■前回まで、数回に分けて魅力的な人材による魅力的な店舗を
テーマにしてきました。
とても深く、難しいテーマだということを再認識したふなきです。
■今回は、その魅力的な人材作りに力をいれ、停滞感を打破しつつある
百貨店の話です。
(2005・8・1 日経MJ)
■その百貨店とは、仙台の老舗百貨店「藤崎」です。
■藤崎でデニムショップを担当する女性店員は、私用で撮影した
海辺の社員や水着を組み合わせて、夏らしい売り場を演出。
売り場のテーマは「私を海に連れてって」
この女性店員は、
「売り場にきたお客様がウキウキした気分になってくれればいいと
思って知恵を絞った」という。
■なぜこの販売員は、自発的に魅力ある店舗作りをしているのでしょう。
■その理由は、店舗装飾の出来栄えや販売力を評価対象とする
表彰制度「エキサイティング・コンペ」によるものです。
取引先の派遣社員を含め、売り場の活性化、販売員の競争意識の
刺激を目的として、藤崎が昨年12月のバーゲン時期に初めて
実施。
昨年10月は2.3%減、11月は8.8%減と振るわなかった
全店売上が、コンペ開催月である12月は0.1%増とわずかながら
プラスに転じています。
常務営業本部長の田中氏もコンペによる効果は実感できたとのこと。
これからも当面は、表彰制度で接客、販売力の底上げに取り組んで
いく構え。
■藤崎では販売員を「競争」させることにより、魅力ある店舗を
自発的に作るよう働きかけていることがわかります。
そして「競争」させるだけではなく、会社はきちんと優秀な
販売員に対して「表彰」することにより、販売員の士気向上
を狙っています。
今のところ、藤崎では会社の狙っている方向に進んでいると言える
かもしれません。
■実際、「表彰」に付随して「お金」や「休暇」等、目に見える形での
報酬が販売員に与えられているかは不明です。
「お金」等の物理的な見返りが無ければ、販売員の士気もそれほど
上がらないのでは?という意見も聞こえそうです。
■しかし、私も過去経験がありますが、学生時代にアルバイトしていた
全国に100店舗以上展開する某飲食店で、定期的に実施していた
クリンネスの表彰。
簡単にいうと、掃除が行き届き、清潔な店舗に対して順位付けし
上位店舗に対して「表彰」するという制度です。
そのときは、「金一封」等はありませんでしたが、アルバイトみんなが
「表彰」されることを目的として、掃除に励んでいたことを思い
出します。
その結果、ちょくちょく優良店舗として表彰されていました。
■ここからもわかる通り、きちんと「表彰」し、全社的に発表すると
いう行為だけでも、働いている人の士気はあがるものです。
もちろん、そのためには公平な判断基準と公平な審査が必要に
なってくることは言うまでもありません。
■また、色々な方がいますので一概には言えませんが、人は本来、
「競争に負ける」ことが嫌いなのかもしれません。
言い替えると、「競争に勝ちたい」という気持ちを少なからず
持っているのではないでしょうか。
この気持ち、心理をうまく藤崎は利用していると言えるかも
しれませんね。
■藤崎のあるJR仙台駅周辺では、三越、高島屋、さくら野百貨店等が
市場を奪いあう構図。今後、パルコや百貨店を核とする大型商業施設が
開業する見通しで、ますます競争は激しくなるばかり。
この藤崎の試みに対する答え。
近い将来、出ることになりそうです。
■最後までお読みいただきありがとうございました。
もし、何か気づきがありましたらクリックを↓。
人気blogランキングです。こちらにはいろいろなブログが揃っています
クリックありがとうございます。
また、次回も会えることを楽しみにしています。