に比べ、0.0004元の元安・ドル高。
トレーダーは、人民銀が引き続き、目先の基準値の値動き方向をドル指数に委ねるだろうと予想。両相場はおおむね逆方向に動く。
上海の都市銀行の外為トレーダーは「新年以来の過去数営業日で、基準値とドル指数との関連性はかなり高い」と語った。この傾向は、政府が表明している、人民元相場の基本的な安定の維持が人民元の対ドル相場のみを指しているのではなく、人民元の、より広い世界通貨のバスケットに対する相場を指していることを示している。同トレーダーは「短期的には、ドル指数との関連性は強まるだろう」と予想した。
ドル・人民元の1年物NDFは取引終盤で6.3220元と、前日終値6.3300元に比べ0.008元の元高・ドル安。

○アジア通貨

【株式】
○上海総合指数 2285.744  (+59.854)
中国株式市場は続伸。中国の貿易統計が予想を下回る伸びとなったことで金融緩和への期待が高まった。香港市場は続伸。本土市場が上昇したことにつられた。

○その他アジア株式
上昇。原油高でコモディティ(商品)関連銘柄が幅広く買われたほか、出来高が上向いた。ただ、ユーロ圏債務危機をめぐる根強い懸念が海外からの資金流入を抑制した。マニラ市場は0.43%高で終了。一時は過去最高値を記録した。ジャカルタ市場は1.28%高、バンコク市場は0.78%高。両市場とも4カ月ぶり高値近辺にある。ベトナムのホーチミン市場は1.58%高。前日0.9%下落したシンガポール市場は1.06%上昇した。一方、クアラルンプール市場はほぼ横ばい(0.02%高)だった。

【コモディティ】
○WTI 102.24(+0.93 +0.92%)
10日のNY原油先物相場は4日ぶりに反発。市場全体で欧州懸念が一服しており、為替市場でユーロも下げ渋る動きが見られていることから原油も買戻しが入ったようだ。2月限は前日に100ドルの大台を維持していたことから、買い戻しを呼び込み易い雰囲気もあったのかもしれない。5日線の水準である102ドル台を再び回復してる。

○金 1631.50(+23.40 +1.46%)
10日のNY金先物相場は反発。市場全体で欧州懸念が一服しており、為替市場でユーロも下げ渋る動きが見られていることから金も買いが入ったようだ。
2月限は一時1640ドル台を回復しており、25日線の水準を上回って来ている。年末は利益確定売りに押されていたが、再び資金流入が活発化して来ている模様。
また、5日線と25日線のゴールデンクロスも示現しつつある。

【前日】

akira_land at 01:23|PerlmalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2012年01月06日

アジアマーケットコメント(2012.1.5)

【為替】
○人民元
人民元は対ドルCNYで小反落して終了した。中国人民銀行(中央銀行)がこの日の対ドル基準値を切り上げ後の過去最高値だった前日から元安方向に設定したことを受けた。
人民元の対ドル相場の銀行間取引終値は1ドル=6.3017元。2010年6月の弾力化以降の上昇率は8.32%。前日は一時6.2919元まで急伸し、6.2946元で終了していた。
人民銀行は取引開始前、この日の基準値を6.3115元に設定。前日(6.3001元)より0.18%元安水準となった。
深センに拠点を置く招商銀行のシニアアナリストは「6.30元はとても重要な水準だ。人民銀はそう簡単に6.30元突破を容認しないだろう」と語った。
ドル/人民元の1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は6.3400元と、前日終値の6.3350元とほぼ変わらず。

○アジア通貨
韓国ウォンとフィリピンペソが主導する形で下落。欧州債務不安が解消する兆しが一向にみられないなかで、各国中銀の利下げ観測が台頭し、圧迫要因となっている。
フィリピンペソは1ドル=44.01ペソまで下落。12月のインフレ率が市場予想を下回ったことを受け、ドルのショートカバーが入った。フィリピン中銀のテタンコ総裁は5日、利下げする余地があるとの認識を示した。
ウォンは、輸出業者のドル売りで一時上昇する場面もあったが、輸入業者などのドル買いや、非実需目的でのドルのショートカバー、ドルロング積み増しにより下落して終了した。
ドル/タイバーツは輸入業者の買いで上昇。ただ、国内株式市場への資金流入や、輸出業者によるバーツ買いで、上値は抑えられた。
ドル/インドネシアルピアは、国内企業による需要や海外投資家の買いで上昇。ただ、中銀の介入が予想されており、ドル/ルピアが9200ルピアを突破する可能性は低いとみられている。
ドル/インドルピーは、リアルマネーのファンドや銀行間市場の投機的な取引、輸出業者の売りにより、21日移動平均の52.91ルピーを割り込み下落した。


【株式】
○上海総合指数 2148.452 (-20.938)
続落。前場はプラス圏で推移していたが、下げに転じ、2009年3月以来の安値水準で終了した。HSBCが発表した12月の中国サービス部門PMIについて、本土の成長率が抑制され続けることを示唆しているとの見方が台頭し、景気敏感株に売りが出た。
香港市場は反発。石油株が相場を主導した。ただ、売買代金は低水準な上、選好された
のはディフェンシブ銘柄。引け後にフランス国債入札が控え、ユーロ圏に対する懸念が根
強いことを示した。

○その他アジア株式
小幅上昇した。原油相場の上昇につれ、エネルギー関連銘柄が値上がりした。ただ、欧州市場が開いた後の取引終盤には、ユーロ圏債務危機をめぐる新たな懸念が市場のセンチメントを圧迫した。上昇を主導した中では、クアラルンプールが0.68%高。マニラ市場でも0.69%高と約5カ月ぶりの高値まで上伸した。シンガポール、ジャカルタ、バンコクの各市場では、序盤の上昇分を消し、ほぼ横ばいで終了した。域内の各市場は薄商いで、マニラ、ホーチミンの両市場の出来高は30日平均の約半分だった。

【コモディティ】
○WTI 101.81(-1.41 -1.37%)
反落。この日発表になった米週間石油在庫統計で原油在庫を始めとして予想外の増加となったことから、売りが優勢となった。しかし、この日発表された米雇用指標が強い内容となるなど、明日の米雇用統計への期待感もあり底堅さも見せている。
ただ、時間外に入って利益確定の動きが加速しているのか、2月限は103ドル台から一気に101.50付近まで下落している。

*EIA週間石油在庫統計(バレル)
原油在庫 +221万
ガソリン +248万
精製品  +322万
製油所稼働率 85.0(+0.2)(%)

○金 NY金先物2月限(COMEX)(終値)
1オンス=1620.10(+7.40 +0.46%)
4日続伸。欧州債務懸念から為替市場ではユーロは売りが強まっていたものの、金は堅調に推移している。欧州懸念からの避難先としての金への期待感も高まりつつあるようだ。また、この日発表になった米雇用指標が強かったことも投資家の資金流入を加速させている。
またイラン情勢が緊迫化していることも材料視されている。

【前日】
タイ12月CPI
インド12月WPI

akira_land at 06:42|PerlmalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年12月30日

アジアマーケットコメント(2011.12.29)

【為替】
○人民元
CNY銀行間終値6.3192
前日6.3212元最高値更新
○アジア通貨

【株式】
○上海総合指数 2173.561 (+3.548)
小幅続伸。エネルギー株や工業株が買われた。ただ、上海A株の商いはほぼ3年ぶり低水準にとどまり、市場の勢いは乏しかった。香港株式市場は続落。金融株や本土系不動産株の下げが響いた。香港市場の出来高は今年の最低に近い水準となった。ハンセン指数は今年約20%下落し、2008年以降初めて前年の水準を下回る見通し。2010年は5.3%上昇していた。

○その他アジア株式
大半が上昇した。銀行や通信など大型株や配当利回りの高い銘柄に取引終盤、安値拾いの買いが入ったのが背景。ただ、商いは薄く、特にイタリア国債入札を控え、投資家は慎重なままだった。年末休暇で投資家が離れ、ユーロ圏債務問題が引き続き世界経済の見通しに暗い影を落とす中、域内相場は今週、ボックス圏内での値動きとなった。タナチャート証券の投資顧問サービス責任者は「欧州危機が峠を越えたと言うのは早計だ。投資家は回復に賭けることより、底堅い値動きを好んでいる」と語る。年内最後の取引日となったマニラ市場.PSIは0.8%高。年間では4.1%高となり、アジア市場で最もパフォーマンスが良かった。資源部門の回復や通信会社の好調な業績見通しに支えられた。マニラ市場は30日休場となり、来年1月2日に再開する。
クアラルンプール市場は0.17%高と6営業日続伸し、4カ月超ぶりの高値を付けた。シンガポール市場は0.2%高。取引序盤には一時、約1週間ぶりの安値まで下落していた。ジャカルタ市場も1.1%高。年間では2.8%高で、マニラ市場に次いでパフォーマンスが良かった。ホーチミン市場はほぼ横ばいで終了。約3年ぶりの安値水準を推移している。
一方、バンコク市場は6営業日続落し、約2週間ぶりの安値を付けた。タイ証券取引所によると、個人投資家や国内の機関投資家による大量の売りが今月、外国人投資家の買いを上回った。

【コモディティ】
○WTI 99.65(+0.29 +0.29%)
反発。欧州懸念が根強く序盤は売りが先行した。この日発表になった米週間石油在庫統計で原油在庫が予想以上に増加していたことも売りに繋がっている。しかし、動きが一巡すると後半にかけて買い戻されている。米株が大幅に反発していることや、この日発表になった米経済指標が堅調だったことから、米経済は欧州危機を乗り切るとの楽観的な期待も出ているようだ。2月限は一時98.40近辺まで下落していたが、99ドル台に戻す動き。
*EIA週間石油在庫統計(バレル)30日1:00
原油在庫 +390万
ガソリン -69.2万
精製品  +121万
製油所稼働率 84.2(-0.7)(%)

○金 1540.90(-23.20 -1.48%)
6日続落。欧州懸念が根強く、為替市場でユーロが下落する中、金もロングポジション解消が続いている。2月限は一時1523ドルまで下落し、7月以来の水準まで下落している。

【前日】
香港貿易収支
縮小
輸入(前回+10.9%)
輸出+2.0%(前回11.5%)
韓国CPI(前回+0.1%)
韓国鉱工業生産2ヶ月連続減少前月比-0.4%
【本日】
インド外貨準備
11月302.1bn
タイ11月貿易収支
輸出 前回-0.1% 予想-13.0%
輸入 前回+20.6% 予想-2.90%
タイ外貨準備175.3bn


akira_land at 06:48|PerlmalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年12月29日

アジアマーケットコメント(2011.12.28)

【為替】
○人民元
人民元相場は、小幅上昇した。トレーダーらによると、取引終盤に輸出業者の一部によるドル売りが出たとみられる。人民元の対ドル相場の銀行間取引終値CNYは、1ドル=6.3212元と、前日終値の6.3226元から小幅元高・ドル安。
上海に拠点を置く欧州系銀行のあるトレーダーは「取引終盤にドル売り注文がわずかに見られたことが、人民元相場が小幅に上昇した理由だ」と指摘。「年末で薄商いの中、小幅上昇したものの、上昇トレンドを示すものではない」と述べた。
人民銀行は、この日の基準値CNYを6.3146元と、前日に引き続き過去最高値に設定。前日は6.3152元だった。
トレーダーらによると、企業の多くはドル売りを渋っている状況。ユーロ圏債務危機を受けて世界経済が低迷するなか、中国の輸出は減速しており、年明け後、人民元相場の上昇余地はほとんど残されていないとの見方が広がっている。
人民元相場は今年、現時点で4.2%上昇している。昨年は3.6%上昇していた。2010年6月の弾力化以降の上昇率は8.0%。
ドル・人民元の1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は6.3870元と、前日終値の6.3780元から元安・ドル高。これは、人民元が1年後に28日の基準値から1.13%下落することを織り込んだ水準。

○アジア通貨
対ドルでまちまち。韓国ウォンは、北朝鮮の金正日総書記の死亡による前日の下げ分の大半を戻す展開となった。ウォンは対ドルで1.1%上昇の1161.70ウォン。シンガポールドルと台湾ドルも小幅上昇。インドネシアルピアは、月末の企業のドル需要や外資系のドル買いで1%弱の下落となった。
シンガポールにある邦銀のトレーダーは、不透明感からリスク資産やアジア新興国通貨は当面、急上昇する可能性は低いと指摘、「中長期的にも安定投資を行うのは難しい」と述べた。その上で、年末に向けて取引は細っており、今年は例年よりも手仕舞いが早いだろうとの見方を示した。
バークレイズ・キャピタル(シンガポール)の為替ストラテジスト、ニック・ベルディ氏は、北朝鮮情勢の不透明性から、ウォンは今後数週間、他のアジア通貨に対してアンダーパフォームすると指摘。それ以降は北朝鮮から挑発的なメッセージがない限り、ファンダメンタルが要因として戻り始めるとの見通しを示した。
バークレイズは今後1カ月でウォンが対ドルで1125ウォンに上昇、3カ月では1100ウォンに上昇すると予測している。

【株式】
○上海総合指数 2170.013  (+3.808)
はほぼ変わらずで引けた。エネルギー関連株や証券株が上昇し、上海総合指数は一時の下げから持ち直した。ただ、休暇シーズンで商いが細っており、出来高は低水準にとどまった。香港株式市場は反落して取引を終えた。4日間のクリスマス休暇中に中央政府が預金準備率を引き下げるのではないかとの期待が打ち砕かれたことで、本土系銀行株が下落。

○その他アジア株式
薄商いの中、大半の市場が下落した。通信関連株など最近の上昇銘柄に対し、利益確定売りが出された。シンガポール、ジャカルタ、マニラの各市場は小幅続落。バンコク市場.SETIでは、取引序盤の下げ分を戻し、ほぼ横ばいで終了した。クアラルンプール市場は、取引序盤に値下がりしたもののその後は上昇に転じ、0.2%高で終了。4カ月超ぶりの高値水準となった。トレーダーらは、年末を前にさらなる上昇余地はほとんどないとの見方を示している。

【コモディティ】
○WTI 99.36(-1.98 -1.95%)
7日ぶりに反落。欧州懸念が市場全体に広まり、為替市場でユーロが下落する中、原油も利益確定売りに押された。ECBのバランスシートが過去最大となったことや、明日のイタリア国債の入札を前に警戒感が広がったようだ。2月限は100ドルの節目を割り込むと一気に売りが加速し、99.11ドルまで一時下落している。

○金 1564.10(-31.40 -1.97%)
5日続落。きょうは欧州懸念が市場全体に広まり、為替市場でユーロが下落する中、金も利益確定売りが続いた。薄商いの中、投資家のリスク許容度は低下が続いている。
2月限は一時1555ドルまで下落し、12月15日につけた直近安値を下回っている。テクニカル的には完全に下向きの格好となった。

【前日】
日本とインドの両政府は28日、デリーで開かれた日印首脳会談で、外貨が不足した場合にドル資金を相互に供給する通貨スワップ協定を拡充することで合意した。限度額を従来の5倍の150億ドル(約1兆2000億円)に引き上げる。インドは日本にとって有力市場であるが欧州金融危機による資金引き揚げで通貨ルピーが急落しており、不測の金融市場混乱を防ぐ。
通貨スワップはインドの要請に応じて日本はルピーと引き換えに米ドルを供給、また日本が円と引き換えにドル供給を受けることも可能。2008年6月に30億ドルを限度に締結したが、今年6月に期限が切れていた。インドは輸入の約8カ月分に相当する3021億ドルと潤沢な外貨準備を保有する(12月16日時点)ものの、今後外貨準備が不足するような不測の事態に対応するため、限度額の大幅な引き上げを決めた。
日本とインドの貿易は2008年以降の3年間で輸出が47%、輸入が36%と急速に伸びており、日本企業の有望な事業展開先とみられている。デリー・ムンバイ間の貨物専用鉄道敷設に対する円借款などインフラ面でも日本の進出余地が大きい。
一方、欧州金融危機を受け欧米系金融機関などの資本引き揚げで、ルピーの対ドルINR=D2相場は7月末以降約20%急落しており、欧州危機のさらなる影響が懸念されている。
また日本としてはインドに対して同国の低所得層への配慮から存在する各種金融規制の緩和を求めており、今回の首脳会談でも資金使途規制など日本からインドへのインフラ関連投資への障害となりかねない規制についてインド政府内で協議する方向で議論されたもよう。

【本日】

akira_land at 00:55|PerlmalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年12月27日

アジアマーケットコメント(2011.12.27)

【為替】
○人民元
人民元相場は小反落。中国人民銀行(中央銀行)は、人民元の対ドル基準値を最高値に設定したが、企業からの強いドル需要と年末のドル売りが例年より少ないことに打ち消された。
人民元の対ドル相場の銀行間取引終値は、1ドル=6.3226元と、前日終値の6.3198元から小幅の元安・ドル高。
人民銀行は、この日の基準値を過去最高値の6.3152元に設定。前日は6.3167元だった。
トレーダーらによると、人民銀行が基準値を最高値に設定したのは、通年における人民元の名目相場の上昇をより大きくみせるため、年末における元相場を少しでも元高にしようとの意図が明らかという。
人民銀行は昨年末の2週間に、元相場を意図的に約0.5%上昇させたが、新年入り後は元安方向に相場が動いた。元相場は昨年3.6%上昇したが、今年は4%以上の上昇が確実視されている。
ドル・人民元の1年物NDFは、6.3770元と、前日終値の6.3750元からほぼ横ばい。

○アジア通貨
対ドルでまちまち。韓国ウォンは、北朝鮮の金正日総書記の死亡による前日の下げ分の大半を戻す展開となった。ウォンは対ドルで1.1%上昇の1161.70ウォン。シンガポールドルと台湾ドルも小幅上昇。インドネシアルピアは、月末の企業のドル需要や外資系のドル買いで1%弱の下落となった。
シンガポールにある邦銀のトレーダーは、不透明感からリスク資産やアジア新興国通貨は当面、急上昇する可能性は低いと指摘、「中長期的にも安定投資を行うのは難しい」と述べた。その上で、年末に向けて取引は細っており、今年は例年よりも手仕舞いが早いだろうとの見方を示した。
バークレイズ・キャピタル(シンガポール)の為替ストラテジスト、ニック・ベルディ氏は、北朝鮮情勢の不透明性から、ウォンは今後数週間、他のアジア通貨に対してアンダーパフォームすると指摘。それ以降は北朝鮮から挑発的なメッセージがない限り、ファンダメンタルが要因として戻り始めるとの見通しを示した。
バークレイズは今後1カ月でウォンが対ドルで1125ウォンに上昇、3カ月では1100ウォンに上昇すると予測している。

【株式】
○上海総合指数 2190.110 (-14.674)
中国本土の株式市場は続落して取引を終えた。小型株が下げを主導し、終値は2009年3月以来、2年9カ月ぶりの安値。年末を控え、流動性が低下していることに警戒感が広がり、商いは引き続き薄かった。香港株式市場は休場。取引は28日に再開される。

○その他アジア株式
香港ハンセン指数   18629.17(休場)
中国上海総合指数  2166.21(-23.91 -1.09%)
台湾加権指数     7085.03(-7.55 -0.11%)
韓国総合株価指数  1842.02(-14.68 -0.79%)
豪ASX200指数    4140.40(休場)
インドSENSEX30種  15873.95(-96.80 -0.61%)
シンガポールST指数  2673.62(-2.85 -0.11%)
クアラルンプール 総合指数  1500.91(+4.76 +0.32%)
低調な商いの中、大半が下落。金融株やコモディティー関連株など最近上昇が目立った株に売りが出された。クリスマス休暇明けの米国市場の再開を控え、薄商いの中をポジション解消の動きが強まり、アジア市場全般に株価は軟調だった。
シンガポールが0.1%安のほか、インドネシアも0.2%安。週末連休前の23日の取引では、シンガポールは1週間ぶり高値、ジャカルタは約1カ月ぶり高値を付けていた。
ジャカルタ地盤のシャイレンドラ・キャピタルのアナリストは「誰もが休暇シーズン入りしている。年末のお化粧買いも12月上旬に峠を越しており、大量の買いが入るとは考えにくい」と指摘した。
タイは0.4%安と4営業日続落し、1週間超ぶりの安値。ベトナムも1.4%安と4営業日続落し、約3年ぶり安値となった。フィリピンも、0.6%安と1週間ぶり安値。一方、マレーシアは、序盤の安値から切り返し、0.3%高と3週間ぶり高値で終了し、逆行高となった。

クリスマス関連の祝日で香港、豪州、ニュージーランド市場が休場だった。その中で取引された中国市場で、上海総合指数は33ヶ月ぶりの安値水準となった。終値は1.09%安の2166.21ポイントだった。年末を控えて商いは引き続き低調、買い手不在の状況が続いている。また、この日目立った動きを見せたのが韓国総合指数だった。終値は0.79%安の1842.02となったが、日中の取引では2%安となる場面があった。市場には、北朝鮮の新指導者である金正恩氏の死亡のうわさが駆け巡ったという。すぐに否定されて売りは一服したが、プラス圏は回復できなかった。韓国市場にとっては引き続き北朝鮮関連がリスク材料となっていることが示される動きだった。

【コモディティ】
○WTI 101.13(+1.45 +1.45%)
6日続伸。全体的に動意薄のマーケットだったが、原油はイラン情勢の緊迫化を材料に強い動きが続いている。イランの国営通信によるとラヒーミー第一副大統領は、米国などがイランの原油輸出に制裁を課したならば、ホルムズ海峡を封鎖すると警告したことが材料視された。この日発表になった米消費関連指標が強かったこともフォローとなっている。2月限は終値ベースで12月6日以来の101ドル台で通常取引を終えている。

○金 1595.50(-10.50 -0.65%)
4日続落。金は利益確定売りが続いている。全体的に動意薄のマーケット中、今年のロングポジションを整理する動きが続いた。この日発表になった米消費関連指標が強かったことも、安全資産への需要を後退させている。2月限は1600ドルを再び割り込んでおり、見切売りも出ていたようだ。

【前日】
香港休場
中国人民銀行は27日、公安部や他の規制当局と共同で声明を発表し、中国では上海金取引所と上海先物取引所だけに金の取引を認めると表明した。金市場に対する規制を強化し、市場の健全な発展を促すため、新たな金取引所の設立を禁じる方針を示した。

【本日】

akira_land at 22:43|PerlmalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

12/27の動き

ドル/円は前日比15銭円高の77円85銭にてクローズ、ユーロ/円は前日比10円円高の101円75銭、ユーロ/ドルは前日比+0.005ドルの1.3068ドルにてクローズ。NY市場がクリスマス休暇明けであるも市場参加者が少なく、ほぼ横ばいにて推移しました。

ドル/円とユーロ/円の動きをみていきます。
○東京市場では、実需の動きも乏しいことから値幅の小さい動きとなりました。ドル/円は前日の78円付近からは77円90銭台と若干の円高にて推移しておりました。ユーロ/円は101円70-80銭台とほぼ変わらずにて推移しました。欧州市場では、クリスマス明けであるも、この流れは変わらず、年末を控えてすでにディーラーのポジション調整が済んでいることから値動きが乏しく、NY市場まで待ち構えた動きが続きました。メドベージェフ・ロシア大統領補佐官がロシアの外貨準備において米国資産の割合を減らすことはないと伝わったことが次第に意識され、一時ドルが対円、ユーロで強含む動きがありましたが、ドル買い一巡後はドルが売られました。NY市場において、10月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は前年比3.4%低下と市場予想平均の前年比3.2%低下より弱い結果となりました。一方、12月米CB消費者信頼感指数は64.5と市場予想の58.6を大幅に上回ったものの、投機筋の動きも鈍く、相場の影響度は限定的であり、ドル/円は77円80銭台と78円を回復することなく、ユーロ/円は101円70銭台にて推移しNY市場にをクローズしております。

本日は、米国において経済指標の発表がなく、加えて引続き年明けまで市場参加者が少ないため、主要通貨の値動きは乏しく膠着した動きに終始するでしょう。欧州において、イタリア国債入札結果が注目されるところです。
マーケットの主役は来年以降も欧州債務問題、相対的に弱い通貨ユーロです。市場関係者は来年のECBの動きに注視しており、ギリシャのデフォルト懸念が最も注目されるでしょう。現状、市場参加者はユーロの崩壊を想定しておらず、ECBがギリシャのデフォルトを許容するも、ユーロを離脱しないユーロのあり方を模索しているのではないかと個人的には考えております。

本日のドル/円のレンジは77円80銭〜78円と小幅な動きを予想致します。

ギリシャの小売連盟ESEEの27日の発表によると、クリスマス休暇の小売売上高は前年同期比30%減少し、過去数十年で最悪の結果となった。経済危機で消費者信頼感が損なわれていることが背景。
ESEEは「ギリシャ国民の10人に9人がこれまでよりも支出を減らしている。好んでそうしているわけではなく、必要に迫られてだ」としている。
クリスマスまでに小売各社が幅広い値下げを実施したにもかかわらず、売上高は大幅に落ち込んだ。
衣料・靴の売上高は前年比40%、電気製品は30%、食品・飲料は15%それぞれ減少した。
ギリシャ国民は、賃金と年金の引き下げや、インフレ高進、リセッション(景気後退)に見舞われており、生活水準が低下し、支出の削減を余儀なくされている。

*オバマ大統領、債務上限を1.2兆ドルまで引き上げ要求も
米財務省は12月30日までに現在の債務上限まであと1000億ドルに迫るとし、大統領が議会に対して債務上限を1.2兆ドルまで引き上げるよう要求する可能性があると語った。特に議会の動きがなければ、要求から15日後に自動的に引き上げられる。

*イタリア財務省
来年は個人投資家にも国債を直接販売すると述べた。発行済のみならず、これまで実施していなかった新発債も含まれ、電磁的方法も計画している模様。2012年には償還分の借り換えのため、短期と長期を合わせて4500億ユーロの発行を計画しているという。

*イラン第一副大統領
イランの国営通信によるとラヒーミー第一副大統領は、米国など海外の国がイランの原油輸出に制裁を課したならば、ホルムズ海峡を封鎖すると述べた


akira_land at 22:40|PerlmalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年12月26日

アジアマーケットコメント(2011.12.26)

【為替】
○人民元
人民元相場は、切り上げ後最高値を更新して引けた。中国人民銀行(中央銀行)は取引開始前、この日の人民元の対米ドル基準値を元高に設定していた。
人民元の対ドル相場の銀行間取引終値は1ドル=6.3198元。一時、6.3160元の過去最高値を付けた。前営業日(23日)終値は6.3364元だった。
人民元は年末にかけ、対ドルで安定的に推移し、6.30ドル近辺まで上昇するとみられる。
トレーダーによると、米国が対中貿易の均衡化に向けて人民元の切り上げ圧力を強める中、中国は輸出が鈍化しているものの、大きな貿易黒字を維持する見通しで、人民元は来年も上昇を続けそうだ。
ただ、中国はユーロ圏債務危機の影響を評価するため、来年上半期は人民元を比較的安定した水準に維持し、下半期に大きく上昇させる公算が大きく、人民元の上昇幅は年率約3%にとどまると予想される。
上海の欧州系銀行のトレーダーは「ユーロ圏債務危機で世界経済の先行き不透明がある中、人民銀行は元高に誘導することを急いでいないようだ」と指摘。「このため、人民元は今後数カ月間、ほぼ横ばいに推移する可能性がある」と語った。
中国人民銀行(中央銀行)はこの日の人民元の対米ドル基準値を1ドル=6.3167元に設定。前営業日は6.3209元だった。
人民元の年初来上昇率は4.27%。2010年6月の弾力化以降の上昇率は7.71%。
ドル・人民元の1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は6.3790元と、前営業日終値の6.3810元に比べ元高・ドル安。これは、人民元が1年後に基準値から0.97%下落することを織り込んだ水準。

○アジア通貨
対ドルでまちまち。韓国ウォンは、北朝鮮の金正日総書記の死亡による前日の下げ分の大半を戻す展開となった。ウォンは対ドルで1.1%上昇の1161.70ウォン。シンガポールドルと台湾ドルも小幅上昇。インドネシアルピアは、月末の企業のドル需要や外資系のドル買いで1%弱の下落となった。
シンガポールにある邦銀のトレーダーは、不透明感からリスク資産やアジア新興国通貨は当面、急上昇する可能性は低いと指摘、「中長期的にも安定投資を行うのは難しい」と述べた。その上で、年末に向けて取引は細っており、今年は例年よりも手仕舞いが早いだろうとの見方を示した。
バークレイズ・キャピタル(シンガポール)の為替ストラテジスト、ニック・ベルディ氏は、北朝鮮情勢の不透明性から、ウォンは今後数週間、他のアジア通貨に対してアンダーパフォームすると指摘。それ以降は北朝鮮から挑発的なメッセージがない限り、ファンダメンタルが要因として戻り始めるとの見通しを示した。
バークレイズは今後1カ月でウォンが対ドルで1125ウォンに上昇、3カ月では1100ウォンに上昇すると予測している。

【株式】
○上海総合指数 2190.110 (-14.674)
反落して取引を終えた。来年見込まれる供給増や企業業績見通しに対する懸念が広がった売買代金は363億元(57億3000万ドル)に落ち込み、3年ぶりの低水準となった。23日の売買代金は433億元だった。銀行株が下げを主導。金融株指数は0.9%下落した。香港株式市場は休場。取引は28日に再開される。

○その他アジア株式
強弱まちまちの展開となった。薄商いの中、利食い売りでバンコクとホーチミン市場が下落した一方、マニラ市場は小幅高となった。シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタの各市場は休場。バンコク市場のSET指数は0.5%安と、約1週間ぶりの安値に下落。ホーチミン市場は0.99%安と、2年超ぶりの安値を付けた。
一方。マニラ市場は0.34%高。1カ月超ぶりの高値水準で推移している。年初来では4.43%高。
ブローカーらによると、新年休暇が近づく中、資金の流入は今週、鈍化するとみられる。マニラを拠点とするブローカー、アジアセック・エクイティーズのセールス責任者、オリバー・プラナ氏は「多くの人々が休暇モードで、この日は海外からの資金流入があまり見られなかった」と語る。
トムソン・ロイターのデータによると、この日のマニラ市場への海外資金流入はわずか600万ドル。同氏は「来年への楽観的な見方は、フィリピンの格付けが引き上げられるとの期待に基づいている」と指摘した。
アジアではこの日、薄商いの中、東京とインドの両市場がアウトパフォーム。米経済が回復の兆しを見せていることから、地合いが一部改善した。

インド外務省当局者は26日、野田佳彦首相のインド訪問を控え、インドと日本が新たな通貨スワップ協定をめぐり交渉していると明らかにした。野田首相は今週インドを訪問する予定。
日本の外貨準備は11月時点で過去最高の1兆3000億ドルに達しており、印日の通貨スワップ協定は、アジア通貨で最もパフォーマンスが悪かったルピー相場を下支える効果あると期待されている。
インドと日本は2008年に通貨スワップ協定を発効させたが、今年6月に期限切れとなっていた。

【コモディティ】
○WTI
1月限(WTI)(終値)*最終売買日
1バレル=97.22(+3.34 +3.56%)
NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=97.24(+3.19 +3.39%)
急伸。きょうの市場は欧州懸念が一服していたことや、この日発表になった米住宅指標が強い内容となったことで、原油は買い戻しが加速している。イランへ制裁へ懸念も依然として強い中で、きょうが最終売買日となった1月限は買戻しが加速している。

○金 1617.60(+20.90 +1.31%)
大幅反発。きょうの市場は欧州懸念が一服していたことや、この日発表になった米住宅指標が強い内容となったことで、投資家のリスク許容度の低下も一服していた。2月限も1600ドル台を回復している。
BNPパリバが金の見通しを変更しており、2012年は平均で1775ドル、2013年は2150ドルに下方修正している。景気不透明感からインフレは落ち着き、金への代替需要は減少するとしている。しかしながら、ポジティブな見通しに変化は無いとも述べていた。

【前日】
香港休場

【先週】
金総書記死亡後はマーケットのドル買い一時的
韓国ウォン
下落
韓国株式市場
上昇

日本と北朝鮮との経済的影響。ない。かつてはまつたけや魚介類、繊維製品の輸入があったが、核問題や拉致問題を背景に2007年以降ゼロに。冷蔵庫などの輸出も2010年にゼロに。

【本日】



akira_land at 23:33|PerlmalinkComments(0)TrackBack(0)clip!
<<応援してください>>
ぽちっとクリックしてちょ

mixi始めました
参加している方は
みてね!!!
http://mixi.jp/



blog Ranking

278位!





87位

オール株式投資ランキング



10位


このブログに一票

鬼ブロ
グランキング

第2位

air_rank

151位

ブログランキング・にほんブログ村へ
3244位



第1位






<<カブログランキング>>
カブログ


90位
<<リアルタイムだよん>>


amazon










マーケット業務をやるならこの本を!ALM