August 03, 2005

競争心をあおる

■前回まで、数回に分けて魅力的な人材による魅力的な店舗を
 テーマにしてきました。

 とても深く、難しいテーマだということを再認識したふなきです。


■今回は、その魅力的な人材作りに力をいれ、停滞感を打破しつつある
 百貨店の話です。
 (2005・8・1 日経MJ)


■その百貨店とは、仙台の老舗百貨店「藤崎」です。


■藤崎でデニムショップを担当する女性店員は、私用で撮影した
 海辺の社員や水着を組み合わせて、夏らしい売り場を演出。

 売り場のテーマは「私を海に連れてって」

 この女性店員は、
 「売り場にきたお客様がウキウキした気分になってくれればいいと
  思って知恵を絞った」という。


■なぜこの販売員は、自発的に魅力ある店舗作りをしているのでしょう。




■その理由は、店舗装飾の出来栄えや販売力を評価対象とする
 表彰制度「エキサイティング・コンペ」によるものです。

 取引先の派遣社員を含め、売り場の活性化、販売員の競争意識の
 刺激を目的として、藤崎が昨年12月のバーゲン時期に初めて
 実施。

 昨年10月は2.3%減、11月は8.8%減と振るわなかった
 全店売上が、コンペ開催月である12月は0.1%増とわずかながら
 プラスに転じています。

 常務営業本部長の田中氏もコンペによる効果は実感できたとのこと。
 これからも当面は、表彰制度で接客、販売力の底上げに取り組んで
 いく構え。


■藤崎では販売員を「競争」させることにより、魅力ある店舗を
 自発的に作るよう働きかけていることがわかります。

 そして「競争」させるだけではなく、会社はきちんと優秀な
 販売員に対して「表彰」することにより、販売員の士気向上
 を狙っています。

 今のところ、藤崎では会社の狙っている方向に進んでいると言える
 かもしれません。


■実際、「表彰」に付随して「お金」や「休暇」等、目に見える形での
 報酬が販売員に与えられているかは不明です。

 「お金」等の物理的な見返りが無ければ、販売員の士気もそれほど
 上がらないのでは?という意見も聞こえそうです。


■しかし、私も過去経験がありますが、学生時代にアルバイトしていた
 全国に100店舗以上展開する某飲食店で、定期的に実施していた
 クリンネスの表彰。

 簡単にいうと、掃除が行き届き、清潔な店舗に対して順位付けし
 上位店舗に対して「表彰」するという制度です。

 そのときは、「金一封」等はありませんでしたが、アルバイトみんなが
 「表彰」されることを目的として、掃除に励んでいたことを思い
 出します。

 その結果、ちょくちょく優良店舗として表彰されていました。


■ここからもわかる通り、きちんと「表彰」し、全社的に発表すると
 いう行為だけでも、働いている人の士気はあがるものです。

 もちろん、そのためには公平な判断基準と公平な審査が必要に
 なってくることは言うまでもありません。


■また、色々な方がいますので一概には言えませんが、人は本来、
 「競争に負ける」ことが嫌いなのかもしれません。

 言い替えると、「競争に勝ちたい」という気持ちを少なからず
 持っているのではないでしょうか。

 この気持ち、心理をうまく藤崎は利用していると言えるかも
 しれませんね。


■藤崎のあるJR仙台駅周辺では、三越、高島屋、さくら野百貨店等が
 市場を奪いあう構図。今後、パルコや百貨店を核とする大型商業施設が
 開業する見通しで、ますます競争は激しくなるばかり。

 この藤崎の試みに対する答え。

 近い将来、出ることになりそうです。





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Posted by みんなのプロフィール at August 03, 2005 18:34
ブログのタイトル変えました。
あとで遊びに来てくださいね。

さて、営業職は競争が好きな人がいいですね。
一般的ですが、そう思います。
今ニュースで飛行機事故のことやっていて、
耳がダンボです!

話題がそれましたが、「異臭騒ぎ」のニュースです!
会社でTV見るなって!言いたいけど・・・。
競争の無い会社です。

人事考課も試行錯誤をくりかえししています。
全員に公平はありえないのが社会!
そのためにも情報が大切です。
このブログはその一つです。
 ダンボは今日はここでお休み!また明日!
Posted by 炎熱 at August 03, 2005 18:58
おはようございます。ふなきさん。

社員のモチベーションを上手く引っ張り出すと
売上げ向上につながることがありますね。

問題はどう引っ張り出すか?

それぞれの会社の文化や、環境によっても
変わってくるでしょうが一番大事なのは、
成果のあった社員をシステマチックに誉める仕掛けです。

ちょっと言葉が悪いかもしれませんが、
上手く誉めることができればその社員も
喜ぶし、他の社員も次は自分が!となるはず。

以前、炎熱さんのテレアポの話がありましたよね。
あれです、あれ。

しかし、今時の経営者って社員をそうカンタンに
認めない人が多いですからね、難しいかも。
Posted by 常識ハカイダー★島中星輝 at August 04, 2005 06:51
ふなきさん、こんにちは。

マニュアルどおりにやればいいだけの
時代は終わりましたよね。

また個人能力をいかに引きだすような
仕組みを会社が作れるか??が勝負になりますよね!!

記事とても参考になりました!!!
Posted by ビジネスノウハウ大学・内田拓男 at August 04, 2005 11:33
炎熱さん
コメントありがとうございます。

私も飛行機事故について、耳がダンボでした。
そんな事故でも死者が0人とは、とてもよかったですよね。

私の考えですが、エールフランスの客室乗務員はとても
有能な人が多いのでしょうか。

もちろん非常時の対応はマニュアル化されていると
思いますが、非常時だからこそ、そのマニュアルされた
行動が頭から無くなってしまうものだと思います。

そんな中、もしマニュアル通りであったとしても、
乗客を無事非難させることができたということは、
とてもすごいことですし、これこそ大々的に表彰される
べきことではないかと思います。
Posted by 管理者ふなき at August 04, 2005 12:59
ハカイダーさん
コメントありがとうございます。

そうです。社員のモチベーションをいかに引き出すかが
とても重要なんです。

しかもそれが難しい。

まず間違いなくいえることは、経営者が本気で
取り組まないと社員のモチベーションを上げることは
できないですし、できたとしても長続きしないと思います。

まずは社員のモチベーションを上げる前に、経営者の
考えをきちんと整理することが大切かもしれません。

Posted by 管理者ふなき at August 04, 2005 13:01
内田さん
コメントありがとうございます。

やはりマニュアルだけに頼っていては駄目かもしれない
ですね。
決してマニュアルが不要だといっているわけでは
ありませんが、特に接客は、いつも違う人と接することが
仕事です。

そのすべてのケースをマニュアル化できるはずもなく、
従業員が自ら考え、行動する必要がどうしてもあると
思うんですよね。

その自発的な行動を促すために、会社は、経営者は
しっかりと考えるひつようがあるのでしょうね。
Posted by 管理者ふなき at August 04, 2005 13:04
ふなきさん、昨日は失礼しました。
今コメント読んで、自分でもウケました。
意味が通じない!

QCというのが死語になりつつあるのではないか?
と感じることがあります。
マニュアルは必要です。
ハウスルールといってもいいです。
それを、許される範囲でどう個性を加味して
加工するか?
醍醐味なんですけどね。

ところで、ケツ・ブルー・ハカイダーが炎熱の記事について
書いてくれているんですね。
ハカイダーに感謝!
ふなきさん、ケツブルーの理由ご存知?
蒙古斑のことですよ。
Posted by 炎熱 at August 04, 2005 14:00
炎熱さん。
いつもありがとうございます。

マニュアルをあまりにも逸脱してしまうと、
そのマニュアル自体、意味を失いかねませんしね。
許させる範囲でというのがポイントですね。

ケツ・ブルーの理由。知りませんでした。
ハカイダーさんは蒙古斑があるんですか???
さすが?ハカイダー。
Posted by 管理者ふなき at August 04, 2005 23:45