学生演劇

2009年11月18日

おはようございます。
はぐれミーシャです。
昨日の夜は更新できませんでした。
というか、しませんでした。

なぜなら、昨日は休みだったからです!
久々の休み。
しかも、ベラルーシ語の授業がお休みだったので、時間がたっぷり取れました。

でも、12時から劇の練習はしっかりしましたよ。
なかなかみんな盛り上がっていました。
一人を除いては。

一人、全くダメな学生がいて。
ただ読むだけの超棒読み。
昨日「この文、どういう意味?」と聞くと、「・・・」
実はその学生、自分の台詞の意味を全く知らず読んでいたことが発覚。
これには全員呆れてしまいました。

これは私たちの演劇に黄信号です。
というのは、その学生は非常に重要な役をすることになっているからです。
困った・・・

昨日は朝から遠くにある郵便局へ日本からの荷物を取りに行っていました。
2ヶ月前に送ってもらった船便です。
船便だと大体二ヶ月弱かかります。

なので、劇の練習の後はお祭り!
荷物を受け取った日はお祭りなのです。
やっぱりベラルーシに住んでいると一番うれしいのは日本からの荷物です。
今年は夏に帰りましたからそんなに強くは感じませんが、荷物が届くのは私にとって一大イベントなのです!

昨日はビールを飲みながら、ビデオを見たり、マンガを読んだり。
至福のときでした。

例えば、プロレスのビデオ。
かなり昔に録画した「格闘チャンプフォーラム」という番組のビデオがあって。
新生FMWの試合に感動。

例えば「ハヤブサVSグラジエーター」。
徹底的に攻め込まれながらもあきらめず、グラジエーターに勝利したハヤブサの姿はまさに「胸いっぱいのプロレス」を体現しています。
大仁田時代には、強い外国人で日本人選手の敵のようなイメージだったグラジエーターが、ハヤブサとは本当のライバルストーリーを築いているのが素晴らしいと思います。
彼の急逝が悔やまれます。
そして、ハヤブサ選手が今はリングに立てないこと・・・
言葉にはならない思いがあります。

そして、「工藤めぐみ・コンバット豊田VSシャーク土屋・バッドナース中村・里美和」の有刺鉄線デスマッチ。
番組内でも議論していますが、女性がデスマッチをすることの是非。
これは私も複雑な思いで見ていました。
しかし、選手たちのひたむきな姿には感動するしかありませんでした。

やっぱりプロレスはいいですね!

この前の日曜日、学生に「私はプロレスが好きです」と言ったら、みんな「先生のイメージと違います」
確かに、私はクラシック音楽や絵画、文学、映画など、芸術を愛する人間なので、この「プロレス」だけがちょっとずれているというのはあります。
でも、私の中では全てリンクするんですよね。

あと、昨日はクラシック音楽のビデオも見ました。
クラシック音楽のビデオの後で、有刺鉄線デスマッチのビデオを見る人もなかなかいないでしょう。

それは先日お亡くなりになった黒田恭一氏が司会の「20世紀の名演奏」。
私の心に残ったのは、ソビエトの名ヴァイオリニスト、ダヴィッド・オイストラフが演奏したモーツァルトのヴァイオリンソナタ。
というか、私が感動したのはオイストラフではなく、伴奏のパウル・パドゥラ=スコダのピアノ。
その伴奏の絶妙なこと!
まるで二羽の蝶々が花のまわりを舞うようで。
こんな伴奏があるんだ!と感動しました。

そのあとはずっとマンガを読んでいました。
私が大好きな「味いちもんめ」です。
やっぱりマンガはいいなあ。

今日は朝7時半に電話でたたき起こされました。
「国際郵便です。日本から荷物が届いています」
今回は船便ではなく、EMS(国際スピード郵便)。
ベラルーシに何かを送る場合は、このEMSが一番確実。
普通は一週間ぐらいかかりますが、早いときは4日で着きます。

それにしても、7時半に電話してくる神経はわからんな。
熟睡していたベロニカちゃん、怒っていました。

ちなみに、ベラルーシに何かを送るときは他の運送会社は使わないほうがいいです。
というのは、関税が発生することがあるからです。
EMSだと、一定額までは税金がかかりません。
私も一度、他の会社で荷物を送ってもらって、手続きや支払いが大変なことがありました。

そんなわけで、今日は朝寝をしようと思ったのに、早く目覚めてしまい、今ブログを更新しているというわけです。

私は朝起きると、必ずインターネットをしています。
日本のニュースをチェックしたりするためです。

今日、ちょっと気になるニュースがありました。
「通勤車内で飲食する大人たち すたれる公共マナー 寛大な風潮が助長か」というものです。
「電車やバスの中でおにぎりや弁当、ハンバーガーなどを食べている若者やサラリーマンが多くなった」「大人の飲食マナーが低下した」と言っているのです。
車内での飲食は禁止されているわけではなく、乗客それぞれの判断に任せているのが現状。

今年の夏、日本へ帰っているとき、東京の地下鉄でよく見かけたのが「家でやろう。」シリーズのポスター。
「それは地下鉄の車内じゃなくて、家でやったほうがいいよ」ということをイラストで示しているポスターなのですが、10月のポスターは若者が車内でつゆを飛ばしながらカップ麺をすすっているイラストなのだとか。
それも「車内で食事をしている人のにおいがきつい」という苦情が寄せられたからというわけで。

それって、ダメなんだ。
へー、知らなかった。
電車の中で何か食べたり飲んだりするの、マナー違反なんだ。

っていうか、別にいいんじゃないの?
そんなに悪いことかな?
お腹が空いたから食べる、それだけのことでしょ?

子供のころ、私の家族は電車でぶらっと旅行するのが好きで、年に1、2度旅行していたんです。
電車の中で駅弁を食べたり、立ち食いそばを持ち込んで食べたりするのが大好きでした。
私の父親は駅弁が好きで、私はそば派。
電車に揺られながら、熱いそばを食べるのは難しいときもあったけど、あれがいいんですよね。
きれいな景色を眺めながら、おいしいものを食べる。
これが電車旅の醍醐味じゃないでしょうか。

でも、周りの人は匂いに苦しんでいたのかな。
知らないおじさんが「おいしそうだね」と言って、ニッコリ笑っていたのは覚えているけど。
私たちが旅行をするのは日曜日だけなので、乗っている人はそんなにいなかったし。

もし通勤・通学の電車だったら、大変かも。
確かに、匂いは結構辛いものがあるし。
私は山形市の高校まで、毎日50分かけて電車で通っていたのですが、時々、帰りの電車の中で立ち食いそばを持ち込んで食べている高校生がいて。
みんなお腹が空いている時間帯だから、あれは地獄だったなあ。
そこらじゅうから「うまそうな匂い!」「食ってるの誰だよ!」という声が聞こえたりして。
でも、それで目くじら立てて怒る、なんてことはなかったですね。

インターネットの記事には、大学の偉い先生の話が書いてあって「社会全体が迷惑行為に寛容であるため、当事者は『沈黙=黙認』と勘違いし、まねする人が増殖しているのではないか」。
っていうか、寛容じゃないから、「電車の中でものを食べてはいけない」なんて意見が出てくるんじゃないの?
「人に優しく」って、逆に何かを潰しているような、そんな気もします。

ああ、それにしても立ち食いそば!
食べたいなあ!
そば屋でもいいんですけど、私は立ち食いそばも大好きなんです。
駅のホームで食べるのが。
最近は高級志向の店もあるようですが、私は普通の立ち食いが大好きです。

さーて、日本からの荷物を取りに行こうっと!

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2009年10月17日

ヤバイ疲れ方です。
かなりヤバイです。
今日は最後のほうの授業は完全にエネルギー切れでした。

授業数そのものはそんなに多くなかったんですけどね。
朝は来週日本へ6週間の留学に行く学生がうちに来ました。
日本に行く上での心構えなど、いろんな話をしました。

11時からは大学の2年生が集まって、劇の練習。
性懲りもなく、また始めたんです。
結構、内容が濃い、本格的な戯曲なので、私も気合が入っています。
役が5つあって、その役を私が全部読んでみせたりするので、かなり疲れるんです。
これは大変だ。

14時半からは大学で2年生の授業。
漢字の授業だったのですが、おしゃべりがかなり楽しかったです。

16時半からはうちで14歳の男の子の個人レッスン。
17時半からはアニメグループ、20時半からはビーチャ君だったのですが、今日は完全にガス欠状態。
冗談も空回り気味で、あまりいい授業になりませんでした。
やっぱり体が疲れているとダメだなあ。

今日は軽い話。
2年生の漢字の授業で「洗」という漢字が出てきたんです。
そこで、「みなさんはお皿を洗いますか?」と聞いたりして。

そして、私は「皆さんはシャワーを浴びるとき、最初に髪を洗いますか? それとも体を洗いますか?」と聞いたのです。
これ、日本だったらセクハラになるんですかね?
ベラルーシでは普通は聞かない質問というだけで、別にそんなことで目くじらを立てる学生はいません(←学生じゃない人だったら、質問しないかも・・・)。

答えは半々。
男の子二人は「髪です」。
女の子は二つに分かれました。
全体的には髪から洗うほうが少し多かったかも。

髪を先に洗うと言った女の子の言い分は「体を洗ってきれいになったのに、その後に髪を洗ったら、その泡とかが体についちゃうから」
私も男の子たちも「そうだよね!」
体を先に洗うと言った女の子は「そんなのどっちでもいいと思うけど」。

まあ、確かにどっちでもいいですな。
話の流れで(←どんな流れじゃ!)聞いてみたくなったから。

そして、私は「皆さんは毎日髪を洗いますか?」と聞いてみました。
ほとんどの人が「毎日は洗いません」。
二日に一回、または三日に一回というのが一番多かったです。

うちのベロニカちゃんの話では、あまりしょっちゅう洗うと必要な脂分も洗い流してしまうので、頭皮や髪に良くないと言われているのだそうです。
最近の若者の中には毎日洗う人も多くなったようですが、それはテレビのCMの影響もあるようです。
シャンプーのCMなんかだと、毎日洗うことを推奨しますからねえ。

「日本には一日に二回髪を洗う人もいるんだよ」というと、学生たちは「どうして!?」
まあ、それは理解に苦しむところでしょう。
「朝シャン」という言葉、今でも使うんでしょうか・・・

ところ変われば、いろいろと変わりますなあ。
こういう細かい違いを調べるのは、私は結構好きです。

明日は6コマ。
ちょっと体がきついなあ。
でも、火曜日まで頑張らないと・・・(←その火曜日もベラルーシ語の授業があるから、純粋な休みじゃないのですが・・・)

akiravich at 05:00コメント(6)トラックバック(0) 

2009年05月27日

あー、疲れた!
今日の疲れはかなりMAXです。
毎週水曜日が休みなので、火曜日の夜は疲れが最高潮にたまっているときなんです。
明日はゆっくり休もう!

と思ったら、大学から電話があって、大学の人事部に行かないといけない。
人事部の部長、最悪な人なので行きたくないなあ。
すっごく気が重いです・・・

まあ、いいや。

今日は授業は5つ。
朝の10時から大学の一年生がうちに来て、劇の練習。
これはエネルギーをかなり消耗します。
みんなにとって、劇をやるのは初めての経験。
しかも、日本語でやるわけですから。
今日の練習も私はハイテンションでした。

そのあとはプライベートレッスンの嵐。
1時間半のレッスンの三連チャンはかなりきつかった!

Lちゃんとのレッスンの中で面白い文章がありました。
テキストのタイトルは「高い授業料」。
あるうちにボランティアの青年二人が訪ねてきて、「食べるものがなくて困っている子供達の為にコーヒーを買ってほしい」という訪問販売。
しかも、コーヒーの値段は100gで2000円。
まあ、この時点で普通の人なら怪しいと思いますよね。

そのうちの主婦も最初は変だと思ったのですが、ボランティア達は「このマンションの一階に住んでいる吉田さんにもコーヒーを買っていただきました」と言うのです。
吉田さんは親切でいい人。
「あの吉田さんが買ったのだから、私も買ったほうがいいかも・・・」と思い、主婦は300gも買ってしまったのでした。

「あの人も○○したから、私もしなくちゃ」というのは、日本人のメンタリティーですね。
私はそういうの、あまり好きじゃないんです。
他の人に合わせるのって楽なときもあるけど、時々嫌なこともあります。

Lちゃんも私と似たような性格。
自分のしたいことは、他の人がどう思おうがかまわずにする。
他の人に合わせて、自分のしたくないことまでするということは絶対にありません。
別に肩肘張って頑張っているというわけではないのです。
それが普通なんです。

Lちゃんに「君はオレに性格が似てるよ。残念ながら」と言うと、彼女は爆笑して「何で残念なんですか?」
はぐれミーシャ「人に合わせられなくて困ったことない?」
Lちゃん「別にありません」
じゃあ、君は大丈夫だ!

そこで、私は子供時代のある出来事を思い出しました。
私がまだ6、7歳ぐらいだった頃のこと。
うちは母方の親戚がすごく多いんです。
いとこは6人。
そのいとこ達と私と兄貴、それに叔母さんとでデパートのレストランに入ったんです。
確か天童の長崎屋だったと思います。

叔母さんが「何食べる?」と聞くと、みんな「お子様ランチ!」。
でも、僕は「ミートソース!」。
子供7人がお子様ランチで、はぐれミーシャだけがミートソース所望。
7:1になっても、はぐれミーシャは負けませんでした。

叔母さん「みんなお子様ランチなんだから、みんなと一緒にしたら?」
はぐれミーシャ「ううん、僕はミートソースが食べたい!」
叔母さん「でも、作る人も全部一緒だったら楽でしょ? 一つだけ違う料理だと作るのが大変なんだよ」
はぐれミーシャ「でも、ミートソースがいいの!」

結局、私は折れずにミートソースを食べたのでした。
叔母さんが「もう、なんでこの子は他の子と一緒にできないのかしら・・・」と言ってたのを今でも覚えています。
子供の頃から「はぐれ」ていたんです。

料理する人の気持ちを考えて・・・なんて言うと響きはいいですが。
叔母さんがみんな一緒のものを注文したかったのって、料理人のためじゃなくて、みんな同じほうが「収まりがいい」からじゃないかなと思うんです。
なんでみんなと一緒じゃないとダメなんですかね?

例えば、レストランとかへ行って、女の子に「何が食べたい?」と聞くと、「あなたと同じものでいいわ」と答えること、ありますよね?
Lちゃんにそのことを説明すると、「どうしてそんなこと言うんですか!?」「自分が食べたいものを食べればいいと思います」
まあ、別に彼氏に合わせているわけじゃなくて、ただ単に料理が選べないだけかもしれませんけどね。

最近だと、男でもいますよね。
彼女に「何食べる?」って聞かれて、「君と同じものでいいよ」って答える男。
私とLちゃん「それはありえな〜い!」
男はしっかり自分の意見を言わないと!

Lちゃん「私だったら、好きなものを注文します」
はぐれミーシャ「でもさ、同じものじゃなくてもいいけど、相手とのバランスもあるんじゃない?」
Lちゃん「というと?」
はぐれミーシャ「例えばさ、相手の男がクレープが好きで、いちごクレープを食べていたとするよ。でも、君の食べたかったものは全然タイプの違うものだったとする。君はクレープを食べる彼の前で、焼き鳥を串からそぎ取ることができるかい?」
Lちゃん「うっ、それは確かに・・・」
まあ、これは極端な例だなあ。

とにかく。
「みんな同じなのがいい」という感覚はいまいち理解できません。
みんなと違っていると後ろ指指されちゃうようなのって、すごく狭い考え方だと思います。

私、「平等」とかって、うそくさいなあって思うこと、あるんです。
表面的に平等でも、本当に平等って言えるのかなあって思うんですよ。
法律的に平等でも、どこかが不平等なまま残っていく。

「平等」という言葉に関しては、以前2008年11月10日「焼き鳥の食べ方に物申す!」にも書きました。
焼き鳥を串からはずしてバラバラにすることに私は耐えられません。
「みんなが平等に同じものが食べられるから」って、それはそんなにいいことなのって思います。
そんなに好きなら、つくねは人数分頼みなさい!

久々に子供時代を思い出したはぐれミーシャでした!

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2009年05月24日

あー、疲れた!
今日はなかなかハードな一日でした。

授業は6コマ。
11時半からは大学の一年生の授業だったのですが、今日は大学でやらないで、私のうちですることにしました。
まあ、そもそも大学の日程的にはすでに授業は終わっているので、大学でやる必要がないのと、うちだったら日本のビデオを見せることが出来るからです。

最初は劇の練習。
ウォーミングアップとして、私が学生達に出した課題は「物と話す」。
一人の学生が他の学生達が選んだ「物」と話さなければならないのです。
例えば、選んだものがハンガーだったら、その学生はハンガーと会話をしなければならないのです。
「よお、久しぶり!」という入り方をする学生が多かったなあ。
物に名前をつけちゃった学生もいました。
かなり盛り上がりました。

今までは私がテキストを読んで、それを説明するだけだったのですが、今は学生達も声を出して読んでいます。
楽しかったですが、なかなか難しいです。
イントネーションを直すのが大変です。

基本的には最初に私が読んでみせたのを学生が繰り返すという形で練習するので、私は非常に疲れます。
だって、全ての役を私が読むんですよ。

1年生の後は4つの授業があったのですが、疲れて眠くて死にそうでした。
本当に。

P5231096アニメグループの授業の最中、私は空に虹がかかっているのを見つけました。
とてもきれいでした。
二つ同時にかかっていたんです。
かなり近くに出ていました。

授業が終わったときには疲労困憊。
でも、疲れた体に鞭打って、晩ご飯を作りました。

P5231102これが今日の晩ご飯。
麻婆豆腐です!
今日はかなりうまく出来ました。
家庭の味っぽかったなあ。
ベロニカちゃんが辛いのが苦手なので、ちょっと甘めにしたんですよ。
本当ならテンメンジャンとか、トウチなんかを使って、本格的にいきたいところなんですけどね。
でも、これはこれでおいしかった!


P5221093今日のおまけ写真1。
ツチノコを描いてみました。
実は昨日、木村拓也主演の「HERO」というドラマを見ていて、そこに「ツチノコ」という言葉が出てきたんです。
一緒に見ていたベロニカちゃんが「???」という顔をしていたので、私が絵を描いて説明してみたんです(←日本のドラマを見るときは、私がベロニカちゃんのために「なんちゃって同時通訳」をしているのです)。
「ツチノコ」なんて言葉、訳せませんよ!

通訳の仕事で、この手の言葉に当たると非常に困ります。
訳しようがありませんから説明するしかなくなっちゃうんですね。
時間に余裕がある場合ならいいですが、オフィシャルな通訳などでこんな言葉が出てきたら悲惨です。
まあ、オフィシャルな場面で「ツチノコ」という言葉を使うことはまずないと思いますが・・・

以前にも書きましたが、私は絵はからっきしダメ。
中学校のときの成績はかろうじて「3」でした(←本当は「2」のレベルなのだが、美術の先生が「お前は絵が下手だけど頑張っているから」とお情けで「3」をもらったのです)。
絵にはすごくコンプレックスがあります。
絵が上手に描ける人を見ると尊敬しちゃいます!(←例えば、ベロニカちゃん)

P5211080今日のおまけ写真2。
これはベロニカちゃんが作ったバッグ。
私の学生からの注文を受けて作ったものです。
私はこれは絶対に犬だと思っていたんです。
ところが学生は「何を言ってるんですか!? これは猫ですよ!」と言うんです。
ベロニカちゃんに「このバッグ、犬でしょ?」と聞くと、「えっ、どこからどう見ても猫じゃん!」
うーん、私にはいまだに犬に見えます。

それにしても、ベロニカちゃんは最近すごく働いています。
最近作ったのは、この猫のバッグや女性のジャケット2着などです。
今、作っているのはパーティー用ドレスとウェディングドレス。
よくやるなあ。
今は私もベロニカちゃんも忙しいですが、夏になれば二人でゆっくり旅行にでも行ければと思っています。

あー、眠い!
明日は恐怖の6コマ授業。
6コマなんて他の曜日もやってるのに、どうして日曜日はあんなに疲れるんだろう?
全部がグループ授業だからかもしれないなあ。
私の授業は常にハイテンションで進んでいくので、消耗するエネルギーが半端じゃないのです。
力をセーブするなんて出来ないし、やり方知らないし。
明日も全力で日本語を教えたいと思います!

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2009年05月01日

今日は5月1日。
メーデーで、ベラルーシは祝日です。
休みだ! わーい、わーい!

昨日の夜はブログを更新できませんでした。
することがたくさんあって・・・
実は今日は知り合いや学生を招待してパーティーをするのです。
なので、その料理を作ってました。
今、朝の8時過ぎなのですが、今朝は6時半から料理をしてます。
我ながら、よくやるわ。

昨日は大学で一年生の授業がありました。
うちの大学、今年はスケジュールがちょっと変則的で、いつもは6月の試験期間が、今年は5月になっているんです。

うちの大学の中でもうちの学部は、何て言えばいいんだろう、行き当たりばったり的な性格が強いんです。
いつまで授業があって、いつから試験期間なのかなど、そういう話を誰も把握していないんです。
超直前に発表されることもあるんですが、曖昧なままのこともしばしば。

今は既に試験期間に入っていて授業はしなくてもいいという説と、5月18日に本試験が始まるまでは授業をしなければならないという説と、二通りの説があります。
まあ、一番目の説に従っているのは、現地人日本語教師だけのようで、他の東洋語の先生達は授業をしているようです。
実際、現地人日本語教師は昨日の授業をすっぽかしていましたから。
学生達は待っていたのに。

まあ、いいや(←まあ、よくないんですけど・・・)。

昨日は授業の後、一年生の劇の練習をしました。
そうなんです。
また性懲りもなくやるんです。
去年はかなり完成に近いところまでいって頓挫。
非常に悔しい想いをしています。
今年は絶対にやるぞ!

今年の2月ぐらいからテキストを読み始めていました。
一年生のなので、自分達では読めませんから、私が一方的に訳して説明していく形。
学生達に気に入ってもらえるかどうか心配でしたが、全くの杞憂でした。
読み進めていくほどにみんなの熱も高まるようでした。

でも、「言うはやすしきよし」と言うではありませんか。
みんな、この語劇というものがどれほど大変なのか、まだ理解していないようでした。
しかし、昨日の練習で私も学生達も「これは大変なことになる」と強く感じたのです・・・

昨日は初めて学生が声を出して読みました。
一行の台詞を読むのに何分もかかるんです。
それは学生が読めないからという意味ではありません。

例えば、男の子の「おい、しっかりしろ!」という台詞。
そのフレーズ、どんなトーンで読むか、どんな音量で読むか、私も手探りしながら、学生の前で発音するんです。
前もって、うちでやっておけばいいんでしょうけど、私は学生もその「手探り」に参加させます。
一緒に一番いいバリエーションを探していくのです。

でも、最後に一番いいバリエーションを探すのは役者、つまり学生本人。
私の仕事はそこに至るための入口を一緒に探すことなんです。

よく「心を込めて」とか、「役になりきって」なんて、抽象的なことを言う人がいますけど、そういう曖昧なことじゃないと思うんですね。
自分がその役になりきっていても、見ている人が何も感じなければ意味がないわけで。
それに、いきなり役に入り込めるはずなんてありませんから。

とりあえずは「形から」ということになります。
それはやはり学生達にとって日本語は母国語ではないというところから来る判断です。
役に入り込むも何もちゃんと日本語が発音できなければ劇として成立しないのですから。

それにしても、練習は疲れた!
だって、全ての役を私が軽くやってみせて、それから読ませますから。
ただ読むだけだと意味がないんですよ。

ちなみに私がロシア語で語劇をやっていたときのやり方って、確か最初は普通にロシア語として読むだけで、抑揚をつけたりするのは後で演技する段階でっていう形だったと思うんですよ。
私は今回、最初からある程度抑揚をつけた形で読ませることにしました。
だって、日本語で日本人が劇をする場合、アマチュアだったとしても最初に棒読みで練習することはありませんよね。
それに、発声とか感情とか、バラバラに存在しているわけではありませんから。
私も答えはわからないんです。
でも、今回はこのやり方でやってみようと決めました。

昨日は1時間15分練習して、読んだのは10行ちょっと。
私が一一つの台詞をいろんなパターンで読むのですから、時間がかかります。
それに、その場で「この人はどんな気持ちで言ってると思う?」とか、問いかけながらですから。
読むときには自分をその状況に追い込んで読むので、精神的にもギリギリです。
学生が「先生、あんまり入り込みすぎないでください」と心配するほど。
自分でもなかなかの「壊れっぷり」だったと思います。

だらだらと書いてきましたが、まあ、とにかく頑張ろう!

今日はいい天気。
さあ、料理をしなきゃ・・・

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2009年03月28日

今日は非常にいい気分でブログを書いています。
というのも、今日はベラルーシ国立大学の学生の演劇を見てきたからです。

感想を簡単に言えば・・・もう最高!
久しぶりにいい劇を見ました。

実はその劇に出演していたのが、アニメグループで日本語を勉強している学生なんですよ。
それはサーシャ君。
彼はかなり独特のキャラクターで、私の大好きな学生の一人なんです。
日本語はいまいちだけど、彼のジョークは彼のセンス爆発。
彼がいないと、アニメグループの雰囲気全部が変わってしまう感じです。

今日の劇は「15分でハムレット」。
「ハムレット」と言ってもシェークスピアではなく、作者はチェコ出身でイギリスの劇作家トム・ストッパード。
サーシャ君が「ものすごくおもしろいですよ!」と言っていたので、その言葉を信じたのですが、これが本当に面白かった!
劇の最初は全く意味不明の言葉の羅列で構成されているんです。
それからハムレットに突入していくのですが、原作を踏襲しつつも、言葉はかなり違っていて。

そのまま、最後まで行くんですが、最後のカーテンコールで、俳優の一人が「アンコール」と書かれた紙を掲げるんですね。
そこから、ビデオの早送りのような「ハムレット」が始まるんです。
それが最高におかしくて!

演出が素晴らしかった!
学生たちのマリオネットのような動きや俳優同士のアンサンブルは素晴らしかったです。
まあ、演出したのは学生じゃなくて、プロフェッショナルな演出家なんですけどね。

とにかく、学生のエネルギーが爆発した劇でした。
やっぱり、学生の劇はこうじゃなくちゃ!

日本でも昔の小劇場運動は学生劇団から始まったところが多いですよね。
鈴木○志とか、鴻○尚司とか。
数え上げたらキリがないほど、学生劇団から始まったウェーブは大きいですね。

ベラルーシで初めて「学生らしい」ものを見ました。
ベラルーシでは日本みたいに学生のサークル活動とか、そんなに盛んじゃないんですよ。
みんなチャラい感じですからね。

ベラルーシでもこういう劇が増えないといけません!
ベラルーシにはいい劇場がありますが、全体的に伝統を守るとか、古いスタイルのままとか、とにかく進歩的な劇というのは非常に少ないんですよ。
日本の学生演劇が起こしたようなうねりをベラルーシの学生たちにも起こしてほしいです!

ちょっとがっかりだったのは、うちの大学の学生がドタキャンしたり、すっぱかしたりしたこと。
学生に「見に行きたいですか?」と聞いたら、「行く」と答えたのは9人。
そのうち来たのは5人。
二人はドタキャン、二人は来ませんでした。
9枚のチケットを購入したオレはどうなるのよ!?
ドタキャンした学生に関しては、代わりに行く学生を見つけられましたが、2枚のチケットが無駄になってしまいました。
実は今日の劇は超満員で、入れなかった人もいるようなんです。
会場を包んでいた熱気もベラルーシでは見られないものでした。
来なかった学生はかなり損をしたと思います。

劇を見終わった後の学生たちはみんな大喜び!
私たちの劇もがんばらなくちゃ!

私と一年生の学生たちがやろうとしている劇は、今はまだ戯曲を読んでいる段階。
そこから、声を出して読ませて、その後に演技もつけて、と気の遠くなるような作業が待ち構えています。

全ては学生次第。
みんなには弾けてもらいたいですね。

今日は休みます。
かなり疲れがたまっているので・・・

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2009年01月31日

今日は私にとっては緊張の一日。
というのも、今日から大学の一年生との日本語劇プロジェクトをスタートさせたのです!

このブログをずっと読んでくださっている方は御存知かもしれませんが、去年も学生たちと劇をやろうとして失敗しています。
その原因は心が一つにならなかったことだと思います。
日本人がサークル活動や部活でやるような「団結」という意識はこちらの学生には薄いような気がするのです。
今年もポイントはそこになってくると思います。

今日は学生10人のうち8人がうちに来て、テキストをみんなで読みました。
読みました、というか、私が内容を細かく説明したのです。
だって、まだ日本語を始めて半年ですからねえ。
そんな簡単には読めませんよ。

私も東京にいたとき、ロシア語で劇を上演する学生劇団に入っていました。
そこでは主役は一年生にさせることが多いんですよ。

私の中では日本語の勉強という意識はないんですよ。
もちろん、日本語の実力アップにはつながるのですが、それだけじゃない、もっと人生の根幹に関わるようなことをしたいのです。
そうしようと思ってするわけではないのですが、一つのことを思いっきりやることに意義があると思っています。

そういう熱さ、ベラルーシの学生にはないよなあ。
私はずっと吹奏楽部に入っていたんですけど、コンクールや定期演奏会の前って、独特の高揚していく感覚があるじゃないですか。
ベラルーシの学生とはそういうのをあまり感じないんですよね。
元々がそういう性格じゃないようなのですが。

今日の集まりはとりあえず成功。
戯曲は私が自分で選んだもので、学生たちが興味を持ってくれるかすごく心配だったのですが、問題は全くありませんでした。
みんな「この先がどうなるか、すごく読みたいです!」と言ってくれました。

今日の夜は久々に劇場に行きました。

P1302013出し物はゴーゴリの「イヴァン・イヴァノヴィッチとイヴァン・ニキーフォロヴィッチはいかにして口論したか」という長いタイトル。
出演するのは私の大好きな俳優、ヴィクトル・マナーエフとセルゲイ・ジュラヴェリ、演出はベラルーシが誇る天才演出家、ニコライ・ピニーギンです。
期待はMAX!

しかーし!
これは期待はずれも大はずれ!
これほどまでに適当に作られた劇は久しぶりに見ました。
チケット、すごく高いんですよ。
一枚25000ルーブル、日本円で1500円ぐらい。
普通の劇の2倍以上の値段です。
明らかにお金儲けのために作られたという感じが見え見え。

内容も困ったちゃんだったんですが、劇の途中で始まった「お客いじり」。
舞台でお酒を飲むシーンがあったんですけど、俳優がウオッカとピクルスを載せたおぼんを持って、客席へ。
めぼしい客にウオッカを飲ませるというのは、確かに見ていて面白かったんだけど、演劇じゃないよね、これ。

まあ、たまにはこういうこともあるさ。
いつもいい劇に当たるとは限らないしね。

今日はこのブログにタシケントで書いた「はぐれミーシャ」を載せました。
今読むと、自分の行動が非常にエゴイスティックで恥ずかしくなります。
でも、このまま載せていきますよ。
自戒の念をこめて・・・

明日もあさっても、一日7コマの授業。
肉体的にもつかどうか・・・
でも、何とか乗り切ろう!

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2008年04月22日

275c64e2.JPGこれまでの訪問者が1000人を突破!
すごーい!
ちょっとびっくりです。
10000人目指してがんばります!

今日の写真はあまり意味はありません。
汚れていたので、洗ってあげました。

今日もきつい一日でした・・・
6コマ×1時間半ですから、全部で9時間日本語を教えていたことになります・・・
それにプラス劇の練習ですから。

さあ、その劇の話しなんですが、いろいろ大変ですよ。
劇そのものが大変なのもそうなんですが、グループの中の人間関係が・・・

劇は「夕鶴」なんですが、登場人物はわかりますか?
結局、鶴の恩返しと同じですから、主人公の若者(与ひょう)と突然現れた女(つう)が出て来ます。
そこに、もう二人、与ひょうをそそのかす、村の住人がいます。
つまり、男が三人と女が一人、これが登場人物です。

男のほうはそれぞれが希望した役をもらって、問題なかったのですが、女のほうの役は希望者が二人出てきてしまい、オーディションをせざるを得ませんでした。
いや、オーディションはなかったんですよ。
オーディションをするまでもなく、今、つうをやってるLちゃんが日本語の力も表現力も上だったので、もう一人の希望者Mちゃんが降りたという感じです。
Lちゃんは2年生で、Mちゃんは一年生という意味でハンデもあったのですが、Mちゃんはたいして努力しなかったので、これは当然の結果と言えます。

しかし、そこで一つ大きな問題が。
Mちゃんは与ひょうの役をやってるI君と恋人同士なのです!
チャラーン!(何か間違ってます?)

Mちゃんはもともと感受性のものすごく強い子。
なので、自分の彼氏と他の女の子が劇をやっていることがかなりきついらしいのです。
一度、僕のうちで練習をしたとき、彼女も来ていたのですが、I君とLちゃんが練習するのをものすごく悲しそうに見ていました。
Lちゃんは「やりにくい・・・」と。
そりゃ、そうですよね。
彼女の視線が刺さってくるようなのですから。

実はこの劇には与ひょうがつうを抱きしめちゃうシーンがあって、それを練習できるのはMちゃんがいないときだけです。
最近はMちゃんは練習にも現れなくなりました。
それはとても残念なこと。
だって、一緒にやってきた仲間ですから。
かと言って、「練習に来て」とも言えない空気なんですよね。
Lちゃんは「私、いつかナイフで刺されるんじゃないかな・・・」と言っています。
I君に「このシーン、Mちゃんが見ても大丈夫かな?」と聞いてみると、「多分、大丈夫です・・・」という自信まったくゼロの答え。

どうしましょう・・・
与ひょうは抱きしめるシーンになると腰が引けて、傍目から見ても「何かおかしい」と感じるほどです。
彼には「Mちゃんいないから、大丈夫だよ」と冗談を言うのですが、彼の笑顔はちょっと引きつってます。

まあ、何とかなるか!
結局、僕、そんなに悩んでないのかなあ・・・

今日は脇役の男の子二人が練習したのですが、これがなかなか。
うちのベロニカちゃんも見ていたのですが、思ったよりよくて、びっくり。
例えば、ジーマ君が「ええっ!」と驚くシーンがあり、僕が「全然、驚いてないじゃないの。もっと驚いてよ」と言ったんですね。
そんなこと言っても、驚けるはずがありません。
なんで、「そう言えば、I君が君のこと好きだって言ってたよ」と言ったら、ジーマ君、めちゃめちゃ驚きました。
「そう! 今のだよ! 今のリアクションがここで必要なんだよ! わかった?」
あまりにぴったり来たんで、みんな笑っちゃったんですけどね。
すごく楽しいですね。
問題が時間がないことだけ。

明日はちょっと楽だなあ。
とは言っても、6コマだなあ・・・
5月の初めは祝日が多いから、そのときまで持ちこたえないと・・・

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2008年04月12日

15df1471.JPG今日は最高にいい一日でした!

いつものように朝から劇の練習。
主役が練習に来なくて、切れました。
でも、棒立ちだった二人の男の子、だんだん動けるようになって来ましたよ。
僕が動いてみせるので、くたくた。
そのあと、2年生の授業があったんですが、眠くてしようがなかった。
34歳、年齢のことを忘れて、練習ではじけすぎました、反省。

そして、夜はベラルーシでナンバーワンの劇場、ベラルーシ国立ヤンカ・クパーラ劇場へ。
今日の劇はドゥーダレフの「夜」という作品です。
実はもう見たことがあったんですが、もう一度見たくなったんですよ。
ヤンカ・クパーラ劇場の劇は全部で20以上あるのですが、全部見ちゃったんですよ。
もう一度見るに値する劇をもう一度見ているのです。

この劇場の支配人、キリチェンコさん(このブログにはたびたび登場してます)に会ったとき「『夜』が大好きだから、もう一度見ようと思っているんです」と言ったら、彼はすぐに秘書に招待状を書かせて「ほれ、持ってけ」と。
場所は二階の桟敷席。
舞台の真正面で、俗に「王様の桟敷席」と言われるところです。
僕、あんまり好きじゃないんですよ、あの場所。
やっぱり一階のほうがいいかな。

でも、今日の劇では全く気になりませんでした!
それぐらいすばらしい劇なんです!

劇の登場人物は男性二人と女性一人。
30年ほど前の過疎の村でのお話。
それぞれの子どもは都会に行って、帰ってこないばかりか、手紙すらよこさない。
女性の子どもは戦争に行っていまだに消息がわからない。
そんな隣人同士の三人が暮らしていく様を淡々と描く劇。
内容そのものは単純ですが、非常に深いものがあります。
日本でも過疎が問題になっているんでしょうね。

作者のアレクセイ・ドゥーダレフはベラルーシを代表する劇作家。
この「夜」は代表作です。
正直に言えば、彼の作品には駄作も多いんですよ。
歴史的な話を脚色しただけの作品も多く、評価は分かれるところです。
本人と話したことはまだないんですが、優しそうな人です。

この劇は内容が単純なぶん、俳優や演出にかかっている部分が多いのです。
今日のキリチェンコさんはすごかった!
なんてったって「人民芸術家」という最高の称号を持っている人ですからね。
今日の写真の右側の人です。

もう一人の俳優さん、アレクサンドル・パダベットもすごかった!
写真では私の左隣にいる人です。
彼も「人民芸術家」に次ぐ「功労芸術家」という称号を持つ俳優です。
以前、彼とは付き合いがあって、時折会っては日本文学や芸術について話したりしたんですよ。
彼は川端康成の創作活動を題材にした劇「眠れる森の館」という二人芝居をやってたんです(作者は確かイギリス人だったような・・・)
その関係で知り合いました。
そのとき、彼は心臓を患っていて、心臓の大手術を控えていたのでした。
普通なら、死んでもおかしくない状態だったんです。
僕は日本から彼のために浴衣を持ってきて、プレゼントしました。
それをたいそう喜んでいて、隣国のリトアニアの病院に入院していたとき、いつもその浴衣を着ていたそうです。
死の淵をさまよっていた状態から、奇跡的に回復したのです。
復帰してすぐは見ているほうがひやひやものでした。
というのは、医者からは「役者のような仕事は心臓には良くない。劇に出演するのは自殺行為ですよ!」ときつく言われていたのです。
でも、彼は役者であることを辞めませんでした。

今日の演技はすごすぎました。
実はこの劇の初演を見たとき、最初、彼が演じていることがわからなかったんです。
いや、彼が演じることは知ってたんですが「あれ、本当にパダベットさんなの?」というぐらい、その役にはまりきってて、わからないくらいだったんです。

そして、今日は素敵な偶然が。
その桟敷席に入ったとき、年配の女性がすでに座ってたんです。
その隣りに私達が座ったんですが、劇が終わったときにうちの奥さんに向かって「あのミキータの役をやったの、私の息子なのよ」と言ったんです。
つまり、あのパダベットさんのお母さんだったんです。
僕はあいさつをして、彼によろしく伝えてくださいとお願いしました。
こんなことってあるんですね。
彼とは2年近く連絡を取っていなかったので、電話してみようと思います。

劇の演出はヴァレリー・ラエフスキー。
ベラルーシを代表する大御所です。
かなり御高齢で、ゴーリキー記念ロシア劇場の前芸術監督と共に「ベラルーシ演劇界の二人の怪人」と批判的に言う人もいるんですよ(特に劇場関係者)。
彼らがいるから、若い世代が育たない、みたいな。
でも、僕は彼は天才だと思います。
今日の劇でも、舞台の後ろの幕を駆使して、様々な形の空を作り上げていました。
最初にこの劇を見たときは、鳥肌が立ちました。
他にも舞台上に浅いプールを作って、上から雨を降らせたり、その水をオーケストラピットに流したり、と大胆な演出もします。

そして、もう一つうれしいことが!
今日、僕達が劇を見たのはヤンカ・クパーラ劇場の大ホール。
小ホールでは、僕の友達アーニャちゃん(4月4日の記事「アーニャちゃんのコンサートを参照)が出演している劇をやっていたのです。
特に急いでもいなかったので、彼女の劇が終わるのを待ちました。
彼女は楽屋口から出て来ると、いつものように元気に私達とハグハグあいさつをしました。

しばし、おしゃべり。
「この前、コンサートで花束渡したの、気づかなかったの?」と聞くと、アーニャちゃん「もちろん、気づいてたよ! でも、それどころじゃなかったの」
僕、結構、落ち込んでたんですよね。
舞台の下から花束を渡したんですけど、無反応だったんです。
彼女に無視されたと思ったんで。
実はベラルーシでのコンサートでは消防局やK○Bなど、いろんな障害があるんです。
ここでは、詳細は書けません(ベラルーシで生きていくためです・・・)。
とにかく、コンサートホール側の制約がすごく厳しくて、コンサートの最中に電源を落とされる可能性があったんだそうです。
なので、一刻も早くコンサートを終わらせなくちゃいけなかったんですって。

僕達はアーニャちゃんをうちに招待しました。
二回ほど、彼女はうちに来たことあるんですよ。
僕の料理のファンなんです。
でもなあ、彼女はもう今、超売れっ子だから。
今日も地下鉄の駅にあるテレビ(いろんな駅のプラットフォームに大きいのが備え付けてあるんです)で、アーニャちゃんのグループのビデオクリップが流れていて。
「テレビの画面とか、舞台の上の君じゃなくて、本物の、僕が知ってるアーニャちゃんを見たかったんだ」と言うと、アーニャちゃんは笑ってました。
変ですよ、友達がどんどん有名人になっていくのって。
先日も、彼女のグループはモスクワでコンサートをやってきたんですって。
今度、アーニャちゃんと写真を撮って、皆さんにお見せしますね。

ものすごくいい気分で家路に着いたのですが、地下鉄を降りた駅のプラットフォームで、またいいことが!
知らない女の人が近づいてきて、うちのベロニカちゃんに「すごくきれいで、スタイルがいいわね」と言ってきたんです。
うちのベロニカちゃん、大満足の笑顔!

長すぎますかね、毎日。
これ書くの、楽しいんです。
本当はこれでも足りないぐらい。

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2008年04月05日

64d5e4a8.JPG今日の写真は2年前の結婚式から。
知り合いの若手俳優、左からオレグ、アンドレイ、ヴォーヴァ、ヴァシーリーです。
どうです?
かっこいいんでしょうか?
今日、彼らに会ったので、この写真にしました。

今日は本当は休みなんですけど、何か一日中、ミンスクの町を走り回ってました。
帰ってきたのは21時過ぎ。
疲れた!

朝は言語大学に行って、劇の練習。
大学の講堂のロビーを勝手に使ってやりました。
ロビーは許可、いらないみたいなんで。
舞台は学長の許可が必要なんですって。
あー、めんどくさい!

今日の問題は男の子達。
動きが硬くて不自然。
基礎的な練習をしておくべきだったと反省。

僕がやって見せたりしながら、試行錯誤。
運ずをやるジーマ君は手のやり場に困っている。
あんまり考えると逆にダメになって。

僕がやって見せている最中、すぐそばを通りかかった女の子が、僕に向かって、超楽しそうなかわいい笑顔。
こっちが照れちゃいました。
イケてるじゃん、俺! もう34歳なのに。
うちの奥さんにそのことを話したら、「それはあなたが魅力的だからでしょ」と、とてもうれしそうでした。
こうゆうことには嫉妬しないんですよ、うちの奥さん。
むしろそれが自慢の種のようで、自分のことのように喜んでいます。

練習の最中に翻訳会社から電話で、今日中に一枚、書類を翻訳して欲しいとの依頼。
練習後、一度帰宅して翻訳。
銀行の専門用語とかあって、ちょっと苦戦。

それが終わってから、3時過ぎにまた外出。
まず大学の給料を取りに行き(今月は超少なかった!)、それからアニメマニアの学生に会って、ダビングしてもらった日本のドラマのDVDを受け取り(30分も遅れてきやがった!)、それから翻訳会社に2月分の給料を受け取りに行きました(これまた超少なかった!)。

それから、ゴーリキー記念ロシア劇場へ。
知り合いの俳優、オレグ(写真で一番左)が今度ポーランドの音楽グループのコンサートを企画しているので、彼から直接チケットを買うために劇場まで会いに行ったのでした。
この劇場は僕とベロニカちゃんが初めて出会ったところ。
しかも、このオレグに紹介されたんですよ。

劇場の近くまで行くと、これまた知り合いの俳優ヴァシーリー(一番右)がいて、彼に声をかけると「俺の楽屋でお茶でも飲もう」ということに。
久々だったなあ、この劇場に来るのも。
劇場の芸術監督と一緒に日本へ行って、演劇セミナーをやったことがあるんですよ。
何で知り合い、多いんです。
楽屋に行くと、これまた知り合いの俳優ルスランが中世の騎士の格好をしてお出迎え。
彼は背が高くて、絵に描いたようなカッコいい男。
よくアメリカのポルノに出てきそうな感じ(見たことないんですけど←これ、本当)。

雑談しているうちに、オレグ登場。
僕達のチケットの他に、うちの学生達の分も購入し、売り上げに貢献。
そこにヴォーヴァ(右から二人目)が現れて、雑談。
いやあ、久しぶりにこうゆう空気、味わってるなあ。
カメラ持ってけばよかった。

ちなみに写真で左から二人目のアンドレイは今、軍隊へ。
ベラルーシは徴兵制があるんですよ。
彼は僕達が結婚したときに付添い人をやってくれたんです。
会えなくて、ちょっと寂しいかな。

そして、今日の最大の目的、ピッツェリアへ。
まあ、一番食べたいのはピザじゃなくて、牛肉のカルパッチョなんですけど。
おいしいんですよ。
本場のと比べようとか考えなければ(本場に行ったことがないので比較もできないんですけど)。
しかーし!
カルパッチョはなかったんです!
これで二回連続の空振り。
でも、ピッツァマルゲリータとサラダを食べて、大満足。
二人で34000ベラルーシルーブル、約1700円ぐらい。
月に一回の贅沢ですよ。

今日はもう一ついいことが。
以前、一度仕事をした日本のある機関からメールが来て、もう一度仕事を依頼したいとのこと。
やった!
仕事はロシア人が日本語から翻訳した日本文学の作品を原文と照合しチェックする仕事。
作品はちょっと難しそうなんだけど、やります!

日本から仕事が来ると、とてもうれしいんです。
日本人にとっては大した収入じゃないのかもしれないけど、ベラルーシに住んでいる僕にとっては高収入。
だって、僕の今月の給料、日本円で25000円ぐらいですよ!

今、時々仕事もらってる翻訳会社は、ロシアの翻訳会社からの依頼で僕に仕事を持ってくることが多いんです。
だって、ロシアで日本人の翻訳者にお金を払うより、ベラルーシで払うほうが人件費が安いですから。
他にもコンピューター関係の会社で、アメリカやドイツからの翻訳の仕事を依頼されることがあります。
低賃金で働くベラルーシの日本人労働者、という感じです。

日本からの翻訳の依頼、もっと増えてくれないかなあ。
好きなんですよね、この仕事。
何とか、この仕事に活路を見出したいところです。

akiravich at 04:17コメント(0)トラックバック(0) 
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