2011年01月14日

ベラルーシの寿司もいろいろ

こんばんは。
はぐれミーシャです。

ちょっと風邪気味です。
今のベラルーシは気温マイナス5、6度あたりをさまよっています。
こういう中途半端な寒さの時は逆に風邪を引きやすいんですよね。
道は雪が半分溶けたような状態でグチャグチャ。
歩きにくくてしょうがありません。

今は大学は試験期間なので、普通の授業はありません。
その代わり、いろんな雑用があって・・・
昨日は税務署へ行って確定申告。
今日も人に会ったり、いろいろと用事がありました。

そんな中。
昨日のことですが、私はあるカフェへ寿司を食べに行きました。
「カフェで寿司?」と思われるかもしれませんが、ベラルーシでは普通のこと。
私が働いている寿司バー「マンガ」も正式にはカフェというカテゴリーに入っています。

なぜ他の店に行ったのかというと、偵察の意味もありますが、ただ単に興味があったから。
実は私の学生のナースチャちゃんや数人の学生が「あの店の寿司はおいしいですよ!」とすごく勧めてきたんです。
なので、彼らの言葉を信用して行ってみることに。

昨日はまず大学へ行って雑務を片付けました。
そして、そのカフェへ。
結構前から行きたかったんですよ。
でも、なかなか自由になる時間を見つけることが出来なくて。
私が自由な時間を持てるのは学生が苦しんでいる試験期間だけなのです。

カフェへ行く前に、私はある男の子に電話をしました。
彼は私の元学生で、2年ほど前に日本語をやめてからは寿司の店で働き始めたのです。
そして、今はまさに行こうとしている店で働いているのです。

電話をしてみると・・・
彼は爆睡中だったらしく、超不機嫌。
実はそのカフェ、24時間営業の店なので、おそらく朝まで働いていたのでしょう。
昨日は非番だとのことで、彼の寿司は食べられず。

それにしても、寿司を出す店が24時間営業だなんて・・・
すでに怪しい・・・

その店は地下鉄の終点「インスティトゥート・クリトゥールィ」から歩いて5分ほどのところ。
店の名前は明かしませんが、内装は店名の通り、車をモチーフにしたものになっています。

私が座るとウェイトレスの子がメニューを持ってきてくれました。
その店は寿司の専門店ではないので、他にもいろんなメニューが。
でも、メニューのカテゴリー分けが車の部品の名前になっていて。

例えば・・・
クランクシャフト(ピザ)
冷却装置(冷たい前菜)
トランスミッション(温かい前菜)
燃料(スープ)
などなど・・・
わかりにくいわ!!!

肝心の寿司は・・・
ピストン(寿司)
うーん、巻き寿司の形から来ているんだろうか・・・

どんな寿司があるのかなと思ってみると、これまた意味不明の名前が目白押し。
・あぐろ巻き・・・いわゆるかっぱ巻き。「あぐろ」って何だろう?
・レバー巻き・・・レバ刺しが巻いてあるのかと思った。巻いてあるのは白身魚とマグロ。なぜ「レバー」?
・天才巻き・・・海老、マンゴー、きゅうりが巻いてある。「マンゴー」? 冗談でしょ?
他にも「イクラ」が「イクロ」になっていたりと、微妙な間違いがたくさん。

そして、セットものの名前が笑える。
値段の安いものからご紹介!
・「ヤクザ」66100ルーブル(←約1780円)
・「東京」85390ルーブル(←約2300円)
・「ケンゾク トラ」88810ルーブル(←約2400円)
・「数独」168390ルーブル(←約4500円)
高くなるとネタが良くなるわけではなく、量が増えます(←ベラルーシではネタが限られていますから)。

それにしても、恐ろしい名前ばっかりだなあ。
「ヤクザセット」はどこがヤクザなのかな。
寿司の名前に「数独」はないだろ・・・
「ケンゾク」って「眷属」と書くらしいけど、意味を調べるエネルギーなし。

とりあえず代表的な寿司を注文してみることに。
サーモン、うなぎ、いずみ鯛、海老、マグロ、イカ。
巻き寿司はサーモン・アボカド巻き。
これもベラルーシのすし屋ではよく見かけるものです。
そこに味噌汁とミネラルウォーター。

その味噌汁なんですが、メニューには「Широ Мисо」と書いてあって。
日本語で読むと、「しろみそ」。

ここには二つの間違いがあります。
ベラルーシの大抵の寿司屋では「みそしる」を「みそしろ」と書いています。
この店の場合は「みそ」「しろ」の順番を逆にして、さらに間違いを重ねているわけです。

10分ほどして「しろみそ」登場。
器がでかい!
味噌汁の器じゃなくて、ちょっと大きめのご飯茶碗みたいな。
量としてはベラルーシの寿司屋で出てくる味噌汁の2.5倍ほどはあるかと思います。

まずビジュアルにびっくり!
だって、表面に胡麻と四角く切られた海苔が浮いているんですもん!
まあ、胡麻も海苔も好きだから、個人的には問題ないが、味噌汁としては・・・

で、味のほうは普通。
可もなく不可もなくといったところ。

ベラルーシの寿司屋ではよくあることなのですが、味噌汁を飲みきらないと次の料理が出てこないことがあるのです。
まあ、ヨーロッパの料理と同じ考え方ですね。
まずスープ、みたいな。
日本みたいに全てが同時に出てくるのではなく、前菜、スープ、メインディッシュみたいに順番に出てくるのが多いのです。

味噌汁が出された瞬間、直感で「味噌汁の飲みきらないと寿司は出てこない」と理解し、頑張って飲む。
しかし、量が多くなかなか減らない。
しかも、かなりの熱々。
私は熱いのが好きなのですが、それでも軽く口の中をやけどしました・・・

すると、味噌汁の底にサプライズが!!!
なんと、海老が出てきたではありませんか!!!
なぜ!?
ぶつ切りの海老が出てくる出てくる。
味にそれほど影響していないのがなかなか素敵。

そんなショッキングな味噌汁の後は寿司!

ビジュアル的にはかなりヤバイ感じのスーパーの寿司をイメージしていただければ。
小さな小舟のような食器に盛られていたのですが、あまりにも貧相な見た目で萎えました。

肝心のお味のほうですが・・・
まずい!!!
まず、シャリが酸っぱすぎるのと、ご飯がやわらかくて団子みたい。
握り方がどうこう言うレベルじゃありません。
握ったのが崩れるからか、海苔で帯を締めた感じにしていました。

食器も問題。
醤油を入れる小皿は出てきませんでした。
食器の脇のほうに醤油を入れるコーナーがあるのですが、その幅が狭く、寿司を醤油につけることができない。
無理やり押し込んでやっと寿司が醤油に到達する状態。

しばらくして気づいたのは注文したサーモンが忘れられていること。
文句を言う元気もなし。

握り寿司のネタのほうは普通。
まあ、ベラルーシでは寿司関係のネタの業者が限られているので、そんなに差が出ることはありません。
それにしても、ネタが薄いなあ・・・

巻き寿司も食べてみる。
すると・・・アボカド、かてぇ!!!
トロッと、ネトッとした感じは皆無。
全く味がないし、硬いし。

「マンガ」ではアボカドの状態が悪いときはお客に「すみませんが、今日はアボカドが硬いものしかないので、この巻き寿司はお勧めできません」とはっきり言います。
これは正直でいいですよね。
変なものを出されるより100倍ましです。

食べているうちにだんだん気持ち悪くなってきた・・・
こんな寿司をお勧めした学生は何を食べたんだろう・・・

全部で40000ルーブル近く払いました。
日本円で1000円ちょっとですが、ベラルーシの感覚ではかなり高い昼食になりました。
もうあの店には二度と行かないと思います。

店を出て思ったのは、「マンガ」がいかにまともかということ。
もちろん、他の店と比べた場合、という意味ですよ。
日本の寿司にはもちろんかないません。
でも、昨日の店に比べたら雲泥の差です。

何度か日本人のお客様と「マンガ」へ行ったことがあるのですが、たいていの人は「普通に食べられる」というリアクションでした。
私も同意見です。

もちろん、日本の本格的な寿司とは違いますよ。
でも、海のないベラルーシで日本ほどの新鮮な魚を求めることが間違っていますし。
下手な回転寿司やスーパーのパックの寿司よりはむしろおいしいんじゃないかと思うこともあります(←感覚、麻痺してますかね?)。

今日は久しぶりに「マンガ」に行きました。
最近は忙しかったのもあるのですが、あまり仕事もなく、行っていなかったんですよ。
で、また春の新メニューを作ることに!
何を作ろうかな・・・
材料や調理器具など、あまりにも多い制約の中で何が出来るか考えるのは至難の業です・・・

まあ、とりあえずは風邪を治そう。

明日は大学で試験。
6時間近くはかかる長丁場。
今日は早く寝よう・・・

akiravich at 05:12コメント(9)トラックバック(0) 
ベラルーシの食生活 | ミンスク

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コメント一覧

1. Posted by つばさ   2011年01月15日 00:17
ミーシャさん、お返事ありがとうございます。

はい。ミーシャさんのブログは、とても面白いので、毎回とても楽しんで読んでます。

お寿司屋さんの内容は、すごくびっくりしました。

本当に、その様なお寿司を進めた学生は、味覚がおかしいのですかねぇ。。。

ミーシャさんのブログは、とても面白くて、読んでいてワクワクします。
2. Posted by じゃたろう君   2011年01月19日 07:22
おひさしぶりです。なんやかんやとバタバタしてましたが、一応モスクワ住みになりました。お越しの際は是非!!
3. Posted by ケイコ   2011年01月23日 01:21
そのお店のお寿司セットのメニューの名前、衝撃的ですね!一体、何を参考にして決めたんだろう?それが凄く気になります。ちょっと調べれば、めちゃくちゃなネーミングだって気付きそうなものだけど、そういう感覚はないんですかね?
4. Posted by たなけん   2011年01月26日 22:03
お元気ですか?
覚えてますでしょうか、コンツェルトの田中賢一です。

いまは、劇団にはいって役者として仕事しています。

また、会える日を楽しみにしています!
5. Posted by つばさ   2011年01月28日 00:11
またまた、コメントします!^^

ベラルーシのお寿司の話は、何度読んでも興味深いです。

私もベラルーシに行く機会があれば、ぜひ試してみたいです。(でも、少し勇気がいりますね。^^;;;) ですが、試したい興味の方が強いかも。。

ミーシャさんのブログを読むのが、とても好きです。 たくさんの話が面白いと同時に、すごく内容が深くて、すごいなぁと思います。 

6. Posted by akiravich   2011年01月28日 20:41
じゃたろう君さん、お久しぶりです!

今、モスクワにおられるんですね?
私も行きたいところなのですが、なかなか行けないんですよ。
というのは、在ベラルーシロシア大使館がなかなかビザを出してくれないので・・・

もし行くことがあれば、ぜひお会いしましょう!
ぜひベラルーシにもおいでください!
7. Posted by akiravich   2011年01月28日 20:49
ケイコさん、こんにちは。

私も笑ってしまうネーミングがよくあるんです。
こちらの人の感覚は「日本っぽい名前なら、正しいかどうかはどうでもいい」という感じです。
私はよく「そんなのはダメだ!」と怒るんですが・・・
8. Posted by akiravich   2011年01月28日 20:54
たなけん、久しぶり!
役者になっているとは聞いていたんだけど、どこでやってるの?
一度ぜひ劇を見に行ってみたいよ。
またどこかで会おうね!
9. Posted by akiravich   2011年01月28日 20:56
つばささん、こんにちは。
コメント、ありがとうございます。

私も怖いもの見たさというところがあります。
どこからどう見てもおいしくなさそうな店名や店構えでもとりあえず食べてみるんです。

明日はもう一軒、ミンスクのすし屋をご紹介します!

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akiravich

山形県出身。
2000年からベラルーシ共和国の首都、ミンスク在住。ベラルーシ国立大学文学部・日本語教師。目指すのはベラルーシの金八(略してベラ金)。
愛する妻ベロニカちゃんと愛する龍二くん(5歳)とのベラルーシ生活!
日本の皆さまにベラルーシ一般国民目線のベラルーシを御紹介!

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