2010年08月

2010年08月30日

おはようございます。
はぐれミーシャです。

今日もミンスクは曇り空。
すっかり涼しくなりました。

最近、ベラルーシへのロシア語留学に関することを書きました。
コメントやメッセージを下さった皆様!
今日か明日、大学の国際部へ行って詳細を聞いてきたら、また詳しい情報を載せますので、しばらくお待ちください。

今日はちょっとお疲れモード。
実は昨日、うちの龍二くんの洗礼式があったのです。
なかなかドタバタの一日で・・・
また改めてレポートしますね。

さて。
今日は木曜日に作った餃子の話。
またまた寿司バー「マンガ」でのお話です。

どうして餃子を作ることになったのかというと、これはベラルーシ在留の日本人の希望。
日本人の方を「マンガ」に招待して食事をしたりしたのですが、そのときに「どんな日本料理が食べたいですか?」と聞くと、みんなそろって「餃子!」という答えが返ってきていたのです。
ほぼ即答に近い方もいました。

実は「マンガ」で私がお勧めしている料理に冷しゃぶがあるのですが、その「にんにく辛味ソース」が餃子にぴったりなんじゃないかとは思っていたのです。

そんなに食べたいものですかね?
正直、私は餃子にはそれほどの思い入れはありません。
去年の夏、日本へ帰ったとき、感動的においしい餃子を食べましたが、「どんな日本料理が食べたいですか?」と聞かれても、「餃子」という答えは出てきません。

でも、食べたいと言う人がいるということは、私が作る意味があるということ。
作りましょう!

そして、木曜日。
前日は初めての鴨料理や鯛茶漬けを作って大変な一日でした。
一回で作る料理の量としてはかなりのものでした。
本当は餃子も作る予定だったのですが、すでに私も総料理長も疲労困憊だったので、次の日にまわすことにしたのです。

木曜日は総料理長が前もって餃子の皮を作って持ってきてくれました。
「作った」と言ってもこねるところまでで、伸ばしたり丸くしたりするのは現場でやることになります。

まず、餃子の具づくりからスタート!

肉は豚のひき肉を使います。
店でひいた肉だからか、ちょっと粗めでいい感じです。

そこに醤油、塩、胡椒、みりん、ごま油を入れて味付け。
みじん切りのしょうがとニンニクも加えました。
ニンニクに関してはどうしようか悩んだのですが、やっぱり入れることにしました。

それから、野菜。
ロシア語圏には「ペリメニ」という水餃子のようなものがあるのですが、ペリメニには野菜はあまり入れないんですよ。
玉ねぎ、そして、時々ニンニクを入れる程度。

総料理長「以前働いていた店には餃子があったんだけど、野菜が多すぎておいしくなかった」
うーん、野菜が入っているとダメなのかなあ。
でも、餃子って結構な量の野菜を入れますよね。
いろんなレシピを見ていると、肉の2倍ぐらいの量のキャベツを入れたりしますよ。
まあ、日本料理の店なのだから、日本で作っているやり方で作ろう。

そこで問題になるのが、キャベツを使うのか白菜を使うのかという問題。
総料理長と相談した結果、「白菜のほうが味が柔らかくなるからいいのではないか」という結論に。

白菜をみじん切りにして塩を振りました。
しばらく待って、水分を搾り出してからひき肉の中へ。
そして、干ししいたけも超みじん切りにして加えました。

そして、皮。
総料理長に「どうぞ作ってください」と言われたのですが、私は皮なんか作ったことないし。
なので、私は「ペリメニと同じ作り方ですよ。作ってみてもらえませんか? 私は作れないのでプロの料理人の作り方をぜひ一度見せてもらいたいんです」
総料理長は満面の笑みで「じゃあ、私が作ってみせよう」
やっぱり調子にのせないと。

まず、極太の麺棒で生地を薄く延ばしました。
でも、かなり弾力のある生地なので、延ばしても延ばしても元に戻ろうとするんです。
なので、薄くなるまでには結構時間がかかりました。

そして、おわんを使って丸く型抜き。
このやり方のほうがベラルーシ人にはいいだろうと思ったのです。
小さくて細い麺棒で一つ一つ丸く延ばすのが本当だとは思うんですが、作る側の人のことも考えないと。

出来上がったのは割と厚めの皮。
でも、大丈夫かな?

そして、具を包んでみることに。
これはかなり難しい工程ですよね。
私と総料理長、もう一人の料理人の三人で具を包みました。

P8261745これが出来上がり。
初めて作ったのにしてはまあまあかな。
でも、もうちょっときれいに作りたいところです。

早速、焼いてみました!
最初に熱したフライパンに入れ、そこに熱湯を餃子が3分の2かぶる程度に入れました。
ふたをして2〜3分。
水が残っていたら、それを捨て、そこに油を注ぎ焼きます。
火力が弱いので、かなり長い時間焼きました。

P8261747出来上がったのがこちら!
味のほうは・・・普通においしい。
そんなに感動するような味ではありませんが、これは普通の餃子です。
ベラルーシで売っているペリメニとは完全に別物。
まあ、これなら売り物になるかな。

具の味付けが弱かったような気がするのですが、冷しゃぶ用のソースにつけるといい感じでした。
皮のほうは焼き目がついている面はカリカリ、反対側はモチモチ。
なかなかです。

10個あった餃子は厨房にいたみんなであっという間に食べてしまいました。
そこにウェイトレスたちが現れて「ペリメニ食べたかったのに!!!」
あのー、ペリメニじゃないんですけど。

具も皮も大量に余ったので、もっと焼くことに。
ウェイトレスも満足。

ウェイトレスの一人、いつも楽しくにぎやかなオーリャちゃんが「おいしいけど、少なすぎる!」
一人一つずつしかありませんでしたから。

そして、「古○さん! あなた自分でレストラン開いたほうがいいんじゃない!?」
隣に総料理長がいるのに。
本当に自分でやりたいくらいなんですが・・・

そんなわけで、餃子作戦は大成功!
もうすぐ「マンガ」のメニューに餃子が載ります!

今日はこれから大学へ。
新一年生との顔合わせ会があるのです。
私は日本語科の代表としてみんなの前で話をしなければなりません。
ちょっと緊張・・・

akiravich at 16:39コメント(0)トラックバック(0) 
料理 

2010年08月29日

こんにちは。
はぐれミーシャです。

今日のミンスクは雨模様。
完全に秋モードに入っています。
この暗い空模様。
うつになりそうですね。

私は体調は良好です。
お酒も飲まず、肉も食べず、野菜だけの健康生活ですから。
睡眠もしっかり取っていますしね。

さて。
今日は今週の水曜日と木曜日に寿司バー「マンガ」で料理をしたときのことを書きたいと思います。

先週の終わりぐらいから、「味を感じない」、「口の中が苦い」という味覚障害のような症状が出ていたので、私としては料理をするのは避けたかったのですが、一度約束してしまっていたので、やることにしたのです。

正直、悩みました。
こんな状態で料理をするのは店の人にも食材にも失礼ではないのか、と。

でも、やるしかない。
秋のメニューの発表まで時間もないし。
料理のときまでに味覚が少しでも回復してくれないかと祈るような気持ちでした。

そして、水曜日の朝。
味覚はだいぶ回復していました。
まだまだ本調子ではありませんでしたが、基本的な味、しょっぱさや甘さ、辛さなどはいつもより弱いながらも感じることができました。

料理を開始する前に、マネージャーのナージャさん、総料理長とお話。
これがまたちょっと変な感じなんですよ。
総料理長は長年この仕事に携わってきたプライドがあるのか、最近は私に対してちょっと挑発的な態度をとることがあります。
自分が関心がない話になると、完全無視。
いい年して、何でそんな子供みたいな態度を取るんでしょう?

まあね、ちょっと気持ちはわかりますけどね。
だって、突然日本人が現れて料理を教え始めるんですから。
しかも、その日本人がプロの料理人じゃないとしたら、なおのこと気分はよくないでしょうね。

でもね。
うちのベロニカちゃんや学生に言わせると、「日本へ日本料理を習いに行くことを考えたら、彼らにとっては最高の話、素直に料理を習うべきだ」

確かにね。
だって、私がやっていることは基本的に店全体を変えてしまうようなこと。
もうちょっとまともに評価してくれてもいいと思うんですけどね。
それは金銭面においても、です。

総料理長との話の中でこんなのがありました。
はぐれミーシャ「ラーメン作りたいですね。何度も言っていますが、問題はスープです。まともなスープを作ろうと思ったら、何時間もかかります」
実は総料理長は「負担が大きい」「そんなに何時間も作っていられない」という理由で、ちゃんとラーメンを作ることには反対なんです。

はぐれミーシャ「例えば、九州の豚骨ラーメンなんかは長いところで丸2日もスープを取るところがあるんですよ。そうすると、白濁したおいしいスープが取れます」
総料理長(苦笑しながら)「あのねえ、濁った色のスープは失敗作なんだよ。透き通っていなければブイヨンとしては使えないんだよね」
はぐれミーシャ「初めて会ったとき、私が作ったつけめんを食べましたよね? 豚骨から9時間かけて作った白濁スープなんですけどね・・・」
総料理長「・・・」

そのときのつけめん、総料理長は「最高においしい」「こんなにおいしい麺料理は初めて食べた」と絶賛してくれたんですよね。
彼の言うところの「失敗スープ」を使ったんですけどね。

私は別に上から目線でいろいろ「教えてあげる」なんて、思っていません。
知らなければ勉強すればいいだけの話じゃないですか?
私も自分が知らないことは他の人に聞きます。
素直に聞けばいろんなことがわかるのに。
自分でチャンスを捨てているようなものです。

そういうタイプの人、ベラルーシ人には時々います。
もう自分は知識があるみたいな顔をしている人。
どうぞ自分の狭い世界で生きていてください、っていう感じです。

さーて、料理です!
やっと本題です!

水曜日のテーマ食材は「鴨」!
料理したことないよ。
でも、まあやってみるか。
インターネットでダウンロードしたり、料理番組のビデオで勉強したから。

ベラルーシでは鴨肉は売っていますが、そんなに毎日食べるものではありません。
まあ、日本でも毎日は食べないでしょうけどね。
普通は丸のままの鴨を売っているのですが、食べるところって胸肉ですよね。
もし胸肉だけ売っていたらいいなあ、なんて言っていたら、業者さんが持ってきてくれたんだそうです。

厨房に入って見せられたのは、胸肉の状態ではなく、骨がついているもの。
それを総料理長がサッサッとさばいて、胸肉の状態にしてくれました。
やっぱり、こういうところはプロですね。

でも、肉が小さくて厚みがない。
日本で見る鴨肉の半分ぐらいの大きさです。

最初は一品しか作らないつもりだったのですが、結構な量を仕入れたのだそうで、たくさん作ってみることにしました。

まずは「鴨とナスの味噌焼き」。
揚げたナスと鴨肉を味噌のソースで焼くというものです。
本当なら下に朴葉なんかをしいて、そこに味噌をのせ、その上に鴨肉、ナス、きのこなんかをのせてグツグツやったらおいしいんでしょうけどね。

私は悩みました。
味噌を下に敷くべきか、それとも上からかけて上火で焼くか。
一応、厨房にはサラマンドル(←上火で焼くための機械。グラタンなんかを作るときに使います)があるのですが、火力が弱い上に、高さを微調整できず、「焼く」というよりは「乾かす」という感じになってしまうのです。
それでは意味がない・・・

結局、私は下に味噌をしいて、上に具を載せることにしました。
ステーキ用の皿って言ったらわかりますか?
あれを使うことにしたのです。
そうしたら、お客さんの前に出しても、まだ熱々で味噌がジュクジュクいっているから、おいしいだろうなあ、と。

味噌にはみりんと少量のしょうゆ、みじん切りのしょうが、刻んだポロねぎを大量に加えました。

できあがりはかなりおいしかった!
ただナージャさんだけは「ソースの味が強すぎて、鴨の味があまりしない」。
総料理長ともう一人若手のジェーニャ君は「最高においしい」と言ってくれました。
確かに味噌が多すぎたかも。
本当なら、上からかけてサッと焦げ目をつけたらいいんだけどなあ。
「せめてバーナーを買って欲しい」とリクエストしました。

次の料理は鴨ロース。
二種類作ってみることにしました。

一つ目は焼いた鴨をだし汁に漬け込むタイプ。
もう一つは赤ワインと醤油を使ったソースでテリヤキっぽくするタイプ。

一つ目のほうはある料理番組で詳細に作り方が紹介されていたんです。
本格的な料亭でやるようなやり方です。
それにしても、初めて触る食材を料理するのはチトこわい・・・

まず皮目を焼きます。
鴨肉の料理では基本の操作ですね。
油はしきません。
皮から嫌というほど油が出ますから。
それから、裏返して焼きます。

それから、だし汁、醤油、みりん、塩で作った液体で16分ゆでます。
温度は80度。
温度計がないので、大体ですが。

16分経ったら、鴨肉を取り出し、液体は別に冷やします。
冷えたら鴨肉を戻し、丸一日おきます。
一日待つこともできないので、その日の最後に食べることにしました。

もう一つの鴨ロース。
まず両面を焼きます。
そこに赤ワインと醤油を半々、そこにみりんを入れたソースを加えます。
ソースが沸騰してしばらくしたら、肉は取り出してアルミホイルで包んで保温。
ソースは別に取っておきます。
肉は休んでいる間にも火が通っていくのです。

そして、試食!
今日も写真がありません・・・
すみません・・・

「鴨肉は中がピンク色でなければ価値はまったくない」
そんな言葉をある人は言っていました。

私が作った料理は・・・ピンク色ではない!
しかし・・・ベラルーシ人は「これでOK!」
というのは、ベラルーシの法律では肉料理で中がピンク色でもいいのは牛肉、鶏肉、羊肉だけで、他の肉に関しては完全に火が通っていないとダメなのです。

確かにピンク色ではありませんでしたが、ピンク色をちょっと通り越したというぐらいの状態。
味的には最高においしい!
赤ワインと醤油のソースが絶妙でした!

そして、漬け込んでおいた鴨肉。
これは味がしみこんでいるはずがないので、醤油とわさびで食べることを提案しました。

これは最高においしかった!
ピンク色ではなかったけど、味は十分すぎるほど。
醤油とわさびで鴨肉がさっぱり食べられます。

みんなが「これは『鴨の刺身』と名づけよう!」と言ったのですが、それはちょっと、ね。
まあ、見た目は刺身っぽくはなりましたが。

そして、最後に鴨肉を使ったうどんを二種類。
一つは普通に鴨南蛮うどん。
もう一つはカレー鴨南蛮うどんです。

実は「マンガ」には乾麺のうどんが山のようにストックしてあるのですが、誰も料理の仕方を知らないので、ずっと眠っているのです。
なので、「うどんを使う」と言ったら、総料理長も大喜びでした。

とりあえずうどんを茹でてみました。
でも、元々のうどんの質が悪い。
あんまりおいしくないです。
しかも、ようやっと沸騰しているような状態で茹でているから、なかなか茹で上がらない。

そういう細かいところがベラルーシの調理師たちの問題。
アルデンテなんて全く考えていないし、鍋が沸騰していなくても全然関係ないし。

茹で上がったうどんはいったん冷やしました。

だし汁に醤油、みりん、塩で味付け。
そこに、切った干ししいたけ。
そして、片栗粉をまぶした薄切りの鴨肉。
ちょっとまぶしすぎて、汁のとろみが強くなったけど、全然大丈夫。

平行して、カレーバージョン作り。
まあ、カレー粉を入れただけです。
しいたけが入っていないだけ。

そして、出来上がった二つのうどん。
みんなの評価は最高!
総料理長「これが本当のうどんなのか!」
あのー、どんなのがうどんだと思っていたんですか?

好評だったのは普通バージョンのほう。
カレーのほうがうけるかなと思ったんですよね。
「マンガ」の人たちって、少しインパクトがある味のほうが好みみたいで、薄味とかだと「おいしくない」って言われるので。

料理を始めてからここまですでに3時間半経過。
かなり疲れていたのですが、まあここまできたら最後までやろう。
味覚のほうも普通の調子だし。
でも、味覚を感じないからしょっぱくしすぎる可能性があると思って、味が弱くなりすぎたかな。
みんなに「しょっぱすぎない?」と聞いたのですが、「全然。ちょうどいいですよ」と言ってくれたので、味覚は大丈夫でしょう。

次は鯛茶漬け。
実は店には鮭茶漬けがメニューにあるのです。
私はまだ食べていないのですが、作っているのを見たことがあって、何か変だなあと思っていたんです。
ご飯はほとんど入っていないし、だし汁しか使っていないし(←もちろん、だし汁だけのお茶漬けもありますが、本来はお茶を使うものでしょう)。
メニューの中でも「スープ」のコーナーに入っているんですよ。

で、総料理長と話したら、案の定、ちょっとズレている。
「お茶を使いましょう」と言ったら、「何でお茶なんか使うんだ? ご飯とお茶なんておかしい」
「お茶漬け」という言葉の意味を知らなかったらしく、「お茶」という言葉が入っていると説明したら、すごくびっくりしていました。

私は悩みました。
どんなお茶を使うべきか。

だって、お茶漬けといえば、私にとっては永谷園のお茶漬け。
子供のときはおやつ代わりに食べてましたし、ご飯がなくても、お茶漬けの袋に指をつけてなめていました。

たぶん、ほうじ茶がいいんだろうなあ。
でも、「マンガ」にあるのは煎茶、番茶、玄米茶のみ。
ナージャさんは「番茶は原価が高いからダメ」

そうなると、選択肢は煎茶と玄米茶。
私は2パターンの鯛茶漬けを作ることにしました。
一つは普通の煎茶。
もう一つはかつお昆布だしに玄米茶を加えて煮出したものです。

その話をすると総料理長はまたもや「ブイヨンにお茶を入れるだって!? そんな料理があるもんか」
別にお茶を飲むためじゃないんだから。
総料理長「それに、お茶をご飯にかけるって、それもおかしいよ」
あのー、だからお茶漬けって言うんですけど。
総料理長「そんな料理を出したら、お客が理解しないと思う」
食べてから、言えや!

総料理長の愚痴を完全に無視しながら料理開始!

しかし!
すぐに問題発生!

ご飯がない!
炊いたご飯、すべて寿司飯にしてしまったそうで。

でも、やるしかないからやってみよう。
寿司飯でお茶漬けにするというの、聞いたことがあったので。

まず、いずみ鯛という魚を刺身にする。
いずみ鯛という魚、鯛とは違うものですが、鯛っぽく見えなくもない。
味は淡白なので、鯛茶漬けには合うだろうということで。

本当はゴマを煎るところから始めたいけど、「マンガ」ではそれほど手間をかける料理は作りたがらないだろうということで、いろいろと省略。
胡麻和えに使用している作りおきの胡麻ソースに醤油とみりんを加え、そこにいずみ鯛の切り身。
15分ほど漬け込みます。
見た目はかなりおいしそう。

玄米茶は鍋に入ったかつお昆布だしに塩を一つまみいれたものに葉っぱを入れて、1分ほど煮出します。
あんまり長い時間だとお茶の苦味が出ますから、適当に。
味的にはだしの味もするし、お茶の香りもするというもの。
そのまま飲んだら「???」な味ですが、お茶漬けにしたらおいしそう。
煎茶のほうはそのまま普通に入れました。

ご飯に漬け込んだ鯛の刺身。
そして、上から熱いお茶!

みんなの感想は「おいしい!」「初めて食べた!」
やっぱり寿司飯だと、全体がすっぱくなりますが、それを差っ引いて考えても、これはおいしい!
どちらもおいしいけど、味の深さという点ではやっぱり「だし+お茶」に軍配があがります。
総料理長は「おいしいが、やっぱりブイヨンにお茶はお客が聞いたらどう思うか・・・」とグチグチ言っていましたが、他の人たちは「おいしいからいいんじゃない?」

私が帰ろうとしたとき、ウェイトレスのオーリャちゃんとカリーナちゃんがうどんと鯛茶漬けを食べていました。
「どれがおいしい?」と聞いたら、二人ともうどんはシンプルなほう、お茶漬けは「だし+お茶」のほうを指差していました。
私がお客さんを連れて行くと、カリーナちゃんが担当になることが多いのですが、私は嫌われているんじゃないかなと思っていたんです。
でも、そのときは普通ににこやかに「これは何が入っているの?」と聞いてきたので、ちょっと安心しました。

味付けに不安がありましたが、結局は大成功!
その日作った料理はすべて秋のメニューに入る予定です。

次の日は餃子を作ったのですが、そのレポートはまた明日!
餃子はちゃんと写真を撮りましたよ!

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料理 

2010年08月28日

おはようございます。
はぐれミーシャです。

昨日、病院に行ってきました。
検査をしてもらうためです。

先週の終わりぐらいから味を感じなくなってしまって怖くなったのです。
口の中が苦い感じが抜けなくて・・・

幸いなことに、私が個人的に教えている学生の中に救急病院で働いている医者がいたので、彼にお願いして特別に検査してもらうことにしました。
普通は自分が住んでいる地区の病院に行かないといけないのです。
でも、そんな普通の病院に行ったらたいした検査をしてもらえないかもしれないし。

それに、私が住んでいる地域の病院に行くと、血液検査の結果がわかるのは2週間後。
でも、医者の学生に聞いたら「20分でわかります」。

私は朝の7時過ぎにうちを出て、ミンスクの南西部にある救急病院に行きました。
まず、血液検査をして、エコーで肝臓のチェック。
知り合いがいなければ、そんな風に簡単に検査はしてもらえないところです。

エコーのチェックでは異常なし。
血液検査ではヘモグロビンがちょっと多いけど大丈夫。
でも、もう一つ血液の検査結果が出るまでは時間がかかるということだったので、いったんうちに帰りました。

夕方にその医者から電話をもらったのですが、肝臓と胆のうの状態があまりよくないとのこと。
病気ではないし、危険な状態でもないのですが、いくつかの数値がちょっと心配なレベル。

私は2週間の食餌療法をするように言われました。
薬は飲む必要がなく、食生活を正せば正常な数値に戻るだろうということでした。

お酒は一切ダメ。
肉類はダメ。
油っぽいもの、しょっぱいもの、辛いものもダメ。

いろいろ聞いていたのですが、結構極端。
日本のサイトで見るとOKなものが、ベラルーシの医者に言わせるとだめなのです。

例えば、タブー食材の中にはじゃがいもが入っているのです。
「でんぷん質は肝臓に悪い」
本当かな?
まあ、そんなにじゃがいも好きというわけでもないからいいんですけど。

そんなわけで、この二日間はベジタリアン生活。
蒸した野菜とご飯という生活。
肉は一切口にしていません。

でも、どんな状況においても、おいしいものを食べようとするのがはぐれミーシャ!
蒸したニンジンは中国の練りゴマをゴマソースにつけて。
今日の晩ごはんのいろいろ蒸し野菜はしょうゆと酢とごま油を入れたソースにつけて。

いやあ、これがご飯に合うの合わないのって!(←合います)
食べすぎも肝臓にはよくないようなので、あまり食べないようにはしていますが、野菜だけでもご飯が進むんですよね。
これなら割と楽しく二週間を過ごせそうです。

期間限定でベジタリアンになったわけですが、私は若いころにベジタリアン生活を二ヶ月ほどしたことがあります。
それは私が16歳だったころのことでした。

私はその年の4月に高校の音楽科に入学しました。
楽器はサックスです。
中学で吹奏楽をやっていただけで、特別な先生に習ったりしたわけではありませんでした。
ただ単に吹奏楽をやっていただけですから、音楽教育など受けたことはありませんでした。

しかし、音楽をする上で避けては通れないのがピアノ。
ピアノはどんな楽器をやる人間にとっても必須科目なのです。
なんでだろう?

高校に入るまでほとんどピアノに触ったことのない人間が突然、ピアノを弾くことになるのですから。
4月に入学して、7月には一学期のピアノの試験があるんです。
これは大変でしたよ。

普通なら、バイエルから始めるところなのでしょうが、私が習った先生はバルトークの「ミクロコスモス」を使いました。
一番最初のほうは超簡単なのです。

私は何か自分が特別な感じがしてうれしかったです。
だって、超簡単なメロディとはいえ、バルトークですから!

先生に「何で自分だけバルトークなんですか?」と聞いたら、「一度、この教材使ってみたかったのよ。言い方は悪いけど実験なの」
笑っちゃいました。

私がピアノを弾く上での問題は肩に力が入りすぎること。
尋常な力の入り方ではなく、ガチガチに力が入っていたのです。
それは技術的な問題でもあり、精神的な問題でもあったと思います。

私は高校生だと言うのに、恐ろしいほどの肩こりに悩まされ始めました。
普通に立っているだけでも肩が痛いのです。

そこで見るに見かねたピアノの先生が、「私の知っている接骨院の先生がいるんだけど、行ってみる?」
何でもその先生はクラシック音楽が大好きだから、私とは話が合うだろうということなのです。

その接骨院は奥羽本線の西側、陸橋を超えたかなり遠いところにありました。
私はそこまで自転車で行きました。

見た目は普通の接骨院。
待合室に入ると、そこにはクラシック音楽の雑誌「レコード芸術」が!
これは明らかにクラシックファンだなあ。

その接骨院は完全予約制なので、私のほかには誰もいません。
しばらく待っていると、私が呼ばれました。

先生はとても物腰柔らかな人。
私が横になると、すぐに「どんなレコードをかけますか?」
棚にはびっしりとクラシックのレコードが!
私はそこにいく度に、いろんな曲をリクエストしていました。

治療の内容はカイロプラクティックのような感じ。
ありえない方向に体を曲げられたり。
あとはお灸。
これはきつかった・・・
針は一回だけ。
体が硬すぎて刺しにくいといわれました。

その先生には体をやわらかくするためには、肉を食べないようにと勧められました。
そこから、私は3ヶ月ほど肉をほとんど食べず、牛乳ばっかり飲んでいました。
まあ、そのときは時々は肉も食べてましたけどね。

結局、私の体は柔らかくはなりませんでした。
元々が体が硬いんですよ。

でも、接骨院に行くと体は本当に楽になりました。
あの先生とはいろんな話をしたなあ。
いろいろ言われて、最後は私がちょっと怒って飛び出しちゃった感じだったので、私としては先生に会えたら謝りたいんですけどね。

その後、その先生とは一回だけ山形の街中で会って挨拶しました。
「音大に入りました」と言ったら、とても喜んでくれました。
また会ってみたいなあ。
あれから、もう20年だから・・・

今日も朝ごはんは野菜のみ。
でも、全然平気です!
これは野菜メニューの幅を広げるチャンスです!

akiravich at 17:31コメント(0)トラックバック(0) 
日本語教師の仕事 | 料理

2010年08月26日

こんばんは。
はぐれミーシャです。

しばらく休んでしまいました。
ちょっと問題があって・・・

ここ数日、口の中が苦い感じがとれなくて困っていたのです。
先週の終わりごろ、紅茶を飲んでいたときに急に口の中が苦くなって。
日曜日には収まったのですが、月曜日にまた似たような症状が。
昨日の朝、ごはんを食べたとき、味を感じなくなってしまったのです。

これは怖いですよ。
何を食べても味を感じなくて、口の中が苦い感じがそのまま残るわけですから。

昨日の夜は知り合いと寿司バー「マンガ」で食事をしたのですが、そのときはかろうじて味は感じていました。
でも、苦い感じは抜けなくて。

今は割と楽になりました。
味もちゃんと感じます。

インターネットで調べてみると、原因の第一位が「亜鉛不足」。
亜鉛が不足すると、味を感じる味蕾の働きが悪くなるのだそうで。

亜鉛をたくさん含んでいる食材は牡蠣、海苔、湯葉・・・
ベラルーシにないものじゃん!
まあ、あるものもあるんですけどね。

こういうのを味覚障害と言うんですね。
その原因には薬の副作用、体の異常、ストレスなどが挙げられていました。

中でも一番気になるのが「体の異常」。
明日の朝、検査に行ってきます。
肝臓とか胆のう(←一番怪しい)とかを調べてもらいます。
エコーもやってもらいます。

実は私の学生の中に医者がいるんです。
私よりも年上なのですが、個人レッスンを受けているんです。

彼はうちのホームドクターのようなものでして。
何か健康上の困ったことがあると、すぐに電話して聞いたりしているんです。
今回のことも相談したらすぐに「じゃあ、うちの病院で検査してもらえるように段取りをつけます」と言ってくれたんです。

ストレスも原因としてはありえる話。
私、結構精神的に溜め込むタイプなので。
口の中を苦いと感じた日は授業が5つ。
夏休み明けには結構きついスケジュールだったのです。

実はこれまでも同じような症状になったことが二回あります。
そのときもかなりストレスがたまっていたときでした。

でもね。
味を感じないって、怖いですよ。
正直、「このまま一生味を感じなくなったらどうしよう」と不安になりました。

そして、体を壊しているんじゃないかという不安。
まあ、これは明日になればわかるわけで・・・

そんな精神状態の中、今日も「マンガ」で料理をしてきました。
昨日、「マンガ」のマネージャーから電話が来たときは仕事を延期してもらおうと思ったんですよ。
味がわからない状態で料理をするなんて自殺行為ですから。
でも、新メニューの発表まで時間がないのでOKせざるを得ず・・・

今朝は多少状態がよかったので安心しました。
そして、料理を始めると舌の調子もよかったので、もっと安心しました。

今日作った料理は5品なのですが、詳しいことはまた今度書きます。
かなりうまくいきました。
これで秋のメニューは安泰です。

あっ、でも、明日も「マンガ」で料理するんですよ。
そんなに新メニューを入れて、既存のメニューはどうするんだろう?
明日は餃子を作ります!

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ベラルーシの生活 

2010年08月23日

こんにちは。
はぐれミーシャです。

今日は朝から空が暗い色をしています。
ちょっと雨も降りました。

今日も個人レッスンが5つ。
きついなあ。
夏休み明けの私には肉体的にも精神的にも負担が大きいです。
でも、自分でOKしたんだからなあ。
やるしかない!

昨日、ちょっとおもしろい話を聞きました。
実は、ベラルーシで最近、野菜の値段が高騰する気配があるのだそうです。

どうしてだと思いますか?
理由は思わぬところにありました。

今年の夏、モスクワが猛暑に見舞われたことはご存知かと思います。
そして、森林火災。
泥炭が燃え、モスクワが煙に包まれた映像はニュースでよく流れていましたね。

ロシアがそのような状況になるとベラルーシにも影響が出るのです。
というのは、モスクワからベラルーシに野菜を買いに来ていて、様々な種類の野菜を買い占めているのです。

うちのベロニカちゃんのお父さんは市場で働いているので、そういう情報が入ってくるのです。
例えば、以前はトマトの卸売価格が1000ルーブルだとしたら、今の価格は2500ルーブルほど。
いろんな種類の野菜に影響が出る可能性があります。

似たような状況は住宅関係のことにおいてもありました。
数年前、ベラルーシ、特にミンスクの住宅の価格が高騰したことがありました。
今でも、その当時の高い値段が続いています。
その値段はとても一般のベラルーシ人には手が出ないような金額です。

それも、モスクワのビジネスマンがかなり買い占めたらしいです。
投資として、ということですね。
まあ、私も自分で見たわけではないので何とも言えないのですが、かなりいろんな人から同じような情報を聞きました。

おかげで私なんか、いつマンションが買えるかわからない状態です。
だって、給料が250ドルで、マンションの値段が100000ドル以上ですからね。
銀行に借りようにも利息が高いし、全額貸してくれるわけではないので、ある程度、ベースになるお金を用意しないといけないし・・・

賃貸マンションの値段も上がっています。
私が来た10年前なんかは、安いところだとワンルームで100ドルぐらいのところもありましたが、今では200ドル以下のところを見つけるのは難しいでしょう。

今私が借りているところは知り合いの持ち物なので、200ドルになっています。
でも、地下鉄の駅にも近いし、部屋も二つあるので、もし知り合いじゃない人に普通に借りたら、350ドルは間違いなくするでしょう。

もう一度書きますが、私の給料は250ドルです。
250ドルで、350ドルのマンションを借りることはできませんねえ・・・

でも、野菜が高くなるのは困るなあ。
ただでさえ、物価が高くなっているのに。

それにしても、ロシアの火事の影響がこんなところに出るとは。
困ったものですね。

akiravich at 20:22コメント(2)トラックバック(0) 
ベラルーシの生活 

2010年08月22日

こんにちは。
はぐれミーシャです。

今日のミンスクは涼しくて過ごしやすい天気です。
一週間ほど前までの暑さがうそのように、この数日間は涼しいんですよ。
急に変わりすぎです。

涼しくなったからか、うちの龍二くんもよく眠ります。
昨日は17時半に寝て、23時まで起きなかったんですよ。
本当はみんなで散歩に行こうと思っていたのですが、あまりにもぐっすりと寝ているので起こすのはしのびないということで、寝せておいたのです。
23時過ぎに起きたのですが、おっぱいを飲んだらまた熟睡していました。

日曜日!!!
休める日曜日は私には滅多にありません。
私にとって、日曜日は一番忙しい日ですから・・・

もしかしたら、今日が最後の休みの日になるかもしれません。
純粋に仕事もなく、誰にも会う必要がない日というのは、私にとっては非常に貴重なのです。

来週はなかなか忙しいんですよ。
9月1日から大学の新学期ですから、その準備で何度か大学へ行かないといけないと思います。
あー、行きたくないなあ・・・(←本音)

だって、だって。
仕事量が半端じゃないんだもん。
もうこのブログで散々愚痴ったから書きませんが、身の危険を感じるほどの仕事量です。

今日は休もう。
ゆっくりお風呂にでも入って。

そうそう。
以前からこのブログを読んでいる方はご存知かと思いますが、ベラルーシでは夏の間、二週間ほどお湯がストップします。
ベラルーシではセントラルヒーティングならぬ「セントラルお湯」なので、お湯を配給している組織がストップすると、蛇口からはお湯が出なくなるのです。

うちは昨日からお湯が復旧。
この二週間はシャワーの代わりに、大鍋でお湯を沸かしてお湯浴びしていましたから。
やっぱりシャワーはいいですね!

それにしても。
やることが多いなあ。
いろいろと買い物もあるし。

7月から授業用の教室を借りているのですが、その部屋には椅子と絨毯ぐらいしかなくて。
机と本棚を買おうと思っているのです。
やっぱり何か書き物をしたりする机は必要だし、日本語関係の本やプリントを収納するための棚は必要。

そして、ソファー。
私は授業の部屋を本当の教室のようにはしたくないんですよ。
教室にあるような机があって、みたいな。
私のうちでの授業はいつもみんなソファーや椅子、または床に座ってやってました。
机はなしです。
だから、みんな必然的に膝の上や本の上にノートを置いて、文法の説明を書いたり、漢字のテストを書いたりしていました。

これは学生たちもみんな「ソファーがいいです」って言ってるんですね。
緊張をほぐす効果があると私は考えています。

実際、心理的な面を重視する教授法もあるんですよ。
例えば、授業が始まる前に教室に流れる音楽はモーツァルト、部屋の隅には観葉植物、壁の色にも気を使う、なんてのか。

あと、学生たちに好評なのが、休憩時間のお茶。
これでリラックスできるし、休憩の後の勉強にも集中できるというわけ。
だって、アニメグループの授業は2コマですから、3時間も勉強することになるんです。
人間って、そんなに集中力は続かないですよね。

お茶にもこだわります。
うちのベロニカちゃんなんかは「普通の市販のでいいんじゃない? 飲む人数も多いんだし」と主婦らしい意見なのですが、私はお茶を専門に扱っている店でおいしいお茶を買います。
多少、高くてもおいしいのを買います。
時々、日本から送ってもらった日本茶も出します。
それは学生にとってはうれしいことですよね。

そのために、私は電気ポットを買いました。
ベラルーシでは沸かすだけで保温が出来ない電気ケトルしかなかったのですが、つい最近、日本のように沸かして保温も出来るポットを見つけたのですよ。
うちの場合、特に日曜日は学生も多いし、私もよくお茶を飲むので、必需品と言えるでしょう。

あと、コピー機やプリンターも買わないと。
いろいろと一体になっているのを買うつもりです。

それにしても、出費が大きいなあ。
頭痛い・・・

P1280182何にも写真がないのも寂しいので、載せてみました。
4年前、結婚直前の頃の写真です。
二人とも、ちょっと変わりましたね。
この写真では私は今よりちょっとやせてて、ベロニカちゃんは髪の色がもっと明るくて。
懐かしいなあ。

これはベロニカちゃんの職場の女の子たちと一緒にピッツァを食べに行ったときの写真です。
ベロニカちゃんは服を作る仕事をしていたんです。
龍二くんが大きくなったら、また仕事をすると思いますが、たぶん個人経営でやることになると思います。
まあ、服を作る会社は給料があまりにも悪く、その上、労働時間が長いので・・・

久しぶりに古い写真を見るとおもしろいなあ。
今日はゆっくり写真でも見るとするか・・・

akiravich at 20:08コメント(0)トラックバック(0) 
日本語教師の仕事 

2010年08月21日

おはようございます。
はぐれミーシャです。

ミンスクは急に涼しくなりました。
秋のようです。

ここまで急に寒くなると、体温調整が難しいです。
風邪を引く人もいるようです。

今日は個人レッスンが5つ。
私の日本語教師シーズンが始まろうとしています。

昨日は今年度、第一回目のアニメグループの授業がありました。
新しく借りた教室での授業です。

そのグループはすでに一年間勉強したグループです。
元々、二つのグループに分かれていたのですが、今年からは一つに。
私のほうが時間不足が深刻で、一つのグループにすることで、時間が少し空くわけです。

メンバーは18人。
うーん、語学を学ぶのに18人っていうのは多すぎるよなあ。
でも、これは仕方がない。

昨日来たのは15人。
18人いると言っても、全員来ると言う保障はないのです。

その18人のうち男は一人だけ。
あとは全員女性です。
雰囲気が女子高ですよ。

授業はいつものように超楽しいモード。
冗談言いまくり。
でも、漢字テストとかシビアな要素ももちろんあります。

やっぱり授業は楽しいですね。
気持ちのいい疲れ方ですよ。

本当は「古○さん、大学を辞めてレストランでも開いたほうが収入になるんじゃないの?」なんて言われるんですが、今のところ、それはありえません。
だって、私は学生が好きですから!

昨日の勉強のテーマは比較級、最上級。
例えば、「モスクワはミンスクより大きいです」とか「日本料理の中で何が一番好きですか?」とか。

例文の中に「世界でどこが一番きれいですか?」という質問があって。
練習問題の通りに読んでもらったら、次はちょっとアレンジ。
「じゃあ、ベラルーシでどこが一番きれいですか?」
実は学生の興味に合わせてアレンジした質問や会話のほうが教科書の内容よりも大事なのです。

そして、もっとアレンジ。
「ベラルーシで誰が一番きれいですか?」
この質問に対する答えは恐ろしすぎて、ここには書けません・・・

そして、もっともっとアレンジ。
グループの唯一の男性、ルスラン君に「このグループで誰が一番かわいいですか?」
これは答えにくいですよ。
14人の女の子の視線がいっせいに彼に注がれるわけですから。
それがおもしろいんですけど。

ルスラン君の答え「先生が一番かわいいです」
みんな爆笑。
はぐれミーシャ「でも、俺、そっちの気はないんだよね。ゴメンネ」
また爆笑。
はぐれミーシャ「男は無理」
ルスラン君「私も無理です」

そこで、あることを思い出しました。
たまたま昨日、うちに勉強に来た学生とその手の話になったのです。

それはその学生がミンスクの町を歩いていたときのこと。
昼間、道を歩く彼の横に黒塗りのごっつい車が止まり、窓が開きました。
そこにはいい年をした男性が。
「君はいくらだ?」
彼は最初はいまいち質問の意味がわからなかったのですが、すぐにピンと来て、「いや、私はそういう人じゃないので」と言って逃げたのです。
うーん、彼は男にももてるのか。

で、私が「君は男はダメなんでしょ?」と聞くと、「もちろん、ダメですよ」
はぐれミーシャ「じゃあ、男とおばあさん、どっちかと付き合えと言われたらどうする?」
学生「そりゃあ、おばあさんでしょう」

なんちゅう会話やねん。
居酒屋で男同士でするような会話ですな。

その話をアニメグループでしたら、みんな爆笑。
うちの学生に関して言えば、テーマは何でもOKです。
他の先生だったら話さないようなことも話します。

学生に「他の先生もこんなテーマで話しますか?」と聞いたら、「いいえ、先生だけです」
まあ、そうでしょうね。

それにしても、疲れたなあ。
明日は休みだから、エネルギーを充電しないと・・・

akiravich at 18:39コメント(0)トラックバック(0) 
日本語教師の仕事 

2010年08月19日

こんばんは。
はぐれミーシャです。

急に涼しくなりました。
昨日までの暑さは影を潜め、秋に近づいているような気配がします。

っていうか、急に天気変わりすぎ。
体がついていかないですよ。
実際、今日勉強に来たアンドレイ君も「頭が痛いです」としきりに言っていました。
私もちょっと体調が悪かったです。

今日は私は日本人の方と一緒に昼ごはんを食べに行きました。
その方とお話しなければならないことが山のようにあったのですが、もう一つ目的があって。
それはあるレストランにラーメンのようなものがあって、それがなかなかおいしいという評判を聞きつけたからなのです。
寿司バー「マンガ」でもちゃんとしたラーメンを出したいという希望があるので、これは食べてみないと、と思ったのです。

その店の名前は「チョモランマ」。
ただ、ロシア語ではДжомолунгмаと書いて、読み方も「ジョモルングマ」というごっつい感じになります。

その店はチベット料理とネパール料理の店なのですが、中国料理もインド料理も、そして寿司もある店なのです。
私は何度かその店でインドカレーや中国料理を食べたことがありますが、ラーメンは見たことがありませんでした。

ちなみに、寿司に関して言えば、その店は評判があまりよくないです。
インターネットのグルメサイトの評価でも「寿司は食べないほうがいい」と書かれていましたし、実際に食べた日本人の人も同じことを言っていました。

店内はチベットとかネパールとか、そんな感じのイメージ。
どちらかと言えば高級店の部類に入る店なので、ウェイトレスの女性も感じがいい応対です。

メニューは超豊富。
あんまりいろいろあって選ぶのに困るぐらい。

でも、全体的に値段が高いなあ。
一品料理なんかだと、安くても25000ルーブルぐらい(←約783円)。
高いのは45000ルーブルもします(←約1330円)。
「マンガ」より、はるかに高いですよ。

メニューには「ラーメン」とは書かれてはいません。
「牛肉入り麺」みたいな書き方になっていました。
スープのカテゴリーに入っていて、麺が少ないように見えました。

P8181714これがそのラーメンです!
写真、ピンボケです。
そのうえ、食いかけです。
最悪ですね。
すみません。

このラーメン、結構おいしかったんですよ。
麺が普通に食べられる麺で。
自家製っぽくはないんですが、インスタントっぽくもなくて。
あの麺があれば、「マンガ」でもラーメンは作れるなあ。

スープはラーメンのスープとはだいぶ違いました。
一緒にいた日本人の方の話では「タイ料理とかで出てきそうな感じの味」。
でも、あれはあれでおいしいと思います。

ただ、私が苦手だったのは香菜。
パクチーとかいうやつですね。
あれ、私はダメなんですよ。
ベラルーシだと「кинза」(キンザ)という名前で売られています。
ちょっとがんばって、慣れないとなあ。

私がいいと思ったのが、スープが熱かったこと。
ベラルーシの人って猫舌も多いし、料理を作る側も「熱々を食べてもらいたい」とか、そういう意識がない人が多いんですよ。
「チョモランマ」の熱々のスープは一口飲んで、ちょっと感動を覚えるほどでした。

他には私は中国料理の「牛肉の炒め物」を食べ、一緒に行った方はほうれん草カレーとビリヤニを食べました。
どれもなかなかおいしくて。
ただ、「牛肉の炒め物」は私も作れるかな。
でも、牛肉がベラルーシの物とは思えないほど柔らかかったなあ。
どうやったんだろう?

あまりにもベラルーシの料理人に似つかわしくなかったので、ウェイトレスの子に「ここの料理人はベラルーシ人じゃないですよね?」と聞いたら、「総料理長はインド人で、その下の地位の人はネパール人です」。
なるほどね。
ベラルーシ人が作るような味じゃないですもん。

正直、「チョモランマ」ほどのレベルの店はベラルーシには少ないんですよ。
っていうか、他にあるかな?
ただ、すっごい詳しい人が食べたら何というかはわかりませんよ。
私はインド料理とか、全然詳しくないので。

食事の後、私は久しぶりにカマロフスキー市場に行きました。
そこで、1.8リットルのブルドッグのとんかつソースを購入。
やったー!
これでいろんな料理が出来るなあ。
正直、そんなにソースが好きなわけでもないんですけどね。
あったらうれしいかな、みたいな。

それから、これまた久しぶりに寿司バー「マンガ」へ。
マネージャーのナージャさんと少しだけお話。
今日は私の給料に関する交渉。
ちょっと認識のズレのようなものがあって、それを解決するために話しました。
私の写真や名前を宣伝に利用しているので、それは使用料を払うべきだと伝えました。
ベラルーシではそういう考え方は薄いようで。
まあ、これまでその手の話はちゃんとしていなかったので、今日はそういう隙間を埋められて良かったです。

今からは秋のメニューをしっかり作らないといけません。
先週、私は5〜6品ほど料理を作ったのですが、そこにもうちょっと加えたいとのこと。

実はちょっと困っているんですよ。
というのは、今回の秋のメニューのコンセプトを考えたときに「やっぱり『食欲の秋』でしょう」ということで、秋の食材というと何があるかを考えたんですよ。
秋といえば・・・
ナス、サンマ、栗、サツマイモ・・・
で、この中でベラルーシで手に入れられるのはナスぐらいのもの。
でも、すでに「マンガ」にはナスの料理はたくさんあって・・・

一応、「マンガ」のナージャさんにはその食材があるかどうか聞いてみたんですよ。
でも、彼女も知らなくて。
一応ダメもとで「業者に聞いてみる」と言っていたのです。
私もナス以外は手に入らないだろうなあと思っていたんです。

ところが。
今日、ナージャさんが「サツマイモとサンマは手に入ります」
おお、すごーい!

サツマイモは大学イモかな。
あと、スイートポテトも作ろう。
こっちの人に受け入れられるかどうかはわからないけど。

でも、サンマは困ったなあ。
頭は落としてある状態らしいんです。
はらわたはとってあるのかな?
塩焼きぐらいしか思い浮かばないなあ。
でも、ベラルーシ人には受け入れられないと思うし。
そもそも、焼き魚というものをベラルーシで見たことがありません。
サンマを使った料理。
つみれとかかなあ・・・

もう一つ、「鴨肉も手に入りますよ!」
実は「鴨肉があればいいなあ」と言っていたのをナージャさんが覚えていて、業者に聞いたんですって。
でも、鴨肉って料理したことないなあ・・・
中がピンク色にならないと意味がないですよね。
難しそう・・・

でも、やりがいがありそう!
これから、料理番組のビデオを見て勉強です!

akiravich at 05:50コメント(0)トラックバック(0) 
レストラン・カフェ | ミンスク

2010年08月18日

こんばんは。
はぐれミーシャです。

今日も暑い一日でした。
なかなか涼しくなりません。

でも、週間天気予報を見ていると、今週の木曜日には日中の気温が18度まで下がり、土曜日には夜の気温が7度まで下がるとあります。
それもまた極端だなあ。
まあ、ベラルーシの天気予報は当たらないことも多いので、どうなるかはわかりませんが。

さて。
今日は以前から書きたいと思っていたことについて書いてみたいと思います。
それは私からの提案と言いますか・・・

このブログを読んでおられる方の中にはロシア語を勉強なさっている方がおられると思います。
ロシア語を勉強していれば、一度は考えるのがロシア語を勉強するための語学留学。

そこでご提案したいのはミンスクでの語学留学!
モスクワやサンクトペテルブルクもいいですが、ミンスクでの留学もおすすめですよ。
ミンスクに留学するメリットは・・・


1.治安がいい
これは私がベラルーシに住み続けている理由の一つでもあります。
ベラルーシは旧ソ連の国の中で、最も治安がいい国と言われています。
モスクワやペテルブルクだと、夜に限らず、昼も危険なことがあると聞きますが、ミンスクではそんなことはありません。
夜も気をつけてさえいれば、そんなに危ないことはありません。
もちろん、暗くなったら外に出ないに越したことはないのですが。
ミンスクにも危ない地域はあるので、そこに近づかなければ、危ない目にあうことはないでしょう。

ベラルーシ人は基本的に性格が穏やかなので、気持ちよく生活できること請け合いです。
私も10年間住んでいて、危ない目にあったのは一度だけです。
それもうまく回避することが出来、無事でした。


2.料金が安い
ロシアの大学に比べると、かなり安いです。
例えば、私が働いているベラルーシ国立大学で10ヶ月勉強した場合、1890ドル(←寮費を含めず)。
モスクワの某大学では寮の費用を含めた場合の値段で100万円近い値段が書かれていました。
うーん、それは高いなあ。
うちの大学だったら、寮費を含めても100万円は絶対にいきません。

だからと言って、ロシア語教育のレベルが低いと言うわけではありません。
正直、これは大学よりもロシア語教師によります。
なので、一概にモスクワだからいいとか、どこの大学だからいいとか、そういうことは言えないのです。


3.日本人が少ないので、ロシア語の環境にどっぷり浸かれる
日本人の多い大学に留学してしまうと、日本人だけで固まってしまい、せっかくロシアに行ったのにロシア人の友達が一人もできないまま帰ってきてしまうということがあります。
それでは全く意味がありません。
留学の醍醐味は勉強することだけでなく、その土地の人々と触れ合うことにあるのだと思います。

ミンスクには日本人の留学生はほとんどいません。
いても一人か二人(←追記:今ではだいぶ増えて、20人近くです)。
もちろん心細いということはあるかもしれません。
でも、ベラルーシ人は心優しい人が多いので、手助けしてくれる人が必ず見つかるはずです。
ベラルーシは日本人が少ない(←ベラルーシ全体で約30人前後)ので、「私は日本人です」と言うと、すごく親切にしてもらえることがあります。

でも、留学するんなら、自分を厳しい環境におくのもいいのでは?と私は思ってしまいます。
日本人と一緒だと頼ってしまいますし。



ベラルーシ国立大学は1921年創立のベラルーシで最も歴史のある大学です。
ロシア語教育に関して言えば、大学にはロシア語留学に来ている外国人がたくさんいます。
中国やアラブ諸国、アフリカやヨーロッパの国など、様々な国の人たちが勉強に来ています。

留学生がみんな口を揃えて言うのが「ベラルーシは治安がいい」。
モスクワやサンクトペテルブルグの治安の悪さはいろんなところで報道されていると思うので、言うまでもないと思います。
私もモスクワに3週間ほど住んでいたときがあって、昼でも町を歩いているときは軽い緊張感を持って歩いていたものです。

一緒の寮にいた日本人留学生が白昼、ロシア人のグループに殴られたという事件があったのですが、寮の人に言わせると「珍しいことじゃない」。
ベラルーシではそんなこと、そんなにしょっちゅうはありませんね。
以前だと、寮の近くで中国人留学生が殴られたとか、そういう話は聞きましたが、ここ数年は聞いたことがありません。

ちなみに、そういう危ない目に遭うのは男性が多く、アジア系の女性に関して言うと、危ない目に遭うことはそれほど多くはないようです。
酔っ払いに絡まれたりすることぐらいはあるかもしれませんが。

ロシアに比べて治安もよく、学費も安いわけですから、外国人留学生が多く留学しているのもうなづけます。

具体的な料金を書きます。
2010年の国際関係学部の授業になります。
現在の授業料や他学部に関してはお問い合わせください。
ここでの1時間は45分間になります。
10ヶ月コース(800時間)・・・1890ドル
1ヶ月短期コース(80時間)・・・250ドル
3ヶ月集中コース(240時間)・・・730ドル
6ヶ月集中コース(480時間)・・・1280ドル
1ヶ月超集中コース(160時間)・・・560ドル

他にベラルーシ国立大学ではサマーコースもあります。
開講されているのは予備学部という学部です。
2ヶ月・・・690ドル

上記の料金は年度によって変更されます。
今現在の料金に関してはお問い合わせください。

もしロシア語留学を計画なさっている人がおられましたら、ぜひベラルーシ国立大学への留学をご検討いただければと思います。
質問や問い合わせなどございましたら、このブログのコメント欄にメッセージをいただければと思います!

[追記]
私は留学手続きのサポートを行っています。
サポート料は3万円です。
これは私が設立した合同会社「オフィス古澤」の業務としてです。
「オフィス古澤」はベラルーシ国立大学と留学斡旋に関する契約を結んでいます。
http://ums.bsu.by/en/for-applicants/our-partners
サポート内容
・ビザを取得するための招待状申請の手続き代行(ビザの費用は自己負担)
・招待状の費用
・招待状の日本への郵送代
・空港での出迎え、大学の寮までの移動、送迎車の費用
・入寮時の手続きのサポート
・大学での諸手続きのサポート
・病院における健康診断のサポート
・ベラルーシ国内で使用できる携帯電話の貸し出し(通話料は自己負担)
・緊急時のサポート(病気、事故、その他のトラブル)

留学に関するご質問・ご相談は無料です。
コメント欄やメッセージ欄に「留学相談」と書いていただければ、そのコメントはブログに表示いたしません。
メールアドレスを書いていただければ、こちらから折り返しご連絡させていただきます。
お気軽にご連絡いただければと思います。



〔追記2〕
ある人物のブログに明らかに私のことをディスっている記事を見つけました。
ベラルーシでの留学を検討している方がご覧になる可能性が高い記事で、私としても非常に迷惑しています。
その記事には私としても傾聴すべき意見が書かれておりますが、事実無根の誹謗中傷の箇所があります。
そのブログには私がサイドビジネスとして大学に隠れて学生からお金を取ったというような記述がありますが、サポートを始めた当初から大学側には留学サポートをすることを伝えております。
そのブログにはそのことが原因で私が学部をやめさせられたという記述がありますが、私は文学部に異動しただけで、やめさせられたわけではありません。
その他にも、法外なお金を取っていると書かれていますが、ここに書いてある通り、3万円のサポート料には様々な内容が盛り込まれており、決して高いとは思いません。
私があたかも留学期間中の生活を全面的にサポートするとうたっているなどと書かれていますが、そんなことは一度も書いたことも言ったこともありません。

ここ数年、これと全く同じ内容の誹謗中傷に悩まされています。
私が信頼する人たちからは「反論せずに自分の仕事を続けていればいい」と言われていますし、私自身もそのつもりでおります。
ただ、上記のことに関しては事実無根であるということだけは読者の皆様にお伝えしたく、ここに書かせていただきました。

akiravich at 00:03コメント(66) 
ベラルーシの文化 | ロシア語留学

2010年08月17日

こんにちは。
はぐれミーシャです。

今日のミンスクは強烈に暑いです。
まあ、日本とは比べ物になりませんが。
でも、似たようなタイプの暑さだと思いますよ。
じとーっとしている感じです。

今日は朝から龍二くんと病院に行ってきました。
予防接種を受けるためです。
何か日本よりも予防接種の数が多いんですよ。

龍二くんは病院の人も「静かなお子さんですね」と言うぐらい、本当に静か。
今日も注射のときはちょっと泣きましたが、すぐに泣き止んでおとなしくなりました。

今日はプライベートレッスンが二つ。
最初は14歳のキラちゃん。
このブログにも何度か書いていますが、彼女のお父さんはベラルーシでも有名な俳優のキリチェンコさん。
私も非常に親しくさせてもらっています。
その割にはここ1年ほど会っていないけど・・・

キラちゃんは芸術家の娘だけあって、とてもにぎやかな楽しい女の子。
今日もおしゃべり全開で、ほとんど授業にならないほどでした(←しょっちゅうです・・・)。

教科書の中にたまたま「彼」という言葉が出てきました。
そこで、私はキラちゃんに「彼がいますか?」と聞いてみました。

日本では友達になったら、そんな質問は当たり前ですよね。
でも、ベラルーシでは日本みたいに簡単には聞きません。
そこをあえて聞くのがはぐれミーシャ!

キラちゃん「いません(笑)」
はぐれミーシャ「でも、キラちゃんと付き合う男の子ってイメージできないね」
キラちゃん「私もできません」
はぐれミーシャ「だって、すごく強い男の子じゃないと、キラちゃんに負けちゃうでしょ?」

実はキラちゃんは同級生の男の子とも普通に喧嘩できるくらい強いのです。
別に格闘技を習っているわけではないのですが、腕っぷしが強いのです。

はぐれミーシャ「キラちゃんより強い人の方がいいでしょ? だったら、プロの格闘家になっちゃうんじゃない?」
キラちゃん「そうですね!(笑)」
はぐれミーシャ「初めてのデートがリング上とかさ」
キラちゃん、爆笑。

そうそう。
そこで私は音大時代の彼女との初デートのことを思い出したのです。

彼女はとてもとても静かな女の子でした。
大学からの帰り道、なかば強引に話しかけたのがきっかけでした。
もともと無口だったのが、いろいろと話すようになって・・・

話していくうちに、いろいろと共通の興味があることがわかりました。
音楽の趣味も似ているところがありました。

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彼女が大好きだったブラームスの間奏曲。
ブラームスの間奏曲 B FLAT MINOR, OP.117,NO.2

私はこの曲を聴くと、私の心は閉じていきます。
一緒に図書館の地下の視聴室で聴いたのです。
そのときのことは2009年3月7日「思い出が音楽になって、潮が満ちるように心が溢れる瞬間、ありませんか?」に書いてあります。

そんな彼女とは好きな作家も同じでした。
それは太宰治。
彼女の内向的な性格を考えるとそれは非常に自然なことでした。

それは6月の中旬のこと。
私は「じゃあ、桜桃忌に行ってみない?」。
桜桃忌というのは太宰治の誕生日であり、自殺後、遺体が発見された日でもある6月19日に太宰治を偲ぶ日のこと。
東京・三鷹の禅林寺にあるお墓に詣でるのです。

そして、私と彼女の初デートは太宰治のお墓参りになったのでした。
桜桃忌はある種のイベントと化していて、浴衣を着ている女の子がいたりして、何かお祭り気分を感じさせるようなものでした。
はぐれミーシャ「何か思っていたのと違うね」

彼女の中では彼女とか彼氏とか言うよりは、同じような志向の「仲間」という意識が強かったのかもしれません。
彼女は静かに笑顔で。
あまりにも静かで。
それはブラームスの風のようで。

それから、私たちは御茶ノ水に行きました。
私が好きな古本屋街があるからです。
彼女も本が好きでしたから、楽しそうでした。

でも、お昼ごはんを食べる店はちょっとミスったかも。
それは神保町の交差点からすぐの洋食屋。
洋食屋というか、食堂に限りなく近い店。

店の名前は覚えていません。
味はそこそこいいのですが、店内は恐ろしくなるほど汚いのです。
古い雑誌が山積みされていたりして。
とても初デートで連れて行くような店ではありません。
でも、彼女は楽しそうに食事していました。

そのあとは古本屋を回り、疲れたら私のお気に入りの店「喫茶ブラジル」でコーヒータイム。
あっという間に時間は過ぎていきました。

そして、どこかで軽くお酒を飲んだように思います。
正直、昔過ぎて所々記憶が曖昧なのです。

そして、私たちはうちへ帰ることにしました。
私は「うちまで送るよ」と言ったのですが、彼女はかたくなに「いいよ。一人で帰れるから」
彼女「それに、うちはお父さんが厳しくて、もし見つかったら何を言われるかわからないから・・・」

彼女は壊れそうなくらい弱い女の子でした。
抱きしめるとそのまま腕の中で崩れそうなほど脆い心を持っていました。
私は目を閉じたくなるほど彼女がいとおしくて・・・
目を閉じれば閉じるほど、私は彼女の中に入っていきたくなりました。
彼女の悲しい笑顔が精一杯に輝いているのは、その日の私にとって救いでした。

彼女は井の頭線に乗り換えないといけなかったので、中央線に乗ったのですが、私たちは吉祥寺までたどり着けませんでした。
たどり着けないほど、私たちは一緒にいたかったのです。
電車の中で彼女が「まだ帰りたくないなあ」と言った時、僕はその手を引いて、途中の駅のプラットフォームで二人を二人だけにしました。

夜の駅のプラットフォーム。
私たちは奇妙なほど二人きりでした。
誰もいないことがこんなに気持ちいいことなのか、と。

私たちは何を話したのか、そもそも何かを話したのかさえ、私は覚えていません。
ただ、ベンチに座って、駅の無機質なライトに照らされた私たちは静かに時間の流れに逆らっていました。

彼女が「もう帰らなくちゃ」と言った時、私は不思議なほど素直に「そうだね」と言い、立ち上がった私たちは素直に時の流れに従いました。

吉祥寺の駅で彼女は降り、閉まりゆくドアの向こうで彼女が笑顔で言った「じゃあね」という言葉を僕は抱きしめながら、立川の駅まで。

そんな僕たちの初デートは他の人から見れば奇妙なのかもしれません。
でも、どこに行くかは問題じゃなくて。

その彼女とのことはいつか書いてみたいと思っています。
ただ、今はまだ書けないことが多くて・・・

いろんなことを思い出して、まったりモードのはぐれミーシャでした・・・

akiravich at 03:04コメント(0)トラックバック(0) 
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