2009年03月

2009年03月31日

Копия 二人で今日は私とベロニカちゃんの3回目の結婚記念日です!
めでたい!

これからも二人で頑張っていきます!

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日記 
今日も授業を全てキャンセルしたはぐれミーシャです。

今日は朝から病院へ。
ベラルーシには歯科医以外に開業医というのは存在しません。
歯科医も少ないですが。
あと、私立の病院が少しありますが、ものすごい金額を取られます。
普通の病院は基本的に(←ここが大事)無料です。

以前にも、このブログに「ベラルーシの病院」をテーマにして書いたことがあります。
2008年9月2日「ベラルーシの病院」
2008年9月3日「ちょっとこわ〜いベラルーシの病院」

私はベラルーシの病院が嫌いです。
とにかく、嫌いです。
なぜなら、病院に行っても治るような気がしないからです。
あの雰囲気、いるだけで調子が悪くなりそうです。

今日はベロニカちゃんと一緒に行きました。
というのは、ベラルーシの病院ではいろいろと日本のシステムと違うところがあって、自分一人ではクリアできないとわかっていたからです。

病院に着いたら、まず受付で自分のカルテをもらいます。
カルテと言っても、一枚の紙じゃなくて、大きいメモ帳のようなサイズです。
自分でこのカルテを持って動き回るのです。

以前から、この病院からは「早く病院へ来て検査を受けてください!」という連絡が届いていたんですよ。
忙しくて、全然行っていなかったのと、その病院を全く信用していなかったのとで、完全無視していたんですね。
この際なので、様々な検査も受けることに。

まず尿検査コーナーへ。
これは簡単にクリア!

次の検査が超恐ろしい検査。
血糖値などを測るために血液を採取するのですが、それは指先から採るんですよ!
やりかたは簡単。
折れたカッターの刃のようなものを指先に突き立てるだけ!
ほ〜ら、簡単!
って・・・どこがじゃ!

これね、結構痛いんですよ。
右手の薬指の先なんですが、今もパソコンのキーを叩きながら、痛みを感じています。
だって、指から出てきた血をプレパラートになすりつけたり、血が足りなかったら、指を圧して搾り出すんですよ!
日本でもこういうやり方、するんですかね?
私はされたこと、ないです。

そして、心電図。
これが待ち時間が超長くて、まいった。
心電図室の前には待っている人が8人。
一人にかかる時間は10分から15分ですから。

そこで問題になるのは、どういう順番で待つのか。
日本だと、呼ばれるのを待つだけですよね。
でも、ベラルーシでは診察を受けたい部屋の前に来たら、「順番の一番最後の人は誰ですか?」と聞かなければなりません。
誰かが「私が一番最後ですよ」と言ったら、「じゃあ、私はあなたの後ろに並びます」と言うのが普通です。

順番に並んで座っているわけではありませんから、自分の前の人の顔をしっかり覚えておかないと、後で困ります。
そして、「ちょっと席をはずすけど、順番を取っておいてね」という人がいるんですよ。
その待ち時間を使って、他の診療科に行くというわけです。
こうなると、順番はグチャグチャ。

あと、その診療科ごとに前もって予約しておくことができるので、予約券を持っている人は優先的に中に入れます。
これも混乱の元。

そして、順番を無視して入ろうとするおばちゃんも多数。
「ちょっと質問するだけだから」と言って、中に入って20分も出てこなかったり。

そう。
ベラルーシの病院における最大の敵はこのおばちゃん達なのです。
心電図室の前でも抗争勃発。
若い男性が「私は軍隊から来ているので、順番待ちはナシです」とみんなの前で言ったものだから、さあ大変。
おばちゃん&おばあさんの連合軍が「絶対に通さないわよ!」「みんなどれだけ待ってると思っているのよ!」と、理不尽な理屈にもならない理屈、爆発!
この男性、その場から立ち去ってしまいました。

私たちは1時間ほど待っていたのですが、他の診察室に行くことに。
というのは、ベロニカちゃんのお母さんが11時に内科の診察が受けられるように予約を入れてくれていたのです。

内科の部屋の前に行くと、人が大勢。
ベロニカちゃんが周りの人たちに「みなさん、この部屋に?」と聞くと、「はい」との答え。
でも、みんな予約なしで待っている様子。
こっちは11時に予約があるからねえ。

で、11時過ぎにその部屋から男性が出てきたとき、私達が中に入ろうとしたら、近くにいた男性が割り込んで入っていくじゃありませんか!
で、中にいた医者に聞いたら、その男性も予約券を持っていて、時間は10時25分!
つまり、予約した時間は全く守られていないということ。

仕方なく、ドアを閉めたら、近くにいたおばちゃんが攻撃開始!
「あんた達、恥ずかしくないの? あの男性はずっと待っているって、あんたに説明したじゃない!?」
実は20分ほど前にベロニカちゃんが偵察に来たとき、そのおばちゃん、何か一言言ったらしいのですが、その男性のことは何も言っていなかったのです。
いつもはおとなしいベロニカちゃんも反撃開始。
「そんなこと、あなたは一言も言ってませんでしたよ!」

険悪なムードが漂う中、私もキレて、ベロニカちゃんに「さあ、行こう。気にするな。この人は頭がおかしいんだから」
周りにいた人たち、私のことをロシア語が話せない中国人だと思っていたのか、引き上げる私達を唖然として見つめていました。
ベロニカちゃん「なんで、知らない人に『あんた』呼ばわりされないといけないの!?」と怒り心頭。

そうなんですよ。
これが一番嫌なんですよ。
ベラルーシの病院で何が嫌かって、この順番待ちと周りの人たちとの争い。
おとなしくしてたら、順番なんかホイホイ抜かされますからねえ。
皆さん、「頭がおかしい」という私の発言を「ひどい」と思われたかもしれませんが、罵詈雑言が充実しているロシア語の言葉の中ではかなりソフトなほうです。

その一件で、その病院で診察を受けようという気持ちは0%になりました。
そもそも、その病院には行きたくなかったんですよ。
ベラルーシ人は住んでいる地域の病院に登録されていて、最初はそこに行かないといけないんですね。
もっと詳しい検査や治療が必要になった場合は、もっとレベルが高い病院に送られるというシステム。
なので、地域ごとにある病院はレベルは・・・
かなりひどいです。
いい病院も中にはあるようですが。

何故そんなことになるのかというと、それは医療関係者の給料の低さということに尽きると思います。
患者が無料で診察を受けるのだから、給料が高いはずがないわけで。
頑張って治療しても、自分の得にはならないんです。

私達はその後、レントゲン写真を撮っただけで、うちへ帰ってしまいました。
肝心な内科の診療は受けないままに・・・
あんなところにいたら、逆に病気になっちゃうよ!

私はうちに帰って安静に。
夕方になって、私の知り合いの心臓外科医に電話。
ベラルーシでもトップクラスの医者です。
彼には心臓のことのみならず、健康面全てにおいて相談に乗ってもらっているのです。
ちなみに、彼の息子は私のところで日本語を勉強しています。
その縁で知り合ったんです。

今の状態を詳しく話してみると、「おそらく肝臓じゃないかな」とのこと。
とりあえず、痛みを抑える薬を飲んでみることに。
それで状態が良くならなかったら、詳しい検査をしてみようと決めました。

まあ、今のところ、強い痛みがあるわけじゃないんですよ。
右脇腹のところに違和感を感じるんですね。
場所的にはまさに肝臓のところなんですけど。

明日は大学の授業以外は全てキャンセル。
とりあえず、薬を飲んで寝ておきます・・・

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ベラルーシの生活 

2009年03月30日

今日は日曜日。
一週間でも一番大変な日。

一番最初の授業の途中で、私は授業をストップ。
体調が悪く、次の言葉が出てこないような状態に。
学生たちには帰ってもらって、その後の授業も全てキャンセル。

実はこの一週間ほど、右脇腹がちょっと重いような感覚があって。
痛いというわけではないんですが、何かその部分だけが重くなったような感覚。

おそらく、肝臓ではないかと考えています。
お酒も好きだし、ストレスも溜まり易いほうだし。
かなり疲労が溜まっていたというのが、一番の原因かな。

明日は病院へ行きます。
何でもないといいんですけどね。
明日も授業はキャンセルしたほうがいいかなあ。

去年の9月に新学期が始まって以来、かなりの授業数をこなしてきましたからねえ。
周りの人からも心配されていたのですが、その心配が現実になりそうな予感・・・

今年になって、うちの大学の日本語科の教師、二人も入院してますからねえ。
3人目にはなりたくないです。

ベラルーシの病院には入院したくないですね。
知り合いの外科医に相談して、いい病院を紹介してもらおうかな・・・

とにかく。
今日は完全休養。
入院しない限り、このブログは毎日更新していきます。

では、また!

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ベラルーシの生活 

2009年03月29日

今日もお疲れのはぐれミーシャです。
今日は7コマ。
ガタガタです。

今日は11時半から大学で一年生の授業がありました。
授業に遅れてきた学生、多数。
部屋に入ると4人しかいなくて。
10人中4人ですから。
学生がまだ来ていない学生に電話をかけると、「みんな、エレベーターを待っています」。
ふざけるな!

うちの大学、エレベーターが3つあるのですが、そのうち二つは超小さくて4人乗り。
しかも、スピードが遅いんです。
もう一つは大きいんですが、こちらはもっと遅くて、時々止まってしまうことがあるという恐怖のエレベーター。

なんで、エレベーターホールはいつも大混雑なんです。
うちの大学の建物は13階建てなのですが、授業は大抵10階よりも上の階で行われるんです。
それよりも下の階は図書館、事務室、各講座の部屋の他に、ベラルーシ国立科学アカデミーの階もあるんですよ。
なので、学生たちは10階〜13階で授業を受けているのです。

私はいつも階段で上まで上がります。
というのも、教師はエレベーターに優先して乗れるという規則があるのですが、私の見た目が中国人留学生にしか見えないらしく、前に通してもらえないからです。
一度、前に行こうとして、周りの学生たちに「後ろに行け!」と言われたことがあって。
それ以来、自分が教師であることをいちいち証明するのもめんどうだし、階段でのぼることにしているんです。

でも、おかしいですよね。
教師が汗水たらして(←まじで汗かきます)11階まで上がっているのに、学生たちはエレベーターが来ないから授業に遅れるなんて。
電話で話していた学生が「階段で来なよ!」と叱責。
4人の学生が15分遅れで教室に到着したのでした。

私はかなりきつくお灸をすえました。
「エレベーターでのぼりたかったら、もっと早く大学に来なさい!」
っていうか、若いのに楽しようとするな、って感じです。

私はもう9年も階段を上っていますが、それでも時々キツイ時があります。
体調が悪いときとかもそうですが、キツイのは冬。
くつも防寒靴だから重いし、着ているものも重いし。
そして、35歳という年齢も重くのしかかってきます。
昔はもっと軽いステップで10階まで上っていたのになあ・・・

でも、これは体にいいんですよね。
心臓にいいと聞きました。
普段、運動をする時間がない分、こういうところで体を動かさないとダメですね。

1コマ目はみんな重い空気でスタートした授業も、2コマ目はいつもの元気な一年生に。

そうそう、今日は相撲をやってみたんですよ!
「相撲」というタイトルのテキストを読んだので、私が「じゃあ、やってみましょう!」といつものワルノリ。
割と広い教室だったので、床にチョークで丸を書いて土俵を作りました。
ちょっと小さかったですけどね。

最初は私が学生のヴィターリー君とやってみました。
教師を相手にやりにくかったのでしょうか、私の勝ち!
やり方がわからなかったようなので、ルールや決まり手などを簡単に解説。
「猫だまし」をやって見せたら、みんな爆笑。

P3281950学生同士の取り組み。
ひが〜し〜 アンドレイく〜ん
に〜し〜 ヴィターリーく〜ん
この対戦は何となくアンドレイ君の勝ち。
途中、土俵の外に足が出まくってましたが、二人ともやめる気配を見せず、アンドレイ君がヴィターリー君を押し倒したような形に。

見ていた女の子たちは携帯電話で写真撮影&ビデオ撮影。
みんなから拍手が起こっていました。

P3281952P3281953休憩時間になっても熱は冷めやらず、そこに現れたのは韓国語の学生。
名前、忘れちゃった。
体格的にアンドレイ君、超不利!
結果は押し出しで韓国語の学生の勝ち。
ドアの外で見守っていた韓国語の女子学生たちも盛り上がっていました。

ベラルーシでは相撲はテレビで放送されていることが時々あります。
「ユーロスポーツ」というチャンネルです。
なんで、相撲をテレビで見たことがある人は結構多いんですよ。
でも、ここ最近、見かけないなあ。

やっぱり、見るだけよりもやってみたほうが話しが早いですよね。
学生たちもかなり気に入ったようです。
いつか「ベラルーシ場所」を開こうか、と。

今日の授業は最後に折り紙をしました。
いつも土曜日の授業では、最後に日本文化に触れるためにいろいろなことをしているのです。
今日はみんなで「ネコ」を作りました。
女の子は割と速いスピードで作っていましたが、男の子は女の子たちに手伝ってもらいながら作っていました。

P3281959これが私の作品です。
どうですか?

折り紙が結構時間がかかってしまい、15時からの授業に間に合うために、地下鉄の駅まで走ることに。
疲れた〜!

今日も楽しい授業でした。
明日も楽しい授業にしたいです!

明日はちょっと大変な日。
ベラルーシにはサマータイムがあるのですが、明日から時計を一時間進めなければならないのです。
つまり、明日8時に起きるとしたら、それはこれまでの7時に起きるのと同じということになるのです。
睡眠時間を一時間削るようなものです。
明日からは日本との時差は6時間になります(←普通は7時間)。

早く寝よう・・・

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ベラルーシの生活 

2009年03月28日

今日は非常にいい気分でブログを書いています。
というのも、今日はベラルーシ国立大学の学生の演劇を見てきたからです。

感想を簡単に言えば・・・もう最高!
久しぶりにいい劇を見ました。

実はその劇に出演していたのが、アニメグループで日本語を勉強している学生なんですよ。
それはサーシャ君。
彼はかなり独特のキャラクターで、私の大好きな学生の一人なんです。
日本語はいまいちだけど、彼のジョークは彼のセンス爆発。
彼がいないと、アニメグループの雰囲気全部が変わってしまう感じです。

今日の劇は「15分でハムレット」。
「ハムレット」と言ってもシェークスピアではなく、作者はチェコ出身でイギリスの劇作家トム・ストッパード。
サーシャ君が「ものすごくおもしろいですよ!」と言っていたので、その言葉を信じたのですが、これが本当に面白かった!
劇の最初は全く意味不明の言葉の羅列で構成されているんです。
それからハムレットに突入していくのですが、原作を踏襲しつつも、言葉はかなり違っていて。

そのまま、最後まで行くんですが、最後のカーテンコールで、俳優の一人が「アンコール」と書かれた紙を掲げるんですね。
そこから、ビデオの早送りのような「ハムレット」が始まるんです。
それが最高におかしくて!

演出が素晴らしかった!
学生たちのマリオネットのような動きや俳優同士のアンサンブルは素晴らしかったです。
まあ、演出したのは学生じゃなくて、プロフェッショナルな演出家なんですけどね。

とにかく、学生のエネルギーが爆発した劇でした。
やっぱり、学生の劇はこうじゃなくちゃ!

日本でも昔の小劇場運動は学生劇団から始まったところが多いですよね。
鈴木○志とか、鴻○尚司とか。
数え上げたらキリがないほど、学生劇団から始まったウェーブは大きいですね。

ベラルーシで初めて「学生らしい」ものを見ました。
ベラルーシでは日本みたいに学生のサークル活動とか、そんなに盛んじゃないんですよ。
みんなチャラい感じですからね。

ベラルーシでもこういう劇が増えないといけません!
ベラルーシにはいい劇場がありますが、全体的に伝統を守るとか、古いスタイルのままとか、とにかく進歩的な劇というのは非常に少ないんですよ。
日本の学生演劇が起こしたようなうねりをベラルーシの学生たちにも起こしてほしいです!

ちょっとがっかりだったのは、うちの大学の学生がドタキャンしたり、すっぱかしたりしたこと。
学生に「見に行きたいですか?」と聞いたら、「行く」と答えたのは9人。
そのうち来たのは5人。
二人はドタキャン、二人は来ませんでした。
9枚のチケットを購入したオレはどうなるのよ!?
ドタキャンした学生に関しては、代わりに行く学生を見つけられましたが、2枚のチケットが無駄になってしまいました。
実は今日の劇は超満員で、入れなかった人もいるようなんです。
会場を包んでいた熱気もベラルーシでは見られないものでした。
来なかった学生はかなり損をしたと思います。

劇を見終わった後の学生たちはみんな大喜び!
私たちの劇もがんばらなくちゃ!

私と一年生の学生たちがやろうとしている劇は、今はまだ戯曲を読んでいる段階。
そこから、声を出して読ませて、その後に演技もつけて、と気の遠くなるような作業が待ち構えています。

全ては学生次第。
みんなには弾けてもらいたいですね。

今日は休みます。
かなり疲れがたまっているので・・・

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ベラルーシの劇場 | ベラルーシの文化

2009年03月25日

今日のBGMはギターです。
私の大好きなバリオスの「大聖堂」です。
演奏はマリア・エステル・グスマン。
「大聖堂」を始めて聴いたのがこのCDなので、ずっと愛聴しています。
私はギターの専門家ではありませんが、非常にいいギタリストだと思うのですが。
「大聖堂」は名曲なので、いろんな人が演奏していますが、今でも彼女の演奏を聴くことが多いです。
ジョン・ウイリアムスの旧盤も好きなんですけどね。
本当にいい曲なので、クラシックギターを聴かない方も一度聴いてみてくださいね。

疲れた〜!

やっぱり、このフレーズから始めないと、はぐれミーシャという感じがしません!
ここしばらく、真面目なネタが続いていましたから、ここで簡単な近況報告をします。

相変わらず、毎日働きまくっています。
日曜日が6コマ(×1時間半)、月曜日も6コマ、今日は5コマ。
今晩、うちに帰ってきたときにはクタクタで、ダウン寸前でした。
目の下にすっごいクマが出来てましたし。

日本語教師の仕事はまあまあかな。
日曜日は一週間でも一番キツイ日なんですが、結構いい感じで乗り切りました。
昨日も集中力を途切らせることなく、楽しい授業が出来ましたし。
今日はちょっと息切れしました。
エネルギーが最後まで続かなかったです。

そんな忙しい中、今日はカマロフスキー市場に行くことが出来ました。
豚の背骨を購入。
本当は大腿骨を使って、豚骨スープをとってみようと思っていたんですよ。
でも、なかなか骨だけというのは売っていなくて。
豚足は死ぬほど売っているんですけどね。
豚足って、私の生まれた山形では料理に使うことがなかったから、どうやってした処理すればいいのかわからないんですが、いつかはチャレンジしてみたい食材です。

今日は市場のおばちゃんたち、ものすごく愛想が良かったなあ。
最初に私がロシア語でベラベラしゃべると、向こうも安心してしゃべってくれるんですよ。
ロシア語が下手な中国人だと思われると、まともに相手してくれないことがあるんですよ。
今日は長ネギを売っていたおばちゃんに「あんた、ロシア語上手だねえ」と褒められました。
エヘへ。

そういえば、今日の朝、WBCの試合がありましたねえ。
ベラルーシでは放送も何もされないので、Yahooの一球速報を見ながら、ドキドキしてましたよ。
イチローがヒット打ったところ、映像で見たかったなあ。
でも、勝ったからいいや。
今日大学に行ったら、韓国人の同僚がとても悲しんでいました。

話しが飛びまくりますが、今日から「学生たちと電話で話す」という企画を始めました。
これは学生たちに出来るだけ多く日本語で話すチャンスを作るという意味があります。
学生のほとんどは「えーっ!」と困ったようなリアクションをしていましたが、そんなことは完全に無視するのが「はぐれミーシャ・仕事の流儀」。
大学だと、学生も多いし、一人一人に割ける時間が少ないんですよ。
だから、電話で会話をしようと思いついたわけです。

夜の22時に一年生のナースチャちゃんに電話。
彼女は授業のとき、日本語ではあまり話してくれないんですよ。
ロシア語では突っ込みを入れたりするんですけどね。
元々、ベラルーシの田舎の町、ロガチョフという町の出身。
ミンスク育ちの子達とは違って、ちょっと面白い感覚の子です。

電話で10分ほど話すつもりだったのですが、結局、20分ほど話してしまいました。
内容はたわいのないもの。
「日本語の勉強はどうですか?」とか、「日本語で何が一番難しいですか?」とか。
でも、20分の間、彼女が使ったロシア語の言葉は一つだけ。
あとは全部日本語で話してくれました。
すごくうれしいです!

この「電話で会話レッスン」、なかなかいいやり方かもしれません。
まあ、以前にも時々は電話で会話の練習をさせたことはあるんですけどね。
電話での会話って、表情やジェスチャーが見えないから、普通の会話より難しいときがあるんですよ。

明日は待望の休み!
でも、朝から人に会いに行かないといけません。
そのあとは、完全フリー。
でも、翻訳しなきゃ・・・

まあ、今は考えないでおこう・・・

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日本語教師の仕事 
今日も昨日の続きになります。

昨日までは「ロシア語の方言はどんなものか」について書いてきました。
今日はベラルーシの中の話です。

まず最初に押さえておきたいのは、ベラルーシ語のことです。
よく「ベラルーシではベラルーシ語で話しているんですか?」と聞かれるのですが、普段の会話はほぼ100%ロシア語です。
ベラルーシ語で話すのは、ほんのわずかな人たちです。
ナショナリストか、ベラルーシ語が本当に好きな人ぐらいでしょうか。

どうしてそういうことが起きているのかというと、それはソビエト時代に現地語を話すことが禁止されていたことから始まります。
ソビエト崩壊後、他の旧ソ連諸国では急速に現地語を取り戻す運動が広がったのに、ベラルーシではベラルーシ語を取り戻すことに積極的に取り組まなかったのです。
そのせいで、今でもベラルーシ語で話す人は少ないのです。

町の中ではベラルーシ語に出会いますよ。
町の表示の中にはベラルーシ語も多いです。

そもそも、ベラルーシ語自体が「ロシア語の方言のようなもの」という位置づけだったようです。
もちろん、文法体系が少し違っているので、方言ではなく、違う言語というべきなのでしょうが。
きちんとしたベラルーシ語の文法が確立されたのは1920年代の頃ですから。
まあ、「きちんとした」と言っても、それはある種のバリエーションで、いまだに定説がないと言ったほうがいいかと思います。

ベラルーシ語とロシア語は似ている事は似ています。
でも、もしかしたら、ポーランド語のほうが響きは近いかも。

さて、ここからが本題です(←前置きが長すぎ)。

ベラルーシには方言というべきかどうかはわかりませんが、それに近いものはあります。
それはベラルーシ南西部、ポレーシエと呼ばれている地方の話し方です。
現在のブレスト地方とかなり重なっています。
ポレーシエではポーランド語とウクライナ語の影響が強く、それらの言語の言葉を混ぜて使うことがあるのだそうです。

私は実際には耳にしたことがありませんが、8年前、初めてブレスト(←ポーランドとの国境の町)に行った時、最初はブレストの人が話すロシア語がなぜか理解できず、困ったことがあります。
特に言葉が違っているわけでもないのですが、聞き取りにくくて、コミュニケーションがとりづらかったのです。
今は慣れましたけどね。
正直、目に見える(←耳に聞こえる?)ほどの違いはありません。

でも、ベラルーシにはもっと強烈な言語があります!
それはトラシャンカ(трасянка)というものです。

トラシャンカというのは、ロシア語とベラルーシ語のミックス。
ロシア語がベースなのですが、そこにベラルーシ語の言葉がたくさん入っているというもの。
そして、そのロシア語の部分もベラルーシ語の発音になっているのです。

うちのベロニカちゃん曰く「純粋なベラルーシ語よりもわかりやすい」とのこと。
まあ、ベースがロシア語ですからねえ。
それに、純粋なベラルーシ語だと、ベラルーシ人もわからない単語が出てくることがあるんですよ。

でも、私は理解できないことが多いです。
ベラルーシ語を知らないから、という理由だけではないんですよ。
グチャグチャにミックスされていますから、わけわかんないんです。
去年の夏、ベロニカちゃんのおじいさんとおばあさんのうちに言った時も、何を言っているのかわからないことが多く苦労しました。

トラシャンカで話すのは「田舎者」と考えられています。
まあ、実際、そうなんですけどね。
そして、トラシャンカは非常に文化的にレベルの低いものと考えられています。
つまり、ロシア語もベラルーシ語も満足に話せないということになってしまうわけです。
例えば、トラシャンカで話す人がいたりしたら「一体、どこの田舎から出てきたの?」と思われるんですよ。

でも、日本みたいに訛りを隠したりすることはないですね。
私は東北の出身ですが、東北の人の中には東京に出たら、訛りを隠そうとする人がいるようですね。
トラシャンカは隠す人というのはあまり聞いたことがないです。
で、周りの人もそれを馬鹿にするということはあまりないと思います。

私の感想ですが、トラシャンカはあまりきれいじゃないと思います。
純粋なベラルーシ語は美しいんですよ。
ロシア語かベラルーシ語か、どちらかで話すほうがいいとは思います。

いつかベラルーシ語について書いてみたいですね。
結構、大きいテーマなので、これまで躊躇してきたというのはあります。
私自身、それほど詳しくないというのもあります。

学生に「私はベラルーシ語を勉強したいです」というと、みんな「どうしてですか?」と本気で不思議な顔をされます。
中には「そんな死にゆく言葉を学ぶのは意味がありません」という人も多いんです。
私の学生の中には普段からベラルーシ語で話す人は一人もいません。

でも、私はベラルーシに住んでいるんですよ!
だから、ベラルーシ語で話したいと思うのは当たり前だと思いませんか?
うん、がんばろう!

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ベラルーシの文化 | ベラルーシの生活

2009年03月24日

今日は昨日のお話の続きです。

昨日のお話しはロシア語にはいわゆる「方言」というものはあまりない、というお話しでした。
昨日の記事を読んでいない方はこちらをどうぞ。

改めて強調しておきますが、「日本語のような方言はない」という意味ですよ。
広義では、方言と言ってもいいものはあります。
ウィキぺ○ィアでは「語彙・発音(訛り・アクセントなど)・文法・表記法のいずれかもしくはいくつかの面で差異が見られる」ものと定義してます。
そういうことなら、「ロシア語にも方言はある」と言ってもいいのだと思います。

地方ごとに「よく使われる言葉」というのは存在します。
あと、「現地の言葉や隣国の言葉の影響を受けた言葉」というのも存在します。
それについては、明日書いてみようと思います。

今日書きたいのは、旧ソ連の国の「訛り」ということについてです。

私自身、約9年間ベラルーシに暮らしているわけですが、私のロシア語はおそらく「ベラルーシ訛り」があるものと思われます。
あるとき、ウクライナ人に「あなたのロシア語、ベラルーシ人っぽいね」と言われたことがあります。
「どの辺が?」と聞いたのですが、その人は「何がそうなのかは説明できないけど、間違いなくベラルーシ人のロシア語と同じだよ」

ベラルーシ人のロシア語の特徴と言われても、私はずっと耳にしているので客観的に判断はできません。
でも、例えばベラルーシ人がモスクワに行ったりすると、周りの人に「あなた、ベラルーシから来たの?」と言われるそうです。

例えば、ロシア語で「日本」は「Япония」。
ローマ字で書くと「Yaponiya」になるんですが、普通、標準的なロシア語の発音では最初の「ya」は、ほとんど「i」という発音になるんです。
なので、結果的には「Iponiya」というのが標準ロシア語の発音になるわけです。
しかし、ベラルーシ人はその「ya」を「ya」のまま読みます。
つまり、書いてあるとおりに「Yaponiya」と読むわけです。

書いてあるとおりに読むというのは、ベラルーシ語からの影響だと考えられます。
ロシア語だと「アクセントがないときはこう読む」とか、いろんな規則があるんですが、ベラルーシ語は書いてあるとおりに読むのが基本。
その性格が影響しているのだと思います。

細かいことを挙げるとキリがないので、他の国の事情に移ります。
大ざっぱに分けて考えてみたいと思います。

?カフカース地方
これはアゼルバイジャン、グルジア、アルメニア、ロシアの一部地域を指します。
この地域の人たちはまず見た目でわかります。
ひげが濃かったり、眉毛が濃かったりするんですね。
まあ、見た目の話はどうでもいいですね。

話し方は非常に特徴があります。
イントネーションを聞いたら一発で「カフカース人だ!」とわかるほどです。
説明しにくいなあ。
聞いてもらうとすぐにわかるんですけどね。

ここで説明できる範囲で書いてみます。
ロシア語を勉強した方ならわかると思いますが、ロシア語には軟音記号というものがあります。
ロシア語で書くと「ь」、ミャフキィ・ズナークというものですね。

カフカースの人はこの軟音記号を必要なところで発音しなかったり、必要じゃないところに勝手に付け加えたりするんですよ。
例えば、ロシア語のвилкаという言葉。
これは「フォーク」という意味で、「ヴィルカ」と読みます。
でも、カフカースの人に良く見られる発音は「вилька」。
「ヴィルカ」じゃなくて、「ヴィリカ」に聞こえるんですね。

でも、カフカースの人に特徴的なのは、やっぱりイントネーションだなあ。
カフカースの国はそれぞれの国の言葉を持っているので、それに近いイントネーションや発音になってしまうんですね。

例えば、私はアルメニア人の家にホームステイしたことがあるのですが(そのときの辛い体験についてはこちらから)、アルメニア語はそれはそれは強烈な言葉でした。
簡単に言えば、非常に荒っぽく聞こえるのです。
普通の会話もケンカをしているように聞こえるんですよ。
で、彼らはロシア語も話せるんですが、それもアルメニア語のイントネーションのまんま。
声が大きいし発音ははっきりしているので聞き取りやすいんですが、まあ、すごいロシア語でした。
もし私がベラルーシじゃなくて、アルメニアに行っていたら、あんな発音になっていたのだろうか・・・

?中央アジアの国々
これはウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、トルクメニスタン、タジキスタンを指しています。
それぞれの国で違いがあるのかもしれませんが、ロシア人から見たら、彼らのロシア語にそれほどの違いは感じられません。

彼らのロシア語の特徴は「間違いが多い」ということ。
文法的な間違いがすごく多いんですよ。

例えば、名詞や形容詞の格変化。
日本語で言う「てにをは」のようなものです。
ロシア語を勉強した方ならわかると思いますが、これはかなり難しいんですよね。
中央アジアの人は名詞も動詞も変化させないで、あるいは間違って変化させて読む人が多いんですね。

ロシア人が中央アジアの人のロシア語をちょっとバカにしたような感じで言うフレーズがあります。
それは「Моя твоя не понимать」。
本当は「Я тебя не понимаю」。
意味は「私はあなたが理解できない」、または「私はあなたが何を言っているのか、わからない」というもの。
間違っているほうを訳してみると「私のあなたのわからない」。

私はウズベキスタンの首都、タシケントにいたことがありますから、よく知ってます。
個人差もかなりあるのですが、ウズベク人の人の話はわからないことも多かったです。
もちろん、ウズベキスタンにもロシア人は住んでいますから、彼らのロシア語はちゃんとしてますよ(←ちょっとくせはあるけど)。

でも、これはちょっとロシア人の側の偏見もちょっと入ってますね。
中央アジアの人の中には、まともなロシア語で話す人もかなりいるんですよ。
お笑い番組のコントで、「建築現場で働くタジキスタンの労働者」というキャラがいるのですが、それはかなりデフォルメされた中央アジア人のイメージ。
それのせいで、「中央アジアの人はみんなロシア語が下手だ」というイメージがついてしまったのかもしれませんね。

?バルト三国
これはリトアニア、ラトビア、エストニアの三つの国を指します。

それらの国の人のロシア語の特徴は「ゆっくり」。
これは彼らの話し方だけではなく、全てのスピードがゆっくりなんですよ。
私はリトアニアの首都ヴィリニュスへ行ったことがあるのですが、その動きのスピードの遅さと言ったら!
スポーツ用品店で買い物をしたとき、レジの前に行列が出来ているのに、店員、急ぐ気配なし。
待っている客たちものんびりと待っている。
かなりイライラしました。

なかでも、エストニアは最高にのんびりしているそうです。
私もミンスクで日本人観光客の通訳をしたとき、バスの運転手がエストニア人だったことがあって、そのロシア語の遅さとマイペース加減にはびっくりさせられたことがあります。

いかがでしょうか?
説明が長くて、すみません。

ロシア国内の「訛り」についてはあまりよくわかりません。
一つだけ知っているのは、ボルガ川沿岸の地域の人たちのロシア語がかなりくせがあるということ。
例えば、「ハラショー(いい)」という言葉。
ロシア語のхорошоをローマ字で書くとhorosho。
ロシア語にはアクセントのない「o」は「a」と発音するという決まりがあるんですね。
だから、horoshoじゃなくて、harashoと発音するんです。
でも、ボルガ川沿岸の人たちはアクセントのない「o」もはっきり「o」と発音します。

明日もこのテーマ、続けます。
明日はベラルーシのロシア語の特徴についてです。
お楽しみに!

akiravich at 05:26コメント(4)トラックバック(0) 
ベラルーシの文化 

2009年03月23日

いやあ、疲れた!
毎週日曜日はブログの記事の始まり方が同じです。
だって、11時から21時まで6コマやるんですよ。
脳がとろけそうです。

さて。
今日は頂いたコメントの御質問にお答えする形で書きたいと思います。
その質問というのは「ロシア語には方言があるのか」というもの。
これはなかなかおもしろい質問ですよ。

前もっておことわりしておきますが、私は日本語教師であって、言語学者ではないので、学術的なことは何も言えません。
私が感じていること、耳にすることをベースにしてお話していきます。

この質問を読んで、すぐに考えてみたんですよ。
私はウズベキスタンのタシケントにもいたことがありますから、そこの人たちがどんな話し方をしていたかなあって。
で、思ったこと。
そもそもどこまでが「方言」なのだろう、と。

私の意見ではロシア語には日本語のような方言は存在しないと思います。
「日本語のような」というところが重要ですよ。
方言と名づけていいのか躊躇するようなものはたくさんあるんです。

だって、日本語って、方言になると、全く違う言葉やフレーズがバンバン出てくるでしょ?
「ありがとう」が大阪弁では「おおきに」になったり、「こんばんは」が山形弁で「おばんです」になったり。
私が生まれたのは山形県の村山市というところなのですが、村山市ではよく語尾に「ニャー」をつけるんですよ。
例えば「そうですね」が「んだニャー」になるんです。
学生に言うと、みんなかなり笑います。
女子学生から「猫みたいで、かわいい〜!」と言われるのを喜ぶ35歳のはぐれミーシャ。
ま、それはさておいて。

日本語のように大きく形や言葉が変わってしまうのが「方言」だとすれば、ロシア語には「方言はない」ということになります。
ただ「発音のくせ」というレベルなら、いくらでもありますよ。
それを「方言」と名づけることは出来ないような気がします。

「方言」に関する定義、こんなんでいいんですかね?
言語学に詳しい方がいらしたら、ぜひ教えてください。
間違いがあれば、ぜひ指摘してください。
指摘されたらかなりへこみますが、スコッチウイスキーでも飲んだら、すぐに忘れられると思います(←ウイスキーはとっくに飲んでしまって、ないんですけど・・・)。

質問をくださった方が「旧ソ連時代には統一的な教育がなされていたので、もしかしたらそんなに違いはないのでしょうか?」と書かれていましたが、実際その通りなんですよ。
ソビエト時代はロシア語教育を強要して、現地の言葉を禁止したりしましたからねえ。
ベラルーシでもソビエト時代はほとんどずっとベラルーシ語の使用を禁止されていたそうです(←この辺の話、詳しく調べたら面白そう)。

現地語の禁止のせいで、消えつつある言葉もたくさんあるようです。
ロシアの中にはいろんな小さい共和国などがあって、その中にはいろんな民族がいるんですよ。
そういう民族独自の言葉が失われていくのは良くないですね。

また方言の話に戻ります。
ロシア語圏での方言というのは「訛り」に近いものだと思います。
例えば、東北地方出身の人が一生懸命標準語で話しても、どこか「訛って」聞こえること、ありますよね?
文法も語彙も同じなのに、何かが違う。
イントネーションかアクセントか、何かが違っているんです。
ロシア語圏での方言(←もし、それを方言と呼んでもいいのなら)は、その「訛り」というレベルのものと言っていいと思います。

このテーマ、なかなか深いテーマです。
明日もこのテーマで続けさせてください。

akiravich at 05:51コメント(2)トラックバック(0) 
ベラルーシの文化 

2009年03月22日

今日は授業のキャンセルが二つ。
なので、のんびりブログを書いています。
まあ、のんびりしている時間は本当はないんですけどね。
ちょっと難しい翻訳の仕事が入ってきているので。

今日は先日コメント欄にいただいた質問にお答えする形で書こうと思います。
テーマは「大学の学費」です。

学費は年々高くなっています。
それに合わせて人々の収入が増えているというわけではありません。
ただ高くなっているのです。
理由は聞かないでください。
ありませんから。
ただお金がほしいから・・・(←以下、自己規制)

まず最初にベラルーシの全体の話しから始めます。
ベラルーシの大学では無料での教育と有料での教育の二種類があります。
大学の入学試験を受けるときに、無料で入学すれば無料で教育が受けられるのです。
ただし、無料の場合は入学するために要求される学力はかなり高いものになります。

大学では学部や学科ごとに「合格点」というのを設定しています。
センター試験のような共通試験(←ベラルーシでは5、6年前から実施されています)、または大学独自の試験と絡めたもの、その合計点数が合格点に達していれば入学できる可能性ができます。
つまり、合格点に達していなければ、基本的には(←ここが大事。例外もあるということ)その大学に入ることは不可能なのです。
この件に関しては2008年5月3日の記事「ベラルーシの大学入試」に詳しく書かれています。

無料の場合は設定される合格点がかなり高いものになります。
例えば、私が教えているベラルーシ国際関係学部の東洋語学科の場合。
無料の場合の合格点は320点。
しかし、有料の場合は252点。
満点はいくらなんだろう?
おそらく400点だと思われますが、その辺についての情報はありませんでした。

去年の秋、東洋語学科に入学した学生は30人。
そのうち、10人は無料になっています。
無料で入学しようとすると、これは倍率は非常に高いものになります。
うちの学科の場合は4.5倍でした。

ベラルーシの入学制度、ものすごく込み入っていてわけがわからないんですよ。
とにかく無料と有料の場合があるということはわかっていただけましたか?

では、ここからは具体的な金額を挙げて話を進めていきます。

例えば、ベラルーシ国立大学の学費。
これは学部によってかなり開きがあります。
私が働いている「国際関係学部」はもっとも高い学部。
初年度の学費が4,572,500ベラルーシルーブル。
今でこそ一ドル2880ルーブルですが、この学費のデータは去年の夏のものなので、その時のレート2150ルーブルで考えると、約2127ドル。

これは異常な高さです。
だって、平均給料が300ドルの国ですよ。
約7か月分の給料が学費だなんて。
ベラルーシ国立大学はベラルーシで一番ステータスも学費も高い大学ですから、うちの学部がベラルーシで一番高い教育機関だと言えると思います。
内容もそれに伴って・・・(←以下、自己規制)

だからなんでしょうが、うちの大学の学生はお金持ちが多いんです。
学部の前には高級な車がズラーっと並んでいます。
女子学生も「あんた、ファッションショーと間違えてない!?」と言いたくなるような学生がたくさんいます。

以前は無料で勉強している学生のほうが多かったんですけどね。
当然、学力も昔のほうが高かったように思います。
今ではお金さえあれば・・・(←以下、自己規制)

もう一つ他の大学を見てみましょう。
ベラルーシ国立工業大学の場合です。
初年度の学費は2,850,000〜3,200,000ルーブル。
約1326〜1488ドルです。
これはまあ、許容範囲でしょうかね。
でも、高いかなあ。

日本だと医科大学が学費が高いですよね。
ベラルーシの医科大学の学費を調べてみようと思ったんですが、情報が手に入れられませんでした。

入学してからも、学費は上がっていくことがあるそうです。
先生の給料は下がっているのにね(←これは自己犠牲)。

子供の学費は親たちにとっては頭の痛い問題。
独身時代、大学の職員寮に住んでいたとき、寮の管理人の女性が「お金を貸してほしい」と言ってきたことがあって。
結構な金額だったんですよね。
800ドルだったかな。
理由は「うちの息子が大学に入学するから」。
お金を貸してあげたおかげで、寮の規則を違反しても大目に見てもらったり出来たから良かったんですけどね。

大ざっぱな感想ですが、受験競争は日本ほど激しくないような印象を受けます。
もちろん、受験勉強は大変で、家庭教師についたり、塾のようなものに通ったりはしますよ。

ベラルーシに関して、質問などあったら、コメントを頂けるとうれしいです。
では、また明日〜!

akiravich at 00:06コメント(4)トラックバック(0) 
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