2008年04月23日 05:06

春ですねえ

c050730f.JPG今日は暖かくて、素晴らしい天気でした。
久しぶりに空を見たなあ。
春ですねえ。

今日はくたくた。
いつものことですが、今日は何時にも増してひどいです。
もう少しで夏休みだと自分に言い聞かせながら、自分にむちを打っています。

今日は授業の後で、郵便局へ荷物をとりに行きました。
前にもちょっと書きましたが、今度、ロシア語に翻訳された日本の文学作品をチェックする仕事をするのです。
今回で2度目です。

本は加賀乙彦の「高山右近」です。
歴史ものですね。
正直、歴史ものは全く読まないのですが、今回ばかりは仕事なので、読むことになります。
でも、帰りの地下鉄の中で読んでみると、これが結構おもしろくて。
でも、これ、ロシア語に訳すのは大変だろうなあ。
翻訳者の方に同情します。

僕、本が好きなんですよ、意外と。
高校生ぐらいまでは全く読まなかったんですけどね。
小・中学生のときの読書感想文が何より嫌いで。
夏休みの宿題でどうしても出さなければならなかったときは、「世界の国旗」とか「けんだま入門」などを読んで、感想文を書いてました。
例えば「この国の国旗はとてもきれいだ」とか、「けんだまでこの技をするのはとても難しいとか」

それが、突然、本を読むようになって。
音楽高校のときに、音楽をやる人間はあらゆる芸術に精通していなければならない、と考えるようになったんです。
それって、ある日本人の有名指揮者が海外でオペラを振った時、「あの指揮者は音楽的才能は素晴らしいが、オペラの内容を理解していない。文学的センスはなさそうだ」と批評されていたのを見て、「こりゃ、いかん」と思ったからなんですけど。

読み始めたら、面白くって。
一番最初に読んだのが、井伏鱒二の「黒い雨」。
あれは衝撃だったなあ。
引き込まれるように夢中になってました。
次が太宰治の「人間失格」
いろんな意味で影響、受けてますね。
考え方とか。

それから「どうせ読むなら、でっかいの読まないとダメだ!」と思い、トルストイのアンナ・カレーニナ(新潮文庫の3巻本)を読んだんです。
それにはまって、その後「戦争と平和」「復活」などを読み、他の大作ではロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」などを読みました。

僕が某音楽大学の音楽学学科に入学したとき。
新入生歓迎コンパで、教授の先生から「君は文学部に入ったほうがよかったんじゃないの?」と言われたんですよね。
音楽と文学の関係を研究したいです、とか何とか言ったんですよね。

僕の好きな作家は、太宰治、三島由紀夫、福永武彦、立原正秋の4人。
この中でも一番好きなのは、福永武彦です。
今ではあまりメジャーじゃないのかもしれませんけど。
福永武彦については、また改めて詳しく書いてみたいです。

本当は太宰についてとかも書いてみたいんですけど、書けるほど読んでないんですよね。
時間もないし、本もないし。
日本から本を送ってもらうことはあるんですが、重いのでなかなか。

今日は疲れているので、この辺で。
明日は授業4コマ、劇の練習。
ああ、楽だなあ・・・

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akiravich

山形県出身。
2000年からベラルーシ共和国の首都、ミンスク在住。ベラルーシ国立大学文学部・日本語教師。目指すのはベラルーシの金八(略してベラ金)。
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