2009年05月04日 06:41
ヴィテプスク(その2) イリヤ・レーピンの別荘があったんですって。
今日もベラルーシ北東部に位置する町、ヴィテプスクを御紹介したいと思います。
今日、御紹介するところは地元のヴィテプスク市民も行ったことがない人が多い観光地です。
それはロシアの画家、イリヤ・レーピンが夏をすごした別荘です。
そもそも、「レーピンって誰?」と思った方が多いかと思います。
この人は1844年生まれで、1930年に没した、ロシア帝国時代の超有名な画家です。
ベラルーシ人に「ロシアで一番有名な画家は誰?」と聞くと、ほとんどの人が「レーピン」と答えます。
おそらく、ロシア人もそうではないでしょうか。
詳しくはウィキペディアなどで調べればわかります。
いろんなサイトで絵も見れますよ。
有名なのは「ヴォルガの船曳」とか、「イワン雷帝と皇子イワン」と言った絵画でしょうね。
ロシア語を勉強した人なら一度は目にしたことがあるかと思います。
この博物館、ヴィテプスク市内から北へ16キロのところにあります。
普通のバスでも行けるようですが、車をチャーターして行くことをお勧めします。
周りには何もないようなところなので、たどり着けたとしても帰れるかどうか怪しいので。
場所の名前は「イリヤ・レーピン別荘博物館」とでも訳せばいいでしょうか。
場所の名前はZDRAVNYOVO。
駐車場に立っているこの看板には、この別荘がレーピンが1892年から1900年にかけて夏を過ごしたと書かれています。
メインの建物はこんな感じ。
正直に言って、当時の面影というものはあまり感じられません。
全て復元したものに見えます。
ベラルーシではこの手の建物、多いんですよ。
戦争でかなりひどくやられた国なので。
まあ、きれいといえばきれいかな、という感じの建物です。
中に入ると、いろんなものが置いてありますが、全体的に殺風景な感じは否めません。
生活の匂いがしないんですよ。
シャガールの博物館だと、その当時の空気が感じられましたが、この博物館ではそういうものはほとんど感じません。
その家に元々あったものではなく、当時使われていたものを集めてきたものらしいです。
この博物館の魅力は、博物館そのものより、周りに広がる自然だと言ったほうがいいでしょう。
非常に整備されている、整備されすぎている感じはあります。
でも、これはその当時とは違った姿なのでしょうから。
レーピンが心惹かれた理由が分かるような気がします。
彼は地元の人たちとも積極的に交流していたそうです。
敷地内を歩いていると、地元の音楽学校の学生の演奏が始まりました。
この日はあいにくの雨で、私達以外に観光客はいなかったのですが、普段はもっと人がいるらしいです。
演奏が終わっていろいろ話しましたが、これは実習の授業の一環なのだそうです。
最初はベラルーシの民族舞踊のようなものだったのですが、ギターを弾く子が弾き語りしたんですよ。
曲目はビートルズの歌。
レーピンとどんな関係があるの!?
最後にレーピンの銅像。
まだ観光地としては未発達な感じですが、むしろそのほうがいいのかもしれません。
レーピンを知らないと、全く面白くはないかもしれません。
しかし、自然を楽しむと思えば、楽しめるのではないでしょうか。
そういえば、博物館にメッセージを残すノートがあって、その中に日本人が日本語で書いたものがありました。
ベラルーシ人ですら知らない観光地に日本人が来てるなんて!
本当にどこにでも日本人は行くんですね。
明日もヴィテプスクについてです!
今日、御紹介するところは地元のヴィテプスク市民も行ったことがない人が多い観光地です。
それはロシアの画家、イリヤ・レーピンが夏をすごした別荘です。
そもそも、「レーピンって誰?」と思った方が多いかと思います。
この人は1844年生まれで、1930年に没した、ロシア帝国時代の超有名な画家です。
ベラルーシ人に「ロシアで一番有名な画家は誰?」と聞くと、ほとんどの人が「レーピン」と答えます。
おそらく、ロシア人もそうではないでしょうか。
詳しくはウィキペディアなどで調べればわかります。
いろんなサイトで絵も見れますよ。
有名なのは「ヴォルガの船曳」とか、「イワン雷帝と皇子イワン」と言った絵画でしょうね。
ロシア語を勉強した人なら一度は目にしたことがあるかと思います。
この博物館、ヴィテプスク市内から北へ16キロのところにあります。
普通のバスでも行けるようですが、車をチャーターして行くことをお勧めします。
周りには何もないようなところなので、たどり着けたとしても帰れるかどうか怪しいので。
場所の名前は「イリヤ・レーピン別荘博物館」とでも訳せばいいでしょうか。
場所の名前はZDRAVNYOVO。
駐車場に立っているこの看板には、この別荘がレーピンが1892年から1900年にかけて夏を過ごしたと書かれています。
メインの建物はこんな感じ。
正直に言って、当時の面影というものはあまり感じられません。
全て復元したものに見えます。
ベラルーシではこの手の建物、多いんですよ。
戦争でかなりひどくやられた国なので。
まあ、きれいといえばきれいかな、という感じの建物です。
中に入ると、いろんなものが置いてありますが、全体的に殺風景な感じは否めません。
生活の匂いがしないんですよ。
シャガールの博物館だと、その当時の空気が感じられましたが、この博物館ではそういうものはほとんど感じません。
その家に元々あったものではなく、当時使われていたものを集めてきたものらしいです。
この博物館の魅力は、博物館そのものより、周りに広がる自然だと言ったほうがいいでしょう。
非常に整備されている、整備されすぎている感じはあります。
でも、これはその当時とは違った姿なのでしょうから。
レーピンが心惹かれた理由が分かるような気がします。
彼は地元の人たちとも積極的に交流していたそうです。
敷地内を歩いていると、地元の音楽学校の学生の演奏が始まりました。
この日はあいにくの雨で、私達以外に観光客はいなかったのですが、普段はもっと人がいるらしいです。
演奏が終わっていろいろ話しましたが、これは実習の授業の一環なのだそうです。
最初はベラルーシの民族舞踊のようなものだったのですが、ギターを弾く子が弾き語りしたんですよ。
曲目はビートルズの歌。
レーピンとどんな関係があるの!?
最後にレーピンの銅像。
まだ観光地としては未発達な感じですが、むしろそのほうがいいのかもしれません。
レーピンを知らないと、全く面白くはないかもしれません。
しかし、自然を楽しむと思えば、楽しめるのではないでしょうか。
そういえば、博物館にメッセージを残すノートがあって、その中に日本人が日本語で書いたものがありました。
ベラルーシ人ですら知らない観光地に日本人が来てるなんて!
本当にどこにでも日本人は行くんですね。
明日もヴィテプスクについてです!