2011年03月

2011年03月18日

この度の東北地方太平洋沖地震におきまして、亡くなられた方々とご遺族の皆さまに対しまして深くお悔みを申し上げますとともに、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

私も東北地方出身の人間です。
非常に心が痛みます。

仙台は私にとっては非常に思い出深い町です。
子供の頃、仙台は私にとって一番近い都会でした。
仙台に行くのは幼い頃の私にとっては一大イベントでした。
高校の頃はサクソフォンの先生が仙台に住んでいたので、一週間に一回仙台に通っていた頃もありました。

私が今住んでいるミンスクは仙台と姉妹都市になっています。
今まで仙台からいらした代表団の通訳を二回ほどさせていただきました。
仙台の方たちには本当によくしていただきました。
私が日本へ一時帰国した際にも、仙台で交流会を開いていただいたりと、思い出は尽きません。

自分がよく知っている町、そして、その町に住む人たちが苦しんでいることは私にとっても心が痛むことです。
本当に、本当に、心から一日も早い復興を願ってやみません。

私が地震のことを知ったのは大学にいたときでした。
5年生の学生からショートメールが来て、「先生、日本が地震で大変なことになっていますよ」
日本では普通の地震はよくあることなので、「それって、いつものことでしょ?」と返事すると、「それが普通の地震じゃないんです!」

急いでベロニカちゃんに電話して、テレビをつけてもらうと、「大変なことになってるよ!」
私は急いでうちに帰り、テレビを見ると・・・
そこには信じられない光景が。

急いで山形の実家に電話しましたが、全く通じません。
山形は強い揺れはあったものの、被害はそれほど大きくないとのことでした。
しかし、震度5ほどの揺れならば、たんすが倒れたり、火事になったりすることも考えられます。
私は気が気じゃありませんでした。

しばらくすると、うちの兄貴から電話が。
両親共に無事とのこと。
ほっと一安心。

しかし、電気がなくて、電話も通じない状態でした。
兄貴は携帯電話からかけてきていました。
でも、充電がなくなったら携帯も使えなくなります。
やはり連絡手段がなくなるのは不安でした。

その後、たまたま見つけたサイトで日本のテレビが見られることがわかりました。
それから今までは寝ているとき以外はずっとインターネットでNHKが見られる状態にしてあります。

その後、何度か両親とスカイプや電話で話しましたが、ガソリンや食料などが足りなくなってきているようです。
ベラルーシにいて何も出来ないのが歯がゆいです・・・

仙台に住んでいる親戚は皆無事でした。
そして、仙台に住んでいる私の親友も無事でした。
彼からメールが来るまでは心が落ち着かなくて・・・
本当に無事でよかった。

日本に留学している学生からもスカイプで電話がありました。
「どうしたらいいかわからない」ということで、ほとんど毎日話をして、対応を協議しました。
彼女の母親とも電話で話しました。
親にしてみれば、「早く帰ってきてほしい」という気持ちでしょう。

結局、彼女はベラルーシへの帰国を決意しました。
彼女の話だと、同じ大学に留学している外国人はほとんどが帰国してしまったそうです。

もう一人、私の学生が日本に残っています。
大学の学生ではなく、個人的に教えた学生です。
やっと彼女の電話番号を入手できたので、今日、電話をしてみるつもりです。

地震があってから、いろんなベラルーシ人の知り合いから電話がかかってきたり、メールが来たりしました。
5年以上、つきあいがなかった人からも連絡があったりしました。

ベラルーシ人はみんな心を痛めています。
元々、ベラルーシ人の中には「私たちと日本人には共通点があります。それはチェルノブイリと広島・長崎です」と言う人がかなり多いのです。
ですから、今回の大震災、そして原発の問題はひとごととは思えないのです。

私の学生の中にはミンスクの中心部にある「仙台広場」に行って花を捧げた学生も大勢います。
私に「寄付をしたいのだが、どうすればいいのか」と聞いてくる人も多いです。
日本人のために何かしたいのだが、どうしたらいいかわからない、というのが現状です。

私は今日の夜、ベラルーシのテレビ番組の収録があります。
月曜日9時のゴールデンタイムに放送されるトークショーです。
ゲストが多い番組なのですが、私がメインゲストの一人になるようです。
そして、ミンスク在住の他の日本人も一緒に行きます。

その話が来たとき、私は一度は断りました。
というのは、日本で苦しんでいる人がいるときにテレビに出る気にはなれなかったからです。

しかし、私は出ることにしました。
私はベラルーシ人の皆さんに日本の現状を知ってもらいたいです。
もちろん、ベラルーシやロシアのニュース、そして「ユーロニュース」というヨーロッパのニュースチャンネルでも、今回の震災に関してはかなり報道されています。
しかし、その内容は断片的なもので、全体的な状況を把握できるような情報は与えてくれません。
私がどれくらいの話が出来るかはわかりませんが、知っている限りのことを話してこようと思っています。

出来れば、寄付に関する話もしたいと思っています。
私の学生に限らず、日本に対する援助をしたいと思っている人はたくさんいるはずです。
しかし、私が個人でやるわけにはいきません。
これはちゃんと組織だってやらなければならないことです。
ベラルーシ共和国政府、またはミンスク市などがきちんとオフィシャルな形でやるべきだと思うのです。
もしかしたら、すでにそのような動きがあるのかもしれませんが、私はまだ把握していません。

そして、ベラルーシという遠い国にいながら、日本人のことを想い心を痛めている人たちがいることを日本の皆さんにも知ってもらいたいと思っています。

私に出来ることは少ないかもしれませんが、出来る限りのことをしたいと思っています。

akiravich at 08:00コメント(14)トラックバック(0) 
livedoor プロフィール
Twitter プロフィール
ベラルーシでの生活は楽しいな♪
メッセージ

名前
メール
本文