2005年10月08日

連続blog小説第二話「日本橋の恋のものがたり」

日本橋での再起をちかった小林は早速リニューアルオープンの準備にとりかかった。
改装工事、広告の手配などひととおりの準備は整った。
…ただひとつを除いては。
そう。それは従業員である。
小林は長年の勘から従業員は最低五人は必要だと悟っていた。

“キャバレー日本橋”時代の従業員は解雇をしてしまったためにもういない。

小林は何かに誘われるかの様に、気が付くとコレド内のカフェにいる事が多い。
人間誰しも“どうしても行ってしまう場所”がある。
小林の場合はここ“上島珈琲”

“本日の珈琲、お待たせいたしました”
と、いつもの様に接するのは店員の菊原明日香(19)。

びびび。

松田聖子が数年前に言ったコメントが小林の躰の中を走った。

まだ雨のやまない週末の夜の事だった。


次回第三話“私の名前はセーラーV”
乞うご期待!


akiradoor at 00:29コメント(0)トラックバック(0)外出先から  

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