ベラルーシの劇場

2015年12月31日

日本のみなさん、あけましておめでとうございます!!!
今年もよろしくお願いします!!!


ベラルーシはまだ大みそかの夜の7時。
私は一人でうちに残ってブログを書いています。
ベロニカちゃんと龍二くんは実家の方に行きました。
私も追いかけていきます。

今日の音楽はロシアの伝説のピアニスト、ソフロニツキーが演奏したスクリャービン。
今年を締めくくる音楽がスクリャービンって、どうよ。
しぶいだろ〜。
ソフロニツキーというピアニスト、素晴らしいんですが、どれだけ日本で知られているのかなと気になりました。
ピアノ好きな人なら知っているはず!



今日は大みそかだというのに大忙し。
朝から市場で買い出し。
うちに帰ってすぐに、私の個人教室のあるウルチエ地区へ。

駅の近くの本屋でベロニカちゃんへのお正月プレゼントを買いました。
この5〜6年は毎年本をあげています。
元々、うちの奥さんは本を読むのが好きな人なので。

そのあと、知り合いと食事しました。
それから、教室へ。
学期末は各グループでパーティーをして、そのままパーティーをするのですが、おとといのパーティーの片づけがまだだったのです。
それにしても、4日連続試験&パーティーはつらかった・・・
でも、学生たちや日本人の留学生のみなさんはとても楽しんでいたようで、よかったです。

それから、うちに帰って、スピーチコンテストの指導。
前にも書きましたが、うちの教室でコンテストをすることにしたのです。
教室の発表会のようなものです。
今日、指導しないと、日程的に厳しかったので、2人の学生はスカイプで、一人の学生は私のうちまで来てもらって指導しました。
日本語を教えるのに、大みそかも正月も関係ねえ!!!(←でも、ちょっとは休みたいかも・・・)



昨日は久しぶりに劇場に行ってきました。
ベロニカちゃんと二人だけの外出はなかなかありません(←龍二くんはベロニカちゃんの妹のところへ預けました)。
元々、私たちは劇場で出会ったんですよ。
まだ龍二くんがいなかった頃は多い時で、週に3回は劇場で劇を見ていました。
それぐらい筋金入りの演劇好きなのです。

昨日見たのは、私が大好きな「ART」という劇。
2008年10月22日「ART」
だいぶ昔の記事ですが、この劇について書いたことがあります。

たぶん、10回近くは見ていると思います。
何回見ても笑えるし、心が震える劇。
男3人のコメディーなのですが、友情と愛情、友情ゆえの憎しみなど、全てが人生を深く見通した素晴らしい戯曲なのです。

私が大好きな劇。
でも、同じものはもう2度と見られません。
http://news.tut.by/culture/460364.html俳優の一人が亡くなってしまったのです(ロシア語ですみません)。
セルゲイ・ジュラヴェリさん。
61歳でした。
私が大好きだった劇「ART」はもう見られません。
彼がいなければこの劇は成立しません。ミンスクの劇場で上演されていた三谷幸喜の「笑いの大学」では向坂役を超ハイテンションで演じていました。

だいぶ前になりますが、私がベラルーシのお正月映画に出たとき、現場で彼と一緒になりました。
私が「『ART』や『笑いの大学』いつも見ています」と言うと、とても嬉しそうに「本当? 日本人に『笑いの大学』を見てもらえるのはうれしいな」と言ってくれました。
私の出演シーンは「帰りたくなーい! おお、ベラルーシよ!」と泣きながら叫ぶという場面(←撮影3時間、出演時間10秒)だったのですが、彼は「今のよかったよ!」「こうしたほうがいいよ」とずっと話しかけてくれました。
ご一緒したのは一回だけですが、心に残る思い出です。

彼の「ART」、もう一度見たいです。
でも、それはもうかないません。
あの血管が切れそうなハイテンション演技、一世一代の芸でした。

そもそも「ART」自体がもう見られないだろうと思っていたら、劇場のポスターに「ART」の名前を見つけてびっくり!
すぐにチケットを買ったのです。

3人の俳優のうち、一人だけ変わるのかと思っていたら、全員入れ替えになっていました。
特に、イヴァン役のヴィクトル・マナーエフさんの名人芸が見たかったのですが・・・

見に行った感想は・・・非常に残念なものでした。
イヴァン役をやったのは私とベロニカちゃん、共通の友人。
彼は若手の中では最高の俳優ですが、イヴァンのような意志薄弱な人間を演じるのには向いていません。
彼はカリスマ性が半端ないのです。
どんなに精神的に弱っちい役をやっても、どうしても彼の俳優としての強さが前面に出てしまいます。

他の二人もいただけませんでした。
まだこなれていない印象も受けましたし、完全にミスキャストだなあと思う瞬間もたくさんありました。
体形も年齢も俳優としての癖も、全てが合っていないのです。

演出には腹が立ちました。
かつての演出家と同じ人なのですが、イヴァンの超ハイスピード長台詞で、パンツになるまで服を脱ぎ、また服を着るという演出に何の意味があるのか、私は強く問いただしたいです。
あんな天才的な演出ができる人なのに・・・

劇が終わって、私は泣きそうになりました。
かつての「ART」を思い出しながら。



さあ、ここまでは前置きです(←長すぎるだろ!)

もう紅白歌合戦は終っていますよね。
紅白といえば・・・
小林幸子!!!
大みそかの風物詩といっても過言ではありません。

実は、うちの教室の学生にそっくりな学生がいるのです!
FBで写真を公開したところ、ほとんどの人から「似ている!」または「(部分的に)似ている!」という反応が返ってきました。

imageどうですか? 似ていると思いませんか?(←本人の承諾を得て写真を公開しています)

彼女の名前はジアナちゃん。
9月から日本語を始めたばかりの初心者です。

小林幸子の写真を見せたら、本人も「ちょっと似てるかも・・・」。
周りの学生たちも「どこか似ているところがあるかも」。
私の目には激似なんですが、皆さんいかがですか?
紅白の豪華な衣装を着たら、本人と区別がつかないかも・・・

彼女に「小林幸子は日本でとても有名な歌手なんだよ」と言うと、「うれしいです! 私も歌を歌っているので」。
ジャンルはポップパンク。
私が「着物を着て、演歌を歌ってみたら?」と言ったら、「歌ってみたいです!」。

ベラルーシ初の演歌歌手、誕生か!? 
そうなったら、私がプロデューサーになろう!!!


すでにお正月が来たみなさん!
あけましておめでとうございます!!!

まだのみなさん!
よいお年を!!!

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2009年10月28日

おはようございます。
まだ寝ぼけているはぐれミーシャです。

昨日の夜もブログの更新をしませんでした。
最近、朝の更新が多くなっているなあ。

昨日は休みだったのですが、全然休めませんでした。
朝はベラルーシ語の勉強。
ちょっと体が重かったのですが、何とか切り抜けました。

それから、町を駆け回り買い物。
ベラルーシ語の辞書が欲しかったんですよ。
ロシア語→ベラルーシ語の辞書はあるのですが、ベラルーシ語→ロシア語の辞書はまともなのが全然なくて。
あっても、三巻本の三巻目しかなかったり。
散々探しましたが、結局ダメ。
辞書がないのは厳しいなあ。
勉強しにくし。

通訳会社に行ったり、インターネットカードを買ったりしたので、うちにたどり着いたのは15時過ぎ。

それから、1時間半ほど仮眠。
そして、劇場へ。
ベロニカちゃんが体調不良で、学生のビーチャ君と行くことに。

行ったのは「ベラルーシ・ドラマ劇場」。
純粋にベラルーシ語だけで上演する劇場です。
出し物は「Адвечная песня」。
日本語に訳すと「永遠の歌」。
作者はベラルーシを代表する作家、ヤンカ・クパーラです。

うちの大学の同僚がすごく勧めてくれたんです。
うちの大学を卒業した学生と一緒に見たそうで、ものすごく感動したのだとか。
そして、その学生はすでに7回も見たんですって。

劇そのものはベラルーシではクラシックなスタイル。
というか、昔は新しかったという感じの作りです。
そういうのって、ハズレもあったりするのですが、今回のはかなりアタリ。
なかなかいい劇でした。

ただ内容が理解できないところがあったのが残念。
私のベラルーシ語力では、ヤンカ・クパーラのような作家の言葉はすぐには理解できません。
それに、ほとんどの台詞が歌だったんですよ。
今、インターネットで劇のことを調べてみたら、「ロックオペラ」と書いてありました。

歌になると、外国語って聞き取れないですよね。
私の場合、ロシア語の歌なんかテキストが理解できないことが多いですもん。

これって、外国語に限らず、母国語でも同じことかも。
日本語のオペラなんかだと、思いっきり歌っているときなんか、何を歌っているかわからなかったりするでしょうし。
一緒に行ったビーチャ君も「半分は理解できませんでした」。
ベラルーシ人がこんな調子なのですから、私が理解できないのも当然といえば当然。

ベラルーシ人に言わせると、「ベラルーシ語なんてロシア語とほとんど同じなんだから簡単じゃん」。
そんなこと、全然ないんですよ。
確かにかなり似てはいますけど、同じとは言えないですね。
実際、ロシア人にベラルーシ語を聞かせても、全く理解できないらしいですよ。

昨日の劇で一つ残念なことが。
それは後ろの観客がうるさかったこと。
子供たちが座っていたのですが、ずっとおしゃべり。
私の隣に座っていた女性が「静かに!」と言ったのですが、劇の最後ではまたうるさくなって。
私もかなり我慢しました。
ベラルーシの劇場には、中学生や小学生が先生と一緒に来たりするのですが、静かに見ない子供もかなり多いんですよ。
すっごい迷惑。

ああ、もっとベラルーシ語を勉強しなきゃ!

akiravich at 17:55コメント(2)トラックバック(0) 

2009年03月28日

今日は非常にいい気分でブログを書いています。
というのも、今日はベラルーシ国立大学の学生の演劇を見てきたからです。

感想を簡単に言えば・・・もう最高!
久しぶりにいい劇を見ました。

実はその劇に出演していたのが、アニメグループで日本語を勉強している学生なんですよ。
それはサーシャ君。
彼はかなり独特のキャラクターで、私の大好きな学生の一人なんです。
日本語はいまいちだけど、彼のジョークは彼のセンス爆発。
彼がいないと、アニメグループの雰囲気全部が変わってしまう感じです。

今日の劇は「15分でハムレット」。
「ハムレット」と言ってもシェークスピアではなく、作者はチェコ出身でイギリスの劇作家トム・ストッパード。
サーシャ君が「ものすごくおもしろいですよ!」と言っていたので、その言葉を信じたのですが、これが本当に面白かった!
劇の最初は全く意味不明の言葉の羅列で構成されているんです。
それからハムレットに突入していくのですが、原作を踏襲しつつも、言葉はかなり違っていて。

そのまま、最後まで行くんですが、最後のカーテンコールで、俳優の一人が「アンコール」と書かれた紙を掲げるんですね。
そこから、ビデオの早送りのような「ハムレット」が始まるんです。
それが最高におかしくて!

演出が素晴らしかった!
学生たちのマリオネットのような動きや俳優同士のアンサンブルは素晴らしかったです。
まあ、演出したのは学生じゃなくて、プロフェッショナルな演出家なんですけどね。

とにかく、学生のエネルギーが爆発した劇でした。
やっぱり、学生の劇はこうじゃなくちゃ!

日本でも昔の小劇場運動は学生劇団から始まったところが多いですよね。
鈴木○志とか、鴻○尚司とか。
数え上げたらキリがないほど、学生劇団から始まったウェーブは大きいですね。

ベラルーシで初めて「学生らしい」ものを見ました。
ベラルーシでは日本みたいに学生のサークル活動とか、そんなに盛んじゃないんですよ。
みんなチャラい感じですからね。

ベラルーシでもこういう劇が増えないといけません!
ベラルーシにはいい劇場がありますが、全体的に伝統を守るとか、古いスタイルのままとか、とにかく進歩的な劇というのは非常に少ないんですよ。
日本の学生演劇が起こしたようなうねりをベラルーシの学生たちにも起こしてほしいです!

ちょっとがっかりだったのは、うちの大学の学生がドタキャンしたり、すっぱかしたりしたこと。
学生に「見に行きたいですか?」と聞いたら、「行く」と答えたのは9人。
そのうち来たのは5人。
二人はドタキャン、二人は来ませんでした。
9枚のチケットを購入したオレはどうなるのよ!?
ドタキャンした学生に関しては、代わりに行く学生を見つけられましたが、2枚のチケットが無駄になってしまいました。
実は今日の劇は超満員で、入れなかった人もいるようなんです。
会場を包んでいた熱気もベラルーシでは見られないものでした。
来なかった学生はかなり損をしたと思います。

劇を見終わった後の学生たちはみんな大喜び!
私たちの劇もがんばらなくちゃ!

私と一年生の学生たちがやろうとしている劇は、今はまだ戯曲を読んでいる段階。
そこから、声を出して読ませて、その後に演技もつけて、と気の遠くなるような作業が待ち構えています。

全ては学生次第。
みんなには弾けてもらいたいですね。

今日は休みます。
かなり疲れがたまっているので・・・

akiravich at 06:07コメント(0)トラックバック(0) 

2009年03月14日

おはようございます。
昨日の夜はぐっすり寝てしまって、ブログが書けませんでした。
今、朝の7時20分です。
眠いです。
今日は授業が7コマ。
恐ろしい・・・

昨日は久しぶりにバレエを見に行きました!
劇場に行くこと自体久しぶり。
以前は一週間に2、3回は行っていたのに。

P3132178バレエの会場はミンスクの中心、10月広場にある「共和国宮殿」です。
「宮殿」というだけあって、そのスケールはかなりのもの。
とにかく大きいです。

ミンスクには「オペラ・バレエ劇場」があるのですが、ずっと改装工事をやっていて、その間はこの共和国宮殿で公演を続けていたのです。
最近、改修工事が終わり、改修後のお披露目公演もあったのですが、完全に作業が終わっているわけではなく、一部の公演はまだ共和国宮殿で行われているんです。
そして、しばらくしたら、まだ完成していない部分を完成させるために、もう一度クローズするのだそうです。
だったら、最初から完全に完成させればいいのに。

P3132179写真が暗いですが、中はこんな感じ。
大理石の豪華な作りです。
中には観葉植物がディスプレイされているコーナーがあって、休憩時間などにブラブラするには最適です。

出し物は「眠れる森の美女」でした。
これが思ったより面白かったんですよ。
私、バレエには全く詳しくないんですが、みんな頑張っていたと思います(←なんちゅうコメントやねん)。
主役の姫はいまいちでしたが、妖精たちが良かったです。
私、ベラルーシのバレエは舞台美術が気に食わないことが多かったんですけど、昨日のは非常に素直な装置で良かったと思います。

ちなみに、チケットはベロニカちゃんのお父さんから招待券をもらっていきました。
ベロニカパパは今、オペラ・バレエ劇場で働いているんです。
ボイラーの管理だったと思います。
なので、無料招待券が手に入れられるんですね。
だから、席が一階の一番後ろでも文句は言えません。

しかーし!
他の事で文句は言わせてもらいますよ。

ベラルーシの劇場のマナーの悪さ!
いつもひどいのですが、昨日はあまりにもひどく吐き気がするほどでした。
如何に悪いかを順番にあげてみたいと思います。

1.おしゃべり
これはとにかくひどい。
昨日は前に小学生の男の子4人が座っていて、まあひどかった。
うちのベロニカちゃんも私も二人して「静かにしろ!」と注意しました。
注意して静かになる子もいれば、そのままの子もいたりして。
周りの大人が注意しないのが不思議。
劇場側の人が注意してました。
正直、殺意を抱きましたね。

彼らの近くに保護者がいなかったところを見ると、おそらく学校のクラスみんなで来たものと思われます。
よくあるんですよ。
日本でも学校全体で演劇鑑賞をすること、あるでしょう?
ベラルーシではよくやるんですよね。
劇場側としては、そうやってでもチケットを売りさばかないと生きていけないのでしょうが、観客の私たちにとってはものすごい迷惑。

それは俳優にとっても迷惑なようです。
私の知り合いの女優さんが言っていたのですが、舞台で演技をしているときも、客席の子供が騒いでいるのを見ると、やる気をなくすそうです。
一度、本気で舞台を投げ出そうとしたことがあり、一緒に舞台上にいた俳優に「もうすぐ終わりだから、もうちょっと我慢しようよ」と止められたことがあったそうです。

うるさいのは子供だけではありません。
大人も平気でしゃべります。
だから、子供もしゃべるんでしょうけど。

よくいるのは、「解説者タイプ」。
大体はおばちゃんです。
昨日も「あれが王子様よ」とか、「ほら、お姫様が出てきた」とか、隣のおばちゃんがうるさくてうるさくて。
そんなの見たらわかるっちゅうねん!!!

あと、「予想屋タイプ」もいますね。
劇を見ながら、「たぶんね、あの二人は結婚できないと思うよ」とか、「いや、これは絶対にハッピーエンドね」とか。
そんなの声に出して言うなよ!
うちでメロドラマ見てるんじゃないんだから!


2.携帯電話
ベラルーシでもよく開演前に「携帯電話の電源をお切りください」というアナウンスが入るんですよ。
でも、全然切らない人もかなりいます。
昨日はバレエでオーケストラがジャガジャガなっていたりすると、携帯電話の音もそれほど聞こえてきませんでしたが、演劇とかだと最悪。
一番いい場面で着信音なんかが鳴ったりしますから。

着信音だけならまだ許せる、いや、全く許せないのですが、中には話し始める人もいます。
日本だったら信じられないですよね。
ベラルーシでは結構いるんです。
小声で「今、劇場にいるから、話できないんだけど」とか。
どんなに小声でも結構聞こえてしまうんですよね。

3.劇の最中に帰る人
これは俳優やダンサーに失礼だと思うんですけど。
「眠れる森の美女」は長いからかもしれませんが、昨日も途中で帰っていく人が続出。
曲の合間とかにそそくさと出て行けばいいのに、曲の最中に立ち上がっていく神経は理解できません。

4.写真撮影
これもかなり多いです。
演劇よりもバレエのほうが多いですね。
もちろん、ベラルーシの劇場でも写真撮影は禁止なんですよ。
でも、みんなバシバシ撮りまくっています。
舞台上の人たちも集中できなくなること、あるんじゃないですかね。

5.食べる人、飲む人
これは昨日はいませんでしたが、時々います。
劇の最中とかに、チョコレートの銀紙を開けるガサゴソという音が響き渡るんです。
本当に迷惑です。
日本って、客席内は飲食禁止ですよね?
ベラルーシでは何も言いませんね。

とにかく。
昨日のバレエでは観客のマナーに閉口。
あまりにもひどかったです。
日本が如何にお行儀のいい国なのかがわかります。

これからはバレエも積極的に見ていこう!
今度はちゃんとチケットを買わなくちゃ。
でも、結構高いんですよね。
以前は25000ルーブルで買ったのを憶えています。
25000ルーブルって、今のレートだと900円ぐらい。
あ、そんなに高くないか。
でも、今の安月給の身には応えます・・・

P3142192P3142194今日のおまけ写真。
昨日、バレエの後で、スーパーに買い物に行ったんです。
燻製の魚を買ってみました。
ロシア語で言うとставрида。
辞書を見ると「マアジに近い種」。
アジだと思っていいんですかね。

うちに帰って食べたんですけど、これが最高においしかった!
身が厚くて、食べ応えもあり。
うちのベロニカちゃんは秋刀魚の燻製のほうがお気に入りのようですが。

今日もまた仕事が多いなあ。
昨日みたいに芸術に触れると、エネルギーも湧いてきますよ。
頑張るぞ!

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2009年01月31日

今日は私にとっては緊張の一日。
というのも、今日から大学の一年生との日本語劇プロジェクトをスタートさせたのです!

このブログをずっと読んでくださっている方は御存知かもしれませんが、去年も学生たちと劇をやろうとして失敗しています。
その原因は心が一つにならなかったことだと思います。
日本人がサークル活動や部活でやるような「団結」という意識はこちらの学生には薄いような気がするのです。
今年もポイントはそこになってくると思います。

今日は学生10人のうち8人がうちに来て、テキストをみんなで読みました。
読みました、というか、私が内容を細かく説明したのです。
だって、まだ日本語を始めて半年ですからねえ。
そんな簡単には読めませんよ。

私も東京にいたとき、ロシア語で劇を上演する学生劇団に入っていました。
そこでは主役は一年生にさせることが多いんですよ。

私の中では日本語の勉強という意識はないんですよ。
もちろん、日本語の実力アップにはつながるのですが、それだけじゃない、もっと人生の根幹に関わるようなことをしたいのです。
そうしようと思ってするわけではないのですが、一つのことを思いっきりやることに意義があると思っています。

そういう熱さ、ベラルーシの学生にはないよなあ。
私はずっと吹奏楽部に入っていたんですけど、コンクールや定期演奏会の前って、独特の高揚していく感覚があるじゃないですか。
ベラルーシの学生とはそういうのをあまり感じないんですよね。
元々がそういう性格じゃないようなのですが。

今日の集まりはとりあえず成功。
戯曲は私が自分で選んだもので、学生たちが興味を持ってくれるかすごく心配だったのですが、問題は全くありませんでした。
みんな「この先がどうなるか、すごく読みたいです!」と言ってくれました。

今日の夜は久々に劇場に行きました。

P1302013出し物はゴーゴリの「イヴァン・イヴァノヴィッチとイヴァン・ニキーフォロヴィッチはいかにして口論したか」という長いタイトル。
出演するのは私の大好きな俳優、ヴィクトル・マナーエフとセルゲイ・ジュラヴェリ、演出はベラルーシが誇る天才演出家、ニコライ・ピニーギンです。
期待はMAX!

しかーし!
これは期待はずれも大はずれ!
これほどまでに適当に作られた劇は久しぶりに見ました。
チケット、すごく高いんですよ。
一枚25000ルーブル、日本円で1500円ぐらい。
普通の劇の2倍以上の値段です。
明らかにお金儲けのために作られたという感じが見え見え。

内容も困ったちゃんだったんですが、劇の途中で始まった「お客いじり」。
舞台でお酒を飲むシーンがあったんですけど、俳優がウオッカとピクルスを載せたおぼんを持って、客席へ。
めぼしい客にウオッカを飲ませるというのは、確かに見ていて面白かったんだけど、演劇じゃないよね、これ。

まあ、たまにはこういうこともあるさ。
いつもいい劇に当たるとは限らないしね。

今日はこのブログにタシケントで書いた「はぐれミーシャ」を載せました。
今読むと、自分の行動が非常にエゴイスティックで恥ずかしくなります。
でも、このまま載せていきますよ。
自戒の念をこめて・・・

明日もあさっても、一日7コマの授業。
肉体的にもつかどうか・・・
でも、何とか乗り切ろう!

akiravich at 05:37コメント(0)トラックバック(0) 

2009年01月23日

たった今、マラジェチノという町から帰ってきました。
夜の1時ちょっと前です。

マラジェチノ、ロシア語で書くとМолодечноで「モロデチノ」と書くのでしょうが、ベラルーシ語ではМаладзечнаなんですよ。
ベラルーシ語のマラジェチノの方がいい感じなので、そっちで表記します。

マラジェチノまではミンスクから北西の方向へ車で一時間半ぐらい。
電車で二時間ぐらいのところです。
今、大阪大学に留学しているセルゲイ君の出身地でもあります。
私は去年、一度だけ行ったことがあります。
学校で折り紙を教えるためです(←その時の写真はこちらから)。
あれも冬だったなあ。
すごく寒かったのを覚えています。

なぜまたマラジェチノへ行ったのかというと、劇場に行くため。
先々週、私の知り合いの劇作家、エレーナ・ポポワさんから電話があって。
マラジェチノで彼女が書いた劇をやっているから、一緒に見に行かないかとの誘いを受けたのです。
ポポワさんのことは以前にもちょっと書きました(←こちらを御覧ください)が、私は彼女の戯曲を日本語に翻訳したことがあるのです。
タイトルは「女流詩人の為に夫が必要です」。
「海外戯曲アンソロジー機廚箸いλ椶貌っています。

今回行くのは、私たちだけではなく、演劇評論家やジャーナリストなども一緒です。
マラジェチノの劇場が送迎バスをミンスクまで送ってくれたのでした。
バスの中では特に会話もなし。
だって、初めて会った人たちばっかりだもん。

劇場について、私たち「懐かしい!」。
去年、マラジェチノに来たとき、劇場にも行ったんですよ。
その時の出し物は私が翻訳した「女流詩人の為に夫が必要です」。
ポポワさんが「マラジェチノの劇場の演出は最高よ」と言っていたので、見に行くことにしたのです。
ポポワさんに後で報告すると「あんなところまで、本当に行ったの!?」とびっくりしていました。
日本と違って、ベラルーシは交通の便は悪いし、そんな遠いところまでわざわざ劇を見に行くのは酔狂としか言えないのです。

そのときの「女流詩人〜」、素晴らしい出来で驚きました!
演出もさることながら、俳優たちのレベルが非常に高くて。
私も日本語に訳しましたから、この戯曲のことは隅から隅まで知っています。
これ以上の演出はないだろうと言えるぐらい、素晴らしい舞台でした。

なので、今回もかなり期待をしていました。
そして、その期待は現実のものとなりました!

今回の劇のタイトルは「小さい世界」(Маленькi Свет)。
Светはロシア語では「光」なんですが、ベラルーシ語では「世界」という意味なんだって。
この劇、女性が4人で男が一人。
なかなか、女性の役が多い劇ってないですよね。

この4人の女性のアンサンブルが最高でした!
4人ともすでに40代前後。
みんな、毎年一回みんなで集まるのが伝統になっている。
今年もみんなで、リーダー格のジャンナのうちに集まった。
お互いにお互いをからかったり、軽いケンカをしながらも、女4人はやっぱり友達。

もう一つの伝統。
それはアメリカからの電話。
仲良しグループの一人だった女性、ソーニャはみんなが集まる日に電話をしてくるのが伝統。
でも、今年は電話が来ない・・・

そこにアルトゥールという男性からの電話。
ソーニャからのメッセージを携えて、彼女たちのもとに現れる。
彼は「ソーニャは死んだ」とみんなに伝える・・・

どうですか?
面白そうでしょ?
私とベロニカちゃん、大感激!
最後のシーンが素晴らしかったんです!
まあ、ここでは言えませんが・・・(←だって、万が一、誰かがマラジェチノでこの劇を見たいと言ったら、ネタバレになっちゃうでしょ・・・)

この戯曲、日本語に訳そうかなと考えています。
でも、ちょっと「ソビエト時代のリアリティー」が劇の中の一要素になっているので、そのまま日本語にしても、日本人には理解できないかと。
そのことを劇の後でポポワさんに言うと、「あなたが好きなように作り変えていいわよ」と太っ腹なお言葉。
前に翻訳したときもそうだったなあ。

劇が終わって、みんなで特別室へ。
部屋の中にはサンドイッチがたくさん。
そして、ウオッカもたくさん!
隣に座っている人たちもいったい誰なのかわからない状態で、ちょっとぎこちない空気。
でも、お酒が入るにつれて、だんだん打ち解けて。
途中から、着替えが終わった俳優さんたちが合流。
すごいですよね。
さっきまで舞台に立っていた人たちと一緒にお酒が飲めるんですから!!!

ベラルーシでの飲み会では乾杯の挨拶が付き物。
劇の作者、演出家、批評家などが劇の感想と共に乾杯の挨拶。
すると、ポポワさんの旦那さんが「彼は日本人で、エレーナの戯曲を日本語に翻訳したことがあるんです。アキラ、君の感想をみんなに聞かせてやってくれ」。
私は「ポポワさんの劇には日本的なところがあります。それは観客に『これが私の芸術だ』とか『これが私の考えだ』とか押し付けがましいところがなく、観客が自分の心の中で話を作り上げていくような自由をみんなに与えているところが日本的だと言えます」
そうなんです。
攻撃的なところがなく、非常に柔らかい劇なんですね。
心がポカポカするような。
「私はこの劇場に去年も来ました。そのときも非常に感激したのですが、今日は二度目の感激です。とにかく、みなさん、この劇を持って日本へ公演に行ってください!」
この挨拶は大うけ。
だって、マラジェチノのような小さい地方都市の劇場の人たちにとって、日本公演なんて「夢のまた夢」。
女優さんたちはみんな大喜びで「絶対に行くわ!」。

ここからはみんな大盛り上がり。
私たちの隣に座っていたおじさん、実は詩人で、彼からは自分の詩集をプレゼントされました。
ジャーナリストたちからも日本の演劇についての質問が。

何よりもうれしかったのは、女優さんたちと話しが出来たこと。
ジャンナ役の女優さんエレーナ・ラフマングラヴァさんや、ピスクノヴァ役のイリーナ・カムィシャヴァさんは「あなたのロシア語は素晴らしい!」とべた褒めしてくれて。
いつもは褒められるのはあんまり好きじゃないんですが、今日は素晴らしい女優さんたちに褒められて、素直にうれしかったです!

P1221986そこで記念写真をお願いしました!
右から、アルトゥール役のアレクセイ・カルペツ、オリガ役のイリーナ・クリャぺツカヤ、ピスクノヴァ役のイリーナ・カムィシャヴァ(←めっちゃいい人!)、私、ジャンナ役のエレーナ・ラフマングラヴァ(←マラジェチノの芸術学校で教鞭を取っているそうで、ぜひ学校に来て欲しいと言われました)
みんな「またマラジェチノの劇場に来てください!」。
絶対に行きますよ!

ベラルーシでは各地方の中心都市(←ヴィテプスク、グロドノ、ゴメリ、モギリョフ、ブレスト)には劇場があります。
でも、他の地方都市にはあまりないんですよ。
このマラジェチノの劇場は貴重な存在です。
俳優のレベルもミンスクの劇場に全然負けていません!
彼らの日本公演を実現させてくれる団体や劇場があれば御連絡ください!(←大マジです)

今日は最高の気分!
久しぶりに芸術を味わいました!
こういうことがあるから、ベラルーシ生活はやめられない!

akiravich at 08:46コメント(0)トラックバック(0) 

2009年01月19日

今日は日曜日とは思えないほどの忙しさ。
朝6時40分に起床。
シャワーを浴び、朝ごはんを食べ、家庭教師へ。
生徒の女の子のうちには、地下鉄と路面電車を乗り継いで40分ぐらいかかります。
っていうか、日曜日の朝にすることじゃないよね!?

それから、うちに帰って、11時からはアニメグループの授業。
もう3年目です(←一部の学生は4年目)。
今日のテーマは「受身」。
例えば、「私は誰かに足を踏まれました」とか、「この建物は3年前に建てられました」とか。
これって、ベラルーシの学生はよく間違える文法なんです。

14時に授業が終わって、30分休憩。
14時半から一年目のアニメグループの授業。
今日は先週と違って、ほぼ全員が集まりました。
でも、ちょっとむかつくことがあって。
一人、ちょっと他の学生よりも年齢が上の女性がいるんですが、彼女は去年はほとんど授業に来ていないんですよ。
だから、もう来ないだろうと思ったら、しらっとした顔で現れて、授業を受けてるし。
それでおとなしくしているならいいけど、他の学生に出した質問に答えたり、日本語がわかっているような顔をしたりしているからむかつく!
ベラルーシ人の学生によく見受けられる「勘違い学生」の典型。
イライラが爆発寸前でした。
まあ、他の学生たちは非常に真面目で教えていて気持ちいいんですけどね。

来週からは新しいグループを作るので、このグループの後も授業になります。
18時から21時まで。
日曜日が恐怖の7コマの日になるのです・・・
ヤバイなあ・・・

今日は授業の後、ヤンカ・クパーラ劇場へ行きました。
劇のタイトルは「女たちのタンゴ」(Дамскае Танга)。
まずタイトルからして、危ないとは思ったんですよ。
絶対にこれははずれだと、私もベロニカちゃんもわかっていたのに・・・
基本的にヤンカ・クパーラ劇場の劇は全て見るようにしているので・・・

それにしてもひどい劇でびっくりしました。
正直、内容の説明もしたくないほど。
簡単に言えば、昔ダンサーだった女性がおばあさんになって、もう一人のおばあさんともう一度ステージに立つという陳腐なお話し。
いや、シナリオがひどくても、演出で見せてくれればいいんですよ。
でも、今回は演出も最悪。
劇場の俳優が演出したんですけど、やっぱり演出は演出家のほうがいいですね。
少なくとも、ベラルーシでは俳優が演出して成功した例は見たことがないです。

劇の最中に事件が!
舞台の後ろのほうから煙が出てきたんですよ。
最初はみんな「演出なのかな」と思ったんですけど、臭いが明らかに何かが燃えている臭い。
小ホールのほうだったんで、客席と舞台が段差がなくて、すぐに臭いが客席にも広がり、みんなざわつきだして。
私とベロニカちゃんも「ちょっとこれはヤバイんじゃないの」と言っていたんですけど。
本気で避難しようかと思いましたよ。
実際、帰っちゃった人もいましたから。
主人公の女優さんが重要な独白をしている場面だったんですよ。
かわいそうでしたね。
劇が終わっても劇場側からは何の説明もなし。
これは劇場の支配人(←私の友人のキリチェンコさんです)に問いただそうと思います。

P1182222劇場から帰るとき、10月広場で撮りました。
もうクリスマスもお正月も旧正月も終わっているのに、クリスマスツリーが立っています。
広場がスケートリンクになっているんですけど、その飾りと捉えたほうがいいのでしょうか。
私は電気の無駄遣いだと思うのですが・・・(←かなり危ない発言! みなさん、忘れてください。でも、削除はしないよ!)

P1162184うちに帰ると、もう一つの試練が。
マンションのエレベーターが改修工事中で動かないんですよ。
もう4日ぐらい動いていないですね。
私たちの部屋は9階にあるので、そこまで階段でのぼるんです。
まあ、私は大学でいつも12、13階まで階段でのぼっていますから、9階ぐらいだったら平気ですけどね。
学生たちはかなり辛そうです。
若者のくせに!

うちへ帰って、私はベロニカちゃんの助けを借りて、日本語のテキストをロシア語に翻訳しました。
なかなか大変でしたよ。
今はそれも終わって、もらいもののウイスキーを飲んでいるところです。
超ゴキゲン〜!

P1172216今日のおまけ写真。
これは最近よく飲んでいる「はちみつレモン」。
お湯にレモンとはちみつを入れただけです。
沸騰させないようにしてます。
あんまり熱くすると、栄養まで飛んで行きそうな気がしますからね。
これ、元々、料理にレモンの絞り汁を使ったとき、そのレモンを捨てるのがもったいなくて作ったんですよ。
これが結構おいしくて。
ベロニカちゃんもお気に入り。

P1192229おまけ写真、Part2。
これは最近買ったチョコエッグに入っていたチェブラーシュカ。
かわいいでしょ。
ただ写真を載せてみたかったから、載せました。

明日はまた9時から家庭教師。
それから大学へ行って、打ち合わせ。
そして、うちへ戻って、また家庭教師。
少しずつエンジンかかってきました。
明日もがんばろう!

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2008年12月26日

今日はクリスマスでお休み!
夕方までブラブラ。
たまっていたメールの返事を書いたり、ちょっと腹筋したり(←久しぶり!)、お風呂で一時間ほど本を読んだりと、休みを満喫。
でも、この半年間で溜まった疲れは簡単には取れませんよ。
あっという間に、外は暗くなっていて。

18時に劇場に向けて出発。
18時半過ぎにレーニン広場駅に到着。
地下ショッピングモール「スタリッツア」の中を通って、劇場に行ったんだけど、人が多くてびっくり。
みんなあんまり外に出ないのかと思った。

PC262480今日の劇はオスカー・ワイルド「理想の夫」(ロシア語ではИдеальный Муж)。
私とベロニカちゃんの友人であるオレグ君とルスラン君が出演してました。
結構、よかったんですよ。
第一幕はちょっとリズムが悪くて、ちょっと間延びした感じがありましたが、最後のほうには非常にテンポよく話しが展開していきかなり楽しかったです。

今日行ったゴーリキー記念ロシアドラマ劇場は、ひどい劇が多いんですけど、今日の劇の演出家アルカジー・カッツ(Аркадий Кац)の劇だけはまとも。
他にもモリエールの「病は気から」などもかなり面白いです。
この演出家、ベラルーシ人じゃなくて、モスクワからやってきて演出するんですよ。
この人がロシア劇場の芸術監督になれば、もっといい劇場になるのに・・・

「劇が終わったら一杯飲もう」とオレグ君と約束していたんですが、しばらく待っても彼が出てくる気配はなし。
ベロニカちゃんも「もうきっと帰っちゃったんだよ」と言うので、帰ることに。

PC252475独立広場まで来ると、イルミネーションの洪水。
こりゃあ、「でんこちゃん」が見たら怒るでしかし。
早く発電所を作らなきゃ!(←ちょっと危ない発言かも・・・)

この写真を撮っているとオレグ君から電話が。
「今、どこだ?」
私とベロニカちゃんは劇場に逆戻り。

劇場の前に行くと、オレグ君と一緒に奥さんのナースチャちゃんも。
そこに、オレグ君の知り合い4人が合流。
みんなで軽く飲みに行くことに。
どうして軽くなのかというと、オレグ君、明日の朝は子供向けの劇に出演しないといけないから。

しかし。
オレグ君、「軽く」なるはずがありません。
私たちは手持ちのお金がなかったので、私はビール一杯、ベロニカちゃんはお茶だけで我慢したのですが、オレグ君はウオッカ。
オレグ君とその友人だけでウオッカを一本空けてました。
よく飲むなあ。
明日どうなっても知らないよ・・・

PC262477酔っ払って御満悦のオレグ君。
彼が着ているTシャツは、私とベロニカちゃんが二年前に日本へ行った時に彼に買ってきたおみやげ。
かなり気に入っているようで、このTシャツを着てテレビのクイズ番組に出たりしていました。

私とベロニカちゃんが「来年の夏、日本へ行く」という話をしたら、オレグ君、「俺も一緒に連れて行ってくれ!」。
具体的にいくらかかるのか、しつこく聞いてきました。
横にいる奥さんのナースチャちゃんは「酔っ払ってるんだから、適当に聞いといて」。
オレグ君「日本に行って、何か上演したい」。
うーん、それは難しいなあ。
ベラルーシ演劇を日本で紹介したいのはヤマヤマなんだけどね。
オレグ君一人で劇はできないからなあ。
オレグ君「ストリートパフォーマンスでお金稼いだらどうかな」
労働ビザがないとダメなんじゃない?

結局、私たちは12時の閉店までダラダラと飲むことに。
私とベロニカちゃん、かなりお腹が空いていたので、夜中の0時半から晩ご飯。
そして今、ベロニカちゃんは注文されている服を縫っています。
現在、夜中の2時。
早く寝たいのはヤマヤマなんですが、私もベロニカちゃんも仕事を片付けないと寝られないんです・・・
3時までにはベッドにもぐりこみたいと思っているんですが・・・
どうなることやら・・・

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2008年12月18日

またです。
この劇にやられました。
正直、何も言いたくないし、何も書きたくないのですが、言わないと何が言いたくないのか、書かないと何が書きたくないのか、誰にも伝わらないのも癪なので、言います、書きます。

これはベラルーシ国立ヤンカ・クパーラ劇場で上演されている一人芝居です。
チェーホフの「サハリン島」を劇にしたものです。
演じるのはロマン・パダリャカРоман Падаляка。
そして、もう一人、黒ずくめの服を着た音楽担当の人が動き回ります。

私、一人芝居ってうそくさくて嫌いなんですよ。
声音を変えたり、服を変えたりしても、どこか作っている感じがして、見ている私はどんどん冷めていくんです。

でも、この「サハリン島」はそんなことありません。
どんどん人物が変わっていくのに、いや、変わっていくとか、そういうことではありません。
ああ、俺、何書いているんだ・・・

とにかく。
すごい劇です。

今日は一年生の学生8人と行ったのですが、あまりにもすごい劇なので、心配していたんですよ。
そうしたら、案の定、女の子たちは全員、完全にアウトの状態。
一人は泣いているというか、感極まっている様子。
他の人と話すことを避けるように、全員、「さようなら」と言って、バラバラに帰って行きました。
そりゃあ、あんな劇の後では話もしたくないでしょう。
私も話す気はなかったし。
男3人は割と冷静でした。

私たちがクロークでコートを受け取る列に並んでいると、どこかから「アキラ!」と大きい声が。
声がしたほうを見てみると、俳優のジーマ・ラチコフスキーじゃありませんか。
劇場に併設されているカフェでカメラマンのアルバイトをしていたそうで。
みんな死んだような顔をしている中、私は彼と楽しく話しました。
いや、楽しい顔を無理に作っていました。

スーパーで買い物をして、うちに帰ると、女子学生の一人からショートメールが。
「あの俳優は悪魔です! だって、人間があんな演技をできるはずがありません!」
それぐらい強烈な劇なんです。
本当に。

演劇が好きな人にはぜひ見ていただきたいです。
ベラルーシ語でわかりにくいかとは思いますが、それでも伝わる「真実」がこの劇にはあります。
私もベラルーシ語を100%理解しているわけではありません。
見るのは今回で5回目なんですが、毎回、理解の度合いが高まっていくので飽きないんですよ。
今日は一列目だったというのもあるかとは思いますが、いつにも増してパダリャカの演技はすごすぎました。

明日の朝は1年生の授業。
どんな感想が出てくるのか・・・
次に劇場に連れて行くときは、もうちょっとソフトな劇にしておこう・・・

akiravich at 05:10コメント(0)トラックバック(0) 

2008年12月13日

今日は割と楽な一日でした。
でも、授業以外の仕事がたまってきたなあ・・・
通信教育、翻訳、報告書作成・・・
ああ、早く来い来いお正月!

今日は昨日の出来事について、ちょっと書きたいと思います。
それは一年生の学生たちがしようとしている劇のことです。
この劇は日本語・中国語・韓国語を学ぶ学生たちが一緒にロシア語で劇をしようというものです。
台本を書いたのは一年生の学生の女の子。

昨日の14時半、劇に参加する学生・教師の全員が初めて集まることになりました。
小さい部屋に教師側が4人(←そのうち一人は秘書)、学生はおそらく12人ほどだったと思います。
その雰囲気は最初から雲行きが怪しいものでした。
なんとなく、ですが・・・

最初に話したのは台本を書いた学生。
その学生、正直に言って、私はいい印象を持っていない子でした。
私の学生ではありませんが、非常に不真面目な行動が目に付いていたからです。
そんな学生があんな戯曲を書いたなんて、意外に思いました。

「あんな戯曲」というのは、内容がかなり重くまじめなテーマだからです。
舞台は核戦争後の世界。
人々は核シェルターとなった地下鉄の駅に暮らしている。
地上にいた頃のことを思い出す人々や地上の生活を知らない子どもたち。
その人間模様が描かれています。

しかし、レベルは非常に低いもの。
テーマを言葉のレベルだけでなぞった感じで、深く入り込んではいません。
この前も書きましたが、「愛」を表現するのに「愛」という言葉はいらないと思うんですよね。
「いらない」というと極端ですが、舞台で見せる上ではいらないだろうと思うのです。
他にも、エピソードがどんどん連なっているところが、かなりとっちらかった印象を受けます。

実はこの台本、もともとのアイデアは他の小説から取ってきたもので、学生が自分で考えたものではないんですよ。
それを読んだ感想文のような台本なんです。
つまり、台本としては全く話にならないレベル。

台本を書いた学生は「台本がまだ出来上がっていない」。
教師たちが「もうちょっとこうしたほうがいい」と手直しするように命じていたのです。
大学職員の女性は「これはハッピーエンドじゃダメだと思うのよ。思いっきり暗く終わらないと」と必要以上に干渉。
この女性、自分は最高に頭がよくて、最高にセンスがいいと思い込んでいる人。
彼女の言うとおりに変えたら、その台本を書いた学生のものではなくなってしまいますよ。

台本を書いた学生「まだ先生方に見せられるようなものは何もないので、ある程度、形が出来たらお見せします」。
でも、これってかなり間違ってる。
だって、教師が指導者・演出として何かをするなら、最初から関わっていかないとダメだと思うんですよ。

それでも、教師たちは「読むだけでもいいから、見せて欲しい」と言い続け、学生たちは最初のところの読み合わせを見せてくれました。
みんな、なかなか上手なんですよ。
かなりびっくり。
特に、私の学生のナースチャちゃん。
かなり感情が籠もっていてよかったです。
でも、それだけじゃダメなんだということに気がついていないようで・・・
ナースチャちゃん、子どもの頃から女優になるのが夢だったんだそうです。
じゃあ、何でうちの大学に入ってきたんだろう!?

しばらくして、初老の男性が部屋に入ってきました。
それは近くにある芸術アカデミーの演出学科の学科長。
秘書の女性が知り合いで、助けを求めたのです。
彼は「喜んで手を貸しましょう」と約束。
演出の勉強をしている学生たちに演出させようかというアイデアはかなり面白いと思います。

最後にまた教師からの「説教」。
学生たちもうんざりした様子。
私はほとんど発言できず。
教師たちは「古○さんにぜひ演出をやってもらいたい」と散々言っていたのに、まるで何も言わなかったかのように、その話は全く出ませんでした。

その後、東洋語の教師の部屋に戻ると、教師たち「私たちの助けがいらないのなら、勝手にすればいいんじゃない!?」
かなり怒っていた様子。
私が「この戯曲は演技で表現すべきところまで全て言葉で表現している。これは戯曲とは言えない」と言うと、教師たちみんな、「その通り!」
ついこの前まで「この戯曲はすごい」って、褒めちぎってませんでしたっけ!?

とにかく。
この学生演劇は最初から暗礁に乗り上げてしまったのでした。

今日、学生の一人、Aちゃんに電話をしてみました。
やはり、学生たちは全員、教師たちの言動に異常なまでの圧力を感じ、ショックを受けていたのでした。
だって、教師たちがしていたのは「指導」という名の「ダメだし」ですから。
学生たちの中には教師たちに対する不信感が生まれてしまっているようでした。

みんな、まるで演劇の専門家のように振る舞っているのがおかしいです。
それは学生たちも含めてです。
台本を書いた女の子の言動もかなり間違っていますが、教師たちも「私は学生演劇の経験があるから、何でも知っているのよ」みたいな。
なんで、こんなにかっこつけるんでしょうか・・・

PC132411今までのが前振りです(←長すぎるだろ!)。
私は戯曲を読むのが大好き!
今まで翻訳したもののほとんどは戯曲。
私の夢は自分が翻訳したものをベラルーシ国立ヤンカ・クパーラ劇場で上演してもらうことなんです。
いろいろ読みましたが、私は別役実さんや清水邦夫さんの本が好きです。

そして、もう一つ考えているのが、一年生の学生たちと日本語で劇をすること。
ずっとこの「はぐれミーシャ」を読んでいる方はご存知かと思いますが、私は去年、劇をやろうとして失敗していますからねえ。
リベンジです!

もっとも困るのが戯曲選び。
学生たちに合う劇を選ぶのはかなり難しいんですよ。
木下順二の「夕鶴」にしようかとも思いましたが、一年生は男が3人しかいないんですよね。
登場人物の数は女1、男3で、ちょうどいいんですが、男どもがみんな日本語が上手だったら問題ないんですけどね・・・
結局、女3・男2の劇にしようかと思っています。
作者に上演許可をもらわないとなあ・・・

そういえば、この写真にも写っていますが、サミュエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら」。
この本、なんなんですかね。
一度読み始めて挫折して、二回目に読んだときはかなり感動しました。
本当にわけのわからないところばかりなんだけど、それが妙な余韻になって残っているような。
理解されることを拒否しているというか、理解とかそういう枠を超えちゃっているというか。

今日のブログの内容も、学生の台本に負けず劣らず「とっちらかって」いますね。
すみません・・・

akiravich at 07:47コメント(4)トラックバック(0) 
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