林アキラの「AKIRAKIA」

ある時は音楽家、ある時は役者、そしてまたある時はさすらいの旅人林アキラのつれづれ日記。 不定期更新ご了承下さいまし。

本日博多座にて、「ザ・ミュージック・マン」、
無事に大千穐楽の幕をおろすことが出来ました…
と、連絡をいただきました。(⁠•⁠‿⁠•⁠)
私自身は東京から、無事に完走出来るよう祈っていたので、
この連絡に胸を撫で下ろすとともに、
まだまだ気を抜くことが許されない状況下で、
完走出来たことに、喜びもひとしおです。
こうして完走出来たのは、
スタッフ、キャストの努力はもちろん、
劇場に足を運んでいただいた皆さまの温かいご声援と、
感染症対策へのご協力あってのこと。
関係者の皆さま、本当にお疲れ様でした。
そしてご来場いただきました皆さま、
本当にありがとうございました。
胸高鳴るオーバーチュアとともに幕があがり、
キャスト全員の努力の結晶である、
カーテンコールでのマーチングバンド演奏まで、
本当に心躍る作品となっていたと思います。
どうか、ご覧いただいた皆さまの心に、
そのきらめきが、素敵な思い出となって、
輝き続きますように。

12月に日生劇場で幕を開ける、
ミュージカル「ベートーヴェン」に
歌唱指導で参加いたします。
「エリザベート」、「M.A マリー・アントワネット」にスタッフ、あるいはキャストとして、参加して参りましたが、
久しぶりのクンツェさん&リーヴァイさんの新作参加。
しかも、主人公はあのベートーヴェン!
お二人の作品には「モーツァルト!」もありますが、
いやあ、音楽やる身としては、偉大すぎる作曲家の作品。
相当の覚悟を決めて挑まないと…
詳しくはこちらから

https://www.tohostage.com/beethoven/

今年は年頭にお伝えしたとおり、スタッフサイドの1年ですが、
それを締めくくる大作です。
頑張ります!

数日前に報じられましたが、
高見のっぽさんが亡くなられたニュースを知り、
寂しい思いでいっぱいです。
ご存知の方も多いと思いますが、
高見さんは。現在のEテレ、昔で言うところのNHK教育テレビの「できるかな」で、
ノッポさんとして活躍されました。
ゴン太くん、ナレーター(つかせのりこさん、かずきかずみさん)のおしゃべりと相まって、
工作をするノッポさんの笑顔のファンだった方も多いことと思います。
基本的に番組内ではひと言も言葉を発せず、
ゴン太くんとの軽妙なやりとりに、
ナレーターの愉快なおしゃべりがかぶる…
その取り合わせが本当に楽しくて、
毎回楽しみでした。
(基本的に喋らない…が何を意味するか…
番組ファンの方はおわかりですよね?
そう、最終回でひと言、発してしまったノッポさんを…(⁠•⁠‿⁠•⁠))
私が「おかあさんといっしょ」に出演していた当時、
高見さんにお会いすると、気さくに、
「アキラくん!」と声を掛けて下さり、楽しくお話させていただきました。
高見さんはタップダンスもこなされたので、
タップダンスに関するお話もした思い出が蘇ります。
いつも優しい言葉をかけて下さり、
話しているだけで心が安らぐ瞬間がたくさんありました。
あの笑顔に会えないと思うと、本当に寂しい…
ノッポさん、素敵な思い出をたくさんありがとうございました。

この度の石川県の地震により、被災された方々に、
心よりお見舞い申し上げます。
余震や雨の影響で、不安な時間を過ごされている方も多いと思います。
どうかこれ以上、被害が拡大しませんように。

コロナ禍の影響もあり、一昨年から昨年にかけては
観劇で劇場に出向く機会がグッと減っていたのですが、
今年は気になる舞台は可能な限り観たいと、
足を運んでおります。
そんな中、今日は最近観た作品二本について、綴りたいと思います。

まず、「マチルダ」。
児童小説であるロアルド・ダールの「マチルダは小さな大天才」を、
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(以下、RSC)がミュージカル化した作品で、
RSCの本拠地である、ストラットフォード=アポン=エイヴォンから
ロンドンのウエスト・エンド、
そしてブロードウェイに渡り、
ローレンス・オリヴィエ賞やトニー賞を
受賞しました。
子どもたちが大活躍するこの作品、
演出、ステージングにも様々な仕掛けや工夫がされていて、
子どもたちは勿論、大人にもかなりの身体能力、運動神経を要求され、
同時にプリンシパルからアンサンブルに至るまで、
各キャラクターの個性が強烈で、それを演じるための高い演技力、発声、そしてパワーをも要求されます。
今回客席からそれらを目の当たりにし、
それに値するものを観せて下さったキャストの皆さんに、
本当に頭が下がりました!
ティム・ミンチン作詞作曲のミュージカルナンバーも、
どれも魅力的かつエキサイティングで、
既にCDで何度も聴いていましたが、
改めてその素晴らしさに感動しました。
これまでに色々な作品でご一緒した仲間も数多く出演しており、
みんな大活躍していることが本当に嬉しかったです。
6月まで公演は続くようなので、カンパニーの完走を祈ります。

続いて「エンジェルス・イン・アメリカ」。
1980年代、AIDSという名前が世の中に広まった時期を舞台とし、
1991年に第一部「ミレニアム迫る」がまず上演され、
続く1992年に第二部「ペレストロイカ」が発表されました。
それぞれ3時間半、4時間、
計7時間半の上演時間と言う、大作です。
私は銀座セゾン劇場での日本初演、及び海外で制作されたテレビドラマ版を観ていて、
トニー・クシュナーの素晴らしい台本に心揺さぶられておりました。
今回の公演、「生きる」でご一緒した山西惇さん、
「エリザベート宝塚25周年記念コンサート」でご一緒した水夏希さんが
ご出演ということで、是非拝見したい!
と思い、
どうせ観るなら一部、二部通しで…
ということで、通し公演を観て参りました。
お二人を始め、出演者の皆さんの熱演に、
時間があっという間に過ぎていきました。
いやあ、改めて凄い作品であることを痛感。
そして、コロナ禍を経験して来たこの状況下でこの作品を上演する、
そして観劇する意味というものを、
強く強く感じました。
上村聡史さんの演出にも感銘を受けました。

二本の作品を観て、演劇の持つ、無限の力をも、また、
強く強く感じた次第です。
あ〜、ストレートプレイもやりたいなあ…

本日、ミュージカル「ザ・ミュージック・マン」、
東京公演千穐楽を無事に迎えました。
私は今日の公演自体を観ることはできませんでしたが、
数日前に観に行き、キャストの皆さんがダニエルやエミリーの演出、振付を
ブレることなく、崩すことなく、守り、
それでいながら、いい具合に馴染んだ状態で公演が進んでいるのを観て、
安心すると同時に、とても嬉しかったです。
そして、東京千穐楽。
ここまで劇場に足をお運びいただき、
温かいご声援をお贈りいただいた皆さまに感謝いたします。
だいぶ落ち着いたように見えますが、
感染症に対して、
まだまだ気の抜けない演劇界です。
ご来場の皆様のご協力もあっての東京千穐楽です。
この先、全国公演へと続きます。
ご来場予定の皆さま、どうか引き続き、
「ザ・ミュージック・マン」ファミリーにご声援のほど、
宜しくお願いいたします。

ミュージカル「ザ・ミュージック・マン」は
ご来場の皆さまの温かいご声援に支えられて、
東京公演、折返し点を通過しました。
残りの公演も無事に進むよう、スタッフの一人として、
祈るばかりです。

さて、先日、東京芸術劇場で上演中の
ミュージカル「ジプシー」を観て来ました。
主演の大竹しのぶさんを中心に、カンパニーの皆さまの熱演に感動し、
拍手を贈って来ました。
「ザ・ミュージック・マン」同様、
こちらの作品でも子役の皆さんが大活躍!
今月はこのあと、「マチルダ」も観劇予定なのですが、
本当に子役の皆さんの活躍ぶりが眩しいですね。

さて、「ジプシー」は、作詞にスティーヴン・ソンドハイム、
作曲にジュール・スタイン、
そして、脚本にアーサー・ローレンツという、
ビッグネームが並んでいます。
ジュール・スタイン作曲のミュージカルナンバーはどれも素晴らしいものばかりで、
この作品も「ガイズ&ドールズ」や
「ザ・ミュージック・マン」と並んで、
オーバーチュアから胸の高鳴りが抑えられません。

「ジプシー」の初演が1959年。
(私が生まれた翌年だ!)
「ガイズ&ドールズ」が1950年初演、
「ザ・ミュージック・マン」が1957年初演
(私が生まれる前の年だ!)…
と、昨年から今年にかけて、1950年代を代表する名作が、
我が国で次々と上演されており、
関係者としてだけではなく、1ミュージカルファンとして、
とても嬉しい!
コロナ禍を体験し、まだその状況が落ち着ききっていない中、
どうしても沈みがちになってしまう日々の中で、
笑い、涙し、感動するブロードウェイ作品は、
本当に力を与えてくれます。

これからも、劇場をあとにした観客の皆さまの、
心の糧となる作品に関わり続けて行けたら…
と、切に願う林でありました。

さて、「ザ・ミュージック・マン」も無事に幕を開けて、
ふと、
「昨年の今頃はラ・カージュ・オ・フォールの大千穐楽に向かいながら、
ガイズ&ドールズの稽古も始まる頃だったなあ…」
と感慨に浸っているところに、
なんと、ロンドンの新しい劇場、ブリッジシアターで、
「ミス・サイゴン」のオリジナル演出、
そして「回転木馬」の演出を手掛けた
ニコラス・ハイトナーの演出による
「ガイズ&ドールズ」が上演されているという情報。
ニックには「回転木馬」に出演したときにお会いしてるのですが、
いやあ、これ、観てみたい!
そして、昨年の日本版「ガイズ&ドールズ」を演出した、
我らがマイケル・アーデン氏は、
なんと、ブロードウェイで「パレード」の新しいプロダクションの演出を!
こちらも観てみたい!
新情報に心躍らされる一方で、
ブロードウェイの「オペラ座の怪人」がクローズという、
残念な情報も。
35年と言う年月で、ロングラン記録を塗り替えたのは、
本当に凄い事です。
「レ・ミゼラブル」、「オペラ座の怪人」の2大作品を中心に、
1980年代にロンドンミュージカルが世界を席巻したのも、
今や懐かしい思い出。
「ガイズ&ドールズ」や「ザ・ミュージック・マン」が、
ブロードウェイクラシックと呼ばれるように、
これらの作品も、ロンドンクラシックと呼ばれるようになりつつあるのかなあ…
と思うと、
時の流れの中、感慨深いです。
そんなレ・ミゼ、ファントムの2作品を、
旬の頃に本場ロンドンで観ることが出来たのも、
本当に良い思い出です。
我々日本ミュージカル界も、まだまだ頑張って、盛り上げなくちゃね!
世界のミュージカル、これからも素敵な作品とたくさん出会って行きたいですね。

ミュージカル「ザ・ミュージック・マン」、
子役のダブルキャスト含めて、
無事に開幕いたしました。
素晴らしいミュージカルナンバーばかりですが、
なかなか手ごわい事も事実。
それを仕上げて下さったキャストの皆さんの努力に感謝、
そして拍手を贈ります。
大千穐楽まで、無事に完走するよう祈るばかりです。
今回の作品、子役の皆さんも大活躍。
この作品を通して、ミュージカルの楽しさ、素晴らしさを、
ご観劇の皆さまにも改めて感じていただけたら、と思います。
ご観劇予定の皆さま、引き続きご声援のほど、
宜しくお願いいたします。

「ザ・ミュージック・マン」は劇場入りし、
舞台稽古進行中です。
舞台装置、照明、音響すべてが揃い、
これまで稽古場で積み上げてきたものが、
それらの力を借りて、何倍、いや、
何十倍にも世界が拡がっています。
劇場の隅々までしっかり歌声と歌詞をお届けすべく、
歌唱指導として、更に高みを目指して初日まで突き進みたいと思います。
それにしても、今夜は(日付変わっちゃったけど)肌寒い位の気温まで下がっていて、
劇場出た時にびっくり!
皆さまどうか体調崩されないよう、
ご自愛下さいね。

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