2008年10月

2008年10月31日

今日はちょっと早めに投稿。
今日は授業のキャンセルが多くて、ちょっと空き時間があるものですから。

おととい見に行った劇「ゲリヴェルの夜」。
その劇について、一緒に行った学生からコメントが来ていました。
彼女がロシア語で書いていたのは、とにかく「言葉がない」ということ。
「本当は劇の感想などを人と話したりするのが好きなんだけど、この劇に関しては言葉が見つけられないし、何も言いたくない」
そうですよね。
本当に感激したときは言葉なんかでないものです。
そして、最後に「私たちにとって、先生はその言葉が持つ最大限の意味で、本当の『先生』です」(←直訳ですみません)
うれしいです!
教師冥利に尽きます。

明日はベロニカちゃんの妹、マーシャちゃんの結婚式!
ベロニカちゃんは明日に備える意味で実家にお泊り。
私は明日の朝、合流します。

結婚前夜。
マーシャちゃん、緊張してるかなあ。
でも、彼女のことだから、平然としているような気もするなあ。
そこで、私とベロニカちゃんが結婚の前日、何をしていたか思い出してみることにしました。

昼は何してたかなあ。
おそらく、私は料理をしていたと思います。
というのは、結婚式の料理、全部自分で作ったんです。
3日ほどかかりました。
しかも、寮の部屋には小さい電熱器が一個しかなく、それで26人分の料理を作るのは結構大変でした。
ベロニカちゃんのほうは普通に仕事に行っていたと思います。

17時からはビデオクリップの撮影。
実は前日、映画のスタジオから電話が来て、アジア系のエキストラが必要だからどうしても来て欲しいと頼み込まれてしまって。
結婚式の準備もあるし、夜は劇場に行く予定だから(←結婚前日に劇場に行くのもちょっとどうかしてますけど・・・)と言って、断ったんですが、断りきれず。

路上での撮影。
場所は町のど真ん中、オクチャブリスカヤ。
ロシアのグループ「リツェイ」という大して人気のないグループのクリップ。
こういう撮影って、ものすごく時間がのびのびになっちゃうんですよね。
だけど、ここは思い切って監督に「時間がないんで、早くしてもらえますか?」とお願い。
監督さんは優しい人で、私が出演するところを一番最初に撮影してくれました。
私は通行人の役で、中国人の女の子と一緒に手をつないで歩くだけ。
かなりかわいい子でしたよ。
ロシア語もすごく上手だったし。
撮影開始までがかなり長く待っていたので心配だったのですが、18時40分に私が出るシーンが終了。

撮影現場から劇場までは目と鼻の先。
その日の劇はチェーホフの「サハリン島」。
今では大好きな劇の一つで4回も見ましたが、初めて見たのは結婚式の前日。
次の日が結婚式だということ、チケットを買ってから気づいたんですよ。
本当なら次の日の準備も大変だから劇場に行くなんて考えられないんでしょうが、私たちは「僕たちらしくていいんじゃない?」ということで、行くことにしたんです。

行く前は結婚式のことで頭がいっぱいで、劇に集中できないだろうなあと思ったんですが、どうしてどうして。
あまりにもすごい劇で、私たちは言葉を失いました。
一人芝居なのですが、俳優のロマン・パダリャカがすごすぎ。
何人もの人格が入れ替わっていくんですが、そういうのって、声音を変えたりして、わざとらしく聞こえたりしますよね。
でも、彼のは本当にその中に入り込んでしまうような演技。
「今の劇、本当に一人芝居だった!?」と聞きたくなるようなレベルなのです。
私たちは一番前に座ったのですが、まあ、その迫力といったら・・・
この劇については、2月21日にも書いていますので、興味がある方はご覧ください。
とにかく、私たちは結婚式前夜であるにもかかわらず、ものすごい劇を見て、ぶっとんでいたのでした。

あとは私もベロニカちゃんもそれぞれうちに帰って、結婚式の準備。
感傷に浸る暇などありませんでしたね。
その日の夜も私は料理を作り続けました。

まあ、こんな感じです。
いつものようにバタバタでした。

明日はどうなるんだろう。
結婚式は12時から。
私は9時半までにベロニカちゃんの実家へ行かなければなりません。
いろいろと大変なんですよ。
私はビデオ・写真係です。
そのほうが気楽でいいかな。

天気予報はあいにくの雨。
できれば、晴れて欲しいなあ・・・

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ベラルーシの結婚式 

2008年10月30日

おはようございます。
昨日はちょっと飲みすぎて、ブログが書けませんでした。
最後のほうが記憶がなくて・・・

昨日は水曜日で、私はお休み・・・のはずだったんですが、結果的に全く休めませんでした。
というのは、一週間ほど前、ベラルーシのテレビ局ОНТ(英語で書くとONT)の朝の情報番組に出て欲しいとの申し出。
電話してきた女性とは一度会ったことがあって、4年ほど前にブレストで生放送のテレビ番組に出たときにADをやっていた人でした。
久しぶりのテレビ!
うれし〜い〜!

PA292224
そんなわけで、昨日の昼、ディレクターとカメラマンの二人が私のうちにやってきました。
この人たちはОНТの人ではなく、製作会社の人たちでした。
日本も同じなのでしょうが、ベラルーシのテレビ局では他の製作会社に発注することが多いのだそうです。

私が出演するコーナーは「休日の過ごし方」。
ディレクターの女性からのリクエストは折り紙。
でも、休日に折り紙はしないんですけどね。
まあ、いいか。
折り紙を作りながら、いろんな質問に答えていくという形式。
例えば、「折り紙は何か宗教的なものと関係があるんですか?」
う〜ん、わかんないなあ。
今度インターネットで調べてみよう。
あとはベラルーシ人が日本人に対して抱いているイメージは本当かどうかなど。
ほとんどはステレオタイプですけどね。
インタビューというよりは雑談に近い感じ。

そのディレクターの話では、外国人を取り上げるとき一番困るのは「ロシア語」。
最近、ナイジェリアから来た留学生を取材したときのこと。
彼らはサバイバルなロシア語は身につけていて、普通の会話だったらコミュニケーションが取れるのですが、ちゃんとしたインタビューとなると全くダメで、ロシア語の質問に英語で答えるという非常に面倒なことになったのだそうです。
「その点、あなたはロシア語ができるから、私たちにとってはすごく便利なのよ」
そうなんです、便利なんです。

折り紙の後は台所に移動。
「私の休日の過ごし方」と言ったら、これはやっぱり料理でしょう!
作った料理は私の十八番「鳥のから揚げ ミーシャ風」。
鳥のもも肉を大きいまま揚げて、それにちょっと酸っぱいソースをかけるんです。
これが一番みんなに受ける料理。

レシピを解説しながらの料理。
楽しいなあ。
料理番組とかやりたいんですよ。
以前、テレビでジェイミー・オリバーというイギリスの料理人の番組を放送していたんですが、私は大好きで。
軽妙なトークとともに、かなりレベルの高い、それでいて家庭でもできそうな料理を紹介してくれるんです。
あんな番組やれたらいいなあ。

「から揚げだけじゃダメかしら」と思って、鳥肉ときゅうりのサラダと炊き込みご飯を作っておきました。
写真撮るの、忘れた〜!
から揚げも今日はかなりキレイな仕上がり。

撮影が終わって、ディレクターとカメラマンに試食してもらいました。
かなりおいしかったらしく、パクパクと止まらない。
試食じゃなくて、ただのメシになっていました。
ほぼ完食。

「鳥のから揚げ ミーシャ風」を食べさせると、よく言われるのが「これ、本当に鳥肉ですか!?」という感想。
やわらかくて、ジューシーなので、何の肉だかわからないと言うのですよ。
確かにベラルーシで鳥肉の料理を食べると、肉汁とか出ちゃっててパサパサの肉が出てくること、ありますからねえ。

結局、ディレクターとカメラマンが帰ったのは14時過ぎ。
二時間近く撮影をしていたことになります。
でも、放送時間は3分。
うーん、短いなあ。
でも、朝の情報番組で3分も取り上げてくれるんですよ!
「めざましテレビ」に3分間出るようなものですからねえ。
放送は11月15日の朝。
楽しみ!

それから、また料理開始。
というのは、夜、お客さんが来ることになっていたからです。
昼作った料理の残りを出せばいいかと思ったんですが、それだけでは寂しいので、他の料理を作ることに。
ラインナップはポでん(←ポトフとおでんの融合形)、鳥のから揚げ、鳥肉ときゅうりのサラダ、炊き込みご飯、いかバター、豚ひき肉の団子、焼きそば風スパゲッティ。
撮影が思ったよりも長引いたから、急いで料理。
こうやって、私の休日は失われていくのです・・・

そのお客さんというのは、私の元学生とその友達。
今年の6月、二人はミンスクの寿司バー「マンガ」に私を招待してくれて、寿司を腹いっぱい御馳走してくれたのです。
そのとき、「今度お返しに俺が料理するから」と約束したのでした。
その約束をようやく果たすことにしたのです。

で、そんなことなら、バレエ学校に留学しているMちゃんも呼ぼうということに。
最近、Mちゃんと話すと「ご飯が食べたい!」としきりに言っていたので、何か食べさせてあげようと思っていたのです。

6時半ごろ、Mちゃんと友達二人が到着。
そして、19時過ぎに男の子たちが到着。
実はその男の子たちは超アニメおたく。
昨日、Mちゃんに「その二人、すっごいおたくなんですけど、いいですか?」と聞いたら、「別にいいですよ。私、黙々と食べるだけですから」
でも、結構話しは盛り上がっていました。
Mちゃんの友達のターニャちゃんがかなりアニメが好きで、話しが弾んでいました。

料理は大好評。
Mちゃんの友達のジアナちゃんはうちに来るのは二度目。
前回がかなりおいしかったらしく、「鳥肉のから揚げ」を持っていくと、ジアナちゃんは「これこれ! これが一番おいしいの!」と言っていました。
ミンスクにから揚げマニアが増えてきています。
昨日のから揚げはかなりよくできました。

あと、好評だったのが豚挽き肉の団子。
これは私、かなりシンプルに作るんですよ。
豚挽き肉に醤油、みりん、卵、ゴマ、七味唐辛子、片栗粉、しょうがのみじん切りを入れて混ぜて、それを醤油とみりんとだし汁をかなり濃い味にした煮汁に入れていくんです。
簡単なんですけど、みんな「こんなの初めて食べた!」と喜んでくれました。

焼きそば風スパゲッティはウスターソースに醤油とオイスターソースと豆板醤を混ぜたソースで仕上げたスパゲッティ。
具は豚肉とイカと白菜。
最後にかつお節をのせました。
かつお節が踊っているのを見て、「生きているみたい!」というリアクション。
これも視覚的な演出。

PA302231
男の子たちの写真です。
女の子のほうは写真を撮るの、忘れてました。
正直に言うと、この写真を撮ったの、全く覚えていません。
彼らが帰ったのも覚えていません。
でも、楽しかったのだけは覚えています。

と、まあこんな感じで昨日の休日は過ぎていきました。
っていうか、全然休日じゃない!
次の休みは何もしないで完全休養にします・・・

PA262183
今日のおまけ写真。
一日経ったポでんです。
鳥肉も入っているので、何かコラーゲンでも出るのでしょうか。
汁がゼリー状になっています。
夏だったら、この冷たいままでもおいしいと思います。
秋なのに、私は冷たいまま食べました。
かなりうま〜!
ちょっと感動。

明日はベロニカちゃんの妹、マーシャちゃんの結婚式。
準備が大変だなあ。
結婚式のレポート、しっかり書かせていただきます!

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日記 

2008年10月29日

140531bd.JPG今日は久々に劇場に行ってきました。
劇のタイトルは「ゲリヴェルの夜」。
ゲリヴェルというのは主人公の男の名前です。
元の戯曲はポーランドのものらしいのですが、どこが舞台になっているのかはちょっとわかりません。

時は第二次世界大戦の頃。
ゲリヴェルは少し知的発達に障害がある青年。
「僕も戦争に行くんだ!」と言って聞かない。
もちろん、そんな青年が軍隊にとってもらえるはずもないのに。

ゲリヴェルの母親は一人苦しむ。
ゲリヴェルは外で誰かに軍隊のことを吹き込まれ、軍隊への憧れが止まらない。
うちの中でも軍服を着、旗を振り回す。
そして、母親に対しても、その悲しい「軍隊ごっこ」を強要し、その行動はどんどんエスカレートしていく・・・

母親が背負った暗い過去。
過去は繰り返していく。
母親を駆り立てるものは愛情か憎しみか。

これ以上ないほど、心理的にきつい劇です。
実は今日は1年生の学生たちと一緒に行ったのですが、正直、心配だったんですよ。
というのは、好き嫌いがはっきり分かれるタイプの劇なので。
救いのない悲しい劇を見て、拒絶反応を示されたらどうしようと内心、ビクビクものでした。
チケットも10000ルーブル(約480円)と、安くなかったですから。

でも、学生たちの反応は・・・
かなりすごかったです。
いろんな人と劇場に行きましたが、ここまですごい反応はありませんでした。
学生は6人来ていたんですが、そのうち5人は少し離れたところに座っていました。
そのうちの一人は劇が終わった瞬間に立ち上がって、両手を上げて拍手。
感激しているのがわかったのですが、その後、姿を消してしまって。
おそらく先に帰ったのだろうとは隣に座っていた学生の話。
泣いているところを見られたくなかったのか何なのかはわかりませんが、こんなケースは初めて。
5分後ぐらいに「挨拶もしないで帰ってしまってすみませんでした」というショートメールが。
やはり、あまりにも感激して言葉がなかったようです。

もう一人の学生はショックの余り、私の呼びかけにも全くの無反応。
目が遠くを見ていて、目の前のものが見えていない感じ。
みんなで地下鉄の駅に向かったのですが、彼女は地下鉄の駅を通り過ぎてしまったので、みんなで彼女を呼び止めました。
劇のことで頭がいっぱいで、何も見えていなかったようでした。

それぐらい劇に夢中になれるのは若さ。
何も見えないくらいがちょうどいい。
正面から感じることができること。
逃げない。
目をそむけない。
それが若さ。
私は一年生のことが大好きです。

他の学生たちも言葉を失っていました。
それぐらいの力がある劇です。
私とベロニカちゃんは見るのは二回目でした。
私はやはり最後のシーンを見ていたら、背筋がゾクゾクしましたよ。

PA102052
ゲリヴェルを演じていたのは、オレグ・コッツ(Олег Коц)。
このブログにもたびたび登場している俳優で、今度結婚するオレグ君です。
今日の演技が良かったので、写真を載せてあげましょう(←10月11日の投稿「俳優と軍隊」にも同じ写真が載っています)。
うちに帰る途中、オレグ君に「うちの学生が劇に感激して、呆然としている」とショートメールを書いたら、「意識を失っている子、いた?」というお気楽な返事。
今日劇を見た学生に彼は紹介すると、イメージが崩れそう・・・

母親役のイリーナ・カバノヴァ(Ирина Кабанова)さんはちょっと面識があります。
ベラルーシの芸術アカデミーで学科長をしているはずです。
すごくうまいんですよ。
当たり前ですけど。
彼女がベラルーシの劇場に所属していないのが不思議なくらい。

それにしても、一年生のリアクションがすご過ぎ。
こんなに感受性が豊かで、感じやすい子達だとは思いませんでした。
みんな、日本語で劇をやりたいと言っているのですが、これはやらなきゃならんでしょう!
やりますよ!

一年生へのメッセージ
Для первокурсников
Я знаю, что спектакль вам очень понравился.
Я видел, как вы впечатлены.
Я хочу предложить вам еще сходить на некоторые спектакли, которые мне очень нравятся.
Вы согласны?
И еще одно важное предложение: давайте поставим спектакль на японском языке!
Я давно мечтал о спектакле со студентами, но не было возможности.
Я прекрасно знаю, вы очень хотите поставить спектакль.
Я думаю, что мы с вами сможем осуществить наше общее желание!

ちょっと長いメッセージになりました。
一年生たちに「日本語で劇をやろうか?」と振ったんですよ。
すると、みんなやる気満々で。
しょっちゅう「いつ劇を始めるんですか?」と聞かれまくっているんです。
でも、ちょうどいい劇がなかなか見つからないんですよね。
学生に合いそうな劇があったら、教えてください。
よろしくお願いします。

PA282209
今日のおまけ写真。
今日は一年生の授業が朝の8時半からあったので、6時半起き。
窓の外を見たら、すごい朝焼けが。
日本ではなかなか見られないですよね。
形容しがたい色なので、形容しません。
とにかくきれいでした!

PA282210
似たような写真をさかさまにしてみました。
何か赤い海のようできれいだと思いませんか?

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ベラルーシの劇場 

2008年10月28日

今日は楽な一日。
5コマだけ。
最近は7コマとか、8コマとかありましたから、5コマだと楽に感じちゃいますね。
もう1コマ、いけそうですもん。

体も軽いですよ。
朝、腹筋とかダンベルとか、軽い運動をしたのが良かったのかも。
地下鉄の階段を駆け上がっている自分に気づいて、ちょっとニンマリ。

今日はちょっと真面目な内容で書いてみたいと思います。
実は最近、ちょっと怒っていることがあって。
その内容は具体的には書けないんですが、似たようなことが以前にあったので、書いてみたいと思います。

以前、私はよくベラルーシの病院に行って、子供たちに折り紙を教えていました。
最近は忙しくて、だいぶ御無沙汰していますが、月に一回は行っていましたね。
私にとっては、ボランティアなどではなくて、単なる趣味。
楽しいから行っているだけ。
正直、ボランティアという言葉、あまり好きじゃありません。
この件に関する私の考え方はいずれ詳しく書かせていただきます。

ある日、いつもの病院で、いつものように子供たちと遊んでいたときのこと。
突然、知らない看護婦さんがやってきて、「あなたの力を借りたいんですが、一緒に来ていただけませんか?」
何のことだろうと思っていってみると、そこは小さな物置。
そこには日本から送られてきた大量の荷物が!

たくさんのおもちゃや本、着物までいろいろ。
それを見た私の正直な感想は「ガラクタ」。
「なぜこんなものを?」というものまで含まれていました。

例えば、おもちゃ。
看護婦さんは「もらったのはうれしいんだけど、どうやって遊ぶのかわからないから、子供にも使わせてあげられないのよ」。
そりゃそうだ。
だって、「だるま落とし」なんか、ベラルーシにはありませんよ!
竹とんぼもプロペラと軸に分かれた状態では何のことやらわからず。
懐かしい感じのおもちゃばかりだったのですが、ベラルーシ人にもわかるようなものは一つもなかったと思います。
ロシア語の翻訳者に頼んででも、簡単な説明をつけるべきじゃなかったのではないでしょうか。

本も大量に。
でも、全て日本語のもの。
絵や写真が多いものを選んで送ったのはわかるんですけど、何が書いてあるのかわからないんだから、ベラルーシの子供が読むわけがないんですよね。
看護婦さんが「これ、何の本?」とかいちいち聞いてくるんですけど、それを一冊ずつ説明したら日が暮れます。
中には子供が見ても興味を持ちそうな本もあることはありましたよ。
でも、どの本も明らかに古本で。
日焼けしたみたいな感じなんですよ。
まあ、簡単に言えば、汚い。

一番困ったのは着物。
どうしろっちゅうねん!
誰が着るんだよ!
着物の着方を説明した紙が申し訳程度についているだけで。
あんな紙を見ても着られるわけがないのに。
しかも、外国人ですからね。

他にもいろいろごちゃごちゃとありました。
とにかく量が尋常じゃなかったです。
段ボール箱で10箱以上はあったのではないかと。

そして、もう一つ見せられたのが、寄せ書き。
その荷物を送ったのが日本の高校生たちで、おそらく学校中からいろんなものを集めたんでしょうね。
彼らが書いた寄せ書き。
壁新聞のような大きい紙にメッセージや絵や写真が。
英語で「がんばって!」とか、「元気を出して!」とか、書いてあるんだけど・・・

いい加減にしてくれ!
外国だから英語で書けば大丈夫!という考え自体が大きく間違っています。
ベラルーシでは何語が使われているかぐらい調べられるでしょ!?
相手のことを考えるんなら、ロシア語で書くのがまともでしょ?
日本の高校生が一生懸命ロシア語で書いてくれたほうが伝わるものがあると思うんだけど。

ここまで読んで、「言葉は関係ない。大事なのはその心」とか言う人がいるんでしょうね。
そんな人に私は問いたい。
ベラルーシと日本、こんなに離れていて言葉以外に何かを伝える方法があるんですか?
小汚い古本を送りつけてくることで伝わる心って、どんな心ですか?

その寄せ書きに書いてあった「がんばって!」とか、「元気を出して!」とかって、無責任だと思います。
じゃあ、ベラルーシの病気の子供たちはがんばっていないんですか?
がんばったらどうにかなるんですか?
がんばってもどうにもならないから病院に入院してるんでしょ。

かなり厳しいことを書きましたが、その高校生たちも彼らなりに心から子供たちのことを考えていたのでしょう。
でも、本当に考えているのだったら、もうちょっといいやり方があると思うんですけど。
看護婦さんに「この人たちとは何かつながりがあるんですか?」と聞くと、「いや、どうやってうちの病院のことを知ったのか・・・突然送ってこられて、どうしたらいいかわかんないのよ」
寄付と言っても使い方がわからなくて、物置に眠っているようじゃ、全く意味がないとしか言いようがありません。

その大量の「贈り物」を前にして、私は怒りがこみ上げてきました。
私だって、その病院まで行くの大変なんですよ。
朝の7時50分、職員用のバスに乗って45分。
ミンスクからすっごく遠いんです。
そんな大変なことができるのは、子供たちと会いたいという一心。
一秒たりとも無駄にしたくないんです。
その子供たちとはそのとき一回だけの「一期一会」。
だから、少しでも一緒にいたいんです。

なのに、なんで無責任な日本人の「尻拭い」をしなきゃいけないの?
子供たちが待ってるんですよ。
看護婦さんに連れて行かれるとき、「早く戻ってきてね!」「まだ帰っちゃダメだよ」とか言われて。
看護婦さんに頼まれたから断りはしないけど、高校生たちにはもうちょっと考えて欲しかった・・・

でも、こんなタイプの人たち、結構いるんですよ。
相手のことを考えないで、行動するボランティアの人。
ベラルーシの子供に押し付けがましくいろんなことをしておいて、後になってから「子供からの感謝の言葉が欲しい」とか言ってきたりして。
そういうのを「思いやりの押し売り」と私は呼んでいます。

あと、こちらの事情も考えないで、こうしろ、ああしろと言う人もいますね。
まるで「私たちの団体は素晴らしいことをしているのだから、あなたは協力する義務がある」みたいな感じなんですよね。
何かの理想に燃えてらっしゃるんでしょうが、私には関係のないこと。

そうそう、ボランティアの人から手伝って欲しいと言われて、断ったことがあります。
通訳を頼まれたんですが、日程が少し長かったのと、自分でもお金を持ち出さなければならなかったのとで、断らざるを得ず。
でも、そのときの空気が何か気まずくて。
まるで私がすごく悪いことをしたような雰囲気。
「まあ、それぞれ、事情はあるんだし・・・」とか何とか言っちゃって。
「私たちはこんなに素晴らしいことをしているのに、どうして手伝おうとしないんですか?」と、はっきり言ってくれたほうがわかりやすいのに。

結局、素晴らしいことをしている自分に満足してるんじゃないですかね。
私は別にそれでもいいと思うんですよ。
それが他の人の役に立っていれば。
私の折り紙教室も自己満足といえば自己満足ですし。
だって、みんな自分のために生きてるんですもん。
「自己満足でもエゴイズムでも、他の人の役に立っていれば良し」というのが私のスタンスです。

かなりきついことを書きました。
もちろん、ボランティアの方たちの中には立派な方もたくさんいらっしゃいます。
立派な活動をなさっている団体も知っています。
だからこそ、あえてこのような厳しいことを書いているのです。
私はこのブログには自分の心の中にあることをさらけ出すと決めているのです。
きれい事や面白おかしいことばかりを書くのは、私の性に合いません。

チェルノブイリ関係のことはこれからも時々書いていきたいと思っています。
書きたいことがたくさんありすぎて、何を書いたらいいのかわからないというのが本音です。
頭の中でまとまったら、また何か書きたいと思います。

それにしても、最近、病院に行ってないなあ。
久しぶりに子供たちと遊びたくなってきた。
暇を見つけて、行ってこよう・・・

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チェルノブイリ 

2008年10月27日

最初に業務連絡。

私はYahooメールを利用しているのですが、最近、受け取るメールの量が激減しています。
普通のメールに限らず、スパムも急に少なくなって、非常に不思議に思っています。
私の学生や大使館の方がメールを送ったのに、私に届いていないというケースが発生しています。
私からのメールが届かないということも起こっているようです。
「akiravichにメールを書いたんだけど、返事がない!」という方、いらっしゃいませんか?
もしかしたら、私にメールが届いていないか、私からのメールが紛失してしまっている可能性がありますので、再度御連絡いただくか、こちらのブログにコメントをお願いいたします。

日本へ留学中の学生にも連絡。
ロシア語で失礼します。
Надя-san!
Ты получила мое письмо?
В последнее время мои e-mail часто не доходят (не только до тебя, но и до многих людей).
Я не знаю, куда они пропадают...
Если ты не получаешь мои ответы, оставляй комментарий.
おねがいします。

昨日は疲れて何もできず。
ブログも書けないほど。

でも、授業は少なかったんだよなあ。
朝の8時半からの授業はキャンセルになったし、11時からのグループも欠席が多くて、1コマだけの短縮バージョン。
なので、まともな授業は3コマだけだったんですよ。
でも、かなり疲れた。

その疲れた原因というのは、最後の授業で学生に説明した文法。
助詞の「は」と「が」の違い。
この前も少し書きましたが、これってすごく難しいテーマなんですよ。
説明するのもエネルギーを使います。

授業の後で、ベロニカちゃんと映画を見ることに。
本当はかなり疲れていたんですけど、うちの奥さんがずっと見たいと言っていたビデオがあって。
それは「平成狸合戦ぽんぽこ」というアニメ。
誕生日のときにアニメおたくの学生たちからDVDをもらったんです。

疲れ切っていて、最後のほうは眠くなりました。
感想は・・・
うーん、メッセージ性が強いと言えば聞こえはいいけど、ちょっと説教臭いところがあるかなあ。
でも、結構楽しめましたよ。
絵もかわいいし。
うちの奥さんは「悲しいアニメだね」と言ってました。

そういえば、最近の日本人歌手の歌を聴いていると、何か説教臭い歌が時々あります。
「こうしなきゃ」、「ああしなきゃ」、「がんばらなくちゃ」って、歌聴いているときもがんばらなくちゃいけないの?
私は力を抜きたいですね。
だから、初期のモー娘。みたいノリ、結構好きです。

最近の若い女性歌手の歌を聞きました。
「気持ちを素直に歌い上げた」と言えば、聞こえはいいけど。
「素直」か「単純」かは紙一重。
彼女の歌はギリギリでした。
歌唱力が評価されている歌手らしいんですけど、どうなんですかね。
確かにうまいんですよ。
でも、カラオケがすごくうまいというレベルの延長線上にあるような感じの歌い方。
それがいいのかもしれないんですけどね。
別に彼女に対して反感を持っているわけではないのですが、何か腑に落ちないというのが、私の印象です。
まあ、私の考え方が時代についていっていないということでしょう。
まずついていく必要があるのかを考えてみます・・・

こんなこと書いていると、怖いコメントが来そうだなあ。
具体的な名前を出していないからわかんないですよね?

今日も授業は少なめ。
その代わり、手紙とかたくさん書かないといけない。
翻訳のチェックもたくさんしないと。
うーん、結局忙しいんだなあ・・・

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日記 

2008年10月26日

今日は朝から料理!
数日前からあたためていたアイデアを実行に移しました。

それはポトフ。
私が大好きなグルメサイトで見たんですが、その人がドイツに住んでいたときにやっていたのを真似してみようと思って。

朝8時半に料理開始。
とりあえずかつおと昆布のだしをとる。
コンソメとかブイヨンとか、とるのが面倒だったのもあるんですが、日本風のだしでもいけるかと思って。

さて、何を入れようかという段階になって。
ポトフを作るために、木曜日からスタンバイしているベーコンは当確。
鳥の骨付きもも肉も入れよう。
野菜はにんじんと大根。
大根を入れると一気におでん風に。
っていうか、かつお昆布だしに大根だから、これ、おでんだよね?
でも、ベーコンはポトフだろ。
・・・という自問自答を繰り返す。

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2分ほど悩んだ結果、選ばれたのは次の食材。
ベーコン、鳥もも肉、にんじん、大根、卵、干ししいたけ。
この食材を見ると、おでんともポトフとも取れる内容。
おでん側は大根、卵、干ししいたけ(←しいたけは入れないよね? でも、和食系ということで)。
ポトフ側はベーコン、鳥もも肉、にんじん。
どっちつかずのまま、6時間煮込みました。
煮込んだと言っても、最弱火で放置プレー。

煮込んでいる最中、様々な誘惑が。

「玉ねぎを入れようか・・・」
味見をして、おでん的な味でかなりいけていたので、ここで玉ねぎを入れると一気にポトフ陣営が巻き返すかとも思われたのですが、そこでバランスを崩して、おでん陣営・ポトフ陣営、両者共倒れになっては元も子もないということで却下。

「ローリエを入れようか・・・」
これも入れちゃったら、ポトフ側に一気に傾く気配。
ローリエを入れたら卵ちゃんがどんなことになるか気になる。
大根のほうがやばいかな。
まあ、別に問題はないとは思うんだけど、念のために却下。

「醤油を入れようか・・・」
これを入れると、おでん陣営の勝利はほぼ確実。
ベーコンと醤油も合うしねえ・・・
しかし、ここは塩味で攻めてみようと誘惑を撥ね退ける。

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そんなこんなで完成した料理はこちら!
かなりおいしそう!
緑色が入ればもっとおいしそうになるんだけどね。
でも、そんなことは忘れろ!
作っている途中から、匂いにやられてました。
勉強に来た学生たちも「おいしそうな匂いですねえ・・・」。

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おでんと言えば、からし!
でも、ポトフだったらマスタードかなあ。
当初の予定では、このマイユのマスタードでいただく予定だったのですが。
どうしたらいいかわからなかったので、どちらも使ってみることにしました(←最後までどっちつかず)。

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食べてみると・・・
これが最高にうまい!!!
やばいくらいうまいです。

大根は味が滲み滲み。
とろけそうな柔らかさ。
ちょっと太めのおいしそうな大根だったので、買っておいて正解でした。

にんじんは甘みが増して、超おいしい。
そういえば、おでんににんじんは入っていないですよね?
ぜひ入れるべきです!

卵はまさにおでんの卵。
ラーメンブログなんかでよく中の黄身がトロトロなのが出てきますが、固ゆでの卵も私は好き。
おでんに半熟は合わないでしょうけどね。

ベーコンはいわゆるダシガラのようなもの。
でも、そこそこいけてます。

PA252180
なかなかおいしかったのが、鳥肉!
ホロホロとほぐれる柔らかさ。
ダシガラにはなっていなくて、ちゃんと鳥肉の味が中にこもっている。

私はマスタードのほうが好み。
ベロニカちゃんはからしのほうが気に入ったようでした。

さて。
私たちが食べたものは何と名づけるべきなのか?
ポトフでもないし、おでんでもない。
「ポトフ風おでん」なのか、「おでん風ポトフ」なのか。
どちらも適当とは言えない・・・

じゃあ、二つ一緒にしちゃおう!
「ポトフおでん」じゃあ長いし、ポトフが先に来ているから、おでん陣営が怒りそうだし。

そこで考えました!
「ポでん」!
ポトフが先に来ている代わりに一文字。
おでんが「でーん!」と下で支えているから和風の感じ。
響きもかわいいから、女子高生にも人気がでるかも。

みんなで復唱しましょう!
洋風おでん、または和風ポトフの名前は「ポでん」!
皆さんも今晩のおかずにいかがですか?

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ベラルーシの食生活 

2008年10月25日

今日は何か調子が出ない日。
やっぱり昨日の8コマが効いているのかなあ。
波に乗り切れないまま、一日が過ぎていきました。

最近、思うことがあります。
日本語の教科書、最近は非常にいいものが増えてきたような気がします。
でも、やり過ぎじゃありませんか?

私が1、2年生でメインに使っているのは「みんなの日本語」という教科書。
教科書そのものもバランスが取れていますが、副教材が充実しているというのも私が気に入っているところです。
ただ一冊、私が気に入らない副教材があります。
それは「翻訳・文法解説」という本です。
その「みんなの日本語」の各課に出てくる新出語彙や、文の訳、文法の説明などが載っている優れものです。
様々な言語で書かれたバージョンが出版されており、もちろんロシア語バージョンもあります。
それを読めば、文法はバッチリ・・・

私はそういうやり方には反対、いや、大反対です!!!

学生たちは「とても便利です」と口々に言います。
新一年生もみんな持っていたりします。
彼らには私がその本を使うのは良くないということを言いました。
でも、現地人の先生が渡しちゃっているから、何もできず。

でもね、でもね。
勉強って、必死で辞書を調べたりするようなものじゃないんですか?
教科書に出てくる語彙が全部書いてある本があれば、それは便利でしょう。
でも、それって何か違うと思う。
血と汗が滲み込むぐらいに辞書を引くのが語学の勉強じゃないの、って思うわけですよ。

私の考え方、古いですか?
古かろうが何だろうが、私は賛成できません。
便利だったら、何でもいいのか?
そんなの親切でも何でもない。
親が子供を甘やかしてダメにしてしまうのと一緒だよ。
自分で知ることの喜びを奪っているんだよ。
「便利ならば何でもいい」というのは、現代病の一つですな。

私が東京ロシア語学院で勉強していたとき、文法大好きの金沢先生がよく言っていた言葉。
「君たちの辞書、きれいだね〜。きれいだってことは、勉強していないのと同じことだよね」
先生の教えを守った私は、最初に買った露和辞典はすでに真っ二つ。
今使っているのは二代目です。
先生、これでよろしいでしょうか?

文法解説書、間違いもあるんですよ。
語彙の訳が書いてあるわけですけど、それって非常に表面的。
ニュアンスが違っていることが多いから、訳を覚えてもその言葉の全てを知っていることにはならないんですよ。
「訳を覚えた」=「言葉を知っている」という考え方、かなり間違っています。

訳がずれている例も多いです。
例えば、「大変ですね」というフレーズ。
これはある会話の中で、毎日勉強で忙しい人に対して言う言葉。
本にあったロシア語訳は「それはひどいね」という意味。
「大変」は「ひどい」と同義語ではないし。
同義語だと思っちゃっている学生、時々います。
私は必ず「同情します」という意味が含まれていることを説明します。

私は電子辞書も良くないと思ってます。
良くない、というか頼りすぎるのは良くないということです。
学生たちは電子辞書の和英辞典や英和辞典を使っているのですが、日本語とロシア語も遠い言葉なのに、そこに英語をはさんだら、もっと本当の意味から遠くなりますよ。
そう、「訳」=「意味」と思っている人が多いですよね。
そんな簡単なものではありませんよ!

一年ほど前、どなたか、中国で日本語教師をなさっている方のブログで「学生たちが電子辞書を使ってばかりで困る」ということを書いておられました。
確かに困ると思います。
私も嫌なときがあります。
授業中に新しい言葉が出ると学生たちが電子辞書をパチパチやり始めるんです。
こっちは言葉の訳ではなく、使い方とか使うシチュエーションとかそういうことを説明したいのに、学生たちは訳に頼ろうとするわけです。
訳は必要ですが、それが全てではありません。

昔の同僚にそのブログの話しをしたら、「そういうこと言うのはケツの穴が小さいからじゃないですか?」なんて言ってました(←女性です)。
ケツの穴は小さくなかったら困るだろ(←いろんな意味で)!
その人の意見では、先生は困っちゃいけないらしいです(←その人は困らなかったから、あんな教え方だったのでしょう)。

話しがずれました。
文法解説書を学生に渡すのは、私は大反対です。
あの本は自分で文法が説明できない先生のために存在している本だと思います。
私だったら、あんな本を学生に渡すのは教師として恥ずかしいです。
だって、自分で説明できないって言っているようなものですから。

「ケツの穴」の先生はその文法解説書を渡して、それで「文法の説明は終わり!」と考えていたようです。
文法解説書、なかなかよくできているんですよ。
よくまとめてありますよ。
でも、説明が足りない部分はあるんです。
あの本を100%信じて使うのは、大きい間違いです。

もう一つ、弊害が。
例えば、教師が説明をしても、学生たちのほうが真剣になりにくいということがあります。
というのは、多少、説明を聞き漏らしても、あとで本を読めばいいという心理が働くからです。
実際、私が説明した後で、学生に「その文法を説明してください」と言うと、文法解説書と全く同じ説明をしてくる学生がいます。
文法解説書を頼りにするのは、勉強しない学生によく見られる傾向です。

学生たちには徹底的に辞書を引いて欲しい。
辞書を愛して愛して、愛しすぎるほど。
常に辞書を持ち歩くほど、言葉に興味を持って欲しい。

やっぱりね・・・
私は本物の日本語を身につけて欲しいんです!
訳がわかればいいとか、そういうのは本当の知識ではない!
語学ってスポーツと同じですよ。
血と汗を流して、初めて得られるもの。
それこそが学生たちにとって必要なものだと思います。

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今日のどうでもいい写真。
大学の階段です。
8年間、上り続けた階段です。
授業はいつも10〜13階ですから、そこまで階段で上るんです。
一年生の授業のときなんか、朝の8時半ですからね。
軽いスポーツですよ。
汗をかいて、朝シャワーを浴びた意味がなくなるというのが定番です。
でも、もしかしたら、結構いい運動になっているのかも・・・

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日本語教師の仕事 

2008年10月24日

8a57884d.jpg今日の写真は、ウェディングドレスを作っているベロニカちゃんです。
妹のマーシャちゃんの結婚式まであと一週間。
何とか間に合いそうです。
いいですよね。
自分のお姉さんが縫ってくれたウェディングドレスを着れるなんて!

今日もくたくた。
何と言っても、8コマ授業ですから。
8コマですよ! 
そのうちの一つは一時間授業でしたが、合計11時間半の授業。
一日の半分近くも日本語を教え続けるなんて、我ながらハードコアです。

今日は一つだけ面白かったこと。
アニメグループの授業で、カタカナ言葉を読んでくる宿題を出していて、今日、チェックしたのですが、学生のユーリャちゃんが「しやがる!」って言ったんですよ。
私も意味がわからなくて、何を「しやがった」んだ?と思ったのですが、そこに書いてあったのは「シャガール」。
小さい「ャ」を大きい「ヤ」だと思ったから間違いが起こったんですね。
ユーリャちゃん、かなり天然で面白い子です。
いっつも、ワンテンポ遅れています。
かなり面白くて、かなり楽しませてもらいました。

今日は疲れたので寝ます。
でも、部屋の中が暑くて寝苦しいんですよ。
というのは、ようやくセントラルヒーティングの暖房がはいったんです。
暖房がないと寒いのに、はいると暑い。
ちょうどいいところには着地できません。
「帯に短し たすきに長し」という感じです。
まあ、いいや。
早く寝よう・・・

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日本語教師の仕事 | 日記

2008年10月23日

今日は休み・・・のはずなんですが・・・
結局、バタバタした一日になりました。

でも、朝はのんびり。
10時まで寝るなんて、久しぶり。
まあ、昨日の夜は2時まで仕事してましたから、そんなにたくさん睡眠をとったわけでもないんですけどね。

13時から、ミンスクのレストランで食事会。
結構、おいしかったです。

そこからがバタバタ。
久しぶりにいつものカマロフスキー市場へ。
ベーコンやブロッコリー、大根(←短いんですけど、太くて重みがある大根。こんなおいしそうなの初めて見た)などを購入。

いろんなものを買いすぎて、重くて苦しんでいるところに、ブレストの友達ヴァジム君から電話。
今日、会う約束をしていたんですけど、17時半の電車でブレストに帰ってしまうので、早くしないといけない。
そのとき、時間は15時半。
急いでうちに帰る。

うちに着いたのが15時55分。
汗でべっとべとになっていたので、急いでシャワーを浴び、すぐにまた地下鉄の駅へ。
急いでいたので、また汗をかく(←シャワーを浴びた意味なし)。
ミンスク中央駅に16時半に到着。
そこで、ヴァジム君と彼の彼女と3人でビールを飲む。

18時に学生たちと会う約束があったので、17時でさようなら。
待ち合わせの前に、トロエツコエ旧市街区にあるベラルーシの民芸品の店へ。
それは今度結婚するベロニカちゃんの妹、マーシャちゃんのため。
その店では新婚さんのためのあるセレモニーをすることができるのです。

それはその店の中で陶芸家がろくろを引いて、壺を作ってくれるんです。
その壺に新婚さんが二人で記念に文字を書くというもの。
これはミンスクでも非常に人気があります。
結婚式場で正式に結婚式を行い、そのウエディングドレスのまま、その店に来て、壺に文字を書くんです。
これはいい記念でしょう。
私も通訳として日本人とベラルーシ人の結婚式に出席したとき、そのセレモニーを見ています。
なかなか面白いですよ。
ちょっと値は張るんですが(約82ドル)、一生の思い出ですからねえ。

その店の人たちとは顔なじみなので、ベラベラとおしゃべり。
それから、急いでニャミーガの駅へ。

それにしても、なんでこんなに俺、走ってるんだろう?
今日は休みのはずなんだけど・・・

地下鉄の駅で学生たちと待ち合わせ。
実は今日、バレエ学校に留学しているMちゃんに学生たちを紹介することになっていたのです。
一年生なので、ほとんど話すことはできませんが、日本人と直に接するのは彼らにとってもいい経験だと思いました。

Mちゃんの部屋に私と学生、それとMちゃんの友達、総勢9人。
いろんな話をしましたが、ほとんどが恋話。
ベラルーシ人って、本当に仲がいい人じゃないと、恋愛の話しとかしないんですよ。
どうしてかと聞くと、「それはプライベートなことですから」。
プライベートだから面白いんじゃん!

実は学生たちに「日本人は恋愛の話しが大好きだ」ということを前もって言っておきました。
じゃないと、びっくりするかと思って。
本当にしないんですよ、恋話。
「彼氏(彼女)いる?」なんて質問もほとんどしないぐらい。
今日は、学生たちに意見を聞いて、ベラルーシ人の恋愛観などを探りました。
今度、この件に関しては改めて書きたいです。

そして、私も「はぐれミーシャ」としての経験を披露。
タシケントでの辛い日々について話したのですが、みんな神妙な顔をして聞いていました。
集中していたのか、ひいてたのか・・・

PA222164
最後に記念写真。
この表情を見ていただければ、みんなが今日の出会いに満足していたことがわかっていただけると思います。
あー、楽しかった!

一年生へのメッセージ
Для первокурсников
Надеюсь, вам понравился сегодняшний вечер.
Сегодня я помогал вам общаться с Miku-chan, но думаю, что через год вы сможете говорить с ней без моей помощи!
Кстати, отношения между парнями и девушками --очень важная и интересная тема для человечества.
Будем обсуждать!

結局、休みなのに一日中、ミンスクを走り回っていました。
明日は恐怖の8コマ授業。
私もこれは初めてです。
怖いよー。
何とか生き延びなければ・・・

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日記 | ベラルーシの結婚式

2008年10月22日

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すばらしかった!
こんな劇を見られる僕は幸せ者です。
ベラルーシに住んでいることを感謝せずにはいられません。

変な始まりになりましたが、今の気持ちをそのまま書いてみました。
今日は「ART」という劇を見てきました。
何回目なんだろう。
少なくとも、これまで5回は見ていますから、6回目、またはそれ以上ということになります。
これは私がベラルーシで最初に見た劇です。
学生のアリーナちゃんに連れて行かれて見たんですけど、ロシア語のスピードも速くて、全然わかんなかったんですよ。
でも、所々わかるところがすっごい面白くて、すごく幸せな気分になったのを覚えています。

舞台はパリ。
登場人物は40代前と思われる男三人。
20年来の友人関係なのですが、それぞれが全く違う性格。
マルクは感情的になりやすく、時に攻撃的なタイプ。
セルシュは理性的なタイプで、芸術愛好家。
イワンは他人の意見にすぐなびいてしまい、自分の意見を持っていないような弱い性格。

始まりはセルシュが買った一枚の絵。
それは白い背景に白い線。
簡単に言えば、それはただの白いキャンバス。
でも、セルシュは20万フランという大金をはたいて、その絵を購入。
「これが芸術だ」と言うセルシュに対して、マルクはその絵を「白い糞」と名づける。
イワンは二人の間でオロオロするばかり。
その3人の関係は面白おかしいようで、何か切なくて。
愛すべき3人の人間模様に、泣き笑いの1時間50分です。

それぞれの役を演じる俳優も超個性的な面々。

セルシュ役はイーゴリ・ザバラ(Игорь Забара、ポスターの真ん中で白いペンキをかけられている俳優)。
いい俳優だと思うんだけど、どこの劇場で働いているのか知らないんですよ。
他の劇も見てみたい!

イワン役はヴィクトル・マナーエフ(Виктор Манаев、ポスターでは向かって右側の俳優)。
彼こそ、ベラルーシが誇る超一級の喜劇俳優です。
私も大好きな俳優さん。
まだ話したことがないんですが、いつか話してみたいなあ。
私は本当に彼の大ファンです。

マルク役はセルゲイ・ジュラヴェリ(Сергей Журавель、ポスターでは向かって左側)。
彼は叫んでいる役が多いかな。
この劇でもキレまくります。
実は、私は彼と一緒に一度だけ仕事をしたことがあるんですよ。
それは去年のお正月映画「パヴリンカ」に出演したときのこと。
私がベラルーシに来た日本人の役で、彼がベラルーシの地主の役。
彼に挨拶したとき、「私は『ART』が大好きで、5回以上見てます」と言ったら、彼はすごく喜んでくれて。
私も感激でした。

演出はやっぱり、ベラルーシが誇る天才ニコライ・ピニーギン。
彼の劇ではずれは見たことがないです。

この劇、日本でやってないのかなあ。
作者はヤスミナ・レザ。
今、インターネットで調べたら、名前は出てくるんだけど、上演したという記録は出てこないですねえ。

とにかく。
今日の私は超幸せです。
涙が出そうなくらい、いい劇でした。
また見に行きます。

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今日のおまけ写真は、うちの前で撮ったもの。
木と空です。
秋ですねえ・・・

akiravich at 04:37コメント(8)トラックバック(0) 
ベラルーシの劇場 
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