ベラルーシの音楽

2008年06月19日

ea1ef4e5.JPG今日もかなりお疲れ。
昨日と今日と、ある場所で、ある仕事をしていたのです。
内容は秘密・・・
非常に神経を使う仕事でした。

今日の夜は、うちのベロニカちゃんの大好きな「ナイト・スナイパーズ」(ロシア語で言うと「Ночные Снайперы」)というグループのコンサートに行ってきました!
いや、本当はロシア語式に「ノチヌィエ・スナイペルィ」のほうがかっこよく聞こえるかな。
「ナイトスナイパー」で検索すると、この歌手の名前も出てきますが、ほとんどは風俗店かコンピューターゲームのキャラクターです。

僕とベロニカちゃんとベロニカちゃんの妹の三人で行ったんですけど、今日座ったのは、なんと一列目のど真ん中!
会場は「コンサートホール・ミンスク」
地方の古い市民会館をイメージしていただければわかると思います。

「グループ」と書きましたが、グループというイメージはあまりありません。
歌っているのは女性一人(以前は二人だったのですが、一人が脱退)。
名前はジアナ・アルベニナ(Диана Арбенина)
スタイルはロック。
ロックっぽい歌も多いですが、非常にリリカルな歌を歌います。
声が独特で、歌い方はパワフルかつ繊細。
非常にレベルの高い歌手だと思います。
うーん、聞いてもらえたらいいんですけどねえ。
聞きたい方は彼女のサイトがあるので、そこでダウンロードできます。
ロシア語なので、ちょっと難しいかもしれませんが。
アドレスはhttp://www.snipers.net/
このサイトには日本語でプロフィールが載っています。http://www.snipers.net/know/japanhistory/

本物のロックスターですよ。
ロシアの歌手の中では非常に人気があるグループの一つです。
ただ、好みがはっきり分かれるかも。
嫌いな人は嫌いで、好きな人は大好きという感じ。
ファンの年齢層は10代の女の子が大多数ですが、今日のコンサートには結構年齢が高い人たちも来ていました。
うちのベロニカちゃんの一番大好きな歌手です。

見た目はボーイッシュで、「かっこいい」という形容詞がぴったり来るんです。
舞台上での動きも完全にロック歌手のもの。
しかし、歌のテキストは非常に女性的な感じがあります。

ちょっと歌のテキストを日本語に訳してみます。

「危険な夏」
疲れても叫び続ける口から その開かれた口から
飛び立って行くのは それはただの言葉ではなく 文字でできた毒蛇だ
歌は風になって舞う 風は粉々になってしまう
私はシャツを着替える しかし白いシャツは今もないまま

引き裂かれた布から 開け放たれた静脈から
私が受け取る知らせは 人生のほとんどが もう過ぎ去ってしまったということだ
全てやり遂げてしまったのかもしれない しかし私はこの道を進み続ける
私は知っている この道は誰も歩んだことのない道だと

これは夏だ 危険な夏だ これ以上先に行ってはいけないほどに
私達は別れた もはや人間ではなかった 獣のように 敵であるかのように
あなたの名前は 二度と口にできない 
私はあなたを 広い大陸に解き放とう

私を愛する人は 私を大切にする
永遠を誓った私達の間には 絶望の火花が散る
私を裏切った人は 今もうそをつき続ける
自らの足跡で 11月の初雪をけがしている


ふー、疲れた・・・
ちょっと抽象的な内容の詩ですが、どうですか?
詩を訳すのってすごく難しいですね。
できるだけ、韻を踏んだりしたかったんですけど、無理ですよ・・・

この人、実は両親がミンスク出身なんです。
生まれたのは極東のマガダンという所なのですが、ミンスクに住んでいた時期もあります。
今、調べたら、生まれたのはベラルーシ東部の町、ヴォロージンだと書いてありました。
どれが本当なのでしょう?
でも、今日のコンサートでもベラルーシを「故郷」って言ってたから、ベラルーシ出身なのでしょう。
父親は今もミンスクに住んでいるそうで、時々、会いに来ているのだとか。

そして、日本ととても関係がふかーいのです。
というのは、2005年の2月にモスクワで、あの「島唄」の宮沢和史とコンサートをやってるんです。
彼女も日本へ行って、「フジロックフェスティバル」などに出演しています。
「島唄」もカバーしているはずです。
CDのタイトルが「津波」だったり、CDのジャケットに「猫」と書いてあったりとかなりの親日家であることが伺えます。
実際、コンサートのMCでも「日本大好き」発言がかなり多いです。
そういえば、去年のコンサートでは「日本」とプリントしてあるTシャツを着ていました。

一列目って、近いのはいいんですけど、いつも問題があるんですよ。
というのは、コンサートの最中、歌手に少しでも近づきたいと観客が殺到して、前が全然見えなくなっちゃうんです。
一列目に限らず、前の席の人が立っちゃったりすると、全く舞台が見えなくなるし。
僕は座ってゆっくり聞きたいほうなので、こうゆうのは非常に迷惑なんです。

しかし!
最初から3曲目ぐらいで、観客が前に集まり始めて、見えなくなってきたところで警備員登場。
写真を撮っている女の子をステージから引き離そうとしたとき、アルベニナが「写真ぐらい撮らせてあげなよ」と言ったから、もう大変。
観客がステージめがけて突進。
僕の前には5層ほどの観客の列ができてしまいました。

全然見えねえじゃん!と思ったのもつかの間。
今日は警備員がしっかりしていて、観客を脇の通路へ押しやってしまいました。
おかげで、僕はゆっくりコンサートを楽しむことができました。

距離が近いんですよ。
5メートルぐらい先に歌手がいるわけですから。
ベロニカちゃんほど大ファンと言うわけではない僕が興奮するのですから、ベロニカちゃんと妹の興奮度合いは計り知れないものがあります。
一曲目を聞いて、僕は背中がゾクゾクしました。

一列目!
ここに座っちゃうと、他のところに座れないですね。
歌手の息遣いが聞こえてくる近さは高いお金を払っただけの価値はあります(参考までに言っておきますと、チケットは1枚90000ベラルーシルーブル、約4500円×3枚です)。

ちなみに写真撮影は禁止されてはいるんですが、誰も文句を言いません。
今日は入口でのチェックすらありませんでした。

とにかく、今日は大満足!
明日への活力になりますよ。
明日もがんばろう!

akiravich at 06:37コメント(0)トラックバック(0) 

2008年05月23日

14032a73.JPG現在、「ユーロヴィジョン」の予選二日目が放送中。
「ユーロヴィジョン」というのは、ヨーロッパの歌謡コンクールのようなもの。
ヨーロッパの国が一カ国一組の代表を出し、その中のチャンピオンを決めようというもの。
最初に2日間の予選があり、土曜日に本選があります。
この大会にはあのT.a.t.Uも参加したことがあります。
確か第二位だったような・・・

ベラルーシでは国を挙げての大行事。
国を代表する歌手が参加します。
でも、他のヨーロッパの国ではそれほど盛り上がっていないのかなあ。
フランスとかイギリスなんかはやる気がないのか「もっとレベルの高いのがいるだろうに」という感じの歌手が登場します。

さあ、今年のベラルーシ代表はРуслан Алехно(ルスラン・アレフノ)。
うーん、ベラルーシ国内の予選「ユーロフェスト」で、彼の歌を聞いたんですが・・・
音程、悪すぎ!!!
あまりにもひどくて、これはダメだろうと思ったら、優勝!
Гюнешь(ギュネシュ)という女性歌手がいて、かなりいい声をしていたので、彼女が優勝だろうと思っていたんですよね。
そしたら、アレフノが優勝。
バックにあのパクリ大魔王フィリップ・キルコーロフがプロデューサーとしてついていますからね。
ちなみに、アレフノは身長が低く、見栄えがしない感じです。
歌手としてもパフォーマーとしてもレベルが低いのに、スーパースター並みにかっこつけてるので、いい感じはしません。

さて、僕達の印象に残ったのが、アルバニアの女性歌手Olta Boka。
絶叫系の歌手が多い中で、彼女のリリックな歌声は際立ってました。
力強いわけではない声、むしろか細いとでも言いたくなる声。
しかし、どこまでも深みのある声。
かなり若い歌手のようですが、これからが楽しみ。
アルバニア語だったのも、非常に好感が持てました。

ヨーロッパの人にアピールするために英語で歌う歌手が多くて、辟易します。
自分の国の言葉で歌えなくて、どうするんだよ!!!
誇りを持って、自分の国の言葉で歌えよ!

そして、ベラルーシ代表、アレフノ。
かなりびびっているのが、画面を通してもわかる。
震えてるんだもん。
他の国の歌手は堂々としてますよ。
いつもの音程の悪さが際立っているかな。
歌詞の中にある「ベイビー」という言葉が無感情で。
こうゆう言葉はナルナルのナルシスト系で発音しないとダメでしょうが!
曲もパッとしない。
曲のタイトルは「Hasta la vista」。
スペイン語?
あんた、ベラルーシ人だろ!!!

他に目立った国を挙げましょう。
クロアチア。
おじさん歌手と75歳のおじいさんのコラボレーション。
かなりいけてましたね。

ウクライナ。
うーん、あれはどうだろう。
歌ったのはАни Лорак(アニー・ロラク)。
声はハスキーで、超セクシーな衣装。
でも、あれは売春宿のおもむき。
あれはやりすぎかな。

グルジア。
Диана Гурская(ヂアナ・グルスカヤ)は、目が不自由な歌手。
よほどユーロヴィジョンに出たかったらしく、いろんな国から出ようとしてたんですよね(都合よく選挙区を変える政治家みたい)。
ベラルーシの予選にも出たことがありましたね。
でも、あえなく落選。
今年はグルジアから。
もともとグルジア人だからね。
でも、音程悪し。

マルタ。
名前はMarena。
歌が彼女に合っていない。
無駄にハイテンション。
「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」
コタニキンヤか、っちゅうの!

さて、全ての歌が終わり、投票開始。
国ごとにランキングを決め、その総合で結果を決めます。
国によって、ショートメールや電話による投票と、審査員による決定とわかれているようです。
自分の国の歌手には投票することは出来ません。
僕達はアルバニアとクロアチアに一票づつ入れました。

結果、出ました!
アレフノ、予選落ち!
いやあ、あれはよくなかった。
ベラルーシ代表になったときに、わかっていたことでしょ。
ちなみに、ユーロヴィジョンの決勝に出られなかった歌手、ベラルーシではもう未来はないでしょう。

予選通過はウクライナ(トップで通過!)、クロアチア(あの渋いおじいちゃんが最高!)、グルジア(何で?)、トルコ、スウェーデン、ラトビア、ポルトガル、アイスランド、デンマーク。

土曜日はベラルーシ代表は出ませんが、アルバニアを応援しますよ!

あんなに長い投稿書いたのに、また書くのか!と我ながら驚く。
うちの父親が「毎日あんな長い文章書いて大丈夫なのか?」と心配するのも無理はありません。
別にがんばっているわけじゃないんですけどね。
自分がここで「生きてる」という証が欲しいんでしょうね。

akiravich at 06:10コメント(4)トラックバック(0) 

2008年04月13日

このブログにたびたび登場するアーニャちゃんがボーカルをつとめるグループのHPを御紹介します。

アドレスはhttp://www.detidetey.com/です。
これはロシア語だけなのであしからず。

アーニャちゃんの写真が出ているページは
http://detidetey.com/index.php?option=com_content&task=view&id=15&Itemid=34&Itemid=34
http://www.kupala-theatre.by/bel/troupe/index.php?letter=%D5

彼女の歌がダウンロードできるのは
http://detidetey.com/index.php?option=com_docman&task=cat_view&gid=13&Itemid=56

歌のビデオクリップがダウンロードできるのは
http://detidetey.com/index.php?option=com_docman&task=cat_view&gid=22&Itemid=55

ぜひ一度ご覧になってみてください。

akiravich at 05:33コメント(0)トラックバック(0) 
今、「ミス・ベラルーシ2008」の予選をテレビでやっています。
毎週土曜日に各地方ごとの代表をきめる予選大会を放送してるんです。
国を挙げての行事ですからね、これは。
全国大会はさぞ盛大にやるんでしょう。

参加者を見ても、確かにきれいなんだけど、ピンとこない感じの子が多いですね。
前にも書きましたが、モデルの美しさと普段の美しさとは全然違うと思うんですよ。
それに、人間的にどうなのか、という視点はありませんからね(まあ、当然ですが)。

今、モギリョフ地方の代表が決まりました。
うーん、微妙・・・

今日も司会はジェーニャ・ブルコ。
彼は僕達の結婚式の取材に来た人なんですけど、すっかりビッグネームになってしまいました。
去年、映画の撮影に参加したとき、スタッフの人が「ブルコさんが君によろしくって言ってたよ」と伝えてくれました。
その映画には彼も出演していたのですが、撮影日が違ったんで会えなかったんですよね。
おぼえていてくれてるのは、うれしいですね。
ついでに、僕を「ミス・ベラルーシ」の審査員にしてくれないかなあ・・・

さあ、今日のテーマですが、「口パク」です。
日本ではよく「口パク疑惑」とか、話題になることがありますよね。
つまり、日本ではこれは「よくないこと」ととらえられているということですね。

なぜこんなテーマで書くのかというと、今見ていた「ミス・ベラルーシ」にはいろんな歌手が出演して、大会を盛り上げるのですが、ベラルーシの若手歌手があからさまに口パクで出ていたからです。
これは珍しいことでもなんでもなく、普通のこと。
ちゃんと歌っているほうが珍しいのです。
テレビでは普通でしょうね。
「ミス・ベラルーシ」に出ている歌手やグループは例外なく口パクです。

テレビで口パクなのは、みんな周知の事実。
「別に目くじら立てて怒ることはない」というのが一般の人の意見。
もちろん、それじゃダメだという人もいるんですよ。
でも、それをダメだと言ったら、テレビの画面からほとんどの歌手が消えてしまうでしょう。
ベラルーシのあるテレビ番組で「どうして口パクをするのか」という質問に、テレビ局の人が答えていたそうです。
「ベラルーシにはマイクをはじめとする機材のレベルが低く、ちゃんと音を拾うことができないから」というのが答え。
うーん、ベラルーシだったらあり得るのかなあ。

僕、自分の目で見たんですけど、ロシアの有名歌手がテレビの歌番組に出演したときのこと。
口パクなのかどうか、あまり気にしないで見ていたら、その歌手が歌の最中に盛り上がっちゃって、両手を挙げて観客の声援にこたえていました。
で、そのときに思いっきり歌のテキストが鳴り響いたんです。
つまり、マイクは頭上高くにあるのに歌っている、という状況。
笑うしかなかったですね。

コンサートも口パクが多いです。
ベラルーシに来たばかりの頃、コンサートのポスターを見たとき「живой звук(直訳すると「生音」という感じでしょうか)」と書いてあったのを見て、知り合いにその意味を聞いたところ「『ちゃんと歌っている』という意味だよ」。
???
最初、その説明が理解できなかったんですよ。
ちゃんと歌わなかったらコンサートじゃないじゃん!
コンサートなのに、歌わない歌手も多いんです。
ポップスはそうですね。
ロックに関しては、ほとんどの場合、ちゃんと歌っているそうです。

これはベラルーシに始まったことじゃなくて、ロシアでやっていることをベラルーシでもやっているだけです。
ロシアの歌手の中には、本当に歌わせると、とてもじゃないが聞けないようなレベルの歌手がごろごろしているようです。

でも、中にはちゃんと歌う人もいます。
去年の冬、うちのベロニカちゃんのお母さんに誕生日のプレゼントとして、彼女が大好きな歌手のコンサートのチケットをプレゼントしました。
歌手の名前はВалерий Леонтьев(ヴァレリー・レオンチエフ)。
ソビエト時代から活躍していて、60歳近いんですが、見た目はすごく若くて。
昔の西城秀樹や沢田研二をイメージしていただければ。
ベロニカママの世代にとっては超アイドルです。
そんなビッグネームがミンスクでコンサート。
ベロニカちゃんも一緒に行きました。
絶対、口パクだろうなって話をしてたんですよ。
で、コンサートが始まってすぐ、ベロニカちゃんからショートメール「レオンチエフ、口パクじゃなくて、ちゃんと歌ってるよ!」
それが相当うまかったらしくて(まあ、当たり前なんですけど)、しかも激しい踊りつきですからね。
ベロニカママも大感激でした。

そうそう、踊りと言えば、口パクをする理由として「踊りながら歌うのは無理」という意見をよく聞きます。
そんな人には日本の歌って踊れる歌手やグループの映像を見せるようにしています。
誰見せたっけ・・・よく憶えてないなあ・・・
安室奈美恵を見せたような・・・
みんなびっくりしてましたよ。

僕も歌って踊れる日本語教師をめざそう・・・かな?

akiravich at 04:35コメント(0)トラックバック(0) 
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