組織のマスターからの通信は、たった二言で切れた。


「競技 4」


新人である私には、それがどういうことなのか最初はわからなかった。
しかし、テーブルの上に並べられた


「味方の可能性がある人物のコードネーム」


を先輩2人が眺めながら教えてくれる。
味方エージェントの可能性がある人物は25人。

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ここには、その25人のコードネームがカードにされ、並べられているのだ。


我らはスパイ組織レッド。
この25人の中から、早急に複数人の仲間を見つけなければならないらしい。


25人の中には、一般人やライバルであるスパイ組織ブルーのエージェントも含まれているらしい。
ライバル組織も同様に仲間を探しているらしいのだ。時間はない。
彼らよりも早く味方エージェント全員を見つけるのだ。


さらには、25人のうち1人は...

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我々エージェントを狙う暗殺者のコードネームも含まれているらしいのだ。
その暗殺者にうっかり連絡を取ってしまうと、すぐに逆探知され我が組織は壊滅させられてしまうだろう。


ことは慎重に運ばなければならない。


そういえば、もし我らの活動を見た人がいたらこう思うだろう。
「地域の公民館和室。簡易テーブルに並べられたカード。何がスパイ組織だ」と。


わかっていない。まったくわかっていない。
我らがそういう組織だからこそ、このように地域に紛れ込んで活動しているのだ。


それはさておき、早く味方エージェントを見つけなければ。



(小説風とりあえずここまで)
と、いうわけで、今日は...

ボードゲーム コードネームのリプレイでーす(写真は駿河屋)


最近では...
コードネーム:ピクチャーズ 日本語版
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というボドゲが出ているようですが、今日はピクチャーズじゃないほうの、コードネームのリプレイとなりますのでご注意をマドモアゼル(amazonリンク)


さて。話を戻して。
先日、かんぽの会にてプレイさせていただきました〜。
今回は8人プレイ。赤チーム4人、青チーム4人。


各チーム1人ずつが単語を伝えるスパイマスターとなり、残りは回答者。
先に全ての仲間エージェントのコードネームを当てるか、相手チームが暗殺者に当たってしまうかで勝利。
それではリプレイスタートですっ

■一人ずつ



「やっぱり、オリンピックとは確定だろう」


先輩が呟いた。もう一人の先輩に続き、私も頷く。
マスターは4と言っていた。競技にまつわるコードネームの味方エージェントが4人いるということだ。
他の可能性も探さなければならない。


「ジャンプは、あるんじゃないか?」
「たしかに。船もボートレースとかあるからな。怪しい」
「カジノやフライも競技に入るのかもしれない」


などと、議論に熱が入る。
「どれが候補に出たのかわからなくなるから示そう」
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と、一人の先輩がポーカーチップをどこからか出し、今まで出たワードのところに置いていった。

(ルール的に良いのかわかりませんよーちなみにポーカーチップは別売りですよーw)


そして我々の案が、固まった。
「どうする? 誰から行く?」


全員の目が合う。
そして、全員が同時にオリンピックを指さした。


すぐさまオリンピックに連絡をすると...

(ゲーム的には指をカードに置くと、マスターがそこが何のエージェントかを教えてくれ、タイルが置かれる)
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大丈夫だ。我が組織レッドのエージェントだ。
しかしオリンピックとは粋なエージェントネームだ。私もそんなネームを名乗りたいものだ。


「次は...」
ロンドンに連絡を取る我ら。

(ゲーム的には指を置いただけ)


ロンドンも味方だ。そしてここからが悩みどころだ。


船か...カジノか...はたまたロックか...
「船で行くか」


全員が同意し、コードネーム「船」に連絡を取る。
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――――誰!?


相手は我が組織にもライバル組織にも関係ない、一般市民だった。
これ以上、競技に関連するエージェントを探すことは危険かもしれない。次のマスターからの連絡を待つとしよう。

(自分の組織以外の者が出てしまうと、相手チームの手番になる)


まあいい...
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少なくとも2人の味方エージェントが分かったのだ。まずまずの成果だろう。




■ブルーチーム


マスターからの次の通信が来るまで、我らはライバル組織ブルーの組織員たちが集まる部屋の盗聴を始めることにした。
(実際には同じ部屋で同じカードを使っていますよー。盗聴じゃないですw)


ブルーのマスターは、彼らに「国連」とヒントを出したようだ。
議論が白熱するのかと思いきや、彼らはあっさりと...
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「アメリカ」と「ヨーロッパ」が仲間であることを確認したようだ。
なかなか手練れが集まっているようだ。


我らも負けてられない。
…ザッ…ザザッ...


マスターからの通信だ。
彼らよりも早く、残りの味方エージェントを見つけなければ!




■真剣な議論


「じょ、女性だと!? しかも何人もいるのか!?」


マスターからの暗号は女性だった。
エージェントが女性という意味では無い。我らはコードネームしか知らないのだ。性別など分かるわけがない。


しかし、「女性」という暗号は意味があるのだ。
正確な数字は忘れてしまったが、マスターは3人か4人と言っていたような気がする。一気にこの暗号から仲間を見つけたい。


「女性か...」
我らの視点はこの辺りに集まった。
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「女性と言ったら、美人だろ。男には使わない。」
「それもそうだが、女医もあるかもしれない!」


「女医があるなら、女教師もあるだろう!」


趣味嗜好の問題になってないだろうか......
ふと自分たちを客観視してみると、仲間エージェントを探しているようには、まったく見えなかった。


だが、これは組織の命運をかけた議論なのだ。
私も新人だからといって、黙っているわけにはいかない。


「やっぱ......パイ、じゃないかな」


「――――!? それ来る!?」
「うおおお〜!」


なぜか興奮冷めやらぬ私たちであったが、私たちもプロ。
数分で冷静になり、最初はコードネーム「美人」に連絡を取る。


.........仲間だ。よかった。


安堵する我ら。そしてすぐ、次は誰にするかの議論が再燃する。
「教師」か、「医者」か、はたまた「パイ」なのか...「ウサギ」という案も出たが、女性がウサギとは限らない。
現に男である私のコードネームは...おっと誰が聞いているか分からない。


しばしの議論の末...


女医――正しくは医者――に決まった。
美人女医を想像しながら、連絡を取る我ら。
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ライバル組織のエージェントじゃないか!!

(我らの手番は終わり。相手の手番となる。しかも相手チームの正解を増やしてしまった)



■前の暗号も参考に


ブルー組織の盗聴を終え、彼らが順調に仲間を見つけていることに若干の焦りを感じていると、ちょうどマスターからまた通信が入った。


「哺乳類 3」


最初は正体不明の25人だったが、今はだいぶ素性が明かされてきた。
この中から絞るのは容易くなってきたような気もする。


「やっぱり、女教師だったんだ!」
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そうして、教師、ウサギ、蹄鉄が味方であることがわかる。
ライバル組織も順調に仲間を見つけている。


我らが見つけた仲間6人。
ライバル組織も6人見つけている。


情報によれば、我らはあと3人見つけなけれならない。
ライバル組織はあと2人だろう。

(先攻だったチームは9人、後攻は8人)



■奴が


そしてまた我らが、ライバル組織の動向をうかがっていると……


ギャァァァァッ!
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ライバル組織が連絡を取ったコードネーム「ナイフ」は暗殺者だったのだ!


すぐさま、ライバル組織が散り散りになっていく。
危ないところだった。

(暗殺者を当ててしまったので、青チームは敗退。我らの赤チームが勝利となった)


これで我が組織は次のライバル組織が現れるまで、この裏業界でのトップを維持し続けるのだろう。


手始めに、ブルー所属だったコードネーム「女医」もとい、「医者」を仲間にひきいれる。
その決定は視線を交わすだけでなされた。


仲間探しの時もこのぐらいの決定力があったらいいのに……(終)




■おまけ スパイマスターの視点


ってな感じで、小説風リプレイは、ここまでっ!
び、微妙に読みづらかったらごめんなさい


ちなみに、出題者にはこんなカードが目の前に置かれて、これを見ながらヒントを言うってわけ。
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複数枚含むヒントが難しいんだよね。盤面にもよるけど。
「レース」と「ローマ」があって、チャリオッツが浮かんで言おうかなと思ったら、青チームの正解に「軍隊」があって、ダメかーと思ったり。


私がスパイマスターの時は、結局「アベ・カエサル! 2枚!」で見事ローマとレースを当ててもらえたんだが


いやぁ〜面白かった
また大人数で遊びたいなー


ボードゲーム コードネームはamazonに売ってマース
コードネーム 日本語版
コードネーム 日本語版