日本語

2016年01月22日

こんにちは。
はぐれミーシャです。

先日は第一回ベラルーシ日本語スピーチコンテストの模様を写真でお伝えしましたが、今日はビデオでご紹介したいと思います。


開会のあいさつ
1.ズラータ・ナイジョン「学校の仕事」
2.アリーナ・カプトゥル「アイスホッケー」



3.ダリナ・プリヌス「子供の時に戻りたい」
4.アレクサンドラ・タトゥル「ベラルーシの神話」
5.アレクサンドラ・ノヴォショーロヴァ「どうして人は旅行しますか?」



6.ナターリヤ・ヤヌシュケーヴィチ「フィギュアスケート 芸術になったスポーツ」
7.ヴャチェスラフ・グリンスキー「アゼルバイジャン出張」



8.アリーナ・チトヴェツ「夢」
9.ユーリヤ・アザノヴィチ「銀魂」



結果発表
閉会のあいさつ
(これはスピーチではないので、飛ばしていただいても結構です)



このブログをお読みの皆様、学生たちのスピーチを聞いていただき、感想をコメント欄に残していただければ幸いです。
コメントは学生たちにも伝えます。
よろしくお願いいたします!!!

akiravich at 03:22コメント(8)トラックバック(0) 

2016年01月20日

みなさん、こんにちは。
はぐれミーシャです。

DSCF2471
1月9日(土)、日本語スピーチコンテストを開催しました。
以前、このブログでも書きましたが、いろいろ事情があり、私の教室の発表会的な感じですることになりました。 (←毎年秋に開催されている「日本語弁論大会」とは全く別個のものです)。

この写真は大会後の集合写真です。
参加者も来場者も一緒に撮りました。
右側の方に入りきらなかった人たちがたくさんいます。

これだけの人数ですから、会場は超満員!!!
何とか詰めてもらって、みんなに座ってもらうことができました。
うちの教室って、こんなに学生がいたんだっけ?

DSCF2196
コンテスト開始前の写真。
出場するアリーナさんとナターシャさん。
緊張しながらも、笑顔です。

ルールは簡単。
スピーチは5分以内。
テーマは自由。
日本に関係のないテーマでもOKです。
もちろん、原稿を見ながらスピーチをしてはいけません。

スピーチの後に、質問をします。
質問は2つで、一つは比較的簡単なもの、もう一つは比較的難しいものにしています。

今回は来場した日本人全員に投票形式で審査してもらいました。
持ち点が一人3点で、3点を一人に投票してもいいし、1点ずつ別々でもいいという形式です(←どうしてこういう形式にしたのかはまた改めてブログに書きたいと思います)。

発表者を出場順にご紹介したいと思います。

DSCF2208最初の発表者はズラータさん。
彼女のスピーチのテーマは「学校の仕事」。
彼女は学校の英語の先生。
自分の仕事や子どもたちに対して深い愛情を持っていることが伝わってくる内容でした。

ズラータさん、子供って正直でストレートですよね。
だから、気持ちはすごくわかりますよ!




DSCF22352番目の発表者はアリーナさんです。
テーマは「アイスホッケー」。
内容はそのまんまで、「アイスホッケーLOVE」。
実は私は生で観戦したことがなかったのですが、行ってみたくなりました。

アリーナさんは13歳ぐらいの時から私のところへ通っています。
本当によく頑張っている学生です!
いつか一緒に試合を見に行きましょう!




DSCF22563番目の発表者はダリナさん。
タイトルは「子供の頃に戻りたい」。
内容は非常に彼女らしいストレートなもの。
子供の時は早く大人になりたいと思っていたけど、大人になってみると、子どもの頃に戻りたくなるというのは気持ちはよくわかります。

子供の時に戻りたくなるとき、ありますよね。
あの頃が一番よかったなあ・・・




DSCF22804番目の発表者はアレクサンドラさん。
テーマは「ベラルーシの神話」。
正直、私は神話にはそれほど興味がないのですが、このスピーチは面白かった!
実は2番目のアイスホッケーと並んで、このスピーチは会場人気が非常に高かったです。

アレクサンドラさんも13歳の時からうちに通っている子です。
彼女に「趣味は何ですか?」と聞いたら、「押し花です」という答え。
今どきの女の子で押し花が趣味の子って、どれぐらいいます!?
素直でとてもいい女の子です。
ぜひ日本の神話についても勉強してもらいたいなあ。




DSCF23095番目の発表者もアレクサンドラさん(←この名前は非常に多いのです)。
タイトルは「どうして人は旅行しますか」。
彼女自身がブタペストに行ったときの印象を話してくれました。
そして、ミンスクももっと面白い観光地にできるのではないかという話をしてくれました。
いやあ、本当にベラルーシは潜在的な魅力がある国だと私も思います。
もっと観光客の方々に来てもらいたいなあと思います。

アレクサンドラさんはとても楽しい女の子です。
彼女の乾杯のご発声はパーティーには欠かせません。
うちの龍二くんとも仲良しです。
これからも日本語の勉強、がんばりましょう!!!




DSCF23186番目の発表者はナターシャさん。
テーマは「フィギュアスケート 芸術になったスポーツ」。
彼女は羽生結弦選手の大大大ファン。
スピーチの後半は羽生選手についてです。
内容はスポーツのことだけではなく、精神的なところまで触れていて、なかなか深い内容のスピーチでした。
質問に対してもかなりしっかり答えていました。

彼女が私のうちに初めてきたのは14歳の時。
日本語の勉強はちょっとブランクがありましたが、今もがんばって続けています。
うちの教室では一番古い学生の一人です。
いつか羽生選手に会えるといいね!!!




DSCF23447番目の発表者はスラヴァさん。
今回唯一の男性出場者です。
スピーチのタイトルは「アゼルバイジャン出張」。
もうタイトルを聞いただけで、ハプニングが起こりそうな気配がプンプン!
日本人審査員たちもタイトルを聞いただけで期待値が上がっていました。

スラヴァさんは元々非常に穏やかなタイプなのですが、スピーチの練習ではもっと気持ちの起伏が出るように指導しました。
彼は自分の実力をMAXに発揮してくれたと思います。
よかったです!




DSCF23638番目の発表者はアリーナさん(←この名前も非常に多いです)。
テーマは「夢」。
彼女は最近結婚したのですが、その結婚式についての話でした。
彼女の結婚式はインターネットでのニュースでも取り上げられたユニークな物。
自分で結婚式をプランニングして、非常に楽しいものになったようです。

彼女もナターシャさんと同じで、一番長く勉強している学生の一人です。
去年の9月からは私の教室で日本語の先生をしてもらっています。
自分の生徒たちも聞きに来ているという大変なプレッシャーの中、がんばってくれました!!!




DSCF2381トリはユーリャさん。
テーマはズバリ「銀魂」!
彼女は「銀魂」というアニメが大好きなのです。
スピーチの内容は最後から最後まで「銀魂」。
私は見たことがないのですが、アニメを見たことがない人でも楽しめる内容になっていました。
会場にいた学生たちもアニメおたくが多いので、スピーチの最中に何度も笑いが起きていました。
ちなみに、彼女が来ている服も「銀魂」の服らしいです。

ユーリャさんは日本語大好きな女の子。
大学の勉強そっちのけで、日本語を勉強しています。
パーティーの最中でも漢字の勉強を始めてしまう子です。
真面目ですが、カタいというわけではありません。
授業中も授業後もずっと笑っています。
ずっとそのまんまのユーリャさんでいてほしいです。
楽しく勉強していきましょう!



DSCF2303DSCF2355それぞれのスピーチの後は、質問を二つしました。
スラヴァさんは質問を聞いて、笑っちゃっていました。

前もって考えて質問するのですが、質問を作成するのが結構難しいのです。
それぞれの学生のレベルを考慮した上で作らないといけないのです。
もちろん、上のレベルのグループで勉強している学生に対する質問と、下のグループの学生に対する質問は語彙や文法が違ってきます。
しかし、それぞれのレベルに合わせた上で、簡単すぎたり難しすぎたりならないように、バランスを取るのが難しいのです。



DSCF2403DSCF2408
全てのスピーチが終わった後は日本人審査員の投票結果の集計です。
その間はお茶を飲んだり、お菓子を食べたりしながら、歓談。

これ、非常に重要なんです。
通常のスピーチコンテストだと、審査員は別室に行って審査を行い、その間、参加者と観客はずっと待たされます。
その間に学生同士が交流したり、違うグループで学ぶ学生たちが友達になったりと、いろいろとメリットがあります。

私は学生たちを分けて考えることはありません。
どこのグループで勉強しているかは関係ないのです。
様々なグループの学生たちが顔を合わせるのはこういう機会しかありませんからね。

そして、どこの大学で勉強しているか、誰のところで勉強しているかも全く関係ありません。
うちの大学の学生も他大学の学生も、語学学校で日本語を学ぶ学生も、日本語を学びたいという志を同じくする人たちには仲良くしてもらいたいですし、いいライバルとして切磋琢磨してもらいたいのです。

そして、審査員のこと。
審査している間はもちろん部外者はシャットアウト。
コンテストが終わっても参加者たちとの交流はあまりないのが普通です。
交流したとしても、簡単に会話を交わすぐらいのものです。

でも、今回の場合は投票形式なので、投票用紙を提出したら、日本人審査員の人たちはフリー。
集計したり、賞状を用意している間、参加者に直接感想を言ってもらうことができました。
順位だけで喜んだり悲しんだり、というのでは片手落ちだと思うのですよ。
スピーチコンテストは勝った負けたの話ではなく、学生たちの日本語学習が一番大事な目的なのですから。
スピーチの感想を直接日本人から聞くこと、これがスピーチコンテストの非常に重要な部分を占めていると思います。

もちろん、交流するのはコンテストの参加者だけではなく、会場にいる学生たちもです。
これだけ日本人が一つの場に一度に集まることはなかなかありませんからね。
写真を見る限り、みんな日本人たちとの交流を楽しんでいたようです。


審査結果の集計で、ちょっとしたハプニングが。
票数が同じで、2位が二人になってしまったのです。
これは想定内ではありました。
こういうことは絶対に起こり得るだろう、と。

私たちが作った規則では、同点の場合は決選投票を行うことになっていました。
なので、歓談中の日本人審査員全員に集まってもらい、2つのスピーチのうちどちらが良かったか、もう一度投票してもらいました。
しかし、結果は5対5!!!
結局、2位を二人にあげることにしました。

結果は・・・

第一位 ナターシャさん「フィギュアスケート 芸術になったスポーツ」
第二位 ユーリャさん「銀魂」
第二位 スラヴァさん「アゼルバイジャン出張」


第一位のナターシャさんは圧倒的でした。
スピーチの内容もよかったですし、心を込めていたので、抑揚も自然でした。
質問に対する答えも素晴らしかったです。

ユーリャさんは内容が楽しくて。
全く緊張しているように見えませんでした。

スラヴァさんもいろんなエピソードをちりばめて、楽しいスピーチでした。

参加者たち全員が120%の力を出してくれました。
全員が私の想像を超えるスピーチをしてくれました。
特に、スラヴァさんは練習の時とは全然違うと言ってもいいほど、いいスピーチをしてくれました。
みんな本番に強いんでしょうね。
そして、みんな緊張感を楽しんでいるようにも見えました。

会場にいた学生たちに感想を聞くと、一番人気はアイスホッケーとベラルーシの神話。
確かに、この二人は発音もいいですし、聞いていて気持ちがいいです。

みんなが口を揃えて言っていたのは、「会場の雰囲気がすごくいい」「アットホームで、温かい雰囲気」ということです。
それは私も感じていました。
緊張感がありながらも温かい雰囲気。
最高の空間でした。

日本人の審査員のみなさんにも気に入っていただけたようです。
みなさん「レベルが高くてびっくりした」「とても面白かった」と言ってくださいました。
顔の表情や声のトーンからしても、心からそう思って下さっていることが伝わってきました。



私個人の感想としては、「これが答えだ」という気持ちです。
これはいろんな意味での、「答え」です。
第一に15年間ベラルーシで日本語教師をやってきたことの「答え」です。
こんな学生たちがいることに、私は大きな幸せを感じます。
私の想像を遥かに超えたスピーチコンテストになりました!

そして、これまでのドタバタに対する「答え」でもあります。
ずっとブログを読まれている方はご存知かと思いますが、ここに至るまで、非常に苦しい想いもしてきました。
しかし、自分の信念を曲げてはいけないと思ってきましたし、自分の道を信じて前に進むだけだと思っていました。
そして、私が理解したのは前に進んでいたのは私だけではなかったということ、学生たちや一緒に苦労してきた教師たちも一緒に歩き続け、いや、走り続けてくれていたのだということ。
日本語教師冥利に尽きます。



DSCF2482最後はみんなで記念撮影!!!
みんな、いい顔しているなあ!!!
参加者たちも日本人審査員たちもみんな晴れやかな笑顔です!!!

DSCF2487参加者全員で記念撮影!!!
みんな、来年も参加したいと言っています!
誰に聞いても、「楽しかったです!」という答え。
これですよ、これ!!!
スピーチコンテストはこうでなくっちゃ!!!
みんなが楽しまないと!!!

DSCF2495入賞者の三人は賞品の辞書を受け取りました。
研究社の和露辞典と露和辞典。
いずれも日本人のロシア語学習、ベラルーシ人の日本語学習には必須の辞書です。
ベラルーシでは手に入れることができないものです。
スポンサーになってくださった福島市の皆様、ありがとうございました!!!



近日中に、Youtubeにビデオをアップロードします。
ぜひ皆様にも学生たちのスピーチを聞いていただければと思います!!!


本当に素晴らしいコンテストになりました!!!
想像を遥かに超えたスピーチ、会場の温かさ、全てにおいてハッピーな空間でした!!!

会場に来てくださった皆さん、ありがとうございました!!!
来年は君たちが参加する番だぞ!!!

日本人の皆さん、難しい審査だったと思います。
私も同じ立場だったら、誰のスピーチがよかったか選べなかったと思います。
わざわざ来ていただき、ありがとうございました!!!

一緒に日本語を教えてくれているマリーナさんとカーチャさん、大変な準備でしたね。
二人がいるから、私も安心して準備が進められたんですよ。
お疲れ様でした!!!


スピーチの参加者のみなさん!!!
君たちは素晴らしかった!!!
君たちのような学生たちがいることを私は誇りに思います!!!
ありがとうございました!!!


akiravich at 13:01コメント(10)トラックバック(0) 

2015年12月31日

日本のみなさん、あけましておめでとうございます!!!
今年もよろしくお願いします!!!


ベラルーシはまだ大みそかの夜の7時。
私は一人でうちに残ってブログを書いています。
ベロニカちゃんと龍二くんは実家の方に行きました。
私も追いかけていきます。

今日の音楽はロシアの伝説のピアニスト、ソフロニツキーが演奏したスクリャービン。
今年を締めくくる音楽がスクリャービンって、どうよ。
しぶいだろ〜。
ソフロニツキーというピアニスト、素晴らしいんですが、どれだけ日本で知られているのかなと気になりました。
ピアノ好きな人なら知っているはず!



今日は大みそかだというのに大忙し。
朝から市場で買い出し。
うちに帰ってすぐに、私の個人教室のあるウルチエ地区へ。

駅の近くの本屋でベロニカちゃんへのお正月プレゼントを買いました。
この5〜6年は毎年本をあげています。
元々、うちの奥さんは本を読むのが好きな人なので。

そのあと、知り合いと食事しました。
それから、教室へ。
学期末は各グループでパーティーをして、そのままパーティーをするのですが、おとといのパーティーの片づけがまだだったのです。
それにしても、4日連続試験&パーティーはつらかった・・・
でも、学生たちや日本人の留学生のみなさんはとても楽しんでいたようで、よかったです。

それから、うちに帰って、スピーチコンテストの指導。
前にも書きましたが、うちの教室でコンテストをすることにしたのです。
教室の発表会のようなものです。
今日、指導しないと、日程的に厳しかったので、2人の学生はスカイプで、一人の学生は私のうちまで来てもらって指導しました。
日本語を教えるのに、大みそかも正月も関係ねえ!!!(←でも、ちょっとは休みたいかも・・・)



昨日は久しぶりに劇場に行ってきました。
ベロニカちゃんと二人だけの外出はなかなかありません(←龍二くんはベロニカちゃんの妹のところへ預けました)。
元々、私たちは劇場で出会ったんですよ。
まだ龍二くんがいなかった頃は多い時で、週に3回は劇場で劇を見ていました。
それぐらい筋金入りの演劇好きなのです。

昨日見たのは、私が大好きな「ART」という劇。
2008年10月22日「ART」
だいぶ昔の記事ですが、この劇について書いたことがあります。

たぶん、10回近くは見ていると思います。
何回見ても笑えるし、心が震える劇。
男3人のコメディーなのですが、友情と愛情、友情ゆえの憎しみなど、全てが人生を深く見通した素晴らしい戯曲なのです。

私が大好きな劇。
でも、同じものはもう2度と見られません。
http://news.tut.by/culture/460364.html俳優の一人が亡くなってしまったのです(ロシア語ですみません)。
セルゲイ・ジュラヴェリさん。
61歳でした。
私が大好きだった劇「ART」はもう見られません。
彼がいなければこの劇は成立しません。ミンスクの劇場で上演されていた三谷幸喜の「笑いの大学」では向坂役を超ハイテンションで演じていました。

だいぶ前になりますが、私がベラルーシのお正月映画に出たとき、現場で彼と一緒になりました。
私が「『ART』や『笑いの大学』いつも見ています」と言うと、とても嬉しそうに「本当? 日本人に『笑いの大学』を見てもらえるのはうれしいな」と言ってくれました。
私の出演シーンは「帰りたくなーい! おお、ベラルーシよ!」と泣きながら叫ぶという場面(←撮影3時間、出演時間10秒)だったのですが、彼は「今のよかったよ!」「こうしたほうがいいよ」とずっと話しかけてくれました。
ご一緒したのは一回だけですが、心に残る思い出です。

彼の「ART」、もう一度見たいです。
でも、それはもうかないません。
あの血管が切れそうなハイテンション演技、一世一代の芸でした。

そもそも「ART」自体がもう見られないだろうと思っていたら、劇場のポスターに「ART」の名前を見つけてびっくり!
すぐにチケットを買ったのです。

3人の俳優のうち、一人だけ変わるのかと思っていたら、全員入れ替えになっていました。
特に、イヴァン役のヴィクトル・マナーエフさんの名人芸が見たかったのですが・・・

見に行った感想は・・・非常に残念なものでした。
イヴァン役をやったのは私とベロニカちゃん、共通の友人。
彼は若手の中では最高の俳優ですが、イヴァンのような意志薄弱な人間を演じるのには向いていません。
彼はカリスマ性が半端ないのです。
どんなに精神的に弱っちい役をやっても、どうしても彼の俳優としての強さが前面に出てしまいます。

他の二人もいただけませんでした。
まだこなれていない印象も受けましたし、完全にミスキャストだなあと思う瞬間もたくさんありました。
体形も年齢も俳優としての癖も、全てが合っていないのです。

演出には腹が立ちました。
かつての演出家と同じ人なのですが、イヴァンの超ハイスピード長台詞で、パンツになるまで服を脱ぎ、また服を着るという演出に何の意味があるのか、私は強く問いただしたいです。
あんな天才的な演出ができる人なのに・・・

劇が終わって、私は泣きそうになりました。
かつての「ART」を思い出しながら。



さあ、ここまでは前置きです(←長すぎるだろ!)

もう紅白歌合戦は終っていますよね。
紅白といえば・・・
小林幸子!!!
大みそかの風物詩といっても過言ではありません。

実は、うちの教室の学生にそっくりな学生がいるのです!
FBで写真を公開したところ、ほとんどの人から「似ている!」または「(部分的に)似ている!」という反応が返ってきました。

imageどうですか? 似ていると思いませんか?(←本人の承諾を得て写真を公開しています)

彼女の名前はジアナちゃん。
9月から日本語を始めたばかりの初心者です。

小林幸子の写真を見せたら、本人も「ちょっと似てるかも・・・」。
周りの学生たちも「どこか似ているところがあるかも」。
私の目には激似なんですが、皆さんいかがですか?
紅白の豪華な衣装を着たら、本人と区別がつかないかも・・・

彼女に「小林幸子は日本でとても有名な歌手なんだよ」と言うと、「うれしいです! 私も歌を歌っているので」。
ジャンルはポップパンク。
私が「着物を着て、演歌を歌ってみたら?」と言ったら、「歌ってみたいです!」。

ベラルーシ初の演歌歌手、誕生か!? 
そうなったら、私がプロデューサーになろう!!!


すでにお正月が来たみなさん!
あけましておめでとうございます!!!

まだのみなさん!
よいお年を!!!

akiravich at 18:30コメント(0)トラックバック(0) 

2015年12月26日

こんばんは。
はぐれミーシャです。

今週はまた体調を崩していました。
原因は明らかにストレス。
以前から、強烈なストレスがあると、体調に影響していたのですが、ここ最近は・・・
そのストレスの原因もわかっているんですけどね。

今は私の個人教室の試験を作っていました。
私が直接教えているのが120人ぐらいで、私の生徒が教えているのが40人ぐらい。
その全員をこの年末年始のシーズンに試験するのですから、なかなか骨が折れます。

日本語教室は趣味で始める人の多いのですが、それでも試験はきっちりとやります。
以前は期末試験のようなものは一切やっていませんでした。
そうすると、何か締まらないんですよ。
やはり試験があると、学生たちもそれに向けて頑張りますし。

私が学生たちに常に言っていることがあります。
試験はあなたたちを罰する場ではない。試験はあなたたちが何を知っていて、何を知らないのかを知るための場だ。

教師の仕事は医者と同じようなところがあると考えています。
つまり、まず最初にどこが悪いのか、どこに問題があるのか診断ができないと、治療ができないのですよ。
何を知らないのか、何を間違って理解しているのかを探り出し、それを適切に直していく。
これが試験をする意味だと考えています。

何か真面目な話になってしまいました。
これは本題じゃないんですよ。


DSC_0922[1]

今週の木曜日、うちの大学でささやかなクリスマス会をしました。
日本語を学ぶ1年生と2年生、そして日本人留学生5人を招待して、一緒にケーキを食べたり、お茶を飲んだりしました。
本当はもっとたくさん日本人留学生がいるのですが、みんな冬休みでミンスクの外に出てしまっていたのです。

学生たちにとっては私以外の日本人と交流するチャンス。
会話のほとんどはロシア語でしたが、学生たちはとても楽しそうでした。
日本人留学生のみなさん、ありがとうございました!

うちの個人教室ではパーティーがあるたびに日本人留学生を招待していたのですが、大学ではこういうのは初めてやりました。
パーティー後、学生たちのSNSでの書き込みから喜びが伝わってきました。
本当に楽しかったようです。
またやろうっと。



今週の月曜日は龍二くんの幼稚園のクリスマス会に行きました。
お遊戯会のような感じなのですが、結構長かったんですよ。
1時間15分ですよ。
その間、いろんな出し物があったり、子どもたちが踊ったり。
もちろん、子どもたちばかりがずっと出ずっぱりというわけではないのですが、長かった!

DSC_0886[2]
龍二くんが詩を読みました!
子供向けの短い詩ですが、みんな暗記して読むのです。
これまでのお遊戯会では龍二くんは何もしませんでしたが、初めて詩を読むのを聞きました。
いやあ、よかった。

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この写真ではにこやかですが、龍二くん、つまらないときは本当につまらなそうな顔をします。
これまでもお遊戯会は見に行っていましたが、龍二くんは何にもしないことが多くて。
今回はみんなと一緒に踊ったり、歌ったり、ある程度はしていました。
でも、興味がないことは徹底的にやらないというのは父親譲り! 
うちのベロニカちゃん曰く「あのやる気のない顔、つまらない時のあくびの顔はあなたそっくり」!!!

11225305_10205604326292624_1468903813057463952_nお遊戯会のあとで、一緒に写真。
もう来年は小学校だもんなあ。
早いよなあ・・・


日本人留学生数人から言われたのですが、「うちの母親が龍二くんのファンなんですよ」。
たまには、龍二くんの写真も載せていきたいと思います。



ベラルーシは超暖冬。
あまり寒くないです。
気温がマイナスにならないなんて・・・
お正月はマイナス10度ぐらい行かないと気分が出ないですよ。

明日から怒涛の4日連続試験!
がんばります!!!

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2015年12月11日

皆様、ご無沙汰しております。
はぐれミーシャです。

本当にご無沙汰しております。
よくコメントをくださる方から「体調を崩しているのではないですか?」というコメントをいただき、できるだけ早くブログを更新したいと思っていました。

実際、体調を崩していました。
過労とストレスが原因だと思います。
通訳の仕事もあり、非常に忙しくしていました。
大学の時間割と個人教室の時間割、二つを合わせると、休日が一日もないのです。
それも体調を崩した原因だと思います。



「弁論大会はどうなったのですか?」というコメントをいただきました。
結局、一度形だけのメールが来ただけで、一切関わらせてもらえませんでした。

日本語弁論大会についての記事は現在、非公開にしています。
その記事はすでにその役割を終えていると感じたからです。
あの記事は弁論大会に少しでも関わった人に向けて書いたものです。
そして、私を排除しようとする人たちからしか話を聞いていない人に本当のことを知ってもらいたかったのです。

いろんなコメントをいただきました。
参考になる意見もありましたし、私を口汚く罵るような内容の物もありました。
私は「一度言わせてください」というスタンスで書いたのですが、私は自分の意見を一度も言ってはいけないのでしょうか?
向こう側が好き勝手に話をしているのを黙って聞いて、私には何も言うなということなのでしょうか?

それが美徳だという人がいるのなら、それはその人の考え方なのでしょう。
しかし、私の教室には私以外にも3人の教師の卵がいます。
彼らも私同様、弁論大会には呼ばれていません。
コンテストの概要もわからなかったため、150人以上いる生徒にもアナウンスができませんでした(→連絡が来た時は大会まで2週間を切っていました)。
私には教師・生徒を守る責任があるのです。
ここまでコケにされて、黙っている方がどうかしています。

もちろん、手法には問題があるかもしれません。
私がメールを出しても心無い返事しか来なかった、または無視されたとはいえ、ブログで書くべきではないという考えもあると思います。
その誹りは免れないと思います。
そのご指摘は真摯に受け止めたいと思います。
今後はこのようなことがないように、このようなことを書く必要がないようにしていきたいと思います。




あとは自分の仕事をするだけです。
コメントにも「同じ土俵に立つのはどうかと思う」ということを書かれた方がおられましたが、まさに同感です。
だからこそ、一年間黙っていたのです。
もう一度書きますが、「お願いですから、一度だけ言わせてください」というスタンスであの記事は書きました。
これまでも自分の仕事にベストを尽くしてきただけです。
だからこそ、黙っていられなかったということです。
そこはご理解いただきたいと思います。

個人教室のほうでスピーチコンテストを行う予定です。
これは別に向こうに対抗するとか、そういう意味は一切ありません。
ただ単に、教育活動の一環として行うだけです。

スタンスとしては「発表会」。
よくあるピアノ教室の発表会などと同じものです。
要は、自分たちの勉強の成果をスピーチという形で表現することに意義があります。

すでに8人の学生が参加を決めています。
スピーチ原稿もほぼ出来上がっています。
私にとっても2年ぶりなので、気合が入っています!!!



このブログもできる限り、更新頻度を上げていきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。

akiravich at 19:17コメント(2)トラックバック(0) 

2015年09月03日

おはようございます。
はぐれミーシャです。

全く寝られません。
新学期でテンションが上がりすぎました。

そうそう。
新学期なんですよ!
ベラルーシは9月1日から学校も大学もスタートです。

昨日は大学で授業。
久々すぎて、最初はちょっと感覚がつかみにくかったですが、だんだん調子に乗って、結局はいつものテンションで授業ができました。

そのあとは個人教室の授業。
20時からはゼロからスタートの初心者グループ。
初顔合わせでした。

これって、毎年緊張するんですよ。
どんな人が来るかわからないし。
それに、やっぱり新入生というのは向こうのドキドキがこっちにも伝わってくるものです。

部屋にはいっぱいの学生。
28人来る予定だったのですが、実際は29人。
「一人多い!」とか、「一人少ない!」というのは毎年あるんです。
テクニカルなミスなのですが、これは反省しないと・・・

1時間半の授業はあっという間に終わりました。
途切れることのないテンションで乗り切りました。
教室は熱気にあふれていました・・・というか暑かった!

そうなんです。
最近、ベラルーシはなぜか暑いんです。
朝はそこそこ涼しいのですが、昼は28度ぐらいまで気温が上昇。
半袖で出かけないと、昼頃には激しく後悔します。



昨日の授業には私の知り合いの娘さんが来ていました。
今年の春、彼女からSNSで日本語が勉強したいというメッセージが来て。
「私の父はアナトリーです。父からあなたの話をよく聞いていました」
それに対して、私は「お父さんによろしく伝えてください」と書いたところ、「父は今年、亡くなりました・・・」。

アナトリーさんとは一緒に仕事をした仲です。
彼はスタジオを持っており、そこで私が仕事で自分の声のレコーディングをしていたのです。
芸能関係のプロデューサーでもありました。

私が録音しているとフラッと現れて、冗談ばかり言って、場の空気を和ませてくれました。
時々、買ってきてくれたチョコレートのカップケーキがおいしかったのをよく覚えています。

一度だけ、5年ほど前に偶然町で会ったことがありました。
その時は「ぜひ今度食事に行こう」と言っていたのですが、その目的は果たすことはできませんでした。
やはり行ける時に行っておくべきだったなあと後悔しています。
でも、まだそんな年でもないだろうに・・・

その彼の娘さんが日本語の勉強に来るというのも感慨深いものがあります。
しっかり日本語を勉強してもらうことが彼に対する供養にもなるかな、なんて思っています。


おとといの夕方、突然知らない女の子から電話が。
女の子「元気? 私のこと、覚えてる?」
ベラルーシでは電話で名前を言わずにいきなりこういう質問を投げかけてくる人が時折います。

でも、これって、ちょっとドキッとしません?
声だけ聴いて、「誰だっけ?」と考えてはみたものの、やはりそれだけでは全く分からず。

女の子「マリーナよ!」
はぐれミーシャ「マリーナと言っても、俺の知り合いはマリーナはすっごい多いから・・・」
苗字まで聞いて、やっとどのマリーナかわかりました!
14年前、ミンスクからバスで40分ほどのところにあるアクサコフシナの病院で折り紙を教えた子どもだったのです。

03020010これは2001年4月26日の写真です。
真ん中の赤い服の子がマリーナちゃん。
本当に楽しそうな顔をしています!
彼女はすごく私になついてきて、私が病院にいる間、本当に楽しそうにしていたので、非常に印象に残っていた子でした。
その後も文通をしていたのです。

03020009ちょうどこの日はチェルノブイリ事故のあった4月26日だったので、みんなで病院の前の道路にチョークで絵を描きました。
彼女はチェルノブイリ原発をそのまま描いていました。
それもすごく印象に残っています。

時々、彼女のことを思い出して、SNSで彼女を探したりしたのですが、全然見つからなかったのです。
それが突然の電話!
とてもびっくりしました。

彼女は自転車競技のプロ選手になったのですが、怪我で引退。
つい最近、結婚したということでした。

それにしても、14年も経って連絡をくれるのはうれしいなあ。
SNSで私を見つけてメッセージをくれる元子どもは時々います。
中には医者になった女の子もいます。
そういえば、彼女も結婚したんだよなあ。
ずいぶん時間が経ったんだなあと感慨深いものがあります。


こんな感じで私の新学期は始まりました。
9月からの前期は全く休みなし。
つまり、月曜日から金曜日まで毎日大学で授業があるのです。
そして、私は個人教室で土日は朝から晩まで授業。
つまり、完全な休みは一日もないということになります。
大丈夫だろうか・・・

でも、やるしかないのだ!!!
気合で乗り切るしかないですね!!!
がんばります!!!

akiravich at 02:30コメント(2)トラックバック(0) 

2015年06月02日

こんにちは。
はぐれミーシャです。
ご無沙汰しております。

ミンスクもだいぶ暖かくなってきました。
でも、時折肌寒い天気になったりと、油断はできません。

先週は翻訳の仕事がポンポンポンと三つも立て続けに入ってきて、結構苦労しました。
水曜日などは朝の6時まで仕事をしていました。
ベラルーシでは締切がタイトな注文が多いので、大変です。

さて。
最近、日本のテレビ番組で、外国で日本語を学ぶ大学生が紹介されていました。
日本語教師の視点から見ると非常に気になることが。
まず、とにかく発音が悪い。
「〜してー、」という風に「、」の前に当たる音節や助詞が全部間延びしているのですが。
例えば、「昨日はー、日本語をー勉強してー、寝ました」という感じです。

文法的にも微妙。
例えば、こんなフレーズが。
「大事にしてるから、誰も取らないようにしています」
「取らない」ではなく、「取られない」じゃないといけないところですね。

しかし。
私たち日本人はそういうところは非常に寛容。
番組のナレーションもその学生を「日本語が堪能な○○さん」と紹介していました。

その大学生が私の学生だったら、徹底的に直してあげたいところです。
でも、あそこまでくせがついちゃうと、直すのは非常に難しいでしょう。

そう。
日本人は外国人の日本語に非常に寛容だと思います。
外国人がちょっと日本語が喋れるだけで、「日本語、ペラペラですね!」「すごいですね!」と言ってくる。
某番組でも外国の空港に到着して、タクシーに乗ろうとしたとき、運転手が片言の日本語で「こんにちは」と言っただけで、「日本語上手ですね!」と言っているのを聞いたことがあります。

私のある学生はあまりにも日本人に褒められるので困ると言っていました。
学生「あそこまでいくと、ほめられると言うよりはむしろバカにされているような気がしてきます」
実際、その学生の日本語はかなりのレベルですが、いくら勉強しても間違いは残るもの。
その学生は日本人にはもっと間違いを直してほしいと言っていました。
確かに、直してもらった方がもっと成長できるでしょうし。



昨年9月、大前研一先生率いる「向研会」の方々がベラルーシを視察に訪れました。
大前研一先生と言えば、経営の世界では皆が知っている大人物。
いらっしゃる数日前に、旅行会社から連絡があり、ご一緒することになりました。

ご一緒すると言っても、通訳ではありませんでした。
視察は全て大前先生ご自身が英語の通訳を行う形で、ロシア語通訳の私は全く出番がなかったのです。
私の仕事はガイド。
市内観光のときにバスの中でベラルーシの話をしたりするのです。

ホテルで向研会の方々をお待ちしている間、先乗りしてきた旅行会社の方にいろいろと指示を受けました。
大前先生のような大物の方々のグループなので、いろいろと気配りが必要だということなのでしょう。

向研会の方々がリトアニアからバスで到着したのは夕方。
部屋に荷物を置いてバスに戻り、すぐにミンスク観光に出発しました。

大型バスの運転手のわきに私は陣取り、私の後ろには大前先生。
正直、私はド緊張していたのですが、いつも通りにやろうと思い、思い切ってベラルーシのことを話したり、ミンスクの町を案内したりしました。

私が話し始めてすぐ、大前先生からいろいろな質問が。
ベラルーシのことや、私の日本語教室のこと。
時折、「マイク」とおっしゃり、私がマイクを渡すと、ベラルーシについてご自身でご説明されていました。
いろいろと気さくに話しかけてくださったので、非常にうれしかったです。

夕食の会場となるレストランに着くと、私は飲み物の注文などを取りに走り回りました。
ところが、しばらくすると、旅行会社のツアーコンダクターの方が私のところへ来て、「ちょっとこちらへお願いします」。
私が「何があるんですか?」と聞くと、「まあまあ、こちらへ」

導かれた先には大前先生が!!!
私を手招きして、「ここに座って。いろいろ話を聞かせて」。
えええ!!! 信じられない!!!
緊張したまま、私は大前先生の質問に答えたり、同じテーブルになった会社の経営者の方々とお話をさせていただきました。
私にとっても非常に勉強になる話ばかりでした。

次の日も視察は続き、最後の夕食。
皆さん「ベラルーシの若い人たちと直接話してみたい」ということで、私の学生9人を夕食に招待してくださいました。
ベラルーシ人の日本語学習者は私や日本人留学生ぐらいしか日本語で話す相手がおらず、このときのように大人数(70人ほど)の日本人に一度に出会うことはありません。
ましてや、経営の仕事をしている日本人の人たちと話すようなチャンスは全くないのです。
私も学生たちも夕食に招待していただいて、本当に幸せでした。

テーブルを挟んで大前先生の向かいに座ったリディアちゃん。
あまりにも緊張しているので、「大丈夫?」と聞いたら、「私、大学で大前先生の本を読んで勉強したんです」。
彼女は大学で経済・経営を学び、今の仕事もその方面。
彼女にとっては神様のような人が目の前にいるわけですから、無理もありません。

後日談ですが、夕食に招待されたアリョーナちゃん。
その日、彼女がうちへ帰った時、父親に「今日は誰に会ったんだい?」と聞かれ、「大前研一先生」と答えると、父親は「えええ!!! 本当か!!!」と腰を抜かさんばかりにびっくり仰天。
彼女のお父さんも大前先生の本を読んだことがあり、とても尊敬しているのだそうです。

夕食ではそれぞれのテーブルに学生が座って、多くの方々と交流させていただきました。
私は旅行会社の人たちと打ち合わせをしたりしていたのですが、参加者の方々が私のところへ来て、お話をしたり、名刺をくださったりしました。

そのとき、数人の方にこんなことを言われたのです。
「先生の学生の日本語はきれいですね」
中には「今どきの若い日本人なんかより、ずっと日本語がきれいですよ」と言って下さる方も。

「上手ですね」ではなく、「きれいですね」。
私はうれしくて、涙が出そうでした。
というのは、これこそが私が求め続けてきた道だったからです。

ただ日本語で話すだけだったら、ぶっちゃけ誰でもできると思うのです。
片言で「コンニチハ」と言っても、日本人には褒められてしまいますし。
日本人は外国人の日本語に関しては「通じればOK」という感覚でいる人が多いのではないかと思います。

しかし、それではダメだと思うのですよ。
外国人だからタメ口が許されるなんてことはないと思うのです。

私は学生たちに正しい日本語を話すように指導してきました。
間違いがあれば、ドンドン直します。
日本語教育では「正確さ」よりも「流暢さ」を求める傾向が強く、多少間違いがあってもたくさん話すことが良しとされることが多いのです。

私はその流れには常々反対してきました。
「通じればいい」、それだけでいいのであれば、教師はいらない。
流暢なのは結構だけど、日本語が正しいに越したことはない。
勉強を始めて1、2年の学生にたくさんしゃべることを求めるのは、生まれたての赤ちゃんに演説を求めるようなものだと私は思っています。

「先生の学生は日本語が上手ですね」と言われることはよくありますが、「日本語がきれいですね」と言われて、私はこれまでの仕事が報われた感じがしました。
自分がやってきたことは間違っていなかった、と。

夕食の最後の方に、大前先生は学生と出会った感想やベラルーシの印象などを語られました。
その中で「この学生さんたちに『日本人作家で誰が一番好きですか?』と聞いたら、みんな『太宰治です』って答えるんですよ。先生(←私に向かって)、もうちょっと明るい文学作品を読ませてやってください」。
太宰治はドストエフスキーが生まれたこのロシア語圏のメンタリティーに合っているのか、私の学生の中には太宰が好きだという学生が多いのです。
今度はもうちょっと楽しいのも読ませてみます。

そして、大前先生は学生全員を前に呼び、学生たちをほめてくださいました。
しかし、ただほめてくださっただけではありませんでした。
「一つだけ注意してもらいたいことがあります。自分の名前をはっきり言うこと!」。

確かに。
ベラルーシ人の学生は自分の名前をロシア語の発音そのままで言ってしまうことが多く、日本人の耳には早口に聞こえます。
それに、ロシア語の名前自体に慣れていないと、いきなり聞いても認識できないということがあるのです。
私も大前先生に言われて初めて気づきました。
これからは学生ともども気をつけます!

その日の夕食は学生たちにとって、かけがえのない思い出になりました。
今でも、学生たちとはあの日の話をすることがあります。
みんな「あの時は楽しかったです!」と。
大前先生、私や学生たちに貴重な機会を作ってくださり、本当にありがとうございました!!!



私はこれからも学生たちが正しい日本語が話せるように教えていきたいと思います。
そして、その学生たちがベラルーシと日本の懸け橋となるような人物になることを期待しています。
学生たちと一緒にがんばっていきます!!!

akiravich at 11:34コメント(9)トラックバック(0) 

2015年03月16日

こんにちは。
はぐれミーシャです。

今日も忙しく働いています。
今、授業の合間の休憩時間です。

今日はうちの奥さん、ベロニカちゃんの誕生日!
でも、授業があるので・・・
授業が終わったら、すぐに帰ってみんなでお祝いです!!!

最近はちょっと硬い話題が多かったので、今日は軽い話を。
相変わらず、うちの学生たちの間違いはなかなか面白いのがあって・・・

私は先々週からずっとひげを伸ばしていました。
それは原爆詩の朗読に合わせて、見た目も少し変えてみようと思ったからです。

先々週の金曜日のこと。
20時からの授業。
とてもかわいい学生、アリーナちゃんが教室に入るなり、ニコニコ顔で私を見て・・・
「先生! ハゲですね!!!」

最初、私はギクッとしました。
もちろん、私はまだまだ髪はあります。

ちょっと考えて、なぜそんなことを言ってきたかわかりました。
はぐれミーシャ「それってさあ、『ひげ』と間違えていない?」
アリーナちゃん「えっ!? あああああ!!!!! すみませーん!!!!!」



学生にいきなり「ハゲ」と言われて、びっくりしましたよ。
たとえ本当にハゲだったとしても、先生に「ハゲ」と言ってはいけませんよ!!!

明日は休み!
でも、大学の会議!
それから、ベロニカちゃんと食事に行きます!!!

akiravich at 00:07コメント(0)トラックバック(0) 

2014年11月17日

こんばんは。
はぐれミーシャです。

疲労困憊です。
日曜日の夜は一週間の疲れがドッと出ます。

昨日は朝から鼻水が出て、授業をするのが辛く、夕方の授業はキャンセルしてしまいました。
うちに帰ってゆっくり休んだのですが、そうしたら今日の朝は全然鼻かぜもなく、全然元気になっていました。
ある学生の話では、疲れがたまると風邪っぽい症状がでるとのこと。
そうなのかな?

最近はベラルーシの秋らしい天気が続いています。
どんな天気を「秋らしい」と言うのかというと、鉛色の曇り空。
太陽なんか全然みることができません。

そんな天気が続くとウツっぽくなる人もいます。
そりゃ、そうだ。
これはあまりにも陰鬱だし・・・
チャイコフスキーのピアノ曲「四季」の10月を聴いていただければ簡単にイメージができますよ

そんな天気は私にも影響しているのか、最近、学生たちを叱ることが増えたなあという感じがします。
9月は新学期ということもあってか、みんなやる気に満ちているんですが、時間が経つにつれて雰囲気がだれてくるんです。
それを引き締めないと、そのままズルズルと状態が悪くなることがあります。

でも。
それにしても、ちょっと叱り過ぎかなあ。
今日も夕方のグループはずっと暗い雰囲気で授業が進みました。
うちで勉強してこなかった学生が授業をストップしてしまうことに対して、私も腹を立てましたし、頑張って勉強している学生も怒っていました。

そんな中。
割と好調なのが、一番キャリアが長いグループ。
5〜6年勉強しているグループです。

みんな頑張っているので、私も教えていて楽しいです。
ちょっと前はかなり雰囲気が悪かったのですが、数人の学生が加入して雰囲気がガラッと変わりました。

そして、一週間に一回、文法だけを勉強するグループも好調です。
まあ、そのキャリアが長いグループとメンバーはほとんどかぶっているのですが。

この前の授業で、こんなことが。
その文法の授業の宿題では、習った文法を使って、例文を完成させるという課題があります。

そこで「〜ときたら」という文法がありました。
例えば・・・
うちの子どもときたら、勉強しないでゲームばかりやっている。

その文法を使った例文を完成させる問題。
あいつの作るスパゲッティときたら、                


普通に考えれば・・・
あいつの作るスパゲッティときたら、まずくて食べられない
あいつの作るスパゲッティときたら、ひどくて食べられたもんじゃない

こんな例が考えられますよね?

しかし。
ある学生が作った例は・・・
あいつの作るスパゲッティときたら、ゴミの味がするんだよ

どんなスパゲッティやねん!!!
ゴミの味って、どうやったら出せるのよ!!!


この文を見た時、私は思いっきり笑ってしまいました。
他の学生たちにも「どこでゴミの味を知ったの?」「ゴミ食べたことあるの?」と散々突っ込まれていました。

今も書きながら笑っちゃってます。
ぼーく、ぼーく、笑っちゃいます(←風見しんご風)

では、また!

akiravich at 04:40コメント(0)トラックバック(0) 

2014年11月11日

こんばんは。
はぐれミーシャです。

今日は休みでした。
日本時間ではもう火曜日ですが、こちらの時間ではまだ月曜日です。

今日は朝からちょっと仕事をして、それからは勉強していました。
いろいろと勉強しないといけないことがあるのです。
結局、あまり休めてはいないのですが、自由に時間が使えるというのはありがたいことです。

土日は一日中、授業をやっているので疲れます。
それ以上に、誰かと一緒にいるのが辛くなります。
月曜日は一人でいたいなあと思うのです。
今日は龍二くんは幼稚園、ベロニカちゃんは仕事でずっと外に出ていて、私はうちに一人でいました。

ずっと一人でいると、夕暮れ時はさびしそう〜♪(←NSP)になってきて。
そんなときに龍二くんとベロニカちゃんが帰ってきます。
そして、やっぱり家族っていいなあと思うわけです。

昨日は私のところに珍しい人が来ました。
それは以前、私のところで勉強していたオレグくん。
ニックネームはガンダム。
5年ほど私のところで日本語を勉強して、今は外国に住んでいます。
金曜日の夜、突然、彼から「先生にお土産を持ってきました!」と連絡が来たのです。

彼は日曜日の19時、私の授業が終わるタイミングで教室にやってきました。
学生たちが全員教室を出たところで、彼は元気に「こんばんは。ハードゲイで〜す!!!」と言いながら、教室に入ってきました。
全然変わっていなくて、安心したぜ!!!

何か用事があったのかなと思ったら、ただ単に会いに来てくれただけでした。
そういうほうがうれしいですよね。
逆に、用事がないと何も連絡してこない人がいて。
何かしてもらいたいときだけ、都合よく連絡してくる人いますよね(←私自身もそうしていないか、気になってきた・・・)。

彼からのお土産は5リットルのビール!!!
国境で警備隊の人に、「でかすぎだろ!」と注意されたそうです。
これは一人で全部飲むのは無理だな・・・

IMG_0804[1]そして、二人で飲みに行きました。
ピッツェリア「アムステルダム」です。
大型スーパー「コロナ」に入っている店で、以前から行ってみたいと思っていたのです。
ピッツァは思ったよりおいしかったです。
かなり薄い生地で。
黄緑の野菜はポロねぎです。

IMG_0806[1]ガンダム、いい男になったなあ。
元々、そこそこかっこいいし。
話をしても、この数年間でだいぶ大人になった気がします。
いろんな出会いを重ねてるんだなあ。
昔を知っているだけに、感慨深いものがあります。

そういえば、彼はこのブログにも何度か登場しています。
2010年6月13日「ベラルーシのアニメおたくの家にようこそ!」
この記事では彼のコスプレが見られます!!!

彼は相変わらずアニメおたくのようです。
一日2時間はアニメを見ているそうです。
勉強で忙しいから、2時間しか見られないと言っていました。
十分長いような気もしますが。

彼は日本語はかなりできます。
私が教えた学生の中でもかなりできるほうです。



あるとき、私はある学生に言いました。
はぐれミーシャ「普通さ、学生が日本語が上手だったりすると、『あなたの先生はいい先生なんですね』と言われそうなものだけど、俺の学生の場合、『上手になったのは学生の力』と思っている日本人が多いような気がするんだよね」
学生「そうですね・・・それは確かにありますね・・・」
その学生の場合、それは実際に感じるような場面があったそうです。

私のことを色眼鏡で見ている人はいます。
以前、コメントで誰かが「あなたは敵が多いようですね」と書いてきた人がいましたが、そんなことは全くありません(←このブログだけを読んでいると、そんな印象を受けるかもしれません)。
ただ、私のことを全然知らないくせに、そして私の授業を見たこともないくせに、いろいろと言う人がいるのです。

そういう人たちにはわからないでしょうが、私と学生たちの中には「一緒に頑張ってきた」という意識があります。
つまり、学生が上手になったのは、先生がよかったからでも、学生がよかったからでもなく、一緒に頑張ったからということなのです。

よくある会話。
学生「ここまで来れたのは先生のおかげです」
はぐれミーシャ「いや、それは君が頑張ったからだよ」
お互い心からそう思い、それを言葉にできる関係、何物にも代えがたいものです。

一緒に歩んできた道のりがあり、その道が日本へと続いていく。
そんな学生たちと日本で会って、酒を酌み交わすのは私にとって至福の時です。

中には「私は将来、日本には住みません。アメリカに行きたいです」という学生もいます。
それもいいじゃない!!!
はぐれミーシャ「アメリカでも日本語がきっと役に立つよ!!!」
学生「そうですね!」

キレイごとを言うようですが、要は学生たちが幸せになれればいいのです。
日本に住もうが、アメリカに住もうが、彼らが自分の場所を見つけられればいいと思っています。


最近、もう一つうれしいことがありました。
2年前に、事情があって日本語をやめた女の子が帰ってきてくれたのです。
2012年9月14日「Lちゃんの応援歌」

先週の木曜日、彼女は授業に来ました。
涙が出るほどうれしかったです。
彼女の事情を知っているだけに、もう会うことはないのかなと思っていたので。
仕事も忙しくて大変だろうに・・・
それでも日本語を勉強しに来てくれる学生がかわいくて仕方ありません。


これからも学生たちと一緒に歩いて、いや、走っていきますよ!!!

akiravich at 04:56コメント(0)トラックバック(0) 
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