2009年08月

2009年08月30日

こんにちは。
はぐれミーシャでございます。

今日は私とベロニカちゃんが行ったコンサートのお話です。
私はベラルーシにいるときから、「日本へ行ったら、絶対にクラシックのコンサートに行きたい!」とずっと考えていました。
元々は私は音楽が専門だったんです。
今では音楽の世界から100万光年(←ミスター・ポーゴが好きな人ならわかる)遠ざかっていますが、今でも音楽を聴くのは大好き。

東京、または山形で行われるコンサートをインターネットで探したのですが、夏はクラシック音楽は「オフシーズン」。
東京ではほとんどコンサートがありません。
特に8月は壊滅的です。
本当はサントリーホールとか、東京文化会館とか、思い出のコンサートホールに行ってみたかったんですが・・・

そして、見つけたのは地元山形の山形交響楽団の定期演奏会!
これは行くしかない!

2008年8月26日「がんばれ、山響」にも書いていますが、私にとって山形交響楽団はとても思い出深いオーケストラ。
私が生まれて始めて聴いたオーケストラです。

7月24日(金)、山形交響楽団 第198回定期演奏会
「未完な傑作」

指揮:飯森範親
ヴィオラ:清水直子

バルトーク:ヴィオラ協奏曲(遺作)
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」ニ短調(第1版)


会場は山形テルサ
私は行ったことがありませんでした。
私が日本に住んでいた頃はまだありませんでしたから。
今、調べてみたら、オープンは2001年。
そりゃあ、知らないはずだわ。

19時開演なのですが、私が買った席が自由席だったので、早めに行っていい席を取ることに。
18時15分開場だったので、18時に行ってみたら、すでに7、8人の小さい行列が。
私たちが並んでしばらくすると、後ろには長い行列が出来ていました。
私が高校生だった頃、よく山響のコンサートには行っていましたが、開場前に行列が出来るなんて、あんまりなかったように思います。

やっと開場したと思って、チケットを係員に渡していると、後ろからグイグイ押してくるおばちゃんが。
並んでいるときも、ちょっと体をずらして前に行こう前に行こうとしていたから、すごく嫌な感じだったんですが、思いっきり割り込んでこようとするので、すごくむかつきました。
で、そのおばちゃんもいい席を取ろうとしている様子だったので、私はベロニカちゃんに「走れ!」。
ベロニカちゃん、ダッシュで自由席になっている列の一番前の列、その真ん中を確保しました!

山形テルサ、中がすごく綺麗なんです。
山形にはあんなコンサートホールはありませんでしたから。
山形県民会館や山形市民会館は音響の面で問題がありましたから、山形の音楽ファンにとってはうれしいことです。

山形交響楽団の演奏会ではコンサートの前に指揮者のプレトークが行われます。
指揮者の飯森さんがステージで曲目の解説をしてくれるのです。
パンフレットにもいろいろ書いてあるのですが、指揮者の方が自ら話してくださるのですから、それは受ける印象が違います。
ブルックナーの交響曲第3番「ワーグナー」にまつわるお話はとても興味深いものでした。

さて。
演奏のほうですが、最初のバルトークはいまいちピンと来ませんでした。
演奏は素晴らしかったんですよ。
ヴィオラの清水直子さんの演奏は熱演。
オーケストラも素晴らしかったし。

でも、作品自体が私の心の中にはスッと入ってきませんでした。
なんでだろう?
何かわけのわからないまま終わってしまった感じです。
もう一度聴いてみたいですね。

次のブルックナー。
これはもう最高でした!!!!!

「あれ、これ本当に山響!?」というのが最初の感想。
私が知っている山響とは違います。
格段にレベルアップしている。
以前は弦のアンサンブルが全くそろわなかったり、金管楽器が吹きまくって浮き上がっていたりしていたものですが。

今の山響サウンドを一言で言うと「渾然一体」。
一つ一つのパートがバラバラに聴こえてくるのではなく、一つのオーケストラとして、一つの音楽が鳴り響く。
聴いているうちに演奏者の姿が目に入らなくなり、音楽だけが耳の奥へと響き渡る。
それこそが現在の山響の姿なのでした。

まず音が綺麗。
弦の響きはかなり美しいものに感じました。
元々、山響は管楽器は強かったのですが、その力量は今でも健在。
角が出っ張っていた山響の響きがよりマイルドになっていました。

「変わった」とは言っても、山響独自のサウンドは健在。
バルトークの演奏が始まったとき、すぐに「ああ、これは山響だなあ」と感じました。

何が山響サウンドなのかと問われると、どう答えていいかわかりません。
私にとっては友達の声を覚えているのと同じことなので。
幼なじみが大人になって、もっと大人っぽい声になったけど、幼なじみだということは聞いたらすぐわかりますよね。
それと同じことです。
私にとって、山響は私の音楽遍歴の初めに付き合った友達、または恋人、または私の音楽への想いを育ててくれた親のような存在です。

ブルックナーは最後まであっという間に行ってしまいました。
私にとっては至福の時でした。
1時間近くの演奏が本当に短く感じました。

山響は非常に小さいオーケストラなので、ブルックナーをやると聴いたときは「???」と思いました。
でも、小さいかどうかなんて関係ないんですね。
ブルックナーというとどうしても大編成をイメージしてしまいますが、山響ほどのクオリティーなら、編成がどうこうなんて気にならないです。

ホールも素晴らしかったです。
山形の音楽ファンは幸せですね。
かなり後ろのほうの席だったのですが、舞台からの距離を全く感じないほどの音響でした!

何と言っても、指揮者の飯森範親さんが素晴らしかった!
山響を変えた一番の功績者と言っても過言ではありません。
あの山響からあれだけのサウンドを引き出すなんて。
演奏からも指揮者とオーケストラの信頼関係が深いことが感じられました。

私はブルックナーの版の問題には全く詳しくないですが、飯森さんのプレトークで今回第一版を使用したことの意図を聞いていたので、それも興味深く感じました。

解釈がどうこうということは言いません。
だって、そんなにブルックナーに詳しくないし。
私には非常に丁寧な音楽作りの中に、指揮者の確固たる信念を感じさせる演奏だったと思います。
ケレン味のない解釈だったと思います。

演奏が終わった瞬間、「ブラボー」の声が。
これ、私は大嫌いなんですよ。
だって、音が消えて、余韻が消えるまで聴きたいのに、ブラボーの声で余韻をかき消されてしまうんですから。

演奏が終わっても、私たちは茫然としていました。
「山響が良くなった」という話は耳にしていましたが、ここまでとは。
ベロニカちゃんには昔の山響の様子などを話していたのですが、ベロニカちゃんは「話と全然違うじゃん」「日本で一番小さいオーケストラがこのレベルなの!?」。

確かにベラルーシのオーケストラとは比べ物になりません。
はっきり言って、ベラルーシのオケは聴いていられないほどひどいときがあるのです。
日本はいいなあ。
山形の人たちがうらやましい!

演奏会の後は飯森さんのポストトーク。
ソリストの清水さんと共にロビーでいろんな話をしてくださいました。

それから、サイン会。
私は休憩時間に飯森さんと山響のルポルタージュ「マエストロ、それは無理ですよ・・・」という本を購入。
コンサート後、持ち合わせのお金がほとんどなかったのですが、有り金全てをはたいてブルックナーの交響曲第5番のCDを買いました。

サイン会は長い長い行列が。
飯森さんの人気の高さがうかがえます。

やっと私たちの番が来たとき、飯森さんはすぐベロニカちゃんに気づき「どちらの方ですか?」
私は私たちがベラルーシから来たこと、私たちがコンサートに感激していることなどを伝えました。
飯森さん「ああ、そうですか。ベラルーシは何語ですか?」
はぐれミーシャ「ロシア語です」
飯森さんはベロニカちゃんと握手し、ロシア語で「スパシーバ(ありがとう)」と言ってくださいました。
やはり世界で活躍する指揮者ですから、それぐらいのロシア語のフレーズは知っているのでしょう。
素晴らしい指揮者の方と話ができて、私もベロニカちゃんも感激!
飯森さんの気さくな人柄も人気の秘密なのでしょうね。


「マエストロ、それは、ムリですよ・・・」 -飯森範親と山形交響楽団の挑戦-「マエストロ、それは、ムリですよ・・・」 -飯森範親と山形交響楽団の挑戦-
販売元:ヤマハミュージックメディア
発売日:2009-06-21
おすすめ度:5.0
クチコミを見る
これが私が購入した本です。
飯森さんが現れて以来、山響がどう変わっていくのかが描かれています。
飯森さんの要求に答えていく山響の人たちの頑張りも素晴らしいです。
私自身、飯森さんの考え方を見習わなければならないなあと強く思いました。

ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(原典版)ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(原典版)
アーティスト:山形交響楽団
販売元:山形交響楽団
発売日:2009-05-20
クチコミを見る
これが私が購入したCDです。
実はまだ聴いていません。
すみません!

そもそも、5番の交響曲って聴いたことがないんですよ。
ブルックナー自体、すごく好きというわけではなかったので。

でも、交響曲第3番「ワーグナー」は何故か好きだったんです。
クナッパーツブッシュのCDを聴いていました。
日本でシモーネ・ヤングという指揮者の「ワーグナー」のCDを買ってきました。
その演奏も第一版を使用しているし、その指揮者のブルックナーを少しだけ視聴したのですが、私には非常に面白く思えたので。

やっぱり音楽はいいなあ。
また日本へ帰ったら、絶対に山響のコンサートに行きます!!!

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2009年日本の旅 | クラシック音楽

2009年08月29日

今日のベラルーシはとてもいい天気。
爽やかな晴れの一日でした。

今日は現地人の同僚の壮行会がありました。
その同僚は9月から1年間、ノルウェーに研究留学に行きます。
彼は私がベラルーシに来た2000年から9年もの間、一緒に働いてきた同僚。
いろんな面でお世話になってきました。
なので、私ともう一人の日本人の同僚で彼をレストランに招待したのです。

話はいつものように大学の話や日本語の話。
まあ、特別な話をするわけではありません。

彼が何を研究しに行くのかを聞いたのですが、何でも「倫理学」なのだそうで。
他にもいろんなジャンルの研究が混じっていて、ちょっとテーマを絞りきれていない感じでした。

彼との話で明らかになったのですが、私も今の職場ではかなりの古株になるんですよ。
私の職場はベラルーシ国立大学・国際関係学部・東洋語講座というところ。
私より古い人は、その同僚とアラブ語の先生、そしてうちの講座長だけということになります。
信じられん。

壮行会の後は歩いてカマロフスキー市場へ。
明日はうちに学生たちが来るので、料理に使う食材を買いに行ったのです。
夏は食材が抱負でうれしいです。
今はきゅうり、トマト、玉ねぎ、ナス、ピーマンなどがたくさん売られています。

買い物を終えて、地下鉄の駅に向かおうとしたとき、私の親友のアンドレイ君にバッタリ再会。
アンドレイ君は私とベロニカちゃんの結婚式で介添人をやってくれたおっとこ前の俳優さんです。
劇場内のうわさ話や俳優たちの近況をたくさん聞かせてもらいました。

そういえば、ここ半年ぐらいはほとんど劇場にも行ってないなあ。
日本語教師の仕事に集中していたからというのもあるし、夜はプライベートレッスンで全く時間がなかったというのもあります。
9月からはちょっと劇場にも行きたいなあ。
私とベロニカちゃんの唯一の贅沢ですから。

さて。
今日の記事はプロレスに関するものです。
まあ、タイトルを見ればわかりますが。
なので、プロレスに興味がない方は読んでもつまらないかもしれません。
すみません。

私は日本からベラルーシに戻るとき、大量の本、ビデオ、CDをベラルーシに持ち帰りました。
実家にはまだ私の持ち物が大量に残されているんです。
全部をベラルーシに持ち込むのは不可能なのですが、少しずつでも持ってこようと思っています。

今回は特にビデオをたくさん持ってきました。
2000年に私が日本を去るまでに撮り貯めた映像です。
そのほとんどは料理番組、クラシック音楽、プロレスで占められています。

昨日、今日はずっとプロレスを見ていました。
1999年の全日本プロレス中継。
一本のビデオテープに5回分入っていました。
これが最高に面白かったんですよ!

何と言うか、熱気が違いますね。
異様なほどの盛り上がり。
今のプロレスでも盛り上がることはあるんでしょうけど、何と言うかタイプが違う感じですね。
武道館の観客のストンピングとか、懐かしい!

私が面白いと思った試合は大森隆男VS新崎人生。
二人の意地がぶつかり合いました。
結局は大森が勝利したのですが、人生もかなり粘りました。

私、大森隆男選手が大好きなんです。
まだ全然若手の頃からテレビで見てましたけど、同期の秋山選手から差をつけられて、それでももがいている姿を見て、いつも「頑張れ!」と思っていたのです。
スタン・ハンセンのパートナーを務めていたのも覚えていますし、ヒョウ柄のタイツにしていたのも覚えています。

全然関係ないですが、大森選手、何となくうちの兄貴に雰囲気が似ていると思うんですよ。
顔は似ていないんですけどね。
じゃあ、何が似ているんだと聞かれると困りますが・・・

それにしても、この頃のノーフィアーはすごく勢いがありました。
それまでは伸び悩んでいた大森選手が弾けまくり。
その試合は今見ても、非常にインパクトがあります。

ビデオの中でそれ以上にインパクトがあったのはスタン・ハンセン!
プロレスファンじゃない人でもハンセンのウェスタン・ラリアットは知っているのではないでしょうか。

ビデオは馬場さんが亡くなってからのもので、ハンセンは悲しそうな表情でインタビューに答えていました。
そういえば、私は子供のとき、非常にプロレスが好きで、テレビ中継は欠かさず見ていましたが、ハンセンのインタビューというのは見たことがありません。
やはり、盟友である馬場さんのためならば、ということなのでしょう。

この頃のハンセンは動きは遅くなり、体のキレもいまいちでしたが、その迫力と存在感たるや、他の選手を圧倒していました。
1999年の世界最強タッグ、田上明とのタッグで出場したハンセンは意気のいいチームを次々と破り、リーグ戦は11点のトップ。
優勝戦では小橋健太・秋山準組に破れ、準優勝になってしまいましたが、「スタン・ハンセンここにあり」をまざまざと見せ付けてくれました。
この頃は田上選手も動きが速かったんだなあ・・・

リーグ戦の中で印象に残ったのは、田上・ハンセンVS高山・大森(ノーフィアー)の一戦。
ハンセンがラリアットで高山に勝利したのですが、上り調子だったノーフィアーの勢いに押され気味の所もありながらも、最後は完勝。
そのラリアットを見たときは背中がゾクゾクっとしましたよ。

私はハンセンを一度だけ生で見たことがあります。
いつのことだったか思い出せなかったので、インターネットで調べてみました。

1983年の世界最強タッグ。
山形県体育館での試合。
スタン・ハンセンとブルーザー・ブロディの超獣コンビ。
対戦相手も試合内容も良く覚えていないのですが、その入場シーンは鮮明に覚えています。
カメラを持って花道に行った私はハンセンがブルロープを、ブロディがチェーンを振り回して入場してきたのを目の当たりにしました。
テレビで見るのとは全然違う迫力。
本気で振り回していて、観客に当たっちゃうんじゃないかと思うほどでした。

それにしても。
ハンセンと言えば、ウェスタン・ラリアット。
いつラリアットが出るのかとハラハラしながら試合を見たものです。
まさに一撃必殺。
ラリアットが出れば、それで試合が終わってしまいます。
あれこそが本当の必殺技なのでしょう。
古い日本刀のような鈍い光を放つハンセンのラリアットには「本物の凄み」がありました。

今の選手のラリアットは・・・
単なるつなぎ技みたいになってしまっている選手、多いですよね。
安易にラリアットをポンポンと出すのって、私は好きじゃありません。
その点、ハンセンはここぞという場面になるまでラリアットを出しません。
試合の最初にラリアットを出したりしたのを見たことはないですね。
ラリアットはそのままフィニッシュになるのが普通で、まれにフィニッシュにつながらないことがあっても、それは試合の終盤であるのが普通でした。
安売りはしないということでしょうか。

よく今の選手だと、試合開始のゴングと同時にスパートをかけ、いきなりフィニッシュホールドをかけることがありますが、あれはある意味変調であって、正調ではないと思うんですよ。
そういうの多いですよね。

あと、嫌なのが無駄なエルボーの打ち合い。
あれをやると、いい試合っぽく見えてしまうからなんでしょうが、安易な作り方をしたお涙頂戴のお芝居を見ているようで、あまりいい気持ちはしないです。
もちろん、気持ちがこもっていて、いい攻防もありますよ。
でも、エルボーの使い手でもないのに、エルボーを連発する選手が多いのには閉口します。

今日は久しぶりにプロレスでゾクゾクしました。
今回、一時帰国したときに全日本プロレスを見に行ったのですが、そういう感覚は味わえなかったですね。
面白かったことは面白かったのですが・・・

今日はわかる人にはわかるというネタでした!

明日は学生たちと久々の再会。
楽しみです!


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プロレス | 日本語教師の仕事

2009年08月28日

こんにちは。
はぐれミーシャでございます。

今日は私たちが山形市に行ったときの話です。
たいしたことは起きなかったのですが、まあ、このブログは自分用の日記のようなものなので、お許しください。

20日(月)、21(火)は何をしたかあまり覚えていません。
実家の仕事の手伝いをしていたような気がします。
うちの会社の一番仕事が忙しい時期に当たっちゃったんですよね。
でも、たまには手伝わないと。
私よりもベロニカちゃんのほうが戦力になるんですよ。
お祭り用のコスチュームを畳んだりする仕事は、ベロニカちゃんのほうが向いています。
まあ、服を作る仕事をしていますからね。

22日(水)は山形へ。
私が住んでいるのは山形市ではなく、村山市というところ。
電車で行くと、40〜50分はかかります。

山形市は私にとって思い出の町。
子供のときは両親と行っていたし、高校は山形市にありましたから、ほぼ365日、山形市に通っていました。

私たちが電車で山形に着いたのが10時前。
朝ごはんを食べていなかったので、ミスタードーナツで腹ごしらえ。
ベロニカちゃんはとても気に入ってました。
それにしても「黒みつ葛あずきフレンチ」とか、名前が長すぎます!

今回の狙いは山形美術館。
シャガールとかルノワールとかもあるし、いい美術館なんですよ。
シャガールはベラルーシの出身なんですが、自分の故郷でシャガールを見るというのはちょっと変な感じもします。

ブラブラ歩いていくのですが、例によってなかなか前に進まない。
ベロニカちゃん、写真とビデオを撮りまくり。
まあ、私にとっては普通の風景でもベロニカちゃんにとっては新鮮な風景なんでしょう。

P7220193こんなふくろうのモニュメントと一緒に記念撮影。
日本って、どこに行ってもこんな感じのものがあるじゃないですか。
さりげないのから、さりげあるのまで(←日本語、おかしいですか?)。
ベラルーシにはこんなのないですもん。
ちょっと歩いては写真撮影をするので、美術館へ着くまでにかなり時間がかかってしまいました。

美術館に到着したのは11時半ごろ。
でも、何か様子がおかしい。
カーテンも閉まっているし。
近づいてみると、「臨時休館」。
何でやねん!
そういうところは月曜日休館だと思って、わざとはずしてきたのに。
そりゃあないぜ。

仕方がないので、すぐお隣の霞城公園へ。
昔お城が建っていたところにある公園で、山形市のシンボル的存在。
お堀とか残っているし。
門は再建されたものですが。

この公園、私が若かった頃はデートスポットだったのですが、今でもそうなのでしょうか。
私も何度か彼女と来たことがあります。
でも、一人で歩いたことのほうが多いかな。
お堀の周りを歩きながら、いろんな考え事をするのが好きでした。
お堀沿いに桜が植えてあって、桜の季節は桜吹雪の中を歩くのが最高でした。
そして、梅の時期も私は好きでした。

P7220195最上義光の銅像の前で。
ベロニカちゃんに「この人、誰? 何をした人?」と聞かれたのですが、よくわからなくて。
私、歴史はものすごく弱いんです。
興味もそんなにないし。





この公園の中には様々な文化施設やスポーツ施設があります。
その中の山形博物館に行くことに。
休館日じゃないかと心配したのですが、博物館は開いていました。

中は珍しい鉱物から化石、生活に密着した古道具まで盛りだくさん。
なかなか楽しめました。
古い農機具なんかはベラルーシのと似ているのが多くて、ベロニカちゃんも「人間はどこにいても考えることは同じなのね」と感心しきり。

博物館を出たのが13時過ぎ。
さあ、昼ごはんだ!
このときを待っていたのです!

狙いは「龍上海」一本。
ラーメン好きには有名な店ですよね。
インターネットでは、山交ビルの裏に支店があるということだったのですが、私が高校時代に行った店と微妙に場所が違うような気が・・・
正直、そんなによく行った店ではないのですが、行ったときの感動は今でもよく覚えています。

P7220227辛みそラーメン!
いくら暑くても、これしかないでしょ!
いやあ、最高の味でした!
辛みそをプラスしてもらえばよかったなあ。
何ていうんでしょ。
スープがおいしいんですよ。
昔は最初から青海苔がかかっていたような気がするのですが、今はお好みで自分でかけるスタイルになってました。

外に出たとき、お店の方が立っていて、「お口に合いましたか?」と聞いてきました。
外国人だから、気を使ったのでしょう。
ベロニカちゃんは「とてもおいしかったです!」
お店の方も満面の笑みでした。

その後は十日町から七日町へと買い物行脚。
買い物をするのは私ではなく、もちろんベロニカちゃんです。
100円ショップなどは私にとっての危険地帯。
ベロニカちゃんが「これ、かわいい!」を連発して、出てこられなくなりますから。

山形駅への帰り道。
辻楽器に寄りました。
中学生のとき、吹奏楽少年にとっては憧れの店でした。
村山市にも管楽器のアクセサリーを売っている店はありましたが、品揃えが違いました。

辻楽器では山形交響楽団の定期演奏会のチケットを買いました。
山形交響楽団は日本では最も小さいプロオーケストラ。
高校の頃はよくコンサートに行っていました。
ちょうどいいタイミングで定期演奏会があったので、チケットを買ったのです。
自由席なんですけど、ベラルーシの住民から見るとチケットが高い・・・
でも、こんなチャンス、なかなかないんで思い切って購入!

P7220230こんな天気だったんですけど、結構暑かったです。

大満足の山形散歩でした!

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2009年日本の旅 

2009年08月27日

ふーっ、疲れた。
今日は久しぶりに大学へ行ってきました。
9月1日からの新学期の打ち合わせです。

9月から現地の先生が一人外国に研究留学してしまうので、教師の数は4人。
グループの数が多いので、一人一人の負担はかなり大きくなります。

私の9月からの授業数は週12コマ!
多すぎ!
これは苦しいなあ。
どうなっちゃうんだろう・・・

話し合い&雑談が終わり、うちへ帰ろうと思ったのですが、あまりにもいい天気だったので、ベロニカちゃんに買い物がてら町を散歩することを提案。
ベロニカちゃんは喜んで私が待つヤクプ・コーラス駅にやってきました。

私たちの目当ては棚。
CDを収納する棚が欲しいんです。
で、いろんな店を回りましたが、全くの骨折り損。
とにかく歩きました。
3〜4キロは歩いたと思います。

その間もいろんな人から電話が。
「暇があったら会いませんか?」
そんな話が何件も。
こうやって夏休みは終わっていくんだなあ・・・
先のこと、考えただけで疲れるから、考えるのやめよう(←名案!)

P8261185P8261184P8261188でも、ちょっといいことも。
きれいですよね。
まあ、すごくきれいというわけではないけど、落ち着くというか。
子供とお母さんがいい感じでした。






さて。
今日の朝、インターネットで興味深い記事を読みました。
現在、ベラルーシにはラジオで流れる歌の75%はベラルーシの歌手・グループのものでなくてはならないという規則があります。
その規制を75%から50%に緩和するというものです。

この規則は4年ぐらい前に出来た規則です。
これ、すごいですよね。
国がラジオ局が流す音楽を規制するわけですから。

なんでも、ベラルーシのショービジネスのドン、アレクサンドル・チハノーヴィッチが政府の偉い人(←誰でしょうねえ・・・)に「ベラルーシのラジオ局では自分の国の歌手の歌を全然流していない。ベラルーシ人もベラルーシの歌手の歌を聴かない。これはおかしい」(←大体こんなことを言ったと言われています)と言ったのだそうです。
それからしばらくして、あの豪快な規則が出来上がってしまったのです。

その当時、ベロニカちゃんは服を作る会社で働いていました。
仕事場にはいつもベラルーシのラジオが流れていました。
最初の頃は良かったんですよ。
ラジオ局はベラルーシの音楽を夜中の誰も聞いていない時間帯に集中させ、昼間はそれまで通りロシアやヨーロッパの音楽を流していたのです。
夜中だけで75%をかせいでいたんですね。
でも、それが政府関係者の目に留まり、昼間の時間帯もベラルーシの音楽を流すようにという規則に変わったのです。

一日中ベラルーシのラジオが流れる職場で働くベロニカちゃんにとっては、これは拷問に近いものでした。
というのも、この規則は突然作られたもので、その当時ベラルーシのポップスやロックはほとんど未発達の状態だったからです。
ベラルーシの歌手といっても、有名なのは数人しかいなかったので、ラジオで流れるのは同じ曲ばかり。
素材自体がなかったんですね。

急いでベラルーシの音楽業界を発展させないといけないというわけで、現在のような猫も杓子も歌手になれるという状況になってしまいました。
歌が下手でもお金があれば、という感じです。

規則が出来た後は、どんどん若い歌手やグループが出てきました。
それがレベルが高ければいいのですが、ほとんどは聞くに堪えないもの。
頑張らなくてもラジオで放送してもらえるし、テレビにも出れるし、というわけで、簡単に歌手になれる状況はレベルの低下を招きました。

そうそう、ラジオだけじゃなくて、テレビでもベラルーシの歌手ばっかりになっちゃいましたね。
ミンスクの地下鉄の駅のプラットフォームにテレビがあることが多いのですが、そこで流されるのもベラルーシの歌手のクリップが多いです。

慣れというのは恐ろしいもので、ベラルーシの一般市民はベラルーシの歌手たちに次第に慣れていきました。
特に若年層を中心に、ベラルーシの歌手やグループは人気があるものもあります。
他に選択肢がないんです。
どこに行ってもベラルーシの音楽が流れているわけですから。

しかし、ベラルーシのポップスやロックを毛嫌いしている人が多いのも確かです。
うちの大学の学生に「ベラルーシの歌手の歌を聴きますか?」と聞くと、ほとんどの学生は顔をしかめて「絶対に聴きません!」と答えます。

私の個人的な感想を言えば、歌がうまい人は確かにいます。
でも、ほとんどはレベルが低い。
そして、曲が悪い。
あまりにも単純なテキストで、バカみたいな歌がたくさんあります。

そんな調子ですから、音楽業界が発展するわけがありません。
ラジオ局の聴取率も下がってしまいました。
悪循環ですね。

最近、テレビのトークショーでこのテーマについての討論を行っているのを見ました。
規制に反対する意見をはっきり述べる人が多くびっくりしました。
国の規則に反対して大丈夫なの?と心配になるほど、厳しい意見を言う人もいました。

そういう声もあって、今回の規制緩和につながったのでしょう。
あ、でも、まだわかりませんよ。
ニュースでも「そうなる見通しだ」という書き方でしたから。

本当はベラルーシにいい歌手やグループが育ってくれるのが一番いいんですよね。
でも、今の状況が続く限り、大きな変化には期待できないでしょう。
まずは規制緩和!

ベラルーシの歌手の中にもちゃんと歌える人はいます。
これからは時々、そういう歌手の紹介も出来ればいいかなと思っています。

ドミトリー・コルドゥン(Дмитрий Колдун)という歌手のクリップです。
彼が「ユーロヴィジョン2007」に参加したときの映像。
ナルシストっぽくて嫌いだという人も多いですが、私はエンターテイナーとしてはいい線行っているのではないかと評価しています。
興味のある方は御覧になってみてください!

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ベラルーシの文化 | 日本語教師の仕事

2009年08月26日

こんにちは。
はぐれミーシャでございます。

実はこの文章を書いている途中、すでに書いた文章が全て消えてしまうという悲劇が起こりました。
でも、めげずに書き直しています。

17日(金)の夜に実家がある山形県村山市に帰ってきた私たち。
久しぶりの実家はやはりいいものです。

とは言っても、そこには複雑な心境もあるんです。
というのは、私が育った家は私が19歳のときに火事で全焼してしまっているのです。
その年の4月に私は念願の国立音楽大学に入学したのですが、火事が起こったのはその6月のことでした。
完全に焼け落ちた家を前に私は言葉を失いました。
今でもあの気持ちは忘れません。

今の家は火事の後で同じ土地に建てたものですが、最初の頃は全く馴染めませんでした。
他の人のうちに来ているような感じがしたものです。
以前のうちに思い入れが強かったですから。

でも、今は自分の家になったような気がします。
火事から16年、うちの両親が汗水流して働いて守ってきた家ですから、私も大事にしたいという気持ちがあります。
やっぱり実家はいいですよ。

19日(日)は朝からお出かけ。
眠い目をこすって6時起き。

何故そんなに早く起きたのかというと、日本海沿いの酒田まで行き、魚尽くしの贅沢朝ごはんを食べようという魂胆。
港にある「海鮮どんや とびしま」という店が私たち家族のお気に入りなんです。
お昼はものすごい行列で一時間待ちなんてのもざらなので、朝の方がいいとうちの両親が言ったんです。

村山市から酒田まで、どのくらいかかったのかな?
1時間半ぐらいだと思うんですけど。
途中、トンネルがあって、ベロニカちゃん大喜び。
ベラルーシには山がありませんから、当然、トンネルもないんです。

お目当ての店に到着したのは8時45分。
7時から営業しているそうで、メニューはほとんどが売り切れ。
私たちは基本の刺身を定食にしてもらい、そこにあわびの刺身とうまづらの刺身をプラスしてもらいました。

P7190123どうですか!
美しい! 実に美しい!
やっぱり新鮮さが違いますよ。
ベラルーシで食べる刺身とは比べ物になりません。

以前、ベロニカちゃんは「生の魚なんて、どこで食べてもそんなに差はないんじゃないか」と思っていたんですって。
ところが日本で刺身を食べてびっくり!
「ベラルーシの刺身は刺身じゃない!」と言ったのは2年前のこと。
2年後の今回もベロニカちゃんは大感激でした。

私も感動。
やっぱり魚はいいですよ。
日本へ帰ったときは魚ばっかり食べてます。

食事の後は、一階の市場でお買い物。
新鮮な魚がたくさん売られているんです。
私たちはホタテ貝、はまぐり、牡蠣を購入。

せっかく遠出してきたのに、天気はかなり荒れ模様。
ただの雨じゃなく、風も強くて、完全に嵐。

私たちはもう一つのお目当て、鶴岡市の加茂水族館へと行きました。
うちの父親が「あそこはクラゲで有名だから見に行こう」と言った時は正直、ピンと来なかったんですよ。
でも、行ってみようということで。
最後に私が行ったのは小学生のときだから、懐かしいなあと思って。

到着してみると、駐車場は満杯。
日曜日だしね。
で、外は超がつくほどのどしゃ降り。
風もものすごく、傘を差しても壊れてしまうだろうというほど。
入口近くに車を停めたくても不可能なので、ちょっと遠いところから入口まで走ることに。
みんな走ったのですが、結局はかなり濡れました。

水族館は大満足!
ものすごい数のクラゲがいるのですが、それぞれが全く違っていて、かなり楽しめました。
アシカショーも見れて感激!
写真がなくてすみません。
ビデオばっかり撮っていたので。

P7190125P7190126ちょっと雨が切れた瞬間を狙って、展望台へ。
うちの両親は「天気が悪くて残念だね」と言っていましたが、海がない国から来たベロニカちゃんにとってはこんな表情の海も面白くて。
2年前に来たとき、太平洋は見ましたが、日本海はほとんど見ていないんですよ。

太平洋と日本海では表情が違いますよね。
この写真のような荒々しい姿が私にとっての日本海。
子供のとき、鼠ヶ関という町で見た荒れ狂う日本海の印象が私にとっての「海」です。
やはり私は日本海側の人間なんだなあとつくづく実感。

水族館のショップでもベロニカちゃんはおみやげを買いまくり。
かわいいのがたくさんあるから仕方がないですね。

水族館の食堂ではクラゲを使ったメニューがたくさん。
私たちはクラゲアイス、クラゲソフトクリームを食べることに。
これが本当にクラゲが入っているんですよ。
はぐれミーシャ「このクラゲって食用なんだろうけど、海で泳いでいるのと同じやつなのかね」
父親「わからん」
ベロニカちゃん「これって、クラゲなの!?・・・」(絶句)
まあ、クラゲを食べるというのはベラルーシ人には考えられないでしょうな。

帰りは月山のほうを通っていくことに。
これもまた懐かしいなあ。
山の中を通って行きます。

で、うちの父親がいつものように「お腹空いてないか?」。
何かドライブインとかそういう所によって何かちょこっと食べたりするのが好きなんです。
まあ、うちの父親の場合、本人が食べるのではなく、食べさせるのが好きというか。
私が子供のときからそんな感じでしたから。

P7190127P7190128あんまりお腹は空いていなかったのですが、ドライブインに入ることに。
こういうの、いいですよね。
いろんなものを焼いていました。
私たちは焼き鳥とさつま揚げみたいなのを買いました。
結構、おいしかったです。

P7190131匂いに誘われ、天玉そばも。
私の大好物!
昔から立ち食いそばが大好きだったんです。
高校時代は山形駅の立ち食いそばがお気に入りで。
おばちゃんがよそ見している間に、カウンターの向こうにあるワカメをちょっと失敬して入れたりしたっけ(←時効ですよね?)
東京で日本語教師の勉強をしていた頃は、新宿の思い出横丁にある「かめや」で天玉そばが定番でした。
それにしても、おいしかった!(←やべ! 食べたくなってきた・・・)

P7190134窓の外には恐ろしく高いところにある高速道路が。
これもベラルーシでは見られない光景です。





P7190149これは寒河江ダムの月山湖の大噴水。
すごい高さまで水が上がっています。
昔、ここでバンジージャンプをやっていたような気がするのですが・・・
(←私がやりたいという意味ではありません・・・)



そんなこんなで日曜日の小旅行は楽しく終了。
毎日忙しくて疲れているはずなのに、遠くまで車で乗せて行ってくれた両親には感謝するしかありません。

私の実家は看板屋。
夏は町のお祭りなどもあって、一番の書き入れ時なんです。
ですから、子供の頃から夏休みはどこへも遊びにいけなかったんですよ。
学校の友達はみんな海に行ったり、山に行ったりしているとき、私はどこへも行けなかったんです。
でも、それで特に悲しい思いをしたことはないんですね。
それが当たり前でしたから。
今になって、遊びに連れて行ってもらっているというのも、何か感慨深いものがあります。

続きはまた今度!

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2009年日本の旅 

2009年08月25日

こんにちは。
はぐれミーシャでございます。

今日のミンスクは秋晴れと言いますか、適度に暖かく、気持ちのいい天気でした。
こんな天気が続いてくれるといいのですが、ベラルーシの秋は雨が多くて陰鬱な天気が多いんですよ。
今のうちにこの気持ちいい天気を満喫しないと。

今日は通信教育の会社に行ってきました。
そして、「この仕事を辞める」と会社の人に伝えました。
私は日本語、ベロニカちゃんは絵画のコースを担当していましたが、私の仕事量が尋常じゃないし、ベロニカちゃんも自分の仕事で忙しいので辞めることにしたのです。

もちろん、理由はそれだけではありません。
私がその会社の仕事を始めたとき、担当者は「ミンスク以外の町に住んでいる人にも日本語を学習するチャンスを与えたいんです」と言っていました。
その心意気に賛同して、かなり安い給料ながらも私は働いてきたのです。
しかし、そのような心意気が失われた以上、私には働く意味はありません。

そして、もう一つ大きい理由が。
その会社のオフィスが先月移転したんです。
その移転先が森の中。
地下鉄の駅から暗い森の中を通っていくのですが、夜は怖くて歩けません。
しかも、その森の中には結核専門の診療所があるんです。
私だけならまだしも、ベロニカちゃんの安全を考えるとこれ以上働くのは不可能だと判断しました。

予想以上に会社側の抵抗は激しいものでした。
何とかして私たちを説得しようとしていましたが、私たちの中ではだいぶ前から決まっていたことだったので、強行に断りました。
それにしても、こういうのは後味が悪いなあ。

うちへ帰ってきたのが17時。
お腹が空いたので、昨日の残りの「ナスとひき肉の炒め物」を食べていたら、電話が。
一年生のアンドレイ君。
彼は来年から(←つまり9月の新学期から)モスクワの大学に移ることになっています。
日本語能力試験の本を貸していたので、それを返したいとのこと。

アンドレイ君はあさってモスクワに旅立ちます。
私もクラスメイトたちもすごく寂しがっています。
5分ほど地下鉄の駅で立ち話をして、さようなら。
私は普段、学生と握手をすることはないのですが、こんなときは握手をします。
やっぱり寂しいなあ。

でも、彼にとってはこれでいいんですよね。
ベラルーシの中でとどまっているよりは、どんどん外に出て行ったほうが未来がありますよ。

日本だと、お別れの季節って3月じゃないですか。
ベラルーシでは卒業が6月なんで、その頃が多いですね。
私の場合は学生の留学が始まるのが9月、10月なので、秋は別れが多いんです。

うちの大学の学生は今年は3人が日本へ留学に行きます。
一年間の予定です。
留学先は早稲田大学、東京学芸大学、秋田大学です。

東京の大学に行く学生は多かったのですが、秋田大学というのは初めてのこと。
これ、私はすごくいいと思うんですよ。
その女の子は本当は第一希望は東京の大学にしていたんですが、選考に通らなかったんですね。

私は彼女に「これはすごくいいことだよ。東京だけが日本じゃないんだから!」と言いました。
彼女自身もがっかりしている様子はなく、「むしろ楽しみです」と言っています。

留学する学生たちはほとんど例外なく東京の大学を第一希望にするんですよ。
でも、本当に東京だけが日本じゃないし。
東京以外の県にある文化を学ぶのも学生たちにとってはすごくいいことのように思います。
人付き合いもすごく深い感じがしますし。

彼女は非常に柔らかい性格。
秋田の雰囲気には合うんじゃないかなと何となく思います。

秋田は山形とお隣で、親近感があります。
隣なのに、行くのは結構大変なんですよね。
私は小学校4年生のときに家族で行ったことがあります。
うちの家族は列車での旅行が好きで、私と兄貴が子供の頃はよく連れて行ってもらっていたんです。
それで秋田に行ったんですが、すごく雪が降っていたのと、秋田駅のデパートに行ったのをおぼろげながら覚えています。

その学生から「秋田はどんな県ですか?」と聞かれたので、「お米がおいしいから、お酒がおいしいんだよね」
残念ながら、彼女はお酒はほとんど飲みません。
でも、おいしいものもたくさんあるしね。
あー、うらやましい。

今日はこれから大掃除。
私のうちに来たことがある人ならわかると思いますが、ものが多くて、とにかくゴチャゴチャしているんです。
新学期が始まる前に何とかしないと・・・

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日本語教師の仕事 | ベラルーシの生活

2009年08月24日

今日ははぐれミーシャとベロニカちゃんの日本旅行の3回目です。
今思い返すと、とにかく暑かったというのはよく覚えているんですが、いろいろと細かいところが抜け落ちてきていますね。
抜け落ちるのは髪だけでいいんですよ!(←いや、良くない・・・)

7月17日、日本滞在の二日目。
私たちは念願の水族館に行くことにしました。
本当は動物園に行くつもりだったのですが、上野動物園にはベロニカちゃんの目当てのパンダがいないということがわかって、予定を変更。

最初に東京駅へ。
いろいろとおみやげ物で買いたいものがあったので。
そして、両替もしなくちゃならない。
空港でたくさん両替したつもりだったんですが、やっぱり東京にいるとお金がどんどんなくなっていきますね。

朝ごはんも食べたかったのですが、日本円が全然なかったので、とりあえず駅の近くのみずほ銀行へ。
ベラルーシだと町のいたるところに両替所があって、簡単に両替できるのですが、日本だと銀行で用紙に記入したりしないといけないのが面倒です。
機械の調子が悪いとかで時間がかかったのですが、銀行の人の丁寧な応対を見ていると、「ああ、日本に来たんだなあ」と実感。

お金もあることだし、さあ、朝ごはんを食べよう。
私の狙いはモスバーガー。
3人なので、喫茶店みたいなところで無駄なお金は使いたくなかったし、元々モスバーガーが大好きなので。
ミスタードーナツでもいいなあ。
と思い、周辺を歩き回ったのですが、それらしき店は全くなし。

で、仕方なく、地下街のマク○ナ○ドへ。
日本まで来て、何が悲しくてマ○クに行かなきゃならんねん!
ベラルーシでも食べられますもん。

でも、待てよ。
ベラルーシにはテリヤキバーガーとかそういうのは存在しないから、そういうのだったらいいかな。

しかし。
店内に入って愕然。
朝は朝メニューしかなく、レギュラーメニューは食べられない!
がーん!
ショック!
なんやねん、それ!

私が日本にいられるのは二年間に一回、しかも2週間から一ヶ月程度。
だから、私にとっては一回一回の食事が「一期一会」なんです。
それなのに、×〒☆?*○+&%@!(←言葉に出来ない)。

朝メニューには日本らしいものはゼロ。
ベロニカちゃんはエッグマフィンを食べてました。
確かにエッグマフィンはベラルーシにはないメニューだなあ。
でも・・・
一緒にいた男の子は大喜びでした。

店を出ても、気分は晴れない。
おいしいかどうかの問題ではないのだ。
私たちが滞在する30日間。
一日3回食事をするとしたら90回の食事。
そのうちの一回がこんなことになるなんて・・・

何とか気を取り直し、しながわ水族館に向かうことに。
品川駅から行くのかと思ったら、大森駅から行くんですね。
インターネットで調べておいてよかった。

「葛西臨海水族園のほうがいいんじゃない?」というアドバイスも日本人の方からもらっていたのですが、私はしながわ水族館に深い思い入れがあるのです。
というのは、16年前、音楽大学にいたときの彼女とデートをした思い出の場所なんです。
彼女がお弁当を作ってきてくれたんだよなあ。
というわけで、しながわ水族館に決定なのだ!

でも、それだけじゃないんですよ。
しながわ水族館って、結構見ごたえがあったような記憶があるんですよ。
イルカもいるし。
ベロニカちゃんはイルカが大好きなのです。
アクセサリーもイルカの形のが多いんです。

P7170071大森駅からは結構歩くのですが、ベロニカちゃんは写真を撮り続けていました。
二段重ねになっている駐車場を見て、ベロニカちゃんびっくり。
ベラルーシにはこんなのありませんから。
水族館にたどり着くまでが長かった・・・



P7170080しながわ水族館の敷地には見事な庭が。
色鮮やかな鯉もたくさん。
ベラルーシにはいませんね。
なので、ベロニカちゃんの記念撮影。


水族館の中では驚きの連続。
ベラルーシには水族館はありません。
海がない国ですから、あれだけ大量の生きている魚を目にすることは非常に珍しいのです。
ベロニカちゃんはビデオカメラで撮影しまくりました。

P7170093クラゲの水槽の向こう側にいるベロニカちゃん。
面白いですよね。

他にも見るだけじゃなくて、海の生き物に触ったり出来るのが、しながわ水族館の魅力。
ヒトデとかに触ったり出来るんです。
あと、水槽の中に小魚がたくさんいて、その中に手を突っ込むと小魚たちが皮膚の老廃物を食べてくれるというのもありました。

13時半からはイルカショー。
ちょっと早めに場所をとっておいたほうがいいと思い、13時5分ぐらいに会場に行ったら、すでに場所取りをしている人たちが。
なので、私たちも急いで特等席をゲット!
しばらくすると、あれよあれよという間に席は一杯に。
座れない人たちは立ち見になるのですが、ショーの始まりまでまだ15分もあるんですけど・・・

P7170099イルカショー、スタート!
これが驚きの連続!
ジャンプしたり、ジャンプしたり、ジャンプしたり・・・
あ、ボールを使った芸もありました。
ベロニカちゃんも大喜び。
35歳のはぐれミーシャも子供の頃を思い出しました。
イルカって、かわいいですよね。
愛嬌があって。

水族館ではアザラシやサメ、カメ、エイなど、他にもいろんな生き物がいて、みんな大満足。
写真少なくてすみません。
ほとんどビデオで撮影したので。

山形に向かう新幹線の時間は17時。
水族館を出たときの時間は14時半。
昼ごはんを食べたらちょうどかな。

とりあえず私鉄で品川まで。
「品川麺達七人衆」というラーメン屋が密集しているところがあると聞いたので、行ってみる事に。

ところがそれがどこにあるのかがわからない。
品川まで来ればわかるだろうと思っていたのが甘かった。
インターネットで調べておけばよかった。
今見ると、高輪口に出ないといけないのに、私たちは反対方向に行ってしまったんです。

結局、発見できず、東京駅に向かうことに。
山手線の駅の中で私は思い出しました。
東京駅には東京ラーメンストリートというのがあることを。

もう頭の中は超ラーメンモード。
この2年間は苦しかった。
はぐれミーシャの家でラーメンといえば、麺はスパゲッティが基本。
実家から送ってもらった乾麺のラーメンを食べるのは特別なときだけ。
本格的なラーメンは2年ぶりということになります。

ラーメンストリートに行ってみると、大行列が。
それは大人気の「六厘舎」というラーメン屋。
15時半って、全然昼ごはんの時間じゃないのに行列が出来るのね。
まあ、大人気のラーメン屋ということは知っていたので、そこは最初から狙っていませんでした。

私たちが入ったのは「二代目けいすけ 海老そば外伝」。
すごい名前だなあ。
私の趣味はグルメブログを見ることなので、名前は当然知っていました。

P7170110ラーメン到着!
どんぶりの中が見えるようになってますけど、これはベロニカちゃんが傾けているわけではなくて、どんぶり自体がこういうデザインなんです。
面白いですね。
お店の方は「紙エプロン、お出ししましょうか?」と親切に言ってくれました。
まるでベロニカちゃんが汁を飛ばすことを知っていたかのように・・・(←とても役に立ちました)

味のほうは・・・
おいしい!
最高!
言葉に出来ねえ!
海老の味が思いっきり出てますね、

どうやって作るんだろ?
私も海老の殻を取って置いて、それを乾煎りし、そこにトマトを加えて煮込み、殻をつぶしながら漉すというやり方で、海老味のトマトソースを作ることがあります。
とにかく海老の味がすごいラーメンでした。
一ヶ月の滞在期間中、何度かラーメンを食べましたが、ここのラーメンが一番おいしかったなあ。

その店の店員の方の中に外国人の方がいました。
その人がちょっと日本人っぽい顔立ちで。
そういうタイプの顔立ちって、キルギス人とかカザフ人とか、旧ソ連の中央アジア諸国の人が多いんです。
で、私は「あの人、キルギス人じゃないかなあ」って言ってたんですよ。
そしたら、帰るとき、私たちが「ごちそうさま」と言ったのに対して、その店員さんが「スパシーバ!(ありがとう)」と言ったんです。
我々がロシア語でベラベラしゃべっていたからですかね。
店員さんのロシア語の発音からすると、あの人はネイティブに違いない!
いやあ、思わぬところにロシア語がわかる人がいるもんですな。

P7170118お腹も満足したところで、山形に出発!
山形新幹線「つばさ」です。
昔は特急「つばさ」だったんですよね。
「やまばと」というのもありました。
あの頃の雰囲気が懐かしいです。
確か「やまばと」の中に食堂車があって、子供の頃、一度だけ食べたことがありました。
ビーフシチューを食べたんだよなあ。
お父さんと一緒に。
感傷に浸るはぐれミーシャ・・・

P7180120あいにくの雨模様でしたが、山が見えてくるとやっぱり山形に帰ってきたんだなあと思います。
ベラルーシには山がないので、ベロニカちゃんも大喜び。
うちのベロニカちゃんは何も見ても楽しんでくれるので、こちらもうれしくなります。

私の故郷である村山の駅に着いたのは20時過ぎ。
うちではいつもどおりの夕食。
2年も留守にした感じがしません。

ベロニカちゃんも2年前に来たときよりもリラックス。
初めて来た時は、私の両親との初顔合わせでしたから、それはそれは緊張していました。
それに今回は前回よりも日本語の理解度がアップしていますから、気持ちも楽だったと思います。

とりあえず、山形までたどり着いてホッとしました。
3週間ほど山形に滞在します。
特に予定は決めていません。
ゆっくり休むために来たのですから。

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2009年日本の旅 

2009年08月23日

日曜日ですね。
いいですねえ。
日曜日なのに仕事がないなんて!!!
去年はずっと日曜日は6コマ授業(9時間)でしたから。
こんなのんびりした日曜日が理想です!

日本から帰ってきたはぐれミーシャとベロニカちゃん。
当然のごとく、冷蔵庫の中は空っぽ。
というわけで、金曜日、大好きなカマロフスキー市場に行きました。

ベロニカちゃんの最大のお目当てはメロン!
うちを出るときから、「メロン食べたい」と呪文のように唱えていましたから。
この季節は市場ではいたるところでメロンやスイカを売っているのです。

P8221140これが私たちの買ったメロン。
写真がピンボケですみません。
これだと大きさがわからないですね。
3.5キロあります。
「なーんだ、軽いじゃん」と思ったのですが、これが結構ズシリと来るんですよ。
うちに持って帰るのは結構大変でした。

メロンに見えないですよね。
ラグビーボールみたいな形をしているんです。
っていうか、そのままラグビーに使えそう。
これは割と小さいサイズを選びました。
これだって、二人で食べきるのは大変です。

この白っぽいタイプの他に、黄色いのもあります。
形はやしの実みたいな感じですね。
そっちもおいしいらしいです。

ちなみに、ベラルーシで売られているメロンはウズベキスタンやウクライナから輸入したもので、ベラルーシではメロンもスイカも栽培されていません。
マスクメロンのように網目の入ったものは、ベロニカちゃんは見たことがないそうです。
この白いのにも良く見ると網目のようなものがあるのですが、ほとんど見えません。

P8221145P8221144で、味のほうは・・・
これがおいしいんですよ。
甘みは日本のものに劣らないと思います。
ベロニカちゃんの意見では、日本のメロンは密度が濃い感じで、こちらのはもっとジューシーな感じ。
正直、私はこちらのメロンのほうが好きです。

P8211132メロンの他に、ブラックベリーを買いました。
これはベラルーシだと、森の中にあったりするそうです。
でも、ベロニカちゃんは自生しているのは見たことがないと言っています。
ブルーベリーやカシスなんかはよく見ますけど、ブラックベリーは生えているところには生えているという感じだそうです。

で、味のほうは「???」。
よくわかんない味でした。
ちょっと固めのやつは酸っぱくておいしかったのですが、少し柔らかくなってしまっているのは味もあまりしなくて。

仕方がないので、またウオッカと砂糖を使ってリキュールにすることにしました。
最近、いろんなのを作ってるなあ。

P8211125これはミントの葉です。
市場で女の子が売っていたのを買いました。
乾燥した状態で売っているのは見たことがありますが、こういう状態のは初めて見ました。
よく売っているらしいんですけど、気づかなかったんですね。

ミント自体は結構どこにでも生えています。
村なんかに行くと、そこここに生えていて取り放題という感じです。
ミントにもいろんな種類があるらしいです。
ちょっと調べてみたいです。

P8211137で、ベロニカちゃんがハーブティーを作ってくれました。
作り方はミントを入れたティーポットに80度ぐらいのお湯を入れるだけ。
ああ、こうやって作るんですね。
「ティー」と言うからには、お茶の中にアクセントとして入れるのかと思ったら。
まあ、そういうやり方もあるんでしょうけど。
味は思いっきりミントの香りがして、すっごくおいしかったです。
ちょっとはまりそう。

それにしても、市場はいいですねえ。
夏は野菜も果物も豊富で活気がありますよ。

金曜日はいい売り子さんに当たりました。
メロンを買うときなんか、ベロニカちゃんが「これがいいんじゃない」と言ったら、売り子さんが「ダメダメ、こういうのはあんまり甘くないのよ。甘いのはここを触って柔らかいやつ」と丁寧にアドバイス。
その売り子さんの勧めてくれたメロンは確かにおいしかったです。

あと、ピーマンを売っていた売り子さんも良かったです。
彼女が選んで袋に入れてくれたのですが、売り子さんの中にはちょっと腐ったのまで入れてくる人がいるんですが、その女性は「これはダメ」「もうちょっと形のいいのがないかしら」とちゃんといいのを選んで袋に入れてくれました。

売り子さんの中には質の悪いのを「これは最高よ」とうそをついて変なのをつかませる人もいるんですよ。
私も何度だまされたことか。
自分で見る目を持っていないと市場では変なものを買わされてしまうことがあります。
でも、プロの目利きじゃなければわからないところは、売り子さんの性質にかかってくるんです。
優しい人もいれば、ペテン師みたいなのもいるし。
向こうから「買え買え」と言ってくるのはダメな場合が多いです(←もちろん例外はありますが)。

やっぱり市場はいいなあ。
新学期が始まったらなかなか行けなくなるから、今のうちに行っておこうっと。

P8231148お待たせしました。
「突撃、私のお昼ごはん!」のコーナーです。
今日の昼ごはんは麺でした。
麺はスパゲッティの平べったいやつで、上にナスの入ったそぼろをかけました。

日本から持ってきた古いビデオの中に「世界ウルルン滞在記」があって、その中に「四川の本場の担担麺を作る」というのがあって。
向こうの担担麺は汁なしなんですね。
そのイメージで作ってみました。

麺を茹でているとき、丼に醤油、砂糖、胡椒、酢、ごま油、ゴマを入れておきます。
麺が茹で上がったら、それを丼にいれ、ちょっと混ぜます。
その上から豆板醤、醤油、オイスターソース、ごま油で味付けしたナスとひき肉の炒めものをかけました。
これを混ぜて食べるのですが、これがバカうま!
自分で作ったのに、ちょっと感動しました。
スパゲッティとは言われなければわからないと思います。
ちょっとはまりそうです。
スープなくてもいけますね。

明日からは少しずつ新学期の準備を始めます。
少しずつエンジンを温めていく感じです。
怖いよー。
働くの、怖いよー。

新学期まで一週間。
出来る限り、エネルギーを充電しておかないと・・・

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ベラルーシの食生活 | ベラルーシの生活

2009年08月22日

こんにちは。
はぐれミーシャでございます。
ベラルーシは涼しい、というかちょっと肌寒かったりもします。
すっかり秋の雰囲気です。

今日は7月16日に日本へ到着したところからスタートです!

9時間40分のフライトで、ようやく成田に到着。
出発したのが15日ですからね。
時差が6時間で、到着したのは日本時間で朝の10時。
ベラルーシ時間では朝の4時。
うちを出たのが15日の9時ですから、待ち時間も入れると19時間もかかっているということになります。

私もベロニカちゃんも飛行機の中では眠れないんですよ。
今回もほとんど寝られず、フラフラの状態で成田に到着しました。

飛行機を出ると、建物の中でも湿度が高いのが感じられました。
「これが〜日本だ〜私の〜国〜だ〜」って歌がありましたね。

入国審査も荷物の受け取りも思ったよりスムースにいきました。
前回は若い女の子を連れていたのがいけなかったのか、かなり入国審査に時間がかかりましたから。

成田空港の到着ロビーに出たときはやっぱり深い感慨がありました。
この2年間、私たちは日本へ行くために頑張ってきたんです。
私の願いは唯一つ。
ベロニカちゃんを日本に連れてきて、京都や奈良などの日本の伝統的な町を見せてあげることでした。
私たちは今、子供が欲しくて仕方がありません。
子供が大きくなってからということになると、あと4、5年近くは待たないといけないと思ったので、その前に一度見せておきたかったのです。
その願いがかなうところまでやってきたのです。

私たちはまず持ってきた外貨を日本円に両替しました。
これが大問題。
今は円高ですよね。
なんで、私たちにとっては大損なのです。
私たちが日本へ行くお金を貯め始めた頃は、まだ一ドル105円とかだったんですが、成田空港の両替所のレートは91円ちょっと。
14円も違うと、大きい金額のときはかなりの差が出てしまいます。

例えば、2000ドルを日本円に換えるとします。
一ドル105円だったら21万円になりますが、91円だったら18万2000円。
その差、28000円。
これは大きいですよ。
なので、私たちは一度に両替しないで、少しずつ両替することにしました。

それから、重いスーツケースを宅急便で実家に送りました。
これが結構高かったんですよ。
3つで4500円近くもかかってしまい、思わぬ出費。

私たちはそんなにお金がありませんから、成田エクスプレスは使わず、普通のJRの電車でホテルのある町に向かうことにしました。
ホテルがあるのは南千住。
これが結構時間がかかったんですよ。
一時間以上かかったんじゃないかな。

P7160026何とか南千住に到着。
南千住は私にとっては全く未知のゾーン。
インターネットで見つけた地図を使って何とかホテルに到着。
結構、大変でした。
陸橋を超えないといけないので、重い荷物を持って歩くのはなかなかの重労働。
しかも、久しぶりの東京の夏の暑さは厳しいものがありました。

南千住のホテルは安いからという理由だけで決めました。
山谷のドヤ街にも近いということで、治安の面で心配もあったのですが、最近は治安も良く、ホテルが安いことから外国人旅行者の姿も良く見かけるということで、まあ、大丈夫かな、と。
実際、ホテルに行く途中も外国人バックパッカーみたいな人たちをたくさん見かけました。

P7160028P7160027実際、すごく安いんですよ。
だって、一泊がシングルで3500円、ツインで5000円ですから。
考えられない安さです。
部屋はかなり狭く、トイレや洗面所は各階共同ですが、この値段では文句も言えないでしょう。

ホテルの従業員の方は非常に親切で好感を持ちました。
そして、一階に無料のインターネットがあるのも助かりました。

私たちは一日がかりの移動と東京の暑さで、汗だく。
なので、とりあえずシャワーを浴びてから町に繰り出すことにしました。
シャワーは一階にシャワー室が二つあって、5分間100円でした。
これも非常に清潔で快適でした。

私は久しぶりの日本で元気でしたが、ベロニカちゃんはちょっと疲れていました。
でも、せっかく日本へ来たのだからホテルの部屋にいてはつまらない!
ということで、町に出かけることに。

一緒に来た男の子が電子辞書を買いたいということだったので、まずは秋葉原へ。
でも、お腹がすいたということで、何か食べようということに。

しかし、これは私にとっては非常に重要な問題。
「日本に着いて最初の食事は何を食べるか?」
これはここ半年、ずっと考えていたテーマでした。
やっぱり寿司がいいかなと思いつつも、いい寿司屋に三人で入ったら結構な値段になりますよね。
だからと言って、回転寿司でお茶を濁すのも気が進まない。
ラーメンもいいけど、そこら辺の店じゃなくて確実においしい店に行きたい。
でも、秋葉原周辺のラーメン屋の情報は全くない・・・

そこで私が選んだのは・・・吉野家!
やっぱり牛丼でしょ!
下手なラーメン屋に入るよりはずっといいですって!

私はカウンターに座り感慨にふけっておりました。
だって、吉野家ですよ!
ベラルーシにはないんですよ!

そして、牛丼!
実は私とベロニカちゃんは二年前に日本へ来たとき、吉野屋に行ったのですが、牛丼の販売が昼からということで、豚丼しか食べられなかったんですよ。
確か朝の9時ごろに行ったら、牛丼はダメだったんですよね。
だから、私が吉野家の牛丼を食べるのは4年ぶりだったのです。

注文したのは牛丼の並と生卵。
これでしょ、やっぱり。

程なくして出てきた牛丼はまばゆいばかりの光を放ちながら私の前に現れました。
生卵をとき、牛丼の上へ。
マグマのように流れ出す卵と火山のように沸き立つ私の心が一つになったとき、私は牛丼に食らいついていました。

ああ、うまい。
おお、うまい。
うまいうまいうまい・・・(×100万回)

薄く切られた牛肉は流れる旋律のごとく
柔らかく煮られた玉ねぎは軽やかなリズムを刻み
つゆがしみこんだご飯は大地の鼓動を伝える
ああ、僕は今日本にいるのだ!


とにかくおいしかったです。
牛丼と一緒に記念写真を撮りたいぐらいでしたよ。
元々、吉野家の牛丼は好きなのですが、久しぶりに食べるとここまで感動するものなのかと。

ベラルーシは牛肉が全然おいしくないんですよ。
脂身はゼロで、完全な赤身。
柔らかさもなく、ただただ硬いんです。
やっぱり日本の牛肉はおいしいですね。

牛丼を食べながら、昔のアルバイトの先輩のことを思い出しました。
その人は牛丼に卵をつけても、最初は卵を入れないで食べていました。
はぐれミーシャ「何で最初から卵を入れないんですか?」
先輩「だって、最初から入れると、牛丼の味がわからなくなるでしょ。最初はそのまま楽しんで、途中から卵を入れて味の変化を楽しむんだ」
うーん、それもありかな。

ベロニカちゃんも「おいしい」を連発。
心配していた14歳の男の子。
箸が使えなくてブーたれていたんですが、やはりおいしかったらしいです。
だって、山形に行ってからも、「今まで食べた料理の中で何が一番おいしかった?」と聞くと、即座に「牛丼」と答えていましたから。

腹ごしらえのあとは、ヨドバシカメラへ。
最近はロシア語の辞書を搭載した電子辞書もあるんですよ。
一機種しかないので、すぐに購入。

買い物が終わったのが15時半。
その日は夜に私の教え子たちと会う約束があったので、それまで時間をつぶさないといけない。
なので、私の大好きな銀座に行ってみることに。

久しぶりだなあ。
前回来た時は銀座まで行く時間がなかったからなあ。
とりあえずブラブラ歩いてみることに。

とにかく人が多くてびっくり。
というか、疲れる。
ミンスクは首都だけど、こんなに人が多くないから。

P7160058町を歩きながら、ベロニカちゃんは写真を撮りまくり。

私たちがやってきたのは、私の大好きな店「伊東屋」。
文房具の有名店です。
時間がないので、20分ほどの滞在でしたが、小さなキーホルダーを買ったり、動物の形をしたクリップを買ったりして、ベロニカちゃん大満足。

駅に向かう途中、山野楽器へ。
私が「この店にもよく来たんだよ」というとベロニカちゃんはすかさずカメラを取り出して撮影。

山野楽器の裏にまわると、そこにはシネスイッチ銀座。
その映画館には良く行っていました。
昔は古い映画が専門の映画館があったんですよ。
名前は忘れましたが。
そこではヴィスコンティやフェリーニの映画をよく見たものです。

18時の待ち合わせに間に合うように、恵比寿まで地下鉄で移動。
なぜ恵比寿?と思ったのですが、学生たちのなじみの店でもあるのでしょうか?

恵比寿には17時40分ごろ到着してしまい、手持ち無沙汰。
立っているだけでも暑い。
秋葉原の街頭でもらったうちわがすごく役に立ちました。

しばらくすると、筑波大学に留学中のターニャちゃんが登場!
全然変わっていない!
ほぼ時間通りに現れたのがびっくりでした。
ターニャちゃんが「お久しぶりです!」と言って、本当にうれしそうに笑ってくれるので、私も本当にうれしかったです!
約10ヶ月ぶりですからねえ。

はぐれミーシャ「あとの二人は?」
ターニャちゃん「遅れてくるそうです」
やっぱり・・・

はぐれミーシャ「どうして恵比寿なの?」
ターニャちゃん「場所的に便利かなあと」
はぐれミーシャ「えっ? じゃあ、知っている店があるとか、そういう意味じゃないの?」
ターニャちゃん「全然。この辺は私も知らないんです」
じゃあ、なんで恵比寿なのよ?

繁華街をブラブラ歩きながら、いい店がないかと物色。
ベロニカちゃんと男の子は時差の関係か、「早く寝たいオーラ」を全身から発散。
私は「早く飲みたいオーラ」を撒き散らしてました。

だって、居酒屋大好きなんですよ。
ベラルーシには日本の居酒屋みたいなところはないですからねえ。
それに、お昼が牛丼だったから、今度は生魚を食べてやると物凄く意気込んでいたんです。

ようやく選んだのが、魚がおいしそうな居酒屋。
スーパーかなんかの二階にあったので大丈夫かなあと思ったんですが、中は普通の居酒屋でした。

最初は4人で乾杯。
食べ物は刺身を中心に注文。

しばらくすると、ナージャちゃんからターニャちゃんに電話が。
ナージャちゃんはターニャちゃんと同級生で、今は東京学芸大学に留学中です。
ターニャちゃんはナージャちゃんに一生懸命居酒屋の場所を説明するのですが、全くわからないということで迎えに行くことに。
3人の学生のうち、誰も恵比寿に土地勘がないらしく。

P7160061そうこうしているうちに料理が登場!・・・なんですが、注文していない料理が。
確か入り口のところにタイムサービスで刺身が無料って書かれていたけど。
店員「こちらがサービスの鯛の刺身になります」
おいおい、これがサービスなの?
すごーい! 日本、すごーい!

久しぶりに食べた新鮮な刺身の味は心まで染み渡りました。
やっぱり魚はいいですね!
写真が変なアングルですみません。

P7160064次に出てきた刺身の盛り合わせも圧巻!
日本に住んでいる人にとってはどうってことないのかもしれませんが、海のないベラルーシに住んでいる私たちにとっては、この刺身は奇跡。
この料理の名前は「昇天」にしましょう!

かなり待ちましたが、ナージャちゃんと○○○大学のTさんが登場。
Tさんは以前、ベラルーシに旅行に来たときにうちで一緒に夕食を食べたんです。
うちの学生たちがミンスクの中を案内したりしたんですよ。
そして、私が参加していたロシア語学生演劇集団「コンツェルト」のメンバー。
日本に留学している私の学生たちもとてもお世話になっている人です。

その後は会話が弾みまくりました。
日本でのことやベラルーシのこと。
10ヶ月ぶりですからねえ。
話題は尽きませんでした。

でも、一人足りません。
早稲田大学に留学中のカーチャちゃん。
彼女がいないと何か変です。

大遅刻で現れたカーチャちゃんはちょっと不機嫌そうでした。
そして、「お腹すいた」と連発。
何だ、お腹がすいていたのか。
カーチャちゃんはほとんど会話することもなく、「食モード」に入っていきました。
その集中力たるや、素晴らしいものがあります。

お腹が満足すると、カーチャちゃんも会話の中へ。
カーチャちゃん、ターニャちゃん、ナージャちゃんは、わが大学が誇る「おしゃべり三人娘」。
この三人が集まったら敵なし。
彼女たちがフルスピードで話し始めたら、止めるのは至難の業です。

ああ、懐かしいなあ、この雰囲気。
授業でもこんな感じだったなあ。
「あのう、授業してもいいですか?」
そんな勢い。

私はまだまだ飲めたのですが、ベロニカちゃんと男の子が限界。
なので、21時にお開き。
楽しい時間は過ぎるのが速かったです。

そこからは半分寝た状態でホテルへ。
地下鉄で一本だったのでラッキーでした。

うーん、まだ飲み足りない。
だって、久しぶりの日本ですよ!
わーい、わーい!

眠くて仕方がないベロニカちゃんを置いて、町へ。
でも、ホテルの人が「あー、この辺は飲むところとかほとんどないですよ」

で、外に出てみると、これが見事に何にもない。
居酒屋も閉まりかけているし。
仕方がないので、泪橋の交差点のコンビニへ。
泪橋といえば、「あしたのジョー」だよなあ。

冷やしラーメン、煮物、じゃがりこ(←私の大好物!)、チューハイを買ってホテルに戻ると、ベロニカちゃんも寝ていなかったので、二人でささやかな乾杯。
やっと日本に来られたね。
二年間必死になって働いてきたんだから、この一ヶ月は楽しもうね。

次の日は山形への移動。
その話はまた次回!

akiravich at 04:02コメント(4)トラックバック(0) 
2009年日本の旅 
8月19日、ベラルーシで初めて新型インフルエンザ感染者が確認されました。
夏期休暇で中国に帰省していた中国人の大学院生だそうです。
感染者と接触のあった37人に関しては感染は確認されませんでした。
その大学院生はミンスク市内の感染症専門の病院で治療を受け、すでに快方に向かっているそうです。

そして、8月21日、英国から帰国した3人の子供の感染が発表されました。
子供たちは病院に入院して治療を受けており、経過は良好とのことです。

ついにベラルーシにまで新型インフルエンザの波は押し寄せてきました。
隣国であるロシアやウクライナにも感染者はいますが、数はそれほど多くはありません。

大流行になったら、どうなるのかが心配です。
ワクチンなどもベラルーシに入ってくるのか気になります。
私は一応、タミフルを買ってありますが(2009年5月23日「タミフルを買いました」)、それも使っていいのかどうか・・・

このまま事態が収束に向かうことを願っています。

akiravich at 00:23コメント(0)トラックバック(0) 
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