2010年10月

2010年10月26日

こんにちは。
はぐれミーシャです。

少し遅くなってしまいましたが、今日から2010年日本語弁論大会でのスピーチを御紹介します。
学生たちの了解はとってあります。
著作権はスピーチ原稿を書いた学生にありますので、このスピーチ原稿を無断で転用・転載などくれぐれもなさらないようにお願いします。

今日ご紹介するスピーチは「留学生の友達」というタイトルのものです。
実際のスピーチでは実名が出ていたのですが、ここでは伏せさせていただきます。



留学生の友達

 去年日本から留学生がベラルーシへ来ました。学生の名前は○子さんです。

 初めて会ったとき、○子さんはきれいな女の子だと思いました。そして、つきあっていくうちに○子さんは顔だけじゃなくて、心もきれいだということがわかりました。○子さんは人の世話をするのが上手で、いつもいろいろな人のことを心配していました。私も、困ったとき、たくさんアドバイスをしてもらいました。

 ○子さんはすこしおもしろいところもありました。彼女はいつも大きいかばんを持っていて、そのかばんにはもしものために、いつもパソコンとかさと薬が入っていました。重そうでしたから「持ちましょうか」と聞いたのですが、○子さんは「毎日かばんを持っていて、筋肉ができましたから、大丈夫です。これは私の毎日の運動です」と答えました。そのときわたしは少し笑ってしまいました。○子さんは周りの人に「強い女」だと言われていました。あとでどうして彼女に筋肉が必要だったのか考えてみました。○子さんはベラルーシへものすごいいっぱいにもつをもってきたので、帰るとき全部運べるように毎日トレーニングしていたのかな〜と思いました。

 わたしはあまりつよくないので、仲がよくなった人とわかれるのはつらいです。○子さんは私にとってとても大事な人になったのに、帰るときが来てしまいました。わたしは○子さんを空港まで送りました。私は悲しみでいっぱいでした。大事な人がいなくなるとき、どうすればいいか、わたしはわかりません。わたしはどうすることもできないので、苦しかったです。ぜったい泣かないと決めたのに、最後は我慢できなくて、涙がたくさん出てしまいました。「ありがとう。とても嬉しかったです。○子さんにあえてよかったです」とわたしは○子さんに言いました。私たちは「いつかまたぜったいに会いましょう!」と約束しました。

 わたしは○子さんに会ってとても大事なことがわかりました。留学生はいつか帰ってしまうので、悲しくなりますが、これは悪いことじゃありません。悲しいのはその人が私にとってとても大事なひとになった証拠だからです。○子さんと友達にならなければ、あんなに悲しくならなかったでしょう。でも彼女に出会えなかったら、楽しく時間をすごしたり、思い出を作ったりもできなかったでしょう。いい思い出をくれて、○子さんにとても感謝しています。わたしは○子さんが大好きです!

 そしてなんと一年後わたしは日本へ行くことになりました。○子さんを見たとき、去年の思い出が全部頭の中にめぐりました。わたしは走って○子さんに飛びつきました。一年ぶりに見る○子さんは日本で秘書の仕事をしていて、とてもかっこよくなっていました。私たちはどこへも行けませんでしたが、一緒にいるだけで、とても楽しかったです。

 いまわたしたちはまた離れ離れです。でも、またいつか会える日を楽しみにしています。

 ○子さんは、いくら離れていてもお互いを大事にできるということを教えてくれました。この経験と○子さんとの思い出はわたしの宝物です。



この作文を書いたのはボブコ・エレーナさんです。
ここでは愛称の「レーナちゃん」でいきます。

レーナちゃんは今回のスピーチコンテストで第三位になりました。
去年の大会でも第二位になりましたから、連続入賞です。

読んでいただいたらわかると思いますが、レーナちゃんはとても素直で心がきれいないい女の子です。
普段もあまりにもストレートなので、こちらが困ってしまうことがあるほど。
あんまり心がきれいな人を相手にしていると、こちらの心が濁っているような感じがしてしまったり・・・そんなこと、ありますよね。

○子さんは私も面識があって、パーティーなどで一緒になったことはあります。
そもそも、彼女を大学の授業に連れていったのは私でした(←忘れてました)。
その後は学生たちのほうが彼女や他の日本人たちと本当の友達になっていきました。

私としてはうれしかったですよ。
だって、ベラルーシに住んでいたら、日本人と知り合うチャンスなんてほとんどないですから。
インターネットで知り合いになったりすることはありますが、ほとんどがベラルーシ人女性目当ての日本人男性ですから。
別に「女性目当て」であることを否定しているわけではありませんが、日本語を勉強している学生にとってはそんな日本人に「友達になろう」と言われても、下心が見え見えなわけですから・・・(←そういう奴に限って、「学生の日本語の勉強の役に立ちたいと思って」などとほざくのですが、そのことに関しては今までも散々書いてきたので、今回はやめておきます)

私の学生たちと○子さんや○太くんとの交流は見ていて微笑ましいものがありました。
それは心からのつきあいでした。

たいてい、日本語を勉強している学生は「日本人と友達になりたい」という感情が強くて、結局、「日本人なら誰でもいい」という感じの発想になってしまうことが多いのです。
実際、そういう学生を何度も見てきています。
その人がどんな人かは関係がないのです。
ミンスクのどこかに日本人がいると聞けば、すぐに飛びつくような学生はたくさんいます。
それを利用する日本人男性もいるわけだから、おあいこでしょうか。
どうぞご勝手にという感じです(←私の学生が泣くようなことがあれば、私は許しませんが・・・)。

私だったら、「日本人だから」なんていう理由で友達になろうとする人がいたら、そんなにいい気分ではないですね。
まあ、最初はいいかもしれませんが、やっぱり私のことを気に入ってくれて、私がどんな人間なのか知った上で友達になってほしいなあと思いますよ。

うちの学生たちが○子さんたちと友達になってしばらく経った頃、私は学生たちに質問しました。
はぐれミーシャ「君たちが○子さんたちと仲良くなったのは、『日本人だから誰でもいい』という理由じゃないよね?」
そう聞くと、学生の一人が憤然と「全然違います! ○子さんや○太くんがいい人だからです!」
他の学生も「日本人だったら誰でもいいという考え方はよくないと思います」

私もそう思います。
人として気に入ったから付き合うのであって、「日本人だから」という発想は自分が日本語の練習をしたいというエゴイスティックな考え方だと思います。

もちろん、最初はそうでもいいのかもしれません。
実際、ベラルーシでは日本語で話すチャンスが授業以外ではないのですから。
でも、それは「日本人なら誰でもいい」という発想に発展するようではいかんのですよ。

○子さんには本当に心から「ありがとう」と言いたいです。
具体的に何に対してというわけではありません。
わざわざ学生と付き合ったということではなく、○子さんもレーナちゃんと同じく「いい人だから」という理由でレーナちゃんたちと友達になったのだと思いますから。
でも、何となく「ありがとう」と言わずにはいられないのです。


レーナちゃんへ
レーナちゃんのこと、一年生のときから見ているけど、本当に日本語は上手になったよね。
一年生のときも頑張っていたけど、二年生になってからのレーナちゃんは本当によく頑張ったよね。

○子さんたちと出会ってからのレーナちゃんは日本語の勉強だけじゃなくて、人生そのものが楽しくなったようで輝いていたね。
教えている私も楽しくなるほどだったから。

私はレーナちゃんにまた日本へ行って、今年の夏見られなかった「日本」をもっと見てきてほしいと思っています。
これからも一緒に頑張りましょう!



もしよろしければ、感想をコメント欄にいただけるとありがたいです!
コメントの内容はレーナちゃんに必ず伝えます!

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日本語教師の仕事 

2010年10月19日

お久しぶりです。
はぐれミーシャです。

このブログ、完全にストップ状態になっていますね。
私としては非常に不本意なのですが、仕事以外、何もできない状態が続いています。
ベラルーシのことを書くどころか、自分の生活の日記すら書けない状態。
正直、書きたいことはたまりまくっています。

まあ、書けることから書いていきます。

9月24日、日本語弁論大会がありました。
9月はそれですごく忙しかったのです。

例年、9月の終わりに日本語弁論大会を行っています。
というのは、10月にモスクワでCISの国(→大ざっぱに言えば、バルト三国を除いた旧ソ連の国)の日本語弁論大会があり、そのベラルーシ代表の選抜という意味も兼ねているのです。

でも、正直なところ、9月の終わりに大会をするのはあまり具合がよくないのです。
というのは、夏休み明けでみんな休みボケが抜けていない状態から始めるので、エンジンのかかりが遅いのです。

だから、スピーチの原稿の出来上がりもギリギリになってしまいます。
今回は全員の原稿が出来上がったのは大会の一週間前。
一週間でスピーチを仕上げるのはかなりの突貫作業になってしまいます。

「だったら、夏休みのうちに作文を書いたり、スピーチの練習をしたりすればいいじゃないか」と言われそうですが、ことはそう簡単ではありません。
基本的に、ベラルーシ人は「休みのときは休む」という考え方。
毎年、「夏休みのうちにスピーチの作文を書いておくように」と言うのですが、書いてくる学生は皆無です(←今回は二人ほど9月の最初の授業に作文を持ってきた学生がいました。これは奇跡です!)。

つまり、9月1日に新学期が始まって、その時から書き始めるわけです。
最初の段階の作文ができるまで一週間から10日ほど。
作文を直すのに数日かかるので、原稿が完成するのは9月の半ば過ぎ。
そうなると、スピーチの練習に費やせる時間は一週間ほどしかないということになります。

しかも!
今回は参加人数が異常に多い!
17人!
今までの最高記録です。

これは困った・・・
その人数を私と日本人の同僚二人で面倒見ないといけないのですから、これはかなりハードな仕事になることが予想されました。

まず大変なのは作文を完成形まで持っていくことがかなりキツイ作業。
学生が持ってくる最初の段階の原稿はかなりグチャグチャなことが多くて。
言いたいことはわかるんだけど日本語になっていないというパターンです。
下の学年になればなるほど、ロシア語からの直訳っぽい言葉やフレーズが多くなります。

しかも、ただ直すだけではダメなのです。
その学年に合った文法を使わないといけないのです。
例えば、二年生の作文では出来る限り二年生で習った文法しか使わないように努力します。
どんなにキレイな日本語であっても、また勉強していない文法は使ってはいけないというのが大前提。
どうしても仕方がない場合もありますが、極力避けるようにはしています。

これはね、かなり大変なんですよ。
どんな言葉でも、どんな文法でも使っていいのなら、こんなに楽なことはありません。
まるで手足を縛られたような状態で、学生が本当に言いたいことを日本語で表現できるようにするのですから、これは学生にとっても教師にとっても並大抵の努力ではありません。

ここで問題になってくるのは、教師がどこまで手助けをしていいのかということ。
完全に内容を変えてしまうほど手伝ったら、その学生の作文ではなくなってしまいますから。
その学生が言いたいことや伝えたいことを引き出しつつ、その上で文法上の制限もあるのですから・・・

原稿が完成しないことにはスピーチができない。
なので、急いで作文を書いてもらいました。

私の学生は割と早く書き上げてきた学生もいましたが、中には非常に難しいことを書いてきた学生がいて、なかなか苦労しました。
ロシア語の内容が非常に抽象的で、しかも、全てが日本語に直訳した感じだったので、余計意味がわからないという状態に。
そういう学生が相手のときは「こういう言い方じゃダメかな?」と探りを入れつつの作業になりました。

そんな中でも、私はいつものように授業をし、寿司バー「マンガ」にも行っていたわけで。
そうなると、時間が全く足りないわけで。
なので、夜の22時過ぎに電話やスカイプで話すようなことになりました。

でも、そういうのって何か楽しい感じもします。
というのは、ベラルーシではみんなで何かに向かって一生懸命頑張るという機会はほとんどないんですよ。
日本だと、学校のクラブ活動とか合唱コンクールとかいろいろありますよね。
でも、ベラルーシにはそういう、みんなで熱くなれる場所がないんです。
日本語弁論大会に向かって学生が熱くなっていく様子はなかなか普段の授業では見られない姿です。

作文が出来上がってからがまた一苦労。
学生はとりあえず自分の作文を暗記することから始めます。
覚えて読むだけですから、最初は完全な「棒読み」。

あまりにも抑揚がないと、ただ単に内容が伝わらないだけでなく、聞いている側は疲れるんですよね。
だからと言って、「抑揚をつけて読め」と言えばいいわけでもない。
どう読むかの問題ではなく、どう感じるかの問題なのですよ。

うーん、説明しにくいなあ。
つまり、「楽しかったです!」という言葉を「楽しそうに読む」だけでは、うそくさくて聞いているこっちは全く楽しくならないんですよね。
「楽しそうな読み方」だけではダメなんです。
私はよく「楽しかったときのことを話してみて」と言います。
すると、学生は喜んで心から「楽しそうに」ロシア語で話してくれます。

そこで、私はストップして、「その読み方なんだよ! 君の言いたいことは一つでしょ? ただ日本語で言うかロシア語で言うかの違いだけなんだよ」
イントネーションや抑揚って、結局、何語でも似ているところがあるんですよ。
楽しかったことに関係がある単語はどうしてもトーンがあがるし。

心の中にあるものをそのまま表現すること。
違いはロシア語か日本語かの違いだけ。

私にとって、イントネーションは「上げる」ものではなくて、「上がる」もの。
「楽しかったこと」を話すとき、無理にイントネーションを「上げる」ことには意味がない。
自分が発している言葉が心の中にあるものと一致したとき、そのイントネーションは努力せずとも「上がる」はずなんです。

でも、それを学生にわかってもらうのはなかなか大変なんです。
心理的な作業です。

学生の練習にずっと関わっていて、大会そのものの準備がおろそかになってしまったのは今回の反省点でしょうか。
大会の会場がうちの大学じゃなかったということもあってか、特にさまざまな作業に関しては人任せにしてしまったところがありました。

一番問題になったのは会場。
前日になって、使える予定だった会場が使えなくなり、当日提供されたのは普通の教室を大きくしたようなところ。
観客も窮屈な思いをしたことと思います。
立ち見の人もいましたし、中に入れなかった人もいました。
まあ、この件に関してはいろいろと言いたいことはあるのですが、かなり角が立つのでやめておきます。

当日の進行も問題でした。
参加者が17人だったので長くなることは予想できましたが、16時にスタートして終わったのが20時過ぎですから、これはあまりにも長かったです。
今までで一番長い大会でした。
進行のテンポが悪かったのもありますし、参加者が多かったので途中で休憩を入れたというのも長くなった理由の一つです。
でも、休憩がなかったら、みんな聞き疲れて最後までもたなかったでしょう・・・

大会の最後に学生たちと歌を歌いました。
これは大成功!
若いころ、音楽をやっていた血が騒ぎましたよ。

歌は・・・
1.大きな古時計
2.四季の歌
3.めだかの兄弟

この中でも「めだかの兄弟」がバカうけ。
サビの部分の「スイスイ」とか「チュンチュン」という言葉を振りつきで歌ったのです。
これは楽しかった!

さっき書きましたが、ベラルーシではみんなで何かをするということがあまりないんですよ。
今回は学年や学科の枠を超えて、みんなで歌を歌えたのは収穫だったと思います。

大会の後は打ち上げ!と行きたいところだったのですが、予想以上の長時間大会だったので、帰ってしまう学生が。
本当は2,3年生全員で打ち上げをする予定だったのですが、当初の半分以下の人数になってしまいました。

場所は私が借りているオフィス用スペース。
前日に頑張って作った料理をみんなで食べました。
日本人のバレエ留学に来ているMちゃんたちも来てくれました。

やっぱりね、何かした後は打ち上げしないとダメでしょ!
すっごい楽しかったです!

さーて。
今年も学生たちの作文をこのブログでご紹介したいと思います。
全員の分ではないのですが、数人の気に入ったものをご紹介したいと思います。
学生たちには了解を取ってありますので、ご安心を。

今、19時から勉強に来る学生を待っています。
授業が二つキャンセルになったので、今ブログを書いているというわけです。

本来なら、書く時間は全くないんですよ。
また時間が取れるときに他の話を書いてみたいと思います。

明日からは学生の作文を紹介します!

akiravich at 03:50コメント(10)トラックバック(0) 
日本語教師の仕事 

2010年10月11日

お久しぶりです。
はぐれミーシャです。

今日は久しぶりに自由な時間が取れました。
いつもだと、月曜日の朝は自宅でプライベートレッスンが二つあるのですが、二人とも都合が悪く、今日は休み。
正直、私としてはうれしいんです。
だって、息つく暇もないほどの生活をしていましたから。
こんなにのんびりとした気分でPCの前に座るのは久しぶりです。

我ながら恐ろしい生活をしています。
これまでも散々、仕事が多いことを愚痴ってきたので、今日は具体的にある一日のスケジュールを書いてみたいと思います。

一番すごいスケジュールだったのは先週の金曜日です。
全く休憩なしのそのスケジュールは・・・

6:10 起床→授業用のプリントのコピー→シャワー→朝食(うちの中を走り回っています)
8:00 大学へ
8:30 3年生の授業
9:50 授業終了→コンサートホールへ予約したチケットを取りに
11:15 大学へ戻る
11:30 2年生の授業
12:50 授業終了→帰宅
13:30 自宅に到着→龍二くんのお風呂(こうでもしないと、時間が取れなくて・・・)
14:00 再び大学へ
14:30 国際経済学科3年生の授業
15:00 ベラルーシのテレビ局のクルーが授業へ→授業の様子を撮影。
15:50 授業終了→クルーと共にトロエツコエ旧市街区へ撮影に
16:30 旧市街区から自宅へ→渋滞にはまる
17:20 自宅に到着→テレビのインタビュー
17:50 インタビュー終了→アニメグループの授業のために事務所へ
18:15 アニメグループ授業開始
20:00 授業終了→もう一つのグループの授業開始
21:30 授業終了→部屋の片付け
21:50 事務所を出る
22:10 帰宅

ふーっ。
これは今までで一番きつい日だったかもしれません。
何かいまどきの「お笑い一発屋若手芸人の一日」みたいな感じでした。

そうそう、テレビの取材が入ったんですよ。
授業を撮りたかったわけではなく、私自身についての話を聞きたかったようで。
数奇な運命をたどった人を取り上げていく番組なんだとか。
以前から知っているプロデューサーの人だったので気が楽でした。
まあ、私はテレビは全く緊張しないんですけどね。
これは今回ので終わりではなく、あとスタジオでも撮影があるんですよ。

最近、この手の話が多いんですよね。
○○の前はいつも多いんです。

先週の水曜日は新聞の取材がありました。
それは料理関係の新聞なのですが、結構ロングインタビューでした。
そのインタビューの最中にテレビ局2社からインタビューの依頼が。

この手の話って、私の場合はまとめてやってくることが多いんですよ。
話が来ないときは2年近く来ない。
依頼があるときはいろんなところから一度に何件も来る。
まるで示し合わせたかのように、です。

今週の木曜日もテレビ局の取材があります。
うちに来るんですよ。

金曜日の朝はコンサートのチケットを買いに行ったのですが、それはベロニカちゃんが大好きな「ナイト・スナイパー」のボーカル「ジアナ・アルベニナ」のコンサートのチケット。
前日、たまたま街でポスターを見かけたので、すぐに招聘元に電話をして、一番いい席を予約したんですよ。
一番前の席です。

やっぱりベロニカちゃんもずっとうちの中にいるから、ストレスがたまっていると思うんですよね。
なので、たまには息抜きしてもらわないと。
コンサートは来月の13日なのですが、ベロニカちゃんは今から楽しみにしています!

こんな生活の中でも授業の質は落とさない、というのが私にとっては絶対条件。
授業がダメになったら、それは教師としては失格なのです。
忙しいかどうかというのは全く言い訳になりません。
だって、私が忙しいかどうかは一週間に一度しか私に会えない学生たちにとっては関係のないことなのですから。

私、ここまで忙しいと逆に燃えるタイプなんですよね。
金曜日の授業はまあまあいい出来だったように思います。
あくまでも「まあまあ」で、満足はしていません。
やっぱり肉体的な疲れがあるからか、もう一つ盛り上がりきらなかった感じがします。

授業に関して言えば、最近はよくキレています。
というのは、ちょっと気が抜けていたりする学生が多かったからです。

うーん、もしかしたら、私のほうが気が立っているから腹が立つのかな。
いらいらすることも多いし。

でも、学生の側に問題があることも事実。
9月にスタートしたアニメグループ。
カンニングをしたり、隣の人と相談したりしながら小テストを書く学生が多かったので、かなり厳しく注意をしました。
あと、やっぱり遊び半分で来ているような学生も数人いたので、厳しく注意。

土曜日は大学の授業が3コマ連続。
しかも、同じグループ。
でも、私は1コマ目の途中で授業をやめて、学生を全員うちに帰しました。
だって、宿題をしてこない学生が多かったし、漢字のテストもダメダメ。

何よりも問題だと思ったのは、私がテストの結果や宿題をしなかったことに不満を漏らしても、学生の側がヘラヘラしていたこと。
私は許せなかったので、「帰れ! 勉強する気がないなら、授業に来なくてもいいぞ!」と言いました。

こういうのって、日本だと子供たちが泣いて職員室に謝りに行ったりとか、まあ、あり得る光景ですよね。
でも、ベラルーシでは基本的にはあり得ません。
学生たちもひいていました。

でもね。
私は真剣なんですよ。
学生にも本気でぶつかっていないと、自分が教師ではないような気がするんですよ。
本気でその学生のことを思っていなかったら、キレることもないし、ニコニコ笑って何でも済ませることが出来ると思うんです。
実際、そういうなごやかムードで(←ある意味、「ぬるま湯」)授業を進めるクラスもあります。

その学生たちに会うのは明日。
どういう態度で勉強に臨むのかが楽しみです。

考えることが多すぎます。
しなければならないことが多すぎます。
でも、そんなときにこそ、自分の真価が問われているような気がします。
頑張ろう!

メールの返事やコメントへのレスが滞っています。
申し訳ありません。
特に留学関係のことでメールやコメントを下さった方、申し訳ありませんでした。
こちらから再度ご連絡させていただきます。

akiravich at 16:05コメント(6)トラックバック(0) 
日本語教師の仕事 | 子育て

2010年10月05日

おはようございます。
はぐれミーシャです。

現在、朝の5時40分。
今朝のミンスクはおそろしく寒いです。
マイナス2度。
マイナスですよ!マイナス!
信じられん・・・

だって、まだ10月初めですよ!
何か今年の冬は寒くなりそうだと言われているんですが、そんな気配がプンプンします。

さて。
10月3日は私の37回目の誕生日でした。
10月3日は日曜日だったのですが、私は休まずにいつものように授業をしました。

以前だと、うちのベロニカちゃんからは「誕生日なのに、何で働くの!?」と散々言われていたのですが、結婚して4年、さすがに慣れたのか、今年は何も言われませんでした。
だって、日曜日は学生が多いし。
休みにすると、一週間に一回しか来ていない学生は二週間も日本語に触れずに生活することになってしまいますから。
それに、収入面でも・・・

でも、日曜日の早朝から動き回るのは正直きつかったなあ。
起床は6時半。
まだ外は暗いし。

8時15分からの初心者グループは最初からお祝いモード。
プレゼントをもらって、すっかり目が覚めました(←正直、最初は半分寝ていたので・・・)

初心者グループは日曜日と平日の2グループに分かれているのですが、日曜日のグループはちょっと問題あり。
数人の学生がうるさいんですよ。
小学校の学級崩壊寸前みたいな。
何度か強く注意をしたのですが、なかなか直らないので、来週の授業の前にもう少しキツく注意をしたいと思っています。

11時半からのグループは一番長く勉強しているグループ。
おそらく5年近くの付き合いになるかと思います。
でも、全く日本語はダメで。
彼らにとってはただの趣味なので、そんなに頑張る必要はないらしいです。
そういう彼らのスタンスに慣れるのに、かなり時間がかかりました・・・

そのお昼のグループの休憩時間は私の昼食の時間。
日曜日の朝はベロニカちゃんも早起きして、私のお弁当を作ってくれるんです。
ベロニカちゃんは早起きは苦手なのですが、日曜日の朝だけは6時前に起きて、ご飯を炊いています。
泣けてきます。

お弁当は必ずおにぎり。
ベロニカちゃんはおにぎりが大好きなのです。
実は寿司バー「マンガ」にもおにぎりがあるのですが、ベロニカちゃんが作ったほうがおいしいです。
それは愛情がどうこう言う問題ではなく、リアルにベロニカちゃんが作ったほうがおいしいのです。
「マンガ」で作っているのを見たのですが、おにぎりの型に力いっぱいご飯を押し込めていたんですよね。
うちの学生は「あれは固くて食べられません」と言っていました。

14時45分からの授業は3年目のグループ。
数あるアニメグループの中でも一番まじめなグループです。
ただ、最近は離脱者が少しずつ出始めていて。
結婚やら仕事やら、いろんな理由があるようですが。

今勉強しているテーマは自動詞・他動詞。
たとえば、「開ける」は他動詞、「開く」は自動詞になります。
これはベラルーシ人の学生にはなかなか手ごわいテーマなのですよ。
英語の動詞の不規則変化のように、暗記しないとどうにもならないテーマです。

その手ごわいテーマをすぐにクリアしたのは14歳のサーシャ君。
初めて私のうちに現れたときはまだ12歳で、大人たちと一緒に勉強して大丈夫かなと思っていたのですが、どうしてどうして。
大人の学生よりもずっとよく文法を理解し、怠け者の大人の学生なんかよりも漢字のテストははるかにいい点数を取ります。

18時からは2年目のアニメグループ。
このグループは元々二つに分かれていたのですが、それを一つに統一したのです。
そこに、新しく加わった学生が3人いるので、かなり大所帯です。
でも、欠席する学生もいたりするので、実際は毎回12〜13人ぐらいですけどね。

このグループも私にとっては思い入れの深いグループです。
いい学生と勉強しない学生の差が激しいのが問題ですが。

この日のテーマは「〜ています」。
細かいニュアンスの違いなど、我ながら、かなり熱のこもった授業になりました。
真正面から日本語教師の仕事をしている感覚を覚えました。

授業が終わってから、一人の学生と真剣な話。
これは完全に金八の世界だなあ。

そんなわけで、授業は21時に終了するのですが、教室を出たのは21時45分ごろになってしまいました。
うちに着いたのは22時過ぎ。
最近、龍二くんはあまり寝つきがよくなく、まだ起きていました。
ベロニカちゃんと二人で龍二くんが寝るまで抱っこ。

それから、ショートメールやメールで届いた誕生日のお祝いへの返事。
あまりにも数が多く、うれしい悲鳴。

23時過ぎにようやくベロニカちゃんとのディナー。
誕生日だというのに、こんな調子。
でも、ベロニカちゃんは愚痴一つこぼさず、ちゃんと待っていてくれました。

誕生日になって思うこと。
10年前、私がベラルーシに来たときは知り合いは大学への就職を手伝ってくれた知り合いのみ。
その知り合いは私が着いて2ヵ月後には日本へ行ってしまいましたから、私は全くの一人ぼっちでした。

それが、今では多くの学生に囲まれて、私は幸せです。
そして、守るべき家族がいることはこれ以上ない喜びです。

37歳か。
いい年して、まだまだ熱いぜ!

そういえば、ジェニファー・コネリー似のナースチャちゃんからお祝いメールが届いていたので、「37歳のおじさんですが、まだまだがんばります!」と返事したんですよ。
すると、彼女からのメール「先生はおじいさんではありませんよ!」
誰が「おじいさん」やねん!
否定する単語が間違っているぞ!

でも、笑えたからよしとしよう。

今日もドタバタの一日。
朝から4コマ連チャン授業。
それから、大学本部へ。
うちへ帰って龍二くんをお風呂に入れて、知り合いの画家の展覧会のオープニングへ。
それから、すぐにアニメグループの授業が2コマ。
うちに帰るのは22時ぐらいかなあ。

がんばります!!!

akiravich at 13:52コメント(6)トラックバック(0) 
日本語教師の仕事 

2010年10月03日

DSC00732今日、10月3日は私の誕生日です!
37歳になりました!

何か実感がないですね。
頭の中も心の中も全く成長していないからじゃないですかね。

今日、大学で学生たちに日本の高校の吹奏楽を取材したドキュメントを見たんですが、久しぶりに燃えましたよ!
やっぱり、私もまだまだ燃える年頃なのです!

正直、今の私の生活は涙が出るくらい忙しいものです。
肉体的に全く余裕がない生活。

そんな生活の中でも精神的に楽しくしていられるのはベロニカちゃんと龍二くんのおかげ。
どんなに疲れていても、うちに帰って龍二くんと遊ぶと、疲れも吹っ飛びますよ!

ブログは以前ほど頻繁に更新できなくなっていますが、完全に休んでしまうことのないように、少しずつでも書いていけるように努力していきます。
これからもよろしくお願いいたします!

akiravich at 00:00コメント(12)トラックバック(0) 
日本語教師の仕事 | 子育て

2010年10月02日

こんにちは。
はぐれミーシャです。

寒い!
おそろしく寒いです。
うちの温度計は8度。

っていうか、急に寒くなりすぎ。
私は寒さには滅法弱いので、すでに泣きそうです。

しかも、この時期はセントラルヒーティングが入っていないから、余計寒いんです。
何度か忘れましたが、ある一定の温度以下の日が数日間続かないと暖房は入らないんですって。
うちも大学も寒くて、まいってしまいます。

私は相変わらず忙しいです。
こうやってブログを書いている今も次の授業までのちょっとした空き時間なんですよ。

授業数は多いですね。
大学の授業が週14コマある上に、プライベートで作ったグループが7つありますから。
うちにいる時間が少ないです。

新しく勉強を始めたグループはなかなか調子がいいです。
希望者があまりにも多く、グループを二つに分けたのですが、それでも全然ダメで。
18平方メートルの部屋に25人近くを押し込んで勉強するんです。
もうちょっと大きい部屋を借りればよかったんでしょうけど、今の私の経済力では今の部屋が限界で・・・

同じような日本語学習希望者を集めたと思っていたのですが、すでにグループごとに違いが出始めています。
火曜日と金曜日に一コマずつ勉強するグループは割りとまじめなグループ。
15歳の女の子が二人入ってきたので、「大丈夫かな」と心配していたんですよ。
というのは、それぐらいの年頃の子って、学校の延長みたいに考えて、私の授業でも騒がしかったり、言うことを聞かなかったりすることが多いんです。
でも、その子たちはとてもいい子で安心しました。
高校生ぐらいの子が騒ぐと、大人の学生がいやな顔をしたりして、雰囲気が悪くなるんですよ。

でも、昨日新しく加入した子たちはうるさかったなあ。
その女の子二人は私が教えている大学の学生。
他の学科の子なのですが、私の教室まで来て、「日本語を勉強したいんです」と言ってきたので、グループに入れたんですよ。
17歳で大学生だというのに、子供みたいで。
同じグループの子たちと初対面なのにすごく仲良くなってて、私が話している最中もうるさかったので厳しく注意しました。
全く・・・

nihon_lesssons_2_rそのグループにはカメラマンの男の子がいるので、撮ってもらいました。
いい記念になりますね。
一年経っても、みんな残っているといいなあ・・・

というのは、この手のグループって、辞めていく人が多いんですよ。
それは私が厳しいからというのもあるんだけど、やっぱり日本語は難しいんですよね。
挫折していく人は多いです。

もう一つのグループは日曜日のグループ。
日曜日の朝、8時15分から。
絶対に人が集まらないだろうと思っていたら、平日のグループより人が多くなったんですよ。
確か、27人ぐらいだと思います。

このグループは名前がまだ覚えられないんですよ。
人が多いし、同じ名前の子が多いし。

こちらはちょっと騒がしい子が数人いるかな。
でも、私がまじめに話しているときは聞いてくれます。

でも、あまりにも人数が多いので、コントロールするのが大変。
普通、語学学校だったら少人数のほうがいいんですよね。
でも、少人数制にすると、入学を断らなきゃならなくなりますし。
私は出来るだけみんなに学ぶチャンスをあげたいと思っているんです。
学生たちには勉強を始める前に「グループは人数がすごく多いんですけど、大丈夫ですか」と確認をとってから始めます。

それにしても、学習希望者が多いです。
日本のアニメの影響力はとどまるところを知らないようです。

ああ! 書きたいことは山ほどあるのに!
少しずつですかね、書いていきますよ。

龍二くんと一緒にいる時間が少ないのがすごく寂しいです。
最近、ドンドンかわいくなっていて、少しでも一緒にいられる時間が楽しくて仕方ありません。

P9181858お風呂上りの龍二くんです。
龍二くんはお風呂が大好き!
足をバタバタさせて喜んでいます。

明日は私の誕生日。
でも、明日は恐怖の8コマ授業。
今年は休まないで働くことにしました。
がんばらないと!

akiravich at 22:23コメント(2)トラックバック(0) 
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