ベラルーシの結婚式

2008年11月17日

今日は15日(土)に行われた、私の友人オレグ君の結婚式をレポートしたいと思います。
私にとって、この前のマーシャちゃんの結婚式とはかなり意味合いが違っています。
というのは、私は介添人という重大な任務を負っていたからです。

11時にオレグ君のうちに集合ということだったので、朝の8時には起きて、準備開始。
シャワーを浴びて、朝ごはんをしっかり食べました。
というのは、結婚式では最初から最後までお酒を飲みっぱなし。
空きっ腹に飲むと一発でやられてしまいます。
介添人としては酔っ払うわけにはいかないのです。

8時45分ぐらいから、私が出演したテレビ番組の1コーナーが放送されました。
思ったよりも短かったかな。
1分半ぐらいでしたが、私が折り紙をしているところや料理をしているところをコンパクトにキレイにまとめていました。
周りの人のリアクションがないんですよね。
知り合いは「またか!」と思ったみたいで。
私のことをテレビの画面で見るのは慣れていますから。

食後に薬を飲む。
それは「炭」。
普通に薬局で売っているものです。
小さい錠剤で、お腹を壊したときやお酒を飲む前など、いろんなときに飲むものです。
結婚式でヘベレケにならないように、念のために飲んでおきました。

オレグ君のうちはチジョフカというミンスクでも危険な地域。
私はその地域に彼女がいたので、行ったことは何度もあります(←周りの人たちは「よく無傷で帰って来れましたね」と言ってました・・・)
ちょっと緊張したんですが、朝でしたから何の問題もなし。

10時40分ぐらいにオレグ君のマンションに着くと、タキシードを着たオレグ君と同じ階の隣人二人が階段の踊り場でタバコをふかしていました。
オレグ君「早いね〜」
自分で「ちょっと早めに来い」って言ってたくせに!

マンションの中に入ると、オレグ君の親戚や御両親が温かく迎えてくれました。
客間には大量の食べ物と酒が!
ベラルーシの結婚式の段取りは、まず花婿が花嫁のところへ迎えに行って、そこからみんなで結婚式場へ行くというものです。
花嫁のところで軽くお祝いするというのが普通。
普通、花嫁のうちで軽食を取るんですけど、花婿のうちでこれほど大量の飲食物は見たことがありません。
しかも、お酒はウオッカとナポレオンしかないし。
まあ、ナポレオンがあるからいいんですけど、ワインとかもうちょっと軽いものはないのだろうかと思っちゃいました。

オレグ君「何にもすることがなくて暇だなあ」
花婿はたいしてすることはないんですよね。
花嫁は化粧したり、ウエディングドレスを着たりとなかなか大変ですけどね。

結局、オレグ君のうちでのお祝いが始まったのが12時過ぎ。
みんな食べる食べる。
そして、みんなおしゃべり好き。
かなり言葉は汚かったですが、かなりおかしかった。
その場には12人ぐらいいたのですが、食べ物も飲み物も多すぎるほどで、誰かが「結婚式、ここでやればいいじゃん!」
それにはみんな「賛成!」「もうどこにも行きたくない!」と妙に盛り上がる。

そして、みんなで車に分乗して、花嫁のナースチャちゃんのうちへ。
彼女のうちはアンガールスカヤという地域。
これもミンスクでは超危険地帯と言われているところ。
私もミンスクでいろんなところへ行きましたが、アンガールスカヤは初めてです。

運転手がオレグ君に「どうやって行くの?」と聞いたところ、オレグ君「知らない」
彼は花嫁の住所を知らなかったのです!
たまたま誰かが住所を書いた紙を持っていたから良かったようなものの、みんながオレグ君に「ここで曲がるの?」と聞いても、「覚えてないよ!」
ナースチャちゃんのうちには2回ほどしか行ったことがなく、ほとんど外で会っていたのだそうです。
ナースチャちゃんのマンションがある建物の前に来て初めて「そうそう、ここだった!」などと言っている始末。
先が思いやられるなあ・・・

ナースチャちゃんのマンションの前まで来ると、女の子たちが通せんぼ。
これはベラルーシの伝統なのですが、詳しいことは11月3日の投稿「マーシャちゃんの結婚式2 結婚式場に行くまで」をお読みください。
女性の介添人カーチャちゃんが「あなたがナースチャを愛しているのなら、それを言葉で表現して」と言ったのに答えて、オレグ君「ナースチャ! 愛してる〜!」と大声で叫び、やっと中に入れてもらえたのでした。

そこでも、軽くお祝い。
サンドイッチやオリーブなどをつまみながらシャンパンを。
これが普通ですよ。
オレグ君のうちのは軽食じゃなくて、ただのメシに近いものがありました。
シャンパンもなかったし。

そこから、みんなでザクス(結婚式場)に向けて出発!
新郎・新婦と二人の介添人、それにナースチャちゃんのお母さんはリムジンで移動。
町の中を30分移動するためだけにリムジンを使うなんて、結構お金持ちなのかなあ。
介添人のカーチャちゃんとはあまり話できず。
だって、私だけが日本人で、話の輪の中に入っていけなかったんですよ。
段取りの話をされても良くわかんないし。

到着すると、まず手続き。
それから、花嫁・花婿、別々の控え室に入れられます。
結婚式が始まるまでの時間を静かに待つのです。
部屋の中には私とオレグ君の二人きり。
私が「緊張してる?」と聞くと、「緊張してる」と珍しく素直な答え。
「お前のときは介添人と何を話してたんだ?」と聞かれて、何を話したか思い出せず。
私はかなり落ち着いてましたね。
だって、ベロニカちゃんとは出会ったときから、「この子と結婚するんだなあ」と思っていましたから。

そして、式へ。
まあ、いつものようなやり方ですよ。
ただ今回は介添人ということで、みんなの前で公式な文書にサインをしたんですけどね。

PB152164そのあとは別室に移ってお祝い。
シャンパンを飲んで乾杯です。
結婚式場では酔っ払ったりしないように、シャンパンの持ち込みは2本までという制限があるのだそうで。
ここでウオッカなんか飲んだら、目も当てられないことになりそうですから。

PB152165介添人のカーチャちゃんとの写真。
やはり「ミス・ベラルーシ2008」の決勝まで行っただけのことはあります。
でも、あんまり話さなかったなあ。
私もベロニカちゃんと一緒だったし、カーチャちゃんも恋人というかパトロンと一緒だったし(←そのパトロン、ベラルーシの有名雑誌の編集長。私も面識があるのですが、非常にむかつくエロおやじです)。

そこから披露宴会場のカフェまでは歩いて10分もしないところ。
そこまで写真を撮りながらダラダラと散歩することに。
これが寒かったんですよ。
特に女の子たちはイヴニング・ドレスのような薄い生地のものを着ていたので、とても寒そうでした。
花嫁・花婿が写真を取っている間、他の出席者たちはベンチで酒盛り。
かなりできあがってました。

PB152172カフェはゴーリキー公園の中にあるので、その公園のほうに向かって川沿いの道を歩いていく。
公園内の橋の上で新婚さんたちの間で最近流行っている儀式を。
それは橋の欄干に二人の名前を書いた錠前をかけるというもの。
そして、その鍵を川に投げ込むんです。
二人の愛はその錠前のように固く結ばれたものですよ、という意味のようです。

PB152177これはオレグ君の劇場の同僚たちが考えたもの。
大きい布にスプレーで記念にメッセージを書くというもの。
赤ちゃんの絵はベロニカちゃんが描いたものです。
私は「愛」という漢字を書きました。

PB152181そして、みんなが凍え切った頃、カフェの中へ。
ここでの儀式は11月8日の「マーシャちゃんの結婚式5 パーティー!」に詳しく書いてあります。

さあ、パーティーのスタート!
日本のように席順が決まっていることはあまりなく、普通は一番前に花嫁・花婿、その隣に介添人、その次が両親となっています。
でも、私の隣にはオレグ君の配慮でベロニカちゃんが座りました。
ベロニカちゃんの隣にはナースチャちゃんのおばあちゃん、その次に両親という順番。

PB152185席について、最初に目に付いたのはグラス。
ナースチャちゃんが自分で飾ったんですって。
帰るときにおみやげにもらってきました。
ナースチャちゃん、かなりクールでちょっと冷たい感じの第一印象だったのですが、付き合ってみるとすごく優しい子。
そして、芸術的なセンスがすごくある女の子です。

パーティーの司会はマクシム君。
かなり若いです。
ちょっと経験不足かな、と思わせる場面がかなりありました。
最初に私のところへ来て、「今日は君をこき使わせてもらうよ!」とマイクで宣言。
そうなんです。
私の結婚式での役割は盛り上げ役なんですよ。
みんなも私が何かをするのを期待していたらしく大盛り上がり。

最初の乾杯の挨拶は両親がするのが普通。
オレグ君のお母さん、感激で言葉にならず。

お酒を飲むと、みんなが叫ぶ言葉があります。
それは「ゴーリカ!(Горько!)」。
ベラルーシで結婚した人にはかなりおなじみのフレーズかと思います。
これは直訳すると「苦い」という意味。
これは新婚さんにキスをさせるための言葉。
つまり、お酒が苦いから、二人のキスでこの場を甘くしてくれというもの。
「ゴーリカ!」を率先して叫ぶのも介添人の役目。
私の声、かなり響くらしく、みんなが叫ぶ中でもかなり聞こえるくらい目立っていたらしいです。
だって、一応音楽高校で声楽の時間とかありましたからねえ。
インチキオペラ歌手ぐらいの声はでますよ。

さて、介添人の役目は花婿の世話をすること(←例えば、服の乱れを直してあげるとか、段取りを教えるとか)なんですけど、もう一つ重要なお約束があって。
それは結婚式のパーティーにつきもののゲームに参加すること。
参加することに意義があるのではなく、出席者を楽しませることに意義があるのです。

乾杯が終わり、ひとしきり飲み食いすると、そこからはゲームタイム!
私は参加しなくてもいいように、おとなしく座っていたのですが、そうは問屋が卸さない。
司会者は「はい、そこの介添人! 前に来て!」

ゲームの参加者は5人の男性。
司会者が言った早口言葉を繰り返すという単純なゲーム。
しかし、この早口言葉、意味不明で何を言っているか聞き取りにくいもの。
私の友人で俳優のヴォーヴァ君とサーシャ君も参加していたのですが、さすが本職だけあって、なかなかの出来。
3人の素人は四苦八苦。
私は5人のうち最後だったのですが、聞き取れた言葉を使って、適当に文を作りました。
それがかなりおかしかったらしく、会場は笑いの渦。
「からくりテレビ」のボビーの気持ちがわかりました。

ゲームの勝敗は普通は観客の拍手の大きさで決まります。
もちろん、早口言葉は本職にはかないませんが、優勝したのは一番笑いを取った私。
賞品はクラッカー(←食べるやつじゃなくて、パーティーグッズね)。
席に戻るとみんなが「クラッカー、鳴らせ!」とうるさかったので、思いっきりひもを引いたら、不発。
私が「こりゃ、中国製だ!」と言ったら、会場大爆笑。

そして、また挨拶&飲み食い。
そうしていると、またまたゲームが。
いつの間にか花嫁が前のほうの椅子に座っていたんですよ。
で、司会者が「皆さん、ご覧ください! 花嫁の靴が片方なくなっています! これはどうしたことでしょうか! 介添人の二人! あなたたちがボーっとしているせいですよ! どうしてくれるんですか!」
まあ、これはお遊びですから。
司会者「この罪を償って、靴を取り返すために、介添人の二人にはこれから私が言うことをやってもらいます!」

司会者からの課題というのは、二つの椅子が離れて置いてあって、その間を私が女性の介添人を持って、10回行き来(←つまり、往復5回)するというもの。
しかも、10回とも違う運び方をするんです。
相手の子はモデルさんだから軽いだろうなとは思ってましたけど、まさかお姫様抱っこするとは思いませんでした。
最初がお姫様抱っこで、次がおんぶ。
ベラルーシ人は日本人と違って、スキンシップを嫌がらないので、カーチャちゃんの方から積極的に「手をこっちに回して・・・」とか言ってきて、こちらが照れました。
あとは小脇に抱えたり、手押し車をしたり(←運んでないし)。
一番困ったのが肩車。
モデルを肩車したこと、あります?
私は「ここでホーク・ウオリアーが飛んできたら、ダブルインパクトだなあ」とのんきなことを考えていました。
中西学のようにアルゼンチンバックブリーカーで運べばよかった・・・(←プロレスファンじゃない方にはわからないですかね・・・)
とにかく照れました。
だって、知らない子の体に触れること、ないでしょ?
うちのベロニカちゃんのほうを見たら、爆笑してました。

かなり汗をかいたところで司会者が「最初の試練は終わりました。次の試練カモン!」
え、終わりじゃないの?

PB152190次の課題はダンス。
まあ、ディスコで踊るような感じなら一応出来ますが、司会者の注文は「レスギンカ」。
司会者はグルジアの踊りと言っていましたが、確かアルメニアの踊りなのでは?
クラシックファンにはハチャトゥリヤンのバレエ音楽「ガイーヌ」の中の「レスギンカ」が有名ですよね。
私も仙台に来たモスクワ放送交響楽団とフェドセーエフのコンサートを聴いたとき、アンコールがレスギンカで、ものすごい迫力だったのを覚えています。
「踊れねえよ、そんなの」と思っていたら、俳優たちが「教えるから」
でも、35歳の日本人にそんな激しい踊りは踊れるはずがありません。
写真では見えにくいですが、剣をくわえて踊るものらしいです(←剣がないので、ナイフで代用)。
私が一生懸命踊っていた姿がかなり滑稽だったらしく、またまた会場大爆笑。
有名なコメディアンが「俺は笑われているんじゃない。笑わせているんだ」と言っていたそうですが、私はどっちだったのでしょうか・・・

また飲み食いになり、何人かの挨拶の後で、私の番に。
ベラルーシでは日本のような長いスピーチはしません。
代表ではなく、出席者のほぼ全員がするので、一言だけという感じです。
月並みなことを言うのは嫌だったので、私は「オレグ君の日本的性格」という話をしました。
「これからも芸者のように舞台上でみんなに本当の芸術を見せてください。そして、ピカチューのようにみんなのアイドルでいてください。最後に、侍のようにナースチャちゃんを守ってあげてください」
この挨拶もかなりうけました。
特に俳優たちには「ポケモン」について語ったくだりがかなり受けたらしく、ポケモンコールが起こっていました。

PB152195ゲームは続きます。
これには私は参加しなかったのですが、みんな仮装していろんなバンドの真似をしています。

もう一つ、私が参加させられたゲームが。
これはカードを引いて、そこに書いてあった文字で始まる体の部分を押さえながらダンスをするというもの。
私、ダンスなんかほとんどしたことないんですよ。
しかも、50人ほどの出席者の前ですからね。
前のゲームの流れで、みんな私に期待しているのがわかりましたから、私は燃えました。
私が引いたカードで手を押さえながら踊ったんです。
これがお尻とかだったら、笑いもとりやすかったんだと思いますけど。
でも、手を押さえて「レッドスネークカモ〜ン」の要領で踊りました。
そして、椅子に座らされて、「音楽にあわせて、下半身だけで踊ってください!」
その後は上半身。
これは予想がついたのですが、次は「顔の表情だけで!」
これにはまいりました。
私以外の参加者は全員プロの俳優。
私がかなうはずがないのに、会場人気で私が優勝。
かなり汗だくです。

ゲームの他の時間はディスコタイム。
この時間が私の休憩時間。
ベロニカちゃんもディスコはあまり好きじゃないので、二人でまったりしたり、友人の俳優たちと話したり。

PB152192パーティーの中ごろになって、ようやくケーキカットと出席者からのプレゼント贈呈。
ウエディングケーキは日本みたいに高さを競うことはありません。
今回のケーキはかなり大きかったです。
プレゼントはお金がほとんど。
渡すときにみんな一言マイクでお祝いの言葉を言うのですが、みんなここぞとばかりに飲み食いしてましたね。
私はオレグ君の隣に立って助手。

パーティーも終盤に入ってくると、ディスコタイムが長くなる。
みんな踊りまくり。
どうしてそんなことをするのかというと、たくさん食べた分を踊ることによって消費し、そのあとまた飲み食いするという目的なんですって。
確かに、私もレスギンカなど、ものすごい踊らされたせいか、全く酔っ払いませんでした。
お腹のほうは朝から食べされられ続けたので、かなり満腹でした。

みんなが踊っているとき、なぜかジプシーの女性が登場。
みんなに近づいていって、一人一人トランプ占いをしている。
ちょっとした余興なのかなと思ったら、その女性に司会をバトンタッチ。
出席者を楽しませるトークとゲーム。
そのゲーム一つ一つが長すぎて、私はちょっと閉口してました。

ジプシーの女性が「今から歌のコンクールをします!」
最初にオレグ君が有名なミュージカルの歌を歌いました(←彼は音程は悪いですが、声だけは大きい)。
そして、「介添人のあなた、一曲歌いなさい!」
そこで私が歌ったのがザ・ピーナッツの「恋のバカンス」。
司会者のマクシム君から「結婚式では必ず歌う羽目になるから準備しておいたほうがいいよ」と言われていたんです。
この歌は1960年代のソビエトでもロシア語版がすごくヒットしたのだそうで、ある年代層の人たちはみんな知っている曲。
若い人たちも知っていたみたい。
私、みんなの目には日本人らしく控えめでおとなしい人に見えていたらしいんですよ。
でも、この曲でみんな大喜び。
みんな予想していなかったそうです。
特に花嫁のナースチャちゃんはいつもは超クールなのに、珍しく興奮気味に「すごい! プロと同じだよ!」
私だって、だてに音楽高校を出たわけじゃないですよ!

その後、ダンスコンクール。
女の子が自分が選んだパートナーの男性とともに、与えられたテーマダンスを踊るというもの。
これが疲れた!
10種類ぐらいのダンスをジプシー女性の号令の下に踊ったんです。
最後はみんなヘロヘロになっているのに、「次はロックンロール!」とか、どんどんダンスを続けさせようとするので、みんな閉口。
これには私もクタクタに疲れました。

その後も宴は続き、キャンドルサービスでフィニッシュ。
このカフェに着いたのが17時ですから、パーティーは7時間も続いていたことになります。

その後もダラダラと飲む。
普通だったら、カフェも閉店の時間で追い出されるところですが、そのカフェのオーナーがオレグ君の知り合いらしく、のんびりと披露宴の続き。
そこで、オレグ君が「アキラ、本当はもう一曲歌う予定だったんだろ?」
そこで、10人ほどの残った人たちの前で「100万本のバラ」を披露。
これもバカ受け。
みんな口々に私の歌を絶賛。
そこまで言うなら、ベラルーシでデビューさせてよ、っていうくらいの勢い。

PB162197最後にオレグ君と記念撮影。
彼のほうが9歳下なんですよね。
信じられませんが。
初めて会ったときは、まさかこんなに深い付き合いになるとは思っていませんでした。
私としても、彼の介添人に選ばれたこと、すごくうれしく思っていますよ。

ベロニカちゃんの私に対する評価は「最高!」
「まさかあそこまで弾けるとは思っていなかった」と驚きを隠せない。
普段は見せませんよ、そういうところ。
正直、私も人生であそこまで弾けたことはないかな。
でも、それは難しいことではなく、自分の引き出しの中には常にありましたから。

今日の夕方、オレグ君から電話があって「昨日のお前は最高だった! 昨日でお前はみんなのアイドルになったよ」
他の出席者にも大好評だったそうで。
「みんなのアイドル」というよりは「みんなのおもちゃ」というほうが適切な表現だとは思いますが。
ナースチャちゃんは「昨日の歌! すごかった!」と、またもお褒めの言葉。
日本人が聞いたら、たいしたことないんでしょうけどね。

いやあ、めでたい!
あの二人だったら、大丈夫。
どんなことがあっても、一緒に乗り越えていけるでしょう。
オレグ君、ナースチャちゃん、末永くお幸せに!

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2008年11月15日

今日も仕事仕事。
昨日のこともあって、気分はそんなに良くないですが、気にしないことに決定!
授業数が少なかった割には、結構バタバタ。
夜の授業の準備やメールを書く作業に追われました。

17時半からは5年生の授業。
ここ最近のテーマは「国際関係」。
今はある国と日本の微妙な問題についてのテキストを読んでいます。
テキストの中に「諜報活動」という言葉があって、「スパイの人がするようなことですね」と簡単に説明。
私が「ところで有名なスパイの名前、知ってます?」と聞いてみたところ、学生のクリスチーナちゃん「ジェームス・ボンド!」
そりゃあ、違うでしょ。
私がリヒャルト・ゾルゲの名前を出したら、知っている学生は一人だけ。
その子も名前は聞いたことがあるという程度。
ベラルーシの人に聞いても、知らない人のほうが多いんですよね。
もっと有名なのかと思った。

さて。
明日は私の友人オレグ君の結婚式。
またかよ、っていう感じですが、これは仕方がない。
このオレグ君、ゴーリキー記念ロシアドラマ劇場の俳優。
彼が私とベロニカちゃんを紹介してくれたんですよ。
なので、私たちにとっては恩人なのです。

私は介添人をやります。
これは非常に重要な役割。
結婚式場では花嫁・花婿とともに、公式文書にサインをしなければなりません。
そして、花婿のいろいろな面倒を見たりするのも役目。
結婚式全体の盛り上げ役にもなる必要があります。
マーシャちゃんの結婚式について書いたときにも詳しく御紹介しましたが、ベラルーシの結婚式の披露宴ではいろんなゲームをやるんです。
そういうのにも率先して参加しないといけないんです。
誰かが言っていましたが、「介添人というのは花嫁・花婿を休ませてあげるためにいる」と聞いたことがあります。

それにしても、明日は大変なことになりそう。
乾杯の挨拶をしたり、歌を歌ったりしなければならないんです。
歌は「恋のバカンス」と「百万本のバラ」を日本語で歌うつもり。
「恋のバカンス」はロシア語圏の人ならみんな知っている曲。
60年代に旧ソ連ですごく流行った曲なんですって。
まあ、ちょっと上の年代ならみんな知ってます。
でも、元は日本語の歌だったということは意外と知られていないんです。
「百万本のバラ」は御存知の通り、ロシアの女性歌手アーラ・プガチョワが歌っていた名曲。
これもかなりうけます。
ただ、私はサビの部分しか知らなかったので、急いで歌詞を調べて暗記しているところです。

それに介添人はお酒もかなり飲まされるらしいです。
朝は11時にいろんなイベントがスタートするのですが、最初からお酒が出るのだそうで。
でも、それにいちいち付き合って飲んでいたら、結婚式場までたどり着けなくなってしまいますから、最初はかなりセーブしていかないといけないんです。

PB142135こちらが明日、私と一緒に介添人をするカーチャちゃん。
介添人というのは普通、男と女一人ずつなのです(←本当は既婚者はダメだと聞いたことがあるんですが・・・)。
実はこのカーチャちゃん、「ミス・ベラルーシ2008」の決勝まで残った美人さん。
この写真も「ミス・ベラルーシ2008」のパンフレットを撮ったものです。

PB142136写真をもう一枚。
年齢は20歳。
身長175cm。
私が174cmで、彼女は高いヒールの靴を履くだろうから、私はかなり小さく見えてしまうのではないでしょうか・・・

実は今週の水曜日、花嫁のナースチャちゃんの女友達が集まって、「独身さよならパーティー」があったんですよ。
これをロシア語で「девичник」と言います。
うちのベロニカちゃんもお呼ばれしたんですが、そこでそのカーチャちゃんと初対面。
めちゃめちゃ元気で、おしゃべりな女の子だそうです。
まあ、ツンツンしているのよりはいいですよね。
モデルさんって、すごく冷たい感じがしますからねえ。

そのカーチャちゃん、「私、日本人と結婚するわ! だって、男の介添人は日本人なんでしょ? 楽しみ!」と言っていたんですって。
花嫁のナースチャちゃん「何言ってんの! あなたの目の前に彼の奥さんがいるのよ!」
カーチャちゃんはうちのベロニカちゃんに「あ、ごめん!」と言って、笑っていたそうです。
こわいなあ・・・

結婚式ではゲームなどで介添人同士がキスさせられるのが定番。
でも、今回は司会者の人にお願いして、キスはしなくてもいいようにしてもらいました。
私はベロニカちゃん以外の人とはキスしませんよ!

PB142141「ミス・ベラルーシ」のパンフレットを見ていると、私の好みの子が。
うちのベロニカちゃんも「この子はきれいだね」と言っています。
コンクールをテレビで見ていたときも、私とベロニカちゃんはこの女の子を応援していたのです。
18歳で身長178cmって、何を食べたら、こんなに背が高くなるのでしょう?
ベラルーシにいたら、女性は何を食べてもきれいになりそうな気がしますけどね。

PB142142この子もきれいだなあ。
でも、こういうタイプの美しい人って、モデルとしての美しさですよね。
ただただ「美しい」というだけで、リアリティーのない存在。
私は町を歩いていて見かける「かわいい」子のほうがいいですね。

でも・・・
一番かわいいのはうちのベロニカちゃんです!

明日、何とか乗り切らないと。
肉体的にもハードな一日になりそうです。
がんばります!

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2008年11月08日

今日はベロニカちゃんの妹マーシャちゃんの結婚式レポートの最終回。

16時過ぎに、私たちはみんなでパーティーの会場に向かいました。
これが結構時間がかかるところで。
その代わり、料金が安かったんですけどね。

みんなで到着すると、一つ重要な儀式があります。
それは花嫁と花婿を出迎える儀式。
これはパーティーをする建物に入るときにするものです。
どちらかの両親が大きいパンとウオッカで新婚の二人を迎えます。
これは裕福な生活ができるようにという意味が込められているそうです。
最初に花嫁と花婿は大きいパンを少しちぎって、塩をつけて食べます。
それから、小さいお猪口サイズのグラスに入ったウオッカを飲みます。
そして、そのグラスを左肩のほうから、後ろに放り投げます(←これはいろいろなやり方があるらしく、今回はグラスは放り投げずに呑み残しのウオッカを後ろに向けてえいっとやりました)。
グラスは割れてもかまいません。
これは左肩というのが非常に重要です。
スラブ人の考え方では、右肩には天使が、左肩には悪魔が座っていると考えられており、左肩のほうからグラスを投げて、割るというのは悪魔をやっつけるという意味になるのだそうです。

中に入ると、すでに料理などはセッティング済み。
司会者の男の人も待ち構えています。
こちらでは結婚式の司会者のことをタマダ(тамада)と言います。
日本の結婚式の司会者とはかなり違っています。
ただの司会進行ではなく、みんなを笑わせたり、歌を歌ったり、いろいろとしなければならないのです。

最初にプレゼント贈呈のセレモニー。
出席者は新婚の二人にプレゼントを渡すのです。
普通はお金。
金額はその関係の深さといかに裕福かによります。
電気製品や食器などをプレゼントする場合もあるそうですが、私はそういうのは見たことがありません。

そして、みんな着席。
席順などは決まっている場合もありますが、今回は特に決めていなかったようです。
ただ、新婚さんの隣には必ず介添人が座り、その次には二人の両親が座るというのが慣例のようです。

まず、みんなで乾杯。
最初の乾杯の挨拶は両親のうちの誰かがするのが普通。
日本のようになが〜いスピーチをすることはまずありません。
流れは全て司会者が仕切ります。
乾杯が終わると、司会者が「じゃあ、どうぞ皆さん、飲んで食べてください。また数分後に伺います」と言って、お客はみんなモリモリ食べ始めます。

そして、本当に数分後には司会者が軽妙なトークを展開。
出席者はみんな乾杯の挨拶をするのが普通。
でも、挨拶ばっかり続けるのではなく、ゲームをしたり、ディスコタイムがあったりと、司会者の匙加減で決まります。

ゲームの内容はたわいもないもの。
例えば、動物の鳴きまねをさせて、誰が一番上手だったかを競ったり。
中にはものすごくバカらしいゲームもあります。
今回は割と控えめでしたが、中には非常にエロティックなゲームもあります。
私も通訳として結婚式に参加したとき、ゲームの結果、女の子とキスをさせられたことがあります。

PA312079
これはゲームの一風景。
踊っているのはベロニカちゃんの両親です。
紙のくじを引いて、そこに書いてあるダンスをするというもの。
ジプシー風ダンス、ランバダ(←懐かしい!)などと書いてあるのを、大人が真面目に踊ろうとするから面白くて、みんな大笑い。

重要なのはディスコタイム!
なんでみんな踊るのが好きなんでしょう?
ベラルーシではどんな田舎に行ってもディスコがあります。
他に娯楽がない、と言っても過言ではないほど、ディスコに行くのが普通。
なので、みんな踊りなれているんです。

PA312054
その日の最初のダンスは新婚さんに踊らせます。
つまり、「結婚後の初ダンス」というわけです。
最初は二人で踊っていたのですが、音楽の2コーラス目からはみんなで囲んでバックダンサー。

食べたり飲んだりする間にゲームやディスコタイムが入るのですが、これは踊ってカロリーを消費して、またたくさん食べるためとも言われています。

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これは今回の司会者が作ったもの。
ウオッカとシャンパンのラベルがオリジナル。
写真は新婚の二人の子供時代の写真。
ちょっとしたシャレですね。

食べて飲んで、踊ってゲームして。
それが延々と続くのです。
私は何かがある度にビデオカメラを持って飛び回っていたため、あんまり飲み食いできず。
でも、むしろそのほうが良かったかも。
だって、座っていたら周りの人たちから酒を勧められるので、全部に付き合っていたら体が持ちません。

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マーシャちゃん、ポーズを決めてくれました。
何のポーズかは不明。

PA312071
マーシャちゃん、おイタが過ぎますよ・・・

宴はその後もエンドレスで盛り上がる。
会場に着いたのが17時ぐらいですから、遅くとも9時までには終わるかと思ったら、11時まで続くとのこと。
次の日の仕事、16時半からで良かった・・・

PA312074
これはベロニカちゃんとベロニカちゃんのお父さん。
似てます?
ベロニカちゃんは性格も見た目もお母さん似で、マーシャちゃんはお父さん似です。
お父さんも気分よく酔っ払っています。

さて、もう一つの重要な儀式。
ブーケを投げるというものです。
これは日本でもやりますよね?
花嫁がブーケを後ろに投げて、それをキャッチした人が次に結婚すると言われているものです。
これもいろんなパターンがあって、私とベロニカちゃんの場合は結婚式場でセレモニーをした後で、その場で投げました。
でも、私の知っている限りでは結婚式後のパーティーですることが多いようです。

PA312096PA312097
そして、もう一つ投げるものがあります。
それは花嫁が太ももにつけているレースのバンドです。
これは花婿が手を使わずに、口でとらなければなりません。
そして、そのバンドを花婿が後ろ向きに投げます。
それをキャッチした男性は、近いうちに結婚するというわけです。
どうしてこんな伝統があるのかは不明。
おそらく、ブーケを同じようなことをしようと誰かが考え出したものだと思われます。

PA312076
他の出席者の写真。
今回は花婿のアンドレイ君の友人が多かったですね。
親戚関係が多いと、いろいろとゴタゴタした関係があって、雰囲気も悪くなるものですが、若者が多いと自然と華やいだ雰囲気になります。

そして、もう一つの催し物。
パーティーの最中に花嫁がさらわれることがあります。
司会者が「大変だ! 花嫁がさらわれた!」とみんなを煽り、花婿は花嫁を探しに走り出します。
さらうのは出席者の誰か。
出席者の中に花嫁の居場所を知っている人がいるわけですが、簡単には教えてくれません。
「教えて欲しければ、○○しなさい」などという課題をこなさなければならないのです。
今回はアンドレイ君の介添人、セルゲイ君がみんなの前で腕立て伏せをしてました。
課題をクリアして、花嫁は花婿のところに返されます。
まあ、芝居がかったものですよ。
お遊びの一種ですから。

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ベラルーシでもケーキカットはやりますよ。
この豪華なケーキ、作ったのは二枚目の写真の右側に写っているイリヤ君。
ミンスクで人気のあるケーキ屋さん「サロトキ・ファリヴァラク」で働いているんですって。
納得!

結婚式が終わったのは23時過ぎ。
料理がかなり残ったので、それを全て容器に入れてお持ち帰り(←これ、鉄則)。

結構、時間が長かったので疲れましたが、楽しい時間でした。
司会者もなかなかツボを心得ていて、みんなを飽きさせませんでした(←司会者の中にはひどいのもいます)。
何よりもみんなが新婚の二人を祝福する空気に満ち溢れていたのが、何よりも大事なこと。
本当に良かった!

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マーシャちゃん、まだまだ子供だと思っていたのに(←この結婚式の時点で21歳。11月3日に22歳になりました)。
これからも、いろいろあるとは思うけど、彼女なら大丈夫だと思います。
マーシャちゃん、芯が強い子なんですよね。

若い二人の将来に幸あれ!

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2008年11月05日

今日も昨日の続きで、ベロニカちゃんの妹マーシャちゃんの結婚式をレポートします。
今日の写真はビデオの映像を撮ったものなので、あまりきれいじゃありませんが、お許しください。

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ザクスを出るときはライスシャワー。
これって、なんでお米なんですかね。
家庭が裕福になるようにという意味を込めているらしいです。
元々、ベラルーシでは小麦をかけていたらしいです。

さて、これからどうするのか?
いろんなパターンが考えられますが、一番スタンダードなのは市内の歴史的な記念碑などを訪れるというもの。
昔は墓地を訪れて、ご先祖様に感謝するという習慣があったのだそうですが、今はその習慣がちょっと形を変えたというわけです。
最近は日本で言うところのジミ婚も流行っているようで、ザクスで結婚式をして、それで終わりとか、友達とカフェへ行って終わりとかいうカップルも増えているようです。

マーシャちゃんとアンドレイ君はスタンダードなほうのパターン。
でも、その移動手段が全くスタンダードじゃない。
普通は風船などで飾り立てた車で移動するのですが、彼らが思いついたのは地下鉄での移動。
ウエディングドレスで地下鉄に乗る人、見たことあります!?

PB012126
で、本当に来ちゃいました!
他の出席者たちは車で移動して、新婚の二人と私とベロニカちゃんは地下鉄で。
地下鉄の駅に行く途中もみんなに見られていたのに、駅の構内ともなるともっとみんなの注目を集めてました。
改札口を通るとき、駅員のおばちゃんが私に向かって「駅の構内は撮影禁止よ!」と叫んでましたが、私は「今、スイッチ切るから!」と言って、スイッチを切らず撮り続け。

PB012127PB012128
地下鉄の中でも楽しそうなマーシャちゃん。
周りの人も見てみぬフリというか、あんまりじっと見るのも悪いという感じでしょうか、チラ見を繰り返していました。
結構込んでいたんですよね。
プーシキンスカヤ駅からニャミーガ駅まで3駅の移動。

PB012129
ニャミーガ駅に到着。
それにしても、地下鉄で移動なんて、私でさえ考え付かないアイデア。
私たちの結婚式もベラルーシのスタンダードをかなり外れたものでしたけどね。

そこから、トロエツコエ旧市街区まで徒歩で5分。
そこらじゅうで道路工事をしていて、マーシャちゃんのウエディングドレスが汚れないかどうかヒヤヒヤものでした。

程なくして、トロエツコエ旧市街区に到着(←ここはミンスクでも一番の観光地と言われているところです。正直、たいしたものはないんですが・・・)。
どうしてここに来たのかというと、ここのお土産やさんで新婚さん向けのセレモニーをするため。
マーシャちゃんが「やりたい」って言ってたんだけど、結構高いんで(82ドル)、あきらめていたんですよ。
でも、結婚って一生の記念になるものじゃないですか。
なんで、私からプレゼントしたんです。

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セレモニーは13時半から。
でも、12時40分に着いちゃったので、写真タイム!
いろんなところで写真を撮ろうと思ったのに、カメラの充電が切れそう!

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他の出席者たちと合流して、近くにある「涙の島」へ。
これはアフガニスタンの戦死者を祭る人工の島。
ここも新婚さんが良く訪れるスポットです。

この島に天使の像があるのですが、ここの銅像がちょっとした伝説があって。
この天使の「あそこ」に触ると男の子が生まれて、翼を触ると女の子が生まれると言われているのです。
マーシャちゃんは「あそこ」を触ったのですが、この写真はここではお見せできません・・・

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この島は小さな橋でつながっているのですが、帰り道は花婿が花嫁をお姫様抱っこで運ぶという習慣があります。
マーシャちゃんは軽そうで、アンドレイ君も軽々とクリア。

そして、お土産やさんへ。
私は日本人の通訳をするときに必ずここへ連れて行きます。
なので、お店の人も顔なじみ。
ここは純粋にベラルーシ製のお土産を売っているんですよ。

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店の中に入る前に、ベラルーシ文化についてのいろいろな説明。
中に入ってからも、いろいろとベラルーシの結婚に関する伝統について、お店の人が説明してくれます。
これが結構楽しいんです。

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そして、この店でのメインイベント。
目の前で陶芸家がろくろを引いて、壺を作ってくれるんです。
そのできたばかりの壺に自分たちで記念の言葉を書くことができるという非常に楽しいセレモニーなのです。
これは別にベラルーシの伝統というわけではありません。
このお店が考え出したものでしょう。
でも、これが今、結構人気があって、予約も多いようです。

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出来上がったばかりで、柔らかい状態の壺に文字を刻んでいきます。
二人は「アンドレイ+マーシャ=愛」と書いていました。
う〜ん、若いっていいなあ!

この壺は一ヶ月乾燥させて、それから2回焼きを入れるそうです。
その過程で割れてしまうことがあるそうなんですが、そうならないといいなあ。

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みんなで記念撮影!
みんな、この壺のセレモニーのことを知らなかったらしく、みんな「面白かった!」と口々に言っていました。
私もベロニカちゃんとやっておけばよかった!
ベロニカちゃんは「今からでも遅くないんじゃない?」と言っていましたが・・・

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最後にこのお店からのプレゼント(←プレゼントと言ってましたが、おそらく料金に含まれているもの)。
麦わらで作った帽子。
麦藁細工もベラルーシ伝統のものです。

ここから、ベロニカちゃんの実家の近くの教会へ向かいました。
そこには泉が湧き出ていて、そこも新婚さんが訪れるスポット。
そこでマーシャちゃんの洗礼母・洗礼父、要するにゴッドマザーとゴッドファーザーを車で拾って、披露宴会場に向かうことになっていたのです。

この続きはまた明日!

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2008年11月04日

今日も昨日の続きで、うちの奥さん、ベロニカちゃんの妹マーシャちゃんの結婚式をレポートします。

ベロニカちゃんの実家でのゲームが終わり、ようやく結婚式場のザクスへ。
前にも書きましたが、ザクスというのは市の戸籍登録課のこと。
日本では婚姻届を提出するだけで結婚したことになりますが、ベラルーシではこのザクスで市の役人を前に宣誓書にサインをして、めでたく結婚となるわけです。

うちからザクスまでは近いのですが、いつも渋滞している道。
花婿がマーシャちゃんを迎えに来るのがかなり遅かったので、大急ぎ。
4、5台の車に分乗して出発です。
花嫁と花婿は必ず別々の車に乗ります(←どうしてなんだろう・・・)。

渋滞もなく、スムーズにザクスへ。
しかし、花婿が乗っている車がザクスを通り過ぎて、どこかに行っちゃった。
その車を運転していたおばさん、出席者の誰かの親戚らしいんですが、かなりボケていて、進入禁止のところに平気で入っていったり、道を間違えたりとさんざんだったのです。
それでも、花婿も5分遅れで何とか到着。

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さあ、ザクスに入りましょう!

ザクスの中に入ると、そこには結婚式を終えたばかりのカップルがいました。
夏だけじゃなくて、ベラルーシでは結婚式が多くて、すぐに式を挙げられないケースもあるとは聞いていましたが、確かに多いようです。
すぐに受付の手続き開始。
本当なら20分前ぐらいには着いていないといけないんですが、私たちはギリギリ。

手続きが終わったら、花嫁、花婿、別々の控え室へ。
そこで式場に呼ばれるのを待つのです。
花嫁と女の子たちはその間、化粧を直したりします。

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化粧も直して準備OK。
あんまり緊張していないようでリラックスムード。

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女の子みんなで、記念写真。
右側にいる二人の女の子はベロニカちゃんとマーシャちゃんのいとこです。
似てますよね。
他の子はマーシャちゃんの友達です。

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さあ、結婚式です!
どこのザクスでも同じような作りなのですが、前面に必ずベラルーシの紋章が掲げてあります。
写真には写っていませんが、二人の前にはザクスの職員(←つまり、市の役人)がいて、その人の進行で式が行われます。
よくある「あなたはこの○○を夫とすることを誓いますか?」という感じの質問に答えたりします。
要は「はい」と答えていれば、問題はない質問なんですが。(←ロシア語が分からない日本人が結婚するとき、花嫁が日本人に「『ダー!(はい)』って言っておけば大丈夫だから」と説明しているのを聞いたことがあります)

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そして、サイン。
これが一番重要な儀式。
そして、介添人の二人もサインをして、これで正式に結婚したことになります!

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そして、指輪の交換。
マーシャちゃん、花婿のアンドレイ君に指輪をつけてあげようとして、なかなかはまらなくて苦労していました。
私もベロニカちゃんに指輪をつけるとき、無理やり押し込んだんですけどね。

最後に、その職員の人が「これがあなたたち二人の最初の正式書類です」と言って、「婚姻証明書」を渡してくれます。
これで結婚式は終わり。

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ここからは記念撮影タイム!
またいい写真が手に入ったら、いろいろアップしていきます。
今日はとりあえず、新婚の二人と、介添人の二人です。
女の子の介添人はいとこのナージャちゃん、男の子はアンドレイ君の友達のセルゲイ君です。
この介添人というのは、結婚式当日の世話係というだけでなく、正式な書類にもサインをする重要な役目。
特に女性の介添人はウエディングドレスや車の飾り付けやいろんなことに責任を持つ重要な役割を持っているのです。
男の介添人は、当日バタバタするだけで、前もって何かするということはあまりないようです。

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ひとしきり写真を撮り終えると、その式場の隣の部屋に案内されて、乾杯をします。
そこでは何故か結婚式場でビデオを撮っていた人が仕切ります(←どこでもそうなのかは不明)。
いろんな質問などをして、面白おかしく話を進めてくれます。

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そして、みんなで乾杯!
普通はシャンパンを飲みます。
でも、私とベロニカちゃんのときは日本から持っていった日本酒(義侠)と梅酒を飲みました。

結婚式場でのビデオと写真の撮影はちょっと問題が。
というのは、自分たちで連れて来たカメラマンに式場内で撮影をさせる場合、ザクス側の許可が必要なのです。
プロのカメラマンじゃない場合でも、「ダメだ」と言われるケースがあります。
そして、このビデオ係とカメラマンがものすごく高額の報酬を要求してくることがあるんです。

この日のビデオ係、私たちの結婚式と同じ奴。
こいつがまた最低の奴。
私たちのときは、全ての式が終わったときに彼にお金を払ったんです。
結構高かったんですが、せっかくだからということで払ったんです。
本当は自分たちのビデオカメラで撮りたかったのに、式場側からダメ出し。
お金を払うとき、「これ以上、お金は払わなくていいんですね?」と念を押したんですが、答えは「これで全部です。2週間後に取りに来てください」。
ところが、ベロニカちゃんがビデオを撮りに行くと、「あと15000ルーブル払え」。
「どうして?」と聞くと、「編集作業にもお金がかかるんですよ。わかるでしょ?」
ベロニカちゃんからの電話でそのことを知った私は激怒!
結局、私たちは「そんなビデオはいらない」と言って、受け取りませんでした。
その代わり、ベラルーシのテレビ局が取材してくれたので、その映像がありますから、別にいいかということで。

結局、結婚式場とグルなんですよ。
お金稼ぎですね。
多分、式場側にマージンを払っているんじゃないでしょうか。
これはビデオだけでなく、写真も同じ。
自分たちが連れて来たカメラマンに対しては、すごく渋い顔をします。
私たちのときのカメラマンはひどかったですよ。
何がひどいって、写真の質が。
あれなら、普通のデジタルカメラで撮ったほうが100万倍ましというもの。
今回のカメラマンがどの程度のレベルかはわかりませんが、ちょっと心配です・・・

ビデオ係もカメラマンも結婚式場と癒着しているのがわかります。
ベラルーシで結婚なさる方はそこのところも注意してくださいね。

さて、結婚式場でのセレモニーが終わった後は、披露宴のパーティーになるのですが、その前に町のいろんなところへ行くのが普通。
私たちがどこに行ったかは、また明日ということで・・・

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2008年11月03日

昨日は結婚するまでの準備段階について書きましたが、今日はマーシャちゃんの結婚式について、詳しくレポートしたいと思います。

昨日のレポートにも書きましたが、ベラルーシでは結婚するためには婚姻届を出せばいいというのではなく、ザクスというところで役人の前で書類にサインをする必要があります。
しかし、そのザクスに行くまでに、いろいろとすることがあるのです。

それはヴィクプ(выкуп)というもの。
これは直訳すると「身請け」とか「買収」と辞書にはあります。
別にベラルーシの役人を買収するという意味ではありませんよ。

これは結婚式の当日、ザクスに行く前にするゲームのようなものです。
結婚式の前日、花婿と花嫁は別々のところに泊まります(←まあ、当たり前かな)。
花婿の男友達は花婿の所に集まって、花嫁を迎えに行くんですが、そう簡単には行かない。
花嫁の女友達たちが男たちを通せんぼ。
「花嫁が欲しかったら、自分の愛を照明してみなさい!」と、いろんなクイズやゲームを仕掛けてくるのです。
愛の強さが証明できたら、花嫁のところへ案内してやろう、というわけです。
これは何かの儀式とか、そういうものじゃなくて、伝統的な習慣といったほうがいいでしょう。
ゲームをクリアできなくて、結婚できなかったという話は聞いたことがないので・・・

私がベロニカちゃんの実家に着いたのは朝の10時15分。
私たちが住んでいるところからは結構かかるんですよ。
それに渋滞にはまってしまい、ちょっと遅刻。
でも、着いてみたら、全く準備ができていない。
マーシャちゃんもウエディングドレスを着ていなくて、ベロニカちゃんのヘアスタイルを作っているところでした(←マーシャちゃんはプロの美容師です)。
他の親戚一同も車に飾り付ける風船や、お客さんのための料理の準備でバタバタ。

PA311953
ようやく準備ができたマーシャちゃんです。
「今の気分は?」と聞いてみたところ、「全然、緊張していなかったのに、ドレスを着たら緊張してきた」。
このドレス、うちのベロニカちゃんが作ったんです。
すごいでしょ!(←私の手柄ではないんですが・・・)

10時半に花婿とその仲間たちが到着する予定だったのですが、遅刻。
ザクスで結婚式が始まるのが12時なので、かなりヤバイ。
そのヴィクプには40分ほどかける予定だったんです。
結婚式場まではそんなに遠くないんですけど、途中の道がよく渋滞するので、30分は見ておかないといけません。

花婿たちが到着したのは11時近く。
マンションは9階なのですが、彼らには8階で降りてもらって、すぐにゲーム開始!
司会進行は普通は女性の側の証人(свидетель、女性はсвидетельница。ベラルーシの結婚式では本人のほかに証人のサインも必要なのです)がします。

最初の関門。
「あなたが奥さんのためにしてあげることを挙げなさい。言葉一つにつき、階段を一段上がってもいい」というもの。
花婿のアンドレイ君、「料理」「洗濯」「掃除」などを挙げていきました。
別にその通りじゃなくてもいいんですよ。
ただのゲームですから。

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8階と9階の間の踊り場まで来たとき、次の課題。
壁に花の形に紙が貼ってあって、それぞれの紙に数字が書いてあるんですが、それがマーシャちゃんに関係がある数字なんです。
それが何の数字か当てるというもの。
例えば、「3」だったら、「マーシャちゃんの誕生日は11月3日」と答えればいいわけで(←今日はマーシャちゃんの誕生日。おめでとう!)
そこで「38」という数字があったのですが、アンドレイ君は「体重!」と思いっきり答えて、みんな大爆笑。
いくら痩せていても、38キロということはないです(←答え、失念)。

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クイズは無事に終了。
でも、答えが間違っていたり、司会者が「あなたの愛が感じられない」とかイチャモンをつけてきた場合は、お金を払って「買収」します。
このときは「お金を使って、『マーシャ』という名前を書きなさい」という課題を実行中。
別に金額は関係ないんです。
ゲームですから。

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そして、ようやく9階に到達。
そこでの課題は「あなたが本当に愛しているなら、マーシャちゃんの顔を細かいところまで思い浮かべられるはず。彼女の似顔絵を書きなさい」というもの。
アンドレイ君、絵は苦手らしく「俺をいじめて楽しいのか!?」。
この絵の出来を見たら、愛の深さがわかってもらえると思います(!?)。
いや、本当に深いんですよ。

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司会者が「あなたは全ての課題をクリアしました! 花嫁に会わせましょう!」と言って登場したのは、司会者の恋人、イリヤ君(←男性です。念のため)。
「あれ、この人じゃなかったっけ!?」と冗談を入れる。
まあ、遊びのようなものですからね。

PA311978
そして、ようやくマーシャちゃんのところへ到達。
普通だとこのゲームにたっぷり時間をかけるんですが、今日は時間がないのでスピードアップ。

このヴィクプという習慣はどこから来たのか、私にはわかりません。
ベラルーシでは普通にやるものです。
ちょっと芝居がかっていて、子供っぽいと言えば子供っぽいですかね。
ゲームやクイズの内容はそのときによってまちまちで、カードゲームだったりいろいろなのですが、いずれも簡単なものです。
今まで2回日本人とベラルーシ人の結婚式の通訳をしましたが、そのうちの一人はかなりノリがよく、ベラルーシ人のお客さんにかなりうけていました(←Mさん、元気ですか?)。
ちなみに、私とベロニカちゃんはこのヴィクプをしませんでした。
もっと違う趣向でいろんなことをしたので・・・(←いつか詳しく書きます)。

みんなで居間に移動して、乾杯!(←この写真、ないんですよ。他の出席者から写真をもらったらアップします)。
シャンパン、またはウオッカが普通。
簡単なオープンサンドイッチなどを軽くつまんで。

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すぐにザクスに移動!
マンションがある建物から出るときも、ライスシャワーでお出迎え。
そして、近くにいる子供たちにお菓子を振る舞うのが習慣です。
子供たちも楽しみにしているんですね。
近所の人にウオッカを振る舞うこともありますが、最近はあまり聞きません。
結婚式だと嗅ぎつけたアル中の人たち(←ベラルーシにはかなり多い)が寄ってくることがあり、非常に困るんです。

出発するときはクラクションを鳴らしまくって行きます。
いざ、ザクスに出発!(←続きはまた明日・・・)

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2008年11月02日

今日から数回に分けて、私の奥さんベロニカちゃんの妹、マーシャちゃんの結婚式をレポートしたいと思います。
一度に書くと、かなりの分量になるので。

ベラルーシの結婚式は日本のとは全く違っています。
ベラルーシ人と結婚する日本人は結構多いんですよ。
私も2回、通訳として出席したことがあります。
これから、結婚しようと思っている人、必読です!

日本だと婚姻届を役所に提出したら、結婚したことになりますよね。
そこからして、ベラルーシでは全く違います。
市が運営している、ザクス(ЗАГС。正式名はзапись актов гражданского состояния)という所へ行って、役人の前でサインをするんです。
そこで初めて結婚したことになります。

ザクスというのは、市の戸籍登録を行う部署。
辞書には「出生・結婚・死亡に関する戸籍上の登録を行うところ」とあります。
ベラルーシでベラルーシ人と結婚したいと思ったら、まずザクスに行かなければなりません。
ベラルーシ人は自分が住んでいる地域のザクス(ミンスク市内の各地域にザクスがあるのです)で手続きをするのですがが、結婚するのがベラルーシ人と外国人の場合は、町の中心にある「結婚会館(Дом Бракосочетания)」で手続きをします。

結婚に必要な書類は、私の記憶が確かならば、申請書、パスポートのコピー、戸籍謄本のコピー(自分の国で結婚していないことを証明するため)・・・あとはちょっと覚えていません。
ベラルーシでは手続きの方法や必要書類などはしょっちゅう変わるので、今は私の時とは違っている可能性があります。
日本語の書類はロシア語に翻訳した上で(よく「英語でも大丈夫」だと思って、英語の書類を持ってこられる方がいらっしゃいますが、ベラルーシでは英語はNGです)、公証人役場で認証を受ける必要があります。
ちょっと面倒だということは覚悟しなければなりません。

ザクスは毎日手続きができるわけではなく、時間も限られているので、非常に面倒です。
例えば、昼しか開いていない場合は、仕事を休んで手続きする必要があります。

最初にザクスでするのは結婚式の「予約」。
その手続きにはお金がかかります。
銀行でザクスの口座にお金を入れなければなりません。
私たちのときはそれほど高くなく、7000円程度だったと記憶しています。

しかし、その予約が難しい場合があります。
夏はベラルーシでは結婚シーズン。
7月、8月はザクスも混んでいて、自分たちの希望の日に結婚できないことがあります。
結婚式をするのは、普通は金・土。
平日はしません。
私たちの結婚式は3月31日でしたから、すんなり予約できましたが、夏だとかなり前から予約をしておかないといけないそうです。
夏の結婚式だと、次から次へとザクスに人が押し寄せる感じですからね。

手続きのほかにもいろんな準備をしなければなりません。

まず、結婚式の後の披露宴会場。
これが結婚式で一番お金がかかるところ(←日本でも同じですよね?)。
レストランやカフェを貸しきって行うのが普通です。
これも夏に結婚式をする場合は、かなり早めに予約しておかないといけないところです。
例えば、私の知り合いが8月の初めに結婚するということで、会場を探したのですが、半年以上前からミンスク中のレストラン・カフェが予約で押さえられていて、非常に苦労したということがありました。

その披露宴にかかるお金ですが、これは人によってまちまち。
まあ、当たり前ですが。
レストラン・カフェを貸し切りにする場合、お客一人当たりの金額×人数で料金を計算するのが普通。
マーシャちゃんの場合は、一人35000ルーブル(日本円で約1750円)×24人でしたから、合計約42000円かかりました。
これは人数が少なかったこともありますが、これは破格の安さ。
ミンスク市内から車で20分ほどかかる村のカフェだったので、かなり安く済んだのです。

ミンスク市内の普通の値段は、一人当たり60000ルーブル(約3000円)以上です。
まあ、3000円だったら安いほうでしょうね。
でも、一人3000円だとして、お客が30人いたら、それだけで90000万円。
ベラルーシの平均給料をはるかに越えてしまいます。

でも、お金がある人だったら問題ないんでしょうね。
最近、私の学生が結婚したのですが、彼女の場合はレストランに払ったお金の総額は約70万円!
お客の数も多かったようですし、料理もかなり豪華だったそうです。

ちなみに私とベロニカちゃんのときはミンスク郊外のコテージを借り切って、朝までパーティー。
コテージは二階建ての立派なもので、カラオケ、ジャグジー、寝室が3つと豪華なものでした。
一晩貸し切りで200ドル。
料理は私が全部作りました。
みんなでテーブルをセッティングしたり、食器を洗ったりしたので、なかなか大変でしたが思い出に残る結婚式でした。

レストラン・カフェの料金は料理だけの値段。
サービス料が他にちょっとかかることがあるそうです。
肝心の飲み物は、普通は持ち込み。
アルコール類からジュースまで、全て持ち込みます。
中には最初の乾杯のウオッカだけはお店のものを注文するように要求されることもあるそうですが、あとは全て持ち込み。
結婚式で飲むのは、ウオッカ、コニャック、ワイン、シャンパンが普通。
ビールが出ることは普通はありません。

ウエディングドレスも必要。
レンタルすることが多いようですが、オーダーメイドでやることもあります。
ブライダルサロンなどで注文するとかなりお金がかかりますが、知り合いにドレスを作れる人がいる場合は、少し安くあがります。
ベロニカちゃんが作る場合、デザインにも寄りますが一着200ドル以上(生地代は別)。
それでも、日本で作るよりは安いですよね。
レンタルは一着400ドル以上。
これは高い!
ここでケチって、安いのをレンタルすると、着古されたひどい状態のドレスに当たることがあります。
高いのだと10万円とか、15万円とか。
ちなみに、花婿は結婚式まで花嫁のウエディングドレス姿を見てはいけないことになっています。

結婚指輪もなかなかお金がかかります。
値段はピンキリ。
私とベロニカちゃんの指輪は二人で35000円ぐらい。
私が金が嫌いなので、ホワイトゴールドのリングにしました。
高いのはいくらでも高いのがあるんでしょう。
でも、一般のベラルーシ人には35000円でも高いほうだと思います。

移動する車も必要。
ベラルーシではリムジンをレンタルするのが人気。
あの真っ白でなが〜い車です。
これも夏の結婚式シーズンは予約が難しいです。
でも、普通は普通の車に風船などで飾りをつけるだけです。
私たちのときも、マーシャちゃんのもそうでした。

あと、結婚式の司会者探し。
この司会者をロシア語でタマダ(тамада)と言います。
タマダは日本のようなただの司会ではなく、お客さんを楽しませるという役目を持っています。
乾杯や挨拶のタイミングを仕切ったり、歌を歌ったり、いろんなゲームをしたりするのです。
喋りが面白くないとダメです。
料金は様々。
マーシャちゃんの場合は、250ドル。
タマダのほかに、もう一人の男性歌手、女性歌手、ベリーダンスのダンサーも一緒の値段ですから、これは破格の安さです。
普通は400ドルぐらいはかかるそうです。

あと、結婚式の前に、花婿は男友達と、花嫁は女友達とパーティーをすることがあります。
男のパーティーをマリチーシニク(мальчишник)、女の子のパーティーをジェヴィーシニク(девичник)と言います。
これは結婚式の前のお別れの宴と辞書に書いてありますが、何とお別れするのかというと「独身生活」。
日本でも同じかもしれませんが、ベラルーシでは「結婚する=自由がなくなる」という考え方が強いので、独身のうちに遊んでおこうというのが趣旨です。
ディスコに行ったり、お酒を飲んだり、楽しみ方は様々です。

本当は結婚式のことを書こうと思ったのに、その準備の話だけでかなりの情報量になってしまいました。
昨日の結婚式の話しはまた明日ということで・・・

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2008年11月01日

c23490d2.jpg今日はベロニカちゃんの妹、マーシャちゃんの結婚式でした!

いい結婚式でした。
詳しいレポートはまた明日書きますね。

おめでとう!

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2008年10月31日

今日はちょっと早めに投稿。
今日は授業のキャンセルが多くて、ちょっと空き時間があるものですから。

おととい見に行った劇「ゲリヴェルの夜」。
その劇について、一緒に行った学生からコメントが来ていました。
彼女がロシア語で書いていたのは、とにかく「言葉がない」ということ。
「本当は劇の感想などを人と話したりするのが好きなんだけど、この劇に関しては言葉が見つけられないし、何も言いたくない」
そうですよね。
本当に感激したときは言葉なんかでないものです。
そして、最後に「私たちにとって、先生はその言葉が持つ最大限の意味で、本当の『先生』です」(←直訳ですみません)
うれしいです!
教師冥利に尽きます。

明日はベロニカちゃんの妹、マーシャちゃんの結婚式!
ベロニカちゃんは明日に備える意味で実家にお泊り。
私は明日の朝、合流します。

結婚前夜。
マーシャちゃん、緊張してるかなあ。
でも、彼女のことだから、平然としているような気もするなあ。
そこで、私とベロニカちゃんが結婚の前日、何をしていたか思い出してみることにしました。

昼は何してたかなあ。
おそらく、私は料理をしていたと思います。
というのは、結婚式の料理、全部自分で作ったんです。
3日ほどかかりました。
しかも、寮の部屋には小さい電熱器が一個しかなく、それで26人分の料理を作るのは結構大変でした。
ベロニカちゃんのほうは普通に仕事に行っていたと思います。

17時からはビデオクリップの撮影。
実は前日、映画のスタジオから電話が来て、アジア系のエキストラが必要だからどうしても来て欲しいと頼み込まれてしまって。
結婚式の準備もあるし、夜は劇場に行く予定だから(←結婚前日に劇場に行くのもちょっとどうかしてますけど・・・)と言って、断ったんですが、断りきれず。

路上での撮影。
場所は町のど真ん中、オクチャブリスカヤ。
ロシアのグループ「リツェイ」という大して人気のないグループのクリップ。
こういう撮影って、ものすごく時間がのびのびになっちゃうんですよね。
だけど、ここは思い切って監督に「時間がないんで、早くしてもらえますか?」とお願い。
監督さんは優しい人で、私が出演するところを一番最初に撮影してくれました。
私は通行人の役で、中国人の女の子と一緒に手をつないで歩くだけ。
かなりかわいい子でしたよ。
ロシア語もすごく上手だったし。
撮影開始までがかなり長く待っていたので心配だったのですが、18時40分に私が出るシーンが終了。

撮影現場から劇場までは目と鼻の先。
その日の劇はチェーホフの「サハリン島」。
今では大好きな劇の一つで4回も見ましたが、初めて見たのは結婚式の前日。
次の日が結婚式だということ、チケットを買ってから気づいたんですよ。
本当なら次の日の準備も大変だから劇場に行くなんて考えられないんでしょうが、私たちは「僕たちらしくていいんじゃない?」ということで、行くことにしたんです。

行く前は結婚式のことで頭がいっぱいで、劇に集中できないだろうなあと思ったんですが、どうしてどうして。
あまりにもすごい劇で、私たちは言葉を失いました。
一人芝居なのですが、俳優のロマン・パダリャカがすごすぎ。
何人もの人格が入れ替わっていくんですが、そういうのって、声音を変えたりして、わざとらしく聞こえたりしますよね。
でも、彼のは本当にその中に入り込んでしまうような演技。
「今の劇、本当に一人芝居だった!?」と聞きたくなるようなレベルなのです。
私たちは一番前に座ったのですが、まあ、その迫力といったら・・・
この劇については、2月21日にも書いていますので、興味がある方はご覧ください。
とにかく、私たちは結婚式前夜であるにもかかわらず、ものすごい劇を見て、ぶっとんでいたのでした。

あとは私もベロニカちゃんもそれぞれうちに帰って、結婚式の準備。
感傷に浸る暇などありませんでしたね。
その日の夜も私は料理を作り続けました。

まあ、こんな感じです。
いつものようにバタバタでした。

明日はどうなるんだろう。
結婚式は12時から。
私は9時半までにベロニカちゃんの実家へ行かなければなりません。
いろいろと大変なんですよ。
私はビデオ・写真係です。
そのほうが気楽でいいかな。

天気予報はあいにくの雨。
できれば、晴れて欲しいなあ・・・

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2008年10月23日

今日は休み・・・のはずなんですが・・・
結局、バタバタした一日になりました。

でも、朝はのんびり。
10時まで寝るなんて、久しぶり。
まあ、昨日の夜は2時まで仕事してましたから、そんなにたくさん睡眠をとったわけでもないんですけどね。

13時から、ミンスクのレストランで食事会。
結構、おいしかったです。

そこからがバタバタ。
久しぶりにいつものカマロフスキー市場へ。
ベーコンやブロッコリー、大根(←短いんですけど、太くて重みがある大根。こんなおいしそうなの初めて見た)などを購入。

いろんなものを買いすぎて、重くて苦しんでいるところに、ブレストの友達ヴァジム君から電話。
今日、会う約束をしていたんですけど、17時半の電車でブレストに帰ってしまうので、早くしないといけない。
そのとき、時間は15時半。
急いでうちに帰る。

うちに着いたのが15時55分。
汗でべっとべとになっていたので、急いでシャワーを浴び、すぐにまた地下鉄の駅へ。
急いでいたので、また汗をかく(←シャワーを浴びた意味なし)。
ミンスク中央駅に16時半に到着。
そこで、ヴァジム君と彼の彼女と3人でビールを飲む。

18時に学生たちと会う約束があったので、17時でさようなら。
待ち合わせの前に、トロエツコエ旧市街区にあるベラルーシの民芸品の店へ。
それは今度結婚するベロニカちゃんの妹、マーシャちゃんのため。
その店では新婚さんのためのあるセレモニーをすることができるのです。

それはその店の中で陶芸家がろくろを引いて、壺を作ってくれるんです。
その壺に新婚さんが二人で記念に文字を書くというもの。
これはミンスクでも非常に人気があります。
結婚式場で正式に結婚式を行い、そのウエディングドレスのまま、その店に来て、壺に文字を書くんです。
これはいい記念でしょう。
私も通訳として日本人とベラルーシ人の結婚式に出席したとき、そのセレモニーを見ています。
なかなか面白いですよ。
ちょっと値は張るんですが(約82ドル)、一生の思い出ですからねえ。

その店の人たちとは顔なじみなので、ベラベラとおしゃべり。
それから、急いでニャミーガの駅へ。

それにしても、なんでこんなに俺、走ってるんだろう?
今日は休みのはずなんだけど・・・

地下鉄の駅で学生たちと待ち合わせ。
実は今日、バレエ学校に留学しているMちゃんに学生たちを紹介することになっていたのです。
一年生なので、ほとんど話すことはできませんが、日本人と直に接するのは彼らにとってもいい経験だと思いました。

Mちゃんの部屋に私と学生、それとMちゃんの友達、総勢9人。
いろんな話をしましたが、ほとんどが恋話。
ベラルーシ人って、本当に仲がいい人じゃないと、恋愛の話しとかしないんですよ。
どうしてかと聞くと、「それはプライベートなことですから」。
プライベートだから面白いんじゃん!

実は学生たちに「日本人は恋愛の話しが大好きだ」ということを前もって言っておきました。
じゃないと、びっくりするかと思って。
本当にしないんですよ、恋話。
「彼氏(彼女)いる?」なんて質問もほとんどしないぐらい。
今日は、学生たちに意見を聞いて、ベラルーシ人の恋愛観などを探りました。
今度、この件に関しては改めて書きたいです。

そして、私も「はぐれミーシャ」としての経験を披露。
タシケントでの辛い日々について話したのですが、みんな神妙な顔をして聞いていました。
集中していたのか、ひいてたのか・・・

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最後に記念写真。
この表情を見ていただければ、みんなが今日の出会いに満足していたことがわかっていただけると思います。
あー、楽しかった!

一年生へのメッセージ
Для первокурсников
Надеюсь, вам понравился сегодняшний вечер.
Сегодня я помогал вам общаться с Miku-chan, но думаю, что через год вы сможете говорить с ней без моей помощи!
Кстати, отношения между парнями и девушками --очень важная и интересная тема для человечества.
Будем обсуждать!

結局、休みなのに一日中、ミンスクを走り回っていました。
明日は恐怖の8コマ授業。
私もこれは初めてです。
怖いよー。
何とか生き延びなければ・・・

akiravich at 05:04コメント(6)トラックバック(0) 
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