2008年05月

2008年05月23日

84bf3e7e.JPG今日も雨模様。
そんなに強い雨じゃないんですが、毎日こんな感じだと気が滅入ります。
昨日も雨がすごかったんですよ。
大雨、といってもいい感じでしたね。

今日は大学での授業。
楽しい4年生の女の子達の授業です。
僕の教えている学生、女の子だけなんですよ。
4年生が10人、2年生が10人、全員女の子。
いやあ、おしゃべりがすごくて困ることもあるんですが、基本的には非常に楽しいクラス。

僕は2コマ(一コマ=一時間半)の授業のとき、最初のコマでは教科書やテキストを読むなど、ちょっと硬めのことをやって、二つ目のコマは楽しいことをやるというのが僕のスタイル。
今日の二コマ目は「自分や他人のいいところを探そう!」というテーマでした。
これは元々、インターネットで見つけたネタなんですが、56の項目があって・・・
説明しにくいなあ。
今日は時間もあることだし、全部書いて見ますか!

56の「いいところ」が表になっています。
1.信念がある
2.自信がある
3.視野が広い
4.正義感が強い
5.柔軟性がある
6.集中力がある
7.責任感が強い
8.積極的な
9.情熱的な
10.意欲的な
11.大胆な
12.勇敢な
13.リーダーシップ
14.頼りになる
15.包容力がある
16.信用できる
17.社交的な
18.活発な
19.陽気な
20.愛想がよい
21.さわやかな
22.純粋な
23.無邪気な
24.楽観的な
25.のんびりした
26.感受性豊かな
27.繊細な
28.独創性に富んだ
29.好奇心が強い
30.ユーモアがある
31.知的な
32.理論的な
33.物知りな
34.計画的な
35.現実的な
36.優しい
37.親切な
38.心が広い
39.温かい
40.公平な
41.思いやりがある
42.誠実な
43.正直な
44.真面目な
45.素直な
46.穏やかな
47.冷静な
48.礼儀正しい
49.几帳面な
50.慎重な
51.清潔な
52.我慢強い
53.努力家
54.粘り強い
55.献身的な
56.謙虚な

ふ〜っ。
疲れたぜ。

それぞれの項目が「過去」「現在」「未来」「他人」の欄に分かれています。
最初に学生が自分自身について記入します。
例えば、過去の自分がどうだったか選んで○をつけます。
そして、現在の自分がどうか選んで○をつけます。
もしそれが100%ではないが、ちょっと当てはまっていたら△をつけます。
それから、将来においてどんな性格を身につけたいか選んで○をつけます。

これを学生全員が書いた後、その書いたものを僕が集めて、それをシャッフルして学生達に渡します(書いた本人には渡しません)。
紙には名前が書いてありますから、その人のいいところを探して、「他人」の欄に○をつけます。

これがかなり面白かったんです。
例えば、一番面白かったのはベロニカさん(うちの奥さんではありませんよ。同じ名前を持つ学生です)。
ベロニカさんは自分では「44.真面目な」という項目に○をつけなかったのですが、彼女は誰がどう見ても真面目すぎるくらい真面目な女の子。
ベロニカさんの性格を評価したナージャちゃんも「私の評価とベロニカさんの評価は全然違います!」と言って、笑ってました。
確かに、ベロニカさんが○をつけていないところに、ナージャちゃんは○をつけてました。
もう一人、うちのガーリャちゃんも自分の評価と他の人の評価が違ってましたね。
自分では「38.心が広い」に○をつけていなかったんですが、ガーリャちゃんは本当に広い心の持ち主。

自分で思っている「私」と他人が思っている「私」では、かなりギャップがあるんですね。
僕はすごいペシミストだと自分では思っていたのですが、ある友達(読んでるか、ぴょん吉!)から「お前はすごい楽観的なタイプだと思う」と言われたことがあります。
そう言われて、よく考えてみると、苦しんでいるように見えて苦しんでない、考えているようであまり考えてない、ということが自分でもわかったりして。
他の人から言われて気付く自分の性格ってあると思いませんか?

さて、僕に対する、うちのベロニカちゃんの評価です。
1.信念がある、3.視野が広い、4.正義感が強い(「強すぎる」ベロニカちゃん談)、6.集中力がある、7.責任感が強い、8.積極的な(僕は反対)、9.情熱的な(これは僕にとって一番大切なものの一つ!)、10.意欲的な、11.大胆な(ベラルーシに住むこと自体、かなり大胆)、12.勇敢な、13.リーダーシップ、14.頼りになる、15.包容力がある、16.信用できる、22.純粋な、23.無邪気な(34歳なのに・・・)、26.感受性豊かな、28.独創性に富んだ、29.好奇心が強い、30.ユーモアがある(僕の冗談はベラルーシでも通用してます!)、31.知的な、33.物知りな、34.計画的な、35.現実的な(絶対違うと思う)、36.優しい、39.温かい、40.公平な、41.思いやりがある、42.誠実な、43.正直な、44.真面目な、47.冷静な(「自分と比べたら、だけど」ベロニカちゃん談)、48.礼儀正しい、53.努力家、54.粘り強い、55.献身的な

多すぎ!
うちの奥さん、かなり僕のこと買いかぶってますね。

授業の最後に、僕が学生一人一人の性格を評価したものを渡しました。
4年間も一緒に勉強してきた「仲間」ですから、僕も彼女達のことは多少はわかっているつもりです。
僕なりに心をこめて書きました。

カーチャちゃんは「先生の評価は私の自己評価とほとんど同じです」と言ってました。
君の性格、僕はうらやましいよ。
例えば、僕が悩んでいると、カーチャちゃんは「先生、考えてもしょうがないですよ」とニコニコして言うので、気が楽になることがあります(いつもではないけど・・・)
その楽観的な性格に救われたクラスメイトも多いんじゃないかな。
僕もその一人だけど。

ナージャちゃんは僕の書いた評価のいくつかが意外だったらしく、「本当にそう思ってるんですか?」と聞いてきました。
ナージャちゃん、あなたは本当に優しくて、いい子なんですよ。
その優しさが普通の人と違うタイプの優しさなんだよね。
でも、僕には彼女が優しい人だということがよくわかります。
(そういえば、僕もある好きだった女の子に「古○君って優しいけど、すごくわかりにくい優しさだよね」と言われたことがあります)

ターニャちゃんはいつも楽しくて、ニコニコちゃん。
そして、クラス一番の努力家。
そのひたむきなところには、頭が下がります。
日本へ行って、一生懸命がんばって勉強してきたら「31.知的な」の項目に○、つけてあげますよ。

ベロニカさんはおとなしく見えるけど、実際は非常に芯が強い子。
「未来」のところでは、ほとんどの項目に○をつけてましたね。
変わらなきゃ、という気持ちがびしびし伝わってきて、いいね!
でも、今のベロニカさんが持ってる「45.素直さ」はそのままで、ね!

こうゆうスタイルの授業は学生にも受けるし、僕も大好き。
日本から送られてきたビデオの中に、「構成的エンカウンター」という新しい教え方についての番組があって、そのやり方に興味を持つようになったんです。
元々、クラス内の生徒の交流を図り、クラス内の関係を円滑にするためのもの(と私は捉えています)なのでしょうが、私はそれを日本語の授業に使っています。
こうゆうタイプの授業って、ベラルーシではないんですよね。
社会心理学者の方が似たようなことをやっていたのには、参加したことがあって、そのときのネタも日本語の授業に使わせてもらったんですけど。
これからもいろんなネタを探したり、自分で開発しなければ!

学生達に「授業のときに撮った写真をブログに載せてもいいですか?」とショートメールを書いたところ、「かわいく写っている写真だったら、載せてもいいですよ」との返事。
もし写真が気に入らなかったら削除するので、私の携帯電話に連絡するように!

akiravich at 02:14コメント(9)トラックバック(0) 
日本語教師の仕事 

2008年05月22日

fd0c30ae.JPG今日の写真はベロニカちゃんと井上陽水です。
どうしてかというと、ベロニカちゃん、井上陽水の歌が大好きなんです!
ベロニカちゃんは気に入ったCDがあると、仕事をしながら一日中聞いているんです。
そして、飽きるとそのCDの存在すら忘れてしまう(まあ、そこまでひどくはないか)。
でも、この井上陽水のCDだけは一年以上聞き続けているのです。
CDに入っている曲の中で一番のお気に入りが「心もよう」。
ベロニカちゃん、いつも歌ってます。
「さみしさ〜のつれづれに 手紙をしたためています あなたに」
しぶい! しぶすぎるぜ!ベロニカちゃん!
メロディーもきれいだし、声もいいし、彼のスタイルがすごく好きなのだとか。
「傘がない」も好きなんですって。
僕達のうちには一日一回は井上陽水の歌が流れているのです。

僕も好きですよ。
「心もよう」も好きですが、「氷の世界」「闇夜の国から」も大好き。
フォークソング、結構好きなんですよ。
以前、NHKのBSでやってたフォークソング大全集、ビデオに撮ったのをベラルーシに持ってきていて、時々、見てます。
アルフィーの坂崎さんが司会をやっている番組ですね。
この話しはまた今度ということで。

今日もちょっと元気なしの状態が続いています。
昨日の嫌な気分がそのまま残っている感じ。
でも、日本からのビデオを見ると、嫌なことを一時的にですが忘れます。
今日見た番組の中では、丸藤・杉浦VSブリスコ兄弟がすごすぎて、唖然としました。
あのフィニッシュはいったい・・・(プロレスに興味のない方はわかりませんよね、何のことやら。すみません)

今日もちょっと嫌なことが。
グループで勉強しているある学生にグループをやめてもらったのです。
その人は独学か何かはわかりませんが、日本語を多少知っている状態から、勉強を始めたのです。
みんなの前で偉そうに知識をひけらかす子供、日本にもいますよね。
そうゆうタイプで、最初からやりにくさを感じていました。
以前からそうだったのですが、その人は私の話しを全く聞かず、日本語のプリントに絵を描き続けているのです。
それって、私の授業が面白くないって言ってるのと同じですよね。
でも、本当に面白くなければ来ないはずなんですよ。
大学だったら、面白くなくても講義に出席することはあるでしょうが、これは私の自宅でやっている授業。
大学で卒業証書をもらうために勉強している学生とは違って、私のところでの勉強は興味がなければ来なくてもいいし、やめればいいのです。
確かに、私がその人の知らないことを説明し出すと、その人もちゃんとメモを取るんですよ。
でも、それ以外はお絵かきの時間。
それを他の学生に見せたりして、みんな笑ってたりするので、邪魔だったらありゃしない。
前々回の授業で「いい加減、絵を描くのやめてくれないか」と注意をしたところ、「私は先生の話を聞いてます! 絵を描きながらでも、先生の言っていることは全部理解しています!」と反撃。
その後、5分ほどは手を休めましたが、またお絵かき開始。
私も見てみぬふりをするという状態でした。
そして、今週の授業でも、同じような態度をやめないのです。

なので、今日その学生に電話をして「もうこれ以上、我慢できないので、やめてもらいます」と伝えました。
その人は最初、こちらの意図がわからなかったようで「これは私のくせなんです。小学校の時からずっと授業中絵を描きながら勉強してきましたが、学校での成績はいつも優秀でした」
ふざけてますよね。
教師に対する最低限の礼儀もわきまえないで、何を言っているのでしょうか。
すると、こちらがまじめに言っているのだということがわかってきたらしく「先生、私の態度が気に入らないのなら改めますから、話し合いましょう」と言ってきました。
あとでうちの奥さんにも言われたのですが、こうゆうタイプは口では反省しているようなことを言って、態度を改めないことが多いのです。
私も自分の経験で知っています。
もう一度、その人に教える意志がないことを伝えると、さあ、そのあとは・・・

ベラルーシ人(スラブ人全体のメンタリティーかも)お得意の「逆ギレタイム」!
「先生は電話じゃなくて、授業が終わった後、私を引きとめて話しをするべきだったんです!!!」「先生のやっていることは非常に失礼なことです!」
私とあなたのうち、どちらが失礼なのか教えてもらいたいもんだ。
ベラルーシ人女性と付き合ったことのある方なら、彼女達がいかに理不尽な理由で相手を攻め立ててくるかが、お分かりになると思います。

結局、穏便にというわけにはいきませんでしたが、やめてもらうことになりました。
その人は自分の振る舞いがいかに失礼であるかを全く理解していないようでした。
こうゆうタイプ、いるんですよ。
日本人は「礼儀」を大事にしますよね。
やはり文化が違うのでしょうか、そうゆう日本の常識が通じないことはたくさんあります。
日本の常識の枠で考えていると、ベラルーシ社会では生活できません。
この辺の日本人とベラルーシ人の意識の違いについて、いつかまとめてみたいと思っています。

akiravich at 07:45コメント(2)トラックバック(0) 
日本語教師の仕事 

2008年05月21日

今日は変な日。
いいことと悪いことが一気に起こりました。

まずはいいこと。
日本からの荷物が届きました!
授業が終わったあと、最初に仙台の方からのプレゼントを受け取りに行きました。
先日、ミンスクのマラソン選手団が仙台のハーフマラソンに参加した際、その団長さんだった人に仙台の方が僕の奥さんへのプレゼントを託してくれたのです。
ありがとうございました!!!

そして、中央駅の裏にある郵便局へ両親からの荷物を取りに。
かなり重いので、いつも帰りはタクシーで。
ベラルーシに住んでいて、一番の楽しみは日本から届く荷物。
中には大量の食べ物、CD、ビデオ、週刊プロレス(これは非常に重要!)、キーホルダーなど、いろんなものが入っていました。

週刊プロレスは必須アイテム!
インターネットでプロレス情報は毎日チェックしていますが、それでも週刊プロレスは日本にいた頃から愛読していたので、愛着があります。

食べ物は乾燥したものが多いです。
かつおぶしとか、乾燥わかめとか。
味噌もありました!
生のごぼうもあって、最高!
日本からベラルーシまで荷物が届くのに、一週間近くかかっていますが、おそらく大丈夫。
明日にでも料理して、食べよう!
納豆も入ってました。
でも、あれって要冷蔵でしょ?
今までも時々送ってくれたことがあったのですが、うちの母曰く「納豆はもともと腐っているんだから、これ以上腐ることはない」
これって、正しいんでしょうか?
まあ、これまで、食べても大丈夫でしたから、OKなんでしょうね・・・

ビデオ!
これですよ、これ。
本当に欲しかったもの。
今回は4本も!
ちょっと見てみたのですが、今回はプロレスが多くて、すばらしい!
中でも、金本浩二VS田中将斗は言葉を失いました。
僕は金本が大好きなんですが、田中将斗は特別。
東京に住んでいた頃、FMWの川崎球場大会には3回ほど行った事があるんです。
そのとき、田中の試合はものすごく印象に残っています。
まだまだ無名だった田中がグラジエーターとやりあって、机にアッサムボムを受けたり、私の記憶が確かならば、高いやぐらの上からも投げられてたような気がします。
あの田中将斗が・・・
大仁多の遺伝子を受け継ぐ田中将斗が新日本のリングで金本と堂々とやりあってる。
僕は涙が出そうになりました。

荷物が届いた日はお祭りです!
独身だった頃は一人でお祭りしてました。
お酒を飲みながら、日本からのビデオを見るのです。
次の日は寝不足で大変なのですが・・・
今日はほどほどにしておきます。

さて、今日起こったことの悪いほうです。
先週、公開授業があったのに、誰も来なかったということについてはお知らせしました。
その代わりの授業が、今日あるはずだったのです。
今日もすっぽかし。
うちの上司(中国語の先生です)は論文を書く仕事がかなり煮詰まっていて、電話にも出ない状態。
まあ、これは仕方がない。
しかし、私の直接の上司であり、同僚である現地人日本語教師はまた来なかったのです。
ショートメールを書いたのですが、それにも答えず。
公開授業の前に学生達が教室に入ってきて、「○○先生は来ません」
私が「どうして?」と聞くと、「○○先生は『忘れてた』と言ってました」

もう許せん!
ふざけてますよね。
こっちはすごく準備して、自分の授業がどんなものか見て欲しいと心から思っていたのに、その気持ちを踏みにじられたような気持ち。
彼がそうゆう人だとは知っていましたが、ここまで来るとさすがに・・・
私は怒りに震えています。

大学から荷物を受け取ってうちに帰るまで、一つの考えが頭の中に渦巻いていました。
「大学、辞めたい」
こんなこと、考えるのは初めてではないのですが、これほど強く辞めたいと思ったことはありません。
ここには書きませんが、数え切れないほどのことを我慢しているのです。

しかし、辞めたとして自分に何が出来るのか。
一番の心配は収入です。
今は個人レッスンのお金で稼いでいますが、大学の給料も大事な収入源。
私が働いている大学はベラルーシでも一番ステータスの高い大学。
そのことに守られている部分もあるのです。
その肩書きを失うことは、肩書きのみならず、家で言えば「屋根」を失うことにもなるのです。
これは日本とは感覚が違います。
うちの大学を辞めるということは、うちの大学だけでなく、もっと大きい何かを敵にまわすことになるのです。

しかし、嫌なことはどこにでもあって、他の大学に移ったりしても似たような問題は出てくるでしょう。
おそらく、日本でもそうなのでしょう。
みんな我慢していることはあっても、それを顔に出さずにがんばっているのではないでしょうか。
ここで、逃げたら学生のためにならない。
これまでも「学生のためだから」と自分に言い聞かせて、がんばってきたのです。
今回もこう言い聞かせて、乗り切ろうと思ってます。

とまあ、こんな感じなんです。
これで日本からの荷物がなかったら、すっかり落ち込んでいたことでしょう。
仙台の方とうちの両親に感謝!

追伸
Mさん! ミンスクで一緒におでんやでもやりませんか?

akiravich at 06:07コメント(2)トラックバック(0) 
日記 

2008年05月20日

a0479a12.JPG今日は個人レッスンが5コマあったのですが、一つはキャンセル。
なので、割と楽な一日でした。
授業の合間に体操もできたし。
時々、やってるんですよ。
腹筋とダンベル、スクワットをだいたい30分〜1時間ぐらいかけて。
やると、体の調子がよくなりますね。
夏休みは時間があるので毎日やるのですが、仕事があるときは一週間に2回ぐらいでしょうか。
それでも、やらないよりはましと思って、やってます。

さて、今日は味噌汁の話です。
もちろん、ベラルーシには味噌汁はありません。
っていうか、味噌がありません。

実は今日の朝、うちの奥さん、ベロニカちゃんから面白い話を聞いたのです。
最近、ある寿司バーの人がテレビに出ているのを見たのだそうです。
その人の話。
最初に味噌がどんなに体にいいかを滔々と説明し、その後、味噌汁の飲み方を説明し始めたのです。
飲み方、ってありましたっけ?

彼の話では「日本では味噌汁を飲むのに規則があって、二つの工程があります。最初に液体を全部飲み干し、その後、はしで具を食べるのです」

おいおい!
違うと思うぜ。
日本文化の中にはいろんな規則やマナーがあったりして、日本人でも知らないことってよくあると思うんですよ。
でも、これは違うだろ!

ちなみにその人が働いている寿司バーの名前は「manga」。
最初にその店の看板を見たときはマンガ喫茶かと思いましたよ。
僕はベロニカちゃんと食べに行ったことがあります。
店員がコスプレだったりして、とちょっと期待して行ったのですが、そんなことはなく、普通のウェイトレスでした。
着物は着てたかもしれない・・・ちょっと忘れました。
インテリアも普通。
でも、飾ってある絵が全てアニメやマンガから取ったもの。
かわいい系のアニメがほとんどかな。
あの雰囲気で寿司を食べるのは、ちょっと微妙・・・
味はまあまあでしたね。
他の高い店に比べれば、ちょっと安めで、味のレベルは同じぐらいだったので、まあまあ満足でした。

ミンスクのすし屋で味噌汁を飲んだことがあるベラルーシ人に「味噌汁はどうだった?」と聞くと、みんな「すごくおいしかった!」と言います。
あるとき、学生達に作り方を見せたんですよ。
昆布とかつおぶしからだしをとり、それに味噌をときいれて。
具はシンプルに乾燥した岩のりとネギ。
みんな「店で飲んだのと全然違う!」と言ってました。
そりゃ、そうですよ。
こっちのすし屋で出している味噌汁は、インスタントなんですから。
ベラルーシ人には味噌味は受けるみたいですね。
ベロニカちゃんも味噌汁は大好き。

そういえば、日本から来た旅行者の方が「ベラルーシには味噌、あるんでしょ?」と真顔で聞いてきたことがあります。
ないですよ、本当に。
隠してません。

僕は味噌汁が大好き。
元々好きなのですが、最近はしょっちゅう作ってます。
そのせいで、日本から送ってもらった味噌が切れてしまいました。
うちにある味噌はあと一パック。
写真はほとんど使い切った味噌(変な写真ですみません)。
もうすぐ救援物資(両親から送られてくる荷物)が届くはずなので、その中に味噌が入っていると思います。
うーん、楽しみ!

akiravich at 04:15コメント(0)トラックバック(0) 
日記 

2008年05月19日

この投稿が100回目の投稿です!
早いもんだなあ。
毎日書くの、楽しいですよ。
1000回を目指して頑張ります!

今日は授業が4つ。
18時ごろ、授業の最中に、日本から電話が。
かけてきたのは、あの若きセルゲイ。
僕の元で、日本語を学んでいた学生です。
彼は今、大阪に留学中。
スカイプを使って、雑談。
まだ彼女が出来ないみたいで、どうしてなんだ!と問いただすと、彼が日本語を学んでいるところは、当然、外国人ばかりだから、日本人の女の子と接するチャンスがないのだとか。
彼の話では「大学の食堂には、美人が集まります」
うーん、なんか間違ってるなあ・・・
まあ、彼はかっこいいから、すぐ彼女が見つかるでしょう。

さて。
投稿100回を記念して、このブログがなぜ「はぐれミーシャ」と名づけられたのか、御説明しようかと思います。
実は、先日、日本からのお客様をうちに迎えたとき、「どうして『はぐれミーシャ』なんですか?」と聞かれたのです。
皆さんも、最初に見たときは「なんじゃ、そりゃ!?」と思うでしょう。
でも、このタイトルには私なりのふか〜い、ディープな理由があるのです・・・

まず、なぜ「ミーシャ」なのか。
これは私がロシア語を学んでいた東京ロシア語学院が発祥です。
ロシア人の先生は、日本の学生を本名ではなく、ロシア人の名前で呼ぶようにしているのですよ。
それがどの程度、語学学習に効果があるかはわかりませんが、もっと親近感を持てるようにということなのでしょう。
入学したての頃、ロシア人のタチヤーナ先生が「じゃあ、みんなで自分のロシア語の名前を考えましょう」と提案しました。
確か、次の授業までに考えてくると約束したのだと思います。
で、名前を決める運命の授業。
僕は「エヴゲニー」(プーシキンの「エヴゲニー・オネーギン」から)にしたかったんですよ。
みんな希望の名前があったと思うんですけど、みんな遠慮して黙ってたんです。
すると、クラスのある女性が私を指差して、「彼は『ミーシャ』がいいと思います」と言い放ったんです。
先生が「どうして?」と聞くと、「彼はミーシャっぽいからです」

がーん!
確かにね、その頃はよくビールを飲んでて、ちょっと太り気味だったかもしれませんよ。
でも、くまじゃないだろ。
モスクワオリンピックも記憶にないのに。
それに、この体型、どう見ても「こぐま」じゃなくて、「親ぐま」だろ!とつっこんでみても、あとの祭り。
先生が「みなさん、賛成ですか」と言うと、みんな拍手。
ふざけるな!という心の叫びもみんなには届かず、あえなく私は「ミーシャ」になったのでした。

ロシア語学院の学生の間では、そのロシア語名で呼び合うのが普通。
例えば「ミーシャ、今日の夜、どこか行かない?」とか、そんな会話を電車の中でしていると、みんな私たちのほうを見るんですよ。
そうでしょ。
だって、日本人同士で「キャサリン」とか、「スージー」とか、「フローネ」とか、「グラジエーター」とか、「ポーゴ」とか、「タイガー・ジェット・シン」とか、呼び合っていたら変でしょうが。
「源氏名かよ!」とつっこみたくもなるでしょう。
でも、それが普通でした。

ちなみに、ミーシャというのは男性の名前ですからね。
ロシア語を習った方なら御存知だと思います。
歌手の「MISIA」の影響で、日本では女性の名前だと思っている人が多いんですよね。
外国人のための日本語学習書の中に、ロールプレイを扱ったものがあって、そこに出てくるロシア人女性の名前が「ミーシャ」だったんです。
学生達と爆笑!
だって、イメージしてくださいよ。
かわいい女性の絵が描いてあって、その下に名前が「ただし」とか「まさお」とか書いてあるのと一緒なんですよ。

さて、「はぐれ」のほうです。
これは私がウズベキスタンという国の首都、タシケントにいたときのこと。
私はそのタシケントで非常に辛い思いをしていました。
そのとき、日記のようなものを書いていたのですが、そのタイトルを何かつけたいと考えたとき、ふと思い浮かんだのが「はぐれミーシャ」なのです。
出所は「はぐれ刑事」です。
ぜひ地図でウズベキスタンの位置を御確認ください。
いかに「はぐれて」いるかがわかると思います。

その日記のタイトルは「はぐれミーシャ純情派 タシケント激闘編」というものでした。
私の友人のサイトで公開していただいたことがあって、そこそこたくさんの人に読んでいただいたと聞いています。
今でも「はぐれミーシャ」で検索すれば、そのサイトに当たります。

私としては、このブログにも私の「タシケント日記」を載せたいと考えています。
私にとっては、非常に意味の深い、人生を180度変えてしまったタシケント体験。
週一回のペースでその日記を連載したいと考えています。
ネタに困ったときに以前に書いたものをそのまま転用しようという意図ではありません。
自分の今いる位置を計る上でも、タシケントのことを時折、思い出すのは有意義なことなのです。

私はこの「はぐれミーシャ」という名前に愛着があります。
あの安浦刑事のように、私は他の人とは違っていても、真っ当なことをやっていきたいと考えているのです。
まあ、正直に言えば、このタイトルを思いついたとき、「はぐれ刑事」のことは全く念頭にはなかったのですが。
あとで考えると、これって「はぐれ刑事」のイメージから来ているのかなあと思いつつ、自分のやってることは「はぐれ刑事」からはかなり遠いなあ、と思ったりして。

はぐれはぐれて、このベラルーシまで来てしまった・・・
私は「はぐれミーシャ」であって、「ミーシャ」ではないのだ!と、ここに宣言します!

akiravich at 02:00コメント(2)トラックバック(0) 
日本の思い出 

2008年05月18日

03dad19b.JPG今日も仕事。
何かちょっとボーっとしてます。
調子はいいんだけど、何かが抜けた感じ。

昨日、カマロフスキー市場に買い物に行く前に言語大学の近くにある「芸術宮殿」というところにDVDを買いに行きました。
「宮殿」というのは直訳で、実際は何だかわからない建物です。
そこにクラシック音楽のCDやDVDを大量に売っているところがあって。

昨日、買ったのはヤッシャ・ハイフェッツのDVDとアルトゥーロ・トスカニーニのDVD。
値段は1枚10000ベラルーシルーブル、約5ドル、つまり500円ぐらいになります。
当然、これは海賊盤です。

ベラルーシで売ってるCDで、海外の歌手や演奏家のものはほとんどが海賊盤です。
正規盤のディスクなんか、ほとんど見たことがありません。
ロシアやベラルーシの歌手の場合は、正規盤と言えるのでしょうが、それも値段は海賊盤とそれほど変わりません。
お店で買うとCDは約15000ルーブル、約7.5ドル。
露天のようなところで買うと10000ルーブル、約5ドル。
バーゲンセールだと5000ルーブル、約2.5ドル。
こんなところでしょうか。
安いでしょ。

一ヶ所、正規盤らしきものを売っているところがあります。
それはГУМ百貨店(グム)の入口の近くにあるCD屋です。
1枚60000ベラルーシルーブルなんてのもあります。
でも、それが正規盤なのかどうかはかなり怪しいところです。

映画などのDVDに関しては、ほとんどが海賊盤。
今、ちゃんとした店でDVDを買うと、1枚20000〜25000ルーブル(約10〜12ドル)はします。
ちゃんとしてない店だと、15000ルーブル(約7.5ドル)。

僕は映画のDVDは店で買うことが多いです。
質が悪いディスクも多いから、店で買うほうが比較的安心。
比較的、ですが。

ちなみに、海賊盤って、なんで「海賊」なんでしょう?
「黒ひげ危機一髪」みたいなのが、せっせとCDを作っていたら、かなり笑えるかも。

海賊盤というのは、確かに悪いことではあります。
でも、もしベラルーシでCDやDVDが日本と同じような値段だったら、誰もディスクを買えなくなるでしょう。
だって、給料が2万円とか3万円の国ですよ。
それが日本と同じような、2500円とか3000円のCDしか売っていなかったら、どうするんですか。
素晴らしい音楽や映画に触れる機会は全くなくなってしまうでしょう。
生活レベルを考えれば、仕方のないことなのかもしれません。

そして、ハイフェッツ。
なぜこのDVDを買ったのか、よくわかりません。
というのも、僕はハイフェッツの演奏をあまり聴いたことがなく、「技巧派」と呼ばれていることで、ちょっと避けていた部分があるのです。
しかし、ハイフェッツの演奏を聴いて、納得。
淡々とした語り口の中に、職人の技を見ました。
そう、彼は甘ったるい芸術家ではなく、黙々と仕事をする職人なのです。
中島○之助だったら、「いい仕事してますね〜」といいそうな感じです。

日本人って、何か名前をつけるの好きですよね。
「技巧派」なんて呼ぶから、それに惑わされてましたよ。
レッテルを貼ると、そこで安心しちゃうような。
定義づけすることで、わかったつもりになっちゃうんですよね。
それって、なんか貧しい。

もう一つのトスカニーニの演奏はちょっと・・・
途中で聴くのをやめちゃいましたよ。
トスカニーニもほとんど聴いたことがなくて、ちょっと期待していたのですが。
曲目がよくなかったのかなあ。
モーツァルトの交響曲第40番、ワーグナーのタンホイザー序曲。
恐怖政治ですよ、あれじゃあ。
楽譜に書いてあることだけが音楽ではないのです。

僕がDVDを買っている店には、クラシック音楽のDVDの品揃えが豊富。
中でもオペラはかなり充実しています。
僕が買ったのは、プッチーニ「トスカ」やドビュッシー「ペレアスとメリザンド」などです。
「トスカ」はメトロポリタンオペラのやつで、僕が生まれて初めて見たオペラの映像。
あー、なつかしかった!
「ペレアスとメリザンド」はピエール・ブーレーズが演奏したもので、僕、高校生の時にDVDで見たことあります。
結構、深く印象に残っていて、久しぶりに見て、感動しました。

明日も仕事。
早く夏休みにならないかなあ・・・

akiravich at 07:47コメント(0)トラックバック(0) 
ベラルーシの文化 

2008年05月17日

ceaa75d4.JPG今日はお休み。
とはいっても、いつものように劇の練習はありました。
それが終わったのが、12時20分。

それから、いつものカマロフスキー市場に行って買い物。
この市場は屋内と屋外に分かれていて、屋内では主に肉類を売っていて、屋外では野菜や果物を売っているのです。
その屋内の一角に外国の食材を売っている店があります。
そこは主にドイツ製の食材を売っているのですが、中には他の国のものもあって。

今日は以前から欲しいと思っていたものをついに買っちゃいました!
それはマイユのマスタード!
フランスの有名なメーカーですよね。
一ヶ月近く前から目に付いていたのですが、値段を見て、ちょっと手が出なくて。
値段は19000ベラルーシルーブル、約9.5ドルです。
日本で売っているのと、そんなに変わりないのかもしれませんが、ベラルーシの給料を考えてみてください。
いかに高級食材かがわかります。

ベラルーシにもマスタードは普通に売っているため、わざわざそんな高いマスタードを買う人はいないでしょうね。
その価値がわかる人も少ないでしょうし、メーカーの名前すら知らない人のほうが多いんじゃないかしら。

マイユのマスタード。
日本にいたときは、こればっかり使ってました。
小田急線の豪徳寺駅の近くに、ハムとかソーセージとかがものすごくおいしい店があって。
店の名前なんだったかなあ。
そこの生ソーセージが超うまくて、それにマイユのマスタードをつけて食べると・・・
それは至福のときでした。

うーん、何に使おうかなあ?
こっちは肉の加工品がかなりおいしいので、それにつけたらおいしいだろうなあ。
サラダのドレッシングに入れてもいいなあ。

僕、調味料、すごく好きなんですよ。
東京ではいろんな百貨店の食料品コーナーで買ってましたね。
確か、池袋の西部の地下で買っていたような。
しょうゆは4種類、使い分けてましたし、ごま油も普通のと太白と韓国のと使い分けてましたから。
味噌は普通の味噌(田舎味噌とか言われてますね)、白味噌、八丁味噌と使い分けて、楽しかったですよ。

ベラルーシではそうゆう楽しみがないんですよ!
調味料、選択の幅、全くないし。
ベラルーシ独自の調味料って、ないよなあ。
全然、ないですね。
サワークリームはいろんな料理に使うけど。

ちなみに、写真に写っているピースサインはうちの奥さんのです。
特に意味はなさそうです・・・

akiravich at 02:35コメント(0)トラックバック(0) 
日本の思い出 

2008年05月16日

837997e1.JPG今日はちょっとお疲れモード。
昨日はかなり歩きましたからねえ。
いい運動ですよ。
僕、歩くのは結構好きなんですけどね。
一度、うちの奥さんと電話でけんかしたことがあるんですけど、そのとき、そのままうちに帰るのも癪だったんで、地下鉄のフルンゼンスカヤからうちまで歩いて帰ったことあるんです。
所要時間3時間。
足をかなり早く動かして歩いたので、ゆっくり歩いてたら、もっとかかっていたでしょう。
そのときは一気に1.5キロもやせたんです。
今日はまだ体重、量ってないな。
でも、昨日の夜、かなり食べたからプラスマイナス0でしょうね・・・

それにしても、昨日の夜はおもしろかった!
うちに日本人のお客様が来て、うちの学生達と一緒にパーティー。
恋愛話で大盛り上がり。
僕も授業用のホワイトボードを持ち出して、日本人とベラルーシ人の恋愛観の違いを解説。
その詳しい内容は後日、お伝えします。

日本人のお客様にベラルーシ料理を食べていただくことが目的だったので、僕のパーティーにしては珍しく日本料理は一品だけ。
あとは全て、うちのベロニカちゃんが作った家庭料理でした。
なかなかおいしくて、うちの学生達も満足した様子でした。

さて、今日のテーマはボルシチです。
日本でも名前はみんな知っているんでしょうけど、食べたことある人って、そんなにいないんじゃないですか?
田舎に行けば行くほど、食べるチャンスは少ないでしょうね。
僕の地元、山形にはロシア料理店はないですし。
そういえば、去年の夏、日本へ帰ったとき、僕が高校時代、よく通っていた洋食屋「シトロン」に行ったんですよ。
すると、メニューにボルシチがあるじゃありませんか!
真夏だったんで、スープはさすがに・・・と思い、注文しませんでしたが、今度、帰ったときは絶対に食べたい!

ボルシチは旧ソ連圏では非常にポピュラーなスープ。
ウクライナが起源だという説がありますが、これははっきりしないところです。
国によってもいろいろみたいですし。

必ず入っているのがビーツ。
これが入らないと、ボルシチになりません。
サトウダイコン(テンサイ)の一種だそうです。
見た目は赤カブのようなもの。
ビーツが入っているから、スープの色が真っ赤になるのです。

じゃあ、ボルシチの作り方、いってみよ〜!
1.骨付きの肉などをゆでて、ブイヨンを取る。肉は牛肉でも豚肉でもいい。鳥肉は見たことないです。
2.そのブイヨンから肉を取り出し、骨と肉を分けておく。
3.適当に切ったにんじん、じゃがいも、黒粒コショウ、塩を加えて、煮込む。
3.じゃがいもがゆでるまでに、細かく切ったビーツをフライパンで弱火でじっくり炒める。油はサラダ油を軽く引いて。
4.野菜が柔らかくなったら、炒めたビーツと別に炒めた玉ねぎを加える。肉を鍋の中に戻す。
5.レモン汁、月桂樹の葉、塩コショウで味を調える。
6.最後に細かく刻んだにんにくを加えて、ふたを閉めて、しばし待つ。
7.食べるときに、お好みでサワークリームを入れる。
いろんな作り方があるので、これが絶対と言うわけではありません。

昨日はうちの学生、ターニャちゃんとガーリャちゃんも「おいしい!」を連発していました。
うちの奥さんは料理が上手なんです!

しかし、僕が今まで食べたボルシチの中で一番おいしかったのは、うちの奥さんのではありません。
それはベラルーシの国民的俳優、キリチェンコさん(このブログにも時々、登場しています)が作ったボルシチ。
これは感動的なうまさでした。
本当に、言葉を失うほど。
彼と知り合って、まだ日も浅い頃、彼から突然電話があって。
「ボルシチ作ってやるから、うちに食べに来い!」
実は、彼の劇を見に行ったとき、その劇の後、僕が御一緒していた大使館の方とキリチェンコさんと軽くお酒を飲んだのですよ。
そのとき、「俺は料理が得意だ。特にボルシチが。いつか御馳走しますよ」って言ってたんです。
でも、本当に御馳走してくれるとは思わなかった!
しかも、仕事の合間の休み時間、劇場で彼と待ち合わせして、二人で一緒に地下鉄で彼のうちまで行って、御馳走してくれたんです。
「俺は約束したことは必ず守るから」
これまで3回ほど食べたことがありますが、いつもおいしくて。
それはうちのベロニカちゃんも良く知っています。
彼のボルシチの秘密は、ちょっと古くなって、黄色くなったサーラ(сало、塩漬けにした豚の脂身)を刻んで加えること。
他の調味料では出せない味が出るのだそうで、キリチェンコさんはいいサーラが手に入らないときは、ボルシチは作らないのだそうです。

僕、4年ほど前、日本へ一時帰国したときに、ある女優さんと二人でロシア料理店にランチに行ったことがあるんです。
ランチコースの中にボルシチがあって。
それを見て、びっくり。
見た目も味もただのトマトスープ。
ビーツらしきものが、ちょっと入っていましたが、味は全く感じられませんでした。
あの赤いのはトマトの味だと思っている人が多いみたいですね。
某週刊誌で石○○郎さんがボルシチを作っていましたが、ほとんどトマトスープでしたから。
写真を見ていただければわかると思いますが、トマトとは色が全然ちがうでしょ?

ベロニカちゃんの話では、ウクライナではボルシチの材料として、トマトを加える人もいるのだそうです。
ただトマトスープに変形してしまうほどの量ではないそうです。
どこか、古い料理の本で見たような気がするのですが、旧ソ連のどこか(モルドバかも)にビーツを入れない、つまり赤くないボルシチがあると読んだような気が。
ちょっと調べてみないと。

僕が生まれて初めてボルシチを食べたのは、中学生ぐらいのとき、うちにお中元かお歳暮で缶詰のスープセットが届いたとき。
明治屋やアオハタのだったと思います。
そのときは、あの味が全く理解できませんでした。
「生まれて初めてボルシチを食べた」と書きましたが、日本で食べたのが本当のボルシチではないとしたら、初めて食べたのはベラルーシで食べたことになるのかもしれません。

ちなみにロシア語でスープは「飲む」ではなく「食べる」。
確かに具も多いし、食べてる感が強いスープが多いような気がします。
ベラルーシで失業したら、山形でロシア料理店でもやろうかな・・・(あるいは、ベラルーシで屋台のおでんや)

akiravich at 00:31コメント(0)トラックバック(0) 
ベラルーシの食生活 

2008年05月15日

今日は日本からのお客様と一緒にお店を回りました。
そこで、わかったこと。
マトリョーシカはそれぞれ顔が違うんです!
まあ、その方の受け売りなんですが。

最初はマトリョーシカなんて、どれも同じだろうと思っていたんですよね。
でも、よく見ると、それぞれ目と目の間の間隔が違ったり、目のたれぐあいが違ったり。
なかなか深いものがありました。

なかでも良かったのが、ベラルーシの南西部、ポーランドとの国境の町ブレストで作られたマトリョーシカ。
ロシア製の雑な作りの物を見るとわかるのですが、ブレスト製のは非常に丁寧に描かれていて、かわいかったです。

今日はちょっとおつかれなので、これぐらいで勘弁してください。
明日はまた6コマだなあ・・・


akiravich at 06:57コメント(2)トラックバック(0) 
日記 

2008年05月14日

112549a1.JPG今日の写真はビールです。
名前はKRUSOVICE。
確かチェコのビールだったと思います。
これ、おいしいんですよ。
でも、すごく高い。
一本6600ベラルーシルーブルだから、3ドルぐらい。
日本並みですよ!
って、日本で今、ビールの値段っていくらぐらいなんですか?

こんな贅沢が出来るのは、今日、給料を受け取ったおかげです。
558000ベラルーシルーブル!
約270ドルぐらいですね。
うーん、これは少ない・・・

今日は授業そのものは少なかったんですよ。
でも、バタバタした一日でした。

昨日の投稿で書いたと思うのですが、今日は公開授業の日、だったんです。
で、13時になっても、誰もやってくる気配なし。
すると、今日は5年生の国家試験をやっていて、先生達みんな、そっちの試験監督をやってると言うではありませんか!
急いで、僕が所属する「東洋語講座」の部屋に行ってみると、秘書の女の人が「えっ? 知らなかったの?」とビックリしてました。
実はうちの同僚の日本語教師(現地人です)が「古○さんには僕から連絡しておくから」と言って、連絡しなかったんです。
いつものこととは言え、今回はかなり頭にきました。
だって、昨日の夜から準備してて、すごく緊張してたんですよ。
前もって連絡するのが、そんなに難しいことなのか、と。
彼には何度も同じようなことをやられていて、「俺、嫌われてるのかな?」と思うんですけど、会うとニコニコしてるし。
ベラルーシに住んでいると似たようなことはしょっちゅうですが、やっぱり、へこみます。

14時20分に授業が終わって、大学からまっすぐ銀行へ給料を受け取りに。
銀行までは地下鉄で約30分の道のり。
いつもの「ベルインヴェストバンク」。
もう8年、通っているんです。
窓口のおばちゃんも顔なじみ。
うちの大学職員のほとんどは、カードで引き出してるんですけど、僕は窓口受け取りを貫いています。
やっぱりね、窓口のおばちゃんから給料を受け取るのが毎月の楽しみだったんだから、その習慣を曲げるのはちょっと、ね。

そして、地下鉄でうちへ帰る途中、オクチャブリスカヤ駅で寄り道。
劇場のチケット売り場で面白そうな公演がないか、チェック。
そして、そのすぐそばにあるCDやDVDを売っているスタンドへ。
面白い映画がないか物色していると、そこにいたのは友人の俳優、ヴォーヴァ君。
しばし、雑談。
彼の奥さんが妊娠したというビッグニュースが!
彼は去年の8月に結婚したばかり。
よかったよかった。
他にも劇場関係者の近況など、かなり面白い話が聞けました。

それから、大急ぎでうちへ帰り、大急ぎで昼ごはんを食べ、それから日本語のプライベートレッスン。
火曜日の16時半に来るのは、13歳のヴァーニャ君。
うちの学生の中では最年少です。
でも、彼はすごく頭がよくて。
よすぎるぐらい。
例えば、教科書の中に「パソコン」という言葉が出てきたとき、彼は「先生、○○っていうプログラム、知っていますか? それは何とかプロセッサーが○×〒%$#*@☆」
こんな話が延々10分以上続きます。
いろんなことに詳しく、特にIT関係の知識はその辺の大人も真っ青。
おそらく、彼の話が全て日本語だったとしても、一言もわからないでしょう。
もう慣れましたけど、最初の頃は彼に教えた後はぐったりしてました。
日本語はあんまり。
子供に教えるのって、教え方を変えないといけないんですが、僕、そのへんが弱いんですよ。

ヴァーニャ君が18時に帰ると、それと入れ代わりにレーナちゃんと一対一で劇の練習。
今日はつうの独白の部分。
非常に心理的に難しい部分で、レーナちゃん、なかなかうまくいかない。
だって「泣け!」って言われても、そう簡単には泣けないですよね。
彼女との練習は僕にとっても試練。
僕が手本を見せないといけないことが多いので、精神的に疲れます。
でも、最後にはレーナちゃん、感覚をつかみかけていました。

せっかく、いいところだったんですが、19時からはアニメグループの授業。
いつものように、最初から冗談とばしまくりで、楽しい授業。
15分の休憩を挟んで、22時まで。

みんな帰った後、すぐに4年生の学生に電話。
実は今日、日本からお客さまが来ていて、僕がお相手できないので、学生達に迎えに行ってもらったんですよ。
で、その学生達の様子が知りたくて、電話をしてみると、「今、車で国立図書館に向かってます」と言うではありませんか。
ちょうど、明日の飲み会(そのお客様を迎えて)の料理に使う材料を買いに行こうと思っていたところだったので、「今、図書館に行くから、そこで待ってて」
ベロニカちゃんと二人で、光り輝く図書館へ。
そこで、しばし雑談。
お客様と明日の予定などを決めました。

それから、歩いて近くのスーパーへ。
いろんなものを買ったのですが、レジには大行列。
この時間にスーパーに行くと、ほとんどは酔っ払い。
実はベラルーシでは12時(11時かもしれない)以降はアルコール類は販売してはいけないことになってるんです。
昔はそんなことなかったんですけどね。
日本だと、自動販売機はダメでも、コンビニだったら売ってるじゃないですか。

そして、うちへ帰ったのが23時過ぎ。
それから、晩ご飯を作り始め、晩ご飯を食べたのが23時50分。
そして、今、ブログを書いている、というわけです。

こんな感じの日がほぼ毎日。
これぐらいの仕事量って、日本人の方から見てどうなんでしょうか?
ベラルーシ人の感覚で言ったら、かなり異常なレベルに入ります。
日本人に比べれば、まだあまい感じがするのですが。
うちのベロニカちゃんはものすごく心配しています。
でも、そうしないと、生活できませんからねえ・・・

正直、いっぱいいっぱいです。
家庭教師はもう断ってますし。
でも、充実してますよ!
何か「生きてる」感じがします!

akiravich at 06:43コメント(0)トラックバック(0) 
日記 
livedoor プロフィール

akiravich

山形県出身。
2000年からベラルーシ共和国の首都、ミンスク在住。ベラルーシ国立大学文学部・日本語教師。目指すのはベラルーシの金八(略してベラ金)。
愛する妻ベロニカちゃんと愛する龍二くん(5歳)とのベラルーシ生活!
日本の皆さまにベラルーシ一般国民目線のベラルーシを御紹介!

Twitter プロフィール
ベラルーシでの生活は楽しいな♪
メッセージ

名前
メール
本文