ベラルーシ演劇

2009年10月28日

おはようございます。
まだ寝ぼけているはぐれミーシャです。

昨日の夜もブログの更新をしませんでした。
最近、朝の更新が多くなっているなあ。

昨日は休みだったのですが、全然休めませんでした。
朝はベラルーシ語の勉強。
ちょっと体が重かったのですが、何とか切り抜けました。

それから、町を駆け回り買い物。
ベラルーシ語の辞書が欲しかったんですよ。
ロシア語→ベラルーシ語の辞書はあるのですが、ベラルーシ語→ロシア語の辞書はまともなのが全然なくて。
あっても、三巻本の三巻目しかなかったり。
散々探しましたが、結局ダメ。
辞書がないのは厳しいなあ。
勉強しにくし。

通訳会社に行ったり、インターネットカードを買ったりしたので、うちにたどり着いたのは15時過ぎ。

それから、1時間半ほど仮眠。
そして、劇場へ。
ベロニカちゃんが体調不良で、学生のビーチャ君と行くことに。

行ったのは「ベラルーシ・ドラマ劇場」。
純粋にベラルーシ語だけで上演する劇場です。
出し物は「Адвечная песня」。
日本語に訳すと「永遠の歌」。
作者はベラルーシを代表する作家、ヤンカ・クパーラです。

うちの大学の同僚がすごく勧めてくれたんです。
うちの大学を卒業した学生と一緒に見たそうで、ものすごく感動したのだとか。
そして、その学生はすでに7回も見たんですって。

劇そのものはベラルーシではクラシックなスタイル。
というか、昔は新しかったという感じの作りです。
そういうのって、ハズレもあったりするのですが、今回のはかなりアタリ。
なかなかいい劇でした。

ただ内容が理解できないところがあったのが残念。
私のベラルーシ語力では、ヤンカ・クパーラのような作家の言葉はすぐには理解できません。
それに、ほとんどの台詞が歌だったんですよ。
今、インターネットで劇のことを調べてみたら、「ロックオペラ」と書いてありました。

歌になると、外国語って聞き取れないですよね。
私の場合、ロシア語の歌なんかテキストが理解できないことが多いですもん。

これって、外国語に限らず、母国語でも同じことかも。
日本語のオペラなんかだと、思いっきり歌っているときなんか、何を歌っているかわからなかったりするでしょうし。
一緒に行ったビーチャ君も「半分は理解できませんでした」。
ベラルーシ人がこんな調子なのですから、私が理解できないのも当然といえば当然。

ベラルーシ人に言わせると、「ベラルーシ語なんてロシア語とほとんど同じなんだから簡単じゃん」。
そんなこと、全然ないんですよ。
確かにかなり似てはいますけど、同じとは言えないですね。
実際、ロシア人にベラルーシ語を聞かせても、全く理解できないらしいですよ。

昨日の劇で一つ残念なことが。
それは後ろの観客がうるさかったこと。
子供たちが座っていたのですが、ずっとおしゃべり。
私の隣に座っていた女性が「静かに!」と言ったのですが、劇の最後ではまたうるさくなって。
私もかなり我慢しました。
ベラルーシの劇場には、中学生や小学生が先生と一緒に来たりするのですが、静かに見ない子供もかなり多いんですよ。
すっごい迷惑。

ああ、もっとベラルーシ語を勉強しなきゃ!

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2009年01月31日

今日は私にとっては緊張の一日。
というのも、今日から大学の一年生との日本語劇プロジェクトをスタートさせたのです!

このブログをずっと読んでくださっている方は御存知かもしれませんが、去年も学生たちと劇をやろうとして失敗しています。
その原因は心が一つにならなかったことだと思います。
日本人がサークル活動や部活でやるような「団結」という意識はこちらの学生には薄いような気がするのです。
今年もポイントはそこになってくると思います。

今日は学生10人のうち8人がうちに来て、テキストをみんなで読みました。
読みました、というか、私が内容を細かく説明したのです。
だって、まだ日本語を始めて半年ですからねえ。
そんな簡単には読めませんよ。

私も東京にいたとき、ロシア語で劇を上演する学生劇団に入っていました。
そこでは主役は一年生にさせることが多いんですよ。

私の中では日本語の勉強という意識はないんですよ。
もちろん、日本語の実力アップにはつながるのですが、それだけじゃない、もっと人生の根幹に関わるようなことをしたいのです。
そうしようと思ってするわけではないのですが、一つのことを思いっきりやることに意義があると思っています。

そういう熱さ、ベラルーシの学生にはないよなあ。
私はずっと吹奏楽部に入っていたんですけど、コンクールや定期演奏会の前って、独特の高揚していく感覚があるじゃないですか。
ベラルーシの学生とはそういうのをあまり感じないんですよね。
元々がそういう性格じゃないようなのですが。

今日の集まりはとりあえず成功。
戯曲は私が自分で選んだもので、学生たちが興味を持ってくれるかすごく心配だったのですが、問題は全くありませんでした。
みんな「この先がどうなるか、すごく読みたいです!」と言ってくれました。

今日の夜は久々に劇場に行きました。

P1302013出し物はゴーゴリの「イヴァン・イヴァノヴィッチとイヴァン・ニキーフォロヴィッチはいかにして口論したか」という長いタイトル。
出演するのは私の大好きな俳優、ヴィクトル・マナーエフとセルゲイ・ジュラヴェリ、演出はベラルーシが誇る天才演出家、ニコライ・ピニーギンです。
期待はMAX!

しかーし!
これは期待はずれも大はずれ!
これほどまでに適当に作られた劇は久しぶりに見ました。
チケット、すごく高いんですよ。
一枚25000ルーブル、日本円で1500円ぐらい。
普通の劇の2倍以上の値段です。
明らかにお金儲けのために作られたという感じが見え見え。

内容も困ったちゃんだったんですが、劇の途中で始まった「お客いじり」。
舞台でお酒を飲むシーンがあったんですけど、俳優がウオッカとピクルスを載せたおぼんを持って、客席へ。
めぼしい客にウオッカを飲ませるというのは、確かに見ていて面白かったんだけど、演劇じゃないよね、これ。

まあ、たまにはこういうこともあるさ。
いつもいい劇に当たるとは限らないしね。

今日はこのブログにタシケントで書いた「はぐれミーシャ」を載せました。
今読むと、自分の行動が非常にエゴイスティックで恥ずかしくなります。
でも、このまま載せていきますよ。
自戒の念をこめて・・・

明日もあさっても、一日7コマの授業。
肉体的にもつかどうか・・・
でも、何とか乗り切ろう!

akiravich at 05:37コメント(0)トラックバック(0) 

2009年01月23日

たった今、マラジェチノという町から帰ってきました。
夜の1時ちょっと前です。

マラジェチノ、ロシア語で書くとМолодечноで「モロデチノ」と書くのでしょうが、ベラルーシ語ではМаладзечнаなんですよ。
ベラルーシ語のマラジェチノの方がいい感じなので、そっちで表記します。

マラジェチノまではミンスクから北西の方向へ車で一時間半ぐらい。
電車で二時間ぐらいのところです。
今、大阪大学に留学しているセルゲイ君の出身地でもあります。
私は去年、一度だけ行ったことがあります。
学校で折り紙を教えるためです(←その時の写真はこちらから)。
あれも冬だったなあ。
すごく寒かったのを覚えています。

なぜまたマラジェチノへ行ったのかというと、劇場に行くため。
先々週、私の知り合いの劇作家、エレーナ・ポポワさんから電話があって。
マラジェチノで彼女が書いた劇をやっているから、一緒に見に行かないかとの誘いを受けたのです。
ポポワさんのことは以前にもちょっと書きました(←こちらを御覧ください)が、私は彼女の戯曲を日本語に翻訳したことがあるのです。
タイトルは「女流詩人の為に夫が必要です」。
「海外戯曲アンソロジー機廚箸いλ椶貌っています。

今回行くのは、私たちだけではなく、演劇評論家やジャーナリストなども一緒です。
マラジェチノの劇場が送迎バスをミンスクまで送ってくれたのでした。
バスの中では特に会話もなし。
だって、初めて会った人たちばっかりだもん。

劇場について、私たち「懐かしい!」。
去年、マラジェチノに来たとき、劇場にも行ったんですよ。
その時の出し物は私が翻訳した「女流詩人の為に夫が必要です」。
ポポワさんが「マラジェチノの劇場の演出は最高よ」と言っていたので、見に行くことにしたのです。
ポポワさんに後で報告すると「あんなところまで、本当に行ったの!?」とびっくりしていました。
日本と違って、ベラルーシは交通の便は悪いし、そんな遠いところまでわざわざ劇を見に行くのは酔狂としか言えないのです。

そのときの「女流詩人〜」、素晴らしい出来で驚きました!
演出もさることながら、俳優たちのレベルが非常に高くて。
私も日本語に訳しましたから、この戯曲のことは隅から隅まで知っています。
これ以上の演出はないだろうと言えるぐらい、素晴らしい舞台でした。

なので、今回もかなり期待をしていました。
そして、その期待は現実のものとなりました!

今回の劇のタイトルは「小さい世界」(Маленькi Свет)。
Светはロシア語では「光」なんですが、ベラルーシ語では「世界」という意味なんだって。
この劇、女性が4人で男が一人。
なかなか、女性の役が多い劇ってないですよね。

この4人の女性のアンサンブルが最高でした!
4人ともすでに40代前後。
みんな、毎年一回みんなで集まるのが伝統になっている。
今年もみんなで、リーダー格のジャンナのうちに集まった。
お互いにお互いをからかったり、軽いケンカをしながらも、女4人はやっぱり友達。

もう一つの伝統。
それはアメリカからの電話。
仲良しグループの一人だった女性、ソーニャはみんなが集まる日に電話をしてくるのが伝統。
でも、今年は電話が来ない・・・

そこにアルトゥールという男性からの電話。
ソーニャからのメッセージを携えて、彼女たちのもとに現れる。
彼は「ソーニャは死んだ」とみんなに伝える・・・

どうですか?
面白そうでしょ?
私とベロニカちゃん、大感激!
最後のシーンが素晴らしかったんです!
まあ、ここでは言えませんが・・・(←だって、万が一、誰かがマラジェチノでこの劇を見たいと言ったら、ネタバレになっちゃうでしょ・・・)

この戯曲、日本語に訳そうかなと考えています。
でも、ちょっと「ソビエト時代のリアリティー」が劇の中の一要素になっているので、そのまま日本語にしても、日本人には理解できないかと。
そのことを劇の後でポポワさんに言うと、「あなたが好きなように作り変えていいわよ」と太っ腹なお言葉。
前に翻訳したときもそうだったなあ。

劇が終わって、みんなで特別室へ。
部屋の中にはサンドイッチがたくさん。
そして、ウオッカもたくさん!
隣に座っている人たちもいったい誰なのかわからない状態で、ちょっとぎこちない空気。
でも、お酒が入るにつれて、だんだん打ち解けて。
途中から、着替えが終わった俳優さんたちが合流。
すごいですよね。
さっきまで舞台に立っていた人たちと一緒にお酒が飲めるんですから!!!

ベラルーシでの飲み会では乾杯の挨拶が付き物。
劇の作者、演出家、批評家などが劇の感想と共に乾杯の挨拶。
すると、ポポワさんの旦那さんが「彼は日本人で、エレーナの戯曲を日本語に翻訳したことがあるんです。アキラ、君の感想をみんなに聞かせてやってくれ」。
私は「ポポワさんの劇には日本的なところがあります。それは観客に『これが私の芸術だ』とか『これが私の考えだ』とか押し付けがましいところがなく、観客が自分の心の中で話を作り上げていくような自由をみんなに与えているところが日本的だと言えます」
そうなんです。
攻撃的なところがなく、非常に柔らかい劇なんですね。
心がポカポカするような。
「私はこの劇場に去年も来ました。そのときも非常に感激したのですが、今日は二度目の感激です。とにかく、みなさん、この劇を持って日本へ公演に行ってください!」
この挨拶は大うけ。
だって、マラジェチノのような小さい地方都市の劇場の人たちにとって、日本公演なんて「夢のまた夢」。
女優さんたちはみんな大喜びで「絶対に行くわ!」。

ここからはみんな大盛り上がり。
私たちの隣に座っていたおじさん、実は詩人で、彼からは自分の詩集をプレゼントされました。
ジャーナリストたちからも日本の演劇についての質問が。

何よりもうれしかったのは、女優さんたちと話しが出来たこと。
ジャンナ役の女優さんエレーナ・ラフマングラヴァさんや、ピスクノヴァ役のイリーナ・カムィシャヴァさんは「あなたのロシア語は素晴らしい!」とべた褒めしてくれて。
いつもは褒められるのはあんまり好きじゃないんですが、今日は素晴らしい女優さんたちに褒められて、素直にうれしかったです!

P1221986そこで記念写真をお願いしました!
右から、アルトゥール役のアレクセイ・カルペツ、オリガ役のイリーナ・クリャぺツカヤ、ピスクノヴァ役のイリーナ・カムィシャヴァ(←めっちゃいい人!)、私、ジャンナ役のエレーナ・ラフマングラヴァ(←マラジェチノの芸術学校で教鞭を取っているそうで、ぜひ学校に来て欲しいと言われました)
みんな「またマラジェチノの劇場に来てください!」。
絶対に行きますよ!

ベラルーシでは各地方の中心都市(←ヴィテプスク、グロドノ、ゴメリ、モギリョフ、ブレスト)には劇場があります。
でも、他の地方都市にはあまりないんですよ。
このマラジェチノの劇場は貴重な存在です。
俳優のレベルもミンスクの劇場に全然負けていません!
彼らの日本公演を実現させてくれる団体や劇場があれば御連絡ください!(←大マジです)

今日は最高の気分!
久しぶりに芸術を味わいました!
こういうことがあるから、ベラルーシ生活はやめられない!

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2009年01月19日

今日は日曜日とは思えないほどの忙しさ。
朝6時40分に起床。
シャワーを浴び、朝ごはんを食べ、家庭教師へ。
生徒の女の子のうちには、地下鉄と路面電車を乗り継いで40分ぐらいかかります。
っていうか、日曜日の朝にすることじゃないよね!?

それから、うちに帰って、11時からはアニメグループの授業。
もう3年目です(←一部の学生は4年目)。
今日のテーマは「受身」。
例えば、「私は誰かに足を踏まれました」とか、「この建物は3年前に建てられました」とか。
これって、ベラルーシの学生はよく間違える文法なんです。

14時に授業が終わって、30分休憩。
14時半から一年目のアニメグループの授業。
今日は先週と違って、ほぼ全員が集まりました。
でも、ちょっとむかつくことがあって。
一人、ちょっと他の学生よりも年齢が上の女性がいるんですが、彼女は去年はほとんど授業に来ていないんですよ。
だから、もう来ないだろうと思ったら、しらっとした顔で現れて、授業を受けてるし。
それでおとなしくしているならいいけど、他の学生に出した質問に答えたり、日本語がわかっているような顔をしたりしているからむかつく!
ベラルーシ人の学生によく見受けられる「勘違い学生」の典型。
イライラが爆発寸前でした。
まあ、他の学生たちは非常に真面目で教えていて気持ちいいんですけどね。

来週からは新しいグループを作るので、このグループの後も授業になります。
18時から21時まで。
日曜日が恐怖の7コマの日になるのです・・・
ヤバイなあ・・・

今日は授業の後、ヤンカ・クパーラ劇場へ行きました。
劇のタイトルは「女たちのタンゴ」(Дамскае Танга)。
まずタイトルからして、危ないとは思ったんですよ。
絶対にこれははずれだと、私もベロニカちゃんもわかっていたのに・・・
基本的にヤンカ・クパーラ劇場の劇は全て見るようにしているので・・・

それにしてもひどい劇でびっくりしました。
正直、内容の説明もしたくないほど。
簡単に言えば、昔ダンサーだった女性がおばあさんになって、もう一人のおばあさんともう一度ステージに立つという陳腐なお話し。
いや、シナリオがひどくても、演出で見せてくれればいいんですよ。
でも、今回は演出も最悪。
劇場の俳優が演出したんですけど、やっぱり演出は演出家のほうがいいですね。
少なくとも、ベラルーシでは俳優が演出して成功した例は見たことがないです。

劇の最中に事件が!
舞台の後ろのほうから煙が出てきたんですよ。
最初はみんな「演出なのかな」と思ったんですけど、臭いが明らかに何かが燃えている臭い。
小ホールのほうだったんで、客席と舞台が段差がなくて、すぐに臭いが客席にも広がり、みんなざわつきだして。
私とベロニカちゃんも「ちょっとこれはヤバイんじゃないの」と言っていたんですけど。
本気で避難しようかと思いましたよ。
実際、帰っちゃった人もいましたから。
主人公の女優さんが重要な独白をしている場面だったんですよ。
かわいそうでしたね。
劇が終わっても劇場側からは何の説明もなし。
これは劇場の支配人(←私の友人のキリチェンコさんです)に問いただそうと思います。

P1182222劇場から帰るとき、10月広場で撮りました。
もうクリスマスもお正月も旧正月も終わっているのに、クリスマスツリーが立っています。
広場がスケートリンクになっているんですけど、その飾りと捉えたほうがいいのでしょうか。
私は電気の無駄遣いだと思うのですが・・・(←かなり危ない発言! みなさん、忘れてください。でも、削除はしないよ!)

P1162184うちに帰ると、もう一つの試練が。
マンションのエレベーターが改修工事中で動かないんですよ。
もう4日ぐらい動いていないですね。
私たちの部屋は9階にあるので、そこまで階段でのぼるんです。
まあ、私は大学でいつも12、13階まで階段でのぼっていますから、9階ぐらいだったら平気ですけどね。
学生たちはかなり辛そうです。
若者のくせに!

うちへ帰って、私はベロニカちゃんの助けを借りて、日本語のテキストをロシア語に翻訳しました。
なかなか大変でしたよ。
今はそれも終わって、もらいもののウイスキーを飲んでいるところです。
超ゴキゲン〜!

P1172216今日のおまけ写真。
これは最近よく飲んでいる「はちみつレモン」。
お湯にレモンとはちみつを入れただけです。
沸騰させないようにしてます。
あんまり熱くすると、栄養まで飛んで行きそうな気がしますからね。
これ、元々、料理にレモンの絞り汁を使ったとき、そのレモンを捨てるのがもったいなくて作ったんですよ。
これが結構おいしくて。
ベロニカちゃんもお気に入り。

P1192229おまけ写真、Part2。
これは最近買ったチョコエッグに入っていたチェブラーシュカ。
かわいいでしょ。
ただ写真を載せてみたかったから、載せました。

明日はまた9時から家庭教師。
それから大学へ行って、打ち合わせ。
そして、うちへ戻って、また家庭教師。
少しずつエンジンかかってきました。
明日もがんばろう!

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2008年12月26日

今日はクリスマスでお休み!
夕方までブラブラ。
たまっていたメールの返事を書いたり、ちょっと腹筋したり(←久しぶり!)、お風呂で一時間ほど本を読んだりと、休みを満喫。
でも、この半年間で溜まった疲れは簡単には取れませんよ。
あっという間に、外は暗くなっていて。

18時に劇場に向けて出発。
18時半過ぎにレーニン広場駅に到着。
地下ショッピングモール「スタリッツア」の中を通って、劇場に行ったんだけど、人が多くてびっくり。
みんなあんまり外に出ないのかと思った。

PC262480今日の劇はオスカー・ワイルド「理想の夫」(ロシア語ではИдеальный Муж)。
私とベロニカちゃんの友人であるオレグ君とルスラン君が出演してました。
結構、よかったんですよ。
第一幕はちょっとリズムが悪くて、ちょっと間延びした感じがありましたが、最後のほうには非常にテンポよく話しが展開していきかなり楽しかったです。

今日行ったゴーリキー記念ロシアドラマ劇場は、ひどい劇が多いんですけど、今日の劇の演出家アルカジー・カッツ(Аркадий Кац)の劇だけはまとも。
他にもモリエールの「病は気から」などもかなり面白いです。
この演出家、ベラルーシ人じゃなくて、モスクワからやってきて演出するんですよ。
この人がロシア劇場の芸術監督になれば、もっといい劇場になるのに・・・

「劇が終わったら一杯飲もう」とオレグ君と約束していたんですが、しばらく待っても彼が出てくる気配はなし。
ベロニカちゃんも「もうきっと帰っちゃったんだよ」と言うので、帰ることに。

PC252475独立広場まで来ると、イルミネーションの洪水。
こりゃあ、「でんこちゃん」が見たら怒るでしかし。
早く発電所を作らなきゃ!(←ちょっと危ない発言かも・・・)

この写真を撮っているとオレグ君から電話が。
「今、どこだ?」
私とベロニカちゃんは劇場に逆戻り。

劇場の前に行くと、オレグ君と一緒に奥さんのナースチャちゃんも。
そこに、オレグ君の知り合い4人が合流。
みんなで軽く飲みに行くことに。
どうして軽くなのかというと、オレグ君、明日の朝は子供向けの劇に出演しないといけないから。

しかし。
オレグ君、「軽く」なるはずがありません。
私たちは手持ちのお金がなかったので、私はビール一杯、ベロニカちゃんはお茶だけで我慢したのですが、オレグ君はウオッカ。
オレグ君とその友人だけでウオッカを一本空けてました。
よく飲むなあ。
明日どうなっても知らないよ・・・

PC262477酔っ払って御満悦のオレグ君。
彼が着ているTシャツは、私とベロニカちゃんが二年前に日本へ行った時に彼に買ってきたおみやげ。
かなり気に入っているようで、このTシャツを着てテレビのクイズ番組に出たりしていました。

私とベロニカちゃんが「来年の夏、日本へ行く」という話をしたら、オレグ君、「俺も一緒に連れて行ってくれ!」。
具体的にいくらかかるのか、しつこく聞いてきました。
横にいる奥さんのナースチャちゃんは「酔っ払ってるんだから、適当に聞いといて」。
オレグ君「日本に行って、何か上演したい」。
うーん、それは難しいなあ。
ベラルーシ演劇を日本で紹介したいのはヤマヤマなんだけどね。
オレグ君一人で劇はできないからなあ。
オレグ君「ストリートパフォーマンスでお金稼いだらどうかな」
労働ビザがないとダメなんじゃない?

結局、私たちは12時の閉店までダラダラと飲むことに。
私とベロニカちゃん、かなりお腹が空いていたので、夜中の0時半から晩ご飯。
そして今、ベロニカちゃんは注文されている服を縫っています。
現在、夜中の2時。
早く寝たいのはヤマヤマなんですが、私もベロニカちゃんも仕事を片付けないと寝られないんです・・・
3時までにはベッドにもぐりこみたいと思っているんですが・・・
どうなることやら・・・

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2008年12月18日

またです。
この劇にやられました。
正直、何も言いたくないし、何も書きたくないのですが、言わないと何が言いたくないのか、書かないと何が書きたくないのか、誰にも伝わらないのも癪なので、言います、書きます。

これはベラルーシ国立ヤンカ・クパーラ劇場で上演されている一人芝居です。
チェーホフの「サハリン島」を劇にしたものです。
演じるのはロマン・パダリャカРоман Падаляка。
そして、もう一人、黒ずくめの服を着た音楽担当の人が動き回ります。

私、一人芝居ってうそくさくて嫌いなんですよ。
声音を変えたり、服を変えたりしても、どこか作っている感じがして、見ている私はどんどん冷めていくんです。

でも、この「サハリン島」はそんなことありません。
どんどん人物が変わっていくのに、いや、変わっていくとか、そういうことではありません。
ああ、俺、何書いているんだ・・・

とにかく。
すごい劇です。

今日は一年生の学生8人と行ったのですが、あまりにもすごい劇なので、心配していたんですよ。
そうしたら、案の定、女の子たちは全員、完全にアウトの状態。
一人は泣いているというか、感極まっている様子。
他の人と話すことを避けるように、全員、「さようなら」と言って、バラバラに帰って行きました。
そりゃあ、あんな劇の後では話もしたくないでしょう。
私も話す気はなかったし。
男3人は割と冷静でした。

私たちがクロークでコートを受け取る列に並んでいると、どこかから「アキラ!」と大きい声が。
声がしたほうを見てみると、俳優のジーマ・ラチコフスキーじゃありませんか。
劇場に併設されているカフェでカメラマンのアルバイトをしていたそうで。
みんな死んだような顔をしている中、私は彼と楽しく話しました。
いや、楽しい顔を無理に作っていました。

スーパーで買い物をして、うちに帰ると、女子学生の一人からショートメールが。
「あの俳優は悪魔です! だって、人間があんな演技をできるはずがありません!」
それぐらい強烈な劇なんです。
本当に。

演劇が好きな人にはぜひ見ていただきたいです。
ベラルーシ語でわかりにくいかとは思いますが、それでも伝わる「真実」がこの劇にはあります。
私もベラルーシ語を100%理解しているわけではありません。
見るのは今回で5回目なんですが、毎回、理解の度合いが高まっていくので飽きないんですよ。
今日は一列目だったというのもあるかとは思いますが、いつにも増してパダリャカの演技はすごすぎました。

明日の朝は1年生の授業。
どんな感想が出てくるのか・・・
次に劇場に連れて行くときは、もうちょっとソフトな劇にしておこう・・・

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2008年12月01日

今日は朝8時半からの出張レッスンがキャンセル。
あ〜、久々に朝寝ができる! と思ったのですが、いつもの習慣で8時には目が覚めてしまいました。
朝はメールを書いたり、翻訳のチェックをしたりと細々とした仕事。

PB302276PB302279朝10時前ぐらい、朝ごはんを食べながらテレビでも見ようと思って、テレビをつけたら、面白い番組をやっていました。
ロシアのチャンネルで、タイトルは「政治家の台所」。
この番組は文字通り、政治家たちが料理するんです。
ロシアの政治家たちがある国をテーマにして、その国の料理を作りながら、その国との関係など政治的な話をするというもの。
今日のテーマは「韓国」。
5、6人の政治家が韓国料理を作っていました。
でも、辛そうな料理は全然なく、韓国料理とは遠い感じ。
実は旧ソ連圏には韓国系の人が多く、その韓国系の人が作る料理は韓国の人たちが作る料理とはかなりずれています。
でも、政治家たちが政治をテーマにおしゃべりする姿はなかなか微笑ましいものがありました。
日本でやったら、受けるんじゃないかな。

11時からはアニメグループの授業。
もうちょっと寝ておけばよかったと後悔。
すごく眠かった。

14時に授業が終わり、14時半からの新アニメグループまでは30分のインターバル。
そのうちの20分を熟睡して、授業は快調!

授業は17時半に終了。
いつもだと、この後、2つほど授業をするんですが、今日はキャンセル。
それは劇場に行くからです!

今日、行ったのはベラルーシ国立ゴーリキー記念ロシアドラマ劇場。
私の友人がたくさん働いている劇場です。
ベロニカちゃんと出会った思い出の劇場です。
でも、劇はひどいのが多いんですよ・・・

PC012301今日見たのはゴーゴリの「Женихи」(花婿たち)。
元々は「Женитьба」(結婚)というタイトルだったものを、演出家が翻案したもの。
この劇、あまりのひどさに私は気持ちが悪くなりました。
で、休憩時間に退散。

ひどいと言っても、度が過ぎます。
わざとらしさ全開。
自然な箇所は一つもなく、何の脈絡もない動きが話の進行を邪魔します。
幼稚園のお遊戯会で、みんなが一生懸命大きい声を出している様をイメージしていただければわかると思います。
一人、侍女の役だった女の子を除いては、役者たちも見るべきものはなし。

何が悪いって、演出が最悪。
この演出家、私も面識がある女性なんですけど、いいときと悪いときの差が激しいんですよ。
でも、最近は悪いほうばっかりかな。
短くて済むシーンを15〜20分近く引っ張るんですよ。
タイトルが「花婿たち」なのに、花婿候補たちが登場するまで1時間近くかかるんです。
「木を見て森を見ず」というタイプの演出家。
舞台装置もいつものグチャグチャのパターン。
音楽は演出家の女性の旦那さんが作っているんですが、その音楽もシンセサイザーで作ったアマチュアレベル。
こんな劇を「ベラルーシ国立」と名がついた劇場でやること自体が恥ずかしいことですよ(←はぐれミーシャめった斬り!)。

その演出家の女性とは顔をあわせないように努力しています。
だって、新しい劇の感想なんか求められたら、私は嘘が苦手だから、すごく困っちゃいますよ。
例えば、彼女が演出したシェークスピアの「じゃじゃ馬馴らし」なんかは、全く意味がわからないまま3時間もかかる劇を見せられるんです。
まあ、「じゃじゃ馬馴らし」は話し自体が込み入っていて、演出家にとってはかなり作りにくい劇なのでしょうが、あそこまでやられちゃうとね・・・
私のロシア語力に問題があるのかと思ったら、ベロニカちゃんも全く理解できないと言っていました。

今日の劇、チケット高かったんだよ!
一枚15000ルーブルで、二枚で30000ルーブル。
約1500円。
ベラルーシでは破格の値段です。
外国の劇団ならいざ知らず、ベラルーシ国内の劇場では、私の知っている限りでは一番高い値段です。
こんなお金を出して、あんなにひどい劇を見せられるとは・・・
12月17日に行く予定のヤンカ・クパーラ劇場「サハリン島」は5000ルーブル(約250円)。
私は何度も見ていますが、あれこそが本当の芸術。
チケットの値段と反比例していますな・・・

二人でプンプン怒りながら、地下鉄の駅へ。
このまま帰るのも癪だったので、独立広場にある地下ショッピングモール「スタリッツア」に寄りました。

PC012306スタリッツアに入ると、入口近くのおみやげやにあった馬の置物が目に入りました。
ベロニカちゃんの目が変わったのを見て、「じゃあ、これ、買おうか」と言うと、ベロニカちゃん、大喜び。
私たちは馬だと思ったんですが、店員は「これは牛だ」と言って譲らない。
尻尾の形などから見て、馬に間違いないとは思うのですが・・・
あるいは、優しくなった的場浩司・・・

PB302291真ん中の吹き抜けの部分にはクリスマスツリーが立っていました。
クリスマスツリーと言っても、新年を祝うものという意味合いのほうが強いんですけどね。
ベロニカちゃんもゴキゲン。

私たちはスタリッツアの中の電気屋へ。
ベロニカちゃんのために洗濯機を買ってあげたいんですよ。
日本だと、洗濯機があるのは当たり前なのかもしれませんが。
ベラルーシでも、最近は当たり前の物になってきたような感じがあります。
私はベラルーシに8年半住んでいますが、ずっと手洗い。
今はベロニカちゃんが手で洗っています。
でも、シーツとか大きいものに関しては、ベロニカちゃんの実家へ持っていって洗濯機で洗っているんですよ。
何とかしないと、ね。
でも、高いなあ。
安いのはいろいろあるんですけど、すぐ壊れるから、最初からいいものを買おうと思っています(←これはうちの母親の教え)。

スタリッツアの中にあるスーパーへ。
そこで日本食を発見!
日本のごま油がありました。
明らかに業務用。
値段が80000ルーブル(約4000円)だったので、今日はあきらめましたが、近いうちに買いに行きます。
あと、びっくりしたのがミツカンのポン酢(業務用)の一升瓶を売っていたこと。
誰が買うんだよ!
ちょっと欲しくなりましたが、値段が高かったし、何に使えばいいのかわからず断念。
あと、最近は当たり前に売っている海苔を始め、インスタント味噌汁(3食分で18000ルーブル、日本円で約900円)、挙句の果てにはタクワンを売ってました。
日本食が増えるのは歓迎ですよ!
値段が高いのは歓迎しませんが・・・

PB302293スタリッツアを出て、地下鉄の「レーニン広場駅」へ向かいました。
地下から地上に出るエスカレーター、動いていないことが多いんですよ。
今日は疲れていたので、「動いていてくれ!」と二人で言っていたのですが、案の定、お休み中。
こんなことなら、階段のほうがましだわ。
しかも、このエスカレーター、かなり角度がきつくて急なんですよ。
おばあちゃんのうちの階段がこんな感じだったかな。
危険を感じるような角度です。
ベラルーシでは動いていないエスカレーター、よく見かけます。
常に動いているのは、ミンスク中央駅の上りのエスカレーター。
あとは人が多い時間帯を除いてはストップしています。

うちへ帰ったのが、22時ちょっと前。
二人とも疲労困憊。

PB302295今日の晩ご飯は、坦々麺風の麺料理。
麺がないので、スパゲッティを使用。
最近、市場で見つけた芝麻醤(←ベラルーシで初めて見た!)をスープに溶かし込んだんですが、あんまり胡麻の味が強くない味になりました。
でも、ソフトでいい感じ(←言い訳です・・・)。
そこにごま油と白・黒胡麻を投入。
ひき肉がなかったので、チャーシューの残りを細かく刻んで入れました。
かなりおいしかったなあ。
私、かなり坦々麺が好きです。
ラーメン屋の凝ったラーメンも好きだけど、中華料理屋のラーメンも大好き。
特に広東麺みたいな、あんかけ系が大好きです。

PB302296PB302300そして、スタリッツアのスーパーで買った燻製の魚。
ベラルーシは海がないので、新鮮な魚は望むべくもありませんが、燻製の魚とかは結構売ってるんですよ。
8年ベラルーシに住んでいて、初めて買いました。
これが結構、美味。
この赤っぽい色の魚はокунь、辞書にはカワスズキ(淡水)と書いてありました。
淡水のはずはないと思って聞いてみると、морской окунь、これを辞書で見ると「メヌケ」。
メヌケって、かなり大きいイメージがあるんですけど・・・
まあ、おいしかったのでよしとしましょう。
ちょっとしっとり感がなく、物足りない感じもあったのですが、この一匹が4000ルーブル、約200円ということを考えれば、かなり満足できるものでした。

PC012304今、私はビールを飲みながらブログを書いているのですが、ベロニカちゃんはざくろを食べています。
すごい鮮やかな色で、ジューシーなようです。

今日は劇は最悪だったけど、久しぶりにベロニカちゃんと二人でブラブラできて楽しかったです。
もっと一緒にいられる時間を作らないといけないなあ・・・
結局は楽しく日曜日を過ごしたはぐれミーシャでした!

akiravich at 07:04コメント(0)トラックバック(0) 

2008年10月29日

140531bd.JPG今日は久々に劇場に行ってきました。
劇のタイトルは「ゲリヴェルの夜」。
ゲリヴェルというのは主人公の男の名前です。
元の戯曲はポーランドのものらしいのですが、どこが舞台になっているのかはちょっとわかりません。

時は第二次世界大戦の頃。
ゲリヴェルは少し知的発達に障害がある青年。
「僕も戦争に行くんだ!」と言って聞かない。
もちろん、そんな青年が軍隊にとってもらえるはずもないのに。

ゲリヴェルの母親は一人苦しむ。
ゲリヴェルは外で誰かに軍隊のことを吹き込まれ、軍隊への憧れが止まらない。
うちの中でも軍服を着、旗を振り回す。
そして、母親に対しても、その悲しい「軍隊ごっこ」を強要し、その行動はどんどんエスカレートしていく・・・

母親が背負った暗い過去。
過去は繰り返していく。
母親を駆り立てるものは愛情か憎しみか。

これ以上ないほど、心理的にきつい劇です。
実は今日は1年生の学生たちと一緒に行ったのですが、正直、心配だったんですよ。
というのは、好き嫌いがはっきり分かれるタイプの劇なので。
救いのない悲しい劇を見て、拒絶反応を示されたらどうしようと内心、ビクビクものでした。
チケットも10000ルーブル(約480円)と、安くなかったですから。

でも、学生たちの反応は・・・
かなりすごかったです。
いろんな人と劇場に行きましたが、ここまですごい反応はありませんでした。
学生は6人来ていたんですが、そのうち5人は少し離れたところに座っていました。
そのうちの一人は劇が終わった瞬間に立ち上がって、両手を上げて拍手。
感激しているのがわかったのですが、その後、姿を消してしまって。
おそらく先に帰ったのだろうとは隣に座っていた学生の話。
泣いているところを見られたくなかったのか何なのかはわかりませんが、こんなケースは初めて。
5分後ぐらいに「挨拶もしないで帰ってしまってすみませんでした」というショートメールが。
やはり、あまりにも感激して言葉がなかったようです。

もう一人の学生はショックの余り、私の呼びかけにも全くの無反応。
目が遠くを見ていて、目の前のものが見えていない感じ。
みんなで地下鉄の駅に向かったのですが、彼女は地下鉄の駅を通り過ぎてしまったので、みんなで彼女を呼び止めました。
劇のことで頭がいっぱいで、何も見えていなかったようでした。

それぐらい劇に夢中になれるのは若さ。
何も見えないくらいがちょうどいい。
正面から感じることができること。
逃げない。
目をそむけない。
それが若さ。
私は一年生のことが大好きです。

他の学生たちも言葉を失っていました。
それぐらいの力がある劇です。
私とベロニカちゃんは見るのは二回目でした。
私はやはり最後のシーンを見ていたら、背筋がゾクゾクしましたよ。

PA102052
ゲリヴェルを演じていたのは、オレグ・コッツ(Олег Коц)。
このブログにもたびたび登場している俳優で、今度結婚するオレグ君です。
今日の演技が良かったので、写真を載せてあげましょう(←10月11日の投稿「俳優と軍隊」にも同じ写真が載っています)。
うちに帰る途中、オレグ君に「うちの学生が劇に感激して、呆然としている」とショートメールを書いたら、「意識を失っている子、いた?」というお気楽な返事。
今日劇を見た学生に彼は紹介すると、イメージが崩れそう・・・

母親役のイリーナ・カバノヴァ(Ирина Кабанова)さんはちょっと面識があります。
ベラルーシの芸術アカデミーで学科長をしているはずです。
すごくうまいんですよ。
当たり前ですけど。
彼女がベラルーシの劇場に所属していないのが不思議なくらい。

それにしても、一年生のリアクションがすご過ぎ。
こんなに感受性が豊かで、感じやすい子達だとは思いませんでした。
みんな、日本語で劇をやりたいと言っているのですが、これはやらなきゃならんでしょう!
やりますよ!

一年生へのメッセージ
Для первокурсников
Я знаю, что спектакль вам очень понравился.
Я видел, как вы впечатлены.
Я хочу предложить вам еще сходить на некоторые спектакли, которые мне очень нравятся.
Вы согласны?
И еще одно важное предложение: давайте поставим спектакль на японском языке!
Я давно мечтал о спектакле со студентами, но не было возможности.
Я прекрасно знаю, вы очень хотите поставить спектакль.
Я думаю, что мы с вами сможем осуществить наше общее желание!

ちょっと長いメッセージになりました。
一年生たちに「日本語で劇をやろうか?」と振ったんですよ。
すると、みんなやる気満々で。
しょっちゅう「いつ劇を始めるんですか?」と聞かれまくっているんです。
でも、ちょうどいい劇がなかなか見つからないんですよね。
学生に合いそうな劇があったら、教えてください。
よろしくお願いします。

PA282209
今日のおまけ写真。
今日は一年生の授業が朝の8時半からあったので、6時半起き。
窓の外を見たら、すごい朝焼けが。
日本ではなかなか見られないですよね。
形容しがたい色なので、形容しません。
とにかくきれいでした!

PA282210
似たような写真をさかさまにしてみました。
何か赤い海のようできれいだと思いませんか?

akiravich at 05:25コメント(7)トラックバック(0) 

2008年10月22日

PA122058
すばらしかった!
こんな劇を見られる僕は幸せ者です。
ベラルーシに住んでいることを感謝せずにはいられません。

変な始まりになりましたが、今の気持ちをそのまま書いてみました。
今日は「ART」という劇を見てきました。
何回目なんだろう。
少なくとも、これまで5回は見ていますから、6回目、またはそれ以上ということになります。
これは私がベラルーシで最初に見た劇です。
学生のアリーナちゃんに連れて行かれて見たんですけど、ロシア語のスピードも速くて、全然わかんなかったんですよ。
でも、所々わかるところがすっごい面白くて、すごく幸せな気分になったのを覚えています。

舞台はパリ。
登場人物は40代前と思われる男三人。
20年来の友人関係なのですが、それぞれが全く違う性格。
マルクは感情的になりやすく、時に攻撃的なタイプ。
セルシュは理性的なタイプで、芸術愛好家。
イワンは他人の意見にすぐなびいてしまい、自分の意見を持っていないような弱い性格。

始まりはセルシュが買った一枚の絵。
それは白い背景に白い線。
簡単に言えば、それはただの白いキャンバス。
でも、セルシュは20万フランという大金をはたいて、その絵を購入。
「これが芸術だ」と言うセルシュに対して、マルクはその絵を「白い糞」と名づける。
イワンは二人の間でオロオロするばかり。
その3人の関係は面白おかしいようで、何か切なくて。
愛すべき3人の人間模様に、泣き笑いの1時間50分です。

それぞれの役を演じる俳優も超個性的な面々。

セルシュ役はイーゴリ・ザバラ(Игорь Забара、ポスターの真ん中で白いペンキをかけられている俳優)。
いい俳優だと思うんだけど、どこの劇場で働いているのか知らないんですよ。
他の劇も見てみたい!

イワン役はヴィクトル・マナーエフ(Виктор Манаев、ポスターでは向かって右側の俳優)。
彼こそ、ベラルーシが誇る超一級の喜劇俳優です。
私も大好きな俳優さん。
まだ話したことがないんですが、いつか話してみたいなあ。
私は本当に彼の大ファンです。

マルク役はセルゲイ・ジュラヴェリ(Сергей Журавель、ポスターでは向かって左側)。
彼は叫んでいる役が多いかな。
この劇でもキレまくります。
実は、私は彼と一緒に一度だけ仕事をしたことがあるんですよ。
それは去年のお正月映画「パヴリンカ」に出演したときのこと。
私がベラルーシに来た日本人の役で、彼がベラルーシの地主の役。
彼に挨拶したとき、「私は『ART』が大好きで、5回以上見てます」と言ったら、彼はすごく喜んでくれて。
私も感激でした。

演出はやっぱり、ベラルーシが誇る天才ニコライ・ピニーギン。
彼の劇ではずれは見たことがないです。

この劇、日本でやってないのかなあ。
作者はヤスミナ・レザ。
今、インターネットで調べたら、名前は出てくるんだけど、上演したという記録は出てこないですねえ。

とにかく。
今日の私は超幸せです。
涙が出そうなくらい、いい劇でした。
また見に行きます。

PA212160
今日のおまけ写真は、うちの前で撮ったもの。
木と空です。
秋ですねえ・・・

akiravich at 04:37コメント(8)トラックバック(0) 

2008年10月14日

PA132078
今日は久しぶりに劇場へ。
タイトルは「私と彼女とバットマン」
変なタイトルですよね。

でも、結構おもしろかったです。
演出は私の友達のオレグ君。
他にルスラン君とジーマ君も出ていました。

集合住宅の前の砂場とベンチ。
そこを舞台に二つの話が絡み合っていきます。
それぞれが何の関係もないような話なんですよね。
実は、原作も2つ。
オレグ君、そういうの好きなんですよね。
で、最終的にグチャグチャになっちゃうというパターン。
今日はグチャグチャになるギリギリのところで踏みとどまりました。

本当は劇の内容についてちょっと御紹介したかったのですが、ちょっと仕事でショックなことがあって・・・

私は1年生を教えているのですが、一緒に教えている先生たちと歩調が合わないんです。
私は「みんなの日本語」という、日本語教育では良く使われる教科書を使って教えています。
もう一人の先生もそれで教えていることになっているのですが、内容は全く違っていて。
一年生で、まだ一ヶ月ちょっとしか勉強していないのに、動詞の全ての活用形を教えてしまっているんですよ。
普通、最初は「〜ます」という形だけを教えるんですね。
私の場合は「辞書形」、つまり元の形を教えるのですが、それ以上深入りはしません。
つまり、「書きます」「書く」という二つの形しか教えないのです。
普通はそう教えます。

でも、うちの同僚は全て教えちゃう。
例えば「書かない」「書こう」「書け」「書かれる」「書かせる」・・・
とにかく、全部の形。
「動詞のシステムを覚えないといけません」
でも、こんなの最初に覚えられないでしょ。

一番ショックだったのが、一年生が「おもしろいです」「わかります」と言っていること。
こんなのわかるほうがおかしいと思うんですけど。
だって、これって・・・
まだ泳ぎ始めたばかりなのに、バタフライを教えるようなもの。
厨房に入ったばかりの新入りに客に出すオムレツを作らせるようなもの。
バイエルを弾いている子供にベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」を弾かせるようなもの。
ヤングライオンがエメラルドフロウジョンを先輩に仕掛けるようなもの。

とにかく、めちゃくちゃです。
明日の授業が怖いよ・・・

いつも私が学生に教えることがあります。
「『わかる』というのは簡単なことではない」
「わかる」と軽々しく言う学生が多いんですよ。
例えば、「買う」という言葉があって、その訳を知っていれば「わかる」ことになるという考え方。
訳を知っていることは「わかる」こととは根本的に違うこと。
それはただ単に「訳を知っていること」に過ぎないんです。

よく言う四技能「聞く」「読む」「書く」「話す」。
これが全部できて初めて「わかる」と言えるのです。
「訳す」というのは、この中のどれにも当てはまりません。
「訳す」という作業は、「わかる」に到達するためのアプローチの一つに過ぎないのです。
そこを勘違いしている学生が非常に多い。

だから一年生が「わかる」と言ったとき、私は非常に危険なものを感じたのです。
「わかったつもり」で先に進むと、必ずしっぺ返しが来ます。
どうしたらいいのか・・・

まあ、仕方ない。
これまでも8年間、こんな調子でやってきたんです。
同僚にはいくら言ってもダメ。
どんな言葉も効果なし。
自分の方法を曲げようとはしません。

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最後の写真は大学の窓から撮った夕焼けです。
明日はがんばるぞ・・・

akiravich at 05:42コメント(4)トラックバック(0) 
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