劇場

2015年12月31日

日本のみなさん、あけましておめでとうございます!!!
今年もよろしくお願いします!!!


ベラルーシはまだ大みそかの夜の7時。
私は一人でうちに残ってブログを書いています。
ベロニカちゃんと龍二くんは実家の方に行きました。
私も追いかけていきます。

今日の音楽はロシアの伝説のピアニスト、ソフロニツキーが演奏したスクリャービン。
今年を締めくくる音楽がスクリャービンって、どうよ。
しぶいだろ〜。
ソフロニツキーというピアニスト、素晴らしいんですが、どれだけ日本で知られているのかなと気になりました。
ピアノ好きな人なら知っているはず!



今日は大みそかだというのに大忙し。
朝から市場で買い出し。
うちに帰ってすぐに、私の個人教室のあるウルチエ地区へ。

駅の近くの本屋でベロニカちゃんへのお正月プレゼントを買いました。
この5〜6年は毎年本をあげています。
元々、うちの奥さんは本を読むのが好きな人なので。

そのあと、知り合いと食事しました。
それから、教室へ。
学期末は各グループでパーティーをして、そのままパーティーをするのですが、おとといのパーティーの片づけがまだだったのです。
それにしても、4日連続試験&パーティーはつらかった・・・
でも、学生たちや日本人の留学生のみなさんはとても楽しんでいたようで、よかったです。

それから、うちに帰って、スピーチコンテストの指導。
前にも書きましたが、うちの教室でコンテストをすることにしたのです。
教室の発表会のようなものです。
今日、指導しないと、日程的に厳しかったので、2人の学生はスカイプで、一人の学生は私のうちまで来てもらって指導しました。
日本語を教えるのに、大みそかも正月も関係ねえ!!!(←でも、ちょっとは休みたいかも・・・)



昨日は久しぶりに劇場に行ってきました。
ベロニカちゃんと二人だけの外出はなかなかありません(←龍二くんはベロニカちゃんの妹のところへ預けました)。
元々、私たちは劇場で出会ったんですよ。
まだ龍二くんがいなかった頃は多い時で、週に3回は劇場で劇を見ていました。
それぐらい筋金入りの演劇好きなのです。

昨日見たのは、私が大好きな「ART」という劇。
2008年10月22日「ART」
だいぶ昔の記事ですが、この劇について書いたことがあります。

たぶん、10回近くは見ていると思います。
何回見ても笑えるし、心が震える劇。
男3人のコメディーなのですが、友情と愛情、友情ゆえの憎しみなど、全てが人生を深く見通した素晴らしい戯曲なのです。

私が大好きな劇。
でも、同じものはもう2度と見られません。
http://news.tut.by/culture/460364.html俳優の一人が亡くなってしまったのです(ロシア語ですみません)。
セルゲイ・ジュラヴェリさん。
61歳でした。
私が大好きだった劇「ART」はもう見られません。
彼がいなければこの劇は成立しません。ミンスクの劇場で上演されていた三谷幸喜の「笑いの大学」では向坂役を超ハイテンションで演じていました。

だいぶ前になりますが、私がベラルーシのお正月映画に出たとき、現場で彼と一緒になりました。
私が「『ART』や『笑いの大学』いつも見ています」と言うと、とても嬉しそうに「本当? 日本人に『笑いの大学』を見てもらえるのはうれしいな」と言ってくれました。
私の出演シーンは「帰りたくなーい! おお、ベラルーシよ!」と泣きながら叫ぶという場面(←撮影3時間、出演時間10秒)だったのですが、彼は「今のよかったよ!」「こうしたほうがいいよ」とずっと話しかけてくれました。
ご一緒したのは一回だけですが、心に残る思い出です。

彼の「ART」、もう一度見たいです。
でも、それはもうかないません。
あの血管が切れそうなハイテンション演技、一世一代の芸でした。

そもそも「ART」自体がもう見られないだろうと思っていたら、劇場のポスターに「ART」の名前を見つけてびっくり!
すぐにチケットを買ったのです。

3人の俳優のうち、一人だけ変わるのかと思っていたら、全員入れ替えになっていました。
特に、イヴァン役のヴィクトル・マナーエフさんの名人芸が見たかったのですが・・・

見に行った感想は・・・非常に残念なものでした。
イヴァン役をやったのは私とベロニカちゃん、共通の友人。
彼は若手の中では最高の俳優ですが、イヴァンのような意志薄弱な人間を演じるのには向いていません。
彼はカリスマ性が半端ないのです。
どんなに精神的に弱っちい役をやっても、どうしても彼の俳優としての強さが前面に出てしまいます。

他の二人もいただけませんでした。
まだこなれていない印象も受けましたし、完全にミスキャストだなあと思う瞬間もたくさんありました。
体形も年齢も俳優としての癖も、全てが合っていないのです。

演出には腹が立ちました。
かつての演出家と同じ人なのですが、イヴァンの超ハイスピード長台詞で、パンツになるまで服を脱ぎ、また服を着るという演出に何の意味があるのか、私は強く問いただしたいです。
あんな天才的な演出ができる人なのに・・・

劇が終わって、私は泣きそうになりました。
かつての「ART」を思い出しながら。



さあ、ここまでは前置きです(←長すぎるだろ!)

もう紅白歌合戦は終っていますよね。
紅白といえば・・・
小林幸子!!!
大みそかの風物詩といっても過言ではありません。

実は、うちの教室の学生にそっくりな学生がいるのです!
FBで写真を公開したところ、ほとんどの人から「似ている!」または「(部分的に)似ている!」という反応が返ってきました。

imageどうですか? 似ていると思いませんか?(←本人の承諾を得て写真を公開しています)

彼女の名前はジアナちゃん。
9月から日本語を始めたばかりの初心者です。

小林幸子の写真を見せたら、本人も「ちょっと似てるかも・・・」。
周りの学生たちも「どこか似ているところがあるかも」。
私の目には激似なんですが、皆さんいかがですか?
紅白の豪華な衣装を着たら、本人と区別がつかないかも・・・

彼女に「小林幸子は日本でとても有名な歌手なんだよ」と言うと、「うれしいです! 私も歌を歌っているので」。
ジャンルはポップパンク。
私が「着物を着て、演歌を歌ってみたら?」と言ったら、「歌ってみたいです!」。

ベラルーシ初の演歌歌手、誕生か!? 
そうなったら、私がプロデューサーになろう!!!


すでにお正月が来たみなさん!
あけましておめでとうございます!!!

まだのみなさん!
よいお年を!!!

akiravich at 18:30コメント(0)トラックバック(0) 

2009年11月11日

おはようございます。
昨日の夜も更新できませんでした。
ここ最近、朝のブログ更新が続いています。

まずはインフルエンザの話から。
何かみんな落ち着いちゃってきているんですよね。
マスクをしている人もだいぶ減りましたし。
人々の話題にものぼらなくなりました。
ベラルーシではよくあることですが、まるで何事もなかったかのような感じなのです。

実際はどうなんですかね?
ベラルーシでのインフルエンザの患者は減っている、という話が出ていますが、情報の出所がわからないので・・・

お隣のウクライナの状況はどうなのかと思い、ロシア語のニュースを見てみました。

2009年11月11日 9:39
Ukranews
保健省は11月10日時点での感染性のインフルエンザや急性呼吸器疾患による死者の数は189人に達したと発表した。(中略)
10月29日からのインフルエンザ、呼吸器疾患の患者数は112万2188人で、ここ数日間に発症した人数は9万592人に上っている。入院患者数は5万7286人になっている。(中略)
テルノポリ市保健部長ヴァシーリー・ブリハリ氏はテルノポリ地方における罹病者数は、伝染病の流行の基準値を下回ったと発表した。
そして、ユリヤ・チモシェンコ(注:ウクライナの首相)は、ウクライナにおけるインフルエンザ、呼吸器疾患の発症者数はピーク時の11月2日〜4日と比較して、4分の1に減ったと発表している。


うーん、ウクライナでは減っているんですね。
でも、「非常に多い」が「多い」に減った感じに見えるのですが。

ベラルーシでも「患者数が減っている」と言っているのは本当なのかもしれませんね。
でも、用心するに越したことはありません!

さて。
昨日は休みでした。
でも、全然休めませんでした。

午前中はベラルーシ語の勉強。
それから、買い物に行ったり、電話会社に行ったりでバタバタ。
うちに帰ったのが14時。
それから、食事をして仮眠をとって、15時半に大学へ。
大学で同僚と打ち合わせ。
17時からは学生たちと劇の練習。

19時からは劇場で劇を見ました。
それは私が大好きな劇「ART」
私はいつものように感動したのですが、学生たちには不評だったんです。
それがショックで、今日はちょっと元気がありません。
みんなが気に入らなかったわけではないんですよ。
昨日は大学の学生以外に、アニメお宅の学生やプライベートレッスンの学生たちもいましたが、彼らはものすごく気に入ってました。

ARTでは男同士の友情がテーマになっています。
あることがきっかけで喧嘩をするのですが、それは友情があるからこそ。
私の中で友情って、仲がいいだけじゃなくて、喧嘩もしたり嫌いになったりもするけど、それでも一緒にいたい人というイメージです。

実際、私の一番の友達とはそういう関係です。
高校時代の友達ですが、彼とは喧嘩もしたし、疎遠な時期もあったし。
でも、友達なんですよ。

友人とは、あなたについて全てのことを知っていて、それにもかかわらずあなたを好んでいる人のことである。(エルバード・ハーバード)
どうですか?
私は賛成です。

ベラルーシ人と日本人では「友達」という言葉に関して解釈の違いというか、ちょっとズレがあるんです。

例えば、授業で学生に「○○さんは友達が何人いますか?」という質問に対して「1人です」とか「2人です」なんて答える人が多いんですよ。
中には「いません」と答える人も。

みんな孤独で寂しい青春なのかなあと思うと、そういうわけではなくて。
ここで問題なのはロシア語と日本語のズレ。

「友達」という言葉、ロシア語では「друг(ドゥルク)」という訳になります。
しかし、このдругというのは、ベラルーシ人の感覚では「本当にいい友達」、つまり、日本の基準で言えば「親友」という意味に近くなっているんです。
だから、友達は一人とか二人なんて答えが出てくるんです。

だから、「друг」のハードルは非常に高いということになります。
でも、日本だと「友達」になるためのハードルはそんなに高くないような気がしません?
時々一緒に遊ぶ人なんか、「友達」と呼んでも全く問題ないですよね。
でも、ベラルーシ人にとって、時々遊ぶぐらいでは「друг」とは呼べないのです。

じゃあ、その程度の「友達」のことをベラルーシ人は何と言うのかというと、「знакомый(ズナコームィ)」。
これは「知り合い」という意味です。
日本語で「知り合い」というと、「そんなに親しい付き合いはないけど、その人を知っている」という感じがしませんか?

学生に「じゃあ、同じ日本語グループの人たちは友達じゃないんですか?」と聞くと、「いいえ、友達じゃありません」。
うーん、どうなんですかね。
私だったら、クラスメイトは特に仲が悪かったり嫌いだったりしない限り、「友達」と言ってしまいますが、みなさんはどうですか?

こういうズレ、結構あるんです。
またいつかご紹介していきたいと思います。

今日も夜まで仕事だ!
がんばろう!

akiravich at 18:18コメント(8)トラックバック(0) 

2009年10月28日

おはようございます。
まだ寝ぼけているはぐれミーシャです。

昨日の夜もブログの更新をしませんでした。
最近、朝の更新が多くなっているなあ。

昨日は休みだったのですが、全然休めませんでした。
朝はベラルーシ語の勉強。
ちょっと体が重かったのですが、何とか切り抜けました。

それから、町を駆け回り買い物。
ベラルーシ語の辞書が欲しかったんですよ。
ロシア語→ベラルーシ語の辞書はあるのですが、ベラルーシ語→ロシア語の辞書はまともなのが全然なくて。
あっても、三巻本の三巻目しかなかったり。
散々探しましたが、結局ダメ。
辞書がないのは厳しいなあ。
勉強しにくし。

通訳会社に行ったり、インターネットカードを買ったりしたので、うちにたどり着いたのは15時過ぎ。

それから、1時間半ほど仮眠。
そして、劇場へ。
ベロニカちゃんが体調不良で、学生のビーチャ君と行くことに。

行ったのは「ベラルーシ・ドラマ劇場」。
純粋にベラルーシ語だけで上演する劇場です。
出し物は「Адвечная песня」。
日本語に訳すと「永遠の歌」。
作者はベラルーシを代表する作家、ヤンカ・クパーラです。

うちの大学の同僚がすごく勧めてくれたんです。
うちの大学を卒業した学生と一緒に見たそうで、ものすごく感動したのだとか。
そして、その学生はすでに7回も見たんですって。

劇そのものはベラルーシではクラシックなスタイル。
というか、昔は新しかったという感じの作りです。
そういうのって、ハズレもあったりするのですが、今回のはかなりアタリ。
なかなかいい劇でした。

ただ内容が理解できないところがあったのが残念。
私のベラルーシ語力では、ヤンカ・クパーラのような作家の言葉はすぐには理解できません。
それに、ほとんどの台詞が歌だったんですよ。
今、インターネットで劇のことを調べてみたら、「ロックオペラ」と書いてありました。

歌になると、外国語って聞き取れないですよね。
私の場合、ロシア語の歌なんかテキストが理解できないことが多いですもん。

これって、外国語に限らず、母国語でも同じことかも。
日本語のオペラなんかだと、思いっきり歌っているときなんか、何を歌っているかわからなかったりするでしょうし。
一緒に行ったビーチャ君も「半分は理解できませんでした」。
ベラルーシ人がこんな調子なのですから、私が理解できないのも当然といえば当然。

ベラルーシ人に言わせると、「ベラルーシ語なんてロシア語とほとんど同じなんだから簡単じゃん」。
そんなこと、全然ないんですよ。
確かにかなり似てはいますけど、同じとは言えないですね。
実際、ロシア人にベラルーシ語を聞かせても、全く理解できないらしいですよ。

昨日の劇で一つ残念なことが。
それは後ろの観客がうるさかったこと。
子供たちが座っていたのですが、ずっとおしゃべり。
私の隣に座っていた女性が「静かに!」と言ったのですが、劇の最後ではまたうるさくなって。
私もかなり我慢しました。
ベラルーシの劇場には、中学生や小学生が先生と一緒に来たりするのですが、静かに見ない子供もかなり多いんですよ。
すっごい迷惑。

ああ、もっとベラルーシ語を勉強しなきゃ!

akiravich at 17:55コメント(2)トラックバック(0) 

2009年10月15日

今日も疲れた!
授業の数こそ4コマと少ないですが、いろいろとバタバタして。

今日は朝から劇のチケットを求めて、ミンスクの中心地を走り回りました。
実は昨日、オクチャブリスカヤ駅の近くの地下道にあるチケット売り場で、私の大好きな劇「ART」のポスターを見たのです。
それを見て、いてもたってもいられなかったのですが、手持ちのお金がなかったので、今日の朝、買いに行ったのです。

数ヶ所のチケット売り場で9枚のチケットを購入。
なんでそんなにたくさん買うのかというと、学生たちにも見せたいから。
去年はよく学生を連れて劇を見に行っていたんですけど、今年はあまり行く機会がなくて。
学生から「先生、また一緒に劇場に行きましょう!」と言われていたのです。

「ART」はすごい劇なんですよ。
今回で何回目なんだろう?
たぶん、8回目か9回目だと思います。
前回見に行ったときの話は2008年10月22日「ART」をご覧ください。

それから、うちに帰って授業。
天然なユーリャちゃんです。
彼女との勉強は笑いがたえません。
ナチュラルに面白い女の子です。

それから、またチケットを求めて劇場へ。
劇場のチケット売り場は14時からなので、朝は買えないのです。

大好きなヤンカ・クパーラ劇場。
久しぶりに入ったなあ。
以前は本当にしょっちゅう行っていたのに。

チケット売り場のおばあさんは相変わらず超スロー。
今日は隣にいるおばさんと話ばっかりして、なかなかチケットを売ってくれません。
15分近くロスしました。

16時からは大学で授業。
19時半からは語学学校で1コマ。

うちに帰ったのは22時。
本当に疲れた!

今日は晩ごはんがまだ出来ていなくて。
私が作ることになっていたんです。
22時に料理開始!

今日の料理はベロニカちゃんからのリクエストで、鶏肉を一匹まるまる焼いたものです。
元々は「タバカ」というグルジア料理らしいのですが。

PA141125まるのままの鳥に包丁を入れて、開き状態にします。
出来るだけ平らになるように、骨をボキボキと折りながらペッタンコにするのです。
もちろん、お腹の中は良く洗っておきます。
それに塩と胡椒をしてしばらくおきます。
そして、皮と肉の間にニンニクの薄切りをしのばせます。
これはいい感じだ。



PA141128それをそのままフライパンにのせます。
すごい絵だなあ。
フライパンに一面の鶏肉。
一面の鳥世界になっています。








PA141129上に重石をのせて焼きます。
赤い鍋の中には水が入っています。
どうなんですかね。
皮はパリッとしそうですが、肉汁が出てしまいそうで、ちょっと怖いです。
全体に火が通るようにしないといけません。
今回は胸肉の部分が厚かったので、火がそこの部分に当たるようにフライパンをちょっとずらしました。



PA141130ひっくり返したところです。
なかなかの男前ですな。
でも、フライパンの面に当たっていない部分があるぞ。
ちゃんと焼けるのかしら。







PA141132これはもう完成に近いところです。
焼き色がついていないところも、火が通っているようです。
それにしても、大きいからひっくり返すのがなかなか大変です。
これはすでに5回ほどひっくり返した後です。





PA141135できあがり!
皿からはみ出しています。
これを切り分けて食べるのです。
ソースはサワークリームにニンニクのみじん切りと塩を少々入れたものです。
これがおいしいんですよ。





PA141138ソースをかけて食べてみました。
いやあ、おいしい!
ギュッと凝縮したようなおいしさです。
でも、ちょっと塩がきつかったかな。
普通の塩がなくて、粗塩みたいなのでやったから、所々しょっぱいところが出来てしまいました。

割と素朴な料理だと思います。
本当にグルジアでも作っているのかな?
似た料理はテレビで見たことがあるけど・・・

明日は朝からベラルーシ語の授業。
初めて授業に行きます。
それから、授業が4コマ。
うーん、楽しみ!

akiravich at 06:25コメント(2)トラックバック(0) 

2009年03月14日

おはようございます。
昨日の夜はぐっすり寝てしまって、ブログが書けませんでした。
今、朝の7時20分です。
眠いです。
今日は授業が7コマ。
恐ろしい・・・

昨日は久しぶりにバレエを見に行きました!
劇場に行くこと自体久しぶり。
以前は一週間に2、3回は行っていたのに。

P3132178バレエの会場はミンスクの中心、10月広場にある「共和国宮殿」です。
「宮殿」というだけあって、そのスケールはかなりのもの。
とにかく大きいです。

ミンスクには「オペラ・バレエ劇場」があるのですが、ずっと改装工事をやっていて、その間はこの共和国宮殿で公演を続けていたのです。
最近、改修工事が終わり、改修後のお披露目公演もあったのですが、完全に作業が終わっているわけではなく、一部の公演はまだ共和国宮殿で行われているんです。
そして、しばらくしたら、まだ完成していない部分を完成させるために、もう一度クローズするのだそうです。
だったら、最初から完全に完成させればいいのに。

P3132179写真が暗いですが、中はこんな感じ。
大理石の豪華な作りです。
中には観葉植物がディスプレイされているコーナーがあって、休憩時間などにブラブラするには最適です。

出し物は「眠れる森の美女」でした。
これが思ったより面白かったんですよ。
私、バレエには全く詳しくないんですが、みんな頑張っていたと思います(←なんちゅうコメントやねん)。
主役の姫はいまいちでしたが、妖精たちが良かったです。
私、ベラルーシのバレエは舞台美術が気に食わないことが多かったんですけど、昨日のは非常に素直な装置で良かったと思います。

ちなみに、チケットはベロニカちゃんのお父さんから招待券をもらっていきました。
ベロニカパパは今、オペラ・バレエ劇場で働いているんです。
ボイラーの管理だったと思います。
なので、無料招待券が手に入れられるんですね。
だから、席が一階の一番後ろでも文句は言えません。

しかーし!
他の事で文句は言わせてもらいますよ。

ベラルーシの劇場のマナーの悪さ!
いつもひどいのですが、昨日はあまりにもひどく吐き気がするほどでした。
如何に悪いかを順番にあげてみたいと思います。

1.おしゃべり
これはとにかくひどい。
昨日は前に小学生の男の子4人が座っていて、まあひどかった。
うちのベロニカちゃんも私も二人して「静かにしろ!」と注意しました。
注意して静かになる子もいれば、そのままの子もいたりして。
周りの大人が注意しないのが不思議。
劇場側の人が注意してました。
正直、殺意を抱きましたね。

彼らの近くに保護者がいなかったところを見ると、おそらく学校のクラスみんなで来たものと思われます。
よくあるんですよ。
日本でも学校全体で演劇鑑賞をすること、あるでしょう?
ベラルーシではよくやるんですよね。
劇場側としては、そうやってでもチケットを売りさばかないと生きていけないのでしょうが、観客の私たちにとってはものすごい迷惑。

それは俳優にとっても迷惑なようです。
私の知り合いの女優さんが言っていたのですが、舞台で演技をしているときも、客席の子供が騒いでいるのを見ると、やる気をなくすそうです。
一度、本気で舞台を投げ出そうとしたことがあり、一緒に舞台上にいた俳優に「もうすぐ終わりだから、もうちょっと我慢しようよ」と止められたことがあったそうです。

うるさいのは子供だけではありません。
大人も平気でしゃべります。
だから、子供もしゃべるんでしょうけど。

よくいるのは、「解説者タイプ」。
大体はおばちゃんです。
昨日も「あれが王子様よ」とか、「ほら、お姫様が出てきた」とか、隣のおばちゃんがうるさくてうるさくて。
そんなの見たらわかるっちゅうねん!!!

あと、「予想屋タイプ」もいますね。
劇を見ながら、「たぶんね、あの二人は結婚できないと思うよ」とか、「いや、これは絶対にハッピーエンドね」とか。
そんなの声に出して言うなよ!
うちでメロドラマ見てるんじゃないんだから!


2.携帯電話
ベラルーシでもよく開演前に「携帯電話の電源をお切りください」というアナウンスが入るんですよ。
でも、全然切らない人もかなりいます。
昨日はバレエでオーケストラがジャガジャガなっていたりすると、携帯電話の音もそれほど聞こえてきませんでしたが、演劇とかだと最悪。
一番いい場面で着信音なんかが鳴ったりしますから。

着信音だけならまだ許せる、いや、全く許せないのですが、中には話し始める人もいます。
日本だったら信じられないですよね。
ベラルーシでは結構いるんです。
小声で「今、劇場にいるから、話できないんだけど」とか。
どんなに小声でも結構聞こえてしまうんですよね。

3.劇の最中に帰る人
これは俳優やダンサーに失礼だと思うんですけど。
「眠れる森の美女」は長いからかもしれませんが、昨日も途中で帰っていく人が続出。
曲の合間とかにそそくさと出て行けばいいのに、曲の最中に立ち上がっていく神経は理解できません。

4.写真撮影
これもかなり多いです。
演劇よりもバレエのほうが多いですね。
もちろん、ベラルーシの劇場でも写真撮影は禁止なんですよ。
でも、みんなバシバシ撮りまくっています。
舞台上の人たちも集中できなくなること、あるんじゃないですかね。

5.食べる人、飲む人
これは昨日はいませんでしたが、時々います。
劇の最中とかに、チョコレートの銀紙を開けるガサゴソという音が響き渡るんです。
本当に迷惑です。
日本って、客席内は飲食禁止ですよね?
ベラルーシでは何も言いませんね。

とにかく。
昨日のバレエでは観客のマナーに閉口。
あまりにもひどかったです。
日本が如何にお行儀のいい国なのかがわかります。

これからはバレエも積極的に見ていこう!
今度はちゃんとチケットを買わなくちゃ。
でも、結構高いんですよね。
以前は25000ルーブルで買ったのを憶えています。
25000ルーブルって、今のレートだと900円ぐらい。
あ、そんなに高くないか。
でも、今の安月給の身には応えます・・・

P3142192P3142194今日のおまけ写真。
昨日、バレエの後で、スーパーに買い物に行ったんです。
燻製の魚を買ってみました。
ロシア語で言うとставрида。
辞書を見ると「マアジに近い種」。
アジだと思っていいんですかね。

うちに帰って食べたんですけど、これが最高においしかった!
身が厚くて、食べ応えもあり。
うちのベロニカちゃんは秋刀魚の燻製のほうがお気に入りのようですが。

今日もまた仕事が多いなあ。
昨日みたいに芸術に触れると、エネルギーも湧いてきますよ。
頑張るぞ!

akiravich at 15:33コメント(1)トラックバック(0) 

2008年12月26日

今日はクリスマスでお休み!
夕方までブラブラ。
たまっていたメールの返事を書いたり、ちょっと腹筋したり(←久しぶり!)、お風呂で一時間ほど本を読んだりと、休みを満喫。
でも、この半年間で溜まった疲れは簡単には取れませんよ。
あっという間に、外は暗くなっていて。

18時に劇場に向けて出発。
18時半過ぎにレーニン広場駅に到着。
地下ショッピングモール「スタリッツア」の中を通って、劇場に行ったんだけど、人が多くてびっくり。
みんなあんまり外に出ないのかと思った。

PC262480今日の劇はオスカー・ワイルド「理想の夫」(ロシア語ではИдеальный Муж)。
私とベロニカちゃんの友人であるオレグ君とルスラン君が出演してました。
結構、よかったんですよ。
第一幕はちょっとリズムが悪くて、ちょっと間延びした感じがありましたが、最後のほうには非常にテンポよく話しが展開していきかなり楽しかったです。

今日行ったゴーリキー記念ロシアドラマ劇場は、ひどい劇が多いんですけど、今日の劇の演出家アルカジー・カッツ(Аркадий Кац)の劇だけはまとも。
他にもモリエールの「病は気から」などもかなり面白いです。
この演出家、ベラルーシ人じゃなくて、モスクワからやってきて演出するんですよ。
この人がロシア劇場の芸術監督になれば、もっといい劇場になるのに・・・

「劇が終わったら一杯飲もう」とオレグ君と約束していたんですが、しばらく待っても彼が出てくる気配はなし。
ベロニカちゃんも「もうきっと帰っちゃったんだよ」と言うので、帰ることに。

PC252475独立広場まで来ると、イルミネーションの洪水。
こりゃあ、「でんこちゃん」が見たら怒るでしかし。
早く発電所を作らなきゃ!(←ちょっと危ない発言かも・・・)

この写真を撮っているとオレグ君から電話が。
「今、どこだ?」
私とベロニカちゃんは劇場に逆戻り。

劇場の前に行くと、オレグ君と一緒に奥さんのナースチャちゃんも。
そこに、オレグ君の知り合い4人が合流。
みんなで軽く飲みに行くことに。
どうして軽くなのかというと、オレグ君、明日の朝は子供向けの劇に出演しないといけないから。

しかし。
オレグ君、「軽く」なるはずがありません。
私たちは手持ちのお金がなかったので、私はビール一杯、ベロニカちゃんはお茶だけで我慢したのですが、オレグ君はウオッカ。
オレグ君とその友人だけでウオッカを一本空けてました。
よく飲むなあ。
明日どうなっても知らないよ・・・

PC262477酔っ払って御満悦のオレグ君。
彼が着ているTシャツは、私とベロニカちゃんが二年前に日本へ行った時に彼に買ってきたおみやげ。
かなり気に入っているようで、このTシャツを着てテレビのクイズ番組に出たりしていました。

私とベロニカちゃんが「来年の夏、日本へ行く」という話をしたら、オレグ君、「俺も一緒に連れて行ってくれ!」。
具体的にいくらかかるのか、しつこく聞いてきました。
横にいる奥さんのナースチャちゃんは「酔っ払ってるんだから、適当に聞いといて」。
オレグ君「日本に行って、何か上演したい」。
うーん、それは難しいなあ。
ベラルーシ演劇を日本で紹介したいのはヤマヤマなんだけどね。
オレグ君一人で劇はできないからなあ。
オレグ君「ストリートパフォーマンスでお金稼いだらどうかな」
労働ビザがないとダメなんじゃない?

結局、私たちは12時の閉店までダラダラと飲むことに。
私とベロニカちゃん、かなりお腹が空いていたので、夜中の0時半から晩ご飯。
そして今、ベロニカちゃんは注文されている服を縫っています。
現在、夜中の2時。
早く寝たいのはヤマヤマなんですが、私もベロニカちゃんも仕事を片付けないと寝られないんです・・・
3時までにはベッドにもぐりこみたいと思っているんですが・・・
どうなることやら・・・

akiravich at 08:57コメント(0)トラックバック(0) 

2008年12月18日

またです。
この劇にやられました。
正直、何も言いたくないし、何も書きたくないのですが、言わないと何が言いたくないのか、書かないと何が書きたくないのか、誰にも伝わらないのも癪なので、言います、書きます。

これはベラルーシ国立ヤンカ・クパーラ劇場で上演されている一人芝居です。
チェーホフの「サハリン島」を劇にしたものです。
演じるのはロマン・パダリャカРоман Падаляка。
そして、もう一人、黒ずくめの服を着た音楽担当の人が動き回ります。

私、一人芝居ってうそくさくて嫌いなんですよ。
声音を変えたり、服を変えたりしても、どこか作っている感じがして、見ている私はどんどん冷めていくんです。

でも、この「サハリン島」はそんなことありません。
どんどん人物が変わっていくのに、いや、変わっていくとか、そういうことではありません。
ああ、俺、何書いているんだ・・・

とにかく。
すごい劇です。

今日は一年生の学生8人と行ったのですが、あまりにもすごい劇なので、心配していたんですよ。
そうしたら、案の定、女の子たちは全員、完全にアウトの状態。
一人は泣いているというか、感極まっている様子。
他の人と話すことを避けるように、全員、「さようなら」と言って、バラバラに帰って行きました。
そりゃあ、あんな劇の後では話もしたくないでしょう。
私も話す気はなかったし。
男3人は割と冷静でした。

私たちがクロークでコートを受け取る列に並んでいると、どこかから「アキラ!」と大きい声が。
声がしたほうを見てみると、俳優のジーマ・ラチコフスキーじゃありませんか。
劇場に併設されているカフェでカメラマンのアルバイトをしていたそうで。
みんな死んだような顔をしている中、私は彼と楽しく話しました。
いや、楽しい顔を無理に作っていました。

スーパーで買い物をして、うちに帰ると、女子学生の一人からショートメールが。
「あの俳優は悪魔です! だって、人間があんな演技をできるはずがありません!」
それぐらい強烈な劇なんです。
本当に。

演劇が好きな人にはぜひ見ていただきたいです。
ベラルーシ語でわかりにくいかとは思いますが、それでも伝わる「真実」がこの劇にはあります。
私もベラルーシ語を100%理解しているわけではありません。
見るのは今回で5回目なんですが、毎回、理解の度合いが高まっていくので飽きないんですよ。
今日は一列目だったというのもあるかとは思いますが、いつにも増してパダリャカの演技はすごすぎました。

明日の朝は1年生の授業。
どんな感想が出てくるのか・・・
次に劇場に連れて行くときは、もうちょっとソフトな劇にしておこう・・・

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2008年10月29日

140531bd.JPG今日は久々に劇場に行ってきました。
劇のタイトルは「ゲリヴェルの夜」。
ゲリヴェルというのは主人公の男の名前です。
元の戯曲はポーランドのものらしいのですが、どこが舞台になっているのかはちょっとわかりません。

時は第二次世界大戦の頃。
ゲリヴェルは少し知的発達に障害がある青年。
「僕も戦争に行くんだ!」と言って聞かない。
もちろん、そんな青年が軍隊にとってもらえるはずもないのに。

ゲリヴェルの母親は一人苦しむ。
ゲリヴェルは外で誰かに軍隊のことを吹き込まれ、軍隊への憧れが止まらない。
うちの中でも軍服を着、旗を振り回す。
そして、母親に対しても、その悲しい「軍隊ごっこ」を強要し、その行動はどんどんエスカレートしていく・・・

母親が背負った暗い過去。
過去は繰り返していく。
母親を駆り立てるものは愛情か憎しみか。

これ以上ないほど、心理的にきつい劇です。
実は今日は1年生の学生たちと一緒に行ったのですが、正直、心配だったんですよ。
というのは、好き嫌いがはっきり分かれるタイプの劇なので。
救いのない悲しい劇を見て、拒絶反応を示されたらどうしようと内心、ビクビクものでした。
チケットも10000ルーブル(約480円)と、安くなかったですから。

でも、学生たちの反応は・・・
かなりすごかったです。
いろんな人と劇場に行きましたが、ここまですごい反応はありませんでした。
学生は6人来ていたんですが、そのうち5人は少し離れたところに座っていました。
そのうちの一人は劇が終わった瞬間に立ち上がって、両手を上げて拍手。
感激しているのがわかったのですが、その後、姿を消してしまって。
おそらく先に帰ったのだろうとは隣に座っていた学生の話。
泣いているところを見られたくなかったのか何なのかはわかりませんが、こんなケースは初めて。
5分後ぐらいに「挨拶もしないで帰ってしまってすみませんでした」というショートメールが。
やはり、あまりにも感激して言葉がなかったようです。

もう一人の学生はショックの余り、私の呼びかけにも全くの無反応。
目が遠くを見ていて、目の前のものが見えていない感じ。
みんなで地下鉄の駅に向かったのですが、彼女は地下鉄の駅を通り過ぎてしまったので、みんなで彼女を呼び止めました。
劇のことで頭がいっぱいで、何も見えていなかったようでした。

それぐらい劇に夢中になれるのは若さ。
何も見えないくらいがちょうどいい。
正面から感じることができること。
逃げない。
目をそむけない。
それが若さ。
私は一年生のことが大好きです。

他の学生たちも言葉を失っていました。
それぐらいの力がある劇です。
私とベロニカちゃんは見るのは二回目でした。
私はやはり最後のシーンを見ていたら、背筋がゾクゾクしましたよ。

PA102052
ゲリヴェルを演じていたのは、オレグ・コッツ(Олег Коц)。
このブログにもたびたび登場している俳優で、今度結婚するオレグ君です。
今日の演技が良かったので、写真を載せてあげましょう(←10月11日の投稿「俳優と軍隊」にも同じ写真が載っています)。
うちに帰る途中、オレグ君に「うちの学生が劇に感激して、呆然としている」とショートメールを書いたら、「意識を失っている子、いた?」というお気楽な返事。
今日劇を見た学生に彼は紹介すると、イメージが崩れそう・・・

母親役のイリーナ・カバノヴァ(Ирина Кабанова)さんはちょっと面識があります。
ベラルーシの芸術アカデミーで学科長をしているはずです。
すごくうまいんですよ。
当たり前ですけど。
彼女がベラルーシの劇場に所属していないのが不思議なくらい。

それにしても、一年生のリアクションがすご過ぎ。
こんなに感受性が豊かで、感じやすい子達だとは思いませんでした。
みんな、日本語で劇をやりたいと言っているのですが、これはやらなきゃならんでしょう!
やりますよ!

一年生へのメッセージ
Для первокурсников
Я знаю, что спектакль вам очень понравился.
Я видел, как вы впечатлены.
Я хочу предложить вам еще сходить на некоторые спектакли, которые мне очень нравятся.
Вы согласны?
И еще одно важное предложение: давайте поставим спектакль на японском языке!
Я давно мечтал о спектакле со студентами, но не было возможности.
Я прекрасно знаю, вы очень хотите поставить спектакль.
Я думаю, что мы с вами сможем осуществить наше общее желание!

ちょっと長いメッセージになりました。
一年生たちに「日本語で劇をやろうか?」と振ったんですよ。
すると、みんなやる気満々で。
しょっちゅう「いつ劇を始めるんですか?」と聞かれまくっているんです。
でも、ちょうどいい劇がなかなか見つからないんですよね。
学生に合いそうな劇があったら、教えてください。
よろしくお願いします。

PA282209
今日のおまけ写真。
今日は一年生の授業が朝の8時半からあったので、6時半起き。
窓の外を見たら、すごい朝焼けが。
日本ではなかなか見られないですよね。
形容しがたい色なので、形容しません。
とにかくきれいでした!

PA282210
似たような写真をさかさまにしてみました。
何か赤い海のようできれいだと思いませんか?

akiravich at 05:25コメント(7)トラックバック(0) 

2008年10月22日

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すばらしかった!
こんな劇を見られる僕は幸せ者です。
ベラルーシに住んでいることを感謝せずにはいられません。

変な始まりになりましたが、今の気持ちをそのまま書いてみました。
今日は「ART」という劇を見てきました。
何回目なんだろう。
少なくとも、これまで5回は見ていますから、6回目、またはそれ以上ということになります。
これは私がベラルーシで最初に見た劇です。
学生のアリーナちゃんに連れて行かれて見たんですけど、ロシア語のスピードも速くて、全然わかんなかったんですよ。
でも、所々わかるところがすっごい面白くて、すごく幸せな気分になったのを覚えています。

舞台はパリ。
登場人物は40代前と思われる男三人。
20年来の友人関係なのですが、それぞれが全く違う性格。
マルクは感情的になりやすく、時に攻撃的なタイプ。
セルシュは理性的なタイプで、芸術愛好家。
イワンは他人の意見にすぐなびいてしまい、自分の意見を持っていないような弱い性格。

始まりはセルシュが買った一枚の絵。
それは白い背景に白い線。
簡単に言えば、それはただの白いキャンバス。
でも、セルシュは20万フランという大金をはたいて、その絵を購入。
「これが芸術だ」と言うセルシュに対して、マルクはその絵を「白い糞」と名づける。
イワンは二人の間でオロオロするばかり。
その3人の関係は面白おかしいようで、何か切なくて。
愛すべき3人の人間模様に、泣き笑いの1時間50分です。

それぞれの役を演じる俳優も超個性的な面々。

セルシュ役はイーゴリ・ザバラ(Игорь Забара、ポスターの真ん中で白いペンキをかけられている俳優)。
いい俳優だと思うんだけど、どこの劇場で働いているのか知らないんですよ。
他の劇も見てみたい!

イワン役はヴィクトル・マナーエフ(Виктор Манаев、ポスターでは向かって右側の俳優)。
彼こそ、ベラルーシが誇る超一級の喜劇俳優です。
私も大好きな俳優さん。
まだ話したことがないんですが、いつか話してみたいなあ。
私は本当に彼の大ファンです。

マルク役はセルゲイ・ジュラヴェリ(Сергей Журавель、ポスターでは向かって左側)。
彼は叫んでいる役が多いかな。
この劇でもキレまくります。
実は、私は彼と一緒に一度だけ仕事をしたことがあるんですよ。
それは去年のお正月映画「パヴリンカ」に出演したときのこと。
私がベラルーシに来た日本人の役で、彼がベラルーシの地主の役。
彼に挨拶したとき、「私は『ART』が大好きで、5回以上見てます」と言ったら、彼はすごく喜んでくれて。
私も感激でした。

演出はやっぱり、ベラルーシが誇る天才ニコライ・ピニーギン。
彼の劇ではずれは見たことがないです。

この劇、日本でやってないのかなあ。
作者はヤスミナ・レザ。
今、インターネットで調べたら、名前は出てくるんだけど、上演したという記録は出てこないですねえ。

とにかく。
今日の私は超幸せです。
涙が出そうなくらい、いい劇でした。
また見に行きます。

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今日のおまけ写真は、うちの前で撮ったもの。
木と空です。
秋ですねえ・・・

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2008年10月16日

今日はサッカーの試合!
2010年のワールドカップの予選、ベラルーシ代表VSイギリス代表。

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町にはポスターなんかがかなり貼ってあったんですけど、試合のこと、すっかり忘れてて。
今日の夜は劇場に行く予定だったので、地下鉄で町の中心・オクチャブリスカヤへ。
オクチャブリスカヤの中央スーパーからマクドナルドにかけて、人でごった返している。
いつも人が多いところなんだけど、いつもより明らかに人が多くて。
みんなビールを飲んで、英語で叫んでいたから、「あっ、今日はサッカーの試合だ」と気づいた次第です。
旗もたくさん飾ってありました。

それにしても、酔っ払いが多くて怖い。
サッカーの試合がある日は町全体が危険な空気に包まれるので、基本的には外に出ないようにしているのです。
警察官もそこらじゅうに。
フーリガンとか、いるのかなあ。

劇はヤンカ・クパーラ劇場で「ピンスクの貴族たち」。
二度目です。
かなりいい劇なのですが、今日は俳優がちょっとトチッたりしてました。
内容に関しては6月16日の投稿をご覧ください。

うちに帰って、晩ご飯の準備。
料理しながら、テレビのサッカー中継もチェック。
私は前半の終わりから見始めたんですが、今のところ1:1。
ベラルーシ、がんばってるじゃん!

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鮭チャーハンを食べながら、後半を見る。
私が「ベッカムはいないのかな?」なんて言っていたら、ウオーミングアップ中のベッカムが!
信じられない!
ミンスクのジナモスタジアムにベッカムが来てるなんて!
山形にマイ○ル・ジャ○ソンが来るぐらいの衝撃!

「ベッカム出ないかなあ」なんて思っていたら、イギリス代表のルーニーにあっさり二点目を入れられちゃった。
ディフェンダーが全く働いていない感じ。
イギリスの選手があまりにもあっさりベラルーシのDFの間を通り抜けていくので言葉もない。

それにしても、ベラルーシ代表は良くないなあ。
こうやってまともに見るの初めてかもしれない。
「ひどい」とは聞いていたけど、これじゃあ・・・

だって、パスなんか全然つながらないし。
MFが全くダメ。
ベラルーシ代表はボールを持っても、すぐイギリス代表に取られちゃうんだもん。
適当に前に蹴りだすだけじゃあ、つながらないでしょ。
チームとして機能していない感じ。
私はサッカーに詳しいわけじゃないけど、これは見たらわかるでしょ。

PA152117
あら、監督はあのカペッロじゃないですか。
ミランの監督だったイメージが強いなあ。
今はイングランド代表の監督なんですね。

おっ、やっとパスがつながってるぞ。
そして、フリーキックのチャンス!
あらら、バックパスばっかりやってんの?
その挙句、ボール取られちゃってるの。

ベッカムもウオーミングアップをやめちゃったよ。
でるまでもないっていうことかな。
でも、ミンスクでプレーするベッカムをちょっと見てみたい。

いつだったか、テレビの番組で「ベラルーシのサッカーに足りないものは何か?」という特集をやっていて、視聴者からショートメールでものすごい意見が来てました。
「外国人」とか、「アブラモビッチ」とか、そんな感じだったのですが、他にもかなりひどい意見が目白押し。
中には「ベラルーシのサッカーは死んでいる」という究極の意見もありました。
ベラルーシ人にベラルーシ代表の話をすると、みんな自虐的なまでにボロクソに言います。

そんなこと書いている間に、また入れられちゃったよ。
またもルーニー。
ほとんどフリーにしちゃってるんだもん。
そりゃ、入れられるわ。
これで3:1。

でも、最近、ベラルーシのクラブチームで一番強い「BATE」というチームががんばってる。
この前なんか、ウエファカップの予選で、あのレアル・マドリードと2:2で引き分けてたもん。
ベラルーシ人、みんな衝撃を受けてました。
「レアル・マドリードは二軍の選手ばかりだったんじゃないの?」とみんな言ってましたが、レアルはレアルですからねえ。
信じられません。

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ラスト5分を切って、ベッカム登場!
おお、本物だ!
でも、時間が短いからなあ。
観客は大興奮。
テレビ中継のアナウンサーも「いつベッカムが登場するのか!」って煽っているんですよ。
ベラルーシ代表が勝つかどうかよりも注目している感じ。

PA152139
おっ、ベッカムがコーナーキックだ!
観客は大喜び。

結局、3:1でイギリス代表の勝利。
ベラルーシが負けたのは残念だけど、あのプレーじゃあ・・・

ベラルーシはアイスホッケーのほうが強いんですよ。
私はそんなに興味がないので、あまり知らないんですが。

PA152083
今日のおまけ。
今日はお休みだったので、朝からのんびり。
昼ごはんに作った中華風のやきそばもどきがおいしかった。
麺はスパゲッティのリングイネ。
見た目、スパゲッティには見えないでしょ。
小さい冷凍エビの殻をじっくり炒めてエビ油を作り、そこにピーマンと玉ねぎ、豚肉を入れて炒めて具にしました。
味付けは醤油とオイスターソース。
なかなかでした。

明日はまた7コマ授業。
今日、休んでエネルギーを充電できました。
がんばるぞ!

akiravich at 06:00コメント(0)トラックバック(0) 
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