男女共同参画社会に向けて

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「ジェンダー規範と男性」中村彰。神奈川県立かながわ女性センター(平成17 年)『女性センター等における「男性相談のあり方」研究報告書』2005年より。  

【参考資料】神奈川県立かながわ女性センター(平成17 年)
『女性センター等における「男性相談のあり方」研究報告書』2005年より。

 

  ジェンダー規範と男性

 

ジャーナリスト 中村 彰

    

 

 私は新聞社を中途退社してメンズリブという名前の市民活動をしています。

活動の中から感じたこと、男性一般論としてジェンダーを考えるのではなく、自分自身のこととしてとらえられるか、自らの生活や家族関係、考え方等について他人に語れるかなど、男性を取り巻く状況について、私の体験をもとにしながら問題提起を試みたいと思います。

 

職場の問題

 職場で上司との間で、部下の私がいろんなものを背負い込みウツ状態になったとき、妻にその状態を(さら)さず強い男を演じる私がいました。

 職場になかなか入れず、終業時間になっても、どこかで自分の気持ちを安らかにしてから帰りました。

 そういう私の姿を他人には(しゃべ)るのに、妻には喋れない自分がいて、私のなかで「男って何」と問い直すキッカケとなりました。

 仕事を辞めた後、元同僚から、かなり親しくしていた人を含め定年を待たずに立て続けに亡くなった人たちのことを聞きました。

 彼から定年後の話を聞いたことがあったので、仕事の上では満足しても、やりたいことを実現しないままに旅立たれたのだと思いました。

 厳しい経済情勢のなか、定年退職者の人数分を補充せずに少人数でするため、一人の負担量が増えるし、私のような途中退職者分も誰かが負担します。

 私が辞めた5年前もマスコミ業界で過労死が多発し、新聞労連のニュースレターでも全国各地の過労死状況が紹介されるなか、仕事のことを考えました。

 比叡山延暦寺での仏教文化講座事業を手伝ったとき、尿道結石だと判りました。

 上司に山と市内の仕事との交換を訴えると、もう一人付けると言いました。

 仕事が滞りのないようにする手立てはあるけれど、一人の人間の健康管理としてはどうかと思いました。

 高熱を出した時も這ってでも出て来られないかと電話したり、頭が痛くても、クレーム処理をしろと電話番号を知らされたりというのはどうかと思いました。

 マスコミは大事件があると、どんな時間帯でも現場に誰かが張り付いていますが、メンバーチェンジ等でうまく休息を取れる体制ができないかと思います。

 「仕事漬け」を当たり前のように思いプライベートに対する配慮が無いのは問題があり、仕事と他の世界とのバランスを考えてもよいと思います。

 

 

入院時

 妻の聴覚障害は胃癌の手術後の院内感染から起こりました。

 院内感染で、2、3週間での退院が長期化しました。

 その時、仕事を優先せず妻に合わせてシフトを変え、社会制度としてのサポートシステムで援助も受けましたが、職場で一人いなくなるといろんな問題が出て来るので周りから非難の目で見られました。

 四六時中、妻や夫がついていないといけない訳でなくても、気持ちの上でそういう時間を作りたいと思いました。

 その年の8月は11日出勤して20日休み、出勤日も仕事を抜け出て妻が入院している六人部屋を訪ねましたが、残る5人の女性たちから「早く帰ってほしい」と願っているのが伝わってきました。

 逆に男6人の病室に妻が長時間いても、男たちは当たり前に見るでしょう。

 男女の入れ替わりで違いがあるのはなぜかと思いました。

 また、毎日洗濯機を回したりプリンやゼリーを作ったり、ささやかなことをしただけの私に対して、患者や看護婦から「よく面倒を見ていますね」と褒め言葉がきましたが、女性の場合は当たり前にしか見ないと思います。

 私の職業をサラリーマンと聞いて「こんなことを毎日していると会社を首になる」と周りは心配をしていましたが、妻が看病する場合、働いているか、専業主婦か、どちらに対しても大変だとは考えないだろうと思いました。

 病室の雰囲気も、女性部屋はお互いに助け合おうとする雰囲気があり、ひとつのコミュニティーのようでしたが、私の居た男性部屋は隣の患者とわずかしか交渉がなく、できるだけお互いに避けて、九つの個室と化し、職場の方が見舞いに来ると、それまでしんどいと言っていた人が元気だとアピールをしていました。

 

夫婦の会話

市民企画講座でコミュニケーションについて話したことがありますが、後日、女性から「夫婦間の問題解決への糸口が見えました」という手紙をもらいました。

 夫婦で夕食をしながら妻が、その日、大の仲良しと出向いた先で、大喧嘩になり、それを引きずって帰ってきたと話しましたが、妻は夫が話を聞いてくれていないと思いました。夫は話を聞いていると認識していました。

彼女が本当に言いたかったのは悔しかったという気持ちですが、夫は喧嘩をした事実関係だけを辿り、悔しかったことへの共感が返ってこないために、彼女は十二分に話を聞いてもらったとは思いませんでした。

 相手の抱え込んだ気持ちや感情をうまく共感して向かい合うことや、自分自身に何かあったときに素直に語るといった相互作用がうまくできていないと思います。

 私はしんどいという気持ちを妻に晒せませんでしたが、それを伝えることができればどれほどか楽になるでしょう。

 あるいは彼女側のしんどさを受け止められればお互い楽になると思います。

「ボク、男の子でしょ!」と感情表現を禁じ手として育ち、あるがままの姿ではなく自分は立派なのだと背伸びした姿を世間に演じることを学習してきたこと、まさしく「男らしく生きなさいよ」という言葉を体現した生き方が、男たちの不器用さを生み出しています。仕事漬け状態での疲れがそれを助長しています。

 仕事の世界では、男たちは弁舌を振るいます。我が社の商品を売るために、あらゆるアピールを試みます。声高に威圧的な対応しているかもしれない。また、仕事なら、相手の話にしっかりと耳を傾けます。

 男が仕事を離れたとき、私生活でも同じように自己を語り、相手の話に共感するだろうか。相手と同じ目線で語り、ひびきあう心地よい会話を楽しんでいるだろうか。妻の話を聞き、反応を返す。その返し方がヘタだとつくづくと思います。

 紅葉に色づいた山々を見て、妻はその感動をいろんな言葉を尽くして伝えます。自分はどうか。「きれいだね」という一言で終わってしまう。友だちと喧嘩をして悔しがっている妻を、自分はしっかりと共感的に受け止めているだろうか。自分のしんどさを素直に彼女に伝えているだろうか。気持ち、感情のやり取りが男たちは苦手です。

 

男性の更年期

 「男と仕事」というテーマで討論会をもったとき、私が、妻の病気での心労のためか、体温調節ができず、睡眠障害や本を読む時も集中できなかったことや、普段は瞬時に判断できることでも判断力をなくした体験を話しました。男性における更年期についての本をまとめるために取材に来た女性ジャーナリストから、それは更年期症状だと教えられるまで、私は男性の更年期が分かりませんでした。

 産婦人科の男性医師は、更年期の診察で女性に喋った症状が自分にも当てはまると気付きました。

 討論会「男の更年期」を一緒に運営してくれた男性更年期外来担当の医師は、男性更年期外来を訪れる患者には生真面目で120%の仕事をしてきた人たちが多いと言い、ホルモン療法を取らず長時間掛けて患者の気持ちが切り替わるまで向かい合っていますが、そういう方法も必要です。

 先輩たちが日本を繁栄させたように必死に頑張る時期もあってもよいですが、オーバーワークでの過労死や中高年自殺に走らず、ペースダウンするために自分を見つめ、更年期を見据える時間も男にあってもよいと思いました。

 

親と子

 私の父が「もし可能ならもう一度母親に会いたい」という言葉を残して旅立ったとき、両親ではなく母親に限定して話した意味を考えました。

 仕事優先に生きてきた私も、休みには子どもを遊園地や動物園に連れて行きました。

 同様に孫と行った時は、乗り物や動物に感動する孫と喜びを分かち合い楽しんできましたが、子どもに対しては管理者として距離を置いて接しても、一緒になって楽しまずにいた気がします。

 日常でも妻の場合は子どもの気持ちに寄り添い、いろいろ理解していました。それが、私の父が母親限定で語ったことにつながると思います。

 私の知り合いの男性は、子どもを連れて度々外出したことを「あのころは楽しかったね」と妻に語りましたが、「私は楽しくなかった」と妻は否定しました。

 当時、妻は専業主婦で四六時中子どもと暮らし、夫とでかけても子どもとの「ベッタリ度」はそれほど変わりません。

 彼女は「三人でのこと、全てを否定はしないけれど、一人の時間をくれる配慮があってもよかったのじゃないか」と言いました。

 育児や家事に関わって夫がこれだけ頑張ってきたと言うのと、妻がお互いに頑張ったと納得できるのとではバランスは違います。

 仕事を捨て去れという訳ではないですが、例えば、子育てなら、もっと子どもと触れ合う接し方を心がけることが大切だと思います。

 

地域問題

某出版社から、年老いて地域に戻る時、仕事をしながらどう地域とつながるか、子どもをとおしてのつながり、そうした男たちが地域に戻る時に参考にするために、『男たちの地域デビュー』という本を書いてほしいという提案がありました。

 私は、幼いころは近所の人が地域全てを把握している環境で育ちましたが、仕事の明け暮れで地域との時間が乏しくなり地域との縁が切れて地域の変化に置き去りにされた自分を感じます。

 妻と二人で休日に出かけ、近所の人に挨拶をしますが、誰か分からない人が多く、彼女に誰かを教えてもらいます。

 本来なら長く暮らしている方が地域暦の浅い人に伝えるはずなのに逆流しています。

 リタイア後ではなく、現役時代も含めて地域のことが分かることが必要で、家事や育児、地域との関係も含め、もう少し自分を取り戻し、仕事も趣味も併せて楽しめる環境があってもよいと思います。

 

高齢者の人生観

高齢の男性ばかりが参加する講座で自己紹介をするとき、参加者は今の自分を話すことから「自分語り」を始めることが一般的だと思いますが、彼らはリタイア前の職制で名乗りました。

 あるいは彼らに、今の気持ちを色に例えると何色か聞くと、黒、焦げ茶、溝(ドブ)鼠色と言いました。

 現役時代を評価する世間のレッテルを気にして、現在の自分は「用無し人間」だと思ってしまうのです。

 私の妻の知人は、60歳半ばに悩んでいた腰痛が太極拳をして症状が無くなった経験を語り、その人を中心にできた太極拳のグループで80歳半ばの太極拳インストラクターが誕生しましたが、その人はインストラクターをしているから輝いている訳ではなく、生き方そのものが前向きなので魅力的に感じるのです。

 「年老いたからもうよい」ではなく、その時その時を精一杯に生きることが大切だと思います。

 男女共同参画では若い世代の多様な生き方へのメッセージはあっても、長年の生活スタイルを早急に変えられない中高年者が「今時の若い奴は」と足を引っ張ると見られがちでした。しかし若い世代、年配世代それぞれに精一杯に自分を生き、多様性の時代に一人ひとり違う生き様を許容しあう関係をどう作るかという視点が必要です。

 

色と性別、個性

 私の両親から、私の息子に自転車を買ってくれることになり自転車屋でどれが良いかと問いかけ、男の孫がピンク色の自転車が欲しいと言ったとき、子どもの気持ちを切り替えようと話し合いがなされ、黄色で妥協させました。

 同じピンクでも、私の妹の娘はピンクが大好きな女の子だったのですが、私の両親はピンクの小物等をプレゼントしました。

 私もピンクの自転車をすぐ買い与えられたとは思えませんが、ピンク好む男の子の希望をかなえてやる勇気は必要だし、色の選択や個性に対してもっと許容量があってもよいと思います。

 

年齢、趣味と性別

 私の子どもたちが小学生だったころのことです。小学三年生の子どもは年長の自分が聞くのを格好悪いと思わず、分からない漢字を大人の私や六年生の兄ではなく、一年生の弟にどう読むか聞ける人間でした。

 年齢や性別に縛られずにお互いに情報交換ができることが必要と思います。

 子どもが中学・高校の時、近くのスーパーで食材を買って友達と作って食べる本格的な「ままごと遊び」をしました。

 就職でのお別れパーティーで、自分たちで作ったものを持ち寄ってケーキバイキングをしていました。

 そういう、男女を越えて、食べる事に対して拘りを持ち、手を掛けることを(いと)わない、そういうものを持つことが大切だと思います。

 

メンズセンター発足

 メンズセンターの前身であるメンズリブ研究会の仲間で、阪神の震災で亡くなった友人が、亡くなる直前にまとめたエッセイに「忙しいメンバーが多いけれど、何か抱え込んでいる様子が見えれば、さり気なく手が出てきて、さり気なく手が引かれていく」と書いていました。

 助けてほしいときに助けてもらえ、手を差し伸べなくてもよい状況になれば、さり気なく手を引く。そういうさり気なさが非常に心地良いと共に、そこに来れば裸の自分に会えると書いていました。

今の世間は肩肘張っていろいろしないといけませんが、私たちの集いは、男の井戸端会議や相互カウンセリング、癒しの場といったいろんな言葉を使いながら、その場だけは、そういうものを脱ぎ捨てて裸で居られる自分を感じ取れるようにしてきました。そこに集って自分を晒すことができ、疲れきった体を癒し、元気を取り戻せる場作りを続けてきました。

 

メンズリブの普及

 社会を変えていく手立ても必要と思います。幸い、男女共同参画基本法が1999年6月に誕生してから国レベルで基本計画が新たに策定されました。

それを基に都道府県レベルで基本計画をどうするか、新たに条例を作るか、それが都道府県から市町村レベルに広がってきました。

 そういった中で私たちは、基本計画や条例を検討する場、審議会や懇話会等に委員として名を連ねています。

 多くは女性が女性の立場から発言しますが、男性の立場から見えてくることを発言しています。

 そうすると、基本計画や条例という形で地域行政の施策の中に投影させることができます。

 自分たちの思いを社会に活かしていく流れができます。

 あるいは男たちの労働環境も問題が大きいので、経営者やオーナー、人事担当や労働組合の人と一緒にミーティングや検討会ができないかと思います。

 子どものこともそうです。

 私たちはメンズセンター編著で『男の子の性の本』(解放出版社)を作りました。

 これは中学生、高校生の男の子に向けて、性のあり方、セックス問題について、女性と対等な位置関係で向かい合うとはどういうことかを伝えたい、同性愛者についての偏見をなくしたい、それらを含めて作った本です。

 そういった教材を工夫していくことが必要と思います。

 教育現場で直接語り掛けてほしいし、先生たちとそれについて話し合うことも必要と思います。

 いろんな場面でしていくことが必要だと思います。

 「最後の砦」として入りづらいのが民間企業です。

 行政だと管理職の研修で、男女共同参画について語る機会を頂けます。

 市民レベルでもあります。

 労働組合でも官公庁関係なら、きっちり研修課題としてあがってきます。

 最近、行政と民間の中間の第三セクターでも少しずつ始まりました。

 民間ではなかなかありませんが、いろんな場面で男女共同参画を問い直せる場を重ねることが必要だと思います。まずは、定年前教育という場なら企業も受け入れてもらえるかも知れません。

 

行政との共催

 「一人ひとりと向かい合ってどうするのか」とともに「社会に向かってどう発信していけるのか」ということが大切と考え、行政とタイアップする事業を実施してきました。

 共催とか主催といった名義を行政から借りることはよくありますが、名義を借りるだけでなく人材も借りるといいますか、対等な共催、一緒になってイベントを組立て、実行委員会に参加していただく。一緒になって知恵を出し合う。分科会の構成をどうするかを一緒に提案する。民間と行政がジョイントすることで、私たち民間側の思いを行政に伝え、行政の立場を理解しつつともに作り上げていく。難題が持ちあがっても、柔軟に相互理解を図りながら課題を解決していく。

 そうやって一緒に作ることが必要だと思います。

 これまで、メンズセンターでは、男女共同参画を旗印にして、いろんな講座を組んできました。昨今、男女共同参画を(うた)わない講座もしようとしています。

 例えば2003年1月、2月に文部科学省の資金での大阪市総合生涯センターとの共催事業で、市民人権学習事業をしました。

 その講座のタイトルは「男のちょっと寄り道講座」でした。

 JR大阪駅のそば、大阪駅前第二ビルの5、6階が生涯学習センターでした。

 その立地を活かし、勤め帰りの男性に寄っていただき、いつもはそのまま飲み屋に行くのをちょっと寄り道してもらい、学習した後に飲み屋に行ってもらえばよいのではと考えました。

 そこではジェンダーや男女共同参画という言葉は一切使わないで「少し立ち止まって自分を振り返ってみませんか」という問いかけをしました。

 全5回の講座で、介護問題、死の周辺問題、仕事関連、家庭関連、地域関連、そういった、男女共同参画のような言葉を使わないで、みんなで話し合おうということを主題にしました。

 講師の具体的な体験談をとおして触発され、その後、それをキッカケに自分語りをしてお互いにいろんな話を共有し自分を見つめる作業をします。

 偉い権威を持つ人ではなく私たちの仲間が講師を勤めたので、参加者の皆さんも私同様に、同じ目線、同じ土俵にいる者同士で一緒に語り合えるのです。

 

違う視点

 仕掛けはいろいろあっても自分を見つめ、自分らしさを考えることが大事です。

 通常は「長男」を切り口に男の問題を語ることが多いですが、浄土真宗大谷派の僧侶を前に語った時「婿養子になる男のしんどさもあわせて問い直してほしい」ということで、男たちが抱えている問題はいろんな側面があると思いました。

私たちのメンバーは団塊の世代から少し若い年齢にかけての層が多く、その世代での問題については議論しても、違う世代の問題は語りが不足していると思います。

 東京のグループで私たちより十歳ぐらい若い人たちの視点は、男の趣味三昧の世界を指す「おたく」部会というものでした。

 「おたく」という切り口で語るのも男の問題だと提示され納得しましたが、私世代の発想からはつながりませんでした。

 違う世代だと違う問題がありますが、違う世代の者が一緒に語り合う場をもつことができれば、父と息子の関係ならば語れなかったことも客観的に見られ、息子や父の状況を互いに理解できたかとも思えます。

 私たちは、ジェンダーと言われる社会的性差の問題から自由になり一人ひとりの個性が生きるような社会の実現を目指す取組みのなかで、特に男性側から問題提起をしています。


男性相談の現状と傾向

 

 

大阪市「男性相談」始まる

 2004年4月から大阪市「男性相談」が始まりました。大阪市からメンズセンターに相談事業を委託したいと声がけをいただきスタートしました。「大阪市政だより」で、下記のような紹介をしました。

 

大阪市は男性のための相談窓口を開設しました。

男女共同参画社会の実現に向けて、男女が互いに尊重しあい、家庭・地域・職場などあらゆる分野に共に参画することができるようにサポートする、男性のための相談窓口を開設。セクハラ・DV等暴力にかかわる相談、子育てや家族関係、夫婦関係、職場・仕事・地域の人間関係などお気軽にご相談ください。

男性相談員が応対します。秘密は厳守します。

相談日時は毎週金曜2004年4月16日から開設)19002100

大阪市男女共同参画センター北部館(クレオ大阪北)

電話相談 ℡06-6815-7405

面接予約専用 ℡06-6815-7420

   ―大阪市政だより」№651  2004年4月1日号 より

 

 大阪市男女共同参画センターで女性相談を実施してきた大阪市が、男性の相談にも対応しようという英断ですので、メンズセンターとしても全面協力をすることにしました。

 

メンズセンターと「男性相談」

 実は、メンズセンターの開設とほぼ同時に、メンズリブにかかわる男たちは「『男』悩みのホットライン」という名前の電話相談を手がけてきました。メンズセンターとしての啓発活動と「『男』悩みのホットライン」の実績を評価いただいたのだと理解しています。

「男」悩みのホットラインの特色として次の8点をあげることができます。

1)日本ではじめての、男性による男性のための電話相談です。

2)男性からの悩みの相談を、男性の相談員がお聴きします。

3)女性からの相談は、男性に関するものでも受けつけません。

4)相談内容で多いものは、性・セクシュアリティ(同性愛を含む)、夫婦関係、職場・仕事における人間関係などです。

5)必要があれば、専門機関を紹介するなどの情報提供も行います。

6)プライバシーは厳守します。

7)相談は無料です。

8)男性が「男らしさ」に縛られることなく、また女性を抑圧することなく、いきいきと生活できる社会をめざしています。

 

 相談される男性の年齢は、あらゆる年齢層の男性です。

相談内容は多岐にわたります。大まかに分類すれば、性・セクシュアリティ(33%)、夫婦関係(18%)、性格・生き方(13%)、ドメスティック・バイオレンス(5%)、仕事(5%)などとなります。異性愛者の相談だけでなく、同性愛や性同一性障害をめぐる相談窓口としても活用されています。

 そもそもは、アメリカで発行されていたハンドブック(ドメスティック・バイオレンスの加害者が加害行動から抜け出すための知恵を紹介した本)を読む集いを始めた仲間が、男性が抱える問題と向き合いサポートするために、自分たちができることは何かを模索して立ち上げた男性のための電話相談事業です。ボランティア活動です。男女共同参画社会が目指す方向性と同じ目線の取組みです。

 当初は、「相談する男性はいない」などと陰口をたたかれましたが、スタートすると電話が鳴りつづけ現在に至っています。男性相談の周知徹底を図れば需要はあります。混沌とした社会情勢のなかで仕事に行き詰まり、過労で倒れ、リストラにあい、妻からドメスティック・バイオレンスの告発を受け離婚請求されながら、なぜそういう事態になったか理解できずに戸惑う男性と向きあい、自分が置かれた状況を理解し、自分がした不始末の真の姿に気づくための相談事業は、今後ますます需要が広がります。

男性相談事業の基本理念として「男性が男らしさに縛られることなく、また女性を抑圧することなく、いきいきと生活できる社会をめざす取組みである」という視点を忘れてはいけないと考えます。

 「『男』悩みのホットライン」は、男性相談者に向けた単独の事業でした。女性からの相談は、相談内容が男性のことであっても引き受けませんでした。

 

男女共同参画センター(女性センター)と男性相談

今回の大阪市「男性相談」は、大阪市男女共同参画センターの相談事業ですから、男性相談と女性相談の二本立てです。この体制は、相談業務を遂行する上で、大きなメリットと考えています。

 男女共同参画社会がまだ実現できていないいま、安易な夫婦カウンセリングは危険だと考えています。性別役割分担意識がまだまだ強い日本社会に私たちは生きています。男性用と女性用と別の窓口で対応するのが、いまの社会情勢では望ましいと考えます。

 ドメスティック・バイオレンスを主訴として女性が相談窓口を訪れたとしましょう。その女性に万全な支援体制を敷くとき、夫に妻の居場所を知らせたくない事態だって起こります。面接相談を別枠で用意することの重要性がここにあります。また、妻からの相談に対応しながら、夫にも相談窓口を紹介して、それぞれに向きあうことも必要でしょう。女性相談の相談員と男性相談の相談員が連携することで、妻の言い分、夫の言い分を擦り合わせるなどして、双方の相談員が状況を正しく理解しながら、それぞれに適切な応対をするということも可能と考えたのです。

 

男性相談の相談員に求められる資質

 相談員に求められる資質はどうでしょうか。相談員の考えを押し付けるのではなく、相談者の気持ちに寄り添いながら、相談者が取るべき道を自ら見つけ出す手伝いをすることですが、もうひとつ、男女共同参画社会の姿を理解し、その目指す男女のあり様にそったサポートをしなければなりません。男性の相談に乗りながら、相方の女性の想いを思いやれる資質が必要ともいえそうです。

 

 私が講師として関わった男性相談相談員研修での体験を紹介します。男性が対象でした。ビデオと新聞記事を使って、相談者の悩みにどのように寄り添い、どのように解決に向けた道筋をつけるかをグループに分かれて話し合ってもらいました。

 リストラにあった男性のケース。リストラの対象にされたことを知った男性は、自ら辞表を提出して家路につきます。会社の辞め方もかっこよくできたと自負していたのですが、家で娘から「なぜ辞めたのか」と詰問されたことから、辞めざるをえなかった悔しさと素直に向き合い涙を流します。初めて妻と娘の前で流す涙です。それまで彼は、「涙を流すなど男の恥」と考えてきたのです。彼は退職後、ウツ状態になり、そこから妻の助言に支えられながら、新たな道を歩みだします。その彼に寄り添い話を聞いてあげる。同じ男性として寄り添うことは比較的簡単かもしれません。

では、そのときの妻はどうだったか。娘が夫をなじるのを聞きながら、夫をいたわる気持ちとともに「ざまあみろと思っていた」と新聞記事にあります。これまでの夫婦の歴史が、その発言につながっています。ウツの夫が毎日、家にいる。夫を理解し励ましながらも、その存在がうっとうしい。うっとうしく思う自分を責める。彼の話に耳を傾けながら、そんな彼女の苦しみにも寄り添える。そんな感性が相談者に求められています。

 

ドメスティック・バイオレンスや妻の家出のケースはどうでしょう。相談者は妻の行動を責める発言をするかもしれません。妻を殴るには、これこれの理由があると言うかもしれません。「いかなる理由があろうとも、妻への暴力は犯罪です」と釘を刺し、彼自身のなかにある問題性に気づいてもらう仕掛けが必要でしょう。男性の言い分を、ただただ鵜呑みにして聞くことが男性相談ではありません。相談者に寄り添うことは必要ですが、問題点を認識してもらう辛口の対応が求められます。

 


かながわ報告書

ホンマルラジオ。【番組名】 勃ち上がれ中高年 ~70代男性セラピスト中村彰と語る「性」と「生」

ホンマルラジオ

中村彰の番組

 

【番組名】

勃ち上がれ中高年

~70代男性セラピスト中村彰と語る「性」と「生」

 

【キャッチフレーズ】

「性」「生」を諦めるな

 

【パーソナリティー】

”絶倫戎”70代男性セラピスト

中村彰

 

【聞いてほしい人】

性に悩む中高年男性

むっつりスケベの人

性を恥ずかしいことだと思っている人

頑張ることに凝り固まっている人

 

【聞く人のメリット】

あなたにとっての性の悩みが解消する

性に対して前向きになれる

 

【伝えたい想い】

性を前向きに捉えてほしい

「まぐあい」はいのちの源

 

人生の最後までそれを

楽しんでほしい

 

疲れている中高年に

元気を取り戻してほしい

 

 

 

【番組内容】

「性」

 

この言葉を聴いて

どう思われますか?

 

「恥ずかしい」

「いやらしい」

「はしたない」

 

そんな後向きなイメージを

お持ちではないですか??

 

そんなイメージを覆し

我々が生きていく上で

必要不可欠なものである

「性」を語り尽くし

本音・本気で向き合う

 

70代の男が伝える

「性」と「生」

 

受け取って下さい

 

 

ー・-・-・-・-・-・-・-

 

ホンマルラジオ

http://honmaru-radio.com/

 

パーソナリティー 中村彰

http://honmaru-radio.com/category/personalityosaka/

 

 

中村彰の登場した番組

http://honmaru-radio.com/searchlist/?search=中村彰

 

中村彰ホームページ

http://office-nakamura1120.net/

 

プロフィール

http://office-nakamura1120.net/ryakureki1.html

 

ブログ

http://blog.livedoor.jp/akira_nakamura1120/

 

Facebook

https://www.facebook.com/profile.php?id=100010811436376

 

 

ー・-・-・-・-・-・-・-

 

 これまで関わってきた団体

NPO法人SEAM(Self-Empowerment Action Network) 理事

*一般社団法人  ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン   事務スタッフ

*メンズセンター(Mens Center Japan)運営委員長

*日本DV防止・情報センター  運営委員

*日本ジェンダー学会 理事

*宝塚NPOセンター 事務スタッフ

*オフィスなかむら 代表

 

職歴

京都新聞社 

とよなか男女共同参画推進センター・すてっぷ(館長)

茨木市立太田公民館 (館長)

大阪市立大学 (講師)

 

茨木市男女共同参画推進審議会 会長

亀岡市男女共同参画審議会 会長

河内長野市男女共同参画審議会 会長

守口市男女共同参画審議会 副会長

宝塚市男女共同参画推進審議会 委員

など。

 

本気まるだし、インターネットラジオ局:ホンマルラジオ!!

 

 

 



 

 

元 AV女優  大塚咲さん。「見知らぬ男にレイプされて殺される15歳。」

大塚咲
「よわむし」
双葉社

A99D7AE9-10B4-4482-95F0-04C216F4CDCA





































「死んでもいいや」”そのとき”私はそう思った。見知らぬ男にレイプされて殺される15歳。こんな結末なんだ。私の人生ってーー。画家、写真家、元AV女優である著者・大塚咲が綴る絶望と救いの物語。この本を手にする誰かが抱える苦しみが、癒されることを願い著者は過去の苦しみと向き合う決意をした。

大塚咲「よわむし」




































発売日:2017年06月23日
定価:本体1,400円 + 税
判型:四六判
ISBN 978-4-575-31267-6


http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-31267-6.html?c&o=date
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