■タクシーを利用する人ってどのような人でしょう。
・仕事が深夜に及んで帰りの電車が無くなってしまったとき
・買い物をし過ぎて、荷物が一杯になってしまったとき
・大雨が降って歩いて帰るのが大変なとき
まあ、これ以外にも様々なケースでタクシーを利用することがあると思います。
■様々なケースはあっても、一つ共通する点があると思いませんか?
それは・・・
「自分の車が無いとき」
■そうです。もし深夜まで仕事をしていても、仕事場にマイカーがあれば、タクシー
なんか使いません。
どんなに荷物が一杯になるまで買い物をしても、車で買い物に行っていれば、
タクシーを利用する必要はありません。
どんなに大雨が降っていても、マイカーがあれば、タクシーを利用しなくても
問題ありません。
■ごくごく普通の考え方だと思います。
しかし!!!
この普通の考え方を覆すタクシー会社があります。
マイカー利用者にタクシーを利用してもらおうと考えるタクシー会社が
あるのです。
「京都相互タクシー」(2005・8・29 日経MJ)
■まず京都のタクシー事情ですが、バブル崩壊後、地元需要の減退が続き、
街を流しても数百円の客がほとんどだそうです。
救いは年々増える観光客。
■特に季節の良い桜や紅葉のシーズンになると、嵐山などの人気スポットは
人でごった返します。
人でごった返すとともに、他県からの車が押し寄せ大渋滞。
名所の駐車場はすぐに埋まってしまい、名所を巡るはずが、駐車場を探すために
街を巡ることに・・・。
私の実家は鎌倉の近くですが、鎌倉も同じようなものです。道が狭く、人も多い。
車は多いが、駐車場は少ない・・・。
■ドライバーのイライラはつのるばかりでしょう。
同乗者も名所を回りたいのに回れずにイライラするでしょう。
■そんなドライバー心理をついて、マイカーで京都を訪れた観光客に貸切タクシーを
利用してもらおうと考えたのが、「京都相互タクシー」です。
サービス名は「パーク・アンド・タクシー」
■マイカーを無料で駐車して、貸切タクシーを利用してもらいます。
もちろん、貸切タクシーの運転手は京都の裏道を知り尽くしたタクシー運転手。
大通りの渋滞はまず避けられるでしょう。また、訪れた名所で駐車場が満車でも
お客様にだけ車を降りてもらい、運転手は近隣で待機していることも可能。
もちろん、観光名所や土産物屋、飲食店への案内は料金に含まれています。
■気になる料金ですが、通常の貸切と同じ料金で、5人乗りを6時間使用で
27,000円。
■現在はホームページのみでの案内で、繁忙期で月5〜10件の利用。今後は、
本格的にサービス内容を告知して、利用者の増加を狙っているとのこと。
■このサービスでまず大切なことは、運転手さんが道路に詳しいことです。
せっかくタクシーを貸切しても、自分で運転しているように渋滞にはまって
しまっては、お客様が満足してくれるはずがありません。
また、私もタクシーをたまに利用しますが、多くのタクシードライバーは
無口な人が多いように感じます。
タクシードライバーは6時間もタクシーを貸し切ってもらうのです。
6時間もお客様と一緒の時間を過ごすのです。あまりにも無口では、
問題があるでしょう。
また、お客様の言うがまま、街中を走るのではなく、地元の人だからこそ、
地元のタクシードライバーだからこその情報も重要になってくるでしょう。
他県からの観光客は知らない、穴場スポットを効果的に伝えることができれば、
お客様の満足度も向上し、リピーターとなってくれるかもしれません。
■何にしても、このサービスを遂行するには、普通のタクシードライバーという
気持ちでは勤まらないと思います。
通常のタクシードライバー以上のサービスを提供できるか否かが、とても
大切になってくるのではないでしょうか。
■とは言え、今回の京都相互タクシーは、本来、自身の顧客外であるはずの
マイカー利用者を取り込もうとしています。
利用者が増加するかは未知数ではありますが、この発想はとても面白いなと
個人的に思いますし、他業種でも見習うべき発想ではないかと思います。
いかがでしょう。あなたもこのような発想で新たな顧客を開拓できませんか?
■最後までお読みいただきありがとうございました。
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